スワーヴリチャード(競走馬)

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写真一覧
抹消  栗毛 2014年3月10日生
調教師庄野靖志(栗東)
馬主株式会社 NICKS
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績19戦[6-3-4-6]
総賞金89,132万円
収得賞金24,450万円
英字表記Suave Richard
血統 ハーツクライ
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
ピラミマ
血統 ][ 産駒 ]
Unbridled's Song
Career Collection
兄弟 ナンヨーカノンバンドワゴン
市場価格1億6,740万円(2014セレクトセール)
前走 2019/12/22 有馬記念 G1
次走予定

スワーヴリチャードの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
19/12/22 中山 11 有馬記念 G1 芝2500 161217.5512** 牡5 57.0 O.マーフ庄野靖志 526
(+10)
2.33.6 3.138.3⑥⑥⑥⑦リスグラシュー
19/11/24 東京 11 ジャパンC G1 芝2400 15355.131** 牡5 57.0 O.マーフ庄野靖志 516
(+2)
2.25.9 -0.136.5⑦⑦⑥⑤カレンブーケドール
19/10/27 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 162419.157** 牡5 58.0 横山典弘庄野靖志 514
(-10)
1.57.1 0.934.3⑦⑨⑨アーモンドアイ
19/06/23 阪神 11 宝塚記念 G1 芝2200 128118.863** 牡5 58.0 M.デムー庄野靖志 524
(--)
2.11.6 0.835.7④④リスグラシュー
19/03/30 アラ 8 ドバイシーマ G1 芝2410 8--------3** 牡5 57.0 J.モレイ庄野靖志 --0000 ------オールドペルシアン
19/02/24 中山 11 中山記念 G2 芝1800 118105.644** 牡5 58.0 M.デムー庄野靖志 524
(+14)
1.45.7 0.233.8⑥⑥⑤④ウインブライト
18/11/25 東京 11 ジャパンC G1 芝2400 147116.523** 牡4 57.0 M.デムー庄野靖志 510
(0)
2.21.5 0.934.7⑤⑤④④アーモンドアイ
18/10/28 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 13452.5110** 牡4 58.0 M.デムー庄野靖志 510
(+4)
1.58.3 1.534.1⑪⑩⑪レイデオロ
18/06/03 東京 11 安田記念 G1 芝1600 16112.813** 牡4 58.0 M.デムー庄野靖志 506
(-10)
1.31.4 0.133.9⑤⑤モズアスコット
18/04/01 阪神 11 大阪杯 G1 芝2000 168153.511** 牡4 57.0 M.デムー庄野靖志 516
(-4)
1.58.2 -0.134.1⑮⑮ペルシアンナイト
18/03/11 中京 11 金鯱賞 G2 芝2000 9891.611** 牡4 57.0 M.デムー庄野靖志 520
(+10)
2.01.6 -0.133.8サトノノブレス
17/12/24 中山 11 有馬記念 G1 芝2500 167144.524** 牡3 55.0 M.デムー庄野靖志 510
(+8)
2.33.8 0.234.5⑩⑫⑩⑧キタサンブラック
17/11/05 東京 11 アルゼンチン G2 芝2500 16242.011** 牡3 56.0 M.デムー庄野靖志 502
(+10)
2.30.0 -0.435.0⑥⑥⑦⑦ソールインパクト
17/05/28 東京 10 東京優駿 G1 芝2400 18245.932** 牡3 57.0 四位洋文庄野靖志 492
(-12)
2.27.0 0.133.5⑦⑦⑦⑤レイデオロ
17/04/16 中山 11 皐月賞 G1 芝2000 18127.026** 牡3 57.0 四位洋文庄野靖志 504
(+4)
1.58.2 0.434.3⑥⑨⑪⑩アルアイン
17/02/12 東京 11 共同通信杯 G3 芝1800 11113.121** 牡3 56.0 四位洋文庄野靖志 500
(+2)
1.47.5 -0.434.2④⑥⑥エトルディーニュ
16/11/19 東京 11 東スポ2歳S G3 芝1800 10898.142** 牡2 55.0 四位洋文庄野靖志 498
(-6)
1.48.3 0.033.6⑩⑨⑨ブレスジャーニー
16/10/02 阪神 2 2歳未勝利 芝2000 10771.111** 牡2 55.0 四位洋文庄野靖志 504
(-2)
2.04.0 -0.235.4ピスカデーラ
16/09/11 阪神 5 2歳新馬 芝2000 9891.712** 牡2 54.0 四位洋文庄野靖志 506
(--)
2.03.2 0.033.9⑦⑦⑦⑦メリオラ

スワーヴリチャードの関連ニュース


今回と次回の「特報! POGニュース」は、2024年夏季競馬の1~3週目にJRAの新馬で優勝を果たした馬のプロフィールをご紹介します。まずは6月1日(土)、6月2日(日)、6月8日(土)の勝ち馬からご覧いただきましょう。

■2024年6月1日 京都5R 芝1600m
【優勝馬】ダノンフェアレディ
牝 父キズナ/母メチャコルタ 橋口慎介厩舎
→2023年のセレクトセールで購買されており、価格は8,800万円。母のメチャコルタはアルゼンチンのマイルG1勝ち馬、父のキズナは2013年のダービー馬で、産駒の現3歳世代は当たり年と呼ぶべき成績を収めています。キズナ自身の主戦場は中・長距離でしたが、産駒には豊かなスピード能力を伝えてきました。当馬も新馬戦を1分33秒8と優秀な時計で走破しており、2歳重賞での活躍にも期待がかかります。

■2024年6月1日 東京5R 芝1600m
【優勝馬】ウィンターベル
牡 父バゴ/母ノチェブランカ 木村哲也厩舎
→父のバゴは凱旋門賞などG1を5勝し、日本で種牡馬入りすると、G1・4勝のクロノジェネシスを輩出しました。母のノチェブランカは、JRAの芝2500m以上で3勝を挙げており、当馬はその初仔にあたります。新馬戦はマイルデビューでしたが、追走力を問われないゆったりとしたペースでした。血統的には重厚な中距離馬という印象があり、長めの距離での活躍が見込めるかもしれません。

■2024年6月2日 京都5R 芝1400m
【優勝馬】キトンインザスカイ
牝 父シスキン/母メジロトンキニーズ 高野友和厩舎
→2023年のセレクトセールで購買されており、価格は3,850万円。父のシスキンは、デビューから5連勝でアイルランドのスプリントG1、マイルG1を連勝した新種牡馬。当馬の優勝は産駒の初出走・初勝利でした。半兄に中山金杯など重賞3勝のトリオンフ、半姉にフローラSを勝ったクールキャットをもちます。母系はスタミナ寄りの構成に映り、今後は高速決着への対応がポイントでしょう。

■2024年6月2日 東京5R 芝1600m
【優勝馬】ミリオンローズ
牝 父スワーヴリチャード/母マンビア 萩原清厩舎
→2023年のセレクトセールで購買されており、価格は6,380万円。父のスワーヴリチャードは昨年の新種牡馬で、古馬以降に本格化した自身のキャリアと裏腹に、産駒は早期活躍が目立ちました。母マンビアの子、ダノンジャスティスとサンテローズも新馬勝ちを決め、そのほか4頭中3頭も新馬戦で馬券内と、仕上がりの早い血統です。調教でもしまいの伸びが目立ち、ポテンシャルは高そうです。

■2024年6月2日 東京6R 芝1400m
【優勝馬】スターウェーブ
牡 父Kingman/母コスモポリタンクイーン 武井亮厩舎
→2023年のセレクトセールで購買されており、価格は33,000万円。父のKingmanは現役時代イギリスで管理され、マイルG1を4連勝した名マイラー。日本ではNHKマイルCを勝ったシュネルマイスターを輩出しています。新馬戦は余裕ある手応えで馬群を割り、追われてからも脚取りたしかに伸びていました。1ハロン延長にも対応できそうですし、マイル戦線で楽しみな1頭です。

■2024年6月8日 函館5R 芝1000m
【優勝馬】ヒデノブルースカイ
牡 父ナダル/母ブロンシェダーム 梅田智之厩舎
→2023年の北海道セレクションセールで購買されており、価格は1,705万円。父のナダルはアメリカのダート戦を4戦4勝、アーカンソーダービーを好時計で快勝しています。当馬の優勝は産駒の初出走・初勝利でした。ナダル産駒は翌日の新馬戦でも勝ち鞍を挙げており、初年度から注目の存在となりそうです。いずれも芝での勝利でしたが、今後は芝・ダートともに期待できるかもしれません。

■2024年6月8日 京都5R 芝1600m
【優勝馬】サニーサルサ
牝 父マインドユアビスケッツ/母チカアレグレ 高橋康之厩舎
→7番人気・単勝オッズ29.0倍での逃走劇となれば、新馬戦らしい緩いペースを浮かべてしまいますが、半マイル45秒9はこの時期にしてはかなり速いペースです。ラスト2ハロンは11秒9→12秒6と、さすがに失速したものの、見事な粘りを見せました。父マインドユアビスケッツの産駒は、現状マイル付近での好走が目立ちますが、当馬に関しては短い距離でスピードを活かす競馬も良さそうです。

■2024年6月8日 東京5R 芝1600m
【優勝馬】コートアリシアン
牝 父サートゥルナーリア/母コートシャルマン 伊藤大士厩舎
→父のサートゥルナーリアは、世代G1・2勝を含む重賞4勝を挙げた新種牡馬。現役時は均整のとれた馬体を高く評価されていました。レースでは大外枠から出遅れてしまい、位置を取りにいきましたが、前に馬を置く形で我慢が利きました。直線は楽に前をかわし、終わってみれば5馬身差快勝。母コートシャルマンの子に活躍馬がいないのは気がかりですが、スケールは半姉たちを優に超えるでしょう。

【特報! POGニュース】~第3回 入札分析~ 2024年6月5日(水) 14:00


先週からJRAは夏季競馬に突入し、新シーズン「ウマニティPOG 2024」も本格始動。開幕週の新馬を制したのは、ダノンフェアレディ(メチャコルタの2022)、ウィンターベル(ノチェブランカの2022)、キトンインザスカイ(メジロトンキニーズの2022)、ミリオンローズ(マンビアの2022)、スターウェーブ(コスモポリタンクイーンの2022)でした。獲得していた仮想オーナーの皆様、おめでとうございます。

ちなみに、キトンインザスカイ以外の4頭は単勝2番人気以内かつ単勝オッズ4倍未満の高い支持を集め、キトンインザスカイも4番人気(単勝オッズ8.6倍)と人気サイド。ダノンフェアレディは、セレクトセール落札額8800万円の高額馬。この組は2億350万円のショウナンザナドゥが2着、1億4300万円のジャスタパーティーが3着と、評判馬が順当に上位を争いました。

今回は、進行中の第2回入札や来週以降の入札に向けた指針とすべく、第1回入札の結果やその周辺情報を分析してみました。「ウォッチリスト件数」はいずれも第1回入札時点(2024/5/31 9:50更新分)のものとなります。

本稿の末尾には、「注目POG馬ランキング(「2024/5/31 9:50更新分」分)」トップ100にランクインした馬と、該当馬の性・種牡馬・生産者・調教師をまとめましたので、こちらも参考にしてみてください。

なお、種牡馬別・生産者別・調教師別の頭数ランキング上位は下記のとおりです。

【種牡馬別頭数ランキング】
エピファネイア 16頭
ドゥラメンテ 15頭
キズナ 13頭
キタサンブラック 9頭
サートゥルナーリア 8頭
Wootton Bassett  3頭
アドマイヤマーズ 3頭
スワーヴリチャード 3頭
ロードカナロア 3頭

【生産者別頭数ランキング】
ノーザンファーム 83頭
社台ファーム 7頭
ノースヒルズ 2頭
レイクヴィラファーム 2頭

【調教師別頭数ランキング】
中内田充正 10頭
木村哲也 6頭
友道康夫 6頭
池添学  6頭
国枝栄  5頭
堀宣行  5頭
斉藤崇史 4頭
手塚貴久 4頭
杉山晴紀 4頭
田中博康 4頭
矢作芳人 4頭
松下武士 3頭
福永祐一 3頭
武幸四郎 3頭

調教師別頭数ランキングはJRA所属馬として登録済みの馬のみを対象としておりますのでご了承ください。

種牡馬別頭数ランキングはエピファネイアが単独トップ。キングカメハメハディープインパクトの直仔がいない状況のなか、昨年の実績が反映されてかランキングに上下動が見られます。昨年の同時期、エピファネイアは4頭、キズナは6頭の指名に止まっていました。そんななか、ドゥラメンテは昨年・単独1位、今年・単独2位。4位のキタサンブラックを含め、昨年優秀な成績を収めた種牡馬に期待が寄せられています。

新種牡馬では、サートゥルナーリアが人気です。夏季競馬開幕週の新馬戦にはクライスレリアーナ(シユーマの2022)、エストゥペンダ(エストレチャダの2022)が出走し、各々3着、4着。クライスレリアーナ(シユーマの2022)はウォッチリスト件数181件(11位)とかなりの人気を集めていました。サートゥルナーリアは、兄のエピファネイアリオンディーズも種牡馬として成功していますし、現役時のポテンシャルも高く、青田買いも頷けるところでしょうか。

生産者別頭数ランキングはノーザンファームが、圧倒的な支持を受けています。種牡馬界の勢力図が不安定ですから、実績あるブリーダーに信が置かれるのも納得ですが、昨年と同じくはっきりとした一本被りです。第1回で触れた、ノーザンファーム以外で1頭あたり賞金・勝ち馬率が高水準だった下河辺牧場、ノースヒルズなどもチェックしておいて損はないかもしれません。

調教師別頭数ランキングで首位に立っていたのは中内田充正調教師。2位以下を大きく離しており、安定した勝ち馬率や2歳戦の強さが評価された印象です。そのほか、木村哲也調教師、友道康夫調教師、国枝栄調教師、堀宣行調教師とお馴染みの顔ぶれのなかに、池添学調教師が食い込んでいるのも面白いところ。人気厩舎の管理馬は入札争いが激しくなるでしょうし、新興勢力を上手く活用するのも手でしょう。

