【JBCクラシ】的場騎乗シュテルングランツは最下位「手応えなくなった」2018年11月4日(日) 19:34
11月4日(日)の京都競馬11Rで行われた第18回JBCクラシック(交流GI、3歳以上オープン、選定馬、定量、ダート・右1900メートル、16頭立て、1着賞金=9000万円)は、福永祐一騎手騎乗の3番人気ケイティブレイブ(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎)が快勝。地方競馬が舞台だった交流重賞で8勝を挙げていた馬が、中央の競馬場で初めてビッグタイトルを獲得した。
2010年以来8年ぶりにJRAに参戦した大井の“帝王”的場文男騎手騎乗で、浦和所属のシュテルングランツは最下位16着に敗れた。
的場文男騎手「いい位置を取れましたが…。3コーナーを過ぎて手応えがなくなりました」
★【JBCクラシック】払い戻し確定!! 全着順も掲載 |
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【斬って捨てる!】JBCクラシック 8歳以上馬の連対ゼロ!前走低評価の馬も期待薄!2018年11月4日(日) 09:40
【ズバリ!調教診断】JBCクラシック 一昨年の東京大賞典ウイナーが好勝負可能のデキ!シリウスSを制した3歳馬も上位争いを期待できる状態!2018年11月3日(土) 17:00
日曜日に行われるJBCクラシックの出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①センチュリオン
この中間は併せ馬を中心に入念な乗り込み。1週前、今週と併走遅れを喫したが、基本的に調教駆けしないタイプなので、過度に気にする必要はない。この馬にしては時計が出ているし、いつも見せるズブさもマシなほう。フットワークも力強く、1度叩いた効果は想像以上。上位の一角を狙える状態とみる。
②タガノゴールド
前走後は宇治田原優駿ステーブルに移動して調整を続け、10月24日に園田へ帰厩。今週の追い切りではメイチ追いを敢行し、好時計をマークした。仕上がりに不足はない半面、中央在籍時の戦績を踏まえると、普通の上昇度合いでは届かない印象。苦戦は免れないだろう。
③シュテルングランツ
月曜日に浦和で行われた本追い切りでは、JBCスプリントに出走予定のアンサンブルライフを相手に質の高い併せ馬を敢行。余力残しで、及第点のラップを記録した。ただし、好調を維持している半面、上昇基調にあるとは言い難い。前回以上のパフォーマンスを望むのは難しいのではないか。
④サンライズソア
2週前に栗東CWで長めから好ラップを記録。1週前には栗東坂路で及第点の4F時計をマークした。同じく坂路で行われた今週の追い切り時計は地味だが、流す程度の調整かつ力を要する馬場状態を考慮すると、情状酌量の余地はある。急上昇とはいかないまでも、状態は決して悪くない。軽視禁物の1頭と言えよう。
⑤アスカノロマン
中1週と間隔が詰まることもあって、1週前は軽めの調整に終始。栗東CWで行われた今週の追い切りでは及第点の時計をマークしたが、大きなストライドの割に一完歩ごとの進みは少なめ。いい頃のような前進気勢がみられず、本調子にはない印象を受ける。今回は見送りが賢明だろう。
⑥マイネルバサラ
南Wで行われた1週前追い切りは、道中こそ伸びやかな走りを見せていたものの、ラストは少し息切れ気味。同じく南Wで実施した最終追い切りは、最後まで脚いろが衰えなかった半面、全体的にこじんまりとした走りで非力な印象を受けた。良化途上の感は否めず、今回は静観が妥当とみる。
⑦サウンドトゥルー
1週前追い切りは坂路でビッシリと追われて、活気十分の動きを披露。同じく坂路で実施した最終追い切りでは軽めの内容ながら、キビキビとした集中力のある走りを見せた。ピーク時には及ばないにしても、醸し出す雰囲気は上等の部類。上位争いに割って入れるだけの状態にある。
⑧ケイティブレイブ
栗東CWで実施した1週前追い切りは長めから追われ、折り合い良く上々の伸び脚を披露。栗東坂路で行われた今週の追い切りでは、行きたがる面を出していたが、なんとか我慢して最後まで登坂した。強い攻めを行っていない点は気がかりだが、動きをみるにデキ落ちは感じられない。力を出せる状態とみる。
⑨ノンコノユメ
