ヒシアマゾン(競走馬)

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抹消  黒鹿毛 1991年3月26日生
調教師中野隆良(美浦)
馬主阿部 雅一郎
生産者Masaichiro Abe
生産地
戦績20戦[10-5-0-5]
総賞金69,894万円
収得賞金16,300万円
英字表記Hishi Amazon
血統 Theatrical
血統 ][ 産駒 ]
Nureyev
Tree of Knowledge
Katies
血統 ][ 産駒 ]
Nonoalco
Mortefontaine
兄弟 ヒシピナクルヒシアリダー
前走 1996/12/22 有馬記念 G1
次走予定

ヒシアマゾンの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
96/12/22 中山 9 有馬記念 G1 芝2500 14459.555** 牝5 54.0 河内洋中野隆良500(+8)2.35.0 1.237.0⑬⑬⑬⑬サクラローレル
96/11/10 京都 10 エリザベス杯 G1 芝2200 166119.057** 牝5 56.0 中舘英二中野隆良492(+10)2.14.3 0.034.2ダンスパートナー
96/06/09 東京 11 安田記念 G1 芝1600 175109.8410** 牝5 56.0 中舘英二中野隆良482(-6)1.33.9 0.835.4⑨⑩トロットサンダー
95/12/24 中山 9 有馬記念 G1 芝2500 12673.015** 牝4 55.0 中舘英二中野隆良488(+4)2.34.6 1.035.7⑨⑨⑧⑥マヤノトップガン
95/11/26 東京 10 ジャパンC G1 芝2400 157124.322** 牝4 55.0 中舘英二中野隆良484(0)2.24.8 0.234.7⑭⑭⑬⑩ランド
95/10/08 京都 11 京都大賞典 G2 芝2400 13681.411** 牝4 57.0 中舘英二中野隆良484(+4)2.25.3 -0.434.6⑬⑬⑪⑪タマモハイウェイ
95/09/18 中山 11 オールカマー G2 芝2200 10222.011** 牝4 57.0 中舘英二中野隆良480(0)2.16.3 -0.134.9⑧⑧アイリッシュダンス
95/07/09 中京 11 高松宮杯 G2 芝2000 13571.515** 牝4 57.0 中舘英二中野隆良480(+2)2.03.0 0.437.6マチカネタンホイザ
94/12/25 中山 9 有馬記念 G1 芝2500 1458--62** 牝3 53.0 中舘英二中野隆良478(-2)2.32.7 0.535.2⑧⑧④ナリタブライアン
94/11/13 京都 10 エリザベス杯 G1 芝2400 1836--11** 牝3 55.0 中舘英二中野隆良480(0)2.24.3 -0.034.8⑯⑭⑦⑥チョウカイキャロル
94/10/23 阪神 11 ローズS G2 芝2000 1558--11** 牝3 55.0 中舘英二中野隆良480(+2)2.00.0 -0.235.3⑫⑨④アグネスパレード
94/10/02 中山 11 クイーンS G3 芝2000 1167--11** 牝3 54.0 中舘英二中野隆良478(+14)2.02.9 -0.235.8⑩⑨ジョウノバタフライ
94/06/05 東京 11 NZT4歳S G2 芝1600 944--11** 牝3 54.0 中舘英二中野隆良464(-10)1.35.8 -0.134.3マチカネアレグロ
94/04/16 中山 11 クリスタルC G3 芝1200 1446--11** 牝3 53.0 中舘英二中野隆良474(0)1.08.5 -0.234.7⑧⑦タイキウルフ
94/01/30 東京 10 クイーンC G3 芝1600 1356--11** 牝3 55.0 中舘英二中野隆良474(+4)1.35.3 -0.135.9エイシンバーモント
94/01/09 中山 11 京成杯 G3 芝1600 811--12** 牝3 55.0 中舘英二中野隆良470(-4)1.34.2 0.335.9⑤⑤④ビコーペガサス
93/12/05 阪神 11 阪神3歳牝S G1 芝1600 1523--21** 牝2 53.0 中舘英二中野隆良474(0)1.35.9 -0.836.5ローブモンタント
93/11/13 東京 11 京成杯3歳S G2 芝1400 989--62** 牝2 53.0 中舘英二中野隆良474(-4)1.22.9 0.034.7ヤマニンアビリティ
93/10/24 東京 9 プラタナス賞 500万下 ダ1400 11810--32** 牝2 53.0 江田照男中野隆良478(+4)1.26.3 0.138.5ミツルマサル
93/09/19 中山 6 2歳新馬 ダ1200 1133--11** 牝2 53.0 中舘英二中野隆良474(--)1.13.7 -0.038.7ノボリリュウ

