今週のメイン重賞は「エプソムカップ G3」・・・その施行時期...
閲覧 606ビュー コメント 0 ナイス 7
今年度上半期のGⅠ5連戦が終わりました。1番人気の優勝はヴィクトリアMのグランアレグリアだけで、2番人気が1勝、3番人気が1勝、4番人気が1勝、8番人気が1勝と、なかなか的を絞りきれない波乱のGⅠ5連戦となりました。
上半期のGⅠは、中2週でグランプリレース宝塚記念GⅠを残すだけになりました。その狭間に東京競馬場で施行される重賞が「エプソムカップ」です。
この時期に施行される牡・牝混合芝中距離唯一の重賞が出走馬(各陣営)にとってどんな意味を持つのでしょう。そもそも、3歳クラシックで活躍する能力が高い馬や成長が早く重賞で勝ち負けできるような馬は、1・2月中にGⅡに出走し、ある程度の成績を残してGⅠに出走しているか、すでに重賞ウイナーになっている馬たちです。
そんな一流の馬たちに現時点で及ばない4・5歳馬が徐々に経験を積み、能力を向上させて、上半期の最終G3に挑戦して、その後の路線を決定付けるために出走させるのが「エプソムカップ」だと考え、このレースに臨む各陣営の思惑を以下のように仮定して過去のデータ分析をしたいと思います。
(1)4歳馬 重賞初制覇
(2)5歳馬 重賞初制覇またはGⅡ・GⅠに通用の可能性を探る
(3)6歳馬 重賞通用の能力が維持できているかの確認
(4)7歳以上馬 下半期以降も競走馬生活の継続が可能か
年 馬 名 前走 重賞経験 エプソムカップ
202011着ダイワギャグニー 新潟大賞典1着 東京新聞杯3着、金鯱賞3着 2019年14着
2着ソーグリッタリング メイS2着 エプソムC3着、関屋記念3着 2019年3着
3着トーラスジェミニ ダービー卿T11着 サウジRCGⅢ6着 初参戦
重賞1着経験あり 1-0-0-6
重賞複勝経験あり 0-1-0-6
重賞出走経験あり 0-0-1-2 重賞出走経験なし 0-0-0-1
当該レース初参戦 0-0-1-12 当該レース再挑戦 1-1-0-3
201911着レイエンダ メイS9着 セントライト2着 初参戦
2着サラキア 阪神牝馬S10着 ローズS2着 初参戦、2020年13着
3着ソーグリッタリング都大路S1着 京都2歳S5着 初参戦、2020年2着
重賞1着経験あり 0-0-0-0
重賞複勝経験あり 1-1-0-5
重賞出走経験あり 0-0-1-5 重賞出走経験なし 0-0-0-0
当該レース初参戦 1-1-1-9 当該レース再挑戦 0-0-0-1
2018年1着サトノアーサー メイS3着 毎日杯3着、神戸新聞杯3着 初参戦、2020年6着
2着ハクサンルドルフ 新潟大賞典8着 東京新聞杯6着 初参戦、2019年11着
3着グリュイエール 府中S1着 きさらぎ賞4着、セントラ9着初参戦
重賞1着経験あり 0-0-0-4
重賞複勝経験あり 1-0-0-4
重賞出走経験あり 0-1-1-5 重賞出走経験なし 0-0-0-0
当該レース初参戦 1-1-1-11 当該レース再挑戦 0-0-0-2
2017年1着ダッシングブレイズ 京王杯SC7着 京王杯SC4着、マイラーズC8着 初参戦
2着アストラエンブレム メイS2着 NZT4着、京都金杯4着 初参戦
3着マイネルハニー 小倉大賞典16着 スプリングS2着、チャレンジ1着初参戦
重賞1着経験あり 0-0-1-5
重賞複勝経験あり 0-0-0-6
重賞出走経験あり 1-1-0-4 重賞出走経験なし 0-0-0-0
当該レース初参戦 1-1-1-12 当該レース再挑戦 0-0-0-3
2016年1着ルージュバック ヴィクトリアM5着 きさらぎ賞1着、オークス2着 初参戦
2着フルーキー 新潟大賞典2着 チャレンジ2着、東京新聞杯3着 2015年4着
3着マイネルミラノ 新潟大賞典5着 中日新聞杯3着、新潟記念2着 初参戦2015年⑦
重賞1着経験あり 1-0-0-5
重賞複勝経験あり 0-1-1-6
重賞出走経験あり 0-0-0-4 重賞出走経験なし 0-0-0-0
当該レース初参戦 1-0-1-15 当該レース再挑戦 0-1-0-0
