【エプソムC】レースを終えて…関係者談話2019年6月10日(月) 05:08
◆吉田豊騎手(ショウナンバッハ4着)「ノメることなく走ってくれた。最後も脚を使っている」
◆戸崎騎手(ブレスジャーニー5着)「雨馬場は悪い馬ではないと思って内へ。最後は早めに動いたぶん止まった」
◆レーン騎手(プロディガルサン6着)「緩い馬場は問題なかったが、ペースがスローで、ヨーイドンだとこの馬に向かない」
◆柴田大騎手(アンノートル7着)「頑張っていますよ。もう少し雨が早く降ってくれればよかった」
◆中谷騎手(ストーンウェア8着)「切れ味勝負になってしまった。これだけ上がりが速くては…」
◆武藤騎手(カラビナ9着)「ペースが遅く、(馬群の中で)動くに動けなかった」
◆菊沢師(ミッキースワロー10着)「もともと展開に左右される馬だし、こんな緩い馬場もね。きょうは仕方がないです」
◆三浦騎手(ダノンキングダム12着)「きれいな走りをするので、きょうは馬場でしょうね。道中もハミを頼る感じだった」
★【エプソムC】払い戻し確定!! 全着順も掲載 |
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日曜日に行われるエプソムカップの出走馬について、血統的な舞台適性の有無を1頭ずつシンプルに考察していきます。予想の際にお役立てください。
①ショウナンバッハ
サンデーサイレンス系×ナスルーラ系配合馬は当レースにおける活躍配合のひとつ。本馬自身も同じコースのメイSで3着入りを果たしているように、それなりの舞台適性を備えているとみていい。ただし、本馬はノーザンテーストやプリンスリーギフトの血脈が強調された、スピード優先型のまとまり系。ゆえに、オープン特別→重賞+斤量増の臨戦で、前回以上の結果を望めるかどうかについては疑問が残る。
②ハクサンルドルフ
アドマイヤムーン×シアトリカルの配合馬。半兄のブルミラコロはダートの短距離で活躍。叔母にはフラワーカップ2着馬のスルーレートがいる。持続力に優れたパワー型のマイラーとみていいだろう。昨年2着の実績が示すように、キャラクター的には当レースの傾向と合致する。ただ、近走をみるに道中の追走力が衰えている印象。上位争いに加わるには、展開や馬場の助けがほしいところだ。
③ストーンウェア
バードストーン×ガイガーカウンターという、ミスプロ系の良血馬同士の組み合わせ。スピードの持続力に優れ、パワーと機動力も兼ね備えた好配合ではあるのだが、エプソムカップにおけるサンデーサイレンス非内包馬の成績が振るわない点は不安材料。加えて、加齢に伴う能力減退も気になるところ。前回から斤量増の別定重賞で、馬券圏内に届くイメージは湧いてこない。
④ソーグリッタリング
母のソーマジックは桜花賞で3着に健闘。父は今春の東京芝重賞で産駒の奮闘が目立つステイゴールド。母系にスペシャルを内包する父産駒という点は、クロコスミアやインディチャンプと共通する。古馬になってから、メキメキと頭角を現すのは同産駒ならではこそ。他馬より重い斤量は不安要素だが、軌道に乗った感がある今なら、上位争いを演じてもおかしくない。
⑤アップクォーク
叔父にタイキフォーチュン、近親にはクラリティスカイと、ファミリーに2頭のNHKマイルカップ勝ち馬。ダンチヒ系×サンデーサイレンス系配合馬の当レースにおける相性も悪くなく、この時期の東京芝重賞にマッチした構成と言えよう。うまく流れに乗って、持ち味の持続力を活かすことができれば、上位進出の目もある。
⑥サラキア
ディープインパクト×ニジンスキー系の組み合わせは、2012年の勝ち馬トーセンレーヴと同じ。東京芝で好パフォーマンスを示している、ドイツ牝系の出自である点も申し分がない。ただ、母方が欧州の重厚な血で固められているぶん、極端に速い時計を要求される競馬では、どうしても後れをとるケースが増えてくる。勝ち負けに加わるには、適度に上がりを要する展開、あるいは馬場が望ましい。
⑦プロディガルサン
