スマイルジャック(競走馬)

注目ホース
会員登録(無料)して注目ホースに登録すると、出走情報やレース結果がメールで届きます。
今すぐ会員登録
スマイルジャック
写真一覧
抹消  黒鹿毛 2005年3月8日生
調教師小桧山悟(美浦)
馬主齊藤 四方司
生産者上水牧場
生産地鵡川町
戦績48戦[5-5-6-32]
総賞金38,498万円
収得賞金9,350万円
英字表記Smile Jack
血統 タニノギムレット
血統 ][ 産駒 ]
ブライアンズタイム
タニノクリスタル
シーセモア
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
カイウンテンシ
兄弟 テーオーゼウススマイルゲート
市場価格
前走 2013/09/08 京成杯オータムハンデ G3
次走予定

スマイルジャックの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
マークが付いたメニューはウマニティ会員専用のコンテンツになります。メールアドレスがあれば登録は簡単!今すぐ会員登録(無料)しよう!
成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
13/09/08 中山 11 京成杯AH G3 芝1600 14814147.81413** 牡8 57.0 吉田豊小桧山悟 484
(-6)
1.33.3 1.534.6⑩⑪⑪エクセラントカーヴ
13/08/24 函館 11 エルムS G3 ダ1700 1381384.8813** 牡8 57.0 丸山元気小桧山悟 490
(+2)
1.45.7 3.739.1⑦⑩フリートストリート
13/06/02 東京 11 安田記念 G1 芝1600 1835184.01815** 牡8 58.0 田辺裕信小桧山悟B 488
(-4)
1.32.5 1.033.5⑱⑱ロードカナロア
13/05/05 新潟 11 新潟大賞典 G3 芝2000 163556.11114** 牡8 57.0 柴山雄一小桧山悟 492
(-6)
1.58.4 1.535.1⑬⑬パッションダンス
13/03/31 中山 11 ダービー卿T G3 芝1600 163629.41011** 牡8 57.5 田辺裕信小桧山悟 498
(-2)
1.33.3 0.735.1⑩⑧⑤トウケイヘイロー
13/02/24 中山 11 中山記念 G2 芝1800 154730.397** 牡8 56.0 田辺裕信小桧山悟 500
(+2)
1.47.8 0.535.7⑤⑤④⑤ナカヤマナイト
13/02/03 東京 11 東京新聞杯 G3 芝1600 163687.6137** 牡8 59.0 田辺裕信小桧山悟 498
(-2)
1.33.6 0.733.6⑧⑧クラレント
12/11/25 東京 9 キャピタルS OP 芝1600 1871511.738** 牡7 57.0 内田博幸小桧山悟 500
(+8)
1.32.6 0.533.6⑬⑬ヤマニンウイスカー
12/10/20 東京 11 富士S G3 芝1600 1871429.6117** 牡7 57.0 田辺裕信小桧山悟 492
(0)
1.32.7 0.333.8⑬⑬クラレント
12/10/07 東京 11 毎日王冠 G2 芝1800 1671442.41113** 牡7 56.0 田辺裕信小桧山悟 492
(+4)
1.46.1 1.133.5⑭⑭⑭カレンブラックヒル
12/09/09 中山 11 京成杯AH G3 芝1600 161113.662** 牡7 57.5 田辺裕信小桧山悟 488
(-12)
1.30.9 0.233.6⑧⑨⑥レオアクティブ
12/08/12 新潟 11 関屋記念 G3 芝1600 183514.976** 牡7 58.0 田辺裕信小桧山悟 500
(+6)
1.32.0 0.532.4⑯⑮ドナウブルー
12/06/24 阪神 11 宝塚記念 G1 芝2200 1635159.21515** 牡7 58.0 田辺裕信小桧山悟 494
(+4)
2.16.0 5.140.4オルフェーヴル
12/06/03 東京 11 安田記念 G1 芝1600 183691.0188** 牡7 58.0 丸山元気小桧山悟 490
(-8)
1.32.0 0.733.7⑱⑱ストロングリターン
12/02/19 東京 11 フェブラリー G1 ダ1600 1624188.11414** 牡7 57.0 丸山元気小桧山悟 498
(+2)
1.38.1 2.738.0⑯⑯テスタマッタ
12/02/05 東京 11 東京新聞杯 G3 芝1600 1661127.91016** 牡7 58.0 横山典弘小桧山悟 496
(+4)
1.35.6 2.836.0⑨⑧ガルボ
11/12/17 阪神 11 阪神カップ G2 芝1400 1861219.8715** 牡6 57.0 I.メンデ小桧山悟 492
(+2)
1.21.9 1.435.6⑭⑬サンカルロ
11/11/20 京都 11 マイルCS G1 芝1600 1851042.81311** 牡6 57.0 三浦皇成小桧山悟 490
(0)
1.34.7 0.835.1⑮⑮エイシンアポロン
11/06/05 東京 11 安田記念 G1 芝1600 18239.833** 牡6 58.0 三浦皇成小桧山悟 490
(-6)
1.32.1 0.133.7⑭⑮リアルインパクト
11/04/17 阪神 11 マイラーズC G2 芝1600 18597.456** 牡6 57.0 三浦皇成小桧山悟 496
(-2)
1.32.8 0.533.0⑪⑬シルポート

⇒もっと見る


スマイルジャックの関連ニュース

 2008年ダービー2着馬スマイルジャック(牡9、父タニノギムレット)の引退が、所属する川崎・山崎尋厩舎のホームページで発表された。11月3日に川崎競馬場で引退式を行い、その後は北海道で余生を過ごす予定という。07年に美浦・小桧山厩舎からデビューし、13年秋に川崎に移籍。通算58戦5勝(うち地方10戦0勝)。重賞は08年GIIフジテレビ賞スプリングS、09年GIII関屋記念、11年GIII東京新聞杯の3勝。25日盛岡のOROターフスプリント10着が最後のレースとなった。

スマイルジャックの競走成績はこちら

スマイルジャックが川崎へ移籍 2013年9月19日(木) 18:53

 2008年のフジテレビ賞スプリングS・GIIなどを制したスマイルジャック(美浦・小桧山悟厩舎、牡8歳)が9月19日付でJRAの競走馬登録を抹消した。今後は川崎競馬場へ移籍する予定。

 重賞勝ちは2011年の東京新聞杯・GIII、2009年の関屋記念・GIII、2008年のフジテレビ賞スプリングS・GII。通算成績は48戦5勝。獲得賞金は、3億8498万3000円(付加賞含む)。2013年9月8日の京成杯オータムH・GIII13着が中央競馬でのラストランとなった。

スマイルジャックの全成績はこちら

[もっと見る]

【安田記念】最新ナマ情報2013年6月2日() 05:05

中山記念のデキ〔9〕ナカヤマナイト

 (9)ナカヤマナイトは美浦・南の角馬場からA(ダート)コースに出て、直線で気持ちが乗ってラスト1ハロン14秒8をマーク。栗毛の好馬体が目を引く。「うまく仕上がりました。中山記念(1着)ぐらいのデキにあります。柴田善騎手も手応えを感じていますし、ためるといい脚を使いますからね」と手綱を取った三浦調教助手。「パンパンの良馬場より、雨が降った方がいいですね」と力のいる馬場になることを希望していた。

◆「天命待つのみ」〔1〕カレンブラックヒル

 午前6時に栗東トレセンを出発した(1)カレンブラックヒルは、関西馬では一番早い同11時40分に東京競馬場に到着した。西口厩務員は「馬運車に乗ってしまえばおとなしいし、輸送は問題ない馬だから」と、馬房でくつろぐ様子に安心した表情を見せた。「以前のように環境の変化にピリピリしなくなった。今までどおりに順調にきました。最内枠はジョッキーが考えて乗ると思うし、やるべきことはやったから天命を待つのみ」と好結果を祈る。

◆初マイルも余裕〔2〕ショウナンマイティ

 産経大阪杯オルフェーヴルの半馬身差2着まで詰め寄った(2)ショウナンマイティは、午後2時30分に東京競馬場に着いた。熊沢厩務員は「おとなしくて輸送は問題のない馬ですから」と、青葉賞(5着)以来、約2年1カ月ぶりの関東圏への遠征をクリアして安堵の表情。今回は初のマイル戦になるが「むしろ合っていると思う。左回りの方が走りもスムーズだからね。京都記念(3着)とは状態が全然違うし、楽しみにしています」とGIタイトルを願っていた。

◆尾関師「いい感じ」〔3〕サクラゴスペル

 (3)サクラゴスペルは、美浦の角馬場からWコースに出て柔らかみのあるキャンターを披露した。「追った後に出た硬さは取れたし、いい感じでいける」と尾関調教師。マイルは2011年11月のアプローズ賞6着以来、1年半ぶりとなるが、「(千二で)タフな競馬をして持久力がついてきた」と愛馬を信頼している。

◆元気いっぱい〔4〕ガルボ

 (4)ガルボは美浦の坂路(4ハロン73秒7)からPコースに出て、弾むようなフットワークで駆け抜けた。青毛の馬体を大きく見せており、菊地基調教助手は「すごくいい雰囲気。元気いっぱいだよ。雨はよくないけれど、天気は大丈夫そう。あとは展開だね」と期待感たっぷりに語った。

◆馬具の効果に期待 〔5〕スマイルジャック

 (5)スマイルジャックは美浦の坂路を力強く駆け上がり、ラスト1ハロン13秒0をマークした。「いつもはコースだが、坂路でしまいだけ気合をつけた。近走の成績では強気になれないが、状態はすごくいい」と芝崎調教助手。「最近はズブくなっているので、初ブリンカーでスムーズに追走できれば」と馬具の効果に期待する。

◆不安なく至極順調〔7〕グランプリボス

 栗東トレセンを午前10時ごろにたった矢作厩舎の2頭は、午後4時前に東京競馬場に到着した。昨年の2着馬で前走マイラーズCを快勝している(7)グランプリボスは馬運車から降りると、あり余るエネルギーを放出するかのようにひと暴れ。担当の久保調教助手は「降りるとき元気がいいのはいつものとおり」と笑った。「何も不安なく来られたし、至極順調。枠もいいところを引いたからね。結構、自信を持って臨めます」とマイルGI3勝目に期待する。

◆栄冠へ虎視眈々〔17〕ダイワマッジョーレ

 京王杯SC勝ちの(17)ダイワマッジョーレは落ち着いた雰囲気。甲斐調教助手は「京王杯よりもいい状態で持ってきた。最近は味のある競馬をしてくれているし、この状態でGIに臨めるのは楽しみ」と自信ありげだった。

◆得意の舞台&距離〔8〕マイネイサベル

 (8)マイネイサベルは美浦の角馬場からWコースに出て、キビキビとした走り。適度に気合が乗り、馬体の張りも目立つ。「ヴィクトリアマイルで100%に持っていったので上積みはありませんが、その状態をキープしています」と大原調教助手は笑顔。「得意の舞台で得意の距離。ヴィクトリアマイルより(ペースは速く)流れると思いますし、松岡騎手も燃えるでしょう」と一発を狙っている。

◆マイル戦問題なし〔10〕ロードカナロア

 昨年の最優秀短距離馬(10)ロードカナロアは栗東トレセンから、午後0時30分に東京競馬場に到着。落ち着いた雰囲気だ。「東京は初めてですが、中山への輸送のときと変わりないですね。精神面で成長しています」と岩本調教助手。マイル戦は2年5カ月ぶりだが「香港スプリント以降、どっしりして、以前のムキになるところがなくなりました。1400メートルの阪急杯でも3~4コーナーでズブさを見せていたぐらいだし、距離がマイナスになることはないと思います」と気にしていなかった。

ピカピカ好馬体〔12〕ダークシャドウ

 (12)ダークシャドウは美浦の坂路(4ハロン71秒7)からWコースに入り、1ハロン16秒前後のキャンターで軽快に駆け抜けた。栗毛の好馬体はピカピカだ。「心配なく調整できている。暖かくなっているし、馬体重(前走504キロ)は510キロを切るくらいで出せそう」と橋本調教助手。初のマイル戦については「千八をこなしているし、そんなに心配することではない」と意に介さず、「ブリンカーを着けて、しまいまで気を抜かないように走れば」と全5勝を挙げる東京でのGI初制覇へ意欲を見せた。

◆筋肉モリモリ!!〔6〕グロリアスデイズ

 香港馬の(6)グロリアスデイズは東京競馬場で角馬場からダートに移動し、約1周半のキャンター調整を行った。筋肉の盛り上がりが目立ち、馬っぷりをよく見せている。「ここまで順調に調教を進められた。状態はいつも通り変わりない。当日は少し雨が降るようだが、問題はない」とサイズ調教師。

◆フォームしっかり〔11〕ヘレンスピリット

 香港馬の(11)ヘレンスピリットは東京競馬場のダートでキャンターを1周半。しっかりとしたフォームで雰囲気は上々だ。ソー調教助手は「金曜(31日)に芝で追い切ったことで、動き自体がシャープになって、状態が良くなってきた」と好気配を強調した。