2015年1着エイシンヒカリ 都大路S1着 チャレンジC9着 初参戦
2着サトノアラジン モンゴル大統領1着 神戸新聞杯4着、菊花賞6着 初参戦
3着デイサイファ 中日新聞杯1着 毎日王冠4着、AJCC5着 2014年1着
重賞1着経験あり 0-0-1-3
重賞複勝経験あり 0-0-0-2
重賞出走経験あり 1-1-0-5 重賞出走経験なし 0-0-0-0
当該レース初参戦 1-1-0-7 当該レース再挑戦 0-0-1-3
2014年1着デイサイファ 都大路S1着 福島記念4着、中山金杯3着 初参戦2015年3着
2着マイネルラクリマ 香港ChM10着 七夕賞1着、中山記念4着 初参戦
3着ダークシャドウ 中山記念11着 毎日王冠1着、天皇賞秋2着 2011年1着
重賞1着経験あり 0-1-1-4
重賞複勝経験あり 1-0-0-3
重賞出走経験あり 0-0-0-5 重賞出走経験なし 0-0-0-2
当該レース初参戦 1-1-0-12 当該レース再挑戦 0-0-1-2
2013年1着クラレント マイラーC8着 富士S1着、東京新聞杯GⅢ1着 初参戦
2着ジャスタウェイ 中日新聞杯8着 アーリンC1着、毎日王冠GⅡ2着 初参戦
3着サンレイレーサー マイラーC2着 セントライト14着、朝日CCⅢ5着 初参戦
重賞1着経験あり 1-1-0-2
重賞複勝経験あり 0-0-1-3
重賞出走経験あり 0-0-0-4 重賞出走経験なし 0-0-0-2
当該レース初参戦 1-1-1-9 当該レース再挑戦 0-0-0-2
2012年1着トーセンレーヴ マイラーC8着 青葉賞3着、AJCC5着 初参戦2017年17着
2着ダノンシャーク マイラーC2着 京都金杯2着、マイラーC2着 初参戦
3着マイネルスターリー新潟大賞典8着 函館記念1着、福島記念5着 初参戦
重賞1着経験あり 0-0-1-4
重賞複勝経験あり 1-1-0-6
重賞出走経験あり 0-0-0-5 重賞出走経験なし 0-0-0-0
当該レース初参戦 1-1-1-14 当該レース再挑戦 0-0-0-1
2011年1着ダークシャドウ 大阪杯GⅡ2着 セントライト5着、大阪杯2着 初参戦2014年3着
2着エーブチェアマン きぼう賞1着 重賞経験なし(1000、1600万下2連勝) 初参戦
3着セイクリットバレー 新潟大賞典1着 関屋記念2着、新潟大賞典GⅢ1着 2010年4着
重賞1着経験あり 0-0-1-4
重賞複勝経験あり 1-0-0-4
重賞出走経験あり 0-0-0-6 重賞出走経験なし 0-1-0-1
当該レース初参戦 1-1-0-13 当該レース再挑戦 0-0-1-2
【過去10年の集計】
重賞1着経験あり 3-2-5-37
重賞複勝経験あり 5-4-2-45
重賞出走経験あり 2-3-3-45 重賞出走経験なし 0-1-0-6
当該レース初参戦 9-8-7-114 当該レース再挑戦 1-2-3-19
過去10年間の優勝馬10頭の内、7頭がエプソムカップで重賞初制覇を達成しています。3頭は、他のGⅢで既に重賞勝ちをしていました。
エプソムカップで重賞初制覇7頭の内、5頭は重賞で複勝圏内に入った実績があり、他の2頭も以前に重賞に出走した経験を持っていました。重賞初制覇した7頭の年齢は4歳が5頭、5歳が2頭です。
エプソムカップが重賞初出走の馬は、0-1-0-6と、それほどの実績がありません。
ですから、1着候補は重賞出走経験のある4・5歳馬で、エプソムカップに初参戦した馬から選択することになります。
エプソムカップのリピーターは、初参戦の9-8-7-114に対して、1-2-3-19と分が悪いことを心して予想しなければなりません。リピーターとして複勝圏内に入った馬は前回出走した時以上の成績を挙げていました。ですから、成績が下降傾向で出走してきた場合は、印を回すことはできません。
6歳・7歳以上の出走馬についても同様の傾向が見られます。特に、近走の成績で大敗している場合、エプソムカップの成績によって、年内で競走馬生活を終えるかどうかの判断をしていることが次のデータから読み取れます。
【直後に引退した馬】