「注目POG馬ランキング( 〃 )」でトップに君臨しているアーモンドアイの2022は、国枝栄調教師が管理するノーザンファーム生産馬で、エピファネイア産駒の牡馬。ウォッチリスト件数は246件です。G1・9勝アーモンドアイの初仔とあって、各ワールドで高額入札が目立っており、スペシャルワールドで獲得に成功したのはたち777さんですが、落札価格は3億3020万PPでした。

「注目POG馬ランキング( 〃 )」2位はヤンキーローズの2022、3位はヤングスターの2022。この2頭はいずれもノーザンファーム生産馬のキズナ産駒、中内田充正厩舎の管理馬で、各々ウォッチリスト件数は231件、224件でした。スペシャルワールドにおいては、どちらも一昨年のスペシャルワールドで2位となった実績のある四白流星タイテエムさんが落札しています。

ノーザンファーム生産馬やキズナ産駒は好調ですし、各ワールド概ねアーモンドアイの2022に比べ入札合戦はやさしく、入札金額やタイミングを考慮しつつ、今後の獲得を一考してみてはいかがでしょう。

【注目POG馬ランキング(「2024/5/31 9:50更新分」分)トップ100】
●順位 馬(性/種牡馬/生産者/調教師)
●1位 アーモンドアイの2022(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/国枝栄
●2位 ヤンキーローズの2022(牝/キズナ/ノーザンファーム/中内田充正
●3位 ヤングスターの2022(牡/キズナ/ノーザンファーム/中内田充正
●4位 ラルケットの2022(牡/サートゥルナーリア/ノーザンファーム/須貝尚介
●5位 ローブティサージュの2022(牡/キズナ/ノーザンファーム/中内田充正
●6位 サロミナの2022(牝/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/池添学
●7位 インクルードベティの2022(牡/キタサンブラック/ノーザンファーム/中内田充正
●8位 チェッキーノの2022(牡/ブリックスアンドモルタル/ノーザンファーム/国枝栄
●9位 プリモシーンの2022(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/木村哲也
●10位 ホームカミングクイーンの2022(牝/キズナ/ノーザンファーム/国枝栄
●11位 シユーマの2022(牝/サートゥルナーリア/ノーザンファーム/木村哲也
●12位 ミッキークイーンの2022(牝/エピファネイア/ノーザンファーム/堀宣行
●13位 コーステッドの2022(牝/キズナ/ノーザンファーム/福永祐一
●14位 ミスエーニョの2022(牝/キズナ/ノーザンファーム/松下武士
●15位 ノチェブランカの2022(牡/バゴ/ノーザンファーム/木村哲也
●16位 リアリサトリスの2022(牡/キタサンブラック/ノーザンファーム/堀宣行
●17位 サロニカの2022(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/池添学
●18位 コスモポリタンクイーンの2022(牡/Kingman/ノーザンファーム/武井亮
●19位 メチャコルタの2022(牝/キズナ/ノーザンファーム/橋口慎介
●20位 マスクオフの2022(牡/ドゥラメンテ/社台ファーム/手塚貴久
●21位 ポジティブマインドの2022(牡/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/国枝栄
●22位 リリサイドの2022(牡/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/※未登録)
●23位 ノームコアの2022(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/萩原清
●24位 ウィープノーモアの2022(牡/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/※未登録)
●25位 ビートマッチの2022(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/友道康夫
●26位 コナブリュワーズの2022(牡/キズナ/ノーザンファーム/須貝尚介
●27位 ライジングクロスの2022(牡/キタサンブラック/ノーザンファーム/斉藤崇史
●28位 カラフルブラッサムの2022(牡/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/※未登録)
●29位 グリーンバナナズの2022(牡/Wootton Bassett/社台ファーム/※未登録)
●30位 ベルダムの2022(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/友道康夫
●31位 エピックラヴの2022(牝/ジャスタウェイ/ノーザンファーム/松下武士
●32位 ハープスターの2022(牡/サートゥルナーリア/ノーザンファーム/池添学
●33位 シャルマントの2022(牝/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/中内田充正
●34位 シロインジャーの2022(牡/ミッキーアイル/ノーザンファーム/堀宣行
●35位 エスメラルディーナの2022(牡/オールフェ―ヴルl/ノーザンファーム/池添学
●36位 ダストアンドダイヤモンズの2022(牡/リアルスティール/ノーザンファーム/友道康夫
●37位 ロッテンマイヤーの2022(牝/アドマイヤマーズ/ノーザンファーム/森一誠
●38位 リュズキナの2022(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/池江泰寿
●39位 ブチコの2022(牡/モーリス/ノーザンファーム/※未登録)
●40位 ヴィルデローゼの2022(牡/キズナ/ノーザンファーム/宮田敬介
●41位 サラキアの2022(牝/エピファネイア/ノーザンファーム/池添学
●42位 サザンスターズの2022(牡/ミッキーアイル/社台ファーム/福永祐一
●43位 アパパネの2022(牡/ブラックタイド/ノーザンファーム/※未登録)
●44位 ドナブリーニの2022(牝/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/武幸四郎
●45位 マンビアの2022(牝/スワーヴリチャード/ノーザンファーム/萩原清
●46位 クルミナルの2022(牡/サートゥルナーリア/ノーザンファーム/国枝栄
●47位 アドマイヤリードの2022(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/※未登録)
●48位 ラドラーダの2022(牝/キズナ/ノーザンファーム/木村哲也
●49位 ダイヤモンドディーバの2022(牡/キタサンブラック/ノーザンファーム/※未登録)
●50位 キャリコの2022(牡/モーリス/ノーザンファーム/杉山晴紀
●51位 ベルスリーブの2022(牡/アドマイヤマーズ/ノーザンファーム/友道康夫
●52位 パレスルーマーの2022(牡/シルバーステート/ノーザンファーム/田中博康
●53位 キトゥンズクイーンの2022(牝/Kitten's Joy/※外国産馬/※未登録)
●54位 ツルマルワンピースの2022(牝/エピファネイア/ノーザンファーム/大竹正博
●55位 イストワールファムの2022(牡/サートゥルナーリア/ノーザンファーム/鹿戸雄一
●56位 レーヴドゥラメールの2022(牡/キタサンブラック/ノーザンファーム/手塚貴久
●57位 リリーバレロの2022(牡/キタサンブラック/ノーザンファーム/堀宣行
●58位 ジェラシーの2022(牡/サートゥルナーリア/ノーザンファーム/杉山晴紀
●59位 ラヴズオンリーミーの2022(牝/サトノダイヤモンド/ノーザンファーム/矢作芳人
●60位 ウェイヴェルアベニューの2022(牝/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/池添学
●61位 タッチングスピーチの2022(牡/ルーラーシップ/ノーザンファーム/林徹
●62位 サンブルエミューズの2022(牝/ブリックスアンドモルタル/ノーザンファーム/栗田徹
●63位 ダノングレースの2022(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/宮田敬介
●64位 トレジャリングの2022(牡/アドマイヤマーズ/ノーザンファーム/武幸四郎
●65位 ロードクロサイトの2022(牝/キズナ/ノースヒルズ/矢作芳人
●66位 ゴーマギーゴーの2022(牝/キズナ/ノーザンファーム/手塚貴久
●67位 アルテリテの2022(牝/キタサンブラック/ノーザンファーム/※未登録)
●68位 シュガーショックの2022(牝/サートゥルナーリア/ノーザンファーム/斉藤崇史
●69位 Wadyhattaの2022(牡/Frankel/Katsumi Yoshida/高野友和
●70位 アットザシーサイドの2022(牡/エピファネイア/社台ファーム/矢作芳人
●71位 デックドアウトの2022(牡/ドゥラメンテ/レイクヴィラファーム/※未登録)
●72位 Magic Americaの2022(牡/Wootton Bassett/Mr R. Mcdonald/※未登録)
●73位 Deirdreの2022(牝/Wootton Bassett/Toji Morita/※未登録)
●74位 モシーンの2022(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/武幸四郎
●75位 マニーズオンシャーロットの2022(牝/ロードカナロア/ノーザンファーム/中内田充正
●76位 ドナウブルーの2022(牡/ロードカナロア/ノーザンファーム/斉藤崇史
●77位 シーズアタイガーの2022(牝/エピファネイア/ノーザンファーム/堀宣行
●78位 アドマイヤキラメキの2022(牝/スワーヴリチャード/ノーザンファーム/中内田充正
●79位 ラッドルチェンドの2022(牝/キタサンブラックノーザンファーム/木村哲也
●80位 ジョイカネラの2022(牝/Frankel/ノーザンファーム/手塚貴久
●81位 シャンブルドットの2022(牡/フィエールマン/ノーザンファーム/※未登録)
●82位 マルケッサの2022(牝/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/田中博康
●83位 エリーシエズワールドの2022(牡/Saxon Warrior/ノーザンファーム/中内田充正
●84位 ウインアルテミスの2022(牡/ウインブライト/コスモヴューファーム/畠山吉宏
●85位 リリレフアの2022(牡/スワーヴリチャード/ノーザンファーム/田中博康
●86位 マラコスタムブラダの2022(牝/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/松下武士
●87位 オーマイベイビーの2022(牝/サートゥルナーリア/ノーザンファーム/友道康夫
●88位 レニーズゴットジップの2022(牝/ナダル/社台ファーム/田中博康
●89位 オールウェイズウィリングの2022(牡/ドゥラメンテ/下河辺牧場/中内田充正
●90位 ランドオーバーシーの2022(牡/エピファネイア/社台ファーム/杉山晴紀
●91位 ドバイマジェスティの2022(牝/リアルスティール/ノーザンファーム/藤原英昭
●92位 ミスエリカの2022(牡/ダイワメジャー/ノーザンファーム/栗田徹
●93位 アイムオールレディセクシーの2022(牡/キタサンブラック/社台ファーム/福永祐一
●94位 コーディエライトの2022(牝/ナダル/ノーザンファーム/森一誠
●95位 フィンレイズラッキーチャームの2022(牡/ロードカナロア/ノーザンファーム/木村哲也
●96位 リカビトスの2022(牡/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/中内田充正
●97位 ストリートバンドの2022(牝/キズナ/レイクヴィラファーム/杉山晴紀
●98位 キラーグレイシスの2022(牝/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/斉藤崇史
●99位 シェルズレイの2022(牡/シュヴァルグラン/ノーザンファーム/友道康夫
●100位 Villa d'Amoreの2022(牝/Kingman/ノースヒルズ/矢作芳人

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【東京5R・2歳新馬】スワーヴリチャード産駒ミリオンローズがV 2024年6月2日() 12:39

2日の東京5R・2歳新馬(芝1600m)は、横山武史騎手騎乗の2番人気ミリオンローズが勝利。道中4、5番手を追走から直線でインを突いて抜け出し、猛追するエンブロイダリークライスレリアーナ両馬の追撃を振り切った。勝ちタイムは1分36秒4(稍重)。2着に1番人気エンブロイダリー、3着に3番人気クライスレリアーナ

勝ったミリオンローズは、父スワーヴリチャード、母マンビア、母父Aldebaranという血統の2歳牝馬で、2023セレクトセールにて6,380万円で取引された。美浦・萩原清厩舎の管理馬で、生産者はノーザンファーム。馬主は池谷誠一氏。通算成績1戦1勝。

■払戻金
単勝 :1   380円(2番人気)
複勝 :1   130円(2番人気)
    4   110円(1番人気)
    5   140円(3番人気)
枠連 :1-4  310円(1番人気)
馬連 :1-4  490円(1番人気)
ワイド:1-4  210円(1番人気)
    1-5  340円(4番人気)
    4-5  250円(2番人気)
馬単 :1-4  950円(2番人気)
3連複:1-4-5 660円(1番人気)
3連単:1-4-5 3,000円(3番人気)

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【特報! POGニュース】~第2回 ワールド上位者レビュー~ 2024年5月30日(木) 10:00


ダービーデーの先週末5月26日をもって「ウマニティPOG 2023」が終了し、各ワールドの最終順位が確定しました。今回は、前シーズンの結果を分析していきたいと思います。

なお、JRAのレースにおいて1億円以上の本賞金を獲得した馬は下記の11頭です。

ジャスティンミラノ(牡 父キズナ/母マーゴットディド 友道康夫厩舎) 36820万円
ダノンデサイル(牡 父エピファネイア/母トップデサイル 安田翔伍厩舎) 35260万円
ジャンタルマンタル(牡 父パレスマリス/母インディアマントゥアナ 高野友和厩舎) 31120万円
ステレンボッシュ(牝 父エピファネイア/母ブルークランズ 国枝栄厩舎) 24820万円
アスコリピチェーノ(牝 父ダイワメジャー/母アスコルティ 黒岩陽一厩舎) 21120万円
チェルヴィニア(牝 父ハービンジャー/母チェッキーノ 木村哲也厩舎) 18740万円
シンエンペラー(牡 父Siyouni /母Starlet's Sister 矢作芳人厩舎) 18520万円
コスモキュランダ(牡 父アルアイン/母サザンスピード 加藤士津八厩舎) 14563万円
レガレイラ(牝 父スワーヴリチャード/母ロカ 木村哲也厩舎) 11150万円
ライトバック(牝 父キズナ/母インザスポットライト 茶木太樹厩舎) 10460万円
エトヴプレ(牝 父Too Darn Hot/母Nahoodh 藤岡健一厩舎) 10120万円

複数の産駒が本賞金額1億円のラインを突破した種牡馬は、キズナエピファネイアのみ。一方でスワーヴリチャードアルアインなど、新種牡馬の台頭も見られます。昨年の「伊吹雅也のPOG分析室」内では、「キングカメハメハディープインパクトの直仔がいなくなり、種牡馬の勢力図が変わり続けていくのではないか」という言及がありました。その言葉どおり、今年も柱となる種牡馬を見定めにくい結果となりましたね。この傾向はしばらく続いていきそうです。

