【天皇賞(春)】U指数的分析の結論!2018年4月29日(日) 09:54
G1開催週に公開されるコラム「U指数的分析」の内容をもとに、ピックアップした条件に合致する馬や買い目を提示しました。予想の際にお役立てください。
※2012年以降の結果をもとに検証
<ポイント①>
指数上位は比較的安定しており、100.0以上の馬が毎年2頭以上馬券に絡んでいる。103.0以上になると信頼度アップ→指数103.0以上の勝率37.5%、複勝率62.5%、単勝回収率162.5%、複勝回収率290.0%。
指数103.0以上
※該当馬なし
指数100.0~102.9
④カレンミロティック
⑧クリンチャー
⑪シュヴァルグラン
⑫レインボーライン
⑭アルバート
⑮トーセンバジル
⑯スマートレイアー
<ポイント②>
指数の低い穴馬の一発の多いレースで、97.0~99.9の馬の複勝回収率は167.3%。ただし97.0未満は【0.0.0.20】と低迷。
指数97.0未満
②チェスナットコート
③シホウ
⑦ピンポン
⑨ソールインパクト
⑬トウシンモンステラ
⑰トミケンスラーヴァ
<ポイント③>
指数1~2位+超人気薄という決着が多いをことを踏まえ、指数1~2位+全頭という組み合わせの馬連フォーメーションを購入すると回収率446.7%。相手を指数97.0以上に絞ると回収率547.7%。
指数1~2位+全頭の馬連フォーメーション買い目
⑪⑫→①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮⑯⑰
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【天皇賞(春)】斬って捨てる!2018年4月29日(日) 09:43
【天皇賞・春】最新ナマ情報2018年4月29日(日) 05:05
◆去年と遜色ない〔11〕シュヴァルグラン
昨年のジャパンCの勝ち馬で、大阪杯13着から反撃を誓う。坂路で4ハロン60秒2-14秒8と軽くしまいを伸ばした。「しっかり動けているし順調ですよ。体のダメージもなく、去年(2着)と遜色ないレベルです。しっかり結果を出してくれれば」と大江助手は話した。
◆勝負根性に期待〔12〕レインボーライン
阪神大賞典の覇者は、角馬場での運動からPコースをゆったりと走り、好調ぶりをアピールした。「実戦タイプですよね。気持ちの面が大きい。根性で頑張ってくれます」と若松厩務員は期待をこめた。
◆確実な末脚期待〔2〕チェスナットコート
坂路を4ハロン62秒1(ラスト1ハロン15秒1)でまとめた。「元気いっぱいですよ。右にモタれることもなくなったし、末脚は確実に使ってくれるからね」と岡助手は力を込めた。
◆「良馬場何より」〔1〕ミッキーロケット
坂路を4ハロン64秒3-15秒5で駆け上がって調整を終えた。生野助手は「状態はいいですよ。追い切りもびっしりやってもらいましたし、良馬場でやれそうなのも何よりですね」と期待を寄せた。
◆決戦前好ムード〔3〕シホウ
CWコースをゆったりと駆け抜けた。笹田助手は「順調だし調子も良さそうですよ。枠も外じゃなくて良かった。1回使って素軽くなりました」と好ムードを伝えた。
◆逃走から一発だ〔5〕ヤマカツライデン
角馬場での運動にとどめ、最終調整を終えた。池添兼調教師は「ピカピカだね。(状態は)いいと思うよ」とトーンが高かった。レースでは2年連続でハナを奪うつもり。「(2周目の)向こう正面で(後続を)離すような感じになれば」とイメージした。
◆中1週も状態↑〔7〕ピンポン
京都競馬場の厩舎周辺で約1時間の引き運動。福島戦から中1週の強行軍だが、「落ち着きがあってカイバも食べている。転厩3戦目で特性が分かってきたし、状態はどんどん上がっていますよ」と嘉成助手は笑みを絶やさなかった。
◆筋肉ついてきた〔9〕ソールインパクト
関東馬では唯一の前日輸送。美浦出発から約9時間で京都入りした。馬房に入るなり寝わらをモグモグ。「通常から1時間も遅れていないので予定通り。使いつつ状態は上がっています。少し筋肉がついて歩様もスムーズになった」と大上厩務員は上昇ムードを強調する。
◆体重増は成長分〔10〕サトノクロニクル
坂路を4ハロン65秒3-14秒9をゆったりとした走りで駆け上がった。兼武助手は「追い切りでも落ち着きがあっていいと思います。気負う感じもないですしね」とうなずく。10キロ増の466キロだった事前発表馬体重についても「成長分ですよ。筋肉もあるし、グッと良くなっているところがあります」と胸を張った。
◆距離は心配なし〔13〕トウシンモンステラ