エプソムカップ出走時年齢と成績→その後の出走数・抹消時期・最高着順と最高人気
2020年マイネルハニー 7歳 15着→5レース 8カ月後 7着 12番人気
2019年ショウナンバッハ 8歳 4着→5レース 6カ月後 4着 8番人気
2019年アンノートル 5歳 7着→5レース 8カ月後 5着 7番人気
2019年ストーンウェア 7歳 8着→1レース 1カ月後 8着 5番人気
2019年カラビナ 6歳 9着→2レース 3カ月後 7着 7番人気
2019年ハクサンルドルフ 6歳 11着→0レース 0カ月後 -着 -番人気
2019年ダノンキングダム 5歳 12着→3レース※11カ月後※1着※1番人気障害に転向
2019年アップクォーク 6歳 13着→4レース 11カ月後 10着 11番人気
2019年ソウルスターリング5歳 不出走→2レース※9カ月後 6着 13番人気
2018年グリュイエール 6歳 3着→4レース 8カ月後 2着 1番人気
2018年ベルキャニオン 7歳 6着→4レース 13カ月後 3着 3番人気
2018年バーディーイーグル8歳 8着→1レース 1カ月後 10着 9番人気
2018年トーセンマタコイヤ7歳 13着→2レース 5カ月後 7着 5番人気
2018年アデインザライフ 7歳 15着→0レース 0カ月後 -着 -番人気
2018年シャイニープリンス8歳 16着→4レース 11カ月後 12着 15番人気
2017年フルーキー 7歳 9着→4レース 6カ月後 5着 8番人気
2017年ヒストリカル 8歳 12着→2レース 5カ月後 10着 3番人気
2017年カムフィー 8歳 13着→4レース 6カ月後 8着 10番人気
2017年レッドレイヴン 7歳 16着→4レース 6カ月後 8着 9番人気
2017年トーセンレーヴ 9歳 17着→0レース 0カ月後 -着 -番人気
2016年アルバートドック 4歳 7着→2レース 3カ月後 1着 1番人気
2016年サトノギャラント 7歳 8着→2レース※3カ月後 8着 12番人気※障害に転向
2016年エキストラエンド 7歳 10着→4レース 6カ月後 3着 6番人気
2016年アルマディヴァン 6歳 12着→5レース 7カ月後 7着 11番人気
2016年メイショウヤタロウ8歳 13着→3レース 4カ月後 4着 5番人気
2016年エックスマーク 7歳 14着→0レース 0カ月後 -着 -番人気
2016年ダービーフィズ 6歳 15着→4レース 5カ月後 7着 10番人気
2016年ステラウインド 7歳 16着→1レース 1カ月後 15着 13番人気
2016年ナカヤマナイト 8歳 17着→1レース 1カ月後 16着 15番人気
2015年ペルーサ 8歳 6着→5レース 8カ月後 1着 5番人気
2015年フェスティヴタロー6歳 7着→1レース 11カ月後 15着 13番人気
2015年ユールシンキング 5歳 8着→3レース 9カ月後 14着 11番人気
2015年フルアクセル 7歳 10着→0レース 0カ月後 -着 -番人気
2015年ノーステア 7歳 12着→0レース 0カ月後 -着 -番人気
2015年ゲシュタルト 8歳 13着→2レース 2カ月後 9着 15番人気
2014年カネトシディオス 7歳 8着→4レース 6カ月後 6着 9番人気
2014年トーセンジャガー 6歳 9着→3レース 5カ月後 4着 8番人気
2014年レインスティック 7歳 11着→1レース 3カ月後 17着 15番人気
2014年カルドブレッサ 6歳 12着→4レース 11カ月後 8着 6番人気
2014年シルクアーネスト 7歳 13着→1レース 2カ月後 14着 15番人気
2014年パドトロワ 7歳 17着→3レース 2カ月後 12着 9番人気
2013年ファイナルフォーム4歳 5着→0レース 0カ月後 -着 -番人気
2013年アカンサス 5歳 9着→4レース 9カ月後 5着 9番人気
2013年アドマイヤタイシ 6歳 10着→5レース※18カ月後 2着 4番人気※障害