また、本賞金額トップ10の内、ノーザンファーム生産馬は1位ジャスティンミラノ、4位ステレンボッシュ、5位アスコリピチェーノ、6位チェルヴィニア、8位レガレイラと、半数を占める結果となりました。昨年はランク入りが3頭に留まっていただけに、王者復権といったところでしょうか。このあたりの読みも結果を左右したかもしれません。

最高位クラスのスペシャルワールドで優勝を果たしたのは中(ナカ)さん。4シーズン前の「ウマニティPOG 2019」に続く2度目 ←正しくは、ウマニティPOG 2015を含む「3度目」です。お詫びして訂正いたします。 の制覇となりました。毎年のように上位争いを演じられており、恐るべき炯眼です。

中(ナカ)さんは5月19日のオークス終了時点で、2位に1億629万円差の首位でした。日本ダービーの1着賞金3億円、2着賞金1億2000万円を考えると、トップランカーの方は射程圏だったかと思います。その日本ダービーでは、中(ナカ)さんが指名していないダノンデサイルが1着。ダノンデサイルのオーナーであるフロッピーさんは、17位から大きくステップアップしましたが、3位までとわずかに届きませんでした。最後まで手に汗握る展開でしたね。

ほかのワールドと違い、1頭1オーナー制のスペシャルワールドは、他のプレーヤーが先に獲得してしまうとその馬には入札できません。それをふまえ、中(ナカ)さんが逃げ切りを決めた要因を探っていくと、チェルヴィニアを第1回入札で獲得しています。落札には2億3250万PPを使用しており、これは中(ナカ)さんのオーナー馬では最大の数字。結果的にチェルヴィニアが稼ぎ頭になるのですからお見事です。募集価格比43.1倍と考えると、これと決めた馬に対し、時には引かない姿勢も大切かもしれませんね。

ちなみに、コラソンビートを獲得したのは6月23日に開札された第4回入札。コラソンビートの新馬戦は6月4日に行われ、そのレースでは3着でしたが、1着ボンドガール、2着チェルヴィニアとハイレベルなもの。中(ナカ)さんは、チェルヴィニアのオーナーですから、気づきやすかったのかもしれませんが、後に〝伝説の新馬戦〟とメディアで持ち上げられることになる一戦でした。指名漏れの馬を拾うか否かの判断基準として、レースレベルを用いるのも手でしょうか。このあたりの隙のなさもさすがといったところです。ぜひ参考にしてみてください。

G1ワールドを制したのはKarpinさん。KarpinさんはジャスティンミラノアスコリピチェーノレガレイラとG1馬3頭の獲得に成功。このうちジャスティンミラノを第1回入札で指名し、獲得賞金が1.5倍となる筆頭仮想オーナーとなりました。筆頭オーナーになれるのは各馬を最初に落札したプレーヤーで、複数いる場合は「①落札額が高い順②入札時間が早い順」で決定されます。ジャスティンミラノ共同通信杯皐月賞、ダービーと賞金の高いレースで結果を残したことからも、ボーナスポイントがランキング上位争いへいかに作用するがわかります。可能性のある状況であれば、ぜひ積極的に筆頭仮想オーナーを狙ってみてください。

また、レガレイラは第2回入札では競り負けてしまったのの、次の第3回入札の際に獲得に成功されています。第2回入札の時点で諦めてしまうと、ホープフルS分の賞金を失っていたことでしょう。スペシャル以外のワールドは、仮想オーナー数が定期的に開放されるので、このような心理戦も面白いですね。

G2ワールドを制したのは海照☆彡さん。2位以下を4億4378万円引き離しての戴冠となりました。G1を計3勝したジャンタルマンタルステレンボッシュの2頭が稼ぎ頭なのですが、海照☆彡さんはこの2頭をともに第一回入札で獲得され、筆頭仮想オーナーとなっています。ちなみに、オーナー馬20頭の内、第39回入札のシュトラウスを除く19頭を、第1回・第2回入札で獲得されています。早々と勝負を決めた裏には「カラーパドック」や「プロの指名馬」などの熱心な検討があったのではないでしょうか。

G3ワールドはジャスティンミラノなど重賞勝ち馬6頭のオーナーだったサイレントナイト翔さんが、オープンワールドはジャスティンミラノシックスペンスを指名していたムーンライトネクストさんが制しました。サイレントナイト翔さんの総獲得賞金14億4886万円は、全ワールドを通じてトップの数字。お二方とも、筆頭仮想オーナーの立ち場で重賞勝ち馬を獲得しており、効率の良く獲得賞金を積まれた印象です。お二方のオーナー馬、かつ重賞勝ち馬6頭の産駒を見ると、キズナ2頭、パレスマリス1頭、ブリックスアンドモルタル1頭、エピファネイア1頭、アジアエクスプレス1頭、スワーヴリチャード1頭とほぼばらばらです。冒頭でも触れたとおり、特定の種牡馬にこだわらない柔軟な指名が必要かもしれませんね。

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【日本ダービー2024】血統アナリシス ウインドインハーヘア内包馬が上位争い、近年はSeattle Slewの血脈も存在感を示す 2024年5月25日() 12:00


2018~2021年まで4連覇、種牡馬として日本ダービー東京優駿)通算7勝の金字塔を打ち立てたディープインパクトだが、2023年(2020年産)のラストクロップを以て直仔の出走はなくなったため、今はまさに“時代の変わり目”といえる過渡期にある。一方で、2022年は2着にキタサンブラック産駒のイクイノックスが入線するなど、相変わらずディープインパクト(その母ウインドインハーヘア)に所縁ある血統背景を持つ馬の勝ち負けが続いている。

ほか、近年は母系にSeattle Slewの血を引く馬の勝利も目立ち、2021年シャフリヤール(母の父Essence of Dubai)、2022年ドウデュース(母の父Vindication)の2頭は母の父が同系統の種牡馬。なお、2021年にハナ差2着の惜敗に泣いたエフフォーリアも父系祖父シンボリクリスエスを介してSeattle Slewの血脈を保持していた。

アーバンシックは、父スワーヴリチャード×母エッジ―スタイル(母の父ハービンジャー)。父は新種牡馬となるため産駒は初出走となるが、父系祖父ハーツクライは14年ワンアンドオンリー、22年ドウデュースと2頭の勝ち馬を出した実績を持つ。本馬においては2代母ランズエッジがディープインパクトの半妹でもあり、同牝系からは17年1着レイデオロも出ている。この「父×母の父」の配合であれば、東京でこそ真価を発揮しそうだ。

レガレイラは、父スワーヴリチャード×母ロカ(母の父ハービンジャー)。上記アーバンシックとは従兄妹の間柄で、同産駒かつ母同士も全姉妹にあたることから揃えて評価したいタイプとなる。近年の傾向に倣えば父系でSeattle Slewの血を引くこともよく、サンデーサイレンス、Unbridled's Song、ウインドインハーヘアを併せ持つ配合も、20年1着コントレイルを意識しやすい。史上4頭目の牝馬によるダービー制覇なるかにも注目だろう。

ダノンデサイルは、父エピファネイア×母トップデサイル(母の父Congrats)。同産駒からは21年2着エフフォーリアが出ているが、父自身も13年に2着、父系祖父シンボリクリスエスも02年に2着と東京優駿で惜敗が続く系統だ。本馬は「母の父がSeattle Slew系種牡馬」であることも興味深く、21年シャフリヤール、22年ドウデュースと直近3年で2頭の勝ち馬が出ている。底を見せていない怖さがあり、大舞台に強い父系の血筋も侮れない。


【血統予想からの注目馬】
アーバンシック ②レガレイラ ⑤ダノンデサイル


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【特報! POGニュース】~第1回 POG的データ分析~ 2024年5月22日(水) 16:00


12シーズン目となる「ウマニティPOG2023」もいよいよラストウィークに突入しました。今週末5月26日のダービーデー終了とともに各ワールドチャンピオンが確定します。例年と同じく「特報! POGニュース」第2回で最終結果の解説を行う予定です。

来週からは通算13シーズン目の「ウマニティPOG2024」がスタートします。新しいシーズンが間近に迫り、指名馬選びも大詰めかと思います。公開中の「カラーパドック」「プロの指名馬」などの確認はお済でしょうか。

例年通り、第1回の本稿では、指名候補の絞り込みに役立ちそうなデータを、ご紹介します。いわゆる「POG本」や2歳新馬の想定と見比べるだけでもさまざまな発見があると思いますので、ぜひご活用ください。

今回使用する表組を作成いただいた伊吹雅也氏から、データ集計方法に関するメッセージをいただきましたのでお伝えいたします。

「表組で紹介しているのは、現3~5歳の過去3世代における主要な種牡馬・生産者・調教師の勝ち馬率ならびに1頭あたり賞金です。集計方法は例年通りに

●集計対象は2歳時ならびに3歳時の年頭~2回中山&1回阪神閉幕週までに施行されたレース
●集計期間中に転厩となった馬の成績は、JRA初出走時に管理していた調教師の成績として算入
●収録対象は集計期間中の「勝馬頭数」が12頭以上だった種牡馬・生産者・調教師のうち、1頭あたり賞金が上位20位以内の種牡馬・生産者・調教師

としています。」

それでは早速、種牡馬別成績(表A)をご覧いただきましょう。





現2歳世代に直仔がいないディープインパクトらを除く、集計対象レースにおける勝馬頭数が12頭以上だった種牡馬に限ると、1頭あたりの賞金トップはスワーヴリチャード。昨年の新種牡馬ですが、コラソンビートが京王杯2歳Sで産駒の重賞初勝利を飾ると、暮れにはレガレイラがホープフルSでG1初制覇を決めました。今年に入ってもスウィープフィートチューリップ賞、アドマイヤベルがフローラSを勝つなど、快進撃が続きます。スワーヴリチャード自身は晩成血統と言われるハーツクライ産駒で、古馬になり本格化した印象があるだけに、産駒の早期活躍には驚かされますね。勝ち上がり率も高く、今後も注目の存在になりそうです。

勝ち馬率と1頭あたり賞金のバランスを考えると、スワーヴリチャードグレーターロンドンキズナエピファネイアキタサンブラックなどが、勝ち馬率30%、かつ1頭あたり賞金500万円以上となっています。昨年の「伊吹雅也のPOG分析室」内でも指摘あったように、キングカメハメハディープインパクトの直仔がいなくなり、種牡馬による絞り込みの難しさは加速していくかもしれません。

一方、低調に終わったのがデクラレーションオブウォー。前年比で勝ち馬率25%→22%、1頭あたり賞金608万円→456万円と数字を落としています。勝ち馬率が物足りないまま、重賞で目立った成果を上げられず、1頭あたり賞金も大きく下降しました。新種牡馬の台頭も見られるなか、巻き返しなるでしょうか。

続いて、生産者別成績(表B)をご覧いただこうと思います。





集計対象レースにおける勝馬頭数が12頭以上だった生産者に限ると、1頭あたり賞金のトップはGodolphin。勝ち馬率も水準以上ですが、出走頭数は35頭と少なめです。母数を考慮すれば、やはりノーザンファームの存在は揺るがないでしょう。例年通り「まずノーザンファーム生産馬を徹底的にチェックする」「余裕があれば他のブリーダーにも目を向けてみる」という形がスタンダードかもしれませんね。

ノーザンファームを除き、比較的出走頭数が多く、1頭あたり賞金・勝ち馬率が高水準なのは下河辺牧場、ノースヒルズといったあたり。下河辺牧場は坂路の延長やトレッドミルの導入など、環境面の充実が好調につながっているようです。ノースヒルズは生産馬のラムジェットが先月末のユニコーンSを勝つなど、現3歳世代の健闘も見られます。ノーザンファームに次ぐブリーダーとして、注目しておきたいところです。

最後にご覧いただくのは、調教師別成績(表C)です。





集計対象レースにおける勝馬頭数が12頭以上だった調教師に限ると、1頭あたり賞金のトップは高野友和調教師。現3歳世代の管理馬では、ジャンタルマンタルが2023年のデイリー杯2歳S1着、朝日杯FS1着、2024年の共同通信杯2着、皐月賞3着、NHKマイルC1着と、目覚ましい活躍を見せています。勝ち馬率に関しても、前年比で38%→51%と大きく上昇していました。

そのほか、1頭あたり賞金と勝ち馬率のバランスが良い、木村哲也調教師、友道康夫調教師へも高い評価が必要でしょう。この3名の調教師がやや数字面では上ですが、上位の調教師の顔ぶれに大きな変化はありません。トップランカーを評価しつつ、新興勢力をどう位置付けるかもポイントになりそうです。

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スワーヴリチャードの関連コラム

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先週の小倉記念エヒトが勝利。1コーナーまでの位置の取り方が素晴らしかった。

「田中勝騎手→川田騎手というわかりやすい鞍上強化で人気を集めそうだが、ココは素直に信頼したい」

と当コラムで書きながらも、狙いを変更してしまった自らの判断力のなさはさておき、内枠を生かした川田騎手の騎乗も完璧だった。

その川田騎手、ここ数週間は本当に神懸かっている。先々週の新潟、そして先週の小倉でも随所に川田騎手らしさを見せており、馬場読み、コース取りともにため息が出るほど。週が明けて盛岡でもリメイクを見事に勝利に導いたように、もはや手が付けられない状態だ。今週末はプログノーシスでどんな騎乗を見せてくれるか、今から楽しみだ。

さて、手が付けられないといえば新種牡馬、スワーヴリチャードも素晴らしいスタートを切った。2歳戦線がスタートして2カ月半ほど、ここまで合計8頭が勝ち上がり、総合成績は(9-4-6-15)。複勝率は実に55.9%、つまり2回に1回以上好走している。コラソンビートがオープンを勝った他、素質のありそうな馬も続々と勝ち上がっている。

