【ヴィクトリアマイル】U指数的分析の結論!2018年5月13日(日) 09:37
G1開催週に公開されるコラム「U指数的分析」の内容をもとに、ピックアップした条件に合致する馬や買い目を提示しました。予想の際にお役立てください。
※2012年以降の結果をもとに検証
<ポイント①>
毎年のように荒れるレースだが、指数上位馬が人気薄というケースが多く、U指数攻略がフィットするレース。指数1~5位の単勝回収率200.3%、複勝回収率131.3%。
1位→①レッツゴードンキ
2位→⑯リスグラシュー
3位→⑪アドマイヤリード
4位→⑩アエロリット
5位→④ジュールポレール
<ポイント②>
低指数馬の台頭が多いためバッサリ切るのは危険だが、指数95.5未満の馬が2頭以上絡んだ年はない。低指数馬同士の2連勝馬券、低指数馬を2頭以上含む組み合わせの3連勝馬券の購入は控えたほうがいい。
指数95.5未満
⑧クインズミラーグロ
⑬ワントゥワン
⑭リエノテソーロ
⑱メイズオブオナー
<ポイント③>
指数順にバランスよく馬券に絡むのがこのレースの特徴。指数1~2位+指数3~5位+指数6位以下という組み合わせの3連複フォーメーションを購入した際の回収率は6314.4%。18番人気で3着に激走した2015年のミナレットが数字を引き上げていることは明白だが、この年を除いても回収率は147.9%と優秀。
指数1~2位+指数3~5位+指数6位以下の3連複フォーメーション買い目
①⑯→④⑩⑪→②③⑤⑥⑦⑧⑨⑫⑬⑭⑮⑰⑱
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【ヴィクトリアマイル】斬って捨てる!2018年5月13日(日) 09:18
【ヴィクトリア】最新ナマ情報2018年5月13日(日) 05:04
◆毛づやピカピカ〔1〕レッツゴードンキ
2015年の桜花賞馬は、ピカピカの毛づやで馬運車を降りて、引き運動で体をほぐした。「輸送は慣れたもの。到着して体重を量ったら506キロ(前走時500キロ)だった。落ち着いていて体調も変わりなくいい。(1)番を引いたので内ラチぴったりを通る競馬ができれば…」と寺田助手。
◆名手に任せます〔2〕ミスパンテール
4連勝中の上がり馬は若干の発汗が見られたものの、落ち着いた様子で馬房に入った。「きょうは暖かかったから。道中は落ち着いていたし、輸送は大丈夫だった」と平岩厩務員。「ずっと在厩して攻め馬をやれているので状態が良く出せそう。あとは横山“大”先生に任せます」。ローレルゲレイロやヒルノダムールを手がけたベテランは、名手にV5戴冠を託す。
◆無欲の挑戦強調〔3〕ラビットラン
関西馬ではこの馬だけが午前6時に栗東トレセンを出発。午前11時8分に到着した。大井助手は「いつも通り落ち着いていました。この子自身のデキはいいので、タイトルホルダー相手に胸を借りて頑張りたい」と無欲の挑戦を強調する。
◆余力持って臨む〔4〕ジュールポレール
昨年の3着馬は馬房でゆったりとリラックス。「いつもと変わらないですね。輸送ではおとなしいので、馬体重は前走と同じかちょっと減ったくらいで出せそう」と塩満助手は穏やかな表情。「去年より馬体は10キロちょっと増えているし、だいぶ落ち着きが出た。ローテも1戦少ないので余力を持って臨めるはず」と前進を誓う。
◆「心身いい状態」〔5〕レーヌミノル
復活を期す昨年の桜花賞馬は東京に到着後、厩舎周辺で引き運動。ダイナミックな身のこなしが目を引いた。「輸送はスムーズで問題なかった。心身ともいい状態で桜花賞のときと遜色ないデキ。あとは結果だけ」と中井助手は胸を張る。
◆中2週問題なし〔7〕カワキタエンカ
午後3時54分に東京競馬場に到着。変わりなく気配はよさそうだ。「前走から(中2週で)間隔は詰まっているが、いい感じに仕上がっている。到着してからもカイバを食べているので問題ない」と竹下厩務員。
◆落ち着き十分で〔8〕クインズミラーグロ
キャリア31戦だけに、長距離輸送も慣れたもので、落ち着き十分。田中助手は「馬運車のなかでもおとなしかったですね。馬自体はよくなっていると思います」と語った。
◆能力発揮すれば〔9〕ソウルスターリング
関東馬ながら、いつものパターンで前日輸送。午前6時17分に到着した。「輸送は関西に行くときでも落ち着いています。前回より体調は上がって元気ですし、能力は間違いないので、あとは自分との戦いですね」と渡部助手は潜在能力を発揮することを願った。
◆連覇へ自然体!!〔11〕アドマイヤリード
昨年の女王は関西馬で最も遅い午後3時58分に東京入り。しっとりと黒光りした馬体は体調の良さをうかがわせた。「輸送中は予想の範囲内で落ち着いていました。状態は間違いなくいいです」と小島助手。府中牝馬Sのレース中に目を外傷するなどこの1年はツキがなかったが、「自ら全部乗り越えてたくましくなった。無事に気持ち良く走ってきてくれれば」と自然体で連覇を狙う。