2013年セイウンジャガー 6歳 11着→5レース 7カ月後 5着 9番人気
2013年スズジュピタ- 8歳 14着→4レース 9カ月後 13着 12番人気
2012年レディアルバローザ5歳 12着→2レース 7カ月後 5着 3番人気
2012年サンライズベガ 8歳 16着→1レース 1カ月後 16着 16番人気
2012年アクシオン 9歳 17着→2レース 2カ月後 12着 12番人気
2012年レッゴーキリシマ 7歳 18着→2レース 2カ月後 16着 11番人気
2011年キャプテンベガ 8歳 4着→0レース 0カ月後 -着 -番人気
2011年レインフォーレスト5歳 12着→3レース 6カ月後 7着 6番人気
2011年チョウカイファイト8歳 14着→4レース 11カ月後 7着 12番人気
2011年マストビートゥルー8歳 15着→0レース 0カ月後 -着 -番人気
2011年ロードキャニオン 7歳 17着→2レース 1カ月後 11着 11番人気
エプソムカップで4着以下に敗れた馬で、その後に出走5レース以内に登録を抹消するか、障害に転向した馬が多いことが「エプソムカップ」の特徴として挙げられると思われます。(該当馬合計55頭/164頭 33.5%)
引退した馬の年齢 7歳以上 35頭、6歳11頭、5歳7頭、4歳2頭
おそらく、上半期最後の中距離G3で競走馬としての能力を見極めるために出走させている馬も何頭かいることは間違いないと思われます。ですから、7歳以上で出走してきた場合、前走までの成績の衰えがはっきりしていれば、復活する可能性が相当低いと考えるのが妥当です。
そこで、最終的に予想を組み立てるには『重賞勝ち馬』と『重賞未勝利馬』に分けて、近走の成績から有力馬を選ぶことが肝要と考えます。
【重賞勝ち馬】
馬 名 前走 重賞経験(前走を除く直近2レース) エプソムカップ
2.マイラプソディ 都大路S2着 ダービーGⅠ9着、神戸新聞GⅡ18着 初出走
4.セダブリランテス 六甲S(L)6着 中山金杯GⅢ1着、新潟記念GⅢ7着 初出走
11.ニシノデイジー 新潟大賞典12着 函館記念GⅢ13着、東京新聞杯GⅢ13着 初出走
13.サトノフラッグ 金鯱賞GⅡ7着 菊花賞GⅠ3着、AJCC GⅡ11着 初出走
14.ガロアクリーク ディセンバS3着 セントライトGⅡ2着、菊花賞GⅠ9着 初出走
【重賞未勝利馬】
馬 名 前走 重賞経験(前走を除く直近2レース) エプソムカップ
1.プレシャスブルー 福島民法(L)2着 新潟大賞典GⅢ3着、新潟記念GⅢ18着 初出走
3.ヴェロックス 日経新春GⅡ9着 菊花賞GⅠ3着、中日新聞杯GⅢ3着 初出走
5.エアアルマス 京王杯SC10着 チャンピCGⅠ10着、フェブラリー5着 初出走
6.ヒュミドール 新潟大賞典11着 ダイヤモンドGⅢ5着、日経賞GⅡ4着 初出走
7.ファルコニア 難波S1着 京都新聞杯GⅡ3着、神戸新聞GⅡ16着 初出走
8.アルジャンナ マイラーズC2着 毎日杯GⅢ2着、ダービーGⅠ18着 初出走
9.ヤシャマル 府中S1着 重賞経験なし1勝~3勝クラス 3連勝 初出走
10.ワンダーブチェック メイS4着 毎日王冠GⅡ8着 初出走
12.ミラアイトーン 谷川岳(L)3着 北九州記念GⅢ5着、関屋記念GⅢ5着 初出走
15.ザダル 毎日王冠GⅡ5着 菊花賞GⅠ13着、中山金杯GⅢ8着 初出走
16.シュリ 谷川岳(L)1着 京都金杯GⅢ5着、 初出走
17.アドマイヤビルゴ 大阪杯GⅠ9着 京都新聞杯GⅡ4着、日経新春GⅡ10着 初出走
18.アトミックフォース メイS3着 ダービー卿TGⅢ5着 2020年5着
下記のデータから、重賞初制覇を狙う『重賞未勝利』に比重を置いて本命を選択したいと思います。
【予想の鍵 その1】
重賞1着経験あり 3-2-5-37 重賞未勝利 7-8-5-90
リピ-ターとしてエプソムカップに出走するのは『18.アトミックフォース』だけです。昨年は新潟大賞典GⅢ2着からの参戦で、今年はダービー卿TGⅢ5着でメイSからの出走となりますので、比較が難しいのですが成績は若干下降気味かもしれません。
