ワイドファラオ(競走馬)

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写真一覧
抹消  栗毛 2016年4月3日生
調教師辻野泰之(栗東)
馬主幅田 昌伸
生産者フジワラフアーム
生産地新ひだか町
戦績25戦[4-3-1-17]
総賞金10,800万円
収得賞金8,210万円
英字表記Wide Pharaoh
血統 ヘニーヒューズ
血統 ][ 産駒 ]
Hennessy
Meadow Flyer
ワイドサファイア
血統 ][ 産駒 ]
アグネスタキオン
クイーンソネット
兄弟 ボナパルトワイドラトゥール
市場価格
前走 2022/05/03 かきつばた記念 G3
次走予定

ワイドファラオの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
22/05/03 名古 11 かきつばた記 G3 ダ1500 12--------6** 牡6 57.0 岩田望来辻野泰之 512
(--)
1.33.3 1.5----イグナイター
22/03/27 中山 11 マーチS G3 ダ1800 164741.71314** 牡6 57.5 大野拓弥辻野泰之 520
(+3)
1.52.3 2.139.3メイショウハリオ
21/12/22 園田 7 兵庫GT G3 ダ1400 11--------4** 牡5 57.5 C.デムー辻野泰之 517
(--)
1.27.9 0.9----テイエムサウスダン
21/11/13 東京 11 武蔵野S G3 ダ1600 1661260.11510** 牡5 58.0 柴田善臣辻野泰之B 512
(+7)
1.36.0 1.036.9⑩⑧ソリストサンダー
21/10/11 盛岡 11 MCS南部杯 G1 ダ1600 16--------5** 牡5 57.0 福永祐一辻野泰之 505
(--)
1.35.8 0.5----アルクトス
21/09/12 中山 11 京成杯AH G3 芝1600 164878.1149** 牡5 57.5 柴田善臣辻野泰之B 512
(+4)
1.32.7 0.734.9⑦⑦カテドラル
21/07/11 小倉 11 プロキオンS G3 ダ1700 16487.548** 牡5 58.0 福永祐一辻野泰之B 508
(+2)
1.41.8 0.936.5⑥⑥④⑤メイショウカズサ
21/06/03 浦和 11 さきたま杯 G2 ダ1400 12--------3** 牡5 58.0 福永祐一辻野泰之 506
(--)
1.25.5 0.6----アルクトス
21/05/05 船橋 11 かしわ記念 G1 ダ1600 12--------4** 牡5 57.0 福永祐一辻野泰之 514
(--)
1.40.4 1.1----カジノフォンテン
21/02/21 東京 11 フェブラリー G1 ダ1600 164841.01114** 牡5 57.0 福永祐一角居勝彦 514
(+8)
1.36.7 2.338.2カフェファラオ
20/11/08 阪神 11 みやこS G3 ダ1800 101112.269** 牡4 59.0 福永祐一角居勝彦 506
(-1)
1.53.9 4.041.0④⑦クリンチャー
20/10/12 盛岡 11 MCS南部杯 G1 ダ1600 16--------7** 牡4 57.0 福永祐一角居勝彦 507
(--)
1.34.1 1.4----アルクトス
20/06/24 大井 11 帝王賞 G1 ダ2000 14--------4** 牡4 57.0 福永祐一角居勝彦 510
(--)
2.06.0 0.7----クリソベリル
20/05/05 船橋 11 かしわ記念 G1 ダ1600 7--------1** 牡4 57.0 福永祐一角居勝彦 506
(--)
1.38.6 -0.4----ケイティブレイブ
20/02/23 東京 11 フェブラリー G1 ダ1600 162324.1612** 牡4 57.0 福永祐一角居勝彦 500
(-8)
1.37.3 2.138.5モズアスコット
20/02/02 東京 11 根岸S G3 ダ1400 163610.145** 牡4 58.0 福永祐一角居勝彦 508
(+6)
1.23.2 0.535.5④④モズアスコット
19/12/01 中京 11 チャンピオン G1 ダ1800 1671345.9914** 牡3 55.0 M.デムー角居勝彦 502
(-2)
1.50.3 1.837.2⑨⑨④④クリソベリル
19/11/03 京都 11 みやこS G3 ダ1800 16488.635** 牡3 56.0 M.デムー角居勝彦 504
(+5)
1.50.3 1.238.5④④ヴェンジェンス
19/09/12 浦和 11 オーバルスプ G3 ダ1400 11--------2** 牡3 55.0 福永祐一角居勝彦 499
(--)
1.25.6 0.3----ノブワイルド
19/06/16 東京 11 ユニコーンS G3 ダ1600 15116.631** 牡3 57.0 福永祐一角居勝彦 498
(-2)
1.35.5 -0.037.1デュープロセス

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昨年連覇を達成したカフェファラオの海外遠征、武蔵野Sを制したギルデッドミラーの引退など、この路線の実力馬が揃わず、やや小粒な印象のある今年のフェブラリーS。

過去10年逃げた馬は【1-1-0-8】と、差し有利のレイアウトだけに苦戦傾向にある。

逃げ馬劣勢のなか、なぜ2頭は好走できたのか。要因を探りつつ、勝ち馬を見極めたい。

逃げて馬券内好走を決めた2頭の内訳は、昨年5人気2着のテイエムサウスダン、2019年1人気に応えたインティ

テイエムサウスダンは渋った馬場による恩恵が大きかった。もう一頭、インティの2019年は良馬場。鞍上、武豊騎手による絶妙なペース配分は特筆すべき。

2019年 逃げ馬インティ

12.4 - 11.5 - 11.9 - 12.2 - 12.2 - 11.6 - 11.4 - 12.4

逃げ切りの決まった2019年と、馬場状態が同じだった翌年からの2レースを比較する。

2021年 逃げ馬ワイドファラオ

12.5 - 10.8 - 11.4 - 11.8 - 12.0 - 11.9 - 11.9 - 12.1

2020年 逃げ馬ワイドファラオ

12.5 - 10.9 - 11.2 - 11.8 - 12.3 - 12.2 - 11.9 - 12.4

東京ダート1600mは、2ハロン目に下りに入るため、該当区間では例年10秒台の速いラップが刻まれる。

一方、2019年は隊列決定までに時間を要さず、2ハロン目の時点で既に逃げ馬がペースをコントロールしている。

インティの逃げた2019年の前半3ハロン35秒8は、過去10年で最も遅い。

この年、1着インティは1番人気(初角1番手)、2着ゴールドドリームは2番人気(初角6番手)と人気サイドだったものの、3着へ好位で流れに乗った8人気ユラノト(初角6番手)が入線。

