くりーくの中間調教チェック 2019ヴィクトリアマイル
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こんにちは、公認プロ予想家のくりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に、各馬コメントをしていきたいと思います。
5月12日(日) 東京11R 第14回ヴィクトリアマイル(4歳以上G1・牝馬・芝1600m)
【登録頭数:19頭】(フルゲート:18頭)
<優先出走馬>
デンコウアンジュ(C)中2週
前走で久しぶりの重賞勝ち。パドックでは落ち着きもありドッシリとした感じで、かなり出来は良さそうだった。今回は中2週となり間隔も詰っているので軽めの調整だが、前走時の感じからは大きく調子を落とすということはなさそう。
ミッキーチャーム(B)中4週
休み明けの中山牝馬Sではパドックでウルサイ面を見せていたが、前走時は落ち着きもあり馬体重も増えていて良い状態だったのではないかと思う。今回は、休み明け3戦目で前走時にほぼ馬もできていたので、無理にビシビシやる必要はなさそう。関東への輸送もあるので、最終追い切りは馬なりでテンションを上げないような調整が理想的。
<以下、賞金上位馬>
レッツゴードンキ(B)中6週
この中間もいつも通り乗り込まれていて2週前、1週前と坂路で好時計。1週前にはいつものように岩田騎手が追い切りに騎乗して好時計を出していて、引き続き調子は良さそう。
クロコスミア(B)中4週
中山牝馬S、阪神牝馬Sと休み明けの2戦ともにパドックでは良く見せており、この中間も1週前に坂路で好時計が出ていて調子は良さそう。最終追い切りも馬なりで良い動きなら、十分力は出せそう。
ソウルスターリング(C)7ヶ月
休養明けでのレースとなり、2ヶ月ほど前から乗り込まれてきているが、1週前追い切りの動きを見ると馬が小さく見えて、物足りない動きに見えた。牧場である程度仕上げて来る時代だが、トップクラスの藤沢厩舎がどんな感じで仕上げてくるか、最終追い切りの動きには注目したい。
フロンテアクイーン(A)中8週
前走の中山牝馬Sの時にも◎にしたくらい、調教の動きが良かった馬。この中間もしっかりと乗り込まれていて、1週前には南Wを三浦皇成騎手騎乗で追い切られ、内めを回ったとはいえ手応え良く馬なりで先着。パドックでテンションが高くなる馬なので、馬なりで楽に先着できたことはプラスになりそう。
カンタービレ(A)中4週
休み明けの前走時は、追い切りでは併走馬を突き放して先着とかなり仕上がりは良かった。この中間も、1週前追い切りでは楽に先着していて、一度使われての上積みがありそう。
ワントゥワン(C)中4週
昨夏の良い頃に比べると、調教での時計が物足りない印象で、1週前追い切りでもビッシリ追われてわずかに先着と、この辺りにも動きが重い感じを残す。
ノームコア(A)中8週
ここ2戦と比べても坂路、南Wでの時計が出ていて1週前追い切りでは楽に併走相手を突き放し調子は良さそう。1週前に併せ馬で強く追っているので、直前はそんなに強くやらなくても良さそう。
レッドオルガ(C)中4週
いつもと同じで1週前にジョッキーが騎乗して併せ馬で強めに追われている。ただ、走りやすそうな馬場の割に重心が高く、併走相手の手応えと比べても物足りない動きに見えた。
ミエノサクシード(D)中4週
前走時は中間の坂路、CWで好時計が出ていたが、この中間は間の日曜坂路での時計が物足りず、前走ほどの出来ではなさそう。
キャナルストリート(B)3ヶ月
この中間はいつもの1週前追い切りと比べるとかなり良い時計が出ていて、休み明けにしては仕上がりは良さそう。ただこのレースは回避して、土曜の京王杯SCに出走予定。
メイショウオワラ(E)中2週
今回は間隔も詰っているので軽めの調整だが、良い時は坂路で好時計が出ており今回は物足りず。
サトノワルキューレ(C)中4週
休み明けを2回使われているが、その2回ともに1週前追い切りのコースが違っていて、今回も前回とは違いCWを併せ馬で調整。併走相手の手応えがかなり良かったので目立たないが、それでも休み明けを2度使われて前走時よりは良くなっている様子がうかがえる。
アマルフィコースト(D)中4週