パワーホール
レガレイラ
アーバンシック

以上の3頭は特にレース内容も素晴らしく、今後長く期待して良さそうな素質馬だ。

確実に早熟型ではない点も心強い。スワーヴリチャード自身勝ち上がりは2戦目の未勝利戦で、G1初制覇は古馬になってから。4歳時に大阪杯を制し、5歳時にジャパンカップを制したどちらかといえば晩成型の馬だったが、産駒も総じて叩き良化型の印象が強い。 これまで2歳未勝利戦には7回出走し(4-1-1-1)。とりあえず何も考えずに買っていいくらいの素晴らしい成績だ。

また成功する種牡馬の特徴でもあるが、母馬の良さを引き出している点も見逃せない。芝ダート、短距離中距離問わず勝ち上がり馬を出している。当然、主戦場は芝のマイル〜中距離になるだろうが、ほかの路線でも活躍馬を出してくれそうだ。

というわけで、ベタ褒めになってしまったが、馬券はもちろん、今後の競馬を見て行く上でもスワーヴリチャード産駒には注目したい。

それでは最後に先週からの狙い馬と、今週末の注目馬を。

【次走狙い馬】 8/12(土)小倉6R フォルテローザ 1番人気3着

前半差しに回るもラストは外からキッチリ伸びた。先行イン有利の展開や馬場考えれば上々の3着。開催後半の馬場ならすぐ勝ち上がれそうだ。サトノアラジン牝馬は芝1200mで特注。

〜今週末の注目馬〜

今週末はもちろん夏競馬の大一番・札幌記念から。

ヒシイグアス浜中俊騎手)

注目はヒシイグアス浜中俊騎手。

初の洋芝参戦となるヒシイグアスに注目。もともと実力の割に人気にならないタイプだが、中山記念連覇、宝塚記念2着など、強力メンバーに入ってもまったく見劣りはしない。札幌記念は堀厩舎の得意レースで、かつてはネオリアリズムモーリスでワンツーを決めた実績もある。今年はダノンベルーガとともに注目したい。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。


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2023年6月28日(水) 12:50 伊吹雅也
伊吹雅也のPOG分析室 (2023) ~第6回 デビュー前の有力馬~
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 今週末から2回福島・3回中京・2回函館に開催が切り替わって、本格的な“夏競馬”のシーズンがスタートします。
 今年6月の3回東京・3回阪神・1回函館では、計29レースの2歳戦が施行されました。当然のことではありますが、これはすなわち、29頭の2歳馬が既に勝ち上がりを果たしているということ。今後の入札にもいろいろな意味で影響してくるはずです。
 現時点で強調しておきたいのはノーザンファーム生産馬の圧倒ぶり。優勝馬29頭のうち13頭を占めていたうえ、勝率は29.5%に、3着内率は61.4%に達しています。ちなみに、単勝回収率は151%、複勝回収率は127%。世間の見立てをさらに上回るほどの高確率で馬券に絡んでいるわけですから、例年以上に重視するべきなのかもしれません。
 種牡馬別成績を見ると、勝利数(4勝)、3着内数(9回)ともにモーリスが単独トップでした。早熟というイメージは薄い血統ですが、今週以降も引き続きマークしておくべきでしょう。

 今回は、まだ仮想オーナー枠に余裕があるプレイヤーの参考にしていただくべく、デビューが近そうな未出走馬の中から、注目すべき馬を挙げてみたいと思います。
 本稿の収録対象としたのは、6月28日時点におけるJRA-VANのデータで確認することができた「6月28日時点で入厩している未出走の2歳馬」「東西のトレーニング・センターにおいて過去1か月(5月30日から6月28日まで)の期間中に坂路・ウッドチップで調教を行った未出走の2歳馬」です。この条件に従って抽出した2歳馬876頭の中から、各ファクターの該当馬をピックアップしました。それぞれの一覧には重複もありますがご了承ください。

 まずは「2023/06/07 00:00更新」分の「注目POG馬ランキング」で100位以内だった該当馬をご覧いただきましょう。末尾に付記したのは「注目POG馬ランキング」の順位、並び順は父名順→母名順としています。

フランクエフェクト(牡 父Frankel/母カーミングエフェクト 木村哲也厩舎) ※42位
ジーティーパワー(牡 父Frankel/母コールバック 矢作芳人厩舎) ※35位
アウェイキング(牡 父Kingman/母Waldjagd 矢作芳人厩舎) ※53位
インビジブルセルフ(牡 父エピファネイア/母アウェイク 池江泰寿厩舎) ※24位
アルセナール(牝 父エピファネイア/母サンブルエミューズ 木村哲也厩舎) ※21位
クイーンズウォーク(牝 父キズナ/母ウェイヴェルアベニュー 中内田充正厩舎) ※20位
シャンパンポップ(牡 父キズナ/母シャンパンルーム 武幸四郎厩舎) ※89位
ウインマクシマム(牡 父キタサンブラック/母コスモアクセス 畠山吉宏厩舎) ※83位
ウールデュボヌール(牡 父キタサンブラック/母サンクボヌール 須貝尚介厩舎) ※15位
シャドフ(牝 父スワーヴリチャード/母シャンブルドット 庄野靖志厩舎) ※59位
エヴァンスウィート(牝 父スワーヴリチャード/母ハルーワスウィート 友道康夫厩舎) ※40位
レガレイラ(牝 父スワーヴリチャード/母ロカ 木村哲也厩舎) ※23位
コンドライト(牡 父ドゥラメンテ/母アエロリット 菊沢隆徳厩舎) ※9位
エリザベスバローズ(牝 父ドゥラメンテ/母イスパニダ 杉山晴紀厩舎) ※8位
クラッチプレイヤー(牡 父ドゥラメンテ/母ヴァシリカ 国枝栄厩舎) ※97位
ドゥマイシング(牡 父ドゥラメンテ/母フォースタークルック 矢作芳人厩舎) ※2位
インクルージョン(牡 父ハーツクライ/母インクルードベティ 厩舎) ※41位
モスクロッサー(牡 父ハーツクライ/母クリスプ 国枝栄厩舎) ※74位
ファーヴェント(牡 父ハーツクライ/母トータルヒート 藤原英昭厩舎) ※61位
チェレスタ(牝 父ハービンジャー/母カリンバ 松下武士厩舎) ※85位
ソウルアンドジャズ(牡 父ブリックスアンドモルタル/母ナスノシベリウス 武井亮厩舎) ※58位
カルパ(牡 父モーリス/母ブチコ 須貝尚介厩舎) ※34位
ソニックライン(牡 父リアルインパクト/母ルミナスパレード 木村哲也厩舎) ※39位
ローザサンリヴァル(牡 父ルーラーシップ/母ローザブランカ 高野友和厩舎) ※32位
レイデラルース(牡 父レイデオロ/母カンデラ 手塚貴久厩舎) ※51位
トロヴァトーレ(牡 父レイデオロ/母シャルマント 鹿戸雄一厩舎) ※65位
ラケダイモーン(牡 父レイデオロ/母ラルケット 須貝尚介厩舎) ※12位
マテンロウゴールド(牡 父レイデオロ/母ルールブリタニア 中内田充正厩舎) ※7位
オーデンヴァルト(牝 父ロードカナロア/母グリューネワルト 林徹厩舎) ※72位
バロン(牝 父ロードカナロア/母マイミスリリー 手塚貴久厩舎) ※92位

 当時の注目POG馬ランキングで2位だったドゥマイシング(フォースタークルックの2021)は、一部報道によると7月9日の中京5R(2歳新馬・芝2000m)でデビューする予定となっている模様。2022年のセレクトセールで2億2000万円の高値がついた馬ですし、今後の入札でも激しい争奪戦が繰り広げられそうです。

 本稿の冒頭で取り上げたノーザンファーム生産馬で、なおかつ2023年JRAリーディングトレーナーランキング(着度数順。6月28日時点)30位以内の厩舎に所属している馬は下記の通り。
 
フランクエフェクト(牡 父Frankel/母カーミングエフェクト 木村哲也厩舎) ※42位
ジーティーパワー(牡 父Frankel/母コールバック 矢作芳人厩舎) ※35位
ルージュスタニング(牝 父Into Mischief/母ボインビューティー 友道康夫厩舎)
エラトー(牝 父Saxon Warrior/母エライヤ 上村洋行厩舎)
オルデラン(牡 父アルアイン/母アーマイン 寺島良厩舎)
アルヒジュル(牡 父アルアイン/母スカーレットリング 斉藤崇史厩舎)
ピストンボーイ(牡 父イスラボニータ/母エルフィンコーブ 池添学厩舎)
インビジブルセルフ(牡 父エピファネイア/母アウェイク 池江泰寿厩舎) ※24位
エリカリーシャン(牝 父エピファネイア/母ガラアフェアー 国枝栄厩舎)
アルセナール(牝 父エピファネイア/母サンブルエミューズ 木村哲也厩舎) ※21位
ジュンゴールド(牡 父エピファネイア/母ジュントップヒトミ 友道康夫厩舎)
ラファガフレイバー(牡 父カレンブラックヒル/母カリズマティックゴールド 久保田貴士厩舎)
クイーンズウォーク(牝 父キズナ/母ウェイヴェルアベニュー 中内田充正厩舎) ※20位
シャンパンポップ(牡 父キズナ/母シャンパンルーム 武幸四郎厩舎) ※89位
ディアアリーチェ(牝 父キズナ/母ティロレスカ 武幸四郎厩舎)
アキミューミュー(牝 父サトノクラウン/母アイスドール 安田隆行厩舎)
ルージュセレスト(牝 父シュヴァルグラン/母ギエナー 池江泰寿厩舎)
ヒシグランディヴァ(牝 父シュヴァルグラン/母ラリズ 友道康夫厩舎)
エヴァンスウィート(牝 父スワーヴリチャード/母ハルーワスウィート 友道康夫厩舎) ※40位
レガレイラ(牝 父スワーヴリチャード/母ロカ 木村哲也厩舎) ※23位
エリザベスバローズ(牝 父ドゥラメンテ/母イスパニダ 杉山晴紀厩舎) ※8位
クラッチプレイヤー(牡 父ドゥラメンテ/母ヴァシリカ 国枝栄厩舎) ※97位
ドゥマイシング(牡 父ドゥラメンテ/母フォースタークルック 矢作芳人厩舎) ※2位
ガイアメンテ(牡 父ドゥラメンテ/母ミュージカルロマンス 須貝尚介厩舎)
オレンジダンサー(牝 父ドレフォン/母イェーガーオレンジ 高野友和厩舎)
シークレットキー(牡 父ドレフォン/母キープシークレット 杉山晴紀厩舎)
ドレス(牝 父ドレフォン/母ハイヒール 清水久詞厩舎)
ルシフェル(牝 父ハーツクライ/母アルアリングスター 斉藤崇史厩舎)
モスクロッサー(牡 父ハーツクライ/母クリスプ 国枝栄厩舎) ※74位
サンブノワ(牡 父ブリックスアンドモルタル/母サンティール 斉藤崇史厩舎)
デビルシズカチャン(牝 父ベストウォーリア/母シシリアンブリーズ 武幸四郎厩舎)
ベランジェール(牝 父モーリス/母キャリコ 木村哲也厩舎)
シャトーディフ(牝 父モーリス/母ジューヌエコール 木村哲也厩舎)
カルパ(牡 父モーリス/母ブチコ 須貝尚介厩舎) ※34位
ソニックライン(牡 父リアルインパクト/母ルミナスパレード 木村哲也厩舎) ※39位
オウバイトウリ(牝 父リアルスティール/母スターズアンドクラウズ 武幸四郎厩舎)
ローザサンリヴァル(牡 父ルーラーシップ/母ローザブランカ 高野友和厩舎) ※32位
シンハナーダ(牡 父レイデオロ/母シンハディーパ 国枝栄厩舎)
ラケダイモーン(牡 父レイデオロ/母ラルケット 須貝尚介厩舎) ※12位
マテンロウゴールド(牡 父レイデオロ/母ルールブリタニア 中内田充正厩舎) ※7位
リルト(牝 父ロードカナロア/母バウンスシャッセ 安田隆行厩舎)

 今年のリーディングトレーナーランキングで首位となっている中内田充正厩舎のクイーンズウォーク(ウェイヴェルアベニューの2021)は、既にゲート試験で合格を果たし、現在はノーザンファームしがらきで調整中とのこと。デビューはもう少し先になるかもしれませんが、引き続き動向をチェックしておきましょう。

 本稿の冒頭で取り上げたモーリス産駒は下記の通り。

キャプテンシー(牡 父モーリス/母アドマイヤリード 松永幹夫厩舎)
ヘルモーズ(牡 父モーリス/母ヴェルザンディ 小林真也厩舎)
マツシマ(牡 父モーリス/母エストレチャダ 尾形和幸厩舎)
ハットルグリムス(牡 父モーリス/母エルノルテ 宮田敬介厩舎)
ベランジェール(牝 父モーリス/母キャリコ 木村哲也厩舎)
イーストオブエデン(牝 父モーリス/母クッカーニャ 菊沢隆徳厩舎)
ピコサン(牡 父モーリス/母シーイズチャンプ 上原佑紀厩舎)
テイエムリステット(牡 父モーリス/母シーズアウーマン 木原一良厩舎)
ディーガレジェンド(牡 父モーリス/母ジプシーハイウェイ 藤原英昭厩舎)
シャトーディフ(牝 父モーリス/母ジューヌエコール 木村哲也厩舎)
ローレルロイズ(牡 父モーリス/母ジョディーズロマン 北出成人厩舎)
バウンシーステップ(牝 父モーリス/母バウンシーチューン 高橋亮厩舎)
ヒラボクヒーロー(牡 父モーリス/母ヒラボクキャロル 大竹正博厩舎)
トラウムライゼ(牡 父モーリス/母ファイナルドリーム 池江泰寿厩舎)
カルパ(牡 父モーリス/母ブチコ 須貝尚介厩舎) ※34位
ボーモンド(牡 父モーリス/母ボージェスト)
ダノンマッキンリー(牡 父モーリス/母ホームカミングクイーン 藤原英昭厩舎)
カリーシ(牝 父モーリス/母ラクアミ 武井亮厩舎)
レーヴジーニアル(牡 父モーリス/母レッドリヴェール 松永幹夫厩舎)
ゲルタ(牡 父モーリス/母ロイヤルバラード 奥村豊厩舎)