祖母はキングマンボの全妹、3代母は世界最強マイラーのミエスクという超一流の牝系の出自。そのうえ、リアルスティール、ラヴズオンリーユーと全兄妹も東京芝の重賞で大活躍と、潜在的な舞台適性については申し分がない。G1を制した兄妹と比較するのは酷かもしれないが、G3レベルなら手が届く下地は整っている。要警戒の1頭だ。
⑧ミッキースワロー
父のトーセンホマレボシはディープインパクトの直仔でありながら、瞬発力ではなくスピードの持続力を武器に活躍した異端型。その父に、ジャングルポケット×リファール系という持続力特化型の肌馬を掛け合わせているのだから、本馬が秘めている持続力はかなりのもの。1ハロンの距離短縮が課題となるが、持ち味を存分に活かせる持久力勝負になれば、ここでも好戦可能とみる。
⑨レイエンダ
レイデオロの全弟で、叔父にゴルトブリッツ、祖母の半弟にディープインパクトがいる良血馬。母父ロベルト系の重厚さと、スピードに長けたミスプロのインブリードのマッチングの妙で、速力とパワーを兼ね備えた中距離タイプに仕上がっている。ただ、尻すぼみの成績が示すように、現状はポテンシャルを活かしきれていない印象。その点を鑑みると勝ち切るまではどうか。連下の押さえ候補、という評価が正解とみる。
⑩ソウルスターリング【出走取消】
⑪カラビナ
母のレリッシュザソートはサドラーズウェルズの直仔にして英オークス3着馬。その母にステイゴールドを重ねているのだから、スタミナに秀でたタイプであるのは間違いない。ただ、近3走はまったく異質の競馬で好走しているように、奥手の配合らしく、ここへきて充実期を迎えている可能性もある。最も得意とする器用さとタフさを問われる展開になれば、能力全開のシーンも十分にありえる。
⑫ブレスジャーニー
母父が属するロベルト系は今春の東京芝1800mにおける好走系統のひとつ。もとより本馬自身、同コースの東京スポーツ杯2歳Sを制しているのだから、相応の適性を備えているのは疑いようがない。長らく馬券に絡んでいないが、近親にドゥラメンテやルーラーシップがいる筋の通った牝系の出自だけに、G3ならば軽視は禁物。圏内突入があってもおかしくない1頭だ。
⑬アンノートル
アイルハヴアナザー×タイキシャトルの組み合わせ。成績が示すとおり、パワーとスピードの持続力に特化したマイラーとみていいだろう。近い親族に重賞勝ち馬は見られないものの、祖母のタイキトゥインクルは6歳、叔父のヒットジャポットは5歳にして、初の重賞好走(ともに3着)を果たしている。芝1800mの成績が芳しくない点は不安材料だが、奥手の血筋だけに、連下の押さえは必要かもしれない。
⑭ダノンキングダム
京都2歳S2着などオープンクラスで活躍したダノンメジャーの半弟。本馬は父がダイワメジャーからステイゴールドに替わり、距離の適性が長めに出ている印象。速力に優れたマイラーや1800mのスペシャリストが幅を利かせやすい、当レースの傾向とは若干のズレがある。ここで首位争いに加わるには、すんなり先手をとるか、追走に一定以上のスピードを必要としない道悪など、何らかの恩恵が欲しい。
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日曜日に行われるエプソムカップの出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①ショウナンバッハ
コンスタントに使われていることもあってか、1週前に速い時計は出さなかったが、1日の坂路追いではラスト1F12秒9をマーク。南Wで実施した最終追いでも集中力のある走りを見せた。反面、少しテンションが高く、前回から上昇した面が窺えないのも事実。メイSを超えるパフォーマンスを望むのは難しいかもしれない。
②ハクサンルドルフ
中2週→中1週というタイトなローテだけに、1週前は軽めの調整に終始。栗東CWで実施した今週の本追い切りでは、上がり重点の内容でラスト1F11秒台半ばをマークしたものの、走りが硬く好調時のようなバネが利いたフットワークは見受けられなかった。復調途上の感は否めず、得意とする道悪馬場の出現でもなければ、苦しい戦いを強いられるのではないか。
③ストーンウェア
