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【伊吹雅也】ー本質を見抜く的確なデータ分析
ウマニティ、JRA公式HPをはじめ、多数の競馬媒体で鋭い見解を披露。独自、かつ的確なデータ分析で目から鱗の穴馬を推奨する伊吹雅也プロに朝日杯FSの予想についてお聞きしました。
―変則京都開催ですが、予想の組み立てに役立つデータがあればお願いします。
先月末にリリースした新刊『ウルトラ回収率2025-2026』でも指摘したとおり、京都競馬場がリニューアルオープンした後の京都芝1600m外は、8枠に入った馬の好走率や期待値が高いんですよね。
―意外な傾向です。
2023年1回京都~2024年7回京都(12月8日終了時点)を集計対象にすると、「枠番が8枠、かつ前走の出走頭数が12頭以上、かつ馬齢が5歳以下」の馬は、3着内率が43.6%、複勝回収率が156%でした。
―対象期間の長いなか、156%は食指が動きますね。
2024年11月17日のマイルCSでは、7番人気単勝オッズ18.9倍のエルトンバローズが2着に食い込みましたし、2024年12月7日のリゲルSでも、2頭しかいなかった該当馬がワンツーフィニッシュを決めています。
―朝日杯FSでも外枠に入った馬に注目したいです。過去10年のデータを見ると、サウジアラビアRC組やデイリー杯2歳S組など、前走マイル重賞組がよく走る印象です。京都でもこのステップを重視するべきでしょうか。
私はこのファクターにそれほど注目していませんでしたが、もちろん前走が1マイルの重賞だった馬には相応のアドバンテージがあると見るべきでしょう。ただし、2018年以降の過去6年に限ると、前走が1600mのJRA重賞、かつその前走で2着以下に敗れていた馬は[0-1-0-12](3着内率7.7%)。前走の1マイル重賞で敗れていた馬が巻き返した例はほとんどありません。
―2着も含めですか。なかなかシビアですね。非重賞組からミュージアムマイルが人気を集めそうですが、馬券的にどう扱う予定でしょうか。
それなりに重いシルシを打とうと考えています。“JRAの、1500m超の、オープンクラスのレース”において1着となった経験がない馬は、2018年以降[1-3-3-70](3着内率9.1%)と期待を裏切りがちです。
―ミュージアムマイルにとってマイナスデータですね。
ただし、このうち前走の着順が1着、かつ前走の2位入線馬とのタイム差が0.5秒以上だった馬は、2018年以降[1-0-2-2](3着内率60.0%)でした。前走を完勝して勢いに乗っていますから、実績や距離適性についてはそれほど心配しなくて良いはずです。
―なるほど、1勝クラスとはいえ、前走は2着に0.5秒の楽勝でした。さて現状、軸としてはどの馬を考えていますか。
アルテヴェローチェは、素直に信頼して良さそうです。“JRAの、1500m超の、オープンクラスのレース”において1着となった経験がある馬は、2018年以降[5-3-3-8](3着内率57.9%)と堅実でした。今年はこの条件をクリアしている馬がほとんどおらず、メンバー構成に恵まれた印象です。
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―反対に人気サイドで強調できない馬はいるでしょうか。
出走数が3戦以上、かつ“JRAの、G1・G2のレース”において1着となった経験がない馬は2018年以降[1-0-0-53](3着内率1.9%)。格の高いレースを勝ち切っていた実績馬を除くと、キャリア3戦以上の馬は苦戦していました。アルレッキーノなど、この条件に引っかかっている馬は割り引きが必要です。
―G2以上勝ちがなく、さらに相手強化となれば苦しくなりますね。穴として期待できそうな馬がいればお願いします。
アドマイヤズームは面白い存在かもしれませんね。出走数が2戦以内の馬は2018年以降[4-4-5-21](3着内率38.2%)。もともと1歳時のセレクトセールで1億2650万円の値が付いた馬ですし、激走を警戒しておくべきでしょう。
―川田騎手というのも不気味ですね。個人的に、連勝中のニタモノドウシが気になりますが、いかがでしょうか。
今のところシルシを打つ予定はありません。“同年10月以降の、JRAの、芝のレース”において“着順が1着、かつ上がり3ハロンタイム順位が2位以内”となった経験のない馬は、2018年以降[0-1-0-56](3着内率1.8%)と不振。9月以前のレースしか勝っていない馬は疑ってかかるべきでしょう。
―今回4カ月ぶりは引っかかりますね。
ちなみに、前走のクローバー賞で2~4着となったJRA所属馬3頭は、各々の次走でそれぞれ6着以下に敗退。ハイレベルな一戦だったとは言い難い点も気になります。
―レースレベルも微妙ですか。厳しいかもしれませんね。では最後に、挙がった馬以外に注目馬がいればお願いします。
パンジャタワーはキャリア2戦で、11月2日に行われた前走の京王杯2歳Sを快勝しました。距離適性に不安が残るものの、そのあたりはオッズに織り込まれるでしょうから、今年のメンバー構成なら無理に嫌う必要はないと思います。
取材後記:格の高いレースを勝ち切った経験は、重要になりそうですね。伊吹さんの『ウルトラ回収率2025-2026』が絶賛発売中!Amazonでも買えます!
