伊吹雅也のPOG分析室 (2016) ~第7回 U指数から見た将来性の高い2歳馬Part2
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今年も夏季競馬が終了して約1か月が経過。4回中山と4回阪神は2歳限定の重賞こそなかったものの、野路菊ステークス(2歳オープン・阪神芝1800m外)、ききょうステークス(2歳オープン・阪神芝1400m内)、芙蓉ステークス(2歳オープン・中山芝2000m内)、カンナステークス(2歳オープン・中山芝1200m外)と計4鞍のオープン特別が施行されたうえ、いわゆる“POG本”で評判となった良血馬が続々とデビューを果たしました。
だんだん各プレイヤーの明暗も分かれてきたところですが、GI、GII、GIII、オープンの各ワールドは今週を含めて計3回の仮想オーナー募集枠開放があります。既にデビューした馬も追加指名できますし、どのプレイヤーもまだまだ上位進出は可能です。
今回はウマニティ独自のスピード指数「U指数(結果U指数)」を参考に、将来性が高そうな2歳馬を紹介しましょう。以前の当コラムでも解説しましたが、「U指数」は新馬のレースがもっとも高い数値になりにくく、格の高いレースほど高い数値が出やすい指標。こうした特性や施行レース数を考慮し、今回は「新馬/芝1400m以下」「新馬/芝1500m以上」「新馬/ダート」「未勝利/芝1400m以下」「未勝利/芝1500m以上」「未勝利/ダート」「500万下から上のクラス」の7カテゴリーについて、「U指数」ベスト10のランキングを作成しました。集計対象は2016年9月25日までに施行されたJRA、かつ2歳限定のレースです。
なお、「U指数」には早い時期のレースよりも遅い時期のレースの方が高い数値になりがちという傾向もあります。ランキングを参照する際は、日付にもご注目ください。
<新馬/芝1400m以下>
●8月7日 小倉06R レーヌミノル 84.7
●9月17日 阪神05R アグネスジュレップ 84.6
●6月25日 函館05R ロイヤルメジャー 84.3
●6月19日 東京06R アエロリット 82.8
●8月14日 小倉05R メイソンジュニア 82.6
●6月5日 阪神05R アンジュシャルマン 82.6
●6月5日 阪神05R マイネルパラディ 81.7
●8月7日 小倉06R メイショウルーシー 81.5
●7月31日 小倉06R カシノマスト 81.4
●7月2日 中京05R メイショウソウビ 81.4
<新馬/芝1500m以上>
●7月24日 中京05R クライムメジャー 81.7
●7月10日 函館05R タガノアシュラ 80.2
●7月24日 中京05R アドマイヤミヤビ 80.2
●8月21日 札幌05R ディープウォーリア 79.4
●8月6日 新潟05R サンライズソア 79.2
●6月19日 阪神05R エントリーチケット 78.9
●9月18日 阪神05R ワンダープチュック 78.7
●8月27日 新潟05R ルートディレクトリ 78.6
●8月27日 新潟05R リスグラシュー 78.6
●8月20日 札幌05R レッドアンシェル 78.6
<新馬/ダート>
●6月18日 阪神05R ディオスコリダー 83.1
●8月14日 新潟06R エピカリス 82.8
●9月17日 阪神06R ゲキリン 82.7
●7月31日 札幌06R ビーチマリカ 80.9
●6月18日 阪神05R ミスミーチャン 80.5
●9月17日 阪神06R セルリアンアラシ 80.1
●8月28日 札幌05R サリーバットマン 80.1
●9月24日 阪神06R コーカス 80.0
●9月17日 阪神06R タスクフォース 79.7
●9月4日 新潟06R サルタート 79.7
<未勝利/芝1400m以下>
●8月28日 新潟02R レジーナフォルテ 91.6
●7月24日 福島01R ダイイチターミナル 86.6
●8月21日 新潟01R ディバインコード 86.5
●8月20日 札幌01R サクセスムーン 85.7
●8月21日 新潟01R ドウディ 85.7
●7月31日 小倉01R シゲルベンガルトラ 85.3
●7月2日 函館01R フクノクオリア 85.2
●9月25日 阪神02R ミュークレックス 85.0
●8月21日 小倉01R ダノンチャンス 85.0
●8月28日 小倉01R ビーカーリー 84.9
●8月28日 小倉01R グランドガール 84.9
<未勝利/芝1500m以上>
