【マイルCS】血統診断2014年11月19日(水) 05:06
ディープインパクト産駒は昨年のこのレースをトーセンラーが勝ち、前週のエリザベス女王杯をラキシスが制覇。京都外回りは延べ539頭が出走して勝率17・8%、連対率31・2%と驚異的な成績で、6頭が出走予定のここでも中心になる。
なかでも最上位はフィエロ。母の全兄ロックオブジブラルタルは欧州の芝1400メートル~1600メートルでGI7勝を挙げた歴史的名マイラーで、母系からは他にも活躍馬が多く出ている。重賞未勝利の身だが、一気にマイル界の頂点に立っていい血統背景だ。
ミッキーアイルは母の父がロックオブジブラルタル。祖母は欧米の重賞ウイナーで、3代母は米国のダートでマイル2勝を含むGI4勝を挙げた。底力は十分で、こちらもマイラーとしての資質は高い。
昨年の覇者トーセンラーは京都外回りで重賞3勝を挙げ、コース適性の高さを証明済み。全弟のスピルバーグが今月の天皇賞を勝っており、母系の勢いは魅力だ。
ワールドエースは母の父がドイツの名馬アカテナンゴ。叔父に欧州でGIを3勝したマンデュロがいるなど母系は上質で、タフな消耗戦で持ち味を発揮する。
エキストラエンドは芝1600メートル~1800メートルでGIIを4勝したローエングリン(父シングスピール)の半弟で、高速決着に向く。
ダイワマッジョーレは父ダイワメジャーが2006、07年にこのレースを連覇。母系はタフで底力があり、半兄のハイアーゲーム(父サンデーサイレンス)は青葉賞を勝ってダービーで3着に入った後にやや低迷したが、6歳時に鳴尾記念を制し、8歳時の毎日王冠でも3着と長く活躍した。昨年の2着馬だけに軽視はできない。
クラレントは半兄リディル(父アグネスタキオン)が京都外回りでGIIを2勝。母は7歳時に当該舞台の京都牝馬Sで3着に好走し、その全姉にはエリザベス女王杯を制したエリモシックがいる。母の父がスピードの持続力に優れるダンシングブレーヴという点でも強調でき、舞台適性は高い。リディルの全弟にあたるレッドアリオンも伸びしろは十分に見込める。(血統取材班) |
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重賞2勝馬リディルが引退、乗馬に2012年11月23日(金) 17:56
11年スワンS(GII)、9年のデイリー杯2歳S(GII)を制したリディル(栗・橋口厩舎、牡5歳、父アグネスタキオン)が、23日付で競走馬登録を抹消された。11年12月の阪神C(GII)11着がラストランとなった。
通算成績12戦5勝。通算獲得賞金は1億6557万1000円(付加賞含む)。今後は福島県南相馬市の大瀧馬事苑にて乗馬となる予定。 |
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リディル脚部不安で高松宮記念回避、放牧へ2012年3月1日(木) 05:01
高松宮記念(25日、中京、GI、芝1200メートル)を目指していたリディル(栗・橋口、牡5)は29日、脚部不安を発症したため、同レースを回避することになった。橋口調教師は「左前脚の球節部分を気にしているので、立て直したい」と語った。1日に鳥取県の大山ヒルズへ放牧に出て、秋の復帰を目指す。 |
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【阪神C】前走の汚名返上リディル2011年12月14日(水) 05:03
マイルCSで14着に敗れたリディルが汚名返上に挑む。橋口調教師は「前走は外枠から気分よく行き過ぎたし、馬場(稍重)も合わなかった。今回の1400メートルは、前走の1600メートルより乗りやすいのは確か。力を出せる状態でもある」と変わり身に手応えを持っている。 |
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【マイルCS】リディル折り合い合わず自滅2011年11月21日(月) 05:06
第28回マイルチャンピオンシップ(20日、京都11R、GI、3歳以上オープン、定量、芝1600メートル、1着本賞金1億円=出走18頭)スワンSを制したリディルは、2番人気に推されたが14着に敗退。外枠(〔8〕枠(17)番)が災いし、向こう正面で前に壁を作れず掛かってしまった。その分、ラストの伸びを欠いた。「見た目以上に、リキんで走っていた。それでも、3コーナーを過ぎてからは落ち着いていたので、いけると思ったけど…」と小牧太騎手はガックリと肩を落とした。 |
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