2021年2月10日(水) 10:00
山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~佐賀記念2021~
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中距離路線のGⅡ・GⅢは、前年11月のみやこS、浦和記念以来となるために、佐賀記念はGⅢとしては強豪が集うことが多い。主なメンバーは、2009年のスマートファルコンや2013年のホッコータルマエなど、東海SでフェブラリーS出走権を逃した(旧、平安S)馬を始めとする、中距離重賞で上位の馬。その他にも前年の中央のオープンの上位の上がり馬や川崎記念組など、様々な路線から出走してくる。
とにかく中央勢が手強いため、過去10年の地方馬の3着以内はゼロ。2008年にチャンストウライが優勝して以来、地方馬の苦戦の歴史が続いている。チャンストウライは前年の帝王賞で4着、名古屋グランプリで3着などの実績があった馬。それくらいの実績がないと、容易に通用しないだろう。
では佐賀記念ではどのような馬を狙えばいいのかというと、一番は前記したスマートファルコンやホッコータルマエのように、前年の古馬相手のG1で3着以内の実績がある馬だ。他にも2010年にロールオブザダイスが3着、2011年にアドマイヤスバルが2着、2014年にソリタリーキングが2着と活躍している。その成績は過去10年で【2・2・1・0】だ。このタイプが出走してくれば、最有力だろう。
また、みやこSの3着以内馬も有力で、過去10年のこのレースでの成績は【2・0・0・0】と勝率100%だ。該当馬は2013年のホッコータルマエと2018年のルールソヴァールだが、両馬ともその後2戦しており、レースを順調に使われていたことがポイント。体が絞りづらい厳冬期だけに、休養明けで出走してくる場合は、少し割り引いたほうがいいかもしれない。
さらに前年の浦和記念の連対馬も有力で、過去10年のこのレースでの成績は【0・1・1・0】と複勝率100%を誇る。1着の該当馬は2013年のホッコータルマエ、2着の該当馬は同年のエイシンモアオバー、3着の該当馬は2018年のマイネルバサラだ。前年の名古屋グランプリで3着以内だった馬もそれなりの活躍を見せられているが、ステイヤーは名古屋グランプリを大目標にすることが多く、ここで人気を裏切ることもある。
他では、前走の川崎記念で4着以内だった馬も活躍を見せている。ダートグレードで連対実績のなかった2016年のマイネルバイカこそ4着に敗れているが、2014年にランフォルセが優勝している他、2012年のマイネルアワグラスも3着入線している。ダートグレードで連対実績のある川崎記念4着以内馬ならば、このレースで中心視できるだろう。
穴馬は前走の東海S(旧、平安S)で4着以下に敗れた馬の巻き返しだ。東海Sで3着に敗れてフェブラリーS出走権を逃し、ここへ出走してきた2010年のロールオブザダイスや2013年のホッコータルマも3着、1着と好走しているものの、穴馬は東海Sで4着以下に敗れた馬だろう。
2012年のピイラニハイウェイが6番人気で1着、2015年のマイネルクロップ1番人気で1着、2016年のストロングサウザーが4番人気で1着、2013年のタカオノボルが3番人気で2着と巻き返している。マイネルクロップが優勝した年は、前走4着以内の中央馬が不在でメンバーが手薄だっやこともあり、同馬が1番人気に支持された。しかし、人気以上に好走することが多いので、穴馬の資格は十分あると言えるだろう。
まとめるとこうなる!