ヒシアマゾンの関連ニュース

 JRA・GI2勝を挙げたヒシアマゾン(牝)が、繋養先の米ケンタッキー州ポログリーンステーブルで現地時間15日夜、老衰のため死んだ。28歳だった。1993年の阪神3歳牝馬S(現阪神JF)でGI初V。翌年は当時、外国産馬のためクラシックに出走できなかったが、6連勝でエリザベス女王杯を制覇。その後も有馬記念ナリタブライアンの2着、ジャパンCランドの2着など女傑として名をはせ、戦績は20戦10勝、JRA・GI2勝を含む重賞9勝を挙げた。

 騎手時代に主戦だった中舘調教師は「非常に残念。乗り役として知名度を上げてもらったし、今の立場があるのもあの馬のおかげ。感謝しかない」と感慨深げ。阿部雅一郎オーナーの息子である雅英氏も「放牧地で静かに息を引き取ったと報告を受けました。彼女の娘を所有していますが、彼女の名前を思い出させるような馬を走らせることが使命」と語った。

ヒシアマゾン 父シアトリカル、母ケイティーズ、母の父ノノアルコ。黒鹿毛の牝28歳。現役時は美浦・中野隆良厩舎所属。米国産。馬主は阿部雅一郎氏。戦績20戦10勝。獲得賞金6億9894万8000円。重賞は1993年のGI・阪神3歳牝馬S、94年のGIII・クイーンC、GIII・クリスタルC、GII・ニュージーランドT4歳S、GIII・クイーンS、GII・ローズS、GI・エリザベス女王杯、95年のGII・産経賞オールカマー、GII・京都大賞典の9勝(レース名は当時のもの)。

繋養先のアメリカでヒシアマゾンが28歳で死亡 2019年4月17日(水) 16:31

 1994年エリザベス女王杯・GI(当時は3歳牝馬限定)など重賞を9勝したヒシアマゾン(牝、28歳)が、老衰のため、繋養先のアメリカ・ポログリーンステーブルで4月15日夜(現地時間)に死亡した。

 阿部雅英氏(ヒシアマゾンのオーナー 阿部雅一郎氏のご子息)のコメント

 「日が沈みかけ薄暗くなった放牧地で静かに息を引き取ったという報告を受けました。ここ最近は食が細くなっていたものの、他の馬の例にはなく、ゆっくりながらも歩き回り、寝起きには問題なく見えていたということだったので、他の馬とは違うところを最後まで見せてくれていたのだと思います。現役時代もそうですが、引退後もツアーを組まれて出羽牧場に見に行かれ、アメリカに移動後も見に行かれた方が多数いるとお聞きしていますが、たくさんのファンに愛された幸せな馬だったと思います。彼女の娘を繁殖牝馬として所有していますが、彼女の名前を思い出させるような馬をターフで走らせることが、使命だと感じています」

 ヒシアマゾンは、父シアトリカル、母ケイティーズ、母の父ノノアルコという血統の黒鹿毛のアメリカ産馬。現役時は美浦・中野隆良厩舎に所属。戦績は20戦10勝。獲得賞金は6億9894万8000円。重賞勝ちは1993年阪神3歳牝馬S・GI、94年クイーンC・GIII、クリスタルC・GIII、ニュージーランドT4歳S・GII、クイーンS・GIII、ローズS・GII、エリザベス女王杯・GI、95年産経賞オールカマー・GII、京都大賞典・GIIの9勝。ほかに、1994年有馬記念・GIでナリタブライアンの2着、95年ジャパンカップ・GIでランドの2着の実績がある。



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【オールカマー】ルージュ復活!3頭併せで豪快先着 2017年9月22日(金) 05:12

 悲願のGIタイトルを狙うためにも、ここでは負けられない。5歳牝馬ルージュバックが、そんな思いを示すかのように、美浦Wコースで圧巻のパフォーマンスを披露。まずは、秋初戦で1年ぶりの勝利を目指す。

 追い切りは、1馬身ほど先行する2頭の僚馬を追いかける形でスタート。4コーナーを抜群の手応えで回ると、直線に入ってすぐに反応し、中ストリートオベロン(500万下)を3馬身、外アウトオンアリム(3歳未勝利)を半馬身突き放した。前脚を高く振り上げる独特の豪快なフォームは健在。タイムも馬なりで4ハロン51秒2-12秒4と文句なしで『S』評価ゲットだ。

