アドマイヤズーム(競走馬)

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アドマイヤズーム
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写真一覧
現役 牡3 鹿毛 2022年2月28日生
調教師友道康夫(栗東)
馬主近藤 旬子
生産者社台ファーム
生産地千歳市
戦績 3戦[2-0-0-1]
総賞金7,776万円
収得賞金3,900万円
英字表記Admire Zoom
血統 モーリス
血統 ][ 産駒 ]
スクリーンヒーロー
メジロフランシス
ダイワズーム
血統 ][ 産駒 ]
ハーツクライ
フォルナリーナ
兄弟 ダノンブレットヴィアメント
市場価格1億2,650万円(2023セレクトセール)
前走 2024/12/15 朝日フューチュリティ G1
次走予定

アドマイヤズームの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
24/12/15 京都 11 朝日杯FS G1 芝1600 16129.151** 牡2 56.0 川田将雅友道康夫 468
(+2)
1.34.1 -0.433.6ミュージアムマイル
24/11/10 京都 3 2歳未勝利 芝1600 14583.821** 牡2 56.0 川田将雅友道康夫 466
(+2)
1.33.9 -0.535.0オールザレイジ
24/10/05 京都 5 2歳新馬 芝1600 15232.714** 牡2 56.0 川田将雅友道康夫 464
(--)
1.34.7 0.334.9テレサ

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編集部(以下、編) 先週の3日間開催は、厳しい結果に終わってしまいました……。

新良(以下、新) 見事に外しまくりましたね。申し訳ないです。

編 勝負事に「波」や「流れ」は付きものですから、「そういうこともある」と割り切りましょう。

新 そうですね。年末の調子がよかったので、スタートダッシュを決めようとして気負ってしまったのかもしれません。気持ちを切り替えたいですね。

編 はい。今年はまだ始まったばかり。ここからギアを上げていきましょう。

新 頑張ります。口だけでなく、ちゃんと結果で示したいです。

編 期待しております。今週は日曜日に2重賞が組まれていて、土曜日に重賞の開催はありません。どのレースに狙いを定めましょう?

新 買いたくなる乗り替わりがありましたよ。中山9Rの菜の花賞です。

編 メインではなく、3歳牝馬限定1勝クラスの一戦ですか。なかなか渋い(笑)。結論が気になるところです。

新 私が注目したのは、松山弘平騎手から戸崎圭太騎手に乗り替わる④キスアンドクライです。

編 松山騎手は今年絶好調で、目下全国リーディング1位。一方の戸崎騎手は、言わずと知れた関東のトップ騎手で中山巧者。なんとも豪華な乗り替わりですね。

新 本当に豪華です。現時点のリーディング順位は松山騎手のほうがだいぶ上ですが、年明けすぐの成績なので気にする必要はなし。もちろん、戦力ダウンすることはありません。

編 むしろ中山なら戸崎騎手のほうが……。そんな気もします。

新 そのイメージで問題ないでしょう。乗り慣れているうえに、しっかり結果を残している。こんなに頼もしいジョッキーはなかなかいませんよ。

編 やはりそのへんは、数字にも表れていますか?

新 中山芝1600mにおけるコース勝率は2022年以降、14.6%と優秀で、勝利数はメンバー中2位につけています。先週は同じ舞台のフェアリーSエリカエクスプレスで制していますし、得意意識しか持っていないでしょう。

編 実績は文句なしで、近況の勢いも十分。何も心配はなさそうです。

新 この条件では、ルメール騎手以上に評価していいと個人的には考えています。

編 馬の評価はいかがでしょうか?

新 この馬、じつはかなり強いと思っていますし、現3歳世代の出世パターンにも合致しているんですよ。チャンスはおおいにあるとみています。

編 その出世パターンを具体的に教えてください。

新 京都芝1600mで勝ち上がった馬のその後のマイル戦での結果がすごいんです。極端に上がりを要していなければ、重賞でもバンバン好走しています。今のところ、トータルクラリティアドマイヤズームエリカエクスプレスリラエンブレムと、4頭が重賞を制しました。

編 それは驚異的な確率ですね。

新 キスアンドクライの勝ちタイムはフェアリーSを勝ったエリカエクスプレスよりもコンマ1秒速く、上がり3ハロンはなんと1.1秒も速いタイムを出しています。良と稍重の差はありますが、エリカエクスプレスフェアリーSでの楽勝ぶりを見れば、キスアンドクライが1勝クラスを勝つのはそんなに難しい話ではないと考えるのが妥当でしょう。