[もっと見る]

【安田記念】最新ナマ情報2013年6月1日() 05:01

◆デキ&枠ニッコリ〔7〕グランプリボス

 昨年の2着馬で秋のマイルCSでも2着だった(7)グランプリボスは、栗東の角馬場で軽めの調整。キビキビした動きで体調の良さを感じさせた。矢作調教師は「目いっぱいに仕上げてあるから、これ以上は必要ない。いい状態です」と仕上がりに自信。京王杯SCを勝って臨む(17)ダイワマッジョーレは、栗東坂路4ハロン62秒2。弾むような走りでこちらも好調をキープだ。枠順について矢作師は「ボスは極端に内外じゃなければと思っていたから、いいところに入ったね。ゲートに動じる馬じゃないから先入れの奇数でも問題ない。ダイワは外に入ったけど、与えられた枠がいい枠と思うしかない。前走の勝ち方に成長を感じるし、状態はいいので」。

◆最内メンコ外す〔1〕カレンブラックヒル

 昨年のNHKマイルC優勝馬(1)カレンブラックヒルは、栗東坂路4ハロン61秒9と軽めだが、力強いフットワークで駆け上がってきた。平田調教師は「いい意味でピリピリしてきて、ほどよい緊張感がある」と状態の良さを伝えた。枠順は最内の〔1〕枠(1)番に。調教師は「ゲート入りで待たされるし、包まれるのも嫌だけど、大外よりはまし。デビューからの5連勝はすべて内めの枠だったからね」と話し、これまで着用していたメンコは「今回は外して臨みます」と、大一番に勝負をかける様子だった。

◆縦長の展開希望〔2〕ショウナンマイティ

 今年の産経大阪杯2着馬でマイル初挑戦の(2)ショウナンマイティは、ゆったりと栗東坂路を上がった。落ち着いた雰囲気で、今の状態とマイル戦の速い流れなら折り合いの心配はなさそう。梅田智調教師は「軽くほぐした程度だけど、追い切り後も落ち着いている」と笑顔。枠順については「できれば真ん中ぐらいが欲しかったけど、外枠よりは内の方がいい。ダービーも内枠の馬((1)番キズナ)が勝ったからね。あとは縦長の展開になってほしい」と満足そうな様子だった。

◆狙った通り真ん中〔10〕ロードカナロア

 約2年5カ月ぶり2度目のマイル戦に挑む、昨年の最優秀短距離馬(10)ロードカナロアは、栗東の角馬場で体をほぐして坂路へ。軽快なフットワークで4ハロン63秒4をマーク。柔らかい動きで状態は文句なしだ。枠順は安田調教師が望んでいたとおりの真ん中に入り、「ゲートに問題がある馬ではないし、ちょうどいいところが当たりましたね」と大満足の表情だった。

◆B着用で好反応〔12〕ダークシャドウ

 東京で全5勝を挙げる(12)ダークシャドウは美浦の坂路を4ハロン71秒8でゆったりと駆け上がった後、Wコースで調整を行った。

 「ここまで順調。GIの速い流れを経験しているし、(初の)マイルもそんなに心配することはない。ブリンカー着用でいつもより反応がよくなっている」と橋本調教助手は笑顔を見せ、〔6〕枠(12)番にも「いいところじゃないですか」と好感触を得ていた。堀厩舎は2011年リアルインパクト、12年ストロングリターン安田記念を連勝中。史上初となるすべて異なる馬でのGI3連覇という偉業を成し遂げられるか。

◆希望通りの内枠〔3〕サクラゴスペル

 高松宮記念4着の(3)サクラゴスペルは、追い切り翌日でもあり美浦の角馬場で軽い運動を消化。「追い切りはハードだったが、うまく持ち直してくれると思う」と尾関調教師。〔2〕枠(3)番にも「内がいいなと思っていたし、雨も降らないみたいだね」と笑顔で青空を見上げた。

◆8歳元気いっぱい〔5〕スマイルジャック

 美浦トレセンの投票所で枠順抽選が行われ、スマイルジャックの小桧山調教師は自ら抽選器を回して〔3〕枠(5)番をゲットした。「よかった。(自分の)前に(16)、(17)ときて嫌な流れだったけどね」と胸をなで下ろし、「馬は変わらず元気いっぱい。土曜にちょっとやるかも」と順調さを強調。スマイルは8歳で、2009年9着、10年3着、11年3着、12年8着に続く、5年連続の安田記念参戦となる。

◆ハマりそうな予感〔8〕マイネイサベル

 ヴィクトリアマイル3着の(8)マイネイサベルは美浦の角馬場からWコースに出て調整。「追った後も順調。枠順(〔4〕枠(8)番)も最内だった前走よりもいいね」と水野調教師は満足そうにうなずく。ヴィクトリアマイルは騎乗停止中で手綱を取れなかった松岡騎手は「ペースが速くなりそうだし、ロードカナロアの後ろあたりというイメージ。ハマりそうな気がしてきた」と一発を匂わせた。

◆西園師「まさか3頭とも外か…」苦笑い

 3年連続で安田記念3頭出しという偉業の栗東の西園厩舎。昨年のマイルCSを勝った(18)サダムパテックと、NHKマイルCを1番人気で7着に敗れた(14)エーシントップの2頭は坂路からポリトラックへ。サダムの方は気合の乗った様子で、雰囲気は上々。エーシンも柔らかい走りを見せていた。(13)シルポートは坂路をしっかりした脚取りで上がってきた。枠順を聞いた西園調教師は「まさか3頭とも真ん中よりも外か」と苦笑。「シルポートは何が何でもハナへ行くだけ。マイラーズCを連覇したとき(2011、12年)はどちらも(17)番だし、外でも問題ない。エーシントップシルポートを行かせて内を見ながらレースができるから問題ないね。ただ、サダムパテックは好位で内に潜り込ませたかったからなあ」とサダムの大外枠を嘆いていた。

◆仕上がりに自信〔9〕ナカヤマナイト

 マイル戦は2歳時のベゴニア賞1着以来、約2年半ぶりとなる(9)ナカヤマナイトは、美浦・南のA(ダート)コースを軽快なキャンターで駆け抜けた。

 「少し行く気になって速くなったが、フットワークはよかった。追った後も元気いっぱい」と二ノ宮調教師は好仕上がりに胸を張る。枠順については「(15)番じゃない?」とレインボーダリアが昨年のエリザベス女王杯を制したゲートを期待したが、〔5〕枠(9)番。「与えられたところでやるだけ」と納得の表情だった。

[もっと見る]

【東京新聞杯】スマイルジャック「パワフルさが…」2013年1月30日(水) 15:05

 スマイルジャック・田辺騎手「時季的なものなのか、パワフルさがなかった。併走馬をあっさり抜いてほしかったが…」

 リーチザクラウン・杉浦調教師「声帯を取ったが、(ノドは)まだ鳴っている。予定どおりやってはいるけど…」

(夕刊フジ)

2月3日東京11R・東京新聞杯の特別登録(騎手想定入り)★PCはこちら★スマホはこちら

[もっと見る]

【京成杯AH】3歳アクティブ驚異レコードV 2012年9月10日(月) 05:06

 第57回京成杯オータムH(9日、中山11R、GIII、3歳上オープン国際(特指)、ハンデ、芝・外1600メートル、1着本賞金3800万円=出走16頭)究極の高速決着だ。横山典弘騎乗、2番人気のレオアクティブが、後方待機から鮮やかにインを強襲。驚愕の切れ味を見せつけ、1分30秒7(良)の日本レコードで駆け抜けた。2着に6番人気スマイルジャックが入り、1番人気エーシンリターンズは伸びを欠いて7着に敗れた。なお、サマーマイルシリーズ優勝の該当馬はいなかった。

 若きスピードスターが世界最速のパフォーマンスで圧倒した。3歳のレオアクティブが、1分30秒7の日本レコードで古馬を一蹴。芝が青々と生え揃った開幕週の馬場を味方につけたにせよ、“世界記録”も一気に塗り替えてしまった。

 「こういう馬場だったし、レコードが出るのは当たり前と思っていた」

 昨年のフィフスペトルに続く京成杯AH連覇、札幌2歳Sコディーノ)に続く2週連続重賞Vを決めた横山典弘騎手は冷静にレースを振り返り、精神的に成長し、充実著しい相棒をたたえる

 「気性的に燃えやすかったが、ひと夏を過ごしてだいぶ丸くなっているね。折り合い面も最初のころに比べると、気を遣わなくなった」

 中団よりやや後ろのラチ沿いをスムーズに追走。折り合って脚をため、直線で最内を突く。先に抜け出したスマイルジャックを一瞬でかわしてVゴール。メンバー最速の上がり3ハロン33秒1は、2位(33秒6)のスマイルジャックネオサクセスよりコンマ5秒も速い異次元の切れ味だった。

 「軽い馬場もいいんだろうな。内枠なのでインを狙うしかなかったが、上手に競馬をしてくれた」

 アクティブで制した昨年の京王杯2歳S以来、約10カ月ぶりのJRA重賞制覇となった杉浦宏昭調教師も笑顔を見せる。2歳時から非凡なスピードを発揮しながら、マイルはこれまで3戦して朝日杯FSの3着が最高だった。距離の壁を克服できたのは収穫だ。

 今後はスワンS(10月27日、京都、GII、芝1400メートル)をステップに、マイルCS(11月18日、京都、GI、芝1600メートル)に駒を進める。杉浦厩舎にとっては、テレグノシス(2002年NHKマイルC)、ショウワモダン(10年安田記念)に続く、マイルGI3勝目がかかる。

 「GIに出られるところまできたが、もう少し磨かないと。(マイルを)1回勝っただけでは何ともいえない」。一流マイラーを育てた杉浦師だけに辛口だが、それも期待が大きいからこそ。着実に進化を遂げるレオアクティブがGIを射程圏に入れた。 (森田実)

[もっと見る]

⇒もっと見る

スマイルジャックの関連コラム

閲覧 735ビュー コメント 0 ナイス 7

第206話 「毎日王冠


07年 34.4-35.0-34.8 =1.44.2 ▼ 5△ 2△2 瞬発戦
08年 35.8-35.0-33.8 =1.44.6 ▼10△ 8△7 瞬発戦
09年 35.8-35.9-33.6 =1.45.3 ▼ 6△ 2△5 瞬発戦
10年 35.5-35.4-35.5 =1.46.4 ▼ 9△10△2 瞬発戦 稍重
11年 36.1-37.0-33.6 =1.46.7 ▼11▼ 8△5 瞬発戦

GⅡということもあって過去5年の出走馬62頭のうち32頭(51.6%)は次走秋天に出走しています。
秋天に向けての叩きの意味合いが強いレースということです。
展開的にはどうなるかといえばスローになりやすい=大きな加速が生じる瞬発戦になりやすい、という傾向です。
07年はストーミーカフェコンゴウリキシオーの2頭がハナ争いをしたおかげでハイペースの前傾ラップになりましたが、スローの後傾ラップがスタンダードなレースでしょう。
「脚を溜めたら弾ける馬」
が狙い目になると思われます。
では過去5年の連対馬のラップギアを見てみましょう。

1着馬
チョウサン     【瞬4平4消0】
スーパーホーネット 【瞬5平5消0】
カンパニー     【瞬6平6消1】
アリゼオ      【瞬3平0消0】
ダークシャドウ   【瞬5平1消0】
2着馬
アグネスアーク   【瞬1平2消2】
ウオッカ      【瞬8平1消0】
ウオッカ      【瞬11平2消0】
エイシンアポロン  【瞬2平3消0】
リアルインパクト  【瞬2平2消0】

「脚を溜めたら弾ける馬」となれば瞬発タイプの馬になるはずですが、近年の連対馬は瞬発戦平坦戦両方の実績がある馬がほとんどとなっています。
実はこれは「格」が関係しています。
芝1600~2000mでGⅠ~GⅡのレースは平坦戦になるケースは比較的多いです。
(2010~2011年では瞬発戦23回、平坦戦19回、消耗戦3回)
過去5年の連対馬でチョウサンアリゼオ以外の全馬には芝1600~2000m、GⅠ~GⅡ、平坦戦というレースでの連対実績がありました。
つまり、「脚を溜めたら弾ける(=瞬発力)+速い流れにも対応できる(=格)」というのがこのレースでのポイントになると思われます。

芝1600~2000m、GⅡ以上、平坦戦で連対経験のある馬は
エイシンアポロンリアルインパクトストロングリターングランプリボスシルポートサンライズプリンスカレンブラックヒルダノンヨーヨーダノンシャーク
の9頭です(次点:ダービー2着のスマイルジャック
この中で▼10以上のギアチェンジレースで連対経験がある馬は
リアルインパクトストロングリターンシルポートカレンブラックヒルダノンシャーク
の5頭です。