この2戦人気薄で好走しているが、坂路でかなり良い時計が出ていたので調子自体が良かったと思う。今回は、1週前追い切りをCWに変えてきた点は気になる。
<以下、除外対象馬>
サウンドキアラ(D)中2週
1月から5戦使われてきていて、今回は中2週で1週前の速い時計は無し。これまでペースの緩いレースばかりが多く、一気の相手強化で厳しいレースになるとどうか。
※なお、ラッキーライラック、アエロリット、プリモシーンの3頭に関してはプロ予想最前線ニュースにてコメントしておりますのでそちらの公開をお待ち下さい(金曜夜公開予定)。
◇今回はヴィクトリアマイル編でした。
JRAのレースも、毎週予想をしていると運が味方してくれる時と、ソッポを向いてしまう時があるもの。特に運が味方してくれない時というのは、印象に残ることが多いものです。
先行している馬が粘って粘って最後差されることもあれば、凄い勢いで追い込んできたと思ったら差し届かず。2頭の首の上げ下げになればハナ差競り負けと、長く競馬をしているとこのようなことが続くなんてシーンにもしばしば遭遇します。個人的に、そんな時はどうしようもないと諦めるしかないと思っているのですが、ただ私の場合は地方競馬も予想するので、そちらに救いの手があったりもします( ^^)
JRAの調子が悪いと平日の地方競馬が調子良かったり、またその逆パターンも。今は海外競馬の馬券も発売するようになっていますし、ウマニティでは香港競馬の予想もすることができます。同じ競馬であってもそれぞれ違う視点で予想するため、自分の中でモードを切り替えてそれぞれの予想をしているようなところがあって、引きずっているとモードが切り替わらないので気持ちの切り替えはかなり早い方だと思っています。
それでもどうしてもJRAがメインになってしまいますが、平日の1Rから地方競馬で配当は安くても予想した馬が予想通り走ってくれれば嬉しいものですし、ナイター競馬の最終Rで高配当が当たれば何か得した気分にもなります。先日の香港クイーンエリザベス2世カップでも、その日のJRAの予想が振るわなかったなかでの最後の最後に予想通りの的中と、しっかり予想していればどこかの女神が微笑んでくれるものだなぁと痛感してしまいました。
負けている時こそ勉強できる時だと思っているので、その時に何をしたかが何日後であったり何週間後の的中を呼び込む力になるのだと思います。
それでは次回、オークス編でお会いしましょう。
※ヴィクトリアマイル出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論はレース当日のくりーくプロページでチェックしてください。
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ヴィクトリアマイル2019
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GWは、10連出勤も早めに帰れるので、遠出は出来ませんでしたが(したくない・・・^^;)、競馬もやれたし、子供たちとも外で遊べて、いい時間が過ごせました。NHKマイルCは、グランアレグリアの前が開かずに外に外に行った挙句に、直線でよれて接触もあり、正直ルメール騎手らしからぬ残念騎乗でした。多少ハイペースでも、内から早めスパートの形が外から差すより良かったと思いますが......。割と人気薄に本命を打っての2着続きから、人気馬に本命打って凡走ときていますので、今週末は巻き返したいところです。日本での馬券発売もあったケンタッキーダービーは、本命を打った1番人気馬が降着になりましたが、どっちみちヒモ抜けだったので、運を使い果たさず逆にラッキーくらいに割り切っています(笑)
ヴィクトリアマイルも14回目になるというのに、やはりいまいちG1としてピンときていないのは、安田記念と違って、道中スロー気味だったりして前が残って荒れたりもあり、難しく、大儲けした思い出が無いからかもしれませんね。そろそろ大当たりしないと。
それでは恒例の全頭診断へ。
<全頭診断>