編 前走は単勝66.0倍での勝利でしたが、決してフロックではなさそうですね。でも、今回はそんなに人気にならないと思います。

新 もともと天皇賞(秋)週に牝馬ながら東京に遠征してデビューしたほど期待されている馬ですし、輸送競馬を経験しているアドバンテージもあります。おっしゃるとおり、配当妙味は十分で、まさにここが買い時です。今週も戸崎騎手の絶妙な手綱捌きに期待しましょう。


★その他の注目乗り替わり★
中山7R ④メテオールライト北村宏司→ルメール)
中京10R ⑨アメリカンビキニ(ムーア→坂井瑠星
中京11R ⑪ヘルモーズ(C.デムーロ→M.デムーロ

【京成杯 プレビュートーク】3.1億円の期待に違わぬ走り キングノジョーが出世レース取る 2025年1月14日(火) 10:37

南 シンザン記念アルテヴェローチェは2着。馬単△△→◎で3日間開催を締められたで。

村瀬 ボクの◎タイセイカレントは5着。武豊Jは斜行で25日から開催4日間の騎乗停止になっちゃいました。勝ったリラエンブレムは強かった。父キズナならクラシックでも注目かな。

南 そやな。

村瀬 今週からは通常モードで、中山では3歳GⅢ。去年はダノンデサイルが勝ってダービー制覇につなげました。今思えば2着アーバンシック菊花賞Vだから超出世レースでしたね。

南 もう1年なんやなあ。早いもんや。

村瀬 今年はキングノジョーに◎。ルメールJも復帰しますしね。

南 新馬は圧巻やった。そやけど2戦目でいきなりはどうやろ。

村瀬 ジャスティンパレスの半弟でハンマープライスは3億1000万円! 初戦はその期待に違わぬ走りでしたよ。直線でちょっと狭くなったけど、前が開いたらすごい伸び。結局ノーステッキでしたからね。

南 大物感はあるな。

村瀬 ええ。陣営はまだ完成はかなり先との見立てのようですが、素質馬だからこその長い目での話。あの競馬ができたうえで上積みがあれば、ここでも十分にやれるでしょう。

南 大物感ゆう意味では◎パーティハーンも負けてへんで。初戦はクビ差で落としたけど、2戦目が逃げて5馬身差の圧勝。アドマイヤズームを未勝利勝ちからGⅠホースに導いた友道厩舎やしな。この馬もGⅢなら足りるはずや。

村瀬 こちらもハンマープライス2億7000万円。高額だからって走るわけじゃないけど、フォームとか見てるとさすがの美しさ。控えても競馬ができますしね。

南 「順調。今の時期の重賞なら力は足りていい。コースも合いそう」とトレーナー。一気の重賞勝ちに期待したいとこやな。

村瀬 同じく未勝利勝ちのインターポーザーもいい脚が長く続くし、ゲルチュタールはレコードの葉牡丹賞で2着。大型馬だけに上積みはまだありそうですよ。

南 今年もクラシックに直結するかも。見逃せへんな。

(夕刊フジ)

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【2025年JRA・GⅠ路線を占う】牡馬クラシックはホープフルS制覇のクロワデュノールが主役 2025年1月1日(水) 07:24

2024年のJRAはクロワデュノールホープフルSで圧巻の走りを披露して、幕を閉じた。朝日杯FSを勝ったアドマイヤズームは早々にNHKマイルC路線に進むことを表明したので、クロワがクラシックの主役を務めそうだ。

ホープフルSは出入りの激しい流れの中、中団待機から3コーナーで進出を開始し、直線で後続を振り切る強い内容だった。心肺能力が高く、流れに左右されずに動いていけるのは強み。同じ舞台で勝ったので当然、皐月賞は主役だろうし、日本ダービーまで楽しめる好素材だ。主戦の北村友騎手が「これからどれだけ成長してくれるか楽しみ」と話しているように、伸びしろも大きい。

ライバル筆頭は朝日杯FS2着のミュージアムマイルか。黄菊賞で2000メートルをこなしているので距離延長は問題なし。いい末脚を使う馬で、クロワとの対戦が楽しみだ。それに続くのがホープフルS2着ジョバンニ。勝ちきれない一面があるので、もうひと皮むけてほしいところ。

復帰が待たれるのは、京都2歳Sジョバンニを下したエリキング。軽度の骨折で戦線離脱しており、日本ダービーには間に合うか。スケールの大きな走りで、底を見せていない点は魅力だ。