さらに、9人気ながら4着のモーニンが初角5番手だったのに対し、4人気5着のコパノキッキングは、初角13番手・4角14番手から差し届かずの前残り決着だった。

今年は、スプリントから参戦するケイアイターコイズ、距離短縮で先行力を活かしたいショウナンナデシコ、前走の根岸Sで番手につけたヘリオスなど、テンの速い馬は複数出走する。

しかし、何がなんでもハナといったタイプはいない。

明確な逃げ馬不在の組み合わせのなか、ヘリオスはキャリア28戦中逃げた5戦に限定すると【2-2-0-1】。

同じ左回りのマイル戦、地方交流G1でもハナを切り2着の実績がある。

前走の根岸Sは、内の馬の抵抗に合い、ハイペースを番手から追走する苦しい形となり、2秒5差の15着に終わった。

ただ、今回の組み合わせならテンの速力は上位で、ここも主張すると想定。そして、ヘリオスの鞍上は2019年インティが逃げ切りを決めたときと同じ武豊騎手。

1400mを主戦場にしてきたスピードに勝るタイプで、タフな冬場の東京ダート1600mは条件的に厳しい。だからこそ、自身にとって楽なペースで運びたい。

長く芝を走れる外枠から早々にハナを奪いスローに落とす…豊マジック炸裂を期待し、前々で流れに乗れる馬を狙う。

ソリストサンダー。前走の交流G1では凡走したものの、左回りのマイルでは安定感が光り、昨年のフェブラリーSでも好位から運び3着とクビ差の4着。南部杯以来の実戦でも、中間の動きは良く、菅原騎手なら前に行くはず。

レモンポップ。全10戦すべてで初角5番手以内。その内8戦で上がり3位以内、6戦は上がり最速と、好位抜け出しが必勝パターン。中2週のローテは気になるが、今年の相手関係なら外せない一頭。

ヘリオス。適性距離は1ハロン短く、激流になると厳しい。前述したとおり、単騎逃げの展開になれば。

馬券は◎から〇▲への馬連・ワイド。◎から相手②④⑦⑩⑭への3連複。

(文・垣本大樹)

26日栗東でワイドファラオの半妹など10頭の2歳馬がゲート合格 2022年10月26日(水) 13:19

10月26日(水)の栗東トレセンでは、2歳馬10頭がゲート試験に合格。デビューへの関門を突破した。

イエスウィズキャン(母ジュエルメッセージ、牡、松永昌)

ココナッツブラウン(母ルアーズストリート、牝、上村洋)=おばブロードストリートローズS・GⅡ勝ち

スモーキンビリー(母Buy for Less、牡、音無秀)

トンジンチ(母ワイドサファイア、牝、藤原英)=半兄ワイドファラオかしわ記念・JpnⅠなど重賞3勝

マリアナトレンチ(母アイアムルビー、牡、音無秀)

モズメイメイ(母インラグジュアリー、牝、音無秀)=母はスピンスターS・GⅠなど米重賞3勝

ライメイウィザード(母クイーンバイオ、牝、浜田多)

キャニオンバレーの2020(牡、浜田多)

スコルピンキッスの2020(牝、高橋忠)

レガリニの2020(牝、高橋忠)=おじドウデュース日本ダービー&朝日FS・GⅠ勝ち~現役

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【血統アナリシス】ユニコーンS2022 重馬場で2勝のマジェスティックウォリアー、A.P. IndyやStorm Catが存在感を示す 2022年6月18日() 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はユニコーンS2022・血統予想をお届けします!


20年カフェファラオ、19年ワイドファラオ、18年ルヴァンスレーヴ、17年サンライズノヴァ、16年ゴールドドリーム、15年ノンコノユメ、13年ベストウォーリア、のちに古馬混合G1またはJpn1を制することになる馬が勝ち馬として名を連ねており、まずは今後のダート界を背負えるだけのポテンシャルを秘めたタイプを評価すべきだろう。

近年はA.P. IndyやStorm Catなど、母の父にSecretariatの血を引く種牡馬を内包する馬の活躍が目立ち、昨年も1着にA.P. Indy直系のスマッシャー(父マジェスティックウォリアー)、3着にStorm Cat直系のケイアイロベージ(父ヘニーヒューズ)が入線していた。なお、マジェスティックウォリアーは種牡馬として13年ベストウォーリアに続く2頭目の勝ち馬を出したことになるが、どちらも重馬場で施行されていたことは念頭に置きたい。

リメイクは、父ラニ×母サリエル(母の父キングカメハメハ)。父は現役時に16年UAEダービーを勝ち、16年ベルモントSでも3着と健闘。本馬の父A.P. Indy系×母の父キングカメハメハという血統構成は昨年の勝ち馬スマッシャーを想起させる配合で、同馬とは端午Sから挑む臨戦過程も共通する。遠縁には21年武蔵野Sを勝ったソリストサンダーがいることも興味深く、血統背景からも200mの距離延長をこなせる下地は十分にありそうだ。

セキフウは、父ヘニーヒューズ×母シヤボナ(母の父Kingmambo)。16年高松宮記念など重賞を2勝したビッグアーサーの半弟。父は19年の勝ち馬ワイドファラオを出すほか、13年3着ケイアイレオーネ、21年3着ケイアイロベージと3頭の好走馬を出している。なお、本馬とケイアイレオーネはUAEダービーからの帰国緒戦となる臨戦も共通するが、同馬が11番人気という低評価で前走10着から巻き返していたことは気に留めておきたい。

