★【新潟ジャンプS】平地&障害重賞Vに挑むマイネルクロップ 長期休養明け初戦のマドリードカフェにも注目
新潟ジャンプS(J・GIII)に登録しているマイネルクロップ(牡8歳、美浦・畠山吉宏厩舎)は、2015年に平地重賞のマーチS(GIII)を勝っており、史上12頭目となる平地&障害双方での重賞制覇がかかる。
同馬は、今年1月の障害競走初出走以降、4戦2勝の成績を挙げているが、障害重賞初挑戦どなった前走の中山グランドJ(J・GI)では、最下位の12着に敗れている。マイネルクロップには、新潟ジャンプSで歴代最多タイの2勝を挙げている山本康志騎手が騎乗するが、初の障害重賞勝利を挙げることができるだろうか。
また、昨年の京都ハイジャンプ(J・GII)優勝馬マドリードカフェ(牡7歳、栗東・荒川義之厩舎)は、障害競走で3戦3勝という成績を挙げている。同馬は、京都ハイジャンプのあと休養しており、今回が1年3カ月ぶりの出走となる。マドリードカフェには引き続き熊沢重文騎手が騎乗するが、長期休養明け初戦となる新潟ジャンプSを制して、障害競走での連勝を伸ばすことができるか注目だ。
★【新潟2歳S】好調の新種牡馬ジャスタウェイ産駒 新潟2歳SでJRA重賞初制覇なるか
今年、産駒がデビューした新種牡馬のジャスタウェイは、8目20日現在、JRA2歳リーディングサイヤーのトップに立っている。同産駒は、デビューから2連勝でオープン特別のダリア賞を制したアウィルアウェイを筆頭に、すでに7頭が勝ち上がっており、好調な滑り出しを見せている。
ジャスタウェイ産駒は新潟2歳S(GIII)にエイシンゾーン(牝2歳、栗東・松元茂樹厩舎)が出走するが、JRA重賞初制覇を遂げることができるだろうか。なお、新種牡馬産駒では、ダンカーク産駒のオーパキャマラード(牝2歳、栗東・本田優厩舎)も新潟2歳Sに出走する。
また、7月8日に福島で新馬勝ちを決めたスティルネス(牝2歳、美浦・小島茂之厩舎)は、父ゴールドヘイロー、母マツリダワルツという血統で、2015年の優勝馬ロードクエストの妹にあたる。兄のロードクエストは、新馬勝ちに続いて出走した新潟2歳Sを4馬身差で制したが、スティルネスも新馬→新潟2歳Sの連勝を決めることができるだろうか。
★【キーンランドC】今年の古馬スプリント重賞で3勝をマーク アドマイヤムーン産駒がキーンランドCに2頭出走
これまで行われた今年の“古馬スプリント重賞”の結果を見ると、アドマイヤムーン産駒が活躍しており、ファインニードルがシルクロードS(GIII)→高松宮記念(GI)を連勝、セイウンコウセイが函館スプリントS(GIII)を制している。アドマイヤムーンは現役時代、ジャパンC、宝塚記念を制すなど主に中距離路線で活躍したが、産駒は短距離での活躍が目立ち、これまでに挙げた平地重賞14勝のうち、9勝を芝1200m以下で挙げている。
アドマイヤムーン産駒は、キーンランドC(GIII)に京王杯スプリングC(GII)勝馬のムーンクエイク(セン5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)と、オールインワン(牡5歳、栗東・浜田多実雄厩舎)の2頭が出走するが、今回も好成績を挙げることができるだろうか。
また、ムーンクエイクを管理する藤沢調教師、同馬に騎乗するC.ルメール騎手は、昨年のキーンランドCをエポワスで制しており、同レース連覇がかかる。ちなみに、アドマイヤムーン産駒は札幌と福島を除く8つの競馬場でJRA重賞を計20勝しており、キーンランドCを勝てぱ、JRA全10場重賞制覇へ残すは福島のみとなる。