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【ホープフルSの注目点】武豊騎手、JRA・GⅠ完全制覇なるか セレクトセール取引馬が好調 2024年12月23日(月) 15:23

ヤマニンブークリエに騎乗予定の武豊騎手 JRA・GⅠ24レースの完全制覇なるか

武豊騎手は、現在JRAで実施されているGⅠ24レースのうち、23レースで計83勝を挙げており(※12月16日現在)、ホープフルSを勝てば史上初のJRA・GⅠ完全制覇となる。同騎手はGⅠ格付け以前のホープフルSで5勝をマークしているが、GⅠとなったホープフルSでも勝利を挙げることができるだろうか。武豊騎手はヤマニンブークリエ(牡、栗東・松永幹夫厩舎)に騎乗する予定。

ヤマニンブークリエは、10月20日の新馬戦では、馬群の中団を追走して直線で差し切ったが、前走の黄菊賞では一転して逃げる形で2着に好走している。GⅠに昇格した2017年以降のホープフルSでは逃げ切り勝ちは一度もないが、武豊騎手とヤマニンブークリエのコンビは、今回はどのような戦法で挑むだろうか。なお、ヤマニンブークリエは、現役時代GⅠ7勝中6勝を武豊騎手とのコンビで挙げたキタサンブラックの産駒で、武豊騎手はJRA・GⅠで初めてキタサンブラック産駒に騎乗することになる。

★母は2010年の牝馬三冠馬アパパネ 新馬→GⅠの連勝を狙うアマキヒ

今年のホープフルSには、アマキヒ(牡、美浦・国枝栄厩舎)、ジュタ(牡、栗東・矢作芳人厩舎)と2頭の1戦1勝馬が登録している。ホープフルSがGⅠに昇格した2017年以降、1戦1勝馬は17年ステイフーリッシュの3着が最高成績だが、今年の1戦1勝馬2頭は新馬→GⅠを連勝することができるだろうか。なお、アマキヒにはC・ルメール騎手、ジュタには坂井瑠星騎手が騎乗する予定。

アマキヒは父がブラックタイド、母が10年の牝馬三冠馬アパパネという血統で、21年の秋華賞アカイトリノムスメの半弟にあたる。アマキヒが勝てば、国枝栄調教師はJRA2歳GⅠ完全制覇となるが、母、姉に続いてGⅠタイトルを獲得することができるだろうか。

★JRA・GⅠ初制覇を目指す丹内祐次騎手 芙蓉Sを制したジェットマグナムに騎乗予定

デビュー21年目の丹内祐次騎手が、ホープフルSでJRA・GⅠ初制覇を目指す。同騎手は今年のJRA競走で888戦69勝という成績を挙げており(※12月16日現在)、騎乗回数、勝利数ともにデビュー以来最高の数字を記録している。丹内騎手は芙蓉S勝ち馬のジェットマグナム(牡、栗東・安達昭夫厩舎)に騎乗する予定だが、初のビッグタイトルを獲得することができるだろうか。なお、ジェットマグナムは通算成績3戦2勝で、デビュー2戦目のコスモス賞(芝1800メートル)では最下位の7着に敗れているが、芝2000メートル戦では2戦2勝という成績。

★昨年は牝馬レガレイラが優勝 登録馬中、唯一の牝馬レーヴドロペラに注目

昨年のホープフルSは牝馬のレガレイラが勝ち、2017年のGⅠ昇格以降初の牝馬による勝利となった。今年登録している牝馬はレーヴドロペラ(美浦・加藤士津八厩舎)だけだが、牡馬を破ってGⅠを制すことができるだろうか。なお、レーヴドロペラは6月2日の新馬戦では最下位の9着に敗れたが、2戦目の未勝利戦を勝ち、その後は札幌2歳S5着、芙蓉S2着という成績を挙げている。

レーヴドロペラを管理する加藤士津八調教師には、JRA・GⅠ初制覇がかかる。同調教師は今年、弥生賞ディープインパクト記念紫苑Sを制し、キャリアハイとなるJRA競走21勝を挙げているが(※12月16日現在)、GⅠを制して飛躍の一年を締めくくることができるだろうか。なお、レーヴドロペラには大野拓弥騎手が騎乗予定。