コンバスチョンは、父ディスクリートキャット×母スモーダリング(母の父パイロ)。叔母に20年JBCレディスクラシックなどダートグレード競走を3勝したファッショニスタがいる血統。本馬は好相性を示すStorm Catの直系にあたり、母の父も種牡馬としては20年3着ケンシンコウを出した。JRAでは3戦3勝と底を見せておらず、東京ダート1600mもリステッドのヒヤシンスSを制しているため、ぞんざいには扱えない存在だろう。


【血統予想からの注目馬】
リメイク ②セキフウ ③コンバスチョン

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2020年のかしわ記念馬ワイドファラオが大井に移籍 2022年5月7日() 04:40

 2020年のJpnⅠかしわ記念、2019年のGⅡニュージーランドT、GⅢユニコーンSを勝ち芝&ダートで活躍したワイドファラオ(栗・辻野、牡6)が6日付で。通算25戦4勝(うち地方9戦1勝)で、獲得賞金は2億205万3000円(うち地方9405万円)。3日のかきつばた記念6着が最後のレースとなった。今後は地方競馬(大井競馬)に移籍する予定。

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【古馬次走報】東京スプリント2着リュウノユキナは北海道スプリントCへ 2022年4月22日(金) 04:54

東京スプリント2着のリュウノユキナ(美・小野、牡7)は北海道スプリントC(6月2日、門別、JpnⅢ、ダ1200メートル)へ。5着サクセスエナジー(栗・北出、牡8)はさきたま杯(6月1日、浦和、JpnⅡ、ダ1400メートル)、僚馬で6着ヒロシゲゴールド(牡7)は北海道スプリントCへ。

★下総Sを勝ってオープン入りしたテリオスベル(美・田島、牝5)はブリリアントS(5月1日、東京、L、ダ2100メートル)に向かう。

マーチS14着ワイドファラオ(栗・辻野、牡6)は福永騎手でかきつばた記念(5月3日、名古屋、JpnⅢ、ダ1500メートル)へ。

★京葉S2着アポロビビ(美・中舘、牡6)はNST賞(8月21日、新潟、OP、ダ1200メートル)を視野に入れる。

★福島民報杯10着ウインイクシード(美・鈴木伸、牡8)は巴賞(7月3日、函館、OP、芝1800メートル)を予定。

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【マイラーズC】カラテ栗東に慣れて動きは上々 2022年4月21日(木) 04:51

転厩初戦となるカラテは、2週連続で栗東CWコースで併せ馬。ゴールを過ぎてからも一杯に追われてしっかりと負荷をかけ、ラスト1ハロン11秒8(6ハロン83秒1)でワイドファラオ(OP)に半馬身先着した。「栗東のコースが初めてで先週は少し戸惑っていましたが、きょうはだいぶ慣れてしっかり動けるようになってきました」と辻野調教師。阪神コースは初めてとなるが、「加速するのに時間がかかるので、大きいコースでゆったり走らせた方が力を出せそう」と前向きに語った。

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ワイドファラオの関連コラム

閲覧 1,316ビュー コメント 0 ナイス 4

 かしわ記念は上半期の大一番、帝王賞のトライアルレースだが、JpnⅠだけのことはあって、同年のフェブラリーSを始め、GⅠ好走馬が多数出走してくる。しかし、意外にもこのレースは、2010年のエスポワールシチー以降、1番人気が未勝利という歴史がある。なぜ、1番人気が勝てないのか? その1番人気の大半が一昨年のカフェファラオのように、前走でフェブラリーSなど、G1、JpnⅠを大目標とし、そこで結果を出した馬が大半だからだ。

 過去10年でフェブラリーSとこのレースを連覇したのは2014年のコパノリッキーのみ。一方で2016年のモーニン、2018年のノンコノユメ、2020年のモズアスコット、2021年のカフェファラオは、フェブラリーSを制した後のこのレースで馬群に沈んでいる。このことからもフェブラリーSを大目標にして、そこで好走した馬を狙うのは危険だ。

 また、休養明けのGⅠ、JpnⅠウイナーが出走してくる年も度々あるが、それらもこのレースで苦戦している。前年の東京大賞典1着以来の出走となった2013年のローマンレジェンドは、1番人気に支持されながらも3着が精一杯。2021年に1番人気に支持されたルヴァンスレーヴも、2018年のチャンピオンズC1着以来の長期休養明けで、大差の5着に敗れている。

 では、何が有力か? 同年のフェブラリーSを除く、過去1年以内にダ1600m以上の古馬・牡馬混合GⅠ、JpnⅠで連対実績があった馬である。ただし、前記したように休養明けの馬は苦戦の傾向。過去10年の3着以内馬30頭中29頭がフェブラリーS以降のレースに出走していたことから、それらは狙い下げたいもの。

 ①同年のフェブラリーSを除く、過去1年以内に古馬・牡馬混合のGⅠ、JpnⅠで連対実績、②同年のフェブラリーS以降のレースに出走していることが条件で、過去10年の成績は【6・1・2・0】である。1着の該当馬は、2015年のワンダーアキュート、2016年と2017年のコパノリッキー、2018年と2019年のゴールドドリーム、2021年のカジノフォンテン。2着の該当馬は、2015年のベストウォーリア。3着の該当馬は、2016年のベストウォーリア、2020年のサンライズノヴァだ。

 さらに同年のフェブラリーSの1着馬は危険だと前記したが、2~3着馬は意外とここでも安定した成績を収めている。それらの過去10年のこのレースでの成績は【2・3・3・2】。1着の該当馬は、2018年と2019年のゴールドドリーム。2着の該当馬は、2013年のエスポワールシチ―、2015年のベストウォーリア、2020年のケイティブレイブ。3着の該当馬は、2018年のインカンテーション、2020年のサンライズノヴァ、2022年のテイエムサウスダン。4着以下だったのは、2016年のノンコノユメ、2017年のベストウォーリアだが、ともに4着である。フェブラリーSの勝ち馬よりは狙えるようだ。

 最後に穴パターンを紹介すると、前走で3角先頭だった馬が穴を開けている。2016年の2着馬ソルテ(6番人気)や2020年の優勝馬ワイドファラオ(6番人気)、遡れば2010年の2着馬フリオーソ(5番人気)も前記該当馬だ。ソルテは7連勝で前走では南関東の重賞・フジノウェーブ記念を早め先頭から押し切って勝利していた馬。ワイドファラオは前走のフェブラリーSで逃げたものの、アルクトスと競り合って12着に失速した馬だ。フリオーソもダイオライト記念で逃げバテ5着から巻き返している。

 フリオーソは過去1年以内にJpnⅠで連対実績があったが、ワイドファラオのように2桁着順大敗からでも巻き返しているので、それらは警戒したい。また前記出走馬は前走でダートグレードか南関東の重賞に出走しているという共通項があったので、それらを条件としたい。


 まとめるとこうなる!