◆偶数枠よかった〔12〕エテルナミノル
僚馬レーヌミノルとともに決戦の地に到着。「輸送は問題なかったし、状態も安定しています」と鈴木助手。勝った愛知杯以来となる後入れの偶数枠が当たり、「本当によかったです。前めの競馬が理想」と粘り込みを狙っている。 |
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【ヴィクトリアマイル】取捨即断!血統アナリシス2018年5月12日(土) 16:00
日曜日に行われるヴィクトリアマイルの出走馬について、血統的な舞台適性の有無を1頭ずつシンプルに考察していきます。 予想の際にお役立てください。
①レッツゴードンキ
父キングカメハメハだけを鑑みると、ロードカナロアという傑出馬のほか、東京芝マイルG1で多数の活躍馬を輩出しており、今回の舞台に不足はない。半面、ダートのスピードタイプである母マルトクの血が影響しているためか、加齢とともに1400m以下の特化型に変貌しつつある点は気がかり。父の持ち味である身体能力の高さや、3代内に固められた欧州血脈由来のスタミナを引き出すことができれば、面白い存在だが……。
②ミスパンテール
父はスピードの持続力に秀でたダイワメジャー。その父にシンボリクリスエス×マルゼンスキーの肌馬を掛け合わせているのだから、スピードとパワーに特化した血統構成と言えよう。近親にはオークス馬ウメノファイバーや、東京芝のマイルレンジを得意としていたウインラディウスらがおり、コース適性については不安がない。半面、パワー重点の配合だけに、瞬発力比べでは遅れをとりやすい。勝ち負け争いに加わるためには、持続質勝負の競馬がベストとなる。
③ラビットラン
父タピットはダート色の濃い種牡馬ではあるが、ディキシーランドバンドの肌馬を掛け合わせることによって、本馬はトラック不問のタイプに仕上がっている。とは言え、近親にG1勝ち馬の名は見られず、芝G1では少し底力に欠ける印象。また、米国型で固められた血統構成ゆえに、スピードとパワーについては問題ないが、スムーズに運べないと、力を発揮できないモロさがある。注文通りの競馬ができた場合の押さえ評価までが正解ではないだろうか。
④ジュールポレール
半兄はマイルCSを勝ち、皐月賞2着の実績を持つサダムパテック。フジキセキとディープインパクトの違いはあれど、本馬も半兄同様にマイルレンジが適距離のスピード持続力タイプであることは間違いない。ただし、母父エリシオの血が利きすぎているのか、時計の速い決着ではひと押し欠ける。上位に食い込むためには、馬場や展開など何らかの助けが欲しい。
⑤レーヌミノル
マイル路線で多数の活躍馬を輩出しているダイワメジャーを父に持ち、母父は当レースで連覇を果たしたストレイトガールと同じタイキシャトル。桜花賞勝ちが示すように、父譲りの資質に加えて、母父由来のスピードも継承しているのだから、舞台適性が低いわけがない。ただし、スピードの持続力に長けているぶん、瞬発力勝負に対応するための軽さに欠ける。血の特長を活かすためには自身が先行するか、上がりを要する消耗戦がベターとなる。
⑥レッドアヴァンセ
父ディープインパクトの産駒は当レースで毎年のように上位進出。半兄にはレッドアリオン、クラレント、リディルといったマイルレンジの活躍馬が並び、潜在的な舞台適性については文句なし。さらに、先週は全妹のレッドオルガが湘南S1着、半弟レッドヴェイロンはNHKマイルCで3着に好走。勢いについても申し分がない。欧州色の強い母方だけに、極端なスピード勝負では見劣るかもしれないが、しぶとさや我慢を要求される展開になれば、上位争いを演じてもおかしくはない。
⑦カワキタエンカ
父ディープインパクトの産駒は、2013~2014年に連覇を果たしたヴィルシーナを筆頭に、ヴィクトリアマイルで好走馬を多数輩出。母父クロフネも産駒として、2012年の勝ち馬ホエールキャプチャなどを送り出している。さらに、母母父フォーティナイナーは2008年の勝ち馬エイジアンウインズと共通するなど、当レースと相性の良い血脈で固められている。血の特長を存分に活かせる持続力勝負になれば、浮上あっても何ら驚けない。
⑧クインズミラーグロ
マンハッタンカフェ×グレイソヴリン系の配合に、母母父は米国型のボールドルーラー系。持続力に特化した血統構成と考えてもよさそうだ。ただし、瞬発力に欠けるので、速い上がりの決め手勝負では分が悪い。ならば、特長である持続力を活かしたいところだが、当レースにおけるマンハッタンカフェ産駒の相性がすこぶる悪い。血統面の強調材料は少なく、積極的には手を出しづらい。
⑨ソウルスターリング