阪神JF朝日杯FSはセレクトセール取引馬が優勝 ホープフルSには4頭のセレクトセール取引馬が登録

8日に実施された阪神JFを制したアルマヴェローチェは2022年のセレクトセール(当歳)で3000万円、15日に実施された朝日杯FSを制したアドマイヤズームは23年のセレクトセール(1歳)で1億1500万円で取引された(※落札価格はいずれも税抜)。ホープフルSに登録している19頭のうち、セレクトセールで取引された馬はアスクシユタイン(牡、栗東・藤原英昭厩舎)、ジュタ(牡、栗東・矢作芳人厩舎)、リアライズオーラム(牡、栗東・須貝尚介厩舎)、レーヴドロペラ(牝、美浦・加藤士津八厩舎)の4頭だが、このレースでも勝利を挙げることができるだろうか。なお、ジュタは22年のセレクトセール(当歳)において3億2000万円(税抜)という高額で取引されており、ホープフルSを勝てば国内市場で取引された歴代最高額のJRA重賞勝ち馬となる。

また、アスクシュタインを管理する藤原英昭調教師には、JRA2歳GⅠ初制覇がかかる。同調教師はJRA・GⅠで通算11勝を挙げているが、2歳GⅠでは20年朝日杯FSでの3着が最高成績。アスクシュタインは新馬戦→コスモス賞を連勝したものの、前走の札幌2歳Sでは7着に敗れているが、巻き返すことができるだろうか。同馬には横山武史騎手が騎乗する予定。

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【有馬記念2024】あの人気馬はココが不安 引退ドウデュースの引っ掛かる点 ヒントは前走のJCにあり 2024年12月19日(木) 15:00

先週の当コーナーで勃発した(否、筆者が勝手に始めただけですが)、「武豊騎手VS自称ウマニティ内ヒール担当」の戦いですが、先週末の朝日杯フューチュリティSでは、武豊騎手騎乗のアルテヴェローチェが1番人気を裏切り、5着に敗れました。ということで、まず第1ラウンドは無事突破(筆者の勝ち)と相成りました。

ただまあ、ご存知のように朝日杯フューチュリティSの優勝馬アドマイヤズームは、アルテヴェローチェと同じモーリス産駒でした。よって、前回「モーリス産駒は京都芝1600m戦ではイマイチだ」と宣った筆者は、アドマイヤズーム絡みの馬券は一切持たず。キッチリと馬券の戦いには敗れました泣。まあ、そんなことには慣れっこ、気にせず今週もまいります。


さて、先週末の時点ですでにネタバレしている有馬記念の話に移りましょう。ターゲットはもちろん、武豊騎手騎乗のドウデュースです。各メディアの人気予想を見る限り、今年1番人気はほぼ昨年の勝ち馬でもあるこの馬で間違いないでしょう。

当コーナーは、昨年も「目に見えない疲れ」などという謎理論を繰り出して、ドウデュースに挑み、年末の大一番で大恥をかきました。今年は、天皇賞(秋)、ジャパンカップと勝利して有馬記念に挑む以上、昨年よりもドウデュースに「目に見えない疲れ」があるような気がしています。ただ、当コーナー的には2年続けて、同じ“調理“の仕方で同じ馬を同じレースで斬るというのも……。


そんな少々気の引ける思いやら入り混じるなか、前走・ジャパンカップでの成績を見直していたのですが、思いがけない数字が目に飛び込んできました。2分25秒5。そうです、ジャパンカップドウデュースがマークした、東京芝2400m戦における走破タイムです。

昨年のジャパンカップを勝利したイクイノックスが、2分21秒8だったことを考えると、かなり遅いタイムでの決着です。東京芝2400mという距離設定でのG1レースは、このレースの他に、オークス、そして日本ダービーがありますが、今年のオークスを優勝したチェルヴィニアが2分24秒0、日本ダービーを勝利したダノンデサイルが2分24秒3で走っています。ドウデュースは前走のジャパンカップで、今年のオークスやダービーよりも1秒以上遅いタイムで走っていた、ということになります。

もちろん、春シーズンと冬直前の馬場では、芝コースのコンディションに違いがあったという可能性はじゅうぶんに考えられます。それでも3歳馬限定のレースよりも1秒以上も遅いのです。もしかして、出走馬の顔ぶれが豪華だった今年のジャパンカップですが、実はレースレベルはそれほど高くなかったのでは?