間隔が詰まることもあり、1週前はプール主体の緩めの調整。とはいえ、1日に栗東坂路で強めに追われ、今週の本追い切りでもビッシリと攻めているように、調教量の不足はない。一方で、攻め巧者の同馬にしては、上がりのタイムを要している印象。このひと追いでどこまで変われるか、といった仕上がり具合ではないか。
④ソーグリッタリング
栗東CWで実施した1週前追いでは、しっかりと攻めてマズマズの時計をマーク。格下相手ではあるが、貫禄の先着を果たした。今週のCW追いは緩めの調整ながら、僚馬の先導役を務め、楽な手応えのまま同入。後ろから突かれても、テンションが上がり過ぎることなく、自発的に脚を伸ばしている点は好感が持てる。いい状態でレースに臨めそうだ。
⑤アップクォーク
この中間は南Wで調整。2週前に6Fから併走を行い、1週前は5Fから好時計を出すなど、順調にメニューを消化。今週の併せ馬では追い比べになった際、少しモタつくシーンもあったが、ジワジワと脚を伸ばし優勢でゴール。自身のパフォーマンスは示している。力を出せるデキとみたい。
⑥サラキア
2週前、1週前と2週続けて栗東CWでラスト1F11秒台を余力残しでマーク。今週の坂路追いでも楽々と後傾ラップを記録した。稽古駆けするタイプだけに、過度な評価は禁物だが、しっかりハミをとって力強く登坂するさまをみるに、体調はすこぶる良さそう。変わり身あってもおかしくない。
⑦プロディガルサン
坂路で実施した1週前追いでは、ラストを流しながら、4F50秒9の好タイムをマーク。南Wで行われた今週の併せ馬では、少しカリカリした面を見せたものの、落ち着きを取り戻したあとは、シャープな伸び脚を披露した。もう少しコントロールが利けばベストだが、それなりに上積みはありそう。テンションを維持できれば、怖い存在になりそうだ。
⑧ミッキースワロー
南Wで行われた1週前追いでは、終始楽な手応えで、ラスト1F12秒台前半の好ラップを記録。同じく南Wで実施した今週の併せ馬では、折り合い重点の内容ながら、キビキビとした脚さばきで駆け抜けた。首と四肢の連動が少し悪いように映るが、前回と比べればマシなほう。1度使って状態は着実に上向いている。
⑨レイエンダ
南Wで実施した今週の追い切りは、僚馬と競いつつ、しっかりと脚を伸ばしてきた。併入のかたちで派手さはないものの、馬任せに走らせる内容なので、気にする必要はない。機敏な反応と素軽いフットワークをみるに、仕上がり自体は悪くなさそう。警戒を怠れない1頭と言えよう。
⑩ソウルスターリング【出走取消】
⑪カラビナ
中2週の再東上となるが、29日と2日に栗東坂路で時計を出し、今週の本追い切りはCWで6Fから攻めるなど、調整過程は至って順調。目立つ時計こそ出していないものの、この馬にしては身のこなしが軽く、大きく体を使って走れている印象を受ける。1度叩いて順当に上向いており、侮れない存在になりそうだ。
⑫ブレスジャーニー
間隔が詰まるので1週前は速い時計を出さず、2日に栗東坂路でサラッと流す程度の追い切りを消化。同じく坂路で行われた最終追いでは強めに攻め、後傾ラップを刻んだ一方で、完歩にまとまりがなく、時計の割に伸びを欠いているように映る。コース実績を頼りにどこまで上位に迫れるか、という塩梅ではないか。
⑬アンノートル
前走後はここ目標に在厩調整。26日と2日に坂路でキレイな加速ラップを記録。南Wの1週前追いでは、タフなコンディションにもかかわらず、ラスト1F12秒台のラップを悠々とマークした。同じく南Wで実施した今週の併せ馬でも、終い重点の内容ながら、ラスト1F12秒台前半の好ラップを計測。デキは高いレベルで安定している。
⑭ダノンキングダム
帰厩後は栗東坂路主体に調整。全体時計こそ地味だが、いずれもラスト1Fは12秒5以下を記録。トビが大きいぶん、切れ味に欠けるように映るものの、脚取り自体は力強く調子は悪くなさそう。急上昇とまではいかないまでも、この馬なりにいい気配を維持している。
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