というのが近年の傾向ですが今年はシルポートが出走予定。
昨年も毎日王冠に出走はしていましたが溜め逃げをして瞬発力勝負で8着に惨敗。
「引き離した方がよかったかも」という言葉通り以後のレースでは中盤が緩むようなレースはしてきませんでした。
今年は昨年のような瞬発戦にはならない可能性が高いと感じます。
となれば開幕週の馬場で高速平坦戦というレース内容になるでしょう。
隊列が縮まらず4コーナーを回ってくればおそらく前有利。
人気だと思いますが、この馬かなと。

「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
カレンブラックヒルリアルインパクトスマイルジャック

(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。


登録済みの方はこちらからログイン

2012年9月10日(月) 19:00 【ウマニティ】
先週の回顧~仲谷プロ・岡村プロが東西重賞で10万オーバー払戻しに成功!
閲覧 602ビュー コメント 0 ナイス 3

残暑と呼ぶには暑すぎる秋空の下、先週は中山競馬場・阪神競馬場で秋競馬がスタートしました。9(日)阪神競馬場では、G1さながらの好メンバーが揃ったG2セントウルSが行われました。まずスタート直後、好発を決めた1番人気ロードカナロアが出を窺うものの、内の2番人気マジンプロスパー、3番人気カレンチャンを先に行かせてロードカナロアは3番手をキープ。その直後にはエーシンヴァーゴウエピセアロームヘニーハウンドらが続き、サンカルロアンシェルブルーといったところが中団やや後ろの位置取りで3コーナーへ。ハナを奪ったマジンプロスパーをがっちりマークするように2番手からカレンチャン、さらにロードカナロアが虎視眈々といった様相で直線を迎えます。内で苦しくなったマジンプロスパーを尻目に、カレンチャンロードカナロアの一騎打ちとなる中、終始馬群で脚を溜めていたエピセアロームと大外を回ったアンシェルブルーが馬体を併せるようにして迫ると、最後はエピセアロームがゴール直前でロードカナロアを差し切ってV。3着には、内のカレンチャンを交わしてアンシェルブルーが入っています。公認プロ予想家の中では、岡村信将プロ河内一秀プロが的中しています。
一方、中山競馬場で行われたG3京成杯AHはゼロスが先手を奪って幕開け。スペシャルハートコスモセンサーもこれに続いて前半3Fは34.0秒のペースで流れていきます。有力各馬は、エーシンリターンズスマイルジャックスピリタスドリームバスケットらが中団、少し離れて中団後方からレオアクティブといった位置取りに。迎えた直線での叩き合いからまず抜け出しを図ったのはコスモセンサー。しかし、その直後から最内を突いたスマイルジャックが良い伸びを見せると、連れて3列目以降の各馬も徐々に差を詰めます。そんな中、スマイルジャックが抜け出したそのさらに内一頭分のスペースを強襲したレオアクティブが豪脚を発揮し、内ラチ沿いを先頭で駆け抜けゴールイン。驚異の日本レコードVとなりました。2着にはスマイルジャックが入り、3着には粘るコスモセンサーの外に持ち出して渋太く伸びたスピリタスが入る結果となりました。1番人気に推されたエーシンリターンズは直線外を回って伸びあぐね、7着に敗れています。このレースでは、仲谷光太郎プロ栗山求プロdream1002プロサラマッポプロが的中予想を披露しています。
他にも先週は、佐藤洋一郎プロきいいろプロスガダイプロ山崎エリカプロが活躍を見せています。


☆☆☆注目プロ → 仲谷光太郎プロ
9(日)のG3京成杯AHは、◎レオアクティブからの3連単200円分を的中し11万8820円の払戻しに成功!8(土)の中山6R(3連単15万3810円的中)に続く連日の10万オーバー払戻しとなりました。土日トータルでは、回収率162%、同収支14万5260円のプラスをマークしています。

☆☆☆注目プロ → 岡村信将プロ
9(日)G2セントウルSは、「逃げ馬不在で、前走北九州記念より楽な競馬になれば使える脚は有力馬と互角以上」との見立てから◎エピセアロームの予想で単勝8000円分の的中!13万2000円の払戻しをマークしました。土日トータルでは回収率120%を達成しています。

☆☆☆注目プロ → 栗山求プロ
9(日)京成杯AHでは、「母父オペラハウスの隠れた適性=開幕週の芝に強い」との観点から◎レオアクティブの予想を披露。2、3着馬もキッチリ絡め、馬単&3連単的中で計9万1650円の払戻しを記録しました!

☆☆☆注目プロ → 佐藤洋一郎プロ
9(日)阪神7Rは○◎△の予想で3連単的中!11万9340円の払戻しを記録しています。

☆☆☆注目プロ → きいいろプロ
9(日)阪神10Rで◎○と読み通りの決着に。単勝&馬連計11万6000円のスマッシュヒットとなりました。土日トータルでは回収率104%を達成しています。

☆☆☆注目プロ → スガダイプロ
8(土)は中山11Rでの的中含め、的中率52%、回収率187%と絶好調!土日トータル成績は回収率129%をマークしています。

☆☆☆注目プロ → 山崎エリカプロ
8(土)は中山7Rの◎○的中から始まって4戦4勝の絶好調予想を披露!土日トータル成では回収率117%を達成しました。


※全レースの結果速報はこちら


3連休の来週は3日間開催!
3日間ともにウマニティが誇る公認プロ予想で秋競馬を存分にお楽しみ下さい。


「ユータ」

[もっと見る]

2012年3月14日(水) 19:00 本命ドリパス
『競馬』という名の推理小説 ~第177話スプリングS(謎解き編)~
閲覧 597ビュー コメント 0 ナイス 6

第177話 「スプリングS

07年 36.0-36.3-36.7 =1.49.0 ▼2▼3△7 平坦戦
08年 36.3-37.0-35.6 =1.48.9 ▼5▼4△4 瞬発戦
09年 36.6-39.0-35.2 =1.50.8 ▼7▼9△1 瞬発戦
10年 35.8-36.8-35.6 =1.48.2 ▼3▼6△5 瞬発戦

このレースは2年前に書いた第11話(→こちら)の内容で基本的にはOKだと思います。
但し、その記事の中で「傾向は変わりつつあるのかもしれない」と書いた通り近年は瞬発戦が目立ちます。
昨年は震災の影響で開催コースが阪神芝1800mに変更となったので当然の様に瞬発戦となりこれで4年連続となっています。
ラップを見てみるとそれほど大きな加速が生じる訳ではありませんが全て連続した加速になっています。
この連続した加速の区間は「4コーナー~急坂のやや手前」に相当します。
この区間で加速するとなるとやはりコーナーワークでの機動力と直線入ったところからの瞬時のギアチェンジ、この2つもしくはどちらかは必須となってくるでしょう。

では勝ち馬のラップギアとその増減を見てみましょう。


フライングアップル 【瞬3平1消0】▼9▼4±0 ▼ 2▼4△9 ▼ 7▼1▼3
スマイルジャック  【瞬3平1消0】±0▼4△2 ▼18±0△8 ▼11△2▼2 ▼15▼6△15
アンライバルド   【瞬2平0消0】▼2▼9△2 ▼17△6▼9
アリゼオ      【瞬2平0消0】▼8▼8△4 ▼ 7▼3△5

スマイルジャックは大きな加速が生じた瞬発戦実績がありますが以外の馬は▼10を超えるものではありません。

・連続加速の瞬発戦実績
・小回り(内回り)実績

の2点が重要になると思われます。
しかし実際この条件だけでは出走メンバーの多くがクリアしてしまいあまり絞り込めません。
上がりの脚の使い方で優劣がつけれないとなればポイントになるのは道中のペース経験(レース経験)でしょう。

【前走のレースクラス】
新馬~500万 0-2-1-16 勝率 0.0% 連対率10.5% 複勝率15.8%
OP~GⅠ  4-2-3-30 勝率10.3% 連対率15.4% 複勝率23.1%

前走OP以上のクラスに出走した馬の方が良績があります。
更に「前走芝1600m以上の距離で3着以内」という条件で絞り込むと
4-1-3-8 勝率25.0% 連対率31.3% 複勝率50.0%
と数字が一気に跳ね上がります。
登録メンバーでは(人気馬ばかりでしょうが)アルフレードグランデッツァゼロスディープブリランテマイネルロブストの5頭になります。
中心はこの馬達になるでしょう。
但し、ディープブリランテだけは小回り実績がないのが気になるか。

一方、馬券になった人気薄はこの条件から外れた馬ばかり。

エーシンピーシー 3着/6人気 前走500万1着
フローテーション 2着/11人気 前走OP7着(2歳時のOP勝利経験あり)
レッドスパーダ 2着/8人気 前走500万1着
ゲシュタルト 2着/10人気 前走500万5着

この4頭にはあまり共通項目ありません。
敢えて挙げるとすれば全馬キャリア3~4戦という馬ばかり。。
デビューが秋以降でようやくこの時期の伸びてきた馬ということかもしれません。
この条件に当てはまる馬は
オコレマルーナサトノギャラントストローハットモンストールロジメジャー
の5頭です(瞬発戦実績ありの馬に限る)
これらが人気薄で出走したら注意が必要かも。

人気馬の中で注目なのはやはりディープブリランテ
前走共同通信杯では逃げ馬不在で逃げて目標にされゴールドシップに差されてしまいましたが今回は前に馬を置いて競馬が出来そう。

「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
バンザイディープブリランテマイネルロブスト
えっ?バンザイってどこから出て来たの?と思われるかもしれませんがどうやら今週末も雨が降る予報…。
重適性の方が重要ではないかと。

(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。

[もっと見る]

2011年11月18日(金) 19:00 ウマニティ編集長
予想のメキキ ~2011年 マイルチャンピオンシップ~
閲覧 637ビュー コメント 0 ナイス 12

確たる主役不在で混戦ムードのマイルチャンピオンシップ。今回はハイクオリティな資金運用術“レイトバスター”でおなじみ、仲谷光太郎さんに登場してもらいます。仲谷さんはレースの格が上がるほど強さを発揮するようで、本年度のGⅠは17レース中6レースを的中させ、回収率262%という高い数字をマークしています。まさに、GⅠで頼れる男、ここにあり。仲谷さんは混戦マイルCSをどのように見立てているのでしょうか?

■このレースの印象・思い出などはありますか?
マイルCSはコース適性の高い馬が好走する印象があります。古くはダイタクヘリオスタイキシャトル、最近ではデュランダルダイワメジャーが連覇しました。また、昨年のエーシンフォワード(13番人気)のような極端な穴馬の優勝もあるので、穴狙いである私向きのGⅠレースと言えます。

■ズバリ、今年のこのレースの鍵を握る馬は?
先行するリディルリアルインパクトだと思います。2頭とも人気馬ですからやり合うようなことはないと思いますが、この馬たちを目標に他馬はレースを進めますので、どのタイミングで先頭に立つかによってレースの流れが変ってくるでしょう。

■堅く収まるか、それとも荒れると思いますか?
勝ってもおかしくない馬が複数いますから、ズバリ荒れるほうに賭けます。能力の接近しているときは穴馬から買うのが私のセオリーです。

■とっておきの穴馬を1頭教えてください。
スマイルジャックを推奨します。安田記念は勝ち馬から0.1秒差の僅差3着でした。今回は休み明けになりますが、調教内容が素晴らしく、いきなり走れる状態にあるとみています。レース傾向の観点からは、勝てば連覇になるエーシンフォワードにも注目ですね。こちらも調教ではかなりいい動きをしていましたよ。

リアルでいくらくらい儲けることを目指しますか?
私の場合3連単フォーメーションを買いますので、スマイルジャックのような穴馬が上位に入線すれば配当金が10万円を超える可能性があります。予想コロシアムでは数百円→数十万円。リアル馬券では帯封を狙いたいですね。

たんたんと、そして極めて的確にレースを分析してくれた仲谷さん。聞いていて「なるほど」と頷きっぱなしでした。「ズバリ荒れるほうに賭けます」というGⅠ絶好調男は、果たしてどの馬に本命◎を打つのか? 仲谷さんの最終結論は日曜日のプロ予想DXでご確認ください!

>>>仲谷光太郎プロの最新予想をチェック!