 「先週の追い切りは時計以上にかなりの負荷がかかっているので、きょうは反応を見るような追い切りで。ステッキを抜いてから反応するまでに2、3完歩ある感じで、若干もたつきはありましたが、休み明け初戦としては合格点ですね」

 見届けた大竹調教師が納得の表情を浮かべる。今年は、昨年と違う走りを見せる態勢を整えてきた。昨秋は毎日王冠を制し、中2週で天皇賞・秋に向かったが、7着に敗れて悲願のGI初制覇は果たせず。そこで今年はレース間隔をじっくりとあけ、エリザベス女王杯(11月12日、京都、GI、芝2200メートル)を秋の最大目標に置く。

 また、昨夏は福島・ノーザンファーム天栄で過ごしたが、今年は北海道・苫小牧のノーザンファーム空港へ放牧。しっかりと立て直し、春2戦の疲れを癒やした。さらに従来の放牧明けより早く、8月30日に美浦トレセンへ帰厩。乗り込みも十分に消化してきた。

 「昨年の毎日王冠のときは体重の維持に苦労したが、帰厩後もカイバを食べている」と指揮官。仕上がり、体調は昨秋の毎日王冠以上といえる。

 春2戦は、消化不良の内容。しかし、牡馬を相手に重賞を3勝し、オークスでも2着に入った実績馬だけに、スムーズならあっさり巻き返す力はある。5勝中4勝を非根幹距離で挙げている点も見逃せない。

 今回は北村宏騎手との初コンビで、勝ち鞍がない中山だが、「乗り替わりは大丈夫だし、坂は割引だけど、外回りはプラス」。トレーナーは大きな不安はないとの見立てだ。GI初勝利という大きな収穫の秋を迎えるために-。ルージュバックが、春の鬱憤を晴らし、重賞4勝目で女王の座に王手をかける。 (花田隆)

★牝馬V→GIで連対

 産経賞オールカマーは1995年にGIIに昇格後、3頭の牝馬が優勝している。95年ヒシアマゾン、97年メジロドーベル、そして一昨年のショウナンパンドラだ。このうちメジロドーベル秋華賞を、ショウナンパンドラジャパンCを同年に制した。ヒシアマゾンジャパンCで2着に好走しており、産経賞オールカマーで牡馬相手に勝った牝馬は、その後のGI戦線でも目が離せない存在になる。



産経賞オールカマーの出馬表はこちら 調教タイムも掲載

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ヒシアマゾン産駒のヒシラストガイが初V 2012年10月28日() 05:00

 1993年阪神3歳牝馬Sや94年エリザベス女王杯など重賞9勝をあげたヒシアマゾン(牝21、父シアトリカル)産駒のヒシラストガイ(美・久保田、牡2、父コリンシアン)が27日の東京2Rで初勝利をマークした。

 新馬戦2着後のレースで、騎乗した田辺騎手は「まだ非力な面があるので、途中であまり脚を使いたくなかった。体がしっかりしてくれば、まだまだ良くなる」と将来性の高さを口にした。

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福島生産ヒヤマサンデー、デビュー戦10着 2011年11月13日() 13:10

 福島第一原発の屋内退避地域内となり、廃業に追い込まれた篠木牧場の生産馬ヒヤマサンデー(牡、父エイシンサンディ、母ヒヤマクインダム、母の父トウショウサミット)が13日の東京6Rメイクデビュー東京(ダ1300メートル)に出走。

 同馬と同じ福島県出身の江田照男騎手が懸命の力で追い続けたが、10着に終わり、デビュー戦を飾ることはできなかった。勝ったのは3番人気フェアエレン(牝、父Street Cry、母Palais Versailles、母の父Pulpit)。タイムは1分20秒4(稍重)。

 福島県双葉郡葛尾(かつらお)村で、唯一、サラブレッドの生産を続けていた名門・篠木牧場。

 福島県葛尾村は古くから馬産が盛んで、戦後もアラブを中心とした生産牧場が多く点在した。最後に残った創業80年以上の篠木牧場は、86年の皐月賞に出走(14着)したウォローボーイなどを生産。その名門牧場も幕を下ろさざるを得なくなった。福島第一原発から直線で約25キロの地点。屋内退避地域にして、土地が放射性物質の汚染にさらされたからだ。

 その篠木牧場に、3月11日の震災発生から間もなく、手をさしのべたのが内藤牧場(茨城県阿見町)。3月20日にはヒヤマサンデーは母ヒヤマクインダムとともに移動。そこで馴致を積み、秋に美浦トレセン入りし、デビューに向けて調整されていた。