この中間は南Wの併せ馬主体にプールと坂路を交えた調整。派手な時計は出ていないが、順調に調教本数を重ねており、少なくとも体調面の不安はない。最終追い切りの時計も地味だが、調教駆けしない本馬にしては動いたほう。なにより、併走馬に対して簡単に引き下がらなくなった点は好感が持てる。展開次第のタイプではあるが、侮れない1頭と言えよう。
⑩テイエムジンソク
栗東CWで行われた1週前追い切りは、やや掛かり気味ながらも及第点の時計を記録。同じくCWで実施した今週の追い切りでも、バランスのとれた好ラップをマークした。動きと時計を確認する限り、復調気配であることは間違いない。あとは、実戦で気分よく走れるかどうかだけ。
⑪カツゲキキトキト
弥富で実施した最終追い切りでは、長めからビッシリと追われて及第点の時計を記録。コンスタントに使われているが、体調面の不安はなさそうだ。とはいえ、今年だけでもすでに10戦を消化。上積みが見込めないうえに、中央場のJpn1とあっては厳しいと言わざるを得ない。
⑫アポロケンタッキー
前走後は緩めず栗東坂路で意欲的な乗り込みを敢行。今週の追い切りでは、4F51秒8の好タイムをマークした。ラスト1Fのラップこそ要しているが、タフなコンディション下の坂路で巨漢馬が前半からトバせば、終いの脚が鈍るのは当たり前。むしろ、これだけハードに追えることを評価したい。最終追い切りの4F52秒割れは、2年前のみやこS(1着)以来。好勝負可能のデキとみる。
⑬オールブラッシュ
1週前、今週と続けて栗東坂路で緩めの内容。調教内容を検証する限り、特筆できるような点は見受けられない。仕上り途上の前走を叩いて、この馬なりに順調なのかもしれないが、大きな変わり身までは疑問。本当に良くなるのは、もう少し使ってからではないだろうか。
⑭オメガパフューム
最終追い切りは栗東坂路で併せ馬を実施。タフな馬場状態を問題にせず、悠々と4F52秒台の好ラップをマークした。走りに余裕が感じられなかった前回の最終追い切り時と比べると、鞍上の手応えからしてその差は歴然。今回のメンバーを相手に回しても、上位争いを期待できる状態にある。
⑮テーオーエナジー
前走後は栗東坂路で入念な乗り込み。今週の追い切りでは、力を要するコンディションをモノともせず、好ラップをマーク。併走相手を一蹴した。力強い脚捌きで登坂するさまをみるに、かなり状態が上がってきている印象。巻き返しがあっても不思議のないデキとみる。
⑯クリソライト
9月中旬に初時計を記録して以来、間断なく乗り込まれて調教量は十分すぎるほど。ただし、今週の追い切りの動きはイマイチ。4F時計こそ及第点以上のモノが出ているが、鞍上の仕掛けに対する反応が悪く、ラストは伸びを欠いてバッタリ。いい時はもう少し踏ん張りが利く馬だけに、仕上がり途上の感は否めない。今回は割引が必要だろう。
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【血統アナリシス】JBCクラシック これまで以上のパフォーマンスをみせても不思議はないキングカメハメハ産駒!体力勝負なら崩れるシーンは想定しづらい実績上位馬!2018年11月3日(土) 16:30
日曜日に行われるJBCクラシックの出走馬について、血統的な舞台適性の有無を1頭ずつシンプルに考察していきます。 予想の際にお役立てください。
①センチュリオン
京都ダ1900mはダート適性だけではなく、芝の潜在適性をも試される舞台。その点を鑑みると、キングカメハメハ×ホワイトマズル×サンデーサイレンスの配合はピッタリ。母系をひも解くと、レースを使いつつ良化するタイプが多く、厳しい条件下でもへこたれずに力を発揮するファミリーの出身。キングカメハメハ×ノーザンダンサー系配合馬の当該コースにおける相性も良く、これまで以上のパフォーマンスをみせても、何ら不思議はない。
②タガノゴールド
当該コースと好相性のゴールドアリュール産駒でありながら、本馬の京都ダ1900mにおける成績は今ひとつ。また、ブライアンズタイム×トニービンという重厚な母方の血脈が強く反映されているため、スピードを求められる競馬では分が悪い。ゆえに、園田→京都へのコース替わりは大きな減点材料。強調できるポイントは少なく、今回は厳しい戦いになるのではないか。
③シュテルングランツ