●9月3日 小倉02R ナムラライラ 86.1
●8月13日 小倉02R アダムバローズ 85.6
●9月10日 阪神02R リスグラシュー 84.8
●9月10日 中山02R ハウメア 84.6
●9月24日 阪神01R アドマイヤミヤビ 84.5
●8月7日 新潟01R ジュニエーブル 84.5
●8月6日 小倉02R サマーサプライズ 84.4
●8月6日 小倉02R マイティドリーム 84.4
●8月6日 小倉02R ダノンオブザイヤー 84.4
●8月13日 新潟02R ジェードグリーン 84.4
●8月13日 新潟02R マイネルユニブラン 84.4
<未勝利/ダート>
●8月27日 札幌01R ハシルキセキ 88.5
●8月13日 札幌01R ハヤブサナンデダロ 87.6
●7月10日 福島01R アフターバーナー 86.1
●8月20日 小倉02R スターペスマリア 85.2
●8月6日 札幌01R ブランオラージュ 85.1
●8月6日 札幌01R エスシーエイト 85.1
●7月10日 福島01R ハシルキセキ 84.8
●7月16日 函館01R マンカストラップ 84.6
●8月20日 小倉02R ウイナーズロード 84.4
●8月6日 札幌01R ブキス 84.3
<500万下から上のクラス>
●9月4日 小倉11R 小倉2歳S レーヌミノル 99.0
●7月24日 函館11R 函館2歳S レヴァンテライオン 90.9
●7月24日 函館11R 函館2歳S モンドキャンノ 89.9
●8月28日 新潟11R 新潟2歳S ヴゼットジョリー 89.3
●9月3日 札幌11R 札幌2歳S トラスト 88.6
●9月4日 小倉11R 小倉2歳S ダイイチターミナル 88.6
●9月4日 札幌10R すずらん賞 リエノテソーロ 88.5
●8月27日 小倉09R ひまわり賞 カシノマスト 88.3
●7月24日 函館11R 函館2歳S タイムトリップ 87.8
●8月28日 新潟11R 新潟2歳S オーバースペック 87.8
●8月28日 新潟11R 新潟2歳S イブキ 87.8
ちなみに、総合トップは小倉2歳ステークス(2歳GⅢ・小倉芝1200m)を制したレーヌミノルの99.0。2位が函館2歳ステークス(2歳GⅢ・函館芝1200m)を制したレヴァンテライオンの90.9ですから、完全にアタマひとつ抜けた数字と言っていいでしょう。次走以降のパフォーマンスが本当に楽しみです。
※次回のコラムは12/7(水)予定になります。
■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)
埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』で「データ分析」のコーナーを担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラムなどさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『コース別 本当に儲かる血統大全』(ガイドワークス)、『コース別 本当に儲かる騎手大全』(ガイドワークス)、『一口馬主の愉しみ(競馬道OnLine新書)』(スタンダードマガジン)、『門外不出! 投票データから分かった! WIN5の鋭い買い方』(東邦出版)、『WIN5(五重勝)ほど儲かる馬券はない!! 少点数で驚愕配当をモノにする絶対的セオリー(競馬王新書)』(白夜書房)。POG関連メディアの制作にもさまざまな形で携わっており、ウマニティPOG2014では最高位クラスのスペシャルワールドにおいて優勝を果たした。 |
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伊吹雅也のPOG分析室 (2016) ~第5回U指数から見た将来性の高い2歳馬
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現2歳世代にとって最初のJRA重賞、7月24日の函館2歳ステークス(2歳GⅢ・函館芝1200m)を制したのはレヴァンテライオン(Ghostly Darknessの2014)でした。筆頭オーナーであるmizumizuさん(スペシャル)、東風はるちゃんさん(GI)、ネーハイシーザーさん(GII)、じょーじDXさん(GIII)、2rakiさん(オープン)ほか計28名の皆様、おめでとうございます。
