2017年7月11日(火) 11:36
山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~ジャパンダートダービー2017~
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3歳馬のダートチャンピオンを決めるジャパンダートダービー。南関東の馬にとっては羽田盃、東京ダービーから続く、クラシックの最終戦となります。また、このレースは東京ダービーと同舞台で行われることや、JRA勢よりも地方勢のほうがレース経験が豊富なため、南関東馬の活躍がなかなか目立っています。
過去10年で南関東馬が勝利したのは、2007年フリオーソ、2010年マグニフィカ。2着入線馬は、2007年アンパサンド、2014年ハッピースプリント。この4頭の共通項は、マグニフィカを除いては前走の東京ダービーで2着以内ということ。
しかし、マグニフィカが勝利した2010年は、JRA勢が手薄の上に、東京ダービーの1,2着馬が不出走という背景がありました。東京ダービーの勝ち馬マカニビスティーは、主催元のルールにひっかっかり出走叶わず。2着馬ガナールは枠順決定後に疾病で競走除外になったのです。マグニフィカは東京ダービーの3着馬。逃げるとしぶとい馬ではありましたが、東京ダービーの上位2頭が開けた穴を埋める形で勝利した感もあります。
他に東京ダービーの3着馬は、2008年のこのレースでコラボスフィーダが7番人気で3着入線したこともありましたが、その年もレベルが低い年。南関東馬を狙うに当たっての一応の基準は、「前走の東京ダービー2着以内」と考えたほうがいいでしょう。
逆にJRA勢は、どのような馬が有力かというと、当たり前だと言われてしまいそうですが、デビューからこれまでのダート戦で連対を外したことがない馬です。しかし、地方馬よりもキャリアが浅い中央馬は、そのタイプが何頭か出走しています。当然ダートで2戦2勝だったとしても、G1のこの舞台でオープン勝ちの実績さえもない馬を本命にするのはさすがに危険でしょう。
しかし、「デビューからダート戦の連対率100%で、一度はJRAのダ1800mのオープン勝ち」という条件を加えると、対象馬はかなり絞れます。前記の該当馬の過去10年のこのレースでの成績は【4・0・0・1】。1着の該当馬は2008年サクセスブロッケン、2011年グレープブランデー、2012年ハタノヴァンクール、2013年クリソライト。遡れば2006年のフレンドシップもこのパターンで勝利しています。
唯一の4着以下馬は、昨年のストロングバローズでこのレースでは7着に凡退しました。前記した勝ち馬との大きな違いは、前走ユニコーンSに出走していたこと。重賞レースを大目標とし、そこで好走すれば当然、疲れが出るもの。確かに一昨年のノンコノユメのように、ユニコーンSの勝ち馬でありながら、このレースで強い勝ち方をする場合もあります。
しかし、その半面で2010年のバーディバーディ、2012年のストローハット、2013年ベストウォーリア、昨年のゴールドドリームは、ユニコーンSの勝ち馬でありながら、このレースで人気を大きく裏切りました。バーディバーディは6着、ストローハットは7着、ベストウォーリアは5着。昨年のゴールドドリームはよくがんばりましたが、それでも勝ち馬から離された3着が精一杯でした。
これまでダ1600m路線を中心に使われている馬は、おおむねユニコーンSが目標。ダ1800m路線を中心に使われている馬は、おおむねジャパンダートダービーが目標。『ニ頭を追う者は、一頭も得ず』であるように、両レース狙いはストロングバローズのよう両方勝てないことが多いもの。ノンコノユメのように両方勝つには、その世代において断然の実力馬である必要性があります。
ユニコーンSの勝ち馬はお決まりのように過剰人気になるので、JRAのダ1800m勝ちの実績のないタイプは、いっそぶった切って穴狙いするのもひとつの手段でしょう。いや、どちらかというと、ユニコーンSの勝ち馬を本命にすることのほうが、実はギャンブル的な打ち回しだったりするのです。
実は一番手堅い方法は、JRAのダ1800m路線を中心に使われて来た馬を狙うこと。特に一度はダ1800mのオープンを含むダ1800m以上で3勝以上を挙げた馬のこのレースでの成績は、過去10年で【5・1・0・1】。1着の該当馬は、2011年のグレープブランデー、2012年のハタノヴァンクール、2013年のクリソライト、2014年のカゼノコ、2016年のキョウエイギア。2着の該当馬は、2015年のクロスクリーガー。
唯一の4着以下は、2010年のトーセンアレスですが、7頭中5頭もこのレースを勝利しているとなると、けっこう信頼できるのでは? それにこのタイプは昨年のキョウエイギアのように、これまでに4着以下に敗れたことが何度かあると、人気薄になることがあります。ユニコーンSの勝ち馬の回収率の悪さを考えれば、こちらのタイプを狙ったほうがお得でしょう。
まとめるとこうなります!
●本命候補
・デビューからダート戦での連対率100%で、一度はJRAのダ1800mのオープン勝ちを含む馬。(前走ユニコーンS出走馬を除く)
・一度はダ1800mのオープンを含む、ダ1800m以上で3勝以上を挙げた馬。
●穴馬候補
・東京ダービーで2着以内だった馬。
ジャパンダートダービー特集はこちら
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第210回『凄馬出馬表分析&馬券検討』~シリウスステークス G3
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みなさんこんにちは!