 ソダシの半弟として注目を集めているカルパ(ブチコの2021)は、一部報道によると7月9日の函館5R(2歳新馬・芝1800m)でデビューする予定となっている模様。個人的にも高く評価している馬なので、初陣を楽しみに待ちたいと思います。


■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)

 埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』において「データ分析」のコーナーを担当しているほか、JRAのレーシングプログラム、TCKホームページ、グリーンチャンネル、ニコニコチャンネルなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『ウルトラ回収率 2023-2024』(ガイドワークス)、『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)など。2023年03月28日には最新刊『血統&ジョッキー偏差値2023-2024 ~儲かる種牡馬・騎手ランキング~』(ガイドワークス)をリリース。

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2023年6月7日(水) 12:00 伊吹雅也
伊吹雅也のPOG分析室 (2023) ~第3回 入札分析~
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 先週からJRAは夏季競馬に突入し、新シーズン「ウマニティPOG 2023」も本格始動。開幕週の新馬を制したのは、テラメリタテラノヴァの2021)・シュトラウスブルーメンブラットの2021)・アトロルーベンス(キングスローズの2021)・ボンドガール(コーステッドの2021)・バスターコール(デグラーティアの2021)でした。獲得していた仮想オーナーの皆様、おめでとうございます。
 ちなみに、この5頭はいずれも単勝2番人気以内・単勝オッズ4倍未満の支持を集めていた馬。東京競馬場で施行された3レースすべてをD.レーン騎手の騎乗馬が勝ち切っている点も興味深いところです。

 今回は、進行中の第2回入札や来週以降の入札に向けた指針とすべく、第1回入札の結果やその周辺情報を分析してみました。
 本稿の末尾には、注目POG馬ランキング(「2023/06/07 00:00更新」分)トップ100にランクインした馬と、該当馬の性・種牡馬・生産者・調教師をまとめてあります。なお、種牡馬別・生産者別・調教師別の頭数ランキング上位は下記の通りです。

【種牡馬別頭数ランキング】
ドゥラメンテ 11頭
ハーツクライ 9頭
レイデオロ 9頭
ブリックスアンドモルタル 8頭
モーリス 8頭
キズナ 6頭
キタサンブラック 5頭
ルーラーシップ 5頭
エピファネイア 4頭
サトノダイヤモンド 4頭
スワーヴリチャード 4頭
ロードカナロア 4頭
Frankel 3頭
オルフェーヴル 3頭
ハービンジャー 3頭
リアルスティール 3頭

【生産者別頭数ランキング】
ノーザンファーム 78頭
社台ファーム 5頭
社台C白老ファーム 4頭
下河辺牧場 3頭

【調教師別頭数ランキング】
木村哲也 7頭
矢作芳人 6頭
手塚貴久 5頭
須貝尚介 5頭
中内田充正 5頭
堀宣行 4頭
宮田敬介 3頭
高野友和 3頭
国枝栄 3頭
友道康夫 3頭

 調教師別頭数ランキングはJRA所属馬として登録済みの馬のみを対象としておりますのでご了承ください。

 種牡馬別頭数ランキングはドゥラメンテが単独トップ。キングカメハメハディープインパクトの直仔が完全にいなくなったこの世代のPOGでかなりの支持を集めた点は高く評価するべきでしょう。評判の良い産駒はもちろん、現時点ではあまり話題になっていない、手頃な価格で落札できそうな産駒にも注目しておいた方が良いかもしれません。
 あとはブリックスアンドモルタルやレイデオロといった新種牡馬の産駒が人気を集めている点も見逃せないポイント。2023年の日本ダービーを制したタスティエーラサトノクラウンの初年度産駒でしたし、キャリアの浅い種牡馬に対する期待が高まっているように思います。
 生産者別頭数ランキングはノーザンファームの“一強”状態でした。種牡馬の勢力図がどう変わっていくか不透明な分、実績あるブリーダー=ノーザンファームの生産馬が例年以上に信頼されている印象。ここまで人気が集中するなら、過小評価されている他のブリーダーを狙ってみるのもひとつの手ですね。
 調教師別頭数ランキングで首位に立っていたのは木村哲也調教師。第1回で指摘した通り、POG期間の序盤~中盤における勝ち馬率の高さは頭ひとつ抜けていますから、管理予定馬はひと通りチェックしておいた方が良いかもしれません。あとは須貝尚介調教師・手塚貴久調教師・中内田充正調教師・堀宣行調教師・矢作芳人調教師あたりも、重視しているプレイヤーはかなり多い模様。意外な管理予定馬が争奪戦になる可能性もありますので、注意しましょう。

 注目POG馬ランキング(「2023/06/07 00:00更新」分)でトップに君臨しているアイムユアーズの2021は、矢作芳人調教師が管理するノーザンファーム生産馬で、レイデオロ産駒の牡馬。スペシャルワールドで獲得に成功したのはヤクルト一筋さんですが、落札価格は1億0100万PPと、案外お手頃な水準でした。他のワールドも似たような状況でしたから、たとえ予算が心許なくても、入札に参加するだけの価値はあると思います。
 注目POG馬ランキング(「2023/06/07 00:00更新」分)2位はフォースタークルックの2021、3位はドバイマジェスティの2021です。この2頭はいずれもノーザンファーム生産馬のドゥラメンテ産駒。スペシャルワールドにおいては、どちらも昨年のスペシャルワールドで2位となった実績のある四白流星タイテエムさんが落札していました。どのワールドもアイムユアーズの2021よりハイレベルな入札合戦となっていましたし、ノーザンファーム生産馬やドゥラメンテ産駒の注目度を考えても、おそらく実質的な“一番人気”はこの2頭のどちらか。これから獲得を目指すのであれば、入札の金額やタイミングをひと工夫するべきでしょう。

【注目POG馬ランキング(「2023/06/07 00:00更新」分)トップ100】
●順位 馬(性/種牡馬/生産者/調教師)
●1位 アイムユアーズの2021(牡/レイデオロ/ノーザンファーム/矢作芳人
●2位 フォースタークルックの2021(牡/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/矢作芳人
●3位 ドバイマジェスティの2021(牡/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/※未登録)
●4位 サロミナの2021(牝/ハーツクライ/ノーザンファーム/池添学
●5位 リスグラシューの2021(牡/モーリス/ノーザンファーム/※未登録)
●6位 ヤンキーローズの2021(牡/ロードカナロア/ノーザンファーム/※未登録)
●7位 ルールブリタニアの2021(牡/レイデオロ/ノーザンファーム/中内田充正
●8位 イスパニダの2021(牝/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/杉山晴紀
●9位 アエロリットの2021(牡/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/菊沢隆徳
●10位 チェッキーノの2021(牝/ハービンジャー/ノーザンファーム/木村哲也
●11位 シャトーブランシュの2021(牝/キズナ/ノーザンファーム/木村哲也
●12位 ラルケットの2021(牡/レイデオロ/ノーザンファーム/須貝尚介
●13位 マニーズオンシャーロットの2021(牝/キタサンブラック/ノーザンファーム/武幸四郎
●14位 モシーンの2021(牡/モーリス/ノーザンファーム/堀宣行
●15位 サンクボヌールの2021(牡/キタサンブラック/社台C白老ファーム/須貝尚介
●16位 コーステッドの2021(牝/ダイワメジャー/ノーザンファーム/手塚貴久
●17位 ブルーメンブラットの2021(牡/モーリス/ノーザンファーム/武井亮
●18位 ヒストリックスターの2021(牡/レイデオロ/ノーザンファーム/友道康夫
●19位 セルキスの2021(牡/キズナ/ノーザンファーム/※未登録)
●20位 ウェイヴェルアベニューの2021(牝/キズナ/ノーザンファーム/中内田充正
●21位 サンブルエミューズの2021(牝/エピファネイア/ノーザンファーム/※未登録)
●22位 ジンジャーパンチの2021(牡/スワーヴリチャード/ノーザンファーム/萩原清
●23位 ロカの2021(牝/スワーヴリチャード/ノーザンファーム/木村哲也
●24位 アウェイクの2021(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/池江泰寿
●25位 ブリッツフィナーレの2021(牝/ブリックスアンドモルタル/下河辺牧場/中内田充正
●26位 プリンセスロックの2021(牡/モーリス/ノーザンファーム/斉藤崇史
●27位 テラノヴァの2021(牝/ブリックスアンドモルタル/社台ファーム/須貝尚介
●28位 スキアの2021(牡/キズナ/社台ファーム/※未登録)
●29位 ソウルスターリングの2021(牝/ブリックスアンドモルタル/社台ファーム/※未登録)
●30位 エスキモーキセスの2021(牡/ハーツクライ/社台ファーム/※未登録)
●31位 フォエヴァーダーリングの2021(牡/リアルスティール/ノーザンファーム/矢作芳人
●32位 ローザブランカの2021(牡/ルーラーシップ/ノーザンファーム/高野友和
●33位 ユードントラヴミーの2021(牡/オルフェーヴル/ノーザンファーム/杉山晴紀
●34位 ブチコの2021(牡/モーリス/ノーザンファーム/須貝尚介
●35位 コールバックの2021(牡/Frankel/ノーザンファーム/※未登録)
●36位 ラヴズオンリーミーの2021(牡/ハーツクライ/ノーザンファーム/矢作芳人
●37位 シーズアタイガーの2021(牝/ハーツクライ/ノーザンファーム/※未登録)
●38位 ジェンティルドンナの2021(牝/モーリス/ノーザンファーム/※未登録)
●39位 ルミナスパレードの2021(牡/リアルインパクト/ノーザンファーム/木村哲也
●40位 ハルーワスウィートの2021(牝/スワーヴリチャード/ノーザンファーム/友道康夫
●41位 インクルードベティの2021(牡/ハーツクライ/ノーザンファーム/※未登録)
●42位 カーミングエフェクトの2021(牡/Frankel/ノーザンファーム/木村哲也
●43位 メチャコルタの2021(牝/モーリス/ノーザンファーム/宮田敬介
●44位 セリエンホルデの2021(牝/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/※未登録)
●45位 デグラーティアの2021(牡/ルーラーシップ/ノーザンファーム/田村康仁
●46位 キューティゴールドの2021(牡/サトノダイヤモンド/社台C白老ファーム/※未登録)
●47位 アッフィラートの2021(牡/ブリックスアンドモルタル/社台C白老ファーム/堀宣行
●48位 ウィキッドリーパーフェクトの2021(牡/サトノダイヤモンド/ノーザンファーム/池江泰寿
●49位 リッスンの2021(牡/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/※未登録)
●50位 サマーハの2021(牡/リアルスティール/ノーザンファーム/※未登録)
●51位 カンデラの2021(牡/レイデオロ/ノーザンファーム/手塚貴久
●52位 Starlet's Sisterの2021(牡/Siyouni/※外国産馬/矢作芳人
●53位 Waldjagdの2021(牡/Kingman/※外国産馬/矢作芳人
●54位 Stacelitaの2021(牡/Frankel/※外国産馬/※未登録)
●55位 マウレアの2021(牡/レイデオロ/下河辺牧場/手塚貴久
●56位 アールブリュットの2021(牡/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/※未登録)
●57位 シーウィルレインの2021(牝/サトノダイヤモンド/ノーザンファーム/※未登録)
●58位 ナスノシベリウスの2021(牡/ブリックスアンドモルタル/ハシモトフアーム/武井亮
●59位 シャンブルドットの2021(牝/スワーヴリチャード/ノーザンファーム/庄野靖志
●60位 ユキチャンの2021(牡/ヘニーヒューズ/ノーザンファーム/宮田敬介
●61位 トータルヒートの2021(牡/ハーツクライ/社台C白老ファーム/※未登録)
●62位 キングスローズの2021(牝/リアルスティール/ノーザンファーム/高野友和
●63位 Impedeの2021(牡/Kingman/※外国産馬/※未登録)
●64位 ロベルタの2021(牡/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/寺島良
●65位 シャルマントの2021(牡/レイデオロ/ノーザンファーム/※未登録)
●66位 シュガーハートの2021(牡/ドゥラメンテ/ヤナガワ牧場/※未登録)
●67位 アロマドゥルセの2021(牡/ハービンジャー/ノーザンファーム/渡辺薫彦
●68位 レキシールーの2021(牡/ロードカナロア/ケイアイファーム/中内田充正
●69位 リビアーモの2021(牝/エピファネイア/ノーザンファーム/木村哲也
●70位 クロノロジストの2021(牝/レイデオロ/ノーザンファーム/※未登録)
●71位 ミスエーニョの2021(牝/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/※未登録)
●72位 グリューネワルトの2021(牝/ロードカナロア/ノーザンファーム/※未登録)
●73位 ボンジュールココロの2021(牡/ルーラーシップ/ノーザンファーム/高柳大輔
●74位 クリスプの2021(牡/ハーツクライ/ノーザンファーム/※未登録)
●75位 アパパネの2021(牡/ブラックタイド/ノーザンファーム/※未登録)
●76位 ウイングステルスの2021(牡/サトノダイヤモンド/ノーザンファーム/※未登録)
●77位 レッドラヴィータの2021(牡/ブリックスアンドモルタル/ノーザンファーム/手塚貴久
●78位 ベルダムの2021(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/音無秀孝
●79位 アニメイトバイオの2021(牝/ブリックスアンドモルタル/ノーザンファーム/須貝尚介
●80位 サトノジュピターの2021(牝/ブリックスアンドモルタル/ノーザンファーム/堀宣行
●81位 チェリーコレクトの2021(牝/キズナ/ノーザンファーム/中内田充正
●82位 デルフィニア2の2021(牝/No Nay Never/ノーザンファーム/国枝栄
●83位 コスモアクセスの2021(牡/キタサンブラック/コスモヴューファーム/畠山吉宏
●84位 スピードリッパーの2021(牡/ルーラーシップ/ノーザンファーム/堀宣行
●85位 カリンバの2021(牝/ハービンジャー/ノーザンファーム/松下武士
●86位 ヴィルジニアの2021(牡/キタサンブラック/ノーザンファーム/※未登録)
●87位 リュズキナの2021(牝/ハーツクライ/ノーザンファーム/国枝栄
●88位 シェリールの2021(牡/ルーラーシップ/ノーザンファーム/稲垣幸雄
●89位 シャンパンルームの2021(牡/キズナ/ノーザンファーム/武幸四郎
●90位 リリサイドの2021(牡/ハーツクライ/ノーザンファーム/※未登録)
●91位 タイキオードリーの2021(牡/キタサンブラック/下河辺牧場/清水久詞
●92位 マイミスリリーの2021(牝/ロードカナロア/レイクヴィラファーム/手塚貴久
●93位 ハニージェイドの2021(牝/ダイワメジャー/追分ファーム/斎藤誠
●94位 ミセスワタナベの2021(牡/オルフェーヴル/ノーザンファーム/木村哲也
●95位 リンフォルツァンドの2021(牡/レイデオロ/ノーザンファーム/松下武士
●96位 ケイティーズハートの2021(牝/サトノクラウン/ノーザンファーム/※未登録)
●97位 ヴァシリカの2021(牡/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/国枝栄
●98位 キャレモンショコラの2021(牝/ミッキーアイル/ノーザンファーム/宮田敬介
●99位 オータムフラワーの2021(牡/オルフェーヴル/社台ファーム/友道康夫
●100位 アドマイヤローザの2021(牡/モーリス/ノーザンファーム/高野友和