そしてこの有馬記念に、そのダービー馬ダノンデサイルが登録している点も、武豊騎手とドウデュースにとっては気になる材料でしょう。ダノンデサイルの鞍上はもちろん横山典弘騎手です。他に人気を譲った時のノリさんは、それはもう怖いですよ~。


どうです?ドウデュース……何となく不安に思えてきませんか。以上が「武豊騎手VS自称ウマニティ内ヒール担当」第2ラウンドの全容となります。この記事を書く前に、ホープフルSの登録馬も見ましたが、武豊騎手が騎乗予定のヤマニンブークリエは微妙な人気となりそうですので、第3ラウンドは恐らく実現しないでしょう。何とか連勝して、この対決を締め括りたいと思っています。でも、ホントはここでの対決の勝ち負けより、馬券を当てて勝ちたいものですが。

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【有馬記念】ダノンデサイルなど社台ファームが放つ4本の矢 吉田照哉代表14年ぶりVに手応え 2024年12月18日(水) 04:56

今年は14年ぶりの日本ダービー制覇など、社台ファームにとって特別な年だったかもしれない。その一年の締めくくりのグランプリにダノンデサイル、スターズオンアース、ベラジオオペラプログノーシスがスタンバイ。4本の矢で14年ぶりの有馬記念Vを狙う吉田照哉代表(77)に手応えを聞いた。



社台ファームの勢いが、年末の大一番を前に加速している。アドマイヤズームが15日の朝日杯FSを快勝し、生産馬は大阪杯NHKマイルCヴィクトリアマイル日本ダービーに続く今年のJRA・GⅠ5勝目。4頭で挑むグランプリを前に、吉田代表は穏やかな笑みを浮かべる。

有馬記念はお祭り。世界で一番馬券が売れるレースなんだから。勝てたらうれしいけどね」

ダノンデサイル日本ダービーを2馬身差で快勝。同ファームに14年ぶりの競馬の祭典Vをもたらした。「BCジュベナイルフィリーズで届かないような位置から2着まで飛び込んできた。体がしっかりしていてパワフル」と高く評価してきた母トップデサイルが、狙い通りに大物を送り出した。

勝負どころでスムーズさを欠いた菊花賞(6着)には「がっかりした」と本音を漏らすものの、「デサイルはもともとすごくいい馬。若いときに牧場で育てた人間が『僕にずっと乗らせてください』と直訴したくらいなんだから。ここにきて、さらにしっかりしてきた」と期待の大きさに変わりはない。「(調教師の安田)翔伍さんは自分で乗って納得してやるタイプ。しっかり形になってきたのだと思う。仕上げは大丈夫じゃないですか。あとは運。ダノンデサイルも距離は大丈夫だし、普通に走れば」と実力発揮を願う。

スターズオンアースは昨年の2着馬。秋初戦のジャパンCは7着に終わったが、「ドバイ(シーマクラシック8着)から間隔があいていたから、前回は1回使いたいというのがあった。この馬はここが本線」と反撃の構え。祖母スタセリタの牝系にも思い入れがあり、「今年フランスでスタセリタの血統(スパークリングプレンティ)がオークスを勝った。その馬がつい先日、セリ(アルカナ・ディセンバー・ミックスセール)に出て500万ユーロで取引された。約8億円。その血統が日本にいるのがすごいこと」と興奮気味に語った。

春の大阪杯を制したベラジオオペラ、海外GⅠで2着3回のプログノーシスはともに「距離が鍵」。初の2500メートルへの対応がポイントになるが、「大崩れしていないし、有馬記念でもそうあってくれたら」と上位争いを見込む。

今年はGⅠでの活躍に加え、6月に関西の前線基地、社台ファーム鈴鹿(三重県鈴鹿市)が開場。周回コースや坂路が充実しているのはもちろん、自然を残した造りが馬にリラックス効果をもたらしている。アドマイヤズーム朝日杯FSの前に短期放牧で調整されていた。現在の50馬房から年内には75馬房に増え、「来年の夏までには160頭くらい入れるようになりますよ」と吉田代表は明かす。

〝4本の矢〟で挑む一大決戦。勝てば2010年ヴィクトワールピサ以来、これまた14年ぶりの勝利だ。充実の一年を、さらに実り多きものにする。(板津雄志)

■吉田 照哉(よしだ・てるや) 1947(昭和22)年11月12日生まれ、77歳。千葉県出身。社台グループ創始者・吉田善哉の長男。慶大経済学部を卒業後、社台ファーム入り。現社台ファーム代表、社台スタリオンステーション代表取締役。

★17日のダノンデサイル

滋賀・栗東トレセンで追い切りに備えて調整。坂路を柔らかなフットワークで駆け上がった。1週前の11日には、栗東CWコースで6ハロン82秒5─11秒1とシャープに伸びて併入。この日、手綱を取った安田調教師は「先週までやってきたことに対する体を含めての対応を見て、あした(18日)の追い切りに向けた準備をしました」と語った。