 ●本命候補
 ・同年のフェブラリーSを除く、過去1年以内に古馬・牡馬混合のGⅠ、JpnⅠで連対実績がある馬(同年のフェブラリーS以降のレースに出走していることが条件)。
 ・前年のチャンピオンズCで5着以内かつ、前年のダ1600mのGⅠ、jpnⅠで3着以内の実績がある馬。
 ・同年のフェブラリーSで2着、3着だった馬。

 ●穴馬候補
 ・前走でダートグレードか南関東の重賞に出走し、3角先頭だった馬。


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2022年9月20日(火) 16:05 山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~テレ玉杯オーバルスプリント2022年~
閲覧 1,118ビュー コメント 0 ナイス 3

 2011年にグレードレースとして生まれ変わり、今年で11年目のテレ玉杯オーバルスプリント。このレースは小回りで直線の短い浦和であることやこの先にJpnII・東京盃が控えていることもあり、中央勢が手薄になることが多い。このせいか2013年にはセイントメモリー(大井)が勝利し、18・19年にはノブワイルド(浦和)が連覇を達成するなど、他のダートグレードと比べると南関東勢の活躍が目立っている。

 また昨年、1番人気に支持されたラプタスが10着に敗れたように、このレースには「1番人気は勝てない」というジンクスがあり、これまでの過去10年で1番人気が優勝したことが一度もない。一昨年に1番人気に支持されたノブワイルドもオーバーペースの競馬で3着に敗れている。

 他の1番人気馬も2014年のエーシンビートロンや2016年のソルテが2着、2015年にタガノトネールヤマニンアンプリメが3着に来ているものの、その他は全て4着以下に敗れている。ただ、これらの大半は、同年の6月以降不出走の休養明けの馬。このレースはここから始動して、大一番のJBCスプリントを目指す馬が多く、そのことも影響しているのだろう。少なくとも休養明けの1番人気馬は疑ってかかりたい。

 逆に「買い」なのは、前走で8月の後半に行われる新潟ダ1200mのオープン(2012年までBSN賞、2013年以降はNST賞)に出走していた馬。それらの過去10年の成績は【3・0・1・0】と複勝率100%だ。1着の該当馬は2012年アースサウンド、2014年のキョウエイアシュラ、2016年のレーザーバレット、3着の該当馬はデュアルスウォードだ。どの馬も4着以下だったことから、着順に関係なく本命候補にして良さそうだ。

 さらに前走でクラスターCに出走し、3角3番手以内で3着以内だった馬も有力。それらの過去10年の成績は【1・2・1・0】。1着の該当馬は、2017年のサイタスリーレッド。2着の該当馬は、2013年のタイセイレジェンド、2018年のオウケンビリーヴ。3着の該当馬は、2017年のブルドッグボスだ。浦和1400mは前の位置が取れるほうが有利なだけに、前走1400m組よりも1200m組の活躍が目立っていることを視野に入れたい。

 前走1400m組では、前走で浦和1400mのさきたま杯かプラチナCに出走し、4角先頭で勝利した馬が有力。それらの過去10年の成績は【1・2・0・0】。1着の該当馬は、2019年のノブワイルド、2着の該当馬は、2016年のソルテ、2020年のベストマッチョ。プラチナCが重賞に格上げされたのは2018年からだが、過去4年で2頭が前記に該当している。

 その他、このレースは過去10年で3歳馬が2015年のジャジャウマナラシ、2017年のリエノテソーロ、2019年のワイドファラオ、2020年のアランバローズの4頭が出走し、ワイドファラオ、アランバローズが2着、3着に好走している。一方、ジャジャウマナラシとリエノテソーロの2頭が馬券圏外に敗れているが、その2頭には前走で1.5秒以上負けている共通項があった。つまり、前走で大敗していない3歳馬なら狙いが立つことになる。3歳馬は勢いもあるし、斤量面での優位性もあるからだろう。

 最後に人気薄で好走しているタイプはというと、前走で南関東の1600mのオープンか重賞に出走していた馬だ。2013年の優勝馬セイントメモリー(4番人気)、2021年の2着馬ティーズダンク(5番人気)、2013年の3着馬ジョーメテオ(6番人気)、2016年の3着馬レガルスイ(7番人気)、2018年の3着馬トーセンハルカゼ(5番人気)、2021年の3着馬アランバローズがそれに該当。このパターンは過剰に人気がないので、穴党の方にはお薦めだ。


 まとめるとこうなる!

 ●本命候補
 ・前走で8月の後半に行われる新潟ダ1200mのオープン(現在は、NST賞)に出走していた馬。
 ・前走クラスターCに出走し、3角3番手以内で3着以内だった馬。
 ・前走でさきたま杯かプラチナCに出走し、4角先頭で勝利した馬。
 ・3歳馬(前走で1.5秒以上負けていないことが条件)。

 ●穴馬候補
 ・前走で南関東の1600mのオープンか重賞に出走していた馬。

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2022年5月4日(水) 00:00 山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~かしわ記念2022~
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 かしわ記念は上半期の大一番、帝王賞のトライアルレースだが、GⅠだけのことはあって、同年のフェブラリーSを始め、GⅠ好走馬が多く出走してくる。しかし、意外にもこのレースは、2010年のエスポワールシチー以降、1番人気が未勝利という歴史がある。なぜ、1番人気が勝てないか? その1番人気の大半が昨年のカフェファラオのように、同年のフェブラリーSの優勝馬という傾向があるからだ。

 過去10年でフェブラリーSとこのレースを連覇したのは、2014年のコパノリッキーのみ。一方で2016年のモーニン、2018年のノンコノユメ、2020年のモズアスコット、2021年のカフェファラオは、フェブラリーSを制した後のこのレースで馬群に沈んでいる。このことからもフェブラリーSを大目標にして、そこで好走した馬を狙うのは危ういと言える。

