【フィリーズレビュー】重賞データ分析2018年3月11日(日) 11:00
【フィリーズレビュー】追い切り面から見た出走各馬の見解2018年3月11日(日) 10:30
フィリーズレビュー出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①アンヴァル
約4カ月の休み明けだが、併せ馬を中心に乗り込み入念。CWで行われた最終追い切りは併走馬には遅れをとったものの、好タイムをマーク。動きも悪くなく、好仕上がりでレースに臨めるだろう。
②デルニエオール
中2週で軽めの調整だが、最終追い切りで見せたラストの伸びはなかなかのもの。好調キープとみていい。あとは馬体をどこまで維持できるか。その1点に尽きる。
③マドモアゼル
1週前の南Wで行われた追い切りでは、攻め巧者の古馬相手に遅れはしたものの好時計をマーク。最終追い切りは控えめだったが、輸送を考慮したもので問題はない。1週前追い切りの動き通りならチャンスはある。
④レッドシャーロット
栗東坂路で行われた最終追い切りは軽めの内容。しかし、1週前にはラスト1F11秒台を叩き出しているように気配は悪くない。近走の成績を考えると強気にはなれないが、状態だけなら太鼓判を押せる。
⑤イサチルルンルン
輸送を控えて軽めの調整だが、乗り込み量は十分で走りも悪くない。この状態をキープできるようなら、面白い1頭になりそう。
⑥アマルフィコースト
栗東坂路で行われた最終追い切りでは古馬に先着、動き自体は悪くない。半面、この中間は目立った時計を出しておらず、約4カ月ぶりの実戦ということを踏まえると、決して万全とは言えない。軽い決着であれば踏ん張れるかもしれないが、消耗戦になった場合は少々不安。
⑦モルトアレグロ
南Wで行われた最終追い切りでは抜群の伸びを披露した。この中間は強い追い切りを消化していないが、休み明けの馬が多い今回のメンバー構成なら、問題にならない。好仕上がり。
⑧ビリーバー
南Wの最終追い切りでは併走馬を圧倒。時計も悪くなく、及第点以上の仕上がりと言える。あとは、輸送と舞台適性の問題だけ。
⑨アンコールプリュ
1週前までの動きはやや緩慢だったが、CWで行われた最終追い切りでは良い伸び脚を披露した。この馬なりに良いデキと言えよう。
⑩リバティハイツ
中2週の牝馬だけに、きっちり追われた感は好感を持てる。動きも悪くなく、好調持続ととらえてもいい。
⑪ナディア
この中間は軽めの調整に終始。小柄な馬だけに仕方がないのかも知れないが、休養明けということを鑑みると不安は残る。当日の気配に注目したい。
⑫スウォナーレ
地方所属馬なので判断が難しいが、前走と比較して大きく変わった印象はない。中央の芝を1回叩いた上積みだけが頼り。
⑬メイショウコゴミ
軽めの調整だが、中2週の牝馬なので問題はない。栗東坂路で行われた最終追い切りでは、キレのある動きを見せており、侮れない1頭になるかもしれない。
⑭アルモニカ
栗東坂路で行われた最終追い切りは時計、動きともに平凡。もともと坂路では動かない実戦タイプとは言え、ジャッジに悩むところ。ただし、攻め馬をビッシリできているところは好感を持てる。
⑮コーディエライト
最終追い切りは栗東坂路で一杯の追い切り。悪い動きではないが、時計は若干物足りない印象。乗り込み量は足りているので、仕上がりそのものは及第点だが……。
⑯ギンコイエレジー
栗東坂路で行われた最終追い切りではラスト1F11秒台の好タイムを記録。動きも良く、状態面の不安はない。一気の相手強化となるここで怖い存在。
⑰ラブカンプー
CWで行われた最終追い切りは、行きっぷりが良い一方でラストは平凡。この馬なりに順調だが、お終いの止まり方を見ると、やはり1F延長が大きなカギになりそう。
⑱アリア
1週前はCWで古馬と併せて追走先着。栗東坂路で行われた最終追い切りでも上々の時計をマークし、ラスト1Fも12秒台でまとめてきた。中間の気配だけなら文句なし。 |
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【フィリーズレビュー】馬場・血統バイアスから見た出走各馬の見解2018年3月11日(日) 10:00
先週日曜日に公開した「馬場・血統バイアスチェック!」の内容と、先週および今週土曜日の阪神芝のレース結果をもとに、フィリーズレビューの出走馬について、好走パターンに合致するかどうかを1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①アンヴァル
母父ヴァイスリージェント系は今の阪神芝コースにマッチ。福島芝1200mから阪神芝1400mに替わるが、克服できるだけの血統背景を持ち合わせている。最内枠をうまく捌けるようならチャンス十分。
②デルニエオール
阪神芝1400mキレよりも持続力を求められる舞台。ゆえに母父メジロマックイーンはプラス材料。自身も新馬勝ちを演じているように適性は高い。内枠から集中して走れるようなら、面白い1頭。
③マドモアゼル
大系統ノーザンダンサー系のヌレイエフ系を母父に持つことは好感。ただし、前走は内有利の流れ&馬場のなか、早めに進出して止まってしまった。急坂のある阪神では、前回以上に脚がもたない可能性もある。
④レッドシャーロット
母父ヴァイスリージェント系はプラス。前走は内かつ前有利の京都芝1200mで最後方からではどうしようもない。前走から1F延長は悪くないので、ロスなく追走できるようであれば、一変もありえる。