【予想の鍵 その2】
当該レース初参戦 9-8-7-114 当該レース再挑戦 1-2-3-19
リピーターの成績
2020年1着ダイワギャグニー新潟大賞典1着 東京新聞杯3着、金鯱賞3着 2019年14着
2020年2着ソーグリッタリング メイS2着 エプソムC3着、関屋記念3着 2019年3着
2016年2着フルーキー 新潟大賞典2着 チャレンジ2着、東京新聞杯3着 2015年4着2017年9着
2015年3着デイサイファ 中日新聞杯1着 毎日王冠4着、AJCC5着 2014年1着
2014年3着ダークシャドウ中山記念GⅡ11着 毎日王冠1着、天皇賞秋2着 2011年1着
2012年3着セイクリットバレー新潟大賞典1着 関屋記念2着、新潟大賞典1着 2010年4着
この他に上位入賞したものの、リピーターとしては複勝圏外に成績を落としたのは4頭
2019年2着サラキア 阪神牝馬S10着 ローズS2着 初参戦、2020年13着
2018年1着サトノアーサー メイS3着 毎日杯3着、神戸新聞杯3着 初参戦2020年6着
2018年2着ハクサンルドルフ新潟大賞典8着 東京新聞杯6着 初参戦、2019年11着
2016年3着マイネルミラノ新潟大賞典5着 中日新聞杯3着、新潟記念2着 初参戦2015年7着
【予想の鍵 その3】
重賞未経験馬の取捨
重賞出走経験なし 0-1-0-6
2011年2着エーブチェアマン きぼう賞1着 重賞経験なし(1000、1600万下2連勝) 初参戦
今年、重賞出走経験なしで出走するのは1頭だけ。
9.ヤシャマル 府中S1着 重賞経験なし1勝~3勝クラス3連勝 初出走
3連勝と勢いがあるので、10年ぶりに複勝圏内に入る期待は大きいと思われます。
【予想の鍵 その4】
7歳馬の取捨
1.プレシャスブルー 福島民法(L)2着 新潟大賞典GⅢ3着、新潟記念GⅢ18着 初出走
4.セダブリランテス 六甲S(L)6着 中山金杯GⅢ1着、新潟記念GⅢ7着 初出走
10.ワンダーブチェック メイS4着 毎日王冠GⅡ8着 初出走
今年出走する7歳馬は上記の3頭です。この中で近走実績から『セダブリランテス』に印を打ちたいと考えます。
これまで4つの視点で述べてきました。それを踏まえて印を打てそうなのは※の10頭になるのですが(-_- )?
今回の出走登録
馬 名 前走 重賞経験 エプソムカップ
1.プレシャスブルー 福島民法(L)2着 新潟大賞典GⅢ3着、新潟記念GⅢ18着 初出走
※2.マイラプソディ 都大路S2着 ダービーGⅠ9着、神戸新聞GⅡ18着 初出走
※3.ヴェロックス 日経新春GⅡ9着 菊花賞GⅠ3着、中日新聞杯GⅢ3着 初出走
※4.セダブリランテス 六甲S(L)6着 中山金杯GⅢ1着、新潟記念GⅢ7着 初出走
5.エアアルマス 京王杯SC10着 チャンピCGⅠ10着、フェブラリー5着 初出走
穴6.ヒュミドール 新潟大賞典11着 ダイヤモンドGⅢ5着、日経賞GⅡ4着 初出走
※7.ファルコニア 難波S1着 京都新聞杯GⅡ3着、神戸新聞GⅡ16着初出走
※8.アルジャンナ マイラーズC2着 毎日杯GⅢ2着、ダービーGⅠ18着 初出走
※9.ヤシャマル 府中S1着 重賞経験なし1勝~3勝クラス 3連勝初出走
10.ワンダーブチェック メイS4着 毎日王冠GⅡ8着 初出走
11.ニシノデイジー 新潟大賞典12着 函館記念GⅢ13着、東京新聞杯GⅢ13着 初出走
12.ミラアイトーン 谷川岳(L)3着 北九州記念GⅢ5着、関屋記念GⅢ5着 初出走
※13.サトノフラッグ 金鯱賞GⅡ7着 菊花賞GⅠ3着、AJCC GⅡ11着 初出走
※14.ガロアクリーク ディセンバS3着 セントライトGⅡ2着、菊花賞GⅠ9着初出走
※15.ザダル 毎日王冠GⅡ5着 菊花賞GⅠ13着、中山金杯GⅢ8着 初出走
※16.シュリ 谷川岳(L)1着 京都金杯GⅢ5着、 初出走
×17.アドマイヤビルゴ 大阪杯GⅠ9着 京都新聞杯GⅡ4着、日経新春GⅡ10着初出走
18.アトミックフォース メイS3着 ダービー卿TGⅢ5着 2020年5着