 また、休養明けのGⅠウイナーが出走してくる年も度々あるが、それらもこのレースで苦戦している。前年の東京大賞典1着以来の出走となった2013年のローマンレジェンドは、1番人気に支持されながらも3着が精一杯。2021年に1番人気に支持されたルヴァンスレーヴも、2018年のチャンピオンズC1着以来の長期休養明けで、大差の5着に敗れている。

 では、何が有力か? 同年のフェブラリーSを除く、過去1年以内に古馬混合のGⅠで連対実績があった馬である。ただし、前記したように休養明けの馬は苦戦の傾向。過去10年の3着以内馬30頭中29頭がフェブラリーS以降のレースに出走していたことから、それらは狙い下げたいもの。① 同年のフェブラリーSを除く、過去1年以内に古馬混合のGⅠで連対実績、②同年のフェブラリーS以降に行なわれたレースに出走していることが条件で、過去10年の成績は、【6・1・2・0】である。

 1着の該当馬は、2015年のワンダーアキュート、2016年と2017年のコパノリッキー、2018年と2019年のゴールドドリーム、2021年のカジノフォンテン。2着の該当馬は、2015年のベストウォーリア。3着の該当馬は、2016年のベストウォーリア、2020年のサンライズノヴァ。カジノフォンテンを除く、8頭がマイルGⅠで連対していたのもポイントだ。

 また、前年のチャンピオンズCで5着以内かつ、前年のフェブラリーS、かしわ記念、マイルCS南部杯など、マイルGⅠで3着以内の実績がある馬も有力で、過去10年の成績は【3・0・2・0】。1着の該当馬は、2012年のエスポワールシチー、2015年のワンダーアキュート、2018年のゴールドドリーム。3着の該当馬は、2014年のワンダーキュート、2021年のインティと複勝率100%だ。

 さらに同年のフェブラリーSの1着馬は危険だとお伝えしたが、2~3着馬は意外とここでも安定した成績を収めている。それらの過去10年のこのレースでの成績は【2・3・2・2】。1着の該当馬は、2018年と2019年のゴールドドリーム。2着の該当馬は、2013年のエスポワールシチ―、2015年のベストウォーリア、2020年のケイティブレイブ。3着の該当馬は、2018年のインカンテーション、2020年のサンライズノヴァ。4着以下だったのは、2016年のノンコノユメ、2017年のベストウォーリアでともに4着である。フェブラリーSの勝ち馬よりは狙えるようだ。

 最後に穴パターンを紹介すると、前走で3角先頭だった馬が穴を開けている。2016年の2着馬ソルテ(6番人気)や2020年の優勝馬ワイドファラオ(6番人気)、遡れば2010年の2着馬フリオーソ(5番人気)も前記該当馬だ。ソルテは7連勝で、前走では南関東の重賞・フジノウェーブ記念を早め先頭から押し切って勝利していた馬。ワイドファラオは前走のフェブラリーSで逃げたものの、アルクトスと競り合って12着に失速した馬だ。フリオーソもダイオライト記念で逃げバテ5着から巻き返している。

 フリオーソは過去1年以内にJpnⅠで連対実績があったが、ワイドファラオのように2桁着順大敗からでも巻き返すのが、かしわ記念の傾向なので、それらには注意したい。ただ、ダートグレード勝ちの実績がない地方馬を狙う場合は、ソルテのように前走の南関東重賞で勝っていることが条件になりそうだ。


 まとめるとこうなる!

 ●本命候補
 ・同年のフェブラリーSを除く、過去1年以内に古馬混合のGⅠで連対実績がある馬。(同年のフェブラリーS以降のレースに出走していることが条件)
 ・前年のチャンピオンズCで5着以内かつ、前年のマイルGⅠで3着以内の実績がある馬。
 ・同年のフェブラリーSで2着、3着だった馬。

 ●穴馬候補
 ・前走で3角先頭だった馬。
 (地方馬の場合、前走で南関東重賞を勝っていることが条件)

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2021年10月10日() 21:10 山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~マイルチャンピオンシップ南部杯2021~
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 イルチャンピオンシップ南部杯は、あのメイセイオペラを送り出した岩手最大のレース。JBCスプリントJBCクラシックの前哨戦だが、さすがマイルのG1レースだけあって、同年のフェブラリーS上位馬やかしわ記念の上位馬が集う。対戦図式は、休養明けの実績馬vs上がり馬。しかし、上がり馬はほとんど通用していないというのが実情だ。

 上がり馬よりも実績馬のこのレースは、イルチャンピオンシップ南部杯と同じマイルG1である、同年のかしわ記念の連対馬が活躍している。その成績は過去10年で【4・2・2・2】。1着の該当馬は、2012年のエスポワールシチー(同馬は2009年も1着、2010年は2着)、2015年のベストウォーリア 、2016年、2017年のコパノリッキー。2着の該当馬は、2013年のホッコータルマエ、2018年のゴールドドリーム。3着の該当馬は、2013年のワンダーアキュート、2019年のゴールドドリームだ。

 4着以下は2018年のオールブラッシュ(5着)とワイドファラオ(7着)の2頭。しかし、前記の連対馬6頭が前走でも連対しているのに対して、オールブラッシュとワイドファラオは前走で連対を外しているという共通項があった。そこで同年のかしわ記念で連対かつ、前走でも連対という条件を加えると、過去10年の成績は【4・2・0・0】と複勝率100%まで信頼度が高まった。

 さらに同年のプロキオンSの連対馬も有力で、その成績は過去10年で【2・2・4・3】と立派なもの。1着の該当馬は、2014年、2015年のベストウォーリア 。2着の該当馬は、2011年のダノンカモン、2019年のアルクトス。3着の該当馬は、2011年のシルクフォーチュン、2012年のアドマイヤロイヤル、2013年のセイクリムズン、2017年のキングズガード。4着以下は、2013年のアドマイヤロイヤル(5着)と2017年のカフジテイク(4着)、2020年のサンライズノヴァ(4着)。