1番人気想定 ラッキーライラック:中山記念では古馬の牡馬と一緒に2着と好走したこともあり、前哨戦の阪神牝馬Sで1番人気の支持を集めたが結果は8着と裏切った。アーモンドアイが居なければ5連勝で桜花賞馬となっていたであろう馬だが、瞬発力はイマイチで直線の長いコースは正直あまり向かなそう。人気考えると消して妙味か。今後活躍の場はローカル牝馬中距離重賞では(馬格があって、母方はダート血統でもあり、ダートの鬼の可能性もあるが)。
2番人気想定 アエロリット:東京1600~1800mが最も得意な条件で、海外帰りの疲れも無さそう。今年もそれなりにやれて良い。横山典騎手に戻るのも良さそう。ただ瞬発力は無く、スローからの瞬発力勝負になると分が悪い。自らが鍵を握る道中の流れひとつか。
3番人気想定 ミッキーチャーム:昨秋は逃げて秋華賞2着、そして前哨戦の阪神牝馬Sは先行からの勝利と、逃げても、逃げなくても勝負強いタイプだが、輸送が苦手で中山牝馬Sでは入れ込んで惨敗した。関東圏のこのレースも消して妙味か(先週、同じ理由で軽視のカテドラルは、苦手な輸送を克服してしまったが)。
4番人気想定 レッドオルガ:2月の東京新聞杯で今回と同条件の東京マイルで2着し、母エリモピクシーの仔は皆この条件得意と良いのだが、今回それなりに人気もしそうで妙味はあまり無いか。
5番人気想定 プリモシーン:中山マイルのダービー卿CTでは2着だったが、昨夏の関屋記念を鋭く差し切っており、左回りで直線長いマイル戦ならここでも頭まである楽しみな一頭。
6番人気想定 ソウルスターリング:6戦5勝でオークスを制したあたりまでがピークで、秋に毎日王冠で暴走逃げで沈没して以降、気持ちが切れたのか能力を出せなくなった。もう繁殖で期待でいいのでは。
7番人気想定 ノームコア:前がドン詰まりで1番人気7着だった中山牝馬Sからの参戦だが、人気落とすここは逆に狙い目かも。昨秋のエリザベス女王杯で2番人気だったように実力はある馬。
8番人気想定 デンコウアンジュ:福島牝馬Sを制して6歳でも元気。同じメイショウサムソン産駒フロンテアクイーンとともに、春の直線の短い福島と中山の牝馬重賞Vと活躍。ただ両頭ともに、直線の長い東京でもそれなりにやれるタイプで、ヒモにはありなタイプ。
9番人気想定 カンタービレ:昨秋の秋華賞で3着の後はエリザベス女王杯6着、前哨戦ともいえる阪神牝馬S6着と結果が出ていない。成長力がいまひとつなのかもしれないが、着順ほど内容は悪くなく、それなりにやれても良い。
10番人気以下想定
レッツゴードンキ:ヴィクトリアマイルに4度目の出場となるこの馬だが、10着、11着、6着と結果は出ていない。力は落ちていないがもっとスプリント路線に絞って使った方がいいのでは。
フロンテアクイーン:一昨年の年末から牝馬重賞でずっと活躍してきている馬で、中山牝馬S勝ちでの臨戦となる。昨秋の府中牝馬Sで3着と、東京マイルも平気で、ヒモにはありか。
アマルフィコースト:準オープンで2~3着4回の後に、牝馬重賞でも3着、2着と人気薄で頑張り、しかも前走の2着は実績の乏しかったマイルの阪神牝馬Sでのもので更に前進をみせている。こちらも、ヒモにはありなタイプでは。
クロコスミア:一昨年秋の府中牝馬Sで、今回と同条件の東京マイル勝ちの後は勝ち星は無いが、そう力は落ちておらず、ヒモにはありでは。
サトノワルキューレ:昨年のこの時期はフローラSを豪快な末脚で差し切って、オークスでも3番人気に推されたが、3月の金鯱賞も阪神牝馬Sも惨敗。成長力がいまひとつなのか、体調がすぐれないのか、狙いにくい。
サウンドキアラ:1000万下での5回の2着、3着の後にようやく勝ち上がってきたが、こういう惜敗タイプは強い相手にも食らいつける可能性もある。ただ、まだ一線級とは差があるのでは。
ミエノサクシード:6歳牝馬だが能力はあまり下がっていないようで、今年はマイルのG3とG2で人気薄で3着と頑張っている。頭は無くてもヒモにはありなタイプか。
ワントゥワン:昨秋は3戦連続G3で2着と活躍したが、力がさすがに落ちてきたのか前走はビリ。そろそろ繁殖入りの時期なのでは。
キャナルストリート:牝馬重賞で活躍したブロードストリートの半妹。1400m実績ばかりで、非根幹距離向きのマンハッタンカフェ産駒だけに、東京マイルで激走というのはいまひとつピンと来ない。
メイショウオワラ:11頭立ての10番人気で準オープンを勝ち上がったが、オープンでは2戦ともに通用せず掲示板外。それまでも人気薄での勝ち星が多いのだが、さすがにここでの大金星は無いのでは。