ちなみに、仮想オーナー枠が1頭につき1枠しかない(=仮想オーナー募集枠の開放がない)スペシャルワールドのmizumizuさんは、第1回の入札で早々に同馬を確保。しかも、落札価格は募集価格と同額の120万PPだったんですよね。入札可能な頭数や金額に限りがある中、もっとも効率が良い形での“単独指名”に成功したわけで、相馬眼だけでなく戦略性においてもお見事というほかありません。私自身「これは気持ちイイだろうなぁ~」と羨ましく思いました(笑)。
夏季競馬の後半戦に突入し、2歳戦はこれからますます熱を帯びてきます。GI、GII、GIII、オープンの各ワールドは今週を含めて計5回の仮想オーナー募集枠開放を残しており、手持ちの所有枠やPOGポイント次第ではどの馬も指名が可能。また、7月24日終了時点で既に722頭の馬がJRAのレースを使っていることから、今後は実戦を経験した馬たちの評価も重要なポイントになってくるでしょう。
今回はウマニティ独自のスピード指数「U指数(結果U指数)」を参考に、将来性が高そうな2歳馬をピックアップしてみました。
まずは単純な「U指数」のトップ10をご覧ください(7月24日終了時点。以下同)。
●7月24日 函館11R 函館2歳S レヴァンテライオン 90.9
●7月24日 函館11R 函館2歳S モンドキャンノ 89.9
●7月24日 函館11R 函館2歳S タイムトリップ 87.8
●7月24日 函館11R 函館2歳S メローブリーズ 86.8
●7月24日 福島01R ダイイチターミナル 86.6
●7月10日 福島01R アフターバーナー 86.1
●7月23日 中京09R 中京2歳S ディーパワンサ 85.8
●7月24日 函館11R 函館2歳S ドゥモワゼル 85.8
●7月2日 函館01R フクノクオリア 85.2
●7月23日 中京09R 中京2歳S エントリーチケット 85.1
ランクインした馬の大半は、7月23日の中京2歳ステークス(2歳オープン・中京芝1600m)や7月24日の函館2歳ステークス(2歳GⅢ・函館芝1200m)で好走した馬。集計期間中に施行されたオープンクラスのレースはこの2鞍だけなので、極めて順当な結果と言えます。
大前提として、「U指数」は格の高いレースほど高い数値が出やすいものです。また、新馬よりも未勝利の方が、早い時期のレースよりも遅い時期のレースの方が、それぞれ高い数値になりがちな印象。これらの傾向も踏まえつつ、カテゴリー別に作成したランキングもご覧いただきましょう。
新馬、かつ芝のレースに限定した「U指数」のトップ10は下記の通りでした。
●6月25日 函館05R ロイヤルメジャー 84.3
●6月19日 東京06R アエロリット 82.8
●6月5日 阪神05R アンジュシャルマン 82.6
●7月24日 中京05R クライムメジャー 81.7
●6月5日 阪神05R マイネルパラディ 81.7
●7月2日 中京05R メイショウソウビ 81.4
●6月18日 函館05R ザベストエバー 81.3
●6月19日 函館05R モンドキャンノ 81.1
●7月10日 中京05R ジューヌエコール 80.7
●7月2日 函館05R ガーシュウィン 80.4
函館2歳ステークスで敗れてしまった馬も入っていますが、POG期間全体の番組体系から見れば時期的にも条件的にも特殊なレースだけに、この段階で見限るのは早計。血統的にも将来性が高そうなアエロリット(アステリックスの2014)、アンジュシャルマン(シーズアンの2014)、クライムメジャー(クライウィズジョイの2014)らを含め、引き続き注目しておくべきだと思います。
未勝利、かつ芝のレースに限定した「U指数」のトップ10は下記の通り。
●7月24日 福島01R ダイイチターミナル 86.6
●7月2日 函館01R フクノクオリア 85.2
●7月2日 函館01R ラッシュアウト 83.1
●7月9日 中京01R マルモレイナ 82.7
●7月24日 函館01R ソレイユフルール 82.5
●7月24日 函館01R ウィンドライジズ 82.5
●7月17日 中京01R アカカ 82.4
●7月23日 中京01R ラヴィングアンサー 82.0
●7月17日 福島01R スズカゼ 82.0
●7月9日 中京01R シゲルベンガルトラ 81.6
ダイイチターミナル(ベルグチケットの2014)やフクノクオリア(ハロースピードの2014)が勝ち上がったレースでマークした数値は、函館2歳ステークスの上位馬と比べても遜色ありません。そのフクノクオリアが函館2歳ステークスで11着に敗れているとはいえ、今後も出走するレースの条件次第では活躍を期待できるんじゃないでしょうか。