 2013年のアドマイヤロイヤル、2017年のカフジテイクは、2021年サンライズノヴァプロキオンSで3角12番手以下と、差して好走した馬。つまり、展開に恵まれての連対だっただけに、3角11番手以内というのを条件に加えると、その成績は【2・1・3・0】とデーダ上は完璧。また、このデータに漏れたびは2011年の2着馬ダノンカモンと同年の3着馬シルクフォーチュンだが、この2頭はプロキオンS後にもう一戦していた。プロキオンS連対後に、もう一戦している馬も信頼できるだろう。

 このようにこのレースは近走マイル以下の距離を使われている馬の活躍が目立つが、穴馬は前走で中距離のダートグレードに出走していた馬だ。昨年6番人気でこのレースを優勝したアルクトスは、前走でエルムSに出走し、6着だった馬。遡って、2010年に4番人気で優勝したオーロマイスターも前走でエルムSに出走し、2着だった馬。

 さらにこの年は、前走で日本テレビ盃に出走して8着だったグランシュヴァリエが11番人気で3着と好走したことで、3連単131万越えの大波乱になっている。他にも2012年に前走の日本テレビ盃で9着だったダイショウジェットが6番人気で2着と好走しており、前走で距離1700m以上に出走していた馬が、ここで穴メーカーになっていると言える。

 さらに穴パターンを挙げると、何と言っても過去10年で唯一の馬複で万馬券決着の立役者となった2017年の2着馬ノボバカラでしょう。ノボバカラはダートグレードで3勝の実績があったものの、古馬になってからはスプリント路線を主体に使われ、さらに近走の芝のレースで大敗していたために7番人気と人気薄だった。しかし、芝のスピード競馬に慣れていることで、このレースでは単騎の逃げて2着に粘っている。

 他にもエスポワールシチーが過去に2度の逃げ切り勝ちを決め、2014年のポアゾンブラックや2015年タガノトネールも逃げて2着に粘っている。エスポワールシチーはそもそも実績馬だが、ポアゾンブラック、タガノトネールはそれほど人気のない伏兵馬。ノボバカラを含めて、それらの伏兵馬には前走で1400m戦以下を使われている共通項があった。


 まとめるとこうなる!

 ●本命候補
 ・同年のかしわ記念で連対かつ、前走でも連対している馬。
 ・同年のプロキオンSの連対馬。
  (プロキオンSで3角11番手以内かプロキオンSからもう一戦していることが条件)

 ●穴馬候補
 ・前走で距離1700m以上のダートグレードに出走していた馬。
  (連対圏内を狙うのであれば、同年のダートグレードで連対実績があることが条件)
 ・今回で逃げる可能性が高い馬。
  (前走で1400m以下に出走していた馬が人気の盲点になりがち)

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2021年5月4日(火) 11:55 山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~かしわ記念2021~
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 かしわ記念は上半期の大一番、帝王賞のトライアルレースだが、格付けがJpnⅠだけあって、G1ウイナーが多く参戦する。しかし、意外にもこのレースは、2010年のエスポワールシチー以降、1番人気が未勝利という歴史がある。なぜ、1番人気が勝てないか? その1番人気の大半が同年のフェブラリーSの優勝馬だからである。

 フェブラリーSとこのレースを連覇したのは、前記のエスポワールシチーと2014年のコパノリッキーのみだから、当然と言えば当然である。2019年のインティのように、同年のフェブラリーSを逃げ、先行して優勝した馬はここでも2着、3着を拾ってくることも少なくないが、2018年のノンコノユメや2020年のモズアスコットのように、同年のフェブラリーSを差して優勝した馬はことごとく人気を裏切っている。

 また、休養明けの実績馬が出走してくる年も度々あるが、それらもこのレースで苦戦している。前年の東京大賞典1着以来の出走となった2013年のローマンレジェンドは、1番人気に支持されながらも3着が精一杯。昨年2番人気に支持されたルヴァンスレーヴも、2018年のチャンピオンズC1着以来の長期休養明けで、大差の5着に敗れている。

 そこで過去10年の連対馬20頭を見ていくと、同年のフェブラリーS以降のレースに出走しているという共通項があった。また優勝馬の10頭中、8頭は過去1年以内にGⅠ勝ちの実績があり、その他の2頭は、当時4歳の2013年ホッコータルマエと2020年のワイドファラオである。遡れば、2009年の優勝馬エスポワールシチーも当時が4歳。過去1年以内にGⅠ勝ちの実績がない4歳馬以外の馬は、このレースを優勝していないのである。

 このレースで勝ち負けできる馬を狙うのであれば、同年のフェブラリーS以降のレースに出走していること、過去1年以内にGⅠ勝ちの実績があることを条件で狙いたい。4歳馬ならばG1勝ちの実績がなくても問題ないが、前走で同年のフェブラリーSに出走しているか、同年のマーチSアンタレスSを優勝している馬を狙いたい。前記の4歳馬はその条件を満たしている。

 さらにこのレースは、2019年にフェブラリーSの1着馬インティと2着馬ゴールドドリームがこのレースでは着順が入れ替わる形でワン、ツーを決めたように、何だかんだ同年のフェブラリーSの上位馬が活躍している。しかし、前記したノンコノユメモズアスコットのような馬もいるので、闇雲には狙えない。

 そこでフェブラリーSの着順よりも、レースの運びにアプローチすると、4コーナー5番手以内でレースを運んだ馬の活躍が目立っていた。その成績は過去10年で【4・2・0・3】。1着の該当馬は、2012年のエスポワールシチー(同馬は、2010年も前記条件で優勝)、2014年と2017年のコパノリッキー、2020年のワイドファラオ。2着の該当馬は、2013年のエスポワールシチー、2019年のインティだ。

 逆に通用しなかったのは、2016年と2019年のモーニン(8着、7着)、2020年のアルクトス(4着)。2019年のモーニン、2020年のアルクトスは、古馬でありながら過去1年以内にGⅠ勝ちのなかった馬。成長途上の4歳馬ならばともかく、古馬の場合は低迷している可能性が狙い下げ極めて高いので、狙い下げたいもの。

