【新潟記念】レースを終えて…関係者談話2019年9月2日(月) 05:06
◆松若騎手(ブラックスピネル4着)「いい感じで逃げられて、直線半ばでは勝てるかと思ったが、最後で脚が上がった」
◆戸崎騎手(フランツ5着)「とても乗りやすい馬だった。最後もジリジリ伸びている」
◆上原師(ショウナンバッハ6着)「(吉田豊騎手は)うまく乗ってくれたし、自分の力は出して頑張っている」
◆北村友騎手(センテリュオ7着)「伸びているけど、さらにもうひと脚が使えなかった」
◆大野騎手(サトノワルキューレ8着)「4コーナーで思った以上に外を回らされたのが痛かった」
◆三浦騎手(カヴァル11着)「ゴチャついて中途半端な競馬になった」
◆田辺騎手(クリンチャー12着)「積極的に乗ったが、ペースが速すぎて止まった」
◆国枝師(サトノキングダム13着)「いいところで運べたが、伸び切れなかった」
◆柴田大騎手(ケントオー15着)「久々の影響なのか、反応できなかった」
◆内田騎手(ダイワキャグニー16着)「直線でステッキを入れたら難しい面を出してしまい、力を出せなかった」
◆丸山騎手(アクート18着)「ついていくのに精いっぱいだった」
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【U指数的考察】新潟記念 指数中位馬の活躍顕著!指数2位以下の高齢馬は評価割引!2019年9月1日(日) 09:40
新潟記念の近年の傾向をもとに、U指数を絡めてピックアップした条件に合致する馬を提示しました。予想の際にお役立てください。
※2013年以降の結果をもとに検証
<ポイント①>
指数中位馬の活躍が顕著なレース。なかでも、指数6~9位かつ、父または母父にヘイルトゥリーズン系種牡馬を持つ馬の期待度が高く、好配当の一翼を担うケースもある。人気の有無にかかわらず警戒は怠れない。
条件を満たしている馬
⑨レイエンダ
⑬ケントオー
⑭サトノワルキューレ
⑮ブラックスピネル
<ポイント②>
低指数馬の上位進出が目立つ一戦ではあるが、何でもかんでも手を出せばいいというわけではない。低指数で馬券に絡んだ馬は、その多くが6歳以下。メンバー最上位の指数だった、2015年1着のパッションダンスを除くと、7歳以上で2着連対を果たした馬はゼロ。
7歳以上かつ指数2位以下
⑫ショウナンバッハ
⑬ケントオー
⑰ゴールドサーベラス
⑱ダッシングブレイズ
<ポイント③>
馬券絡みの勝負ラインは指数93.7。これを下回る馬は評価を下げるべきだろう。
①サトノキングダム
⑩カヴァル
⑪クラウンディバイダ
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【斬って捨てる!】新潟記念 8歳以上の好走皆無!父ミスプロ系は3着止まり!2019年9月1日(日) 09:25
【血統アナリシス】新潟記念 アニマルキングダムの半弟に注目!上位争いに絡めるだけの下地は整っているディープインパクト牝馬!2019年8月31日(土) 17:00
日曜日に行われる新潟記念の出走馬について、血統的な舞台適性の有無を1頭ずつシンプルに考察していきます。予想の際にお役立てください。
①サトノキングダム
ケンタッキーダービー、ドバイワールドカップを制したアニマルキングダムを半兄に擁する世界的良血馬。日本の高速馬場に高い適性を示す、ディープインパクト×ドイツ牝系の配合に加え、祖母の父に当レースと相性が良いリファール系を配している点は好感度が高い。しばらく条件クラスで勝ち切れない競馬が続いていたが、フィジカル強化につれ、血筋の良さが顕在化している印象。要注目の1頭だ。
②アクート
ステイゴールド×クロフネ×メジロマックイーンの構成どおり、持続力優位の末脚が最大の武器。持久力要素の濃い追い比べになりがちな、当レースの傾向にフィットした資質の持ち主と推察される。サンデーサイレンス系×ノーザンダンサー系の組み合わせは、当レースにおける活躍配合のひとつ。父産駒の相性も悪くない。意外性と成長力に富む父産駒の特徴を鑑みると、この舞台でハイパフォーマンスを示す可能性も十分にあり得る。浮上の場面があっても驚けない。
③ダイワキャグニー
キングカメハメハ×サンデーサイレンスの組み合わせ。母系はカナダの良牝系で、北米血脈らしくパワーとスピード持続力に優れている。一方、母方の血筋が影響しているせいか、昨年のエプソムカップのような力を要する馬場では能力を発揮できない。成績が示すとおり、広いコースの中距離戦向きではあるが、過度の信頼は禁物。好走には軽い馬場のスピード決着が絶対条件となる。