父はG1 10勝のフランケル、母はG1 6勝のスタセリタという超良血馬。ガチガチの欧州配合でありながら、日本の馬場に適応できているのは、父の有する類まれなスピード持続力の賜物だろう。昨秋からの成績低迷をどうとらえるかだが、国内におけるフランケル産駒のサンプルが少ないので、ジャッジするに悩ましい。いずれにせよ、当レースの好走血脈に合致する部分は少なく、血の良さを引き出すためには、上がりを要する消耗戦、あるいは自身から仕掛けるなど、思い切った策が不可欠となる。
⑩アエロリット
父クロフネの産駒は本馬含めてマイルG1を4勝。前走中山芝1800mからの臨戦過程は、2012年の勝ち馬ホエールキャプチャを連想させる。近親には、最優秀4歳以上牝馬に選出されたダイヤモンドビコー、NHKマイルC勝ち馬のミッキーアイル、2歳女王ラッキーライラックなどがいるように、母系の活力と底力は十分。バランスのとれた血統構成だ。
⑪アドマイヤリード
母ベルアリュール2の半兄はセントレジャー勝ち馬、母父ニューメラスの全兄はジェイドロバリーと、中距離指向の強い血統構成。母父の牝系はサドラーズウェルズやヌレイエフなどを輩出した名門・スペシャル系で、同牝系からは2008年の勝ち馬エイジアンウインズが出ており、相応の適性を持ち合わせているとみていい。ただし、軽さに欠けるところがあるので、勝ち負け争いに加わるためには、時計を要する馬場、あるいは上がりのかかる展開が望ましい。
⑫エテルナミノル
エンパイアメーカー×サンデーサイレンス系の配合馬は、芝では大箱コースを好むタイプが多く、当該コースの適性もそれなりに持ち合わせているものと思われる。母系についても、いわゆる「クズを出さない」一族で堅実そのもの。半面、これといった大物は出ておらず、芝G1ではパンチ力に欠けると言わざるを得ない。しぶとさを活かせる持久力勝負になった場合の押さえ評価までが妥当ではないか。
⑬ワントゥワン
ディープインパクト×大系統ノーザンダンサー系は当レースの好走血統のひとつ。母父ファルブラヴも2014年の桜花賞勝ち馬ハープスターを送り出しており、父と母父の舞台適性については文句なし。母ワンカラットはフィリーズレビューなど重賞4勝の実績馬。叔母には2016年の桜花賞勝ち馬ジュエラーがいるように、牝系に関しても一本筋が通っている。過去の戦績はさておき、少なくとも血統面で見劣るようなところはない。
⑭リエノテソーロ
父のスパイツタウンはダート短距離を主戦場としていた馬。ただし、本馬の場合は母父ラングフール(加・三冠馬などを輩出)の血脈が強く影響しているようなので、トラック不問の兼用タイプととらえたほうが無難だ。ただし、米国色の濃いスピード&パワー重視の血統構成であることは間違いなく、東京芝のマイルG1では決め手に欠ける。馬力を要求される競馬にならないと、血筋の良さを引き出せないかもしれない。
⑮デアレガーロ
父はパワーと持久力に長けたマンハッタンカフェ。そのうえ、アレッジド(リボー系)の4×3のクロスを併せ持っているのだから、同馬が備えている持続力はかなりのもの。一族には、ドクターデヴィアス、シンコウキング、スズカフェニックス、ダンシングレインなどの名があり、底力についても問題はない。半面、欧州型の血脈が強く反映されているせいか、高速決着や速い上がりを求められる競馬はイマイチ。上がりを要する展開かつ、体力を活かせる消耗戦が上位進出の必須条件と言えよう。
⑯リスグラシュー
母はマイルレンジの仏リステッドを3勝、仏1000ギニーで1位入線(6着降着)を果たしたリリサイド。姉や近親の良績もマイル以下に集中しているように、スピードに長けた牝系だ。この牝系にハーツクライを重ねることで、スピードと持続力を兼備したバランス抜群の総合力を生み出している。半面、抜きんでたファクターに欠けるのも事実で、どうしても最後のツメが甘くなってしまう。この不安点を父の成長力で一掃できるかどうかが、今回の焦点になる。
⑰デンコウアンジュ
サドラーズウェルズ系×ニジンスキー系という、スタミナ型ノーザンダンサー系同士の組み合わせ。ゆえに、本質は中距離がベター。東京芝マイルに対応できるのは、母母父サンデーサイレンスの持つ卓越したスピード能力があってこそのものだろう。とはいえ、軽い芝でのスピード勝負では分が悪い。上位に食い込むためには、血の特長を最も活かせる、道悪競馬、あるいは適度に時計を要する決着になってほしいところ。
⑱メイズオブオナー
マイル重賞で高い勝率を誇るハーツクライを父に持ち、母父ダンチヒ系は当レースの好走血統のひとつ。3代母は米殿堂入りを果たした名牝ミエスクで、祖母はキングマンボの全姉。近親、一族にもG1馬が多数並ぶ、超一流の牝系だ。半面、ややスタミナとパワーに偏りがちな配合ゆえに、瞬発力を求められる競馬ではひと押し欠ける。血の良さを活かすためには、上がりを要する競馬になるか、あるいは早めに仕掛けて持続質の競馬に持ち込むことが肝要になる。
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