 一方、2016年のモーニンは前走でフェブラリーSを優勝していたが、それがGⅠ初制覇だった。フェブラリーSで死力を尽くし、このレースでは余力がなかったのだろう。このようなパターンはかしわ記念に限らずままあるが、一度目のフェブラリーSを優勝した2014年のコパノリッキーや2019年のインティのように、ここも連対を死守する場合もあるので、これは例外としない。

 ただし、4歳馬ならば過去1年以内にGⅢ以上勝ち、古馬であれば過去1年以内にGⅠ勝ちの実績があることが条件で中心視したいもの。前記の連対馬はそれを満たしている。

 それ以外にも前年の東京大賞典の連対馬も有力。暮れの大一番、東京大賞典よりも相手が手薄になることが多いからだ。ただし、2018年のサウンドトゥルーのように、前走から2.5Fの距離短縮馬というのは通用していないので、前走でマイル戦を使われていることが条件で狙ってみたい。それられの過去10年のこのレースでの成績は、【2・0・1・0】。1着の該当馬は、2011年のフリオーソ、2012年のゴールドドリーム。3着の該当馬は、2013年のワンダーアキュートである。

 最後にこのレースでの穴馬はというと、前走で3コーナー先頭だった馬だ。2016年の2着馬ソルテ(6番人気)や2020年の優勝馬ワイドファラオ(6番人気)、遡れば2010年の2着馬フリオーソ(5番人気)も前記該当馬だ。ソルテは7連勝で、前走では南関東の重賞・フジノウェーブ記念を早め先頭から押し切って勝利していた馬。ワイドファラオは前走のフェブラリーSで逃げたものの、アルクトスと競り合って12着に失速した馬だ。フリオーソもダイオライト記念で逃げバテ5着から巻き返している。同馬は過去1年以内にGⅠで連対実績があった。

 フリオーソのように過去1年以内にGⅠで連対実績があれば理想的だが、前走で地元の重賞を勝利していた馬やそれまでにダートグレード勝ちの実績がある4歳馬も、前走で3コーナー先頭が条件で穴メーカーとなっている。


 まとめるとこうなる!

 ●本命候補
 ・同年のフェブラリーSで4コーナー5番手以内の競馬をしていた馬。
  (過去1年以内に4歳馬はGⅢ以上勝ち、古馬はGⅠ勝ちの実績があることが条件)
 ・前走でマイル戦に出走している、前年の東京大賞典の連対馬。

 ●穴馬候補
 ・前走のダートグレードで3コーナー先頭のレースをして凡退した馬。
  (過去1年以内にGⅠ連対実績があるか、4歳馬ならダートグレード勝ちの実績があることが条件)
 ・地元の重賞を前走3コーナー先頭から押し切って勝利した馬。


山崎エリカさんのダートグレード競走最新予想はこちらからご覧いただけます!!

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2021年2月19日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】【買い方を考える】3連複や3連単は適当に買った方が良い!?/フェブラリーSの穴馬
閲覧 4,617ビュー コメント 0 ナイス 7



たまに馬券の買い方の話をしようと思う。というのも、現代競馬はとにかく買い方が大事。予想力と買い方力のトータルが収支に繋がるとすると、その重要度の割合は低く見積もっても既にイーブンくらいだろう。つまり予想と同じくらい買い方が大事なのだ。

どんなに素晴らしい予想をしても買い方がダメだと、儲からない。ところが、多くのファンは予想についてはアレコレと考えるが、買い方はあまり深く考えていない。印をつけて、終わり、これは意味がない。◎○▲で決まっても大して儲からないこともあるし、◎△△で決まっても儲かることもある。単複勝負なら買い方の介在する余地は(なくはないとはいえ)小さいが、3連系馬券は買い方が大事なのである。

私は買い方までトータルで考えて予想している。これがあまり理解されないのだが、例えば断然人気でも2~3着付けで面白そうなら本命を付けることがある。

「2~3着付けは邪道」
「勝ち馬を当ててこそプロ」

という声は10数年前から断続的に頂くのだが、私自身は何とも思わない。別に邪道だろうが、プロらしからなくても一向に構わないからだ。

邪道だろうが何だろうが、勝利にこだわるのがプロだと信じている。私自身は、”男の一点勝負”とか”プロは〇〇”、このようなことはすべて自己満足だと思っている。馬券に生き様だの男だのといったことは正直誰も求めてないし、自分に酔い過ぎだとすら思う。ギャンブルに人生だとか生き様だとか言い出すと依存症の兆候だろう、むしろ気を付けた方が良い。

~3頭も当てるのは奇跡に近い

というわけで、3連複の買い方の話だが、表題の通り3連系馬券は少し適当で良いと考えている。

何しろ3頭を当てる、3連単に至っては順番通り当てるのだ。そんなの、無理に決まってる(笑)。競馬は生き物が生き物を操作する競技で、不利や不測の事態はつきもの。ビシッと仕留める3連複や3連単など年に数回だろうし、そういうものを狙うより多少偶然性というスパイスに頼っていい。これは運任せや偶然性頼みとは違う。むしろ偶然という必然を狙う(紛らわしい)のだ。

多頭数で人気の3連複に「ぶち込む」ようなことも、基本的にはあまり意味ない。そうそう思い通りに行かないのだから、馬券を買う際はそういうことを理解して現実に即して買うと良い。

例えば先週の京都記念では、最終的に◎ステイフーリッシュ、○ラヴズオンリーユー、▲ワグネリアン、という予想だったが、この上位3頭の組み合わせはほとんど買わなかった。大して配当を期待できない上に、そこまでカンタンに上位で決まるとまでは思えなかったからだ。ならば○▲の2頭のうちどちらかには飛んでもらって、1頭変なのに割って入ってもらおう…という魂胆の「◎~○▲~○▲以外」という買い方をした。

結果的には変なの……の中では最もまともなダンビュライトが入ってしまったことで大した配当にはならなかったのだが、配当はある種の結果論。大した回収ができなくても、このスタンスを貫くことでたまに超伏兵が突っ込んで来たり、高めが来たりしてドカンと跳ねる。これが3連系馬券の醍醐味だ。自分自身でどういう期待値のゲームをしているかわかっていれば、大して儲からなかろうが、トリガミだろうが何とも思うことはない。だから”後追い”というギャンブルをやる上での悪手を選ぶような愚かなプレーをすることもない。