【夢月】ー高精度の数値化が生み出す至高のデジタル予想
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―予想のポイントからお願いします。
勝ちっぷりや伸びしろを根拠に、人気想定の無敗馬を適切に取捨選択できるかだと思います。また、どの馬もキャリアが浅く、噛み合えば一気のパフォーマンスも上昇ありえるため、不利や若さなどで力を出し切れていない馬を見つけていきたいです。
―開催後半の馬場はどう見ますか。
今週からDコースに替わりますが、馬場の傷みに蓄積があるため、後半ガラっと外差しになるかもしれません。そのあたりは、当日ほかの芝レースも注視したいです。
―サウジアラビアRCから勝ち馬アルテヴェローチェを含め、3頭が出走予定です。この組をどう見ていますか。
レースを振り返ると、デビュー戦と違いタイセイカレントが後手を踏み、人気上位のアルテヴェローチェとアルレッキーノは行きたがる面を見せ、なだめることに専念していました。
―結果、4角後方から2頭のワンツーでしたね。
少頭数としてはペースが流れ、差しが決まりましたよね。とはいえ、アルテヴェローチェはかなり折り合いを欠いていました。また、先団から最後方付近まで下がる乗り方はスムーズとは言えず、先を見据えながらの強い競馬だったと思います。
―折り合えればという感じでしょうか。
学習して折り合えるといいんですけど、前回は少頭数だから出来た芸当ですし、こればかりはどうなるかわかりません。
―2着タイセイカレントはいかがでしょう。
出遅れから上手く乗られて巻き返したような印象です。スタートさえ決まれば「アルテヴェローチェに勝てたかもしれない」と思われるなら手を出しづらく、人気的に押さえくらいでしょうか。
―アルレッキーノは1人気5着でした。
これまで強い競馬を見せていたのはかなり緩い流れだったので、ペースが流れて地力が問われる競馬で案外だったのかもしれません。
―ペースアップしそうな多頭数のG1だとやや不安ですか。
サウジアラビアRCは初めての流れにせよ負けすぎた感じで、最終追いで気難しい面も見せていますし、慣れで巻き返しを狙うには不安のほうが大きいです。
―新潟2歳S勝ち馬トータルクラリティの評価をお願いします。
2戦とも僅差の勝利ですが、着差以上に強いレースだと思います。デビュー戦はかなり前残りの流れをトップスピードに乗らずに余力を残して差し切り、前走の新潟2歳Sも直線右鞭で内に切れ込んでしまい、左鞭で修正してもなかなか真っ直ぐ追えなかったので、あれで差し返すのは力がないとできません。相手強化で流れが速くなれば良さが活きそうですし、調教の動きからさらに成長が窺えます。有力な一頭です。
―なかなか高評価ですね。現状、軸まであるでしょうか。
そうですね。粗削りながら伸びしろたっぷりの勝ち方が魅力的です。前走で手前を替えるのに苦労していた感じを見ると、現状右回りが合いそうですし、調教内容から変わり身という意味でも楽しみがあります。
―穴っぽいところで狙えそうな馬がいればお願いします。
トータルクラリティが穴だと嬉しいのですが……、ほかはエイシンワンドでしょうか。前走京王杯2歳Sはプラス14キロと大幅馬体重でしたが、成長分というより、余裕のある作りで思ったより絞れなかった可能性もありそうです。完全に距離適性で負けたと断言できないだけに、巻き返しても不思議はないです。
―最後に非重賞組のミュージアムマイルについてです。人気になりそうですが、通用しそうでしょうか。
能力的に通用するレベルにあると思います。前走の黄菊賞は単勝万馬券のコスモイシュタルが馬券圏内に粘るかなり前残りの展開でした。直線、エンジンが違う走りであっさりとらえると、そのまま余力じゅうぶんで勝ち切ったので、先の明るいレースができたと思います。
―マイルというのが若干気になります。
トップスピードに乗るまで少し時間がかかる印象ですし、距離を延ばしてどんどん競馬が良くなっているだけに、マイルへの距離短縮はマイナスに働く可能性のほうが高いのかなと思っています。潜在能力だけ見れば、勝ち負けできるような馬ですけどね。
取材後記:どの馬を信頼し、どこまで絞れるか。2歳戦は難しいですねえ……。
以上、プロ予想家2名の朝日杯FSの見解と注目馬を紹介しました。お二方の軸馬候補は重賞勝ち馬アルテヴェローチェ、トータルクラリティでした。それでは、また来週お会いしましょう。
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