[もっと見る]

2011年6月6日(月) 00:22 本命ドリパス
『競馬』という名の推理小説 ~第118話安田記念(解決編)~
閲覧 882ビュー コメント 0 ナイス 2

12.3-10.7-10.9-11.5-11.6-11.2-11.6-12.2 =1.32.0
(33.9-23.1-35.0) ▼4△6△6 平坦戦

これで安田記念は3年連続でテンの3Fが33秒台という結果になりました。
シルポートはテンをそろっと出たい馬なので今年は激流にならないと予想していましたがいやはや激流でした。
スタートしてシルポートがハナに立ちますが外からリアルインパクトが直ぐに内に寄せてシルポートと併走するような感じになります。
それは困るとばかりにシルポートは飛ばしますがリアルインパクトは番手を確保した時点で一旦馬を落ち着かせる。
一方、外枠スタートのジョーカプチーノリアルインパクトとは対照的にスタートして真っ直ぐ馬を走らせます。
スタート地点から3コーナー入り口までを最短距離で斜めに走らせる様なコース取りです。
シルポートは後ろから突かれた訳ではないですが少し離れた距離でハナ争いをしてる感じになりました。
これらの要素が組み合わさってテンの激流が完成です。

ここまで来て緩めても仕方ないシルポートは中盤23.1秒で流し直線向いて▼4の加速。
負けはしましたがこの速い流れにも関わらず▼4と加速したのは力のある証拠だと思います。
ここで抜け出してきたのは3歳馬リアルインパクト
ラスト1Fでシルポートジョーカプチーノも交わすとそのまま粘り込んでストロングリターンの追撃を封じてのGⅠ制覇となりました。
相手は違いますが瞬発力ではグランプリボスに完敗だったことから今回は先行して押し切る戦法に切り替えたことがズバリ的中した結果となりました。
最後馬を我慢させる展開となったので地方騎手の戸崎Jの手腕というのも大きかったと思われます。
それと何気に大きいのは斤量差。
3歳馬は古馬に比べて4kg斤量が軽い設定となっています。
近年のNHKマイルCと安田記念を比較してみると

NHKマイルC → 安田記念
09年 1.32.4 → 1.33.5
10年 1.31.4 → 1.31.7
11年 1.32.2 → 1.32.0

となっています。
開催時期が異なるので単純な時計比較は出来ませんが近年のNHKマイルCは安田記念にそれほど劣るものではありません。
NHKマイルCで好走出来た馬が斤量差もあって安田記念でも好走するのは今思えばそれほど驚くべきことではなかったかもしれませんね。
近年の古馬短距離レースではエース不在の状態が続いているという要因もあるかなとも思います。
この結果から来年以降NHKマイルC→安田記念というローテの3歳馬が増える気がしますねぇ。
但し、注意点とすれば今回のリアルインパクトの様にNHKマイルC後も余力を残しての参戦でないと厳しいかもしれません。
リアルインパクトは今回の安田記念で春3走目でした。

2着3着は内でじっと我慢していた差し馬のストロングリターンスマイルジャック
こちらの差は内を突いたストロングリターンと外を回したスマイルジャックのコース取りの差だったと思います。
タフな内容のレースになるとやはり内枠でインベタの馬と先行馬が有利になりますね。
馬場向上で開催後半になってもそれほど外差し馬場にならないのも大きいと思います。

1番人気のアパパネは6着に敗退。
レースの流れ自体は前走のヴィクトリアMと似たものであり位置取りも同じ様なものでした。
これで伸び切れなかったのはやはり前走から中2週という詰まったローテが要因だと思います。
ヴィクトリアMがもう少し緩い内容であれば余力を残しての参戦となったでしょうがダメージはあまり抜けていなかったということでしょう。
元々休養明けは走らず2走目できっちり仕事をする馬なので常にハイパフォーマンスで走れる訳ではないと思います。
昨年秋も秋華賞勝利→エリ女3着で一仕事を終えてからのパフォーマンスは若干落ちてましたしね。

さて、春シーズンのGⅠも残るは宝塚記念だけとなりました。
ペルーサが回避となって残念ですが他の馬は故障なく出走して来て欲しいと思います。

(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。

[もっと見る]

2011年4月13日(水) 19:00 本命ドリパス
『競馬』という名の推理小説 ~第109話マイラーズC(謎解き編)~
閲覧 667ビュー コメント 0 ナイス 4

第109話 「マイラーズC

07年 34.9-23.3-34.0 =1.32.2 ▼2▼7△10 瞬発戦
08年 35.5-23.3-34.8 =1.33.6 ▼4±0△10 平坦戦
09年 36.2-24.1-33.7 =1.33.9 ▼9±0△7 瞬発戦
10年 34.8-23.8-34.3 =1.32.9 ▼5▼2△8 瞬発戦

09年は10頭立てと少頭数だったため前半~中盤が緩く流れて上がり特化のレースとなりましたが基本的にこのレースは11秒台のラップがずらっと並ぶハイレベルレース。
スピード、瞬発力などマイラーとしての総合力が問われるレースと言えるでしょう。
過去4年の勝ち馬全てがGⅠ馬連対馬となっています。
今年の場合は登録頭数は40頭となっておりシルポートという確固たる逃げ馬も存在するためハイレベルのレースになることは必至とみます。
あとは馬場状態次第で32秒台になるのか33秒台になるのかという辺りが勝負の別れ道になってくるでしょう。
流石に水曜日の段階では馬場状態は全く分からないので現時点では各馬の「格」の目安となる重賞実績を見てみます。
(条件は芝1600m~2000m)

【古馬GⅠ連対馬】
ショウワモダンダノンヨーヨー

【古馬GⅡ連対馬】
リーチザクラウンエイシンアポロン

【古馬GⅢ連対馬】
スマイルジャックシルポートダノンヨーヨーショウワモダンライブコンサートアブソリュートマイネルスケルツィ
キングストリートガルボ(2着)
ショウリュウムーン(牝馬限定)

【3歳GⅠ連対馬】
アパパネ

【3歳GⅡ連対馬】
フライングアップルマイネルスケルツィスマイルジャックエイシンアポロン

【3歳GⅢ連対馬】
ショウリュウムーンコスモセンサーガルボリーチザクラウン
アパパネスマイルジャックミッキードリーム(2着)

個人的には今年の場合はメンバーが揃ったので古馬GⅠ~GⅡ連対馬、古馬GⅢ勝利馬、3歳GⅠ連対馬までが圏内とみます。
但し、ここに加えてほしいのがマイルCS3着馬のゴールスキー
マイルCSでは勝ち馬と同タイムで走破していて決して格負けしてる馬とは思えません。
ショウワモダンダノンヨーヨーリーチザクラウンエイシンアポロンスマイルジャックシルポートライブコンサートアブソリュートアパパネゴールスキー
マイネルスケルツィ(除外対象)
の10頭が権利ありかと思います。

私の一押しはゴールスキー(「お前、そのための追加したんじゃないの?」という突っ込みが入りそう・・・)
前走は3着での敗退ですが前々走1400m戦を使ったことが敗因とみています。
ダートGⅠ馬ゴールドアリュールの弟で父はネオユニ。
軽い切れというよりもナタの切れを持つ馬でパワーを必要とする阪神外回りはおそらくベストな舞台。
ここで結果を出さないと賞金的に安田記念に出れない可能性もあるのでここは必勝態勢なはず。

3冠牝馬に失礼ですがアパパネは格的には未知数。
そもそもこの馬は未勝利戦を勝って以降牝馬限定のレースしか出走していません。
現4歳牡馬は最強世代と呼ばれますが牝馬となるとやや劣る印象です。
古馬混合重賞では
アプリコットフィズクイーンS
レディアルバローザ中山牝馬S
カレンチャン阪神牝馬S
ショウリュウムーン京都牝馬S
の4頭が勝利していますが全て牝馬限定のレースです。
休養明けの初戦のここは「消して妙」と思います。

ダノンヨーヨーは前走を見ても分かる通り追い込み一手の戦法は相手任せのレースしか出来ず凡走も考えられます。
今回から内田Jに乗り替わるようなので位置取りを変えてくる可能性もありますがそこも未知数。

前年の覇者リーチザクラウンですが前走の追い込み3着が余計な印象です。
前年は先行策での勝利ですが今年は後方からのレースになりそう。

基本的にメンバーが揃ったレースでは追い込み脚質は信用していません。
過去4回のこのレースでも4コーナー6番手以内の馬が勝利しています。
後方の馬は2着までという評価です。

「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
ゴールスキースマイルジャックショウワモダン


(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。

[もっと見る]

⇒もっと見る

スマイルジャックの口コミ


口コミ一覧
閲覧 423ビュー コメント 0 ナイス 3

 最近では、ここで実力を試し、海外のG1レースに飛躍する馬が目立っている中山記念G2。

【中山記念1着】
1着 ウインブライト  QE2世C1着
1着 ネオリアリズム  QE2世C1着
1着 ドゥラメンテ   ドバイシーマクラシック2着、宝塚記念2着
1着 ジャスタウェイ  ドバイDF1着

【中山記念2着】
2着 アルキメデス   香港C7着

【中山記念3着】
3着 リアルスティール ドバイT1着、安田記念11
3着 ステファノス   QE2世C2着
3着 ロゴタイプ    ドバイDF6着

 日記の終末に記載している【資料1と資料2】でその臨戦過程や実績を見ていただくと、「なるほど」と思う実績馬ばかりなのですが、今年の出走登録をみると、これらの馬たちに匹敵する能力馬がほとんど見当たりません。

 まず、過去10年間(2012年~2021年)の中山記念の1着馬の前走を見てみます。

1.G1からの直行馬:6勝
    2020年 ダノンキングリー マイルCS 5着→中山記念1着 →大阪杯3着
    2017年 ネオリアリズム  香港マイル9着→中山記念1着 →QE2世C1着
    2016年 ドゥラメンテ   ダービー 1着→中山記念1着 →ドバイシーマ2着
    2015年 ヌーヴォレコルト エリ女杯 2着→中山記念1着 →VICマイル 6着
    2014年 ジャスタウェイ  天皇賞秋 1着→中山記念1着 →ドバイDF1着
    2013年 ナカヤマナイト  有馬記念 7着→中山記念1着 →安田記念12着

2.中山金杯1・2着からの出走:4勝
    2021年 ヒシイグアス   中山金杯 1着→中山記念1着 →G1不出走→天皇賞秋5着 香港C2着
    2019年 ウインブライト  中山金杯 1着→中山記念1着  →QE2世C1着
    2018年 ウインブライト  中山金杯 2着→中山記念1着  →大阪杯12着
    2012年 フェデラリスト  中山金杯 1着→中山記念1着  →宝塚記念10着


 次に、中山記念の2着馬の前走を見てみます。

1.G1からの直行馬:2着5回
    2020年 ラッキーライラック 香港ヴァース2着→中山記念2着 →大阪杯1着、宝塚記念6着
    2019年 ラッキーライラック 秋華賞  9着 →中山記念2着 → VICマイル4着
    2018年 アエロリット    秋華賞  7着 →中山記念2着 → VICマイル4着,安田記念2着
    2016年 アンビシャス    天皇賞秋 5着 →中山記念2着 →宝塚記念16着
    2013年 ダイワファルコン  有馬記念 10着 →中山記念2着  G1不出走

2.中山金杯1・2着からの出走:該当馬なし(中山金杯2着経由で根岸Sから:1頭 )
    2015年 ロゴタイプ 中山金杯2着→根岸S8着 →中山記念2着 G1不出走

3.京都金杯からの出走:2着2回
    2021年 ケイデンスコール  京都金杯 6着 →中山記念2着 →安田記念10着
    2012年 シルポート     京都金杯 6着 →中山記念2着 →安田記念12着

4.前年のG3からの出走馬:2着1回
    2014年 アルキメデス    朝日CC  1着 →中山記念2着 →香港C7着

5.年明けのOPクラス2着からの出走馬:2着1回
    2017年 サクラアンプルール 白富士S(OP)2着→中山記念2着→大阪杯13着


 3つめに、中山記念の3着馬の前走も見てみます。

1.G1からの直行馬:3着4回(G1出走後に2レース取消:結果としてG1からの直行:1回)
    2019年 ステルヴィオ    マイルCS 1着→中山記念3着→大阪杯14着、安田記念8着
    2018年 マルターズアポジー マイルCS 15着→中山記念3着 G1不出走
    2017年 ロゴタイプ     香港マイル5着→中山記念3着→安田記念2着
    2016年 リアルスティール  菊花賞  2着→中山記念3着→ドバイターフ1着
(参考)
    2020年 ソウルスターリングVICマイル9着→エプソムC取消→府中牝S取消→中山記念3着


2.中山金杯1・2着からの出走:該当馬なし(中山金杯3着からの出走:1回)
(参考)
    2021年 ウインイクシード  中山金杯 3着→中山記念3着  G1不出走

3.前年G2からの出走馬:3着4回
    2015年 ステファノス  セントライト4着→富士S 1着→中山記念3着 QE2世C2着
    2014年 ロゴタイプ   ダービー  5着→札幌記念5着→中山記念3着 ドバイDF6着
    2013年 シルポート   マイルCS  4着→阪神C 14着 →中山記念3着 安田記念18着
    2012年 リアルインパクトマイルCS  5着→阪神C 10着 →中山記念3着 安田記念6着


 中山記念の複勝圏に入った過去10年間、30頭の分類を今年の出走登録馬に当てはめてみます。

1.G1からの直行馬:3頭

ダノンザキッド   皐月賞 15着    →富士S 4着    →マイルCS 3着→当該レース
パンサラッサ    オクトーバーS(L)1着→福島記念1着 →有馬記念 13着→当該レース
ワールドリバイバル ラジオNIKK   2着→セントライト記念11着→菊花賞  18着→当該レース

2.中山金杯1・2着(3着)からの出走:該当馬なし(参考として中山金杯からの出走)
ウインイクシード  ケフェウス(OP)7着→カシオペアS(L) 6着→中山金杯 6着→当該レース