 デビュー戦は勝利こそならなかったが、多くの方からこれからの活躍を願われ、温かい目で見守られる存在になりそうだ。

 また、東京5Rメイクデビュー東京(芝1600メートル)は2番人気アーカイブ(牡、父ディープインパクト、母データ、母の父Roy)が4コーナーでは後方から3番手だったが直線で外から抜群の瞬発力を見せ、快勝。勝ちタイムは1分37秒3(良)。エリザベス女王杯、阪神3歳牝馬Sなどを制した女傑ヒシアマゾンの仔ヒシラストレディ(牝、父ポッセ、母ヒシアマゾン、母の父シアトリカル)は好位で競馬を進めたが、直線で失速し8着に終わった。

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中舘騎手、現役6人目のJRA通算1600勝2010年2月6日() 11:12

 中舘英二騎手(44)=美浦・フリー=は6日、中京1R・3歳未勝利(ダ1000メートル)で1番人気のダイヤモンドイエロ(牝3歳、美浦・尾関知人厩舎)に騎乗して1着となり、JRA史上10人目、現役では6人目のJRA通算1600勝を達成した。

 中舘騎手は84年デビューで、重賞初勝利は92年のフラワーCブランドアート)。93年にはヒシアマゾンで阪神3歳牝馬Sを制し、GI初制覇を遂げた。ヒシアマゾンではエリザベス女王杯(GI)を含む重賞6連勝を達成。その後はGI勝ち星から遠ざかったが、07年のスプリンターズSアストンマーチャンで制し、実に13年ぶりのGI制覇を成し遂げた。

 JRA・GIは上記の3勝、重賞はJRA通算27勝。関東所属だが、主にローカル場所で活躍し、05年から昨年まで5年連続で年間100勝をマークしている。

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ヒシアマゾンの関連コラム

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GⅠメモリアル ~1996年 エリザベス女王杯

 皆さんに問う。
 全財産をひとつのレースに賭けたことはありますか?
 僕はあります。
 そう、あるのだ。人生でたった一度だけ、持っているお金をすべてひとつのレースに突っ込んだことがある。無茶を承知の1点買い。しかも、単勝や複勝ではなく馬連。買った2頭がワンツーフィニッシュを決めなければ的中しない、一か八かの大勝負を敢行した。

 と、大仰に書いてはみたものの、その実、投じた金額はわずか3000円。当時はまだ実家に住んでいたので、寝る場所と食べ物は確保されている。たとえこの勝負に敗れたとしても、路頭に迷うことはない。言うなれば、著しく危機感に欠けた全財産勝負。おかれている環境に甘えまくっていたのは明白で、“背水の陣”からは遠くかけ離れた状況であった。
 とはいえ、全財産は全財産である。貯金はゼロで、あろうことか親に借金までしている身。サイフに入っている3000円が、文字通り“すべて”だった。バイトの給料日までは2週間ちょい。個人的には“絶対に負けられない戦い”だったのだ。

 1996年11月10日の昼過ぎ。運命の大勝負に挑む決意を固めた。もう、これしかない。地球を何周回っても、この2頭で決まる。そうとしか思えなかった。ほかの馬が一角を崩すことはありえない。外れたら悪い冗談だ。ふだんまともに当たった試しがないのに、このときだけは説明不能の絶対的な自信があった。
 2頭の馬連オッズは十数倍。これは、競馬の神様が与えてくれた千載一遇のチャンスだ。ほかのレースにはいっさい手を出さず、エリザベス女王杯の馬連⑪⑮に全財産をぶち込めばいい。そうすれば、明るい未来が待っている!

 ⑮番ダンスパートナー。前年のオークス馬で、春は牡馬の一線級相手に宝塚記念3着。秋初戦の京都大賞典は、プラス18キロという余裕のある体ながら、無敵状態が続いていたマーベラスサンデーのコンマ1秒差4着。実績、臨戦過程ともに文句なし。牝馬同士ならば勝ち負けに加わってくる可能性は極めて高い。1番人気でも、逆らわずに買うしかない。

 ⑪番ヒシアマゾン。2年前のこのレース(3歳戦時代)の勝ち馬で、有馬記念2着、JC2着、牡馬混合のGⅡ3勝など、その戦歴は見事の一語。牝馬限定戦はここまで5戦5勝。久々に加え、状態は完調手前という報道があったことから5番人気に甘んじていたが、実績面ではダントツの存在。つまりは格上中の格上。この馬もまた、買わないという選択肢は存在しない。