④フランツ
叔父にG1 2着3回のリンカーンや皐月賞馬ヴィクトリー、いとこには青葉賞馬のアドミラブルがいる、繁栄ファミリーの出身。ブライアンズタイム×トニービン×サドラーズウェルズという、重厚感のある母の配合から瞬発力に欠けるきらいはあるが、潜在しているスタミナとスピードの持続力はかなりのもの。水準以上の持久力を求められる、当レースの傾向にマッチした構成と判断できる。追い比べになれば、ここでも見劣りしない。
⑤ジナンボー
母は牝馬三冠を制したアパパネで、祖母は短距離指向が強いスピード&パワー型。機動力とスピードの持続力に優れたマイル~中距離タイプだろう。ただ、パワー色の強い牝系の血脈が影響しているせいか、ラストの決め脚勝負になると分が悪い。今回の舞台で長所を活かすには、先手をとって持続力勝負に持ち込むか、あるいはロングスパートを仕掛けることが肝要となる。
⑥カデナ
半兄のスズカコーズウェイは京王杯SCの勝ち馬。スピードとその持続力に特化し、米国血統の母系からパワーも受け継いでいる。ただ、年齢を重ねるに連れて、母系のパワーがより反映されてきている印象。高速上がりの切れ味勝負になった場合の不安は残る。勝ち負け争いを演じるには、早い段階から流れが締まり、なおかつ先行バテという、展開利が欲しいところだ。
⑦ユーキャンスマイル
母のムードインディゴは秋華賞2着馬、その半姉にはオークス2着馬のチャペルコンサートがいるように、母系の格の面ではヒケはとらない。一方で、新潟記念における父ミスプロ系のパフォーマンスは低空飛行。父あるいは母父にダンスインザダークを配する馬の当該コース成績も芳しくない。そのあたりを踏まえると、突き抜けまではどうか。左回り2戦2勝の実績、G1→G3の相手弱化を加味したうえで、連下の押さえ候補、という評価が妥当とみる。
⑧クリンチャー
父のディープスカイは、母の父チーフズクラウンの影響か、産駒にパワーまたはスタミナを伝えるケースが大勢。その父にスタミナ&パワー特化型のブライアンズタイムの肌馬を組み合わせているのだから、持久力を必要とする競馬では滅法強い。その一方で、速い上がりを求められるとモロいタイプなのも事実。上位争いに加わるには、多くの馬が切れを削がれる消耗戦、あるいは積極的に動いて我慢比べに持ち込むことが不可欠となる。
⑨レイエンダ
レイデオロの全弟で、祖母の半弟にディープインパクトがいる良血馬。母父の重厚感と、スピードに長けたミスプロ・インブリードのマッチングの妙で、速力とパワーを兼ね備えた中距離タイプに仕上がっている。父ミスプロ系の新潟記念における成績が低調な点は気になるが、本馬はロベルト系の特長が強く出ており、大きな問題ではなさそう。アテにならない面はあるものの、潜在能力と底力は十分すぎるほど。常に警戒が怠れない存在と言えよう。
⑩カヴァル
母のペニーホイッスルは、現役時にフェアリーS2着、オープン特別2勝と活躍。その一方で、母の産駒から重賞級はゼロ。近い親族をみても、芝では共同通信杯勝ちのメイケイペガスターが最たる存在で、ここに入ると活力不足の感が否めない。そのあたりを踏まえると、主力に据えるには心もとない印象。3連勝中の勢いを認めたうえで、連下扱いに留めておくのが正解ではないか。
⑪クラウンディバイダ
サンデーサイレンス系×ノーザンダンサー系の組み合わせは新潟記念の活躍配合のひとつ。母父のサドラーズウェルズ、母母父のリファール系の相性も悪くない。ただし、母方の欧州色が濃いぶん、速い上がりを求められるとイマイチ。加えて、苦戦続きの近況から能力的に足りない可能性もある。それなりの走りを見せたとしても、馬券圏内に届くシーンまでは思い描けない。
⑫ショウナンバッハ
ステイゴールド産駒は、新潟記念でしばしば波乱を演出。サンデーサイレンス系×プリンスリーギフト系の配合、かつノーザンダンサーの多重クロス(5×5×5)を内包している点は、2016年の勝ち馬アデイインザライフを想起させる。そもそも本馬自身、昨年の3着(13番人気)馬なのだから、高い舞台適性を備えているのは間違いない。8歳馬とはいえ、ノーマークにはできない存在だ。
⑬ケントオー