新馬、かつダートのレースに限定した「U指数」のトップ10はこちら。
●6月18日 阪神05R ディオスコリダー 83.1
●6月18日 阪神05R ミスミーチャン 80.5
●6月18日 東京05R ネコワールド 79.6
●6月25日 函館06R オアシスクイーン 79.2
●7月16日 福島06R アイルキャッチユー 79.1
●7月16日 福島06R スマートニンバス 79.1
●6月18日 東京05R アフターバーナー 78.0
●6月25日 函館06R ララベスラーナ 77.6
●7月9日 中京06R フォーカード 77.5
●7月9日 中京06R クルークハイト 77.5
未勝利、かつダートのレースに限定した「U指数」のトップ10は下記の通りとなっています。
●7月10日 福島01R アフターバーナー 86.1
●7月10日 福島01R ハシルキセキ 84.8
●7月16日 函館01R マンカストラップ 84.6
●7月24日 中京01R アードラー 84.3
●7月16日 函館01R ブキス 83.8
●7月16日 函館01R セラミスト 82.2
●7月10日 福島01R シャインヴィットゥ 79.2
●7月24日 中京01R エッシャー 78.4
●7月16日 函館01R アスターメープル 78.2
●7月10日 福島01R シンボリスーマラン 77.9
芝を主戦場としている馬に比べると注目度は低いと思いますが、その分だけ落札しやすいわけですし、血統背景などから大化けが期待できそうであれば、これから入札する価値は十分にあるはずです。
※次回のコラムは9/6(火)頃の予定になります。
■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)
埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』で「データ分析」のコーナーを担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラムなどさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『コース別 本当に儲かる血統大全』(ガイドワークス)、『コース別 本当に儲かる騎手大全』(ガイドワークス)、『一口馬主の愉しみ(競馬道OnLine新書)』(スタンダードマガジン)、『門外不出! 投票データから分かった! WIN5の鋭い買い方』(東邦出版)、『WIN5(五重勝)ほど儲かる馬券はない!! 少点数で驚愕配当をモノにする絶対的セオリー(競馬王新書)』(白夜書房)。POG関連メディアの制作にもさまざまな形で携わっており、ウマニティPOG2014では最高位クラスのスペシャルワールドにおいて優勝を果たした。 |
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伊吹雅也のPOG分析室 (2016) ~第3回注目POG馬ランキング&入札結果分析~
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今年も夏季競馬のシーズンと同時に「ウマニティPOG 2016」が開幕。既にJRAでは113頭の2歳馬がデビューし、アンジュシャルマン、イブキ、ウインシトリン、キャスパリーグ、クインズサリナ、マイネルバールマン、メモリーミネルバ、レッドラシーマ、ロジセンスの9頭が勝ち上がりを果たしました。幸先の良いスタートを切った仮想オーナーの皆さん、おめでとうございます。
もっとも、ゲームはまだ始まったばかり。最終順位に影響するような高額賞金のレースが行われるのはだいぶ先ですし、これから指名枠を埋めていこうと考えているプレイヤーもたくさんいらっしゃるでしょう。今回は、現在行われている第3回以降の入札について指針を示すべく、「注目POG馬ランキング」や第1回入札(6月3日開札)、第2回入札(6月10日開札)の結果を分析してみました。
まずはプレイヤーの大半が入札の参考にしているであろう「注目POG馬ランキング」の分析から紹介します。「2016/06/13 11:00更新」分のランキングにおける上位100頭を種牡馬別に集計した結果がこちら。
種牡馬 頭数
ディープインパクト 43頭
キングカメハメハ 13頭
ルーラーシップ 10頭
ステイゴールド 6頭
ハーツクライ 5頭
ダイワメジャー 4頭