●本命候補
・前年の古馬相手のG1で3着以内の実績がある馬。
・前年のみやこSの3着以内馬。
・前年の浦和記念の連対馬。
・前走の川崎記念で4着以内の馬。
(ダートグレードで連対実績があることが条件)
●穴馬候補
・前走の東海Sで4着以下の馬。
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2020年2月10日(月) 16:15
山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~佐賀記念2020~
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佐賀記念は、夏のサマーチャンピオンと並ぶ佐賀二大レースのひとつ。中距離路線のG2・G3は、11月のみやこS、浦和記念以来となるために、強豪が集う年がほとんど。2009年にはスマートファルコンが、2013年にホッコータルマエが出走し、圧勝したこともありました。
主なメンバーは、ホッコータルマエのように、東海SでフェブラリーS出走権を逃した東海S(旧、平安S)の上位馬や東海Sで通用しなかった馬、前年のJRAオープン上位の上がり馬です。さらに川崎記念の上位馬が出走してくることもあります。
このように中央勢が手強いために、地方馬が他のG3よりも苦戦しています。地方馬のこのレース3着以内は、2008年のチャンストウライ(1着)まで遡らなければありません。チャンストウライのように、前年の帝王賞で4着、名古屋グランプリで3着など、よほどの実績馬ではない限り、今後も地方馬の苦戦の傾向は続くでしょう。
それでは佐賀記念ではどのような馬を狙えばいいのかというと、一番は前記したスマートファルコンやホッコータルマエのように、前年の古馬相手のG1で3着以内の実績がある馬です。他にも2010年にロールオブザダイスが3着、2011年にアドマイヤスバルが2着、2014年にソリタリーキングが2着と活躍しており、その成績は過去10年で【2・2・1・0】です。このタイプは、毎年出走してくるわけではありませんが、出走してくれば最有力です。
また、前走の川崎記念で4着以内の馬も有力で、ダートグレードで連対実績のなかった2016年のマイネルバイカこそ4着に敗れているものの、2014年にランフォルセが優勝している他、2012年のマイネルアワグラスも3着入線しています。ダートグレードで連対実績のある川崎記念4着以内馬ならば、出走頭数こそ少ないものの全て3着以内に好走しており、このレースで中心視できるでしょう。
さらに前年の浦和記念の連対馬も有力。過去10年のこのレースでの成績は【0・1・1・0】と複勝率100%を誇ります。2着の該当馬は同年のエイシンモアオバー、3着の該当馬は2018年のマイネルバサラです。前年の名古屋グランプリで3着以内だった馬も前記したチャンストウライが佐賀記念を勝つなど、それなりの活躍はしていますが、信頼するならばやはり佐賀記念と同距離で格も上の浦和記念ということになります。
しかし、古馬相手のG1で3着以内馬、前走の川崎記念で4着以内馬、前年の浦和記念の連対馬が毎年出走してくるわけではありません。ほとんの年は東海S凡退馬vsJRAオープン上位馬の対戦図式で行われます。この場合、どちらに軍配が挙がることが多いかというと、人気はJRAオープン上位馬ですが、東海Sの凡退馬に軍配が挙がることが多いです。
当然、最有力は東海S(旧、平安Sを含む)の3着以内馬で、過去10年のこのレースでの成績は【1・0・1・0】。1着の該当馬は2013年のホッコータルマエ、3着の該当馬はロールオブザダイスです。しかし、4着以下でもよく活躍しており、2012年には平安Sで勝ち馬から離されること2.3秒差の13着に敗れたピイラニハイウェイ(6番人気)が優勝したこともありました。
せっかくなので前走の東海S(旧、平安Sを含む)で4着以下に敗れた馬の成績も調べたところ、過去10年で【3・1・0・4】でした。1着馬は前記したピイラニハイウェイ他、2015年のマイネルクロップ(1番人気)、2016年のストロングサウザー(4番人気)。2着の該当馬は2013年のタカオノボル(3番人気)です。マイネルクロップが勝った年は、前走で4着以内だった中央馬が不在でメンバーが手薄だっやこともあり、同馬が1番人気に支持されました。しかし、人気以上に走ることが多いので、穴馬の資格は十分あると言えるでしょう。
また、佐賀記念は前が有利のレースになることが多く、このため前走でJRAのレースで3コーナー先頭だった馬が、このレースでも1~2番手でレースを進める形で活躍しています。その成績は、過去10年で【0・2・1・0】。2着の該当馬は2010年のフサイチピージェイ、2011年のメテオロロジスト、3着の該当馬は2018年のテーオーエナジーです。このパターンはそれほど実績がなくとも、案外と信用できるので、覚えておいて損はないでしょう。
まとめるとこうなります!