本日は阪神11R「シリウスステークス G3」の『凄馬出馬表』を分析したいと思います。
今回も「U指数」だけでなく、U指数のポイントに【調教評価】、【厩舎評価】、【斤量補正】を数値化し加算減算しU指数を補正することで「総合ポイント」を算出しました。
★「U指数」について詳しくはこちらをご覧ください→U指数についてページ
U指数1.0ポイントは約1馬身差にあたるので、これを目安に以下のような重み付けをしました。
【調教評価】は競馬エイトの調教評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「5」・・・「-1.0ポイント」
「6」・・・「±0.0ポイント」
「7」・・・「+1.0ポイント」
「8」・・・「+2.0ポイント」
【厩舎評価】は競馬エイトの厩舎コメントの評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「△」・・・「-1.0ポイント」
「○」・・・「±0.0ポイント」
「◎」・・・「+1.0ポイント」
【斤量補正】は1.0kg=「0.5ポイント」として以下の基準体重との差分に乗算しました。
「牡馬」・・・「57.0kg」
「牝馬」・・・「55.0kg」
上記の補正を行った『凄馬出馬表』(画像)をご覧ください。
第1グループ(橙)は、ピオネロから1.0ポイント差(約1馬身差)内のランウェイワルツ、マスクゾロまで3頭。
第2グループ(黄)は 、カゼノコから1.0ポイント差(約1馬身差)内のミツバ、トウシンイーグルまでの3頭。
第3グループ(薄黄)は、アポロケンタッキーから同差内のシンゼンレンジャーまで2頭となっていて、以下は第4G(灰)となっています。
上位では第1G→第2G間に1.0ポイントの多少の開きが見られるものの、基本的には上位拮抗の争いというのがこの凄馬出馬表の見立てとなっています。
ここはマスクゾロ、ピオネロ2頭からとも思ったのですが、少し捻って今回私の◎はミツバに期待。意外と少頭数でも前が早くなる可能性と斤量利の2点が主な理由。前走で上り1位をマークしていた馬が近9年(3-1-4-5)であることや、サンデー系・ミスプロ系を併せ持つ馬が好相性というデータにともに該当する点も他馬にはない強みであるとみています。これで先述の2頭にはないダ2000m戦実績でもあればベストだったのですが、それが無くても補って余りある十分な妙味が今回あるだろうと考え本命視しました。
○は先述の2頭で迷いましたが、より出来が良く映った○ピオネロのほうを上に取りました。▲にマスクゾロ。
☆に世代トップクラスの能力の持ち主で、56キロで古馬との初対戦でもこの世代ならと思わせるキョウエイギア。
今回の私の馬券は◎=○▲からの3複で勝負としたいと思います。
【3複フォーメーション】
◎=○▲=印
11=1,8=1,4,7,8(5点) |
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「プロ予想MAX四天王の決断!」/レパードステークス G3(スガダイプロ)
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ウマニティ公認プロ予想家のエースで4番のスガダイさんが絶好調です。函館2歳S、アイビスSDと当欄で2週続けてクリーンヒット。しかも、後者は4年連続的中なのですから、もう手が付けられません。この勢いのまま、3連勝を決め手もらいましょう。狙い目は、昨年3連複万馬券を的中させている、相性抜群のレパードSです。
本命は「JDDを圧勝したキョウエイギアと何度も互角の競馬をしてきた」⑫マイネルバサラ。「一見するとムラ馬にも見える成績だが、千八に限ればパフォーマンスは高いレベルで安定。新潟ダ1800mでは異常なまでの強さを見せるシニスターミニスター産駒というのもプラス」と太鼓判を押してくれました。
対抗は⑥グレンツェント。単穴は⑤ケイティブレイブ。押さえに①レガーロ、②ネクストムーブ、⑦ピットボス。馬券は単勝⑫、馬連流し⑫→⑤⑥、3連複FM⑫→⑤⑥→①②⑤⑦で勝負します。本レース以外のスガダイプロの予想は、ウマニティのプロ予想MAXでご確認ください!
(ウマニティ編集長・岡田大)
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「プロ予想MAX四天王の決断!」とは・・・ウマニティが日曜のサンケイスポーツ競馬面にてお届けする連載コラムで、プロ予想MAX最強プロ予想家陣の中でも売上ランキング(前月の月間予想売上)で頂点に君臨する四天王の中から毎週1名の予想家が登場し、重賞予想を掲載しています。
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プロ予想家の予想は、予想の収支が完全公開されているガチンコ勝負の予想です。予想収支を出さない他の予想サイトとは一線を画しています。
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1.予想印(◎◯▲△×)による評価
2.コメントで予想根拠を提示※1
3.資金配分をした買い目(予算最大1万円)
※1:コメントの無い予想もあります。コメントの有る無しは購入前に確認できます。
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先週の回顧~(5/14~5/15)シムーンプロが高配当連発で回収率228%をマーク!
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