ダンスインザダーク×トウカイテイオーの配合馬。体力にまかせた持久力が最大の武器で、全体時計または上がりを要する競馬が適している。その一方で、後半のスピード勝負は不得手。ゆえに、高速上がりが頻出している、新潟外回りへのコース替わりがプラスに作用するとは思えない。父産駒の当該コース成績も芳しくなく、今回の舞台で好パフォーマンスを求めるのは難しい。
⑭サトノワルキューレ
母は南アフリカのG1で2勝を挙げたブラジル産馬。一族にはブラジルの活躍馬が多数見られる。ディープインパクト×南米血脈の配合どおり、軽い芝の中距離戦がベター。祖母の父がリファール系、3代母の父はニジンスキー系というように、新潟記念と相性が良い血筋が重ねられているところも好感が持てる。近走の着順は冴えないが、G3のハンデ戦ならば油断は禁物。圏内突入があっても不思議はない。
⑮ブラックスピネル
曽祖母から広がる活躍馬をみると、アロンダイトやクリソライト、リアファル、マリアライトなど、タフなレースにマッチしたパワー&スタミナ型が大勢を占める。瞬発力よりも持続力が問われる、今回の舞台は悪くない条件と言えよう。ただ、パワー優先型のぶん、高速決着の決め脚比べになると厳しい印象。上位争いに食い込むには、馬場や展開など、何らかの恩恵が欲しい。
⑯センテリュオ
ディープインパクト×エンドスウィープという、末脚+決め手の要素が煮詰められた配合馬。母のアドマイヤキラメキは、産駒としてトーセンスターダムなどを輩出。祖母を起点とする一族には、トーセンジョーダンやトーセンホマレボシ、ダークメッセージなどの活躍馬が並ぶ。ここに入っても、活力と底力の面で見劣ることはない。状態さえまともなら、上位争いに絡めるだけの下地は整っている。
⑰ゴールドサーベラス
父が属するロベルト系の新潟記念におけるパフォーマンスは上等の部類。その一方で、スクリーンヒーロー産駒の当該コース成績は今ひとつ。そのうえレイズアネイティヴを経由しない、ネイティヴダンサー系種牡馬を母父に持つ馬の成績も芳しくない。そのあたりを踏まえると、前回を上回る走りを見込めるかどうかについては疑問。善戦の域を超えるイメージは湧いてこない。
⑱ダッシングブレイズ
父のキトゥンズジョイは、昨年のドバイシーマクラシックを制したホークビルをはじめ、G1級の活躍馬を多数輩出している上質の種牡馬。ただ、サドラーズウェルズの血脈が影響しているせいか、上がりの速い競馬ではパンチ不足。加えて、母父であるマッチェムの血筋によるものなのか、距離の融通性にも欠ける。実績が示すとおり、2000m未満がベストの馬。今回は見送りが賢明だろう。
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【ズバリ!調教診断】新潟記念 天皇賞(春)以来のアノ馬が及第点以上の仕上がり!高野厩舎の牝馬に一撃を期待!2019年8月31日(土) 13:30
日曜日に行われる新潟記念の出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①サトノキングダム
この中間は坂路で併せ馬主体に乗り込み、毎回のように好ラップを記録。今週の併せ馬では先行して、攻め駆けする3勝クラスに追いつかれたものの、脚元の動きは力強く、身のこなしも軽い。これといった悪いところは見当たらず、上々の仕上がり具合ではないか。
②アクート
1週前の日曜日にしっかりと攻め、当該週の追い日に終い重点の調整を施す過程は前回と同様。最終追いでは、2勝クラスを相手に追走同入を果たした。時計こそ地味だが、坂路は不得手のタイプ。重心を低く保って駆け上がるさまから、平常運転とみて差しつかえない。力を出せる状態だろう。
③ダイワキャグニー
2週前と1週前に南Pでマズマズの時計を記録。同じく南Pにて実施した最終追いは確認程度の内容ながら、気合い乗り十分の走りを披露した。約3カ月半ぶりの実戦だが、緩みはなく追うごとに良くなっている印象。動ける仕上がりとみる。
④フランツ
栗東坂路で熱心に攻めを積んでいるものの、時計は凡庸。今週の併せ馬は2勝クラスを相手にクビ差遅れ。僚馬の脚いろが衰えるところに歩調を合わせるのならまだしも、それ以上に減速しているのだから始末が悪い。坂路駆けしない馬ではあるが、強調点を見い出せないのも事実。素質でどこまでカバーできるか。
⑤ジナンボー
2週前、1週前と坂路で4F52秒2を記録。ただ、終い重点の割にラストの時計を要している印象。最終追いも序盤から攻め、全体時計こそ及第点ながら、ラストの伸びはイマイチ。フットワーク自体に陰りは見られないので、この馬なりに順調なのかもしれないが、決め脚勝負になると厳しそう。渋化が残れば、という条件付きの狙いとなる。