3.京都金杯からの出走:該当馬なし

4.前年G3からの出走馬:3頭
ガロアクリーク ディセンバーS(L)3着→都大路S(L)除外→エプソムC12着→8カ月休養 当該レース
コントラチェック函館サマーS  8着→京王杯AH 2着→福島記念15着→当該レース
ヒュミドール  小倉記念 2着   →京都大賞典 10着→福島記念 2着→当該レース

5.年明けのOPクラス1・2着からの出走馬:1頭(参考に年明けOPからの出走馬)
アドマイヤハダル  ダービー 17着→ディセンバーS(L)5着 →白富士S(L) 2着 →当該レース
エブリワンブラック 師走S(L)4着→ベテルギュウス(L)中止→関門橋S(OP)9着→当該レース
ゴーフォーザサミット日経賞G211着→福島民報杯(L)6着  →メイS(OP)5着 →当該レース
ルフトシュトローム マイラーズC13着→スワローC 13着  →キャピタルS(L)12着→当該レース
レッドサイオン   新潟記念  10着→オクトーバーC(L)4着→白富士S(L) 7着→当該レース
ワールドウインズ  オーロカップ 8着→キャピタルS(L)4着→関門橋S(OP)7着→当該レース

6.前年G2からの出走馬:該当馬なし


 以上が中山記念の複勝圏内に入った実績に基づく前走別の分類に当てはまる(参考含む)出走登録馬です。これ以外の前走、すなわち中山記念で実績のない出走パターンからの登録馬を示してみると・・・

7.中山金杯と京都金杯以外の年明けのG3からの出走
カラテ       京成杯AH 5着→ニューイヤーS(L)1着→東京新聞杯 3着→当該レース
トーラスジェミニ  毎日王冠 11着→京都金杯 13着    →東京新聞杯14着→当該レース
マルターズディオサ 府中牝馬S 3着→ターコイズS8着  →東京新聞杯15着→当該レース

8.年明けのG2からの出走
ソッサスブレイ   オールカマー12着→ディセンバーS(L)3着 →AJCC 13着→当該レース


 前走別分類でお分かりのように、前走G1からの出走と中山金杯1・2着からの出走馬の成績が際立っています。過去10年間はそれぞれ6勝と4勝で独占状態になっています。

 今年は、中山金杯からは6着になったウインイクシード唯1頭で、中山金杯の1・2着馬(参考にした3着馬も) 不在なら、G1から直行してくる3頭の取捨で的中する可能性大と言っていいのかもしれません。

 ただし、ウインイクシードは中山金杯からの出走の参考としてあげたように、昨年の中山金杯3着→中山記念3着馬なので、過去のデータからは複勝圏外と考えるのが妥当でしょうが、後程述べるように若干の可能性が残されているかもしれません。情状酌量の余地ありです。

 新年最初のG3中山金杯と同様に、年明けのG3京都金杯からの出走は、中山記念での勝利はないものの2着2回の実績がありますが、今年この路線からの該当馬はありません。ちなみに、中山記念で2着になった2頭は共に京都金杯6着というのも偶然なのか奇跡なのか、気になるデータです。

 じつは、この路線の類似的・例外的な出走としてトーラスジェミニがあげられます。

トーラスジェミニ  京都金杯 13着 →東京新聞杯14着→当該レース

 しかし、トーラスジェミニには、情状酌量の余地がないと考えます。それは、類似的・例外的として取り上げた理由があるからです。

 年明けのG3から出走し、中山記念で実績があるのは前走『中山金杯』と『京都金杯』だけといいましたが、例外的な臨戦過程が1例だけあり、それはG3根岸Sから出走したロゴタイプです。

 ロゴタイプは、年明け2戦して中山記念に臨んで2着(複勝圏内)になった例外中の例外で、複勝圏に入った他の29頭は年明け1戦で臨むか、年明け初戦で臨んできた馬だけです。

 ロゴタイプの年明け初戦は中山金杯2着で、中山記念の有力馬としての資格は十分にありますが、1戦(根岸S)挟んで調子を整えて中山記念に備えたものと考えられます。

 しかし、今年の年明け3戦目で中山記念に参戦するトーラスジェミニは、京都金杯の成績も1戦挟んだ東京新聞杯の成績も中山記念でとても上位争いができるものとは思えません。

    2022年 トーラスジェミニ 京都金杯 13着→東京新聞杯14着→中山記念
    2015年 ロゴタイプ    中山金杯  2着→根岸S 8着 →中山記念2着

 類似的・例外的に、2つの金杯から1戦挟んで中山記念に臨むにしても、金杯での実績は重視する必要があることを忘れてはならないことを過去のデータは物語っています。(このことを確かめてもらうために「トーラスジェミニ」を取り上げました)

 やはり、年明け初戦か年明け1戦で中山記念に参戦してくる馬の中から有力馬として候補を絞ることになります。年明け1戦が、G3からの出走については、中山金杯からの4勝-2着0回-3着1回と、京都金杯からの2着2回のみが前走G3の実績としてあるだけで、他のG3からの出走馬は先程述べた根岸Sを例外として、まったく通用していません。

 今年、年明けのG3東京新聞杯から出走を予定している3頭については、複勝圏内に入れるかは懐疑的です。それは、6頭がこの臨戦過程で挑戦し、ことごとく敗れているからです。【資料4】

 その6頭中、5頭が東京新聞杯10着以下からの挑戦でした。最上位は東京新聞杯7着から出走したスマイルジャックで、中山記念では7着でした。やはり、この路線では通用しないことを示していると思います。

 ただし、カラテは東京新聞杯3着からの参戦で、これまでの最上位での出走なので複勝圏に入る可能性があるかもしれません。とは言いながら、この路線の出走馬でカラテよりも実績のある前々走マイルCS5着のリアルインパクトや、同じく前々走マイルCS10着のタガノグランパが敗れていることも事実であり、何より年明け2戦からの出走であることが懸念材料です。

カラテ       京成杯AH 5着→ニューイヤーS(L)1着→東京新聞杯 3着→当該レース
トーラスジェミニ  毎日王冠 11着→京都金杯 13着    →東京新聞杯14着→当該レース
マルターズディオサ 府中牝馬S 3着→ターコイズS8着  →東京新聞杯15着→当該レース

 すなわち、有力馬と言われている『カラテ』は危険な人気馬と捉えています。


 では、年明けの1戦が格上の前走G2からの出走は中山記念で通用するかというと、少なくとも過去10年間では、思わず笑ってしまうほどまったく実績を残してしていません。【資料3】

    AJCCから 11頭  最高順位5着:1頭、6着~9着:5頭、10着以下:5頭

    日経新春杯 3頭  最高順位9着:1頭、10着以下2頭


 前走が、年明け1戦の場合は、むしろ格下のオープンクラス(L)からの出走の方が実績を残しています。過去10年間で僅か1例に過ぎませんが、リステットレースで2着であることが限定条件で中山記念の2着になっています。

    2017年 サクラアンプルール 白富士S(OP)2着→中山記念2着 →大阪杯13着

 中山記念後の成績を見るとフロック視することもできますが、完全に否定しきれないという思いがあります。今年の出走馬にこの限定条件にピッタリあてはまる2着馬がいますので、アドマイヤハダルは少々気になる存在になります。

    アドマイヤハダル  ダービー 17着→ディセンバーS(L)5着→白富士S(L)2着→中山記念
 2017年サクラアンプルールノベンバーS4着→美浦S1600万下1着→白富士S(L)2着→中山記念2着


 さて、そろそろ最終予想に移りたいと思いますが、その前に、中山金杯6着から参戦する『ウインイクシードに情状酌量の余地あり』という件について述べておきたいと思います。

 今年の出走馬16頭の内、重賞タイトルホルダーが以下のように7頭いますが

  ダノンザキッド
    G1 ホープフルS1着、マイルCS3着
    G2 弥生賞   3着、富士S  4着
    G3 東スポ2歳S1着
  ガロアクリーク
    G1 皐月賞 3着
    G2 スプリングS1着、セントライト3着
  ゴーフォーザサミット
    G2 青葉賞 1着
  コントラチェック
    G3 フラワーカップ1着、ターコイズS1着、オーシャンS1着、京阪杯2着
  パンサラッサ
    G3 福島記念 1着、ラジオNIKKEI2着
  カラテ
    G3 東京新聞杯1着、関屋記念3着、東京新聞杯3着
  トーラスジェミニ
    G3 七夕賞1着

 2歳G1馬はいるものの、3歳G1馬も古馬のG1馬も不在と、中山記念としては些か小粒なメンバーです。また、前走で1着になった馬が1頭もいないという異例のメンバー構成になっています。

 1着候補は、これまでの出走パターンの中から絞り込むとして、2・3着候補についてはこれまでのデータに当てはまる出走馬に加えて、その路線における順位のハードルを少々下げて考えたいと思います。


 G1から直行してくる馬の取捨を最重点に据えながら、これに次ぐ実績を持つ中山金杯最上位の6着から参戦する『ウインイクシードに情状酌量の余地あり』として、予想をしたいと思います。

【中山記念出走馬】
 1.ソッサスブレイ   オールカマー12着→ディセンバーS(L)3着→AJCC  13着→中山記念
 2.トーラスジェミニ  毎日王冠 11着 →京都金杯 13着   →東京新聞杯14着→中山記念
×3.ガロアクリーク   ディセンバーS(L)3着→都大路(L)除外→エプソムC12着→8ヶ月休養 
△4.ヒュミドール    小倉記念 2着   →京都大賞典 10着→福島記念 2着 →中山記念
○5.パンサラッサ    オクトーバーS(L)1着→福島記念1着 →有馬記念 13着→中山記念
 6.レッドサイオン   新潟記念 10着→オクトーバーC(L)4着→白富士S(L)7着→中山記念
△7.ウインイクシード  ケフェウス(OP)7着→カシオペアS(L)6着→中山金杯 6着→中山記念
 8.マルターズディオサ 府中牝馬S 3着→ターコイズS8着   →東京新聞杯15着→中山記念
×9.ゴーフォーザサミット日経賞G2 11着→福島民報杯(L)6着→メイS(OP)5着→中山記念
 10.ルフトシュトローム マイラーズC13着→スワンS13着→キャピタルS(L)12着→中山記念
▲11.カラテ       京成杯AH 5着→ニューイヤーS(L)1着 →東京新聞杯3着→中山記念
△12.アドマイヤハダル  ダービー  17着→ディセンバーS(L)5着→白富士S(L) 2着→中山記念
 13.ワールドリバイバル ラジオNIKK 2着→セントライト記念11着→菊花賞   18着→中山記念
△14.コントラチェック  函館サマーS 8着→京王杯AH 2着   →福島記念15着→中山記念
◎15.ダノンザキッド   皐月賞 15着  →富士S 4着     →マイルCS 3着→中山記念
 16.ワールドウインズ  オーロC8着→キャピタルS(L)4着→関門橋S(OP)7着→中山記念


 データを信じるか信じないかは自分次第!

 これでなんとか的中しますよう 幸運を祈ります。




※ 参考資料

【資料1 中山記念 過去10年間2012年~2021年の上位成績】

2021年
1着 ヒシイグアス  3勝クラス1着→中山金杯1着→中山記念1着 G1不出走→天皇賞秋5着→香港C2着
2着 ケイデンスコール オーロC(L)1着→京都金杯6着→中山記念2着  安田記念10着
3着 ウインイクシード ディセンバーS5着→中山金杯3着→中山記念3着 G1不出走
       2020年 天皇賞秋 8着→香港C 1着  →中山記念7着 G1不出走

2020年
1着 ダノンキングリー  毎日王冠1着→マイルCS5着→中山記念1着大阪杯3着、安田記念7着
2着 ラッキーライラック エリ女王杯1着→香港ヴァース2着→中山記念2着 大阪杯1着
3着 ソウルスターリング エプソムC取消→府中牝馬S取消→中山記念3着

2019年
1着 ウインブライト  マイルCS9着→中山金杯1着→中山記念1着 QE2世C1着
2着 ラッキーライラックオークス3着→秋華賞9着→中山記念2着  ヴィクトリアM4着
3着 ステルヴィオ   毎日王冠2着→マイルCS1着→中山記念3着 大阪杯14着、安田記念8着

2018年
1着 ウインブライト 福島記念1着→中山金杯2着→中山記念1着 大阪杯12着
2着 アエロリット  クイーンS1着→秋華賞7着→中山記念2着 VICマイル4着、安田記念2着
3着 マルターズアポジー京成杯AH4着→マイルCS15着→中山記念3着  G1不出走
        2020年 スワンS 11着→京都金杯14着→中山記念6着
        2019年 チャレンジC7着→小倉大賞典13着→中山記念7着

2017年
1着 ネオリアリズム   マイルCS3着→香港 マイル9着 →中山記念1着 QE2世C1着
2着 サクラアンプルール 1600万下1着→白富士S(OP)1着→中山記念2着 大阪杯13着
         2018年 天皇賞秋8着→有馬記念 16着  →中山記念4着
3着 ロゴタイプ     天皇賞秋5着→香港マイル  5着→中山記念3着 安田記念2着