除外フランツ メイS2着 中山記念GⅡ10着 初出走
最終的に印を打ってみると
1.プレシャスブルー 福島民法(L)2着 新潟大賞典GⅢ3着、新潟記念GⅢ18着 初出走
△2.マイラプソディ 都大路S2着 ダービーGⅠ9着、神戸新聞GⅡ18着 初出走
△3.ヴェロックス 日経新春GⅡ9着 菊花賞GⅠ3着、中日新聞杯GⅢ3着 初出走
×4.セダブリランテス 六甲S(L)6着 中山金杯GⅢ1着、新潟記念GⅢ7着 初出走
5.エアアルマス 京王杯SC10着 チャンピCGⅠ10着、フェブラリー5着 初出走
穴6.ヒュミドール 新潟大賞典11着 ダイヤモンドGⅢ5着、日経賞GⅡ4着 初出走
△7.ファルコニア 難波S1着 京都新聞杯GⅡ3着、神戸新聞GⅡ16着初出走
◎8.アルジャンナ マイラーズC2着 毎日杯GⅢ2着、ダービーGⅠ18着 初出走
▲9.ヤシャマル 府中S1着 重賞経験なし1勝~3勝クラス 3連勝初出走
10.ワンダーブチェック メイS4着 毎日王冠GⅡ8着 初出走
11.ニシノデイジー 新潟大賞典12着 函館記念GⅢ13着、東京新聞杯GⅢ13着 初出走
12.ミラアイトーン 谷川岳(L)3着 北九州記念GⅢ5着、関屋記念GⅢ5着 初出走
△13.サトノフラッグ 金鯱賞GⅡ7着 菊花賞GⅠ3着、AJCC GⅡ11着 初出走
×14.ガロアクリーク ディセンバS3着 セントライトGⅡ2着、菊花賞GⅠ9着初出走
○15.ザダル 毎日王冠GⅡ5着 菊花賞GⅠ13着、中山金杯GⅢ8着 初出走
△16.シュリ 谷川岳(L)1着 京都金杯GⅢ5着、 初出走
×17.アドマイヤビルゴ 大阪杯GⅠ9着 京都新聞杯GⅡ4着、日経新春GⅡ10着 初出走
×18.アトミックフォース メイS3着 ダービー卿TGⅢ5着 2020年5着
データにとらわれ過ぎてはいけませんが、軽視することもできないので、総合的に判断するとこんな感じの予想になってしまいました。
データを信じるか信じないかは自分次第!
これでなんとか的中しますよう 幸運を祈ります。 |
[もっと見る]
今年初の東のG2レースAJCCの位置付けは?! G2は、や...
閲覧 753ビュー コメント 0 ナイス 12
先週は今年最初のG2レース「日経新春杯」について出走馬たちが次のレースにどんなレースを選択しているのかを分析して予想してみましたが、それは西で行われる初G2の話です。
今週、東で行われるG2「AJCC」はどんなレースなのでしょうか。過去10年間の1着~3着の上位入賞馬を列挙して、先週行われた『日経新春杯』の出走馬と比べてAJCCの予想を進めたいと思います。
2020年
ブラストワンピース1着→大阪杯7着・宝塚記念16着
ステイフーリッシュ2着→京都記念3着→大阪杯9着
ラストドラフト 3着→金鯱賞5着→休養G1不出走
2019年
シャケトラ 1着→阪神大賞典1着→(G1故障不出走)
フィエールマン 2着→天皇賞(春)1着 (G1:3-1-1-0)
メートルダール 3着→金鯱賞13着→G1不出走
2018年
ダンビュライト 1着→大阪杯G1 6着・QEC7着・宝塚記念5着
ミッキースワロー 2着→大阪杯G1 5着
マイネルミラノ 3着→エプソムカップ11着→G1不出走
2017年
タンタアレグリア 1着→休養
ゼーヴィント 2着→七夕賞1着 G1不出走
ミライヘノツバサ 3着→日経賞2着→G1不出走
2016年
ディサイファ 1着→日経賞5着→安田記念6着
スーパームーン 2着→目黒記念7着→G1不出走
ショウナンバッハ 3着→京都記念14着・中日新聞杯11着→G1不出走
2015年
クリールカイザー 1着→日経賞10着→天皇賞(春)16着
ミトラ 2着→中日新聞杯5着→G1不出走
エアソミュール 3着→大阪杯3着・鳴尾記念4着→G1不出走
2014年
ヴェルデグリーン 1着→中山記念5着→宝塚記念12着(引退)
サクラアルディート2着→日経賞11着→G1不出走
フェイムゲーム 3着→ダイヤモンドS1着→天皇賞(春)6着
2013年
ダノンバラード 1着→中山記念6着・日経賞7着・鳴尾記念3着→宝塚記念2着