■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)

 埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』において「データ分析」のコーナーを担当しているほか、JRAのレーシングプログラム、TCKホームページ、グリーンチャンネル、ニコニコチャンネルなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『ウルトラ回収率 2023-2024』(ガイドワークス)、『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)など。2023年03月28日には最新刊『血統&ジョッキー偏差値2023-2024 ~儲かる種牡馬・騎手ランキング~』(ガイドワークス)をリリース。

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2019年12月18日(水) 21:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 2019有馬記念
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はAA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


12月22日(日) 中山11R 第64回 有馬記念(3歳以上G1・芝2500m)

【登録頭数:19頭】(フルゲート:16頭)


【ファン投票上位馬】

アーモンドアイ<B>(中7週)
これまでのアーモンドアイなら熱発があった時点で大事を取って放牧に出して来年に備えるというイメージがあったが、今回は何か様子が違う。熱発と言っても普段どれぐらいの体温の差があるのかは関係者にしか分からないが1日休んですぐに乗り出している時点で大したことではないと言える。それよりも有馬記念にファン投票1位で出走させることができる喜びが国枝調教師からのコメントに表れているので、最初から香港Cではなく有馬記念を使いたかったのかもしれない。
<1週前追い切り>
南W併せ馬の内。力強い走りで好時計で先着。気になるところはやや重心が高めな感じに見えた点。

リスグラシュー<C>(中7週)
海外遠征帰りということで宝塚記念の前と同じような状況。調教内容もその時とほぼ同じ内容で、動きに関しては抜群に良い感じには見えない。ただ引退レースということで、ビッシリ仕上げてきてはいる感じあり。
<1週前追い切り>
坂路で併せ馬。一杯に追われて好時計で先着も、終いで体が起き気味で宝塚記念の1週前のように前に伸びる感じがなかった。

キセキ<C>(中10週)
海外遠征後のレースとなるが1ヶ月前の早い時期から時計を出し始めていて、乗り込み量はかなり多く勢いはある。昨年のジャパンカップ時のような調教の動きになってくれば理想的だが。
<2週前追い切り>
CW単走。首が上がり気味で終いの伸び脚が甘く、力強さがない。
<1週前追い切り>
CW単走。勢いよく直線に向いてくるが、ここでも重心が上がってしまうため前に伸びきれず。

サートゥルナーリア<AA>(中7週)
本馬も早い段階から有馬記念出走を表明して1ヶ月前からトレセンで調整されてきた馬。2週前の段階でかなり良い動きで、1週前にはこの秋初めての併せ馬。スミヨン騎手騎乗で折り合いもつき、1週前段階でほぼ仕上がっている感じに映り、状態だけならこれまでで一番。
<2週前追い切り>
CW単走。フラフラしたところはあるが、走りに勢いがあり力強い伸び脚。
<1週前追い切り>
CW3頭併せの内。スミヨン騎手騎乗で折り合いもついて、終い持ったまま楽に突き放す。

フィエールマン<D>(中10週)
凱旋門賞帰りのレース。もともと間隔を空けて使ってきている馬で1週前は強めに追われるが、今回はこの馬としては控えめな内容になっている。まだ疲れが少し残っているのかもしれない。
<2週前追い切り>
南W3頭併せの中。押さえたまま直線に向くと楽に先着。海外帰りを感じさせない動き。
<1週前追い切り>
南W併せ馬の内。今週も折り合い重視の控えめな追い切りで、併走相手の手応えと比べると物足りない走り。

ワールドプレミア<D>(中8週)
菊花賞時の調教ではかなり良い動きに見えたが、この中間は早めに乗り込んでいる割に2週前、1週前と動きはモタモタ。正直、物足りない動きだったし、うるさいところのある馬で関東への長距離輸送も初めてで、克服しなくてはならないところが多いとの印象。
<2週前追い切り>
CW併せの外。追われて最後何とか先着。動きに力強さはない。
<1週前追い切り>
CW3頭併せの内。ジョッキー騎乗で直線追われるも伸び脚イマイチで伸びきれず。

スワーヴリチャード<AA>(中3週)
この中間も坂路での調整。ジャパンカップから中3週となるが坂路での動きを見ると前走時よりも良いくらいで、叩き3戦目でさらに上積みがありそう。
<2週前追い切り>
坂路単走。レース後からそれほど間もないので軽めの調整も、気分よく軽快な走り。
<1週前追い切り>
坂路で併せ馬。まだ多少右にモタれる面を見せるが楽に併走相手を置き去りにして、動きは前走時以上。ジョッキーとの呼吸、折り合い面も抜群に良い。

レイデオロ<E>(中3週)
映像なし。前走後短期放牧に出て期限ギリギリにトレセンへ戻ってきた。これまでゆったりとした間隔で使われてきた馬で、1週前に速い時計を出せていない時点で状態が良いとは思えない。

アルアイン<B>(中4週)
この秋は2戦とも追い切りの動きが物足りなかったが、この中間1週前追い切りでは終いしっかりと伸びており、ここ2戦よりは動きが良かった。
<1週前追い切り>
坂路で併せ馬。終いしっかり伸びて先着。

シュヴァルグラン<D>(中3週)
昨年は◎にしたくらい1週前追い切りの動きが良かった馬。今年は、併走相手が違うので単純比較はできないとはいえ、走りに迫力がなく物足りない。
<2週前追い切り>
坂路単走。軽めの調整も力強さがない。
<1週前追い切り>
CW併せの内。有馬記念に出走するエタリオウと併せて突き放される。


【以下、賞金上位馬】

アエロリット<A>(中7週)
この秋2戦とも競馬場で馬を見たが、パドックではかなり良く見せて状態も良かったと思う。今回、中7週と間隔に余裕もあり、調教の動きからも好調子そのままといった感じ。
<2週前追い切り>
南W単走。控えめな内容も動きに力強さあり。
<1週前追い切り>
南W単走。折り合いもついてリラックスした走り。力強さもあって好調キープ。

クロコスミア<D>(中5週)
この馬も早めに参戦表明した馬だが、坂路で乗り込まれている割に時計は物足りない。
<1週前追い切り>
坂路単走。勢いよく駆け上がってきた割に終いは息切れした感じ。

スティッフェリオ<C>(中7週)
この中間も坂路での調整。時計的にはいつもとそれほど変わらないが、ガラッと良くなってきたという印象もない。
<1週前追い切り>
坂路で併せ馬。素軽い動きも力強さに欠ける走りでもうひと伸びほしい。

ヴェロックス<C>(中8週)
この中間は2週前、1週前と強めに追われて乗り込み量は豊富。走りを見ると首が高く、全身を使った走りではない点が気になる。
<2週前追い切り>
CW単走。ゆったりした走りも、首が上がるシーンを見せていてやや物足りない走り。
<1週前追い切り>
CW3頭併せの内。直線で追われると一気に突き放すが、首を使わない走りでやや硬さあり。

エタリオウ<B>(中3週)
この中間も疲れなしといった感触で、1週前追い切りの動きがかなり良く、変わり身がありそう。
<1週前追い切り>
CW併せの外。手応えに余裕があり前走時からの変り身が感じられる動き。


【以下、除外対象】

スカーレットカラー<D>(中5週)
映像なし。CWでは時計の出る馬だが、1週前追い切りでは終いの時計が掛かっており、ちょっと物足りない。

クレッシェンドラヴ<B>(中5週)
乗り込み豊富。2週前に強め、1週前に馬なりで先着と順調な調整内容。
<1週前追い切り>
南W併せの内。ゆったりとした走りで力強さがあり、前走のようなセカセカした感じがないのは良い。

ヴァイスブリッツ<B>(3ヶ月)
休み明けも坂路、南Wでかなり良い時計が出ていて仕上りは良さそう。
<1週前追い切り>
南W併せの外。楽な手応えで余裕の先着。時計も優秀で自己条件なら好勝負。



◇今回は有馬記念編でした。
JRAのCMに『夢の第11レース』という作品があります。



https://weekendmemories.jp/last1haron.html

過去の名馬たちが同じレースに出走していたら、どんなレースになっていたのだろうかという内容。
これを見て、思わず私は『アーモンドアイVSエネイブル』を思い描いてしまいました。走っている時代が違えば当然、対決することはなく想像するしかありませんが、同じ時代に走っているのに対決が実現しないというのは競馬ファンにとっては悲しいこと。結果が分からないからこそ夢が膨らむという見方もできますが、今考えられる最高の対決も来年ならまだ可能なので、ぜひヨーロッパと日本で観てみたいものです。この2頭が同じレースで走るようなことがあれば、世界中が注目する夢の対決となるでしょう。
そして、いよいよ今週末となった有馬記念。ご存知、ファン投票によって出走馬の順番が決まるレースです。投票用紙には『あなたが第64回有馬記念に出走させたいと思うJRA所属の現役競走馬(3歳以上)を1~10頭まで選んで投票して下さい』と書かれています。近年は2週前に行われる香港国際競走に向かう馬も多く、ファン投票上位馬(1位から10位のうち8頭が出走予定)がこれだけ揃うのは珍しいのではないかと思います。
日本の競馬は競馬ファンの馬券の売り上げで成り立っています。香港カップに出走する予定で有馬記念は回避予定だったアーモンドアイに10万9885票というたくさんの人たちが投票して1位獲得するほど、日本の競馬ファンはこの馬に有馬記念で走ってほしいと願っていたのです。
理由はどうであれ、アーモンドアイが出走することになって今年の有馬記念は多くの競馬ファンにとっての『夢の第11レース』となりそうです。そのアーモンドアイが期待に応えるのか、それとも他の馬が跳ね返すのか、いずれにせよどの馬が勝っても今年12.22の中山第11レースは記憶に残るレースとなりそうです。皆さんも競馬場、ウインズ、テレビなどいろんな場所で有馬記念を楽しんでください。

それでは次回ホープフルS編(予定)でお会いしましょう。

有馬記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論はレース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2019年12月18日(水) 16:00 覆面ドクター・英
有馬記念・2019
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まずは先週の回顧から。久々の帯封ゲットに、ウマニティ予想では4895%と大爆発で、このコラムで「有力とした2頭」のワンツー+「穴で一番手グランレイ」が3着で、3連単9万馬券、3連複3.8万の高配当となりました。的中のポイントとしては、3強(オッズ的には1強扱いでしたが)の一角だった10着レッドベルジュールが、「いかにもマイルは忙しく、前走デイリー杯2歳Sで内を突く競馬で上手く行き過ぎていたので事実上は2強」、ハミを替えて未勝利戦ながら4馬身差の楽勝をしてきたグランレイが、「血統的にもルーラーシップ×ファルブラヴ×フジキセキとスケール負けしない配合であることから3着ならありか」、というあたりだったでしょうか(ちなみに、接戦で4着だった初芝の9番人気タガノビューティーも「兄弟は芝でも走る」ということで、当コラム穴での2番手推奨馬)。香港みたいに4連単がもしあったらすごかったなあ、とも思うのですが、まあ欲張り過ぎない方がいいですよね(実馬券では欲をかいて、本命◎タイセイビジョンからの馬券の資金配分をより高めて買っていた、なんてのはナイショということで(笑))

では、話を有馬記念に移して。今年は香港を回避したアーモンドアイの出走が一番のポイントでしょう。寄稿させてもらった「競馬の天才」特集記事の執筆時点ではアーモンドアイは香港遠征予定だったのですが、出走してくるということで俄然、当然有力。この馬の取捨が馬券的中の焦点となりそうです。深読みすると、体調だけでなく香港の政情不安定(香港競馬は時折中止もありました)も、他の海外馬同様に回避の一因になっていたという可能性はあるんじゃないでしょうか(繁殖にまわってからは、産駒が出来の善し悪しに関わらず毎年1億円くらいにはなりそうですし)。余談ですが、香港のほうは"覆面禁止法”があるので今のキャラは良くないのかもしれません。当たると随分饒舌だなあ、と言われそうなので、本題に。