中央在籍時はダ1400~1600mが主戦場。南関移籍後は一転して長距離仕様に変貌した変わり種。父ステイゴールドのスタミナ面かつ奥手の部分が顕在化したことや、追ってバテないネイティヴダンサーの血脈(5×5×5の多重クロスを内包)の活性化など、変身の要因は絞り切れない。とはいえ、そのハマり具合をみるに、大井ダ2400m→京都ダ1900mのコース替わり+距離短縮がプラスに作用するとも思えない。ここは静観が賢明だろう。
④サンライズソア
シンボリクリスエス×スペシャルウィークという、やや重厚な組み合わせ。そのうえ、母母父は持久力に優れたホワイトマズル。ゆえに、本馬が備えている持続力はかなりのものだ。半面、速い上がりの決め手比べになると今ひとつ。一族の活躍馬をみても堅実な一方、勝ち味に遅いタイプが多い。上位進出には、一定以上の持久力を求められる競馬、あるいは早めに動いて我慢比べに持ち込むことが必須となる。
⑤アスカノロマン
母はタバスコキャット(ストームバード系)×デピュティミニスター(ヴァイスリージェント系)という北米ダート指向の強い配合馬。その母に、アグネスデジタルを掛け合わせたコテコテの北米血統の持ち主なので、京都の軽いダートは合うハズ。ただし、最大の強みであるスピードと機動力の衰えが顕著な現状では……。劣勢は否めない。
⑥マイネルバサラ
シニスターミニスター×サザンヘイロー×ウッドマンという、米国色の濃い配合。そのうえ、ミスプロのクロスを内包しているため、パワー重視のワンペース型に仕上がっている。よって、揉まれると案外のシーンも少なくない。その点を踏まえると、流れが速くなりやすい京都コースへの舞台替わりは不安材料。相手強化のJpn1となればなおさらで、積極的には手を出しづらい。
⑦サウンドトゥルー
父のフレンチデピュティは、クロフネなど数々のG1馬を芝・ダ不問で輩出。もとより本馬自身、チャンピオンズCを制しているのだから、中央ダート適性に関しては申し分がない。ただし、母父にスピード型サンデーサイレンス系種牡馬を配する馬の当該コースにおけるパフォーマンスが芳しくないのは気になるところ。年齢を重ねたぶん、時計勝負になった際の対応にも疑問符がつくため、今回は様子見が正解だろう。
⑧ケイティブレイブ
アドマイヤマックス×サクラローレルの組み合わせ。父は6歳時、母父は5歳(旧6歳)時にG1初制覇を果たした晩成型同士の交配ゆえに、現在の本馬は充実期を迎えているのかもしれない。その点を踏まえると、過去の中央重賞の成績は深く考えないほうがベター。重厚な母方の血脈をみるに、極端に速い時計の決着になった場合の危うさは確かにある。一方で、血の良さを最も活かせる体力勝負ならば、崩れるシーンは想定しづらい。
⑨ノンコノユメ
⑩テイエムジンソクと非常に近い母系の持ち主ではあるが、こちらはスピードあるいは切れ味に特化した軽い競馬を得意とするタイプが近親に多い。本馬も同様で、スピードを末脚に凝縮したかのような仕様になっているのが特徴だ。ゆえに、底力を問われるタフな競馬ではパンチが足りない印象。勝ち負けに加わるには、スピードを活かせる速い上がりの競馬、あるいは高速決着が望ましい。
⑩テイエムジンソク
さかのぼれば、ミッキーアイルやアエロリットの名が一族に見られるものの、母のきょうだいや近い親族に目立った活躍馬はおらず、活力に欠ける面は否めない。このあたりが、本馬の勝ち味の遅さにつながっているのだろう。クロフネ産駒の京都ダ1900mの成績も良いとは言えず、変わり身を期待できるかどうかについては疑問が残る。上位争いに加わるためには、馬場や展開など何らかの助けがほしい。
⑪カツゲキキトキト
サンデーサイレンス系×キングカメハメハという、国内主流血脈同士の組み合わせ。そのうえ、スピードとパワーに長けた、ミスプロの4×4、ボールドルーラーの5×5のクロスを内包することで、好バランスの総合力を実現している。半面、父のスパイキュールは現在の潮流から少し外れる印象。近親もインパクトを欠き、Jpn1では底力ならびに活力で見劣る感は否めない。上がりを要する展開になった際の、掲示板争いまでが精一杯ではないだろうか。
⑫アポロケンタッキー
父はダートの8F以下が主戦場だったラングフール。母父のゴーンウエストはミスプロ系のスピード型。マイル以下がベストでもおかしくないような配合ではあるが、スタミナ型の3代母の影響が強く、中距離型に仕上がっている。ただし、ニアークティックの3×3という近親配合の父から受け継いだものなのか、気性面の危うさを抱えており、包まれると案外のケースが多い。ゆえに、スムーズに運ぶことが好走の絶対条件となる。