⑤イサチルルンルン
ボールドルーラー系×ブラッシンググルーム系という、大系統ナスルーラの血脈が濃い配合。前走のようにハマった時の爆発力はハンパじゃない半面、ムラ駆け志向の強いタイプ。人気なら疑う、人気なければ買いのスタンスが正解かも。
⑥アマルフィコースト
開幕週の結果を振り返ると、父もしくは母父にノーザンダンサー系種牡馬を持つ馬の活躍が印象的。ゆえに、ダイワメジャー×サドラーズウェルズ系の配合はプラス材料。新馬戦を快勝しているように自身の舞台適性も高い。一方、多頭数の内枠は気性的に不安。直前の気配はきっちりチェックしておきたい。
⑦モルトアレグロ
スピード型ミスプロ系の父方はプラス。半面、ネヴァーベンド系の母父は当レースとの相性が悪く、その辺りが気がかり。いずれにしても、揉まれすぎず、スムーズに運ぶことが好走の必須条件となる。
⑧ビリーバー
母父にスタミナ型サンデーサイレンス系を持つ馬の相性が悪い阪神芝1400m。過去の戦績を振り返っても、1400mで最後まで脚を使えるようなところは見受けられない。現状では、ここに入ると決め手不足だろう。
⑨アンコールプリュ
血統面については可もなく不可もなし。ただし、キレよりも持続力が優るタイプ。その意味では今回の舞台は悪くない。気持ちが乗りすぎなければ、最後までしっかりと脚を使えるだろう。
⑩リバティハイツ
父、母父ともに個別では悪くはない。サンデーサイレンスの血を持っていない点は気がかりだが、当レースと相性の良いクロスを2本持っているので相殺可能。極端な上がり勝負でなければ、現状の持っている力は発揮できる。
⑪ナディア
父父モンズーンの系統は阪神芝1400mと好相性。ゆえに、前走から1Fの距離短縮は悪くない。リフレッシュ効果があるようなら、上位争いに食い込んできても不思議はない。
⑫スウォナーレ
父、母父ともに好走傾向からはズレ気味。前走も追走するだけで一杯の感。ここでは苦しい。
⑬メイショウコゴミ
父、母父ともに大きなマイナス材料はなし。芝経験がない点は不安材料だが、キレを要求されない競馬になれば対応可能。あとは、今回のメンバーとの力関係がどうかだけ。
⑭アルモニカ
父ロードカナロアは悪くない。スタート、二の脚に関しても及第点。大きく強調できる点がない一方、マイナス材料もない。折り合いの面をクリアできれば、それなりに走れるのではないか。
⑮コーディエライト
父ダイワメジャー、母父ターントゥ系ともに当舞台と好相性。外回りよりも内回り、1600mよりも1400mといった典型的な馬。もろもろの条件が一気に好転するので、多頭数の外枠さえ克服できれば怖い1頭になりそう。
⑯ギンコイエレジー
母父エンドスウィープは悪くないが、3走前に同じ舞台で競り負け。内有利の馬場を利してのローカル勝ち上がり直後で、相手が一気に強くなる今回は苦しいか。
⑰ラブカンプー
父の産駒は阪神芝1400mで不振傾向。自身は1400mで大きく崩れていないので、それなりにこなせるだろうが、前走の勝ちっぷりからして平坦1200mがベストディスタンスであることは間違いない。単騎で流れが緩んだ場合の伏兵評価が正解だろう。
⑱アリア
ダイワメジャー×スピード型ミスプロ系。配合面は悪くない。前走は中京のなずな賞で上がり最速をマークして差し切り勝ち。ゆえに、時計と上がりのかかる競馬がベスト。今回は時計の速い馬場の克服が大きな課題となる。消耗戦になれば、侮れない1頭だが……。 |
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【Fレビュー】厩舎の話2018年3月9日(金) 05:03
◆アマルフィコースト・牧田師 「スッと反応した。当日に落ち着いて気分良く走れれば」
◆アリア・沖師 「最も実績ある距離だし、道悪でも大丈夫」
◆アルモニカ・西村師 「前走以上のデキ。前で流れに乗れれば」
◆アンヴァル・藤岡師 「思ったより時計が速くて、しまいは一杯になったけど、休み明けでも力を出せる」
◆アンコールプリュ・藤岡康騎手 「先週負荷をかけて、今週は併せての反応がよかった」
◆イサチルルンルン・竹内師 「初勝利後に休ませて動きが素軽くなった」
◆ギンコイエレジー・南井師 「いい動きだった。センスがある」
◆コーディエライト・佐々木師 「予定通りの仕上がりと動き。体重増はすべて成長分」
◆スウォナーレ・坂本和師 「いたって順調。距離が少しでも延びることは歓迎材料」
◆ナディア・笹田師 「折り合いを考えると今回の距離は合う。スムーズならいい脚がある」
◆ビリーバー・杉原騎手 「1400メートルはギリギリだけど、スピードは引けを取らない」
◆マドモアゼル・斎藤誠師 「しっかり負荷をかけたが、先を考えてゆったりしたつくり。それがどう出るか」
◆メイショウコゴミ・飯田祐師 「芝コースではいいキャンター。レースに行ってどうか」
◆モルトアレグロ・武井師 「動きはすごく良かった。阪神も2回目。ある程度前につけられると思う」
◆ラブカンプー・森田師 「使うたびに掛かるようになってきている。ハナに行くと思う」
◆リバティハイツ・高野師 「いい状態で出せると思う。能力や心肺機能の高さを感じる」
◆レッドシャーロット・庄野師 「しまいに脚を使う競馬で、権利を取りたい」
★フィリーズレビューの出馬表はこちら 調教タイムも掲載 |
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