<全頭診断>
1番人気想定 アーモンドアイ:この馬にとっての中山2500mは、デビュー以来、安田記念ほどではないがあまり向かない条件だと思う。思うが、正直体調に関しては回避時点からあまり問題ないんじゃないかと思っているし、前走を見ても「最も強い馬に、最内を通ってください」という忖度競馬で、敢えて厳しくマークしてくる騎手というのもいないだろう(外から蓋程度ならまだしも、前をカットしたりぶつけたりしてしまうと人気度合いからしばらくネット上で叩かれそう)し......。

2番人気想定 リスグラシュー:私自身とは非常に相性の悪い馬で、これで引退してくれると思うと正直ほっと胸をなでおろしている(笑) 若いうちは、末脚にはいいものあるが、不器用でやや人気先行くらいに思っていたのだが、ハーツクライ産駒らしい成長力で本当に強くなってしまい、牡馬相手でも国内でも海外でもG1を勝つ馬となってしまった。春のグランプリ馬であり普通は本命視される立場でもあるのだろうが、歴史的名牝レベルとなってしまった今は、海外帰りでそう厳しく仕上げる必要もないのでは?とみたい(「恥ずかしくない」程度のそこそこ好走でOKではないだろうか。さすがに、タイキシャトルのように、春より結局20kg増えちゃいましたというデブデブで出てはこないだろうが)。

3番人気想定 サートゥルナーリア:ホープフルSと皐月賞のG1・2勝の中山巧者の可能性も高い一頭だが、ダービーで4着、秋の天皇賞ではアーモンドアイを負かしに行って6着と敗れ、そんなに強くないのかなあと評価を下げつつある。確かに牡馬はそう強くない世代で、成長力の問題か気性の問題か、緊張が途切れると極端に走らなくなる傾向のこの一族のせいか。

4番人気想定 ワールドプレミア:故障もあり大成しなかったワールドエースの下だけあり、能力は確かだが気性的に幼く、活躍は来年かなあと思っていた馬だが菊花賞武豊騎手の神騎乗で勝ってしまった。ただ中山だとあれは難しく、やはり本格的な活躍は来年と思われる。うまく立ち回って、そこそこ上位進出も可能かといった位置づけ。

5番人気想定 フィエールマン凱旋門賞は12着と惨敗したが、正直全然向かない条件なのによく連れていくなあ、と思って見ていた(母がフランス馬とかの問題でなく、父ディープインパクトらしい高速馬場の申し子のような馬で、凱旋門賞と適性が真逆)。その前は差しにくいコースの札幌記念と、2戦ともに使い分けの影響もあるのか適性外条件での敗戦で評価を落としており、正直秋の天皇賞とJCを使うのが良かったと思っている1頭。勝ってしまった春の天皇賞よりは、中山2500mのここはこの馬にとってはまだ乗りやすいか。海外遠征使れというのもさほど無さそうで、凱旋門賞惨敗で萎んだとかいろいろ聞こえてくるが、先述の通りあれは完全ノーカウントでいいのでは。AJCCを今年初戦で使ったのもいくら使い分けとはいえ、毎度差しにくい不向きな正直センスの無いレース選択なのだが、最後に有馬記念で頑張って「(あそこで経験してたことや、不運な使われ方や諸々あったけど)良かったね~」という一年になるのでは。

6番人気想定 スワーヴリチャード:やんちゃさが無くなり正直もう終わったかと思っていたが、JCでは得意の左回りだけあって久々の勝利。ただ中山はここまで悲惨な成績(避けて通ってきたが3回とも馬券外)で、前走JCの影響でそこそこ人気を背負いそうなここは要らないか(ただ、またマーフィー騎手が乗ってくると、右回りだろうが急坂だろうか直線が短かろうが乗りこなしてしまうのかも)。

7番人気想定 キセキ:勢いのあった昨年でもこのレースで2番人気で5着だった。菊花賞を勝ってしまったが、本質的にステイヤーではなく中距離のスピードレースくらいのほうがいいタイプなのだろう。前に行けるだけにそこそこやれそうでもあるが、調教を見ると海外遠征の疲れもあるかといった具合。週末の雨予報は、昔から「雨のキングマンボ」という格言(?)があるように父父父キングマンボがプラスに働くかもだが。

8番人気想定 ヴェロックス皐月賞2着、ダービー3着で、ライバルの抜けた菊花賞で1番人気3着と、人気を裏切り株を下げた。ただ当コラムでも3冠のうちで最も向かないと人気ほど評価していなかった距離が長すぎる菊花賞敗戦はノーカウントで良いし、ここは巻き返す絶好の舞台だろう(年明け初戦に選びそうな2200mのAJCCなどは更にピッタリな印象だが)。

9番人気想定 レイデオロ:昨年の有馬記念2着までは非常に強かったが、今年は1番人気3回と2番人気1回ながら、6着、5着、4着、11着とボロボロの結果。気持ちが切れてしまっていそうで、正直この秋の2戦は余分で、価値を下げてしまった感じ。キングカメハメハの後継で母系もディープインパクトの母とも近く、種牡馬入りしたらサンデー牝馬にもたくさんつけられるしまた快進撃が続いていくだろう。

10番人気以下想定
アエロリットリスグラシュー同様、これまた私自身とは非常に相性の悪い馬で(牡馬混合戦での強豪牝馬の扱いがやはり昔と違って互角に近くなってきていて、難しい時代になった)、終わったかと思わせつつしぶとく東京なら走り続ける。ダートで厳しいペースで逃げて好成績おさめたテイエムジンソクの近親だけに、厳しいペースで粘るのは得意なのだろう。ただ、中山のこの距離はちょっと違うのでは。

エタリオウ:「最強の1勝馬」などと言われていたが、シルバーコレクターと呼ばれていた父ステイゴールドからみるとスケール感がかなり小さい(ステイゴールド自身が負けていた当時は非常に強敵の多い時代で、サイレンススズカエルコンドルパサーグラスワンダースペシャルウィークテイエムオペラオーアグネスデジタルジャングルポケットなど、かなりの一流馬ばかり)。馬体重の増減が激しかったり、深いブリンカーに替えてみたりと、気力・体力ともに安定せずで、ここも期待薄。

シュヴァルグラン:引退を延ばして現役続行してきたが、なぜか向くであろうオーストラリアの長距離レースを使わず、ドバイやイギリスに行ったり、もうスピード的に厳しいJCを今年は使ってみたり(香港の2400mならまだやれたはず)と、チグハグ続きの一年だった。昨年3着だったこのレースも、今年はボウマン騎手でもないし厳しいのでは。

クロコスミア:3年連続今年もエリザベス女王杯2着と、6歳秋でもまだまだ元気なところをアピールしたが、前走は絶妙ペース逃げでの藤岡佑騎手のかなりの好騎乗でのものであり、再度神騎乗というのは難しいだろう。

アルアイン:中山の中距離は得意だが常に善戦するタイプが崩れだすと脆い。この2戦が14着と16着というように気持ちが途切れた中で、いつもよりかなり長い2500mは、距離通り長く感じるのでは。

スカーレットカラー:府中牝馬S勝ちで期待したエリザベス女王杯は7着と快進撃は止まった。手ごたえの割に全然伸びなかったようでマイル前後が良さそう。初の2500mは適性が高くなさそう。

スティッフェリオオールカマー勝ちもあり、中山適性自体は高そうだが、アエロリットキセキのいるここは楽逃げ不可で、好走は難しそう。

クレッシェンドラヴ福島記念勝ちのあるステイゴールド産駒で、これまで福島での好走が多く、似た感じのある中山競馬場の適性自体はありそうなのだが、G3をやっと勝っただけに実力的にまだ足りないか。

ヴァイスブリッツ:1勝クラス辛勝直後で、実力が足りない。


<まとめ>
有力:アーモンドアイフィエールマン

ヒモに:ヴェロックスキセキワールドプレミア

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2019年11月29日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】チャンピオンズカップ展望/前哨戦はハイペースの差し競馬・展開がポイントに
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ジャパンカップはマーフィー騎手が騎乗したスワーヴリチャードが、昨年の大阪杯以来となるG1・2勝目。直線は進路取りに迷うところもあったが、最後は最内を突いて力強く伸びて来た。初来日の際にも好騎乗を連発していた同騎手だが、これで日本のG1初勝利となった。ぬかるんだ馬場でもしっかり走らせる技術も光った。

2着には最内枠の3歳牝馬カレンブーケドール、3着に2番枠ワグネリアン。津村騎手も完璧に乗っているが、今回は勝ち馬の力が上だったということだろう。土曜日の雨で荒れた馬場状態だったものの日曜日はインの方が有利で、ジャパンカップも内で溜めた馬たちが上位を占めた。

スワーヴリチャードはどうやらこのあと有馬記念に向かう公算が高い模様。2年前、キタサンブラックの引退レースとなった同レースでは4着に敗れているが、今回はどこまでやれるか。有力馬が軒並み有馬記念への出走を表明しており、また一枚、メンバーに厚みが加わったことになる。今から3週間後の本番が楽しみになってきた。

もっとも今年のジャパンカップは外国馬ゼロが非常に大きな話題となったが、国内馬のメンバーのレベルも高くはなかった。そのことは有馬記念の予想をする際も忘れないでおきたい。


チャンピオンズカップのポイントは展開

さて、今週末は秋のダートチャンピオン決定戦・チャンピオンズカップ。昨年の覇者ルヴァンスレーヴこそいないものの、一昨年の覇者ゴールドドリーム、今年のフェブラリーSの覇者インティ、さらに4歳オメガパフュームに無敗の3歳馬クリソベリルなど、今年も豪華メンバーが揃った。

そんな中で、今年のポイントは展開だろう。もともと展開に左右されやすいレースで、3年前は先行勢がやり合う形となりサウンドトゥルーが4コーナー13番手からの差し切り勝ち。一方で2年前はコパノリッキーがスンナリ逃げて9番人気ながら3着に粘り、2着に2番手から運んだテイエムジンソクがそのまま粘り込んだ。

今年は前哨戦となるみやこSと武蔵野Sがいずれも厳しい流れで差し馬の台頭が見られた。だが、みやこSでハイペースを演出したスマハマリアンヴェリテは今回出走をしていない。さらに武蔵野Sで逃げて流れを作ったドリームキラリも、今回の顔ぶれの中に名前はない。

前走、厳しい展開に巻き込まれた上に不利もあり惨敗を喫したインティが、今回は武豊騎手に手綱が戻る。陣営はフェブラリーS同様の積極策を示唆するが、これを追い掛ける組がいるのか、いないのかもポイントになりそう。2枠4番という絶好枠を引けたので、インティが内枠からスンナリ行く流れになれば、先行有利&イン有利の決着になる可能性がある。他方、インティに絡む馬がいて隊列が忙しくなれば、差し馬の台頭が見られそうだ。

現時点での本命候補はチュウワウィザード。流れがポイントと書いたが、ハイペース、スローペースいずれの流れにも対応できそうなのがチュウワウィザード。デビュー以来13戦して、連対をしなかったのはわずかに2度だけ、その2度も3着と、つまり一度も馬券圏内を外していないのが本馬。とにかく自在に流れに乗れるので、今回も大崩れなく走る可能性が高い。あとは週末の馬場状態と陣営のコメントなどから展開を読んで、前を取るか、後ろを取るかを考えたい一戦だ。

チャンピオンズカップの結論は、『TAROの競馬』にて無料公開予定。また、馬券の買い方や券種の選び方なども含めた結論は、競馬ノートにて限定配信の予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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スワーヴリチャードの口コミ


口コミ一覧
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4頭入札して4頭落札できてました◎

内訳
サートゥルナーリア産駒(牡馬)
キズナ産駒(牡馬)
エピファネイア産駒(牝馬)
スワーヴリチャード産駒(牝馬)

の4頭

第1回で落札できた5頭を合わせると

【牡馬】
バゴ産駒←(新馬デビュー勝ち☆)
ブリックスアンドモルタル産駒←(今週デビュー)
キタサンブラック産駒←(今週デビュー)
キタサンブラック産駒
エピファネイア産駒
サートゥルナーリア産駒
キズナ産駒


【牝馬】
エピファネイア産駒
スワーヴリチャード産駒←(今週デビュー)

の計9頭

あと枠が2つ(10+1枠)あるので
第3回か第4回に必ず牝馬を1頭入れて
ラスト+1枠は10月ぐらいまで待ってみようと思う

とりあえず今週デビューする2頭は頑張っておくれ

 92@成仏 2024年5月25日() 23:57
5/26(日) 東京11R 東京優駿(日本ダービー) 最終予想
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今日は京都競馬場で葵ステークスを現地観戦。改修後の淀は初訪問で、綺麗な競馬場になっててビックリしました。
さて、明日は3歳馬の頂点を決める、日本ダービー開催。

メイショウタバルが直前で取り消した為、今年は17頭立てとなり、逃げ馬不在のレースになりそうです。
当方の予想では、シュガークンが逃げそうな予感がしています。まぁ…スローの瞬発力勝負だろうと思います。



☆最終予想


◎7枠15番 ジャスティンミラノ(戸崎騎手/前走:皐月賞1着)

現状1強ムード漂っており、上記に記載した通り、スローの瞬発力勝負となれば、皐月賞以外は全てスローの瞬発力勝負で勝って来た馬。
また先週オークスで▲付けたライトバックはオークス3着に好走。先週の予想内でも書きましたが、同じ父キズナ、母父エクシードアンドエクセルという血統背景。更にライトバックと違いジャスティンミラノはノーザンダンサーのクロスが1本多い5x5x5x4という血量配合(ライトバックはノーザンダンサーのクロスが5x5x5)
新馬戦、共同通信杯、皐月賞共に7枠のオレンジ帽子で勝っていて、今回も7枠という好相性の枠での出走。
前走がレコード決着になりましたが、普通に逆らう事はなく、ここは本命軸で良いと思ってます。