⑥カデナ
遠征競馬が続いたうえに、中3週のタイトなローテ。だが、栗東坂路の最終追いでは、負荷をしっかりかけた調教を消化。1週前には流す程度とはいえ、ラスト1F12秒3を記録しているあたり、疲れやデキ落ちの心配はなさそう。好調キープとみていい。
⑦ユーキャンスマイル
帰厩後は栗東CWで丹念に併せ馬を消化。1週前の日曜日には栗東坂路で合格点のタイムをマーク。今週の坂路追いでも活発な走りを見せた。ブレ気味のフォームではあるが、約4カ月ぶりとすれば許容範囲の部類。及第点以上の仕上がりとみる。
⑧クリンチャー
1週前に栗東CWでマズマズのタイムをマーク。坂路で実施した最終追いでは、手前を決めると力強い脚さばきを見せた。やや頭の高い走りは相変わらずだが、タフなコンディションをものともせず、最後まで回転力が衰えないあたりは好感が持てる。最終週の馬場だけに、要警戒の存在と言えよう。
⑨レイエンダ
今週の坂路追いでは、前を行く僚馬に楽々と追いつき、ゴール前で軽く促されるとキッチリと抜け出した。少し行きたがる面が目につくものの、スピードに乗ってからの可動域が広いフットワークをみるに、仕上がり自体は良さそう。あとは実戦で気分を損ねず運べるかどうか。その1点に尽きる。
⑩カヴァル
この中間は前回同様に坂路主体の調整。タイムは地味だが、好時計をバンバン叩くタイプではないので、過度に気にする必要はない。追って頭が上がるなど、見映えは良くないものの、ガタイのある鞍上を加味すれば、情状酌量の余地はある。一定水準のデキを維持していると判断したい。
⑪クラウンディバイダ
1週前に美浦のポリトラックで及第点のラップを記録。今週のP追いでも軽快な走りを見せた。ただ、鞍上の合図に対する反応が薄く、終いの伸びという面では今ひとつ。そのあたりを踏まえると、大きな変わり身まではどうか。好走への道のりは険しい。
⑫ショウナンバッハ
この中間は函館競馬場で調整し、8月23日に美浦へ帰厩。それはいいとしても、1週前の函館W、今週の坂路ともに、この馬とすれば時計を要している印象。徐々に気配が上向いているのは確かだが、まだ本調子には足りないのではないか。
⑬ケントオー
栗東坂路で調教を積んでいるが、上がりタイムがなかなか詰まってこない様子。最終追いでは尻ステッキを入れるなど攻めに攻めたものの、反応は皆無に等しくラスト1Fのラップは14秒1。良化に手間取っている感は否めず、ここは厳しい戦いが予想される。
⑭サトノワルキューレ
馬ナリ主体の仕上げが多い馬だが、今回は1週前に栗東CWでビッシリと追ってきた。馬齢限定戦ならともかく、古馬の牡馬混合重賞に臨むとすれば、一定以上の負荷を課した調整を施すのは当然。攻めを強化した点は高く評価できる。今週の坂路追いでは好ラップを刻んでいるように、時計面の不足もない。軽んじて扱えない1頭だ。
⑮ブラックスピネル
最終追いは栗東坂路で2勝クラスを相手に先行先着。緩い馬場のなか、集中を切らさず走り抜けたところは好感が持てる。1週前には4F51秒4、ラスト2F24秒4-12秒4の好タイムを記録。調整内容を確認する限り、前走大敗のダメージは見受けられない。上位の一角を狙えるデキとみる。
⑯センテリュオ
栗東坂路で実施した1週前追いでは、ラスト2F25秒2-12秒0の好ラップをマーク。今週の坂路追いでは、序盤こそ気難しい面を見せたものの、落ち着きを取り戻したあとは鋭く脚を伸ばし、ラスト2F25秒0-12秒3のタイムを余力残しで記録した。少なくとも間隔が詰まっていた前回より気配は上。一撃あっても不思議はない。
⑰ゴールドサーベラス
この中間は、いつもと同じく上がり重点の調整に終始。とはいえ、併せ馬主体に毎回のごとく速い上がりタイムを記録するなど、いい調教を重ねている様子。コンスタントに使われているが、大きなデキ落ちは感じられない。急上昇とはいかないまでも、この馬なりにいい気配を維持している。
⑱ダッシングブレイズ
帰厩後は栗東CWで入念に調整されているが、調教巧者の同馬にしては、上がりのラップが物足りない印象。最終追いでは2勝クラスを突き放したものの、手前のチェンジに時間を要し、好調時のような回転鋭いフットワークは見られなかった。良くなるのはここを叩いてからではないか。
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