<まとめ>
有力:プリモシーン、アエロリット
人気で危険:ラッキーライラック、ミッキーチャーム、レッドオルガ、ソウルスターリング
ヒモ穴に:ノームコア、デンコウアンジュ、カンタービレ、フロンテアクイーン、アマルフィコースト、クロコスミア、ミエノサクシード
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くりーくの中間調教チェック 2018桜花賞
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こんにちは、公認プロ予想家のくりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に、各馬コメントをしていきたいと思います。
【優先出走馬】
マウレア(B)
前走時のコラムでも書いたが調教内容がグッと良くなっていた前走は、期待通りの走り。勝ち馬には及ばないものの本来の走りが見られたのではないか。この中間は栗東に滞在して調整されており、1週前の動きを見ると上積みまではないかもしれないが、良い状態をキープできている感じ。
リバティハイツ(C)
12月のデビュー戦から月1ペースでレースを使われてきている。この中間もいつも通り坂路で乗られていて疲れは感じられないが、前走馬体重が8kg減っていたのでこれ以上大きく減ると影響がありそう。
アンコールプリュ(B)
調教の動きはレースを使われるごとに良くなっている感じで、今回の1週前追い切りでは併走相手に手応えでは見劣っていたものの走りは前走以上に見えた。小柄な馬だが、中3週でも1週前に強めに追われているので前走を使われての上積みもありそう。
デルニエオール(D)
これまでそれほど目立つ調教時計が出ていた訳ではないものの2勝して、前走の重賞でも3着という実績はさすが良血馬と言った感じ。ただかなり小柄な馬で、レースを使われるごとにパドックでうるさい面が出てきているし、馬体的にも気持ちの面でも余裕がなくなってきている感じがする。1週前には終い強めに追われているので、何とか状態をキープできているとは思うが、上積みまでは厳しい印象。
ハーレムライン(D)
デビュー戦ではラッキーライラックから1.2秒差の4着で年明けの未勝利戦から3連勝中。11月から使い詰めできているので前走のパドックでは少し細く見えた。うるさい面も時折のぞかせていて、今回は輸送競馬でもあるのでかなり気を使う調整になると思われる。
レッドレグナント(B)
休み明けで+8kgの前走は、パドックでは太め感はまったくなく好馬体での出走となった。レースでは枠に恵まれたところもあるが、逃げて2着に粘り込んだ。直線でもうひと伸び足りなかったところは久し振りの分か。ただゴールしてからもスピードが乗ったまま流していたところには能力を感じたし、この中間も日曜日に坂路でかなり良い時計が出ている。前走を使われての上積みがありそうな馬。
【収得賞金順】
プリモシーン(C)
新馬、未勝利と馬なりでの調教で出走していたが、前走は直前に強めに追っての出走だったことが影響したのかパドックでうるさい面を見せていた。1週前は濃霧の中で追い切られたが、これまでも1週前はそれほど速い時計を出していたことはなく、直前の日曜日に坂路で速い時計というパターン。先週の日曜日には、坂路で速い時計を出していてその点ではいつも通りの調教過程と言っていいだろう。ただ、今回は関西への輸送があるので最終追い切りは軽めでないと当日は前走以上にうるさくなりそうなので、その辺は注意した方が良さそう。
モルトアレグロ(E)
今回で4戦連続関西への輸送。追い切りでもどちらかというとカァーっと行くところがあり、パドックでもセカセカする馬なのでマイル戦は距離が長いだろう。
アンヴァル(E)
追い切りの動きを見ても気の勝ったタイプで、いかにもスプリンターといった感じで距離が長い。
コーディエライト(D)
新潟2歳S時のような時計が近走出ていない。1週前追い切りの動きを見ても終いの伸びが物足りない。
レッドサクヤ(B)
関東でのレースの時はパドックでうるさい面を見せていたが、ここ2戦の京都では普通に歩けていたので関西圏での競馬は良い。間隔も空き、1週前に併せ馬で一杯に追われて先着できているので直前はそれほど強くやることもなさそうで、上積みが見込めそう。