⑬オールブラッシュ
父のウォーエンブレムは秋華賞馬ブラックエンブレムを輩出。母父のクラフティプロスペクターは、父としてアグネスデジタルを送り出している。意外性に富んだ血統背景の持ち主と言えよう。事実、本馬の成績を振り返ればわかるように、ハマッたときの爆発力はハンパではない。いつ走ってもおかしくない怖さがあるだけに、完全無視は禁物の1頭だ。
⑭オメガパフューム
父は短距離色の強いスウェプトオーヴァーボード。だが、母母父のリアルシャダイが効いているのか、本馬は中距離でも対応可能のタイプに仕上がっている。一方で、当該コースにおける父および父系の成績が芳しくない点は気がかり。近親をみても、相手強化の壁を突き破れないタイプが多い。そのあたりを鑑みると、軸に取るには考えもの。差し届かないケースを想定したうえでの、ヒモ評価が正解ではないか。
⑮テーオーエナジー
伯父にフェブラリーS2着のビワシンセイキ、近親には多数のG1ホースが並ぶ、一本筋の通った牝系の持ち主。その牝系にカネヒキリを組み合わせているのだから、今後のダート戦線での活躍が期待される好素材であることは間違いない。カネヒキリ産駒は当該コースとの相性が良く、東京ダ1400m→京都ダ1900mの臨戦過程は好材料。前走大敗のダメージがなければ、上位進出の目は十分にある。
⑯クリソライト
ゴールドアリュール産駒は当該コースを得意とするタイプが多く、平安S(京都ダ1900m)で2度の馬券絡みを果たしている本馬も例外ではない。加えて、きょうだいにマリアライトとリアファル、近親にはアロンダイトを持つ良血馬。コレといった血統面のマイナス材料は見当たらない。長期休養明けなので強気には推せないものの、持ち味の持久力を活かせる競馬になれば、浮上する場面があっても驚けない1頭だ。
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【ズバリ!調教診断】JBCスプリント 一撃の期待が否応にも高まるG1ホース!ユタカ鞍上のアノ馬も勝ち負けを意識できる状態!2018年11月3日(土) 16:00
日曜日に行われるJBCスプリントの出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①ネロ
コンスタントに使われているが、栗東坂路で順調に調教を重ね、1週前に4F50秒3、今週は4F49秒8の好時計をマークした。攻め巧者&時計の出る時間帯とはいえ、これだけのタイムを叩いてくるのだから大したもの。ラストは失速気味だが、チップを入れ替えたばかりのコンディションを鑑みると、情状酌量の余地はある。軽視禁物の1頭と言えよう。
②ニシケンモノノフ
約5カ月ぶりの実戦になるが、栗東坂路主体にみっちりと乗り込まれて、調教量は十分すぎるほど。10月18日には一番時計タイを記録しているように、内容についても申し分がない。栗東Bで実施した最終追い切りでは、軽く流す程度の調整ながら、集中力あふれる走りを披露。安定感のあるフォームは目を引くものがある。休み明けとしては、及第点以上の仕上がりとみて差し支えない。
③キングズガード
最終追い切りは栗東CWで3頭併せを実施。折り合い良く、スムーズな伸び脚を披露した。半面、いい頃と比べて、四肢の可動域が狭く、重心が沈んでこない印象。ただでさえ、エンジンのかかりが遅い馬。実戦に行って素早い加速ができるかどうかについては、疑問符が付く。今回は様子見が妥当ではないか。
④キタサンミカヅキ
この中間は船橋で長め主体に丹念な調整。最終追い切りでは、6F79秒台、4F50秒割れの好タイムを余力残しでマークした。柔らかいフォームと踏み込みの力強さが目につき、鞍上の合図に対する反応も文句なし。デキだけなら太鼓判を押せる。あとは、京都のダートに対応できるかどうか。その点に尽きる。
⑤マテラスカイ
1週前に栗東坂路でラスト2F24秒3-12秒1の好ラップを記録。同じく坂路で行われた今週の追い切りでは、4F50秒3の好タイムをマーク。ラスト1Fも13秒0でまとめ、併走相手のネロを完封した。終いを伸ばす、前進気勢を促す、という2パターンの調教をキッチリ消化できたことは高く評価できる。勝ち負けを意識できる状態と判断したい。
⑥グレイスフルリープ