ダイヤモンドS8着以来となる。ダートコースを1周半。村山調教師は「いい状態ですよ。長めのところがいいし、距離に関しては心配していません」と語った。
◆状態フレッシュ〔14〕アルバート
京都競馬場の装鞍所での乗り運動を中心に約1時間20分の前日調整。ハツラツとした歩き姿で好調をアピールした。「落ち着いています。(過去2年と違って)有馬記念を使っていないのでフレッシュな状態。体が絞れているので前回よりしまいは切れるはず」と渡邉助手は末脚爆発を期待。
◆状態&雰囲気◎〔15〕トーセンバジル
CWコースを1周。ゲート内で駐立の確認も行った。藤原英調教師は「状態、雰囲気ともにいい。馬は充実している。いろいろな経験を積んで、精神的に落ち着いている」と目を細めた。 |
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【天皇賞(春)】取捨即断!血統アナリシス2018年4月28日(土) 14:30
日曜日に行われる天皇賞(春)の出走馬について、血統的な舞台適性の有無を1頭ずつシンプルに考察していきます。 予想の際にお役立てください。
①ミッキーロケット
祖母は桜花賞2着のツィンクルブライド、近親には高松宮記念2着のペールギュントの名があり、それだけを勘案すればスピード色の強い一族と言えよう。半面、母父であるピヴォタルはブルーメドサイアーとして、セントレジャーSの勝ち馬を送り出しており、本馬も相応の長距離適性を秘めているものと思われる。それよりも問題は当レースと相性が悪いキングカメハメハ産駒であるということ。父方の血筋および近走のレース内容を踏まえると、この舞台が歓迎のクチとは考えづらい。
②チェスナットコート
天皇賞(春)はトニービンの血を持つ馬の活躍が顕著で、父ハーツクライは当レースの重要サイアーのひとつ。ヘイローのクロスを持ち、母方にノーザンダンサー系とミスプロ系を内包している血統構成はシュヴァルグランと近似する。父方の持続力&機動力と、スピードに長けた母方の血脈がうまくマッチすれば、ここでも上位進出の可能性は十分にある。
③シホウ
ダンチヒ系のデインヒルを母父に持つ点は、2013~2014年に連覇を果たしたフェノーメノと同じ。一族にはピルサドスキーやファインモーションの名が見られるなど、底力に優れた牝系ではある。一方で、父キングカメハメハの当レースにおける相性がとにかく悪い。極端に時計がかかる決着や、道悪になった場合の掲示板食い込みまでが精一杯とみる。
④カレンミロティック
半姉が京都牝馬S勝ちのヒカルアマランサスで、祖母は仏オークス馬と、コース適性&スタミナ面に関しては文句なし。この牝系に持続力型のハーツクライを掛け合わせているのだから、潜在しているスピードの持続力はかなりのもの。当レースで上位進出馬を数多く送り出しているトニービンの血脈を内包している点もプラス。血統適性だけなら、メンバー上位の存在と言えよう。
⑤ヤマカツライデン
ロベルト系×ダンスインザダークの組み合わせでスタミナ面については文句なし。スピード面についても、父母父に当舞台と比較的相性の良い北米型のスピードタイプ、祖母に阪神3歳牝馬S勝ち馬のヤマカツスズランを持っていることから、相応の適性はあるものと判断できる。半面、瞬発力の要素が薄い持久力型であることは間違いなく、京都のG1で上位に食い込むためには馬場悪化など、上がりを要する状況にならないと厳しい。
⑥ガンコ
父ナカヤマフェスタは凱旋門賞で2着に好走。父の父ステイゴールドは、当レースの勝ち馬を2頭送り出している。母父シングスピールは自身がジャパンCを制覇、母の父としてもオークス馬シンハライトを輩出。曽祖母からも多数のG1馬が出ており、優秀な牝系ラインと言えよう。半面、父系も母系もスタミナ&パワーに偏りがちで、速い上がりの決め手比べになった時の不安は残る。現状は上がりを要する馬場や流れがベターだろう。
⑦ピンポン
父がハーツクライ、母父はリファール系のホワイトマズルで、血統的なスタミナ面の不安はない。ホワイトマズルは父として2004年の勝ち馬イングランディーレを輩出。祖母の父は1983年の勝ち馬アンバーシャダイという、当レースと縁の深い血統構成で、額面上だけなら十分すぎるほどの舞台適性を持ち合わせている。近走の成績を踏まえると強気にはなれないが、これだけ天皇賞(春)サイアーが並ぶと、完全無視は禁物の悩ましい存在だ。
⑧クリンチャー