Frankel 2頭
ヴィクトワールピサ 2頭
クロフネ 2頭
マンハッタンカフェ 2頭
(「頭数」が1頭の種牡馬は省略)
ご覧の通り、ディープインパクトが圧倒的な“1番人気”です。母系の血統などに多少なりとも見どころがある産駒は、誰かしら指名を考えていると見るべきでしょう。
2番手は種付けを休止した影響で現2歳世代の産駒数が少ないキングカメハメハ。一般的なドラフトを見ても、“希少価値”の高さから例年よりも注目度が上がっているようです。新種牡馬ながら3位に食い込んだルーラーシップも、キングカメハメハ産駒の少なさを補完する存在として期待されているのかもしれません。
生産者別に集計した結果は下記の通りとなりました。
生産者 頭数
ノーザンファーム 70頭
社台ファーム 17頭
社台コーポレーション白老ファーム 4頭
(「頭数」が1頭の生産者は省略)
複数の生産馬が100位以内に入ったブリーダーは社台コーポレーション白老ファーム、社台ファーム、ノーザンファームだけ。さらに、その中でもノーザンファームが圧倒的なシェアを獲得しています。当コラムの第1回で指摘した通り、ノーザンファーム生産馬が優秀な成績を収めているのは周知の事実。しかし、ここまで人気が偏っている点や、「ウマニティPOG」が入札制であることを考えると、他の生産者に目を向けた方が得策である可能性もありそうです。
最後に調教師別の集計結果もご覧いただきましょう。ただし、まだ競走馬としてJRAに登録されていない馬は、私が調査した範囲内の入厩予定に基づいて集計しておりますので、下記の数字はあくまで参考程度のものとお考えください。
調教師 頭数
池江泰寿 11頭
友道康夫 7頭
藤原英昭 7頭
堀宣行 7頭
角居勝彦 6頭
矢作芳人 5頭
石坂正 4頭
音無秀孝 4頭
国枝栄 4頭
須貝尚介 4頭
藤沢和雄 4頭
池添学 3頭
木村哲也 3頭
佐々木晶三 3頭
萩原清 3頭
高野友和 2頭
松永幹夫 2頭
(「頭数」が1頭の調教師は省略)
やはり池江泰寿厩舎、角居勝彦厩舎、友道康夫厩舎、藤原英昭厩舎、堀宣行厩舎といった実績あるトレーナーが順当に支持されています。ただ、さすがに種牡馬や生産者ほどの偏りはないので、これらの厩舎にも隠れた(=容易に指名できそうな)素質馬がいるかもしれませんね。
次に、「注目POG馬ランキング」上位10頭の第1回入札、第2回入札における結果をまとめてご覧いただきましょう。仮想オーナー枠がひとつしかないスペシャルワールドは「落札額」「入札件数」「落札者」を掲載。仮想オーナー枠が順次追加されるGⅠワールド、GⅡワールド、GⅢワールド、オープンワールドは、第1回入札と第2回入札の「平均落札額」をそれぞれ算出してみました。
「注目POG馬ランキング」でトップに立っているトゥザヴィクトリーの2014は、最高位クラスのスペシャルワールドでも9名のプレイヤーが入札する大争奪戦となり、サウスさんが83010万PPで落札。他ワールドの結果を見ても、やはりこの馬が今シーズンの“1番人気”と言って良さそうです。母や兄姉の活躍ぶりに加え、前述したキングカメハメハ産駒の“希少価値”が人気を押し上げたのだと思います。
これらの馬を今後の入札で狙う場合は、第1回入札や第2回入札の落札額を参考にしたいところ。ただ、ほとんどの馬は第2回入札で落札額が下がっていますし、第1回入札よりも高い値が付く可能性は小さいんじゃないでしょうか。粘り強く入札を続けていけば、意外とお手頃な価格で獲得できるかもしれません。
もう少し注目度が低い馬たちの“相場”も把握するべく、「注目POG馬ランキング」で100位、200位、300位、400位、500位、600位、700位、800位、900位、1000位となっていた馬たちの入札結果もまとめてみました。
この表からもお分かりいただける通り、200位くらいまで来るとワールドによっては入札ゼロというケースも増えてきます。さらに、400位前後から下は入札自体が少なくなってきて、奪い合いとなる(=仮想オーナー枠を超える入札がある)ケースはごく稀です。デビューを間近に控えている馬、デビュー戦で好結果を収めた馬はこれから注目度が上がってしまうものの、そうでない馬は“ほぼ獲り放題”と言える今のうちに指名するのが得策でしょう。
「ウマニティPOG」のルールなら、まだ優勝の可能性はほぼすべてのプレイヤーに残っています。これらの分析を参考に、今後の入札方針を再考してみてください。 |
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