トランスワープ 2着→日経賞11着→休養
アドマイヤラクティ3着→ダイヤモンドS1着→天皇賞(春)4着
2012年
ルーラーシップ 1着→日経賞3着→QEC1着→宝塚記念2着
ナカヤマナイト 2着→大阪杯G2 5着・鳴尾記念4着→宝塚記念8着
ゲシュタルト 3着→京都記念9着→休養
2011年
トーセンジョーダン1着→阪神大賞典 取り消し→宝塚記念9着
ミヤビランベリ 2着→ダイヤモンドカップ12着・日経賞9着→引退
ネヴブション 3着→中山金杯12着→休養
まず、過去10年間、このレースで複勝圏に入った30頭の内15頭が春のG1レース(6月まで)に出走しています。
天皇賞(春)3頭、大阪杯G1 4頭、安田記念1頭、宝塚記念7頭
これは、日経新春杯の30頭の内22頭に比べ、頭数は少ないですが、G1の成績で比較すると
日経新春杯(G1:1-1-1-19)
天皇賞(春)1着 ヒルノダムール 2011年
天皇賞(春)2着 グローリーヴェイス 2019年
天皇賞(春)3着 シュヴァルグラン 2017年
連対率6.7% 複勝率10%
AJCC (G1:2-2-0-11)
天皇賞(春)1着 フィエールマン 2019年
QE2世C1着 ルーラーシップ 2012年
宝塚記念 2着 ルーラーシップ 2012年
宝塚記念 2着 ダノンバラード 2013年
連対率25% 複勝率25%
AJCCに出走する馬たちの方がG1の壁が低い(能力が高い)ように感じられます。
古馬になった4歳馬にとって、G1に挑戦するだけの成長力が備わったかを確かめるためのレースが『日経新春杯』だとするなら、『AJCC』はある程度G1でも通用するだけの力があると考えられる4歳馬が腕試しをするためのレースの役割(位置付け)になっていると言えます。
言い換えれば、4歳馬にとって『日経新春杯』はG1の挑戦権を獲るため登竜門。力試しのG2レース。
一方、『AJCC』は、すでにG2やG1を経験した5歳以上の馬たちと力関係を図る、腕試しのG2レース。
その根拠は、『日経新春杯』に参戦する5歳以上の格が古馬G3経験馬とOP馬なのに対して、『AJCC』の出走馬は古馬G2と古馬G1経験馬や、そのレースで好走した馬も含まれているからです。
5歳以上馬の能力(質)の違いは、次のデータで確かめられます。
(先週の日記から)
『日経新春杯における4歳馬VS5歳以上の成績は、1着馬について4歳馬8勝、5歳馬1勝(トゥザグローリー)、6歳馬1勝(パフォーマプロミス)・・・と4歳馬に軍配が上がります。圧倒的に4歳馬が1着馬になっています。』
では、AJCCにおける4歳馬VS5歳以上の成績は、どうなっているのでしょう。
1着馬について4歳馬1勝(ダンビュライト)、5歳馬5勝、6歳馬3勝、7歳馬1勝(ディサイファ)・・・と、真逆の結果で5歳以上馬がほぼ完勝しています。
参戦する4歳馬の質が日経新春杯より低かったのでは?・・・と疑う方がいるかもしれませんが、それを否定できるデータを示してみます。
AJCCにおける4歳馬VS5歳以上の成績(2着馬)
4歳馬4頭、5歳馬1頭、6歳馬1頭、7歳馬2頭、8歳馬2頭
如何でしょう、2着にフォーカスすると、4歳馬が一番多く連対しています。
さらに、4歳古馬のG2初戦を『日経新春杯』に選んだ馬とそれ以外のG2などに出走した馬で、AJCCの上位(1~3着)に来た馬の頭数を過去10年(延べ30頭)で比較すると
日経新春杯 4頭 :それ以外26頭
このデータも、出走する4歳馬だけでなく、5歳以上の馬で4歳時に『日経新春杯』に出走していた場合は、思い切って『消し』にするのもアリだと思います。
このレースが、G1でタイトル争いができる能力があるか、実力を確かめるレースとして各陣営が出走させているG2だと考えれば、再度出走してくるのは、連覇を狙うリピーターというより、年齢による能力の低下の懸念を払拭できるか確かめたい馬であり、上位入賞した翌年以降このレースで成績が上がる馬は『日経新春杯』と同じく珍しいようです。
リピーター?的な馬の成績を示してみるとそのことがよく分かると思います。
2018年
ダンビュライト 1着→6着