2016年
1着 ドゥラメンテ  皐月賞 1着→ダービー1着→中山記念1着 ドバイシーマ2着、宝塚記念2着
2着 アンビシャス  毎日王冠6着→天皇賞秋5着→中山記念2着  宝塚記念16着
       2017年 毎日王冠2着→天皇賞秋4着→中山記念4着  大阪杯5着、安田記念15着
3着 リアルスティール神戸新聞杯2着→菊花賞2着→中山記念3着  ドバイターフ1着
         2017年天皇賞秋2着→ジャパンC5着→中山記念8着

2015年
1着 ヌーヴォレコルト秋華賞2着→エリ女王杯2着→中山記念1着 VICマイル6着、宝塚記念5着
2着 ロゴタイプ   中山金杯2着→根岸S 8着→中山記念2着  G1不出走
       2016年 富士S 3着→マイルCS9着→中山記念7着  安田記念1着
3着 ステファノス  セントライト4着→富士S1着→中山記念3着 QE2世C2着

2014年
1着 ジャスタウェイ  毎日王冠2着→天皇賞秋1着→中山記念1着 ドバイDF1着
2着 アルキメデス   1600万下1着→朝日CC1着→中山記念2着   香港C7着
3着 ロゴタイプ    ダービー5着→札幌記念5着→中山記念3着 ドバイDF6着
        2013年 函館2歳S4着→札幌2歳S4着→朝日杯FS1着→スプリングS1着→皐月賞1着

2013年
1着 ナカヤマナイト  天皇賞秋6着→有馬記念7着→中山記念1着  安田記念12着
        2015年 福島記念5着→中山金杯9着→中山記念8着
        2014年 ジャパンC9着→有馬記念13着→中山記念13着
2着 ダイワファルコン 福島記念1着→有馬記念10着→中山記念2着     G1不出走
       2012年 ディセンバーS9着→中山金杯2着→中山記念9着
        2014年 天皇賞秋 15着 →福島記念 1着→中山記念12着
3着 シルポート    マイルCS4着→阪神C 14着→中山記念3着     安田記念18着

2012年
1着 フェデラリスト  1600万下1着→中山金杯1着→中山記念1着     宝塚記念10着
2着 シルポート    阪神C 5着→京都金杯6着→中山記念2着     安田記念12着
3着 リアルインパクト マイルCS5着→阪神C10着→中山記念3着      安田記念6着
        2011年 京王杯2歳S2着→朝日杯FS2着→NZT11着→NHKマイルC3着→安田記念1着
        2013年 マイルCS5着→東京新聞杯11着→中山記念8着



【資料2 中山記念上位入賞の臨戦過程】

中山記念 1着
1着 ヒシイグアス   3勝クラス1着→中山金杯 1着→中山記念1着 G1不出走→天皇賞秋5着
1着 ダノンキングリー 毎日王冠 1着→マイルCS5着→中山記念1着 大阪杯3着
1着 ウインブライト  マイルCS 9着→中山金杯 1着→中山記念1着 QE2世C1着
1着 ウインブライト  福島記念 1着→中山金杯 2着→中山記念1着 大阪杯12着
1着 ネオリアリズム  マイルCS 3着→香港マイル9着→中山記念1着 QE2世C1着
1着 ドゥラメンテ   皐月賞  1着→ダービー 1着→中山記念1着 ドバイシーマ2着、宝塚記念2着
1着 ヌーヴォレコルト 秋華賞 2着→エリ女王2着→中山記念1着  VICマイル 6着、宝塚記念5着
1着 ジャスタウェイ  毎日王冠 2着→天皇賞秋1着→中山記念1着  ドバイDF1着
1着 ナカヤマナイト  天皇賞秋 6着→有馬記念7着→中山記念1着  安田記念12着
1着 フェデラリスト  1600万下 1着→中山金杯1着→中山記念1着  宝塚記念10着

  年明け0戦 6勝  年明け1戦 4勝  年明け2戦 0勝


中山記念 2着
2着 ケイデンスコール オーロC(L)1着→京都金杯 6着 →中山記念2着 安田記念10着
2着 ラッキーライラックエリ女王杯 1着→香港ヴァース2着→中山記念2着 大阪杯1着、宝塚記念6着
2着 ラッキーライラックオークス  3着→秋華賞  9着 →中山記念2着 VICマイル4着
2着 アエロリット   クイーンS 1着→秋華賞  7着 →中山記念2着 VICマイル4着,安田記念2着
2着 サクラアンプルール1600万下 1着→白富士S(OP)1着→中山記念2着 大阪杯13着
2着 アンビシャス   毎日王冠  6着→天皇賞秋 5着 →中山記念2着  宝塚記念16着
2着 ロゴタイプ    中山金杯  2着→根岸S  8着 →中山記念2着  G1不出走
2着 アルキメデス   1600万下 1着→朝日CC  1着 →中山記念2着  香港C7着
2着 ダイワファルコン 福島記念 1着→有馬記念  10着 →中山記念2着  G1不出走
2着 シルポート    阪神C  5着→京都金杯 6着  →中山記念2着  安田記念12着

  年明け0戦 6回  年明け1戦 3回  年明け2戦 1回


中山記念 3着
3着 ウインイクシード  ディセンバーS5着→中山金杯3着 →中山記念3着 G1不出走
3着 ソウルスターリング エプソムC 取消 →府中牝馬S取消→中山記念3着
3着 ステルヴィオ    毎日王冠  2着→マイルCS1着 →中山記念3着 大阪杯14着、安田記念8着
3着 マルターズアポジー 京成杯AH 4着→マイルCS15着 →中山記念3着 G1不出走
3着 ロゴタイプ     天皇賞秋  5着→香港マイル5着 →中山記念3着 安田記念2着
3着 リアルスティール  神戸新聞杯 2着→菊花賞  2着 →中山記念3着 ドバイT1着、安田記念11
3着 ステファノス    セントライト4着→富士S  1着 →中山記念3着 QE2世C2着
3着 ロゴタイプ     ダービー  5着→札幌記念 5着 →中山記念3着 ドバイDF6着
3着 シルポート     マイルCS  4着→阪神C 14着 →中山記念3着 安田記念18着
3着 リアルインパクト  マイルCS  5着→阪神C 10着 →中山記念3着 安田記念6着

  年明け0戦 9回 年明け1戦 1回 年明け2戦 0回



【資料3 中山記念における、前走が年明けのG2出走馬の成績】
2021年
    サンアップルトン アルゼンチン杯3着 →AJCC  9着→中山記念6着
    マイネルハニー  ディセンバーS11着 →AJCC  11着→中山記念13着
    ノーブルマーズ  カシオペア(L) 8着 →AJCC  13着→中山記念12着
    クラージュゲリエ アンドロメダ(L)2着→日経新春杯3着→中山記念9着
2018年
    ディサイファ   ジャパンC 17着  →AJCC  4着→中山記念6着
    ショウナンバッハ 中日新聞杯  4着  →AJCC  6着→中山記念7着
2017年
    クリールカイザー アルゼンチン杯7着 →AJCC  12着→中山記念11着
2015年
    マイネルフロスト 中山金杯   6着 →AJCC  4着→中山記念11着
    ゼンノルジェロ  カウントD16001着 →日経新春杯10着→中山記念10着
2014年
    ヴェルデグリーン 有馬記念 10着→AJCC  1着→中山記念5着
    サダムパテック  阪神カップ 8着→AJCC  11着→中山記念7着
2013年
    ダノンバラード  金鯱賞  8着→AJCC  1着→中山記念6着
    シンゲン     中山金杯 12着→AJCC  8着→中山記念12着
2012年
    トゥザグローリー 有馬記念  3着→日経新春杯1着→中山記念10着




【資料4 中山記念における、前走が年明けのG3東京新聞杯出走馬の成績】
2021年
    ショウナンライズ   ニューイヤー(L)14着→東京新聞杯15着→中山記念11着
2020年
    ゴールドサーベランス アンドロメダ(L)8着→東京新聞杯14着→中山記念8着
2016年
    サトノギャラント   関屋記念  8着  →東京新聞杯10着→中山記念6着
2015年
    タガノグランパ    マイルCS  10着 →東京新聞杯11着→中山記念8着
2013年
    スマイルジャック   キャピタルS 8着 →東京新聞杯7着→中山記念7着
    リアルインパクト   マイルCS  5着 →東京新聞杯11着→中山記念8着



【資料5 中山記念のリピータの成績と臨戦過程】

ウインイクシード
 2021年 ディセンバーS5着→中山金杯3着→中山記念3着   G1不出走
 2020年 天皇賞秋   8着→香港C 1着→中山記念7着   G1不出走
 2019年 マイルCS  9着→中山金杯1着→中山記念1着   QE2世C1着

ラッキーライラック
 2020年 エリ女王杯1着→香港ヴァース2着→中山記念2着  大阪杯1着、宝塚記念6着
 2019年 オークス 3着→秋華賞   9着→中山記念2着     ヴィクトリアM4着


ウインブライト 
 2019年 マイルCS  9着→中山金杯1着→中山記念1着   QE2世C1着
 2018年 福島記念   1着→中山金杯2着→中山記念1着   大阪杯12着

マルターズアポジー
 2020年 スワンS  11着→京都金杯  14着→中山記念6着
 2019年 チャレンジC 7着→小倉大賞典13着→中山記念7着
 2018年 京成杯AH  4着→マイルCS 15着→中山記念3着  G1不出走

サクラアンプルール
 2018年 天皇賞秋 8着→有馬記念   16着→中山記念4着
 2017年 1600万下 1着→白富士S(OP)1着→中山記念2着   大阪杯13着

ロゴタイプ   
 2017年 天皇賞秋 5着→香港マイル5着→中山記念3着  安田記念2着
 2016年 富士S  3着→マイルCS 9着→中山記念7着  安田記念1着
 2015年 中山金杯 2着→根岸S  8着→中山記念2着  G1不出走
 2014年 ダービー 5着→札幌記念 5着→中山記念3着  ドバイDF6着
 2013年 函館2歳S4着→札幌2歳S4着→朝日杯FS1着→スプリングS1着→皐月賞1着

アンビシャス
 2017年 毎日王冠 2着→天皇賞秋 4着→中山記念4着   大阪杯5着、安田記念15着
 2016年 毎日王冠 6着→天皇賞秋 5着→中山記念2着   宝塚記念16着

リアルスティール
 2017年 天皇賞秋 2着→ジャパンC5着→中山記念8着
 2016年 神戸新聞杯2着→菊花賞  2着→中山記念3着   ドバイターフ1着、安田記念11着

ナカヤマナイト  
 2015年 福島記念 5着→中山金杯 9着→中山記念8着
 2014年 ジャパンC9着→有馬記念 13着→中山記念13着
 2013年 天皇賞秋 6着→有馬記念 7着→中山記念1着    安田記念12着

ダイワファルコン 
 2014年 天皇賞秋   15着→福島記念1着→中山記念12着
 2013年 福島記念   1着→有馬記念10着→中山記念2着   G1不出走
 2012年 ディセンバーS9着→中山金杯2着→中山記念9着

シルポート 
 2013年 マイルCS 4着→阪神C 14着→中山記念3着     安田記念18着
 2012年 阪神C  5着→京都金杯 6着→中山記念2着     安田記念12着

リアルインパクト 
 2013年 マイルCS  5着→東京新聞杯11着→中山記念8着
 2012年 マイルCS  5着→阪神C  10着→中山記念3着   安田記念6着
 2011年 京王杯2歳S2着→朝日杯FS 2着→NZT11着→NHKマイルC3着→安田記念1着



【資料6 中山記念G2 1800m 出走登録馬】

アドマイヤハダル  ダービー   17着→ディセンバーS(L)5着 →白富士S(L)2着→当該レース
4歳牡 G1:0-0-0-2(皐月賞4着)  G2:0-0-0-0(  着)  G3:0-0-0-0( 着) 
ウインイクシード  ケフェウス(OP)7着→カシオペアS(L) 6着 →中山金杯  6着→当該レース
8歳牡 G1:0-0-0-0 G2:0-0-1-1(中山記念3着)G3:0-1-1-0(中山金杯2・3着) 
   2021年 ディセンバーS(L)5着→中山金杯3着→中山記念3着
   2020年 ディセンバーS(L)2着→中山金杯2着→日経賞 8着
エブリワンブラック 師走S(L)4着→ベテルギュウス(L)中止→関門橋S(OP)9着→当該レース
5歳牡 G1:0-0-0-0  G2:0-0-0-0  G3:0-0-0-1(シリウスS8着)

カラテ       京成杯AH5着→ニューイヤーS(L)1着 →東京新聞杯 3着→当該レース
6歳牡 G1:0-0-0-0 G2:0-0-0-1(スプリングS16着) G3:1-1-1-1(東京新聞1・3着)

ガロアクリーク   ディセンバーS(L)3着→都大路S(L)除外→エプソムカップ12着→8カ月休養 
5歳牡 G1:0-0-1-3(皐月賞3着) G2:1-0-1-0(スプリングS1着セントライト3着)  G3:0-0-0-1(エプソムC12着)