●本命候補
・前年の古馬相手のG1で3着以内の実績がある馬。
・前走の川崎記念で4着以内の馬。
(ダートグレードで連対実績があることが条件)
・前年の浦和記念の連対馬。
・前走の東海Sで3着以内の馬。
●穴馬候補
・前走の東海Sで4着以下の馬。
・前走のJRAのレースで3コーナー先頭だった馬。
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【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2017年07月12日号】週末メイン「1点」分析EXTRA編(55)
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週末の注目レースを伊吹雅也プロが「1点」の傾向に注目して分析するウマニティ会員専用コラム。「さらにプラス1!」として挙げている種牡馬別成績も含め、ぜひ予想にご活用下さい。
■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
⇒http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321
▼2017年07月16日(日) 福島11R バーデンバーデンカップ
【“福島芝1200mか小倉芝1200mのレース”における優勝経験の有無別成績(2014年以降)】
●あり [3-3-2-16](複勝率33.3%)
●なし [0-0-1-18](複勝率5.3%)
→近年は北海道を除くローカル場、かつ右回りのレースに実績のある馬が優勢。各馬のコース適性に注目すべきだと思います。
▼2017年07月16日(日) 中京11R 名鉄杯
【“同年、かつJRA、かつ1600万下から上のクラスのレース”における連対経験の有無別成績(2012~2016年のジュライステークス)】
●あり [5-4-4-13](複勝率50.0%)
●なし [0-1-1-39](複勝率4.9%)
→年明け以降の戦績を素直に評価したい一戦。特別登録を行った馬のうち、“2017年、かつJRA、かつ1600万下から上のクラスのレース”において連対経験があるのは、オウケンワールド、キクノソル、コパノチャーリー、スリータイタン、センチュリオン、タガノゴールド、デビルズハーツ、トップディーヴォ、マイネルクロップの9頭です。
<<さらにプラス1!>>
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第273回『凄馬出馬表分析&馬券検討』~平安ステークス G3
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みなさんこんにちは!
本日は京都11R「平安ステークス G3」の『凄馬出馬表』を分析したいと思います。
今回も「U指数」だけでなく、U指数のポイントに【調教評価】、【厩舎評価】、【斤量補正】を数値化し加算減算しU指数を補正することで「総合ポイント」を算出しました。
★「U指数」について詳しくはこちらをご覧ください→U指数についてページ
U指数1.0ポイントは約1馬身差にあたるので、これを目安に以下のような重み付けをしました。
【調教評価】は競馬エイトの調教評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「5」・・・「-1.0ポイント」
「6」・・・「±0.0ポイント」
「7」・・・「+1.0ポイント」
「8」・・・「+2.0ポイント」
【厩舎評価】は競馬エイトの厩舎コメントの評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「△」・・・「-1.0ポイント」
「○」・・・「±0.0ポイント」
「◎」・・・「+1.0ポイント」
【斤量補正】は1.0kg=「0.5ポイント」として以下の基準体重との差分に乗算しました。
「牡馬」・・・「57.0kg」
「牝馬」・・・「55.0kg」
上記の補正を行った『凄馬出馬表』(画像)をご覧ください。
第1グループ(橙)は、グレイトパールから1.0ポイント差(約1馬身差)内のクリノスターオーまで2頭。
第2グループ(黄)は、ロワジャルダンから1.0ポイント差(約1馬身差)内のアスカノロマン、ピオネロまで3頭。
第3グループ(薄黄)はラストインパクトから同差内のタガノエスプレッソ、グレンツェント、ロンドンタウン、マイネルバイカ、クリソライト、マイネルクロップまで7頭となっていて、以下は第4G(灰)となっています。
凄馬出馬表を見渡すと、上位勢では第2G→第3G間の0.9ポイント差が目立つくらいで、全般的に大きな差の生じない配置となっています。ただし、ダート重賞の場合、近走にU指数が算出されない交流重賞を使っている馬には注意が必要です。特に直近のパフォーマンスが交流重賞でその部分が“目隠し”となっているような馬は鵜呑みにすると危険かもしれません(これだけの混戦模様ですから余計に)。
そんななか今回の私の本命は◎リーゼントロックとしました。前走アンタレスSは瞬発力勝負だと苦しいこの馬にとっては不向きな上がりを求められる展開となりながら、最後まで2着争いを演じての4着。今回先行勢には厳しいハイペースとなりそうなメンバー構成ではありますが、上がりが掛かるならその点についてはプラスに働きそうです。むしろ、前は厳しいと映ることでなんとかまだ妙味を維持してくれそうな点は、個人的には追い風と捉えています。前回の健闘で前回ほど穴馬とはなってくれないだろうと当初軽視する方向で考えていましたが、思い直しての本命視。凄馬出馬表評価は下位ですが、もともと大きな差のないメンバー構成ですし、引き続き状態は良さそうなので前走以上を期待したいと思います(できれば、人気は前走以下でお願いしたいところですが果たして......)。
以下、前走は上がり36秒台のレースに対応してみせたが本来6~8走前のようなタフなレースのほうが向きそうな○ロンドンタウン、ここまで間隔が空いたのは初めてでも休み明け好走実績がありこの条件なら相手で十分狙える▲クリノスターオー、勝ち切った6走前から持久戦になったほうが良さそうな☆ピオネロを上位評価。
そして今回の私の馬券は、恐らく◎の単複勝負になると思いますが、当コラムでは◎から○▲☆への3複勝負としたいと思います。
【3複フォーメーション】
◎=○▲☆=印
8=5,6,11=4,5,6,7,9,11,14,15,16(21点)
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第263回『凄馬出馬表分析&馬券検討』~アンタレスステークス G3
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みなさんこんにちは!