アマルフィコースト(D)
前走はスタート後に落馬競走中止にはなったものの、カラ馬のまま馬群の中でレースには参加していた。それでも鞍上がいないので良いポジションにいながら最後の直線は伸びず。1週前追い切りでは前走以上に終いの時計は出ていたが、走りに力強さがなく動きとしては物足りなく見えた。
ツヅミモン(B)
もともとかなり大きな馬だが、調教では好時計が出ていた馬。間隔は少し空いたもののこの中間も好時計が出ていて状態面で気になるところは特にない。出来は良さそう。
【抽選対象馬(2頭出走可能)】
スカーレットカラー(B)
前走はやや物足りない調教内容だったが、今回の1週前追い切りでは外めを走って前走以上の好時計が出ている。フェアリーS時並みに状態は良さそうで、最終追い切りの動きも気になるところ。
トーセンブレス(E)
この中間は目立つ時計が出ていない。この状態で最終追い切りを迎え、輸送も控えているとくれば上積みは厳しそう。
フィニフティ(A)
この中間も2週前、1週前と引き続き好時計が出ていて調子は良さそう。特に1週前追い切りでは、迫力のある動きで内に併せて先着と内容は前走以上。出走できたら怖い存在。
【除外対象馬】
サヤカチャン(D)
1週前追い切りでは時計は出たが、使い詰めでもう1本足りない感じ。
アリア(D)
間隔が詰まっているため1週前は坂路で追い切られたが、時計的には大きく変わらず。
イサチルルンルン(F)
この中間は速い時計がなく、上積みは厳しい。
シグナライズ(E)
2週前、1週前追い切りと前走と比べると時計も平凡で物足りない。
ラブカンプー(F)
使い詰めで上積みが見込めない。
ファストライフ(E)
今年3戦と詰めて使われ、前走後に速い時計もなく評価は上がらない。
※なおラッキーライラック、リリーノーブル、アーモンドアイに関してはシューナカコラムでコメントしていますのでそちらをご覧下さい。
◇今回は桜花賞編でした。
先週の美浦は濃霧のため追い切りの映像なしや時計が計測できない時間帯があり、調教を参考に予想を組み立てている方々は困ったのではないかと思います。私も調教を予想の柱にしているので、何週間も続いてしまうと困ったことになる一人ではありますが、良い機会なのでたまに起こる濃霧のなかで行われる調教に関して個人的な見解を述べさせてもらいます。まず霧の中を馬に乗って走るということはどういうことか考えてみると、視界が狭くなり周りが何も見えません。前が見えにくい時点で音は聞こえてもいつ前に馬が現れるかもしれないという危険性から思い切り走らせるのは困難で、強めに追い切ること自体ができないのではないかと思います。霧の中を車で運転したことのある方は分かると思いますが、危険と感じた時点でまずスピードは出せません。ライトが付いている車でも反射して見えにくいのに、ライトもついていない人馬ではもっと何も見えないと思います。総論、そんな危険な状況下で追い切りを行っている馬は、思い通りのメニューが消化できていないはずというが私の見解です。輸送などいろいろと先に予定が控えており、いつ霧が晴れるか分からない状況では無理してでも追い切らなければならないのかもしれませんが、霧が晴れて視界が良くなってからや次の日の視界の良い状態まで延期して追い切ったほうが、予定通りの調教ができているという点でまだマシだと考えています。例外もあるとは思いますが、<濃霧=時計なし、映像なし=マイナス>と捉えたほうが一番分かりやすいのではないかと思います。あくまでも個人的な考えではありますが。ちなみに先週の大阪杯に出走した関東馬で濃霧の中で追い切られたミッキースワロー、メートルダール、ウインブライト、ゴールドアクターはそれぞれ5着、10着、12着、16着でした。今週は晴れてくれると良いのですが......。
それでは次回皐月賞編(予定)でお会いしましょう。
※桜花賞出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論はレース当日のくりーくプロページでチェックしてください。
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