コントラチェック  函館サマーS  8着→京王杯AH  2着  →福島記念15着→当該レース
6歳牝 G1:0-0-0-3(ヴィクトリアM14着)  G2:0-0-0-1(毎日王冠7着)  G3:3-1-0-5(着)

ゴーフォーザサミット日経賞G2   11着→福島民報杯(L)6着  →メイS(OP)5着→当該レース
7歳騸 G1:0-0-0-2(天皇賞秋16着) G2:1-0-0-9(中山記念4着) G3:0-0-0-3(エプソムC8着)
   2021年 エプソムC8着→アルデバラン(OP)15着→中山記念4着
ソッサスブレイ   オールカマーG212着→ディセンバーS(L)3着 →AJCC  13着→当該レース
8歳騸 G1:0-0-0-0(   着)  G2:0-0-0-3(AJCC13着)  G3:0-0-0-1(関屋記念13着)

ダノンザキッド   皐月賞 15着  →富士S 4着   →マイルCS 3着→当該レース
4歳牡 G1:1-0-1-1(ホープフル1着マイルCS3着) G2:0-0-1-1(弥生3着) G3:1-0-0-0(東スポ1着)

トーラスジェミニ  毎日王冠 11着→京都金杯 13着→東京新聞杯14着→当該レース
6歳牡 G1:0-0-0-2(安田記念5着)  G2:0-0-0-4(毎日王冠11着)  G3:1-0-1-9(七夕賞1着)

パンサラッサ    オクトーバーS(L)1着→福島記念1着→有馬記念13着→当該レース
5歳牡 G1:0-0-0-2(有馬記念13着)  G2:0-0-0-3(中山記念7着)  G3:1-1-0-0(福島記念1着)

ヒュミドール    小倉記念 2着→京都大賞典10着→福島記念 2着→当該レース
6歳騸 G1:0-0-0-0 G2:0-0-0-2(日経賞4着) G3:0-2-0-2(福島・小倉記念2着)

マルターズディオサ 府中牝馬S3着→ターコイズS8着→東京新聞杯15着→当該レース
5歳牝 G1:0-1-0-5(阪神JF2着)  G2:1-1-1-0(阪神C2着)  G3:1-0-0-3(紫苑S1着)

ルフトシュトローム マイラーズC13着→スワローC 13着→キャピタルS(L)12着→当該レース
5歳牡 G1:0-0-0-1(NHKマイル5着)  G2:1-0-0-1(NZT1着)  G3:0-0-0-2(ダービー卿13着)

レッドサイオン   新潟記念 10着→オクトーバーC(L)4着→白富士S(L)7着→当該レース
6歳騸 G1:0-0-0-0 G2:0-0-0-0  G3:0-0-0-1(新潟記念10着)

ワールドウインズ  オーロカップ8着→キャピタルS(L)4着→関門橋S(OP)7着→当該レース
5歳騸 G1:0-0-0-0 G2:0-0-0-1(マイラーC9着) G3:0-0-0-1(函館記念7着)

ワールドリバイバル ラジオNIKK2着→セントライト記念11着→菊花賞 18着→当該レース
4歳牡 G1:0-0-0-2(皐月賞12着)  G2:0-0-0-2(スプリングS6着)  G3:0-1-0-0(ラジNI2着)

 ビター ティー 2021年6月5日() 08:30
グランアレグリアは、アーモンドアイやアパパネを超えた歴史...
閲覧 723ビュー コメント 0 ナイス 12

 アーモンドアイから『現役最強牝馬』のバトンを引き継いだ(?)今シーズンのグランアレグリアに注目が集まる安田記念。

 前走のヴィクトリアMでは、ぶっちぎりの強さを見せつけ、予想に違わぬ圧倒的強さで牝馬G1のタイトルをつけ加え、G1通算5勝で安田記念を迎えます。

 ヴィクトリアMでの圧勝は、昨年のアーモンドアイの完勝を彷彿とさせるものでした。改めてアーモンドアイとグランアレグリアのヴィクトリアMでのレースぶりを比較してみます。

2020年アーモンドアイ 1分30秒6(上がり32秒9) 着差0.7秒(4馬身) 位置取り4,4
2021年グランアレグリア1分31秒0(上がり32秒6) 着差0.7秒(4馬身) 位置取り9,10

 どちらも鞍上はルメール。2着馬との着差はまったく同じ0.7秒差(4馬身差)で、他馬を圧倒しての楽勝。

 では、2頭が勝ったそれぞれのレースの流れは、どんなものだったのかというと、

レースラップ
2020年 前半3F 34秒2  後半4F45秒0 3F33秒9 後傾ラップ -0.3秒
2021年 前半3F 34秒3  後半4F45秒0 3F33秒4  後傾ラップ -0.9秒

アーモンドアイが勝った2020年のヴィクトリアMの方が、前半から流れが速く、淀みなく流れたレースになり、-0.3秒の後傾ラップの高速決着をアーモンドアイは1.0秒も速い末脚で差し切っての完勝でした。

 一方、2021年は、スタートからの前半3Fが前年とほぼ同じ34秒3で流れたものの、中間で一旦緩み(+0.7秒)、その分-0.9秒の後傾ラップのレースとなり、脚を溜められたグランアレグリアがレースの上がり3Fのレースラップを0.8秒上回る剛脚で抜け出したレース展開になったとみられます。

 レース後のダメージはどちらが大きいのか推測すると、おそらくアーモンドアイの方が負荷がかかったのではないかと思われます。

 ですから、中2週で迎えた昨年の安田記念では、グランアレグリアに2馬身1/2の完敗に終わったのかもしれません。いくら牝馬相手のG1とはいえ、それなりに仕上げなければ勝利できるだけの仕上がりに持って行けないはずです。

 ヴィクトリアMからわずか中2週では、レースでの疲労次第では安田記念で最高のパフォーマンスを発揮できなかったことが考えられます。

 もちろん、距離適正の如何によってアーモンドアイはグランアレグリアに敗れたかもしれないと思うのですが、決してベストの状態で安田記念を迎える臨戦過程とは言えないはずです。

 今年は、グランアレグリアが反対の立場で、アーモンドアイと同じヴィクトリアM1着から安田記念に出走してきます。果たしてその結果は・・・

 ヴィクトリアM出走前の日記にも書きましたが、このレースに出走した馬の次走G1レースは、決して期待が持てるような成績を挙げられないことを過去10年のデータが示しているのです。

 そのことを確認していただくため、過去の日記の内容を一部示しておきます。

【今年も牝馬が席巻するか? 中央芝G1戦線を上半期牝馬頂上決戦『ヴィクトリアM』の予想から考える!?】から(一部抜粋)

『10年間のデータを調べて意外に思われるのは、『ヴィクトリアM』に出走した牝馬で、その後に出走した直近のG1で1着になった事例が皆無だということです。

 牡・牝混合のG1のみならず、牝馬G1を含めても最高着順が2着止まりなのです。直近2戦目で1着になった事例はありますが、2歳マイルG1馬で三冠牝馬になった『アパパネ』でさえ、ヴィクトリアM1着になった直後の安田記念では6着に敗退しています。

 アパパネの2着になった『ブエナビスタ』も、直後の宝塚記念で2着に、また前年のヴィクトリアMでも1着後の宝塚記念で2着になり、歴史的名牝でさえ直近の牡・牝混合G1は宝塚記念2着→天皇賞秋1着。
翌年も直近の牡・牝混合G1は宝塚記念2着→天皇賞秋4着→ジャパンC1着となり、2戦目、3戦目では最高のパフォーマンスを発揮できるものの、このレース出走馬の1戦目に限っては惜敗・善戦・惨敗・下降・引退となるのが『ヴィクトリアM』という牝馬G1なのです。

 ヴィクトリアMで複勝圏内に入着した馬で、次走牡・牝混合G1でも複勝圏に入ったのは30頭中、下記の3頭(延べ4頭)だけです。いずれも名牝中の名牝ばかりで、惜敗です。
着順 馬 名     牝馬限定率   次走G1成績
1着アーモンドアイ 4/15(26.7%)  →安田記念2着
3着ストレイトガール5/20(25.0%) →スプリンターズ2着
1着ストレイトガール6/25 (24.0%) →スプリンターズ2着
2着ブエナビスタ   7/12(58.3%) →宝塚記念2着

 次走が牝馬G1を加えても、わずか1頭で、やはり1着には届いていません。

3着クロコスミア  18/28(64.3%) →エリ女2着

 牡・牝混合G1にとって前走ヴィクトリアM出走は鬼門ともいうべきレースに思えてなりません。

      (  中 略  )

◎グランアレグリアが1番人気になることは、ほぼ間違いなく、レース実績では頭2つくらい抜けていると思います。ただし、何が何でも1着を狙ってメイチに仕上げてくるほどのレースとは思っていないでしょう。70~80%程度の仕上げでも勝てると考えたくなりますが、『牝馬限定』といってもG1はG1。

昨年アーモンドアイがどの程度の仕上げでこのレース(ヴィクトリアM)に臨んで1着になったか定かではありませんが、次走の安田記念ではグランアレグリアの2着に敗退するほどのダメージを受けていたとも考えられるので、グランアレグリアもヴィクトリアMで勝つにはそれ相応の力を発揮して勝ちに行かなければなりません。

 そして、もしヴィクトリアMで1着になり、安田記念で2連覇を達成すれば、ヴィクトリアM出走馬のジンクスを破ることで、アーモンドアイ越えの歴史的名牝になります。

 まあ、「獲らぬ狸の皮算用」ではありませんが、三冠牝馬でG19勝を挙げたアーモンドアイと肩を並べるだけの能力を発揮できるかどうかが評価(予想)の基準になるでしょう。

 ほぼメイチに仕上げさえすれば(ヴィクトリアMは)十中八九勝てるでしょうが、安田記念で敗れるリスクが増します。もし、アーモンドアイと同様に安田記念で2着以下になれば『歴史は繰り返される』。昨年アーモンドアイを敗ったグランアレグリアが立場を変えて、敗れる側になるということです。』


 以上が以前の日記で書かせていただいた私見ですが、要するに過去10年間のデータから読み取れるのは、

ヴィクトリアMで優秀な成績を挙げた好調で勢いのある馬でも、また、すでにG1タイトルを手に入れた実績十分で『名牝』の領域に入っている馬であっても『安田記念』を含めた次走のG1レースで1着に届いていないという厳然とした事実があります。

 これは、『安田記念』に出走するグランアレグリアにとっても無視できない厳しい現実を突きつけられたことになります。

 改めて、過去10年のヴィクトリアM上位入賞馬の次走(直近)G1成績を見て、グランアレグリアに対する評価の1視点にしたいと考えます。


【 ヴィクトリアM出走後(1~3着馬)の直近G1の成績 】
安田記念(9/30頭)
1着アーモンドアイ  →安田記念2着
3着ノームコア    →安田記念4着
2着リスグラシュー  →安田記念8着
2着ケイアイエレガント→安田記念5着
1着ヴィルシーナ   →安田記念8着
3着マイネイサベル  →安田記念4着
2着ドナウブルー   →安田記念10着
3着マルセリーナ   →安田記念6着
1着アパパネ     →安田記念10着

宝塚記念(5/30頭)
3着ショウナンパンドラ→宝塚記念3着
1着ヴィルシーナ   →宝塚記念3着
2着メイショウマンボ →宝塚記念11着
1着ホエールキャプチャ→宝塚記念14着
2着ブエナビスタ   →宝塚記念2着

マイルCS(3/30頭)
2着プリモシーン   →マイルCS11着
1着ジュールポレール →マイルCS6着
3着レッドアヴァンセ →マイルCS7着

香港マイル(1/30頭)
1着ノームコア    →香港マイル4着

高松宮記念(1/30頭)
2着サウンドキアラ  →高松記念6着

スプリンターズS(2/30頭)
3着ストレイトガール →スプリンターズ2着
1着ストレイトガール →スプリンターズ2着

エリザベス女王杯(7/30頭)
3着クロコスミア   →エリ女2着
1着アドマイヤリード →エリ女14着
2着デンコウアンジュ →エリ女13着
3着ジュールポレール →エリ女16着
2着ミッキークイン  →エリ女3着
2着ホエールキャプチャ→エリ女6着
3着レディアルバローザ→エリ女17着

その他(2/30頭)
1着ストレイトガール →引退
3着ミナレット    →当該出走なし


 以上のデータだけを見ると、やはり、グランアレグリアにとって逆風が吹いていると言わざるを得ないのですが、『ヴィクトリアMと安田記念の関連』の視点はここまでにして、次に『安田記念』に関する直接的なデータから分析したいと思います。

 ここでは、『安田記念』のキーワードを「リピーター」の視点で見ていきます。グランアレグリアも2連覇がかかっていますから、『リピーター』の成績がどんな傾向にあるかが気になります。

 ところで、過去10年間だけでは『ヴィクトリアMと安田記念の関連』で述べたとおり、グランアレグリアにマイナスとなるデータしか示せそうにないと思われますので、もう少し遡ってみたいと思います。