○4枠8番 アーバンシック(横山武騎手/前走:皐月賞4着)

ダービーでは、皐月賞で直線後ろから飛んできて差し届かなかった馬の巻き返しに注目する必要があり、差し届かなかった馬は⑧アバーンシックと②レガイラのみ。必然と○⑧で▲②にしました。まず皐月賞での着順は②より上、そして府中コース、百日草特別での勝ち鞍実績、スローの瞬発力勝負で33秒台の速い上がりが使える点を加味してこちらを上の評価にしました。
デビューから中距離路線1800m~以上でレースして来ており、長い直線の府中に変わるのはプラス。父スワーヴリチャードの父がハーツクライで、ハーツクライ自体が府中2400mでの相性が良く、父スワーヴリチャード自体もダービー2着、ジャパンカップで1着・3着という実績。
ただ京成杯や皐月賞みたいな位置取りだと差し届かない可能性もありそうなのが怖い。


▲1枠2番 レガレイラ(ルメール騎手/前走:皐月賞6着)

上記にも書いた通り、レガレイラを3番手評価に。血統背景は近親なので割愛。
牝馬なので斤量が55kgで出走出来る点、ロスなく周るには良枠、鞍上がルメール騎手という点、東京コースに変わる点はプラス材料。
何よりも瞬発力勝負になるならこの馬にもチャンスは十分あると思ってます。
ただ、出遅れ癖がある点と、内枠の差し馬にとってはマークされてしまうと進路を蓋されそうな危険もありうる点、更に府中コースで唯一出走したアイビーステークスが3着に敗れるという結果で、東京コース連対実績が無い点を割引材料として単穴評価にとどめました。


☆7枠13番 シンエンペラー(坂井騎手/前走:皐月賞5着)

血統背景は有名なので割愛しますが、欧州型ノーザンダンサー系で固められた超良血馬。
現状7人気なのは、府中の上がり勝負だとキレる脚を持っていないこの馬には分が悪いと思っての人気低迷。雨降ったり上がり掛かったりの方が出番ありそうですが、新馬戦が東京1800mコースで33秒台の脚を好位で使えている点を考えると速い時計での対応も可能かと思う。
距離適性は問題なくこなすだろうし、皐月賞より今回の方が調教みてても抜群に良化している様に思えた。ソラを使う癖は否めないですが、逃げ馬不在ですし、個人的に早め先頭の前めで渋とく粘れれば3着くらいには残れると思い、ここで好走して凱旋門賞に向かって欲しい。


△8枠17番 ショウナンラプンタ(鮫島克騎手/前走:青葉賞2着)

3着紐候補としてトライアルレースの青葉賞組2着馬を買いたいと思います。今年の青葉賞組は買えると判断。勝ったシュガークンよりこっちを評価。
壮絶な叩きあい後だけに加えて再び関西からの長距離輸送なので、見えない疲労が心配ですが、同舞台であの競馬が出来れば面白い一頭。中3週ローテで関西から関東への長距離輸送の影響が鬼門な事には間違い。


★穴妙味ありな人気薄馬

⑭ゴンバデカーブース

ホープフル取消後、色々と頓挫ありの中、久々の出走となった前走NHKマイルでは外から伸びて4着と好走。ブリックスアンドモルタルにアッフィラートなので距離不安はあるが、府中の瞬発力勝負に長けた血統背景なので、11人気と人気薄なら穴妙味で狙うのも面白い一頭。

★危険な人気馬

⑫シックスペンス
スプリングSは最後の直線、好位から抜け出して着差付けた鮮やかな勝利で強い競馬と思いがちですが、ラップ時計みれば分かる通り、最後の2ハロンでしか競馬しておらず現状3人気と人気なら嫌いたい。
父キズナ産駒というのはOKですが、母系の血統が軽めのダート血統馬だらけでスピードは十分通用しそうだけども、ちょっとスタミナやパワーが劣ると思い、距離適性にも疑問が残る事から消し。

★穴的なとこで危険そうな馬

⑨ダノンエアズロック
こちらはモーリスにモシーンの仔、姉にプリモシーンがいる一族。
特にモーリス産駒はダービーに全7頭が出走していますが、一頭も馬券に絡む事なく、掲示板5着に載ったノッキングポイントが最高着順。どのモーリス産駒でも極端に2400m以上のレースになると成績が劣る為、鞍上モレイラですが、距離適性に難アリで消し。



★馬券の買い目

馬連:⑮-②⑧⑬

3連復軸フォーメーション
⑮-②⑧-②⑧⑬⑰

3連単BOX
②⑧⑮

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 覆面ドクター・英 2024年5月16日(木) 21:30
覆面ドクター 英 の  オークス 2024
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まずは先週の回顧から。二強と言われていましたが、14番人気が勝ち、単勝これまでの4番目という高額配当だったようです。津村騎手は川田騎手の同期で、競馬学校時代も川田騎手が津村は上手かったと何度も言っているように、腕はあるけど関東に居たのもあったり、あんまり営業上手じゃなさそうなキャラもあり、ようやくのG1制覇となりました。フェブラリーSは同期の藤岡佑騎手が勝ったり、さらに同期の丹内騎手も存在感増してきたりと、ちょうど心技体揃った、騎手としてピークの時期なのかもしれません。津村騎手のインタビューもジーンときました。馬券的にはナミュールから、キタウイング以外全頭という馬券だったので、今週も軸がダメだったのですが、当てたかったのはもちろんですが、NHKマイルCみたいにごちゃつかずに良かったです。ナミュールは前がずっと微妙に開かず、やんちゃな騎手なら隣をはじいてでも行くのかもしれませんが、武豊騎手はずっと追わずじまいでした。ドバイ帰りで馬自身に疲れで余力無かったのかもしれませんが・・。同日達成された4500勝というのは、今後もちょっと抜かれないんじゃないでしょうか。1年で100勝してもすごいのに、100勝を45年とか無理だし、年間200勝とかも外国人騎手来るようになって、現実的でない数字だと思います。野球の分業制が進んでピッチャーの名球会入りの200勝どころか、年10勝とかバッターの3割とかですら遠のいているのと同じイメージでしょうか。

 それでは、今週のオークスの話題へ。登録18頭なので、とりあえずみんな出れる感じでしょうか。桜花賞からは6頭(1,3,4,8,13,17着)出てくるのですが、基本的にこの6頭がやはり力上位と思われます。忘れな草賞勝ちのタガノエルピーダや、フローラS勝ちのアドマイヤベル、スイートピーS勝ちのコガネノソラ、間は空いたがフラワーC勝ちのミアネーロなども居るが、牝馬で基本的に桜花賞を避ける馬というのは居ないのもあり、桜花賞組のレベルが毎年断然高い。その中で距離不安あったりするとNHKマイルCに向かったりもするのだが、今回出てくる6頭に血統的な距離不安な馬とかも居ない。桜花賞出走組6頭を中心に、あとはヒモにちょっとくらいの感じでいいのでは。

それでは恒例の全頭診断へ。
<全頭診断>
1番人気想定 ステレンボッシュ:オークス馬はこの馬だろうなと逆算して、桜花賞でも本命打って、モレイラ騎手の上手さもあり、アスコリピチェーノを退けて勝ってくれた。エピファネイア産駒でもあり、この距離延長は、マイルより走りやすいのでは。この世代のトップクラス牝馬で当然有力。桜花賞以外の組からの超新星とか居ないので順当勝ちでは。国枝厩舎だけに本番前の仕上げぬかりない調教の良い動き。

2番人気想定 スウィープフィート:既に7戦消化しているが母父のディープスカイも使い込みながら強くなっていった馬でもあり、そう気にしなくて良いか。スワーヴリチャード×ディープスカイ牝馬という配合の追い込み馬だがオークスの距離になっても同じような末脚が使えるかと言えば微妙か。こういう切れる末脚の馬は得てして、距離延びるとあれ、ってなったりしやすい。とはいえ当然力上位。調教の動きは元気一杯。

3番人気想定 クイーンズウォーク:4戦2勝で、オークスとつながると言われているクイーンC勝ち馬でもある。キズナ産駒でもあり、距離延長はそう苦にしなさそう。桜花賞8着と3番人気の期待ほど走れなかったが、それなりにはやれるのでは。桜花賞前からオークス向きと川田騎手も中内田調教師もコメントしていたが、桜花賞みると能力自体が一枚落ちるんじゃないかとも思える結果だった。調教の動きは良い。

4番人気想定 ライトバック:4戦2勝馬で桜花賞は3着と、7番人気という期待以上に走った。じんわり強くなってきていて、ケンタッキーダービーで頑張ってきた、坂井騎手も良い。ステレンボッシュとの首位争いできる器では。

5番人気想定 チェルヴィニア:2歳時アルテミスS勝ち馬なので、世代トップクラスと言われていたのもあり、桜花賞も半年近い休み明けながら4番人気に推された。13着と敗れたが直線スムーズでもなかったし休み明けのハービンジャー産駒というのももっさりしていそうで、あとは叩いて調教の動き良化してくるかどうかか。直前の動きは良いが、やや早熟で他の成長に追いつかれてしまい桜花賞の着順くらいの位置づけなのかもしれない。

6番人気想定 タガノエルピーダ:新馬勝ちの後に牡馬相手の朝日杯FSに挑んで3着と好走した。ただ賞金積めずにチューリップ賞4着で桜花賞出走を逃し、忘れな草賞は勝ったが、変なローテーション組まなければ普通に新馬勝った後に1勝クラス勝って、ゆとりあるローテで前哨戦や桜花賞で好走できていたと思われ、色々変な方向にいってしまったローテ修正は難しそう。ヒモまでか。調教の動きは良い。

7番人気想定 アドマイヤベル:スワーヴリチャード産駒で新馬勝ち、その後2戦もたつくもフローラS勝ちと、どうにかオークスに間に合わせてきた。ただ桜花賞組からみるとスケール感落ちるので、買いたい人はヒモにちょっと程度か。アドマイヤ軍団も近藤利一オーナー亡くなってからは昔ほど購買でも力入っておらず、この馬自身は上も走っているいい馬ではあるが、そこそこアドマイヤ軍団だけに余分に人気になるだけに消して妙味か。

8番人気想定 ミアネーロ:ドゥラメンテ産駒で新馬勝ち、菜の花賞は1番人気で5着ととりこぼすも、フラワーCも勝って3戦2勝。2か月半あいたが、調整順調なら通用してもよい。と思っていたら調教の動き抜群で、津村騎手が2週連続活躍してもよい(ただそういうキャラではない感じが・・)。

9番人気想定 コガネノソラ:ゴールドシップ×ロージズインメイ牝馬という、いかにもマイネルっぽい配合で柴田大騎手から乗り替わったら三連勝というマイネルあるあるネタ的な馬。夏の北海道シリーズの洋芝2600Mあたりは向いているかもしれないがオークスで好勝負する瞬発力は無さそう。道悪要員か。

10番人気以下想定
サフィラ:サリオスやサラキアの下で良血だけに阪神JFで1番人気に推されての4着だったがクイーンCで2番人気9着と同世代のトップクラスからは次第に離れていく感じ。特にこの距離になっていい感じでもない。調教の動き自体はそこそこ良いが、上に比べて能力落ちる感じで、シルクRで一口やってる人は(私も以前やってましたが撤退しましたが)ドンマイという感じでしょうか。

ラヴァンダ:早熟シルバーステート産駒で既に6戦してての1勝止まりなので、前走フローラS2着で権利を取ったが、あまり買い要素ない感じ。母父ベーカバドや母母父コマンダーインチーフなど距離のびていいのはわかるがスケール的に厳しそう。調教の動きは良い。

エセルフリーダ:4戦2勝馬で昨秋10月に未勝利勝ち、3月に1勝クラスのミモザ賞勝ちで2か月くらいあいての参戦。キタサンブラック×ハービンジャーという配合だけに強くなるのは秋以降か。調教の動きは良い。

ランスオブクイーン:4戦目でようやく未勝利勝ちのサドラー系のタリスマニック産駒。強くなるのはまだ先のようで現段階では要らない。調教の動きは良いが未勝利勝ちをやっと勝った馬がG1で走れるほど日本の競馬は甘くない。

ホーエリート:ルーラーシップ×ステイゴールドという配合で、明らかに長い距離向きでもあり、1800M以上で5戦して未勝利勝ちとフラワーC2着という状況。2か月以上あいてどうかだが、ヒモ穴に買いたい人はどうぞ、程度か。1勝クラスで2戦とも掲示板のれなかったようにあてにはならない。

ショウナンマヌエラ:2歳時には、7月はじめの中京で新馬勝ち、8月末に新潟2歳S2着と頑張ったが、ここ2戦はチューリップ賞14着と桜花賞17着と大敗。距離延びるのが特に良さそうでもなく桜花賞組の中で最も要らないタイプか。父ジャスタウェイも競走馬としてはすごかったが種牡馬としてはかなりイマイチ。調教の動きもパッとしない。

ヴィントシュティレ:5戦目でようやく未勝利勝ちのモーリス産駒で、これから強くなるのかもしれないが現状では全然足りない感じ。力的にはビリを数頭で争う感じか。調教の動きは悪くない。

サンセットビュー:未勝利勝ちのみの1勝馬でクイーンC6着、フローラS9着と1秒以内には来ていても、ちょっと足りないドゥラメンテ産駒。三浦騎手が騎乗というG1では買うべきでないネタ馬で、馬の力自体も足りない。調教の動き自体は悪くないが。

パレハ:まだ未勝利勝ちのみの1勝馬で、忘れな草賞6着で1.6秒差と、これからな感じのサトノクラウン産駒で要らないのでは。種牡馬としてのサトノクラウンも厳しくなりそうな印象。調教の動きも悪くない。

<まとめ>
有力:ステレンボッシュ、ライトバック

ヒモに:クイーンズウォーク、タガノエルピーダ、スウィープフィート

穴で:ミアネーロ、ホーエリート

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