★社台ファーム

吉田善哉氏が父・善助氏が創業した社台牧場から独立し、1955年に前身となる千葉社台牧場(千葉県富里市)を創業。71年に北海道千歳市に社台ファームを開いた。86年ダイナガリバー日本ダービーを初制覇し、以降も活躍馬を輩出。現在は敷地面積290ヘクタール、繁殖牝馬約600頭を擁する。







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アドマイヤズームの口コミ


口コミ一覧
閲覧 153ビュー コメント 0 ナイス 3

明日の京成杯朝日杯組のドラゴンブーストとコスモストーム異常に人気ないので久しぶりに狙い目な穴馬な感じがします。仮に二頭複勝で買ってどっちかが来るだけで勝ち確

コスモストームにおいてはビリ人気ですからね

朝日杯1着のアドマイヤズームとは1.3差と1.4差で負けてる二頭ですが、朝日杯1番人気で5着で次走のシンザン記念1番人気2着だったアルテヴェローチェとは0.0差と0.1差なんですよね、特にドラゴンブーストは朝日杯ずっと外走ってて最終コーナーもめっちゃ外走っていたのであれだけ不利な状況で7着だったと考えたら10番人気は美味しすぎる気がします。今回も外枠ではありますが、京成杯は朝日杯と違ってコーナーが2回あるのと第一コーナーまでの距離も長いので外枠がむしろ有利傾向にある点も考えたら、問題点は騎手が丹内に乗り替わってることくらい

コスモストームは前走朝日杯16頭中ブービー人気の15番人気で8着ですが、今までダートしか走って来てないのに初めてのG1でいきなり芝を走らされての8着で今回はG3なのにビリ人気とどう考えてもオッズが美味しい

去年は10番人気3着で一昨年は9頭立てでビリ人気2着と比較的荒れやすい傾向にあるでより一層狙い目かなと思います

ドラゴンブースト→コスモストーム、コスモストーム→ドラゴンブーストの馬単だとだいたい15万つくのでこれは強気に買いたいところです。コスモストーム↔︎ドラゴンブーストの馬連だと5万しかつかないので、200円馬連買うなら馬単100円ずつ裏表のが得

あとたまたまだとは思いますが、私の過去最高配当1位と2位ホープフルステークスと皐月賞とどっちも中山2000なのも後押ししている

 正義の魂 2024年12月31日(火) 16:05
良いお年を
閲覧 61ビュー コメント 0 ナイス 3

今年2024年も、私の実馬券収支は、
例によってマイナスとなったが、
アドマイヤズームや、ラヴェル等の活躍で、
マイナス分は、極力抑えることが
できたと思う。

私の体調不良もあって、なかなか
気分よく競馬観覧とは、いかなかったが、
今年も熱戦を観られて、良かったと思っている。

今年も、私の競馬日記をお読み頂いて、
ありがとうございました。

来年も、どうぞよろしくお願いします。

良いお年を。

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 グラニースミス 2024年12月25日(水) 20:29
3択の女王  ~ホープフルS~ partⅡ 
閲覧 484ビュー コメント 1 ナイス 25

クイズダービーの最終問題は
倍率ドンさらに倍だった

最近、坂の上の雲の再放送を見ていたら
おー3択の女王が出演していた

昔は朝日杯を勝てば
最優秀2歳牡馬に選出されていた

がしかし
ホープフルSがGⅠに昇格して一変

2017年 ダノンプレミアム(サウジアラビアRC)
2018年 アドマイヤマーズ(デイリー杯)
2019年 コントレイル(東京スポーツ杯)
2020年 ダノンザキッド(東京スポーツ杯)
2021年 ドウデュース(アイビーS)
2022年 ドルチェモア(サウジアラビアRC)
2023年 ジャンタルマンタル(デイリー杯)

もうひとつOP以上勝ちがないとタイトルは貰えない

そこで気になるのは
アドマイヤズーム
朝日杯のみ

クロワデュノール(GⅡ)東京スポーツ杯2歳S
マジックサンズ(GⅢ)札幌2歳S
マスカレードボール(L)アイビーS
ジェットマグナム(―)芙蓉S

夏季競馬は負担重量55kg
秋季競馬は負担重量56kg


たしか3択の時は、はらたいらよりも倍率がたかかったと思う♪

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2024年12月15日 朝日フューチュリティ G1 1着
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