ミッキースワロー 2着→4着
マイネルミラノ 3着→10着
2017年
ミライヘノツバサ 3着→10着
2016年
ディサイファ 5着→1着→不出走→6着
ショウナンバッハ 3着→8着→8着→7着
2015年
クリールカイザー 1着→12着
2014年
フェイムゲーム 3着→12着
2013年
ダノンバラード 1着→12着
2012年
ゲシュタルト 3着→9着
2011年
ネヴブション 1着→1着→3着→(7着)
こんな感じで、ネヴブションのように連覇したのは例外中の例外。一度上位入賞した馬は複勝圏外に敗れるリピーターばかりで、着順が上がるのは皆無ようです。
予想のポイントは、G2なら勝ち負けになるだけの能力を見極めなければなりません。先週同様AJCCを単独で考えるのではなく、G1でもタイトル争いに参加できる器(うつわ)として有望であるかどうかを含めて、春のG1(6月まで)に向かう可能性についても踏まえて予想を組み立てる必要があります。
5歳以上ならG3ウイナーか重賞で連対経験のある馬で、G2かG1に出走経験がある馬の中から、AJCCに初挑戦する馬が、年齢によらず(5~8歳)、本命候補の条件になります。
4歳馬なら、3歳クラシックで首位争いに加わり複勝圏に入った実績のある馬か、3歳までに重賞のタイトルホルダーになった馬で、古馬G1でもタイトル争いのできる可能性を持って挑戦してきたと認められる馬を候補として絞ることになります。
さて、今年の出走馬でデータの上で、少しでも可能性が残されているのは
1.サトノフラッグ 菊花賞3着
2.サンアップルトン アルゼンチン共和国杯3着
4.ヴェルトライゼンデ ダービー3着、
7.タガノディアマンテ ステイヤーズS2着
8.ラストドラフト AJCC3着※ アルゼンチン共和国杯2着
9.アリストテレス 菊花賞2着
10.モズベッロ 日経新春杯1着※ 宝塚記念3着
12.ステイフーリッシュ AJCC2着※
14.ランフォローゼス 京成杯2着
15.ウインマリリン オークス2着
16.ジェネラーレウーノ AJCC4着
17.ジャコマル 中山競馬場2-0-0-1
この中から、今年の出走馬でG1に出走できそうなのは
1.サトノフラッグ 菊花賞3着
2.サンアップルトン アルゼンチン共和国杯3着
4.ヴェルトライゼンデ ダービー3着、
7.タガノディアマンテ ステイヤーズS2着
8.ラストドラフト AJCC3着※ アルゼンチン共和国杯2着
9.アリストテレス 菊花賞2着
10.モズベッロ 日経新春杯1着※ 宝塚記念3着
12.ステイフーリッシュ AJCC2着※
15.ウインマリリン オークス2着
この9頭の中にAJCCの連対馬としてG1でタイトル争いに加わるのは、※印のついた懸念のあるデータの馬を思い切ってヒモまで評価を落としてみると
1.サトノフラッグ 菊花賞3着
2.サンアップルトン アルゼンチン共和国杯3着
4.ヴェルトライゼンデ ダービー3着、
7.タガノディアマンテ ステイヤーズS2着
9.アリストテレス 菊花賞2着
15.ウインマリリン オークス2着
この6頭まで絞り込むことになります。さらに、4歳馬が2着にはくるけれど1着になる確率が10%、5歳以上で1着になる確率が90%のデータを信じるとすると
◎2.サンアップルトン アルゼンチン共和国杯3着
○9.アリストテレス 菊花賞2着
▲1.サトノフラッグ 菊花賞3着
△4.ヴェルトライゼンデ ダービー3着、
△7.タガノディアマンテ ステイヤーズS2着
△15.ウインマリリン オークス2着
3着には穴馬(6番人気~11番人気)も来るレースなので、初めてAJCCに出走する馬もヒモ穴に加えて
×10.モズベッロ 日経新春杯1着※ 宝塚記念3着
注14.ランフォローゼス 京成杯2着
注17.ジャコマル 中山競馬場2-0-0-1
データを信じるか信じないかは自分次第!
これでなんとか的中しますよう 幸運を祈ります。
なお、このレースで1着になった過去10年間で10頭の内、タンタアレグリア以外の9頭は春のG1に出走していることも覚えておきたいです。 |
[もっと見る]