本日は阪神11R「アンタレスステークス G3」の『凄馬出馬表』を分析したいと思います。
今回も「U指数」だけでなく、U指数のポイントに【調教評価】、【厩舎評価】、【斤量補正】を数値化し加算減算しU指数を補正することで「総合ポイント」を算出しました。
★「U指数」について詳しくはこちらをご覧ください→U指数についてページ
U指数1.0ポイントは約1馬身差にあたるので、これを目安に以下のような重み付けをしました。
【調教評価】は競馬エイトの調教評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「5」・・・「-1.0ポイント」
「6」・・・「±0.0ポイント」
「7」・・・「+1.0ポイント」
「8」・・・「+2.0ポイント」
【厩舎評価】は競馬エイトの厩舎コメントの評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「△」・・・「-1.0ポイント」
「○」・・・「±0.0ポイント」
「◎」・・・「+1.0ポイント」
【斤量補正】は1.0kg=「0.5ポイント」として以下の基準体重との差分に乗算しました。
「牡馬」・・・「57.0kg」
「牝馬」・・・「55.0kg」
上記の補正を行った『凄馬出馬表』(画像)をご覧ください。
第1グループ(橙)は、モンドクラッセから1.0ポイント差(約1馬身差)内のロワジャルダン、アスカノロマンまで3頭。
第2グループ(黄)は、グレンツェントから1.0ポイント差(約1馬身差)内のタガノエスプレッソまで2頭。
第3グループ(薄黄)はロンドンタウンから同差内のメイショウスミトモ、ミツバ、マイネルクロップ、ピットボス、マイネルバイカ、モルトベーネまで7頭となっていて、以下は第4G(灰)となっています。
凄馬出馬表を見渡すと、上位には開きがほとんど生じない団子状態。第3G→第4G間に1.4ポイント差がありますが、それすら他の重賞と比べると小さな溝の印象でどこからでも入れそうな状況となっています。
そんな中、今回の私の本命は◎アスカノロマンに期待しました。前走から斤量1キロ減と乗り慣れた鞍上に戻って真価が問われる一戦。コース・展開的にも不利になるとは考えにくいですし、凄馬出馬表評価上位勢ではもっとも信頼できる存在とみて本命視。
○はミツバ。舞台適性という意味ではこちらも上位の存在。昨秋のシリウスステークスはこの馬には時計が速過ぎた印象で、しかも前々決着となる中で中身のある4着という内容。当時よりも脚質自在キャラに生まれ変わって迎えるJRA重賞再挑戦の今回、さらなる前進を期待したいと思っています。
▲にメイショウスミトモ。いずれも中山1800ではあるものの前走、7走前あたりの内容を評価しました。想定通りの淀みない流れなら、こちらも好相性の舞台で一発を期待できそうです。
☆にグレンツェント。能力の高さは認めますが、前走東海ステークスVは55キロでスローからの瞬発戦。斤量増もさることながら、今回求められる質も変わってきそうなペース面からも一枚割引きました。ただ、2走前に締まったペースで上り掛かる展開でも実績があるのがニクイところ。斤量が嫌われれば妙味も出てきそうで、そういった意味では今回狙い目も。
そして今回の私の馬券は、◎○▲=◎○▲からの3複で勝負とします。
【3連複フォーメーション】
◎○▲=◎○▲=印
3,8,13=3,8,13=3,4,6,7,8,10,12,13,14(19点)
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