傍流のサンデーサイレンス系×ブライアンズタイムの配合は、2012年の勝ち馬ビートブラックと酷似する。母父のロベルト系に加え、スタミナ型ノーザンダンサー系も内包しているので、スタミナとパワーを必要とする競馬では滅法強い。半面、速い上がりの決め手勝負になるとモロいタイプ。上位進出するためには、豊富なスタミナを活かせる持続質勝負が望ましい。
⑨ソールインパクト
サンデーサイレンス系×北米型ノーザンダンサー系の組み合わせは、近年の当レースにおける活躍配合。ひとつズレるとダート専科になりかねない血脈ではあるが、芝でも対応できるのは父ディープインパクトが有する卓越したスピードの賜物だろう。一方で、肝心である父ディープインパクトの当レースにおける成績がイマイチ。母母父ダマスカス系の粘り強さを引き出すことができれば面白い存在だが……。
⑩サトノクロニクル
近親だけを見ると、マイル~中距離指向の強い馬が多い一方で、父は当レースで好走馬を数多く送り出しているハーツクライ。母父インティカブは、父としてエリザベス女王杯連覇のスノーフェアリーを輩出、母父としても凱旋門賞馬ファウンド、2歳王者ダノンプレミアムなどを送り出している。スピードとスタミナ、コース適性に不足はなく、やや晩成型の血筋を加味すると侮れない1頭になりそうだ。
⑪シュヴァルグラン
京都芝3200mはハイレベルのスピード持続力を要求される舞台。ゆえに、持続力に長けたトニービンを内包している、父ハーツクライはプラス材料。持続力と機動力が持ち味の母父マキャベリアンの血脈も適性面でマッチする。一方で、ヘイローの3×4のクロスが曲者。同クロスを持つ馬は一定期間安定した成績を残す代わりに、G1の高みに登ったあと大敗を喫すると、一気にピークアウトする傾向が強い。父の相性の良さと自身の舞台適性でどこまでカバーできるかが、今回の焦点になる。
⑫レインボーライン
父は当レースで好成績のステイゴールド。母の父フレンチデピュティは万能サイアーとして、2008年の勝ち馬アドマイヤジュピタを輩出。祖母の父レインボーアンバーは菊花賞2着馬、その父アンバーシャダイは1983年の勝ち馬と、京都の長丁場に特化したような血統構成だ。半面、持久力に長けているぶん、速い上がりの決め脚勝負では後塵を拝すことが多くなる。血の良さを存分に活かすためには、上がりを要する馬場あるいは展開が望ましい。
⑬トウシンモンステラ
近親にジャパンCとアーリントンミリオンSの勝ち馬ゴールデンフェザント、叔母にベッラレイアを有する血統背景だけに、それなりの底力を備えていることは間違いない。半面、父キングカメハメハの当レースにおける成績が今ひとつ。血筋的に長い直線のコースは歓迎だが、それ以外に強調材料は見当たらず、厳しい戦いになるのではないか。
⑭アルバート
母父ダンスインザダークの影響で長距離適性は極めて高い。当レースの好走血統であるトニービンを内包している点も好感を持てる。ただし、父はややダート色の濃いアドマイヤドン。父ミスプロ系の当レースにおける成績も芳しくない。スピード勝負では分が悪く、血の良さを活かすためには、全体時計あるいは上がりを要する競馬になってほしいところ。
⑮トーセンバジル
父は持続力が持ち味のハービンジャー。ゆえに、キレよりも長く良い脚を使える馬が幅を利かせやすい京都芝3200mは悪くない。近親にトーセンジョーダンやトーセンホマレボシなど、近年のG1戦線で活躍した馬が多い活気のある牝系であることも好感が持てる。ただし、速い上がりの競馬では遅れをとりやすい血脈なのも事実。血筋の勢いと、母系の特長である持久力を活かすためには、積極的な競馬を試みることが肝要となろう。
⑯スマートレイアー
母父はスピードの持続力に長けたリファール系のホワイトマズル。ホワイトマズルは父として2004年の勝ち馬イングランディーレを輩出しており、本馬も相応の舞台適性を持ち合わせているとみていい。ただし、リファールのクロスや欧州型で固められた母方の血脈が強く反映されているためなのか、瞬発力勝負では遅れをとりやすい。血の良さを引き出すためには、上がりを要する消耗戦、あるいは自身から動くといった思い切った策が不可欠となる。
⑰トミケンスラーヴァ
一族にルビアーノとタピット、伯父にはタイキバカラを持つ、どちらかと言えば短距離指向の強い血筋。それでも、万葉Sで結果を出しているように、本馬については距離を気にする必要はない。父タイキシャトルという点を鑑みると、スピードを必要とする直線平坦コース替わりは悪くない。半面、G1級のスピード持続力を備えているかどうかについては疑問が残る。ダート適性を活かせる、力の要る馬場状態にならないと苦しいのではないか。
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