今週は栗東坂路で単走追いを実施。終い重点の内容だったが、力強いフットワークを披露した。1週前には坂路でビッシリと追われて、ラスト1F12秒1の好ラップを記録。8歳馬ではあるが、中間の動きを確認する限り、大きな衰えは感じられない。勝ち切るまではともかく、前走(東京盃3着)並みのパフォーマンスなら十分に期待できる。
⑦ウインムート
この中間は栗東坂路で軽めの調整に終始。本数重視の調整が常の馬なので、いつも通りと言ってしまえばそれまで。今週の追い切りは松山騎手が跨り、終い重点の内容。鞍上に促されるとマズマズの反応を示し、楽々と駆け上がった。動きを確認する限り、この馬なりに順調であることは間違いない。一方で、速い時計を出していないぶん、流れが厳しい1200m戦に対応できるかどうかについては疑問が残る。今回はマイナス評価としたい。
⑧ナックビーナス
1週前追い切りは南Wで併せ馬を実施。鞍上に軽く促されると素早く反応し、上々の伸び脚を見せた。半面、同じく南Wで行われた今週の追い切りの動きは平凡。ラスト1Fこそ12秒台を刻んだものの、頭の高い走りで見映えはイマイチ。好調時のような力強さは見受けられなかった。そのぶん、気配は前回より落ちる印象。本調子にはひと息か。
⑨セイウンコウセイ
南Wで行われた1週前追い切りではパワフルな動きを披露。少し時計を要するコンディションにもかかわらず、馬場の外めを回って、5F64秒台の好タイムを記録した。同じく南Wで実施した今週の追い切りでも、5F63秒台、4F49秒ソコソコの好ラップをマーク。内めを回ったとはいえ、ラスト1Fも12秒台でまとめており、好感度は高い。気配は着実に上昇しており、上位の一角に食い込んできても不思議はない。
⑩ノブワイルド
今週の追い切りは浦和で実施。終いに負荷をかける内容で、4F51秒ソコソコ、ラスト1F12秒台の時計でまとめているのだから、順調とみて差し支えない。半面、走り自体に力強さは感じられず、ここに入ると相対的に劣勢は否めない。今回は静観のスタンスをとったほうがいいだろう。
⑪アンサンブルライフ
今週の浦和の本追い切りでは併せ馬を実施。後れをとったが、相手がシュテルングランツとあっては、致し方ないところか。とはいえ、このクラスを相手に互角以上の動きを示さないと厳しいJpn1。大きな上昇は感じられず、ここは見送りが賢明とみる。
⑫ラブバレット
水沢で実施した今週の追い切りでは、前半から意欲的に攻めて、5F63秒台、4F50秒割れの好タイムを計時した。半面、ワンペースの走りで、終いのキレを欠く印象。気配自体は悪くないので、大きな減点材料とまでは言い切れないが、レースでもラストが甘くなる可能性を考慮しておかなければならない。ましてや、高速上がりになりがちな京都のダート。積極的には手を出しづらい。
⑬レッツゴードンキ
1週前に岩田騎手が跨り、栗東坂路で4F50秒8の好タイムを記録。同じく坂路で行われた今週の追い切りでは、馬場に脚を取られたのか、少しスムーズさを欠く場面もあったが、立て直したあとは上々の伸び脚を披露した。1週前と今週の動きを確認する限り、デキ落ち&疲れは感じられない。上位を狙える状態とみる。
⑭モーニン
帰厩後は栗東坂路主体に順調に調教を重ね、2週前と1週前に好ラップを記録。10月28日には栗東CWで長めから時計を出すなど、いつになくハードに乗り込まれている。坂路で行われた今週の追い切りでは、力を要する馬場状態を問題にせず、4F51秒2、ラスト2F24秒1-12秒2の好ラップを記録。いい意味での荒々しさが出てきており、坂を駆け上がる姿は迫力十分。一撃の期待が否応にも高まる1頭だ。
⑮テーオーヘリオス
中2週と間隔は詰まるが、栗東坂路主体に入念な乗り込み。目立つ時計を出しているわけではないが、負荷のかかる追い切りをキッチリこなしている点は評価できる。肝心の動きについても、首を上手に使う姿が目につき、四肢の回転力もなかなかのもの。前回以上の状態にあることは間違いなく、見せ場以上のシーンがあってもおかしくない。
⑯ノボバカラ
南Wで行われた1週前追い切りでは、重心の低いフットワークから活気のある走りを披露。同じく南Wで実施した今週の追い切りでも、鞍上に促されると機敏な脚捌きを見せた。ただし、本馬は典型的な攻め巧者。ここ数走の中間内容から大きく変化した点は見受けられず、調教面からの強調材料は少ない。
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