 珍しく、競馬狂の実弟と見解がかぶった。まったく同じことを考えていた。いつもは互いの馬券下手ぶりを罵り合う間柄だが、このときだけは共闘ムードに包まれた。
 エリ女の馬券のみを買い、ほかには見向きもせずに家に帰ってくる。
 意見が一致したふたりは、一路クルマでウインズ立川へ。車内で弟に千円札3枚を渡し、買いに走らせた。
 数分後、弟が帰ってくる。素早く助手席に乗せると、会話もそこそこに発車。ダンスパートナーヒシアマゾンがワンツーを決める瞬間をしかとテレビで見届けるべく、もと来た道を引き返した。

 最後の直線、狭い我が家のリビングに絶叫がこだました。
「行け! 差せ!」
「よし! そのまま!」
「なんも来んな!」
「ウオッシャー!!!」
 おそらく、人生最初で最後になるであろう、兄弟によるハイタッチ。何度も「よーし!」と叫び、その都度握りこぶしをつくった。馬連⑪⑮の最終オッズは16.4倍。約5万の払戻金を手にする自分を満面の笑みで想像し、換金に向かうための身支度を整えにかかる。審議のランプは目に入ったが、上位2頭はまったく関係がないと思っていた。

 ダンスパートナーが先頭でゴール板を通過してから約1分後。スローVTRが流れる。ゴールまで残りわずかのところで、ヒシアマゾンの後ろにいた馬が行き場を失い、騎手が手綱を引っ張っている。
 続けて、テレビから聞こえてくる場内アナウンスの声。
「決勝線手前での出来事について審議をいたします」
 いや~な予感がした。約1カ月半前、ユニコーンSで経験した“バトルライン事件”の悪夢が脳裏にふとよみがえる。
 これ以上俺のことをいじめないでくれ……。
 焦点が定まらない目で画面を見つめ、到達順位通りに確定してくれることを祈り続けた。

 予想には上手い下手がある。馬券にも上手い下手がある。しかし、降着や失格により天国と地獄を行き来するケースは、実力によってもたらされるものではない。運の良し悪しが大きく影響する。運が人々に平等に与えられているものであれば、天国行き、地獄行きの回数は本来イーブンに近くならなければならない。
 これまで、降着や失格により、入線順位通りなら当たっていたはずの馬券が外れになったことは10回近くある(5回目くらいまでは数えていたが、以降はもうわからない)。対して、繰り上がりによる“逆転的中”は生涯一度しか経験したことがない。
 予想が下手で、馬券も下手で、運もない男の“全財産勝負”の結末は最初から決まっていたのだろう。
 ヒシアマゾンの降着が伝えられた瞬間に味わった絶望感は、なにがあっても忘れることはない。いつまでも、いつまでも……。


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ヒシアマゾンの口コミ


口コミ一覧
閲覧 92ビュー コメント 0 ナイス 7

馬体の良かったシャケトラの調教中の骨折による安楽死!

さらに、女傑ヒシアマゾンのアメリカからの死亡のニュース、

かなりショックですわ!

ヒシアマゾンは、ウオッカよりも前になるので、有馬記念で

ナリタブライアンの2着になるなど、牡馬並みの馬体だった

わけで、思い出深い馬です!

シャケトラは、馬体の良い馬だった1頭ですな!

春の天皇賞を目指していただけに残念です!

ウオッカにつづき、この2頭に敬礼します!

お疲れ様!

 デンジャラス 2019年4月17日(水) 22:16
ヒシアマゾンといえば
閲覧 121ビュー コメント 2 ナイス 5

中館である
中館ジョッキ┷はどこへいったのだろう?
ヒシアマゾンといえばG1で降着になり痛い目にあった記憶がある❗

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 正義の魂 2019年4月17日(水) 21:59
シャケトラとヒシアマゾン
閲覧 183ビュー コメント 0 ナイス 5

ニュースで、シャケトラとヒシアマゾンの
訃報を聞いてしまった。

シャケトラは、調教中に脚を骨折してしまい、
安楽死処分となった、ということであった。

もともと体質が弱かった馬だけに、
ハードな調教に、脚が耐えられなかったのであろう。

私も応援していた馬だけに、悔やまれる。

ヒシアマゾンは、老衰とあっては、
不可抗力であるが、それでも悲しい限りである。

短距離から長距離まで、幅広くこなし、
また芝ダート兼用の馬で、どんな条件でも
全力で走る、競走馬の模範的存在であった。

新馬戦で、ノボリリュウとの枠連ゾロ目を、
的中させてもらったことも、印象に残っている。

シャケトラとヒシアマゾンとの冥福を祈る。

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