 まず、過去10年でとそれ以前に区分して、1度でも複勝圏(3着まで)に入った馬についてリピータ-として成績がどう変化したのか調べてみます。

【過去10年 2020年~2011年】
・延べ26頭(実数17頭)  安田記念に2回以上出走した上位入賞馬
・1度しか出走しなかった(リピーターでなかった)上位入賞馬は4頭だけ
・リピーターとして複勝圏内に2回以上入った馬は8頭

2020年 2着アーモンドアイ ←ヴィクトリアM1着
2019年 3着アーモンドアイ ←ドバイターフ1着

2020年 3着インディチャンプ←マイラーズC1着
2019年 1着インディチャンプ←マイラーズC4着

2019年 2着アエロリット  ←ヴィクトリアM5着
2018年 2着アエロリット  ←ヴィクトリアM4着

2017年 2着ロゴタイプ   ←中山記念3着
2016年 1着ロゴタイプ   ←ダービー卿T2着

2016年 2着モーリス    ←香港Cマイル1着
2015年 1着モーリス    ←ダービー卿T1着

2014年 2着グランプリボス ←マイルCS9着
2013年 10着グランプリボス ←マイラーズC1着
2012年 2着グランプリボス ←京王杯SC7着

2014年 3着ショウナンマイティ←大阪杯GⅡ5着
2013年 2着ショウナンマイティ←大阪杯GⅡ2着

2012年 1着ストロングリターン←京王杯SC4着
2011年 2着ストロングリターン←京王杯SC1着

【2010年~2000年】
・延べ20頭(実数19頭) 安田記念に2回以上出走した上位入賞馬
・1度しか出走しなかった(リピーターでなかった)上位入賞馬は10頭
・リピーターとして複勝圏内に2回以上入った馬は、1頭だけ
2009年 1着ウオッカ     ←ヴィクトリアM1着
2008年 1着ウオッカ     ←ヴィクトリアM2着

 過去10年間では、ヴィクトリアMから参戦するグランアレグリアにとって連覇に黄色信号が灯るようなデータばかりでしたが、ウオッカの実績がグランアレグリア連覇の可能性に期待を持たせてくれそうです。

 安田記念の最も特異なところは、リピーターが多く、毎年複数のリピーターが出走することです。特に最近の10年間で目立つのは、前年に上位入賞した馬がリピーターとして再度上位入賞するケースが多くなってきていることです。以下に示したとおり、10年で7頭が該当しています。

2020年 2着アーモンドアイ ←ヴィクトリアM1着
2019年 3着アーモンドアイ ←ドバイターフ1着

2020年 3着インディチャンプ←マイラーズC1着
2019年 1着インディチャンプ←マイラーズC4着

2019年 2着アエロリット  ←ヴィクトリアM5着
2018年 2着アエロリット  ←ヴィクトリアM4着

2017年 2着ロゴタイプ   ←中山記念3着
2016年 1着ロゴタイプ   ←ダービー卿T2着

2016年 2着モーリス    ←香港Cマイル1着
2015年 1着モーリス    ←ダービー卿T1着

2014年 3着ショウナンマイティ←大阪杯GⅡ5着
2013年 2着ショウナンマイティ←大阪杯GⅡ2着

2012年 1着ストロングリターン←京王杯SC4着
2011年 2着ストロングリターン←京王杯SC1着

 これら7頭以外にリピーターとして上位入賞した馬が5頭もいます。

2017年 1着サトノアラジン ←京王杯SC9着
2016年 4着サトノアラジン ←京王杯SC1着

2016年 3着フィエロ    ←マイラーズC4着
2015年 4着フィエロ    ←マイラーズC3着
2014年 8着フィエロ    ←マイラーズC2着

2015年 3着クラレント   ←マイラーズC10着
2014年 10着クラレント   ←京王杯SC2着

2014年 2着グランプリボス⑩←マイルCS9着
2013年 10着グランプリボス ←マイラーズC1着
2012年 2着グランプリボス ←京王杯SC7着

2012年 3着コスモセンサー⑯←マイラーズC3着
2011年 16着コスモセンサー ←京王杯SC4着

(参考)
2011年 3着スマイルジャック ←マイラーズC6着
2010年 3着スマイルジャック ←マイラーズC5着
2009年 9着スマイルジャック ←京王杯SC7着


 最後に挙げたスマイルジャックは、過去10年間で複勝圏内に入った延べ30頭に対するリピーターが占める割合を示すため、参考として付け加えました。

リピーター:初参戦=21:9

 このようにリピーターの出走が多く、それだけにリピーターが上位に入賞することが多くなるのも当然ですが、2009年のウオッカの連覇まで遡らなければリピーターとして1着になった馬がいないということを忘れてはならないと思います。

 つまり、過去10年リピーターとして出走する馬の上位入賞率は70%と非常に高いのですが、2着か3着がほとんどで、リピーターとして1着になったのは、2017年のサトノアラジン(2016年 4着)と2012年のストロングリターン(2011年 2着)の2頭だけで、1着候補にするのは難しいということです。

 言い換えれば、1着候補は(出走時点で)初参戦の馬から選択するのが望ましいかもしれません。


 今年リピーターとして出走するのは次の5頭です。

2021年 ?着グランアレグリア←ヴィクトリアM1着
2020年 1着グランアレグリア←高松宮記念2着

2021年 ?着インディチャンプ←高松宮記念3着
2020年 3着インディチャンプ←マイラーズC1着
2019年 1着インディチャンプ←マイラーズC4着

2021年 ?着ケーアイノーテック←京都金杯15着
2020年 5着ケーアイノーテック←京王杯SC6着
2019年 7着ケーアイノーテック←マイラーズC6着

2021年 ?着ダノンキングリー←天皇賞(秋)12着
2020年 7着ダノンキングリー←大阪杯3着

2021年 ?着ダノンプレミアム←香港カップ4着
2020年 13着ダノンプレミアム←クイーンES3着
2019年 16着ダノンプレミアム←マイラーズC1着

 リピーターの中から2~3頭に印を打ち、その馬たちに勝つ可能性がある馬には重い印を打ちたいと思います。


※1.サリオス     ←大阪杯5着    (初参戦)
 2.ギベオン     ←マイラーズC7着 (初参戦)
※3.ダイワギャグニー ←マイラーズC4着 (初参戦)
 4.カラテ      ←東京新聞杯1着  (初参戦)
※5.グランアレグリア ←ヴィクトリアM1着(2020年1着)
※6.ダノンプレミアム ←香港カップ4着  (2020年13着、2019年16着)
※7.ラウダシオン   ←京王杯SC1着   (初参戦)
※8.インディチャンプ ←高松宮記念3着  (2020年3着、2019年1着)
 9.トーラスジェミニ ←ダービー卿T6着 (初参戦)
 10.カデナ      ←大阪杯6着     (初参戦)
※11.ダノンキングリー ←天皇賞(秋)12着  (2020年7着)
※12.ケーデンスコール ←マイラーズC4着 (初参戦)
※13.シュネルマイスター←NHKマイルC1着   (初参戦)
※14.カテドラル    ←ダービー卿T2着 (初参戦)

 データを踏まえて印を打てそうな馬は※印の10頭になるわけですが・・・ (-_- )?

やはり、中2週で参戦するデアリングタクトには全幅の信頼は・・・ということで


◎1.サリオス     ←大阪杯5着    (初参戦)
 2.ギベオン     ←マイラーズC7着 (初参戦)
×3.ダイワギャグニー ←マイラーズC4着 (初参戦)
 4.カラテ      ←東京新聞杯1着  (初参戦)
○5.グランアレグリア ←ヴィクトリアM1着(2020年1着)
△6.ダノンプレミアム ←香港カップ4着  (2020年13着、2019年16着)
△7.ラウダシオン   ←京王杯SC1着   (初参戦)
△8.インディチャンプ ←高松宮記念3着  (2020年3着、2019年1着)
 9.トーラスジェミニ ←ダービー卿T6着 (初参戦)
 10.カデナ      ←大阪杯6着    (初参戦)
×11.ダノンキングリー ←天皇賞(秋)12着  (2020年7着)
△12.ケーデンスコール ←マイラーズC4着 (初参戦)
▲13.シュネルマイスター←NHKマイルC1着   (初参戦)
×14.カテドラル    ←ダービー卿T2着 (初参戦)




データにとらわれ過ぎてはいけませんが、軽視することもできないので、総合的に判断するとこんな感じの予想になってしまいました。

 データを信じるか信じないかは自分次第!

これでなんとか的中しますよう 幸運を祈ります。

[もっと見る]

 山崎エリカ 2020年9月13日() 08:45
本日の見所(京成杯AHなど)
閲覧 635ビュー コメント 0 ナイス 15

2020年 京成杯オータムH・セントウルS
___________________

●京王杯オータムH

京成杯オータムHは、かつてほど顕著ではありませんが、内枠の馬が断然有利。過去10年の7枠・8枠の優勝馬はゼロ、2着馬は2011年のアスコットフィスのみに対して、1枠・2枠の優勝馬は2012年のレオアクティブ、2着は2012年のスマイルジャック、2016年のカフェブリリアント、2017年のガリバルティです。

2枠3番のレオアクティブと、1枠1番のスマイルジャック、おまけに1枠3番のコスモセンサーが4着に粘った2012年は、1分30秒7の中山芝1600mのレコードが記録された年(昨年度、トロワゼトワルが更新)。決着タイムが速いほど、内枠有利が顕著。これは中山芝1600mが、円状コースだからでしょう。緩やかなカーブが続くようなコースなので、最初のコーナーで内に入れられないと、終始外々を追走することになりがちです。

ただ中山芝1600mは、高低差約5.3mの最高地点から下って行くコース形態。開幕週でも前半からペースが上がることが多く、逃げ、先行馬はラスト約1Fの急坂で失速しやすい傾向。昨年こそトロワゼトワルが2006年のステキシンスケクン以来の逃げ切りを決めましたが、過去10年で逃げ馬の3着以内はトロワゼトワルだけ。先行馬の連対も過去10年で4頭のみです。

しかし、追い込み馬も苦戦の傾向。これは脚質的に4コーナーで外に張られてしまうことが多くなるためでしょう。過去10年では2015年に唯一、フラアンジェリコ(13番人気)が追い込み勝ちを決めていますが、この年はエアレーションがけっこう利いていて、開幕週としては時計を要していました。また、4コーナーでは中目を回って、直線序盤で外に進路を切り替えたことが嵌ったことも大きいです。

まとめると京成杯オータムHは、馬場が高速化するほど内枠が有利。脚質は中団~差しが有利。内ぴったりの中団から、位置を上げていくタイプの馬が好走、激走することが多いでしょう。過去10年でもっとも人気薄、11番人気で2着と好走したガリバルディ(11番人気)はまさにそれです。

ただし、今秋の中山はクッション値の導入の影響もあり(導入しておきながら、硬めの超高速馬場を作ってしまうと、馬場造園課の恥だから)、開幕週から標準馬場。中山芝1600mはコース形態上、ペースが上がりやすく、そのうえトロワゼトワルの逃げに、外からスマイルカナ(場合によっては逆もある)、内からボンセルヴィーソが抵抗して行くとなると、今回もハイペースになる可能性がかなり高いでしょう。中団~差しが有利の傾向はこれまでとは変わらないにせよ、開幕週だから内枠が圧倒的有利という概念は捨てて、予想を組み立てたほうが良さそうです。


●セントウルS

『SPAIA AI競馬』にて、セントウルSの傾向及び、PP指数を用いながら人気馬、有力馬、穴馬について綴っております。先週は本命に推したジナンボーが見事2着。M.デムーロ騎手がスタートを決めてくれて良かったです(^▽^)/わーい!

さて、1番人気の前哨戦ハンター、ダノンスマッシュの今後は?

会員登録なしで無料閲覧が可能ですので、ぜひご一読ください♪

https://spaia.jp/column/horserace/11189


★★★★★★★★★★
Twitterもよろしく!
@_yamazaki_erika
★★★★★★★★★★

[もっと見る]

⇒もっと見る

スマイルジャックの掲示板

コメント投稿
コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。

コメント一覧
1:
  try   フォロワー:8人 2013年8月25日() 10:52:46
ダート出走の際には同枠が馬券になります。

スマイルジャックの写真

スマイルジャック

スマイルジャックの厩舎情報 VIP

2013年9月8日京成杯オータムハンデ G313着
厩舎の
自信
厩舎の
コメント
こちらのコンテンツはウマニティVIP会員になるとご覧いただけます。

ウマニティVIP会員のご入会はこちらから。

スマイルジャックの取材メモ VIP

2013年6月2日 安田記念 G1 15着
レース短評 こちらのコンテンツはウマニティVIP会員になるとご覧いただけます。
レース後
コメント
こちらのコンテンツはウマニティVIP会員になるとご覧いただけます。

ウマニティVIP会員のご入会はこちらから。


レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者(JRA)発行のものと照合してください。