…といったことを書いても、なかなか伝わらないというか、支持は得られないのだが、それはそれで良いのかもしれない。なぜなら、多くの人がやはり本線で当てたいといった欲望や、真面目な馬券の買い方をするのだから、少数派が勝つギャンブルにおいてはそういう人がいるうちは、むしろ私のやり方で正解に近づけるともいえる。

もちろん予想にも馬券の買い方にも正解はない。なので特にマネしてほしいとは思わないが、こういう考え方もあるということを頭の片隅にでも入れておいていただけたらと思う。

フェブラリーS展望

今週末は遂に今年最初のJRA・G1、フェブラリーSが行われる。

なぜ買い方の話をしたかというと、今年のフェブラリーSもアテになる馬が少なそうで、適当に手広く買ってもプラスに持って行けそうな気がするからだ。もちろんそれは予想がそれなりに的中すれば…の話ではあるが。

低調なメンバー構成だが、馬券的には面白そうな一戦。チャンピオンズカップ組がほとんど出走してこず、最先着は6着カフェファラオ東京大賞典組も不在だ。

というわけで、ココでは穴馬候補を1頭挙げておきたい。

ワンダーリーデル

久々の根岸ステークスでは内で溜めて直線大外に持ち出すと鋭く伸びて勝ち馬にあと一歩まで迫った。本来は休養明け初戦は走らないタイプだが、驚きの激走だった。今回は叩いての上積みを見込めそうな上に、背腰が強くなくテンで脚を使わない方が良いだけに1Fの距離延長はプラス。主戦の横山典騎手に戻り、前走同様に前半は何もせず溜めて行く作戦だろう。昨年は先行争いが激化し直線差しが届いたが、今年も昨年先行争いをしたインティワイドファラオサクセスエナジーの3頭が出走してきた。そして昨年よりメンバーレベルは昨年より低く。というわけで、昨年4着からさらなる前進に期待できるとみている。

フェブラリーSの本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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ワイドファラオの口コミ


口コミ一覧
閲覧 241ビュー コメント 0 ナイス 7

明日、プラチナカップが浦和競馬場で開催される。
今年はダートグレードの一戦で活躍している実績馬が多く豪華なメンバーだ。私の注目馬はワイドファラオです。最近のレースでは、トップハンディを背負っているが、今回は斤量差無しで挑める。チャンスはある筈だ。

 赤萬坊 2022年5月3日(火) 15:59
かきつばた記念 おおざっぱ予想
閲覧 217ビュー コメント 0 ナイス 4

◎12 ヘリオス
◯2 タガノビューティー
▲10 ピンシャン
△4 インペリシャブル
△11 ワイドファラオ

単勝12
三連複12軸→2.4.10.11

さぁよくわからないぞ
コレでいいのか悪いのか( ̄▽ ̄)コレデイイノダ

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 ゼファー 2022年5月3日(火) 13:24
かきつばた記念&兵庫チャンピオンシップ&かしわ記念
閲覧 663ビュー コメント 0 ナイス 8

累計:−1032(内、WIN5他累計:−160)
予算:40

ゴールデンウィークも予定が無いので競馬を、ギャンブル依存症かも・・・

<第34回 かしわ記念(指定交流)JpnI>

「馬場状態」
船橋は3月に砂を入替えて10cmが12cmへ、時計が掛かるタフな馬場状態に変わったらしい。
前残りが目立っているので、前で踏ん張って粘る戦法が良くて、後ろからでは良い脚が活きないダートか

「展開」
ハナ:カジノフォンテン
番手:テイエムサウスダン
3番:インティ
4番:ショウナンナデシコ
カジノフォンテンが6番枠を活かしてハナへ、テイエムサウスダンは距離を考慮して溜めたいはず
それならインティの武豊騎手が番手も有り得るが、流れは落ち着くスローペース

「馬券のポイント」
スローペースで、砂が深いダートなら決脚が活きず後ろからでは届かない戦いと読む!

本命:インティ:大外枠歓迎、番手まで押し上げて差し込む
対抗:カジノフォンテン:思い切って行けばスローペース想定なので残れる可能性は高い
単穴:ショウナンナデシコ:緩めの流れ想定なので内枠を利して粘り込む、牝馬だが船橋ダート得意
特注:サンライズノヴァ:ダートは不慣れなダミアン レーン騎手だが、名手は進化する

3着:テイエムサウスダン:展開は向く、地方の深いダートも得意だがマイルでラスト垂れるか?
3着:ソリストサンダー:海外帰りはここまでの評価

消し:タイムフライヤー:前年に川田将雅騎手でも大敗で船橋ダートに適正が無い
消し:ギャルダル:船橋2連勝だが今回は相手が強過ぎる
消し:エアスピネル:東京の軽いダートより、かなり時計が掛かる船橋は狙いづらい


<第23回 兵庫チャンピオンシップJpnII3>

1着:ノットゥルノ:1800m以上の距離で力の要るダートならこの馬から
2着:ドライスタウト:第72回全日本2歳優駿のラスト1ハロン:11.8は、今回問われない競馬

3着:コンシリエーレ
3着:ブリッツファング

<第24回 かきつばた記念JpnIIIオープン>

1着:ヘリオス:大外枠から砂を被らず3番手へ時計が掛かる黒船賞でも2着なら稍重ダートで抜け出す
2着:ピンシャン:前走はゲートの出遅れが全て、ラプタスを抑えてハナを叩く今回は粘りが違う

3着:ラプタス:番手から競馬出来て兵庫ゴールドトロフィだけ走れば好走
3着:インペリシャブル:東海桜花賞(G)で同じ競馬場のダートを克服している強みで
3着:サンロアノーク:51kgでインペリシャブルを負かせれば
3着:ワイドファラオ:新設の名古屋競馬場は外が有利らしいので

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コメント一覧
1:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年11月8日() 03:59:40
スガダ、そもそもそれほど強くない、斤量がキツい
ニゲ、18は適正ではない、

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2022年3月27日マーチステークス G314着
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2022年3月27日 マーチステークス G3 14着
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