シャドウダンサー(競走馬)

注目ホース
会員登録(無料)して注目ホースに登録すると、出走情報やレース結果がメールで届きます。
今すぐ会員登録
写真一覧
抹消  黒鹿毛 2011年3月11日生
調教師中竹和也(栗東)
馬主飯塚 知一
生産者社台ファーム
生産地千歳市
戦績33戦[4-4-2-23]
総賞金9,340万円
収得賞金1,200万円
英字表記Shadow Dancer
血統 ホワイトマズル
血統 ][ 産駒 ]
Dancing Brave
Fair of the Furze
ダンスインザムード
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
ダンシングキイ
兄弟 カイザーバルダンスファンタジア
市場価格
前走 2018/08/11 新潟日報賞
次走予定

シャドウダンサーの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
マークが付いたメニューはウマニティ会員専用のコンテンツになります。メールアドレスがあれば登録は簡単!今すぐ会員登録(無料)しよう!
成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
18/08/11 新潟 11 新潟日報賞 1600万下 芝1400 18612101.01210** セ7 54.0 柴田大知中竹和也B 490
(+4)
1.20.9 0.434.8アドマイヤリアル
18/07/21 中京 11 桶狭間S 1600万下 ダ1400 1522105.0139** セ7 57.0 秋山真一中竹和也 486
(-8)
1.24.7 1.137.3⑧⑦アードラー
18/04/08 阪神 12 梅田S 1600万下 ダ1800 1571227.6711** セ7 57.0 戸崎圭太角居勝彦 494
(-6)
1.53.5 2.339.4⑫⑫⑪⑫ストロングバローズ
18/03/18 阪神 10 但馬S 1600万下 芝2000 116734.776** セ7 55.0 D.バルジ角居勝彦 500
(+4)
2.00.6 0.435.0⑥④④④アドマイヤロブソン
18/02/03 東京 11 節分S 1600万下 芝1600 161123.696** セ7 57.0 戸崎圭太角居勝彦 496
(0)
1.34.4 0.535.0⑤⑥ロジクライ
17/11/26 東京 10 ウェルカムS 1600万下 芝1800 1081049.884** セ6 57.0 C.デムー角居勝彦 496
(+2)
1.48.3 0.133.6⑩⑦⑦トーセンマタコイヤ
17/10/29 東京 10 紅葉S 1600万下 芝1600 124419.878** セ6 55.0 C.デムー角居勝彦 494
(-2)
1.43.9 2.239.6⑪⑪オートクレール
17/05/07 東京 9 湘南S 1600万下 芝1600 144639.9128** セ6 57.0 吉田隼人角居勝彦 496
(+2)
1.34.3 0.533.2⑦⑩ベルキャニオン
17/04/16 中山 12 春興S 1600万下 芝1600 162329.188** セ6 56.0 戸崎圭太角居勝彦 494
(-12)
1.32.9 0.433.6⑮⑧⑧ヒーズインラブ
17/03/19 阪神 10 但馬S 1600万下 芝2000 11668.9410** セ6 56.0 武豊角居勝彦 506
(-10)
2.01.5 1.836.7④④⑤④バンドワゴン
16/12/18 阪神 9 元町S 1600万下 芝1600 154622.878** 牡5 57.0 松若風馬角居勝彦 516
(+4)
1.35.8 0.434.6ロイカバード
16/12/03 阪神 11 逆瀬川S 1600万下 芝1800 95515.753** 牡5 57.0 松若風馬角居勝彦 512
(+12)
1.46.9 0.133.4⑦⑦クリノラホール
16/09/25 阪神 10 ムーンライト 1600万下 芝2000 13695.7311** 牡5 57.0 M.デムー角居勝彦 500
(+2)
2.02.0 2.138.0⑥⑤シルクドリーマー
16/09/11 阪神 10 西宮S 1600万下 芝1800 8665.122** 牡5 57.0 M.デムー角居勝彦 498
(-10)
1.46.4 0.134.5ブラックムーン
16/07/02 中京 11 豊明S 1600万下 芝1600 92245.677** 牡5 57.0 M.デュプ角居勝彦 508
(-2)
1.34.0 0.433.5⑧⑦⑥タガノエスプレッソ
16/05/08 東京 9 湘南S 1600万下 芝1600 137118.9612** 牡5 57.0 M.デムー角居勝彦 510
(-6)
1.35.5 0.833.4⑪⑬ストーンウェア
16/04/17 中山 12 春興S 1600万下 芝1600 16236.628** 牡5 57.0 M.デムー角居勝彦 516
(+10)
1.36.2 0.333.9⑭⑩⑧ロジチャリス
16/03/20 阪神 10 但馬S 1600万下 芝2000 11783.216** 牡5 57.0 M.デムー角居勝彦 506
(0)
2.02.9 0.535.2⑧⑦⑥⑥フェイマスエンド
16/02/21 東京 10 アメジストS 1600万下 芝2000 135610.053** 牡5 57.0 M.デムー角居勝彦 506
(-2)
2.03.7 0.837.7⑥⑤⑥アングライフェン
16/01/17 京都 11 日経新春杯 G2 芝2400 124435.7811** 牡5 54.0 藤岡康太角居勝彦 508
(+4)
2.26.7 0.834.6④④レーヴミストラル

⇒もっと見る


シャドウダンサーの関連ニュース

 トーセンビクトリーは栗東CWコースで3頭併せ。直線で内に入ったシャドウダンサーには手応えで見劣ったが、外スマートモノリスには2馬身先着した。

 ■辻野助手「ピリピリしないよう調整してきた。前走が10キロ増だったように古馬らしい体になってきた。中山はいいし、距離が短くなるのもいい」(夕刊フジ)

AJCCの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

【逆瀬川ステークス】入線速報(阪神競馬場)2016年12月3日() 15:47

阪神11R・逆瀬川ステークス(5回阪神1日目 阪神競馬場 芝・右外1800m サラ系3歳以上1600万下)は、1番手6番クリノラホール(単勝6.5倍/3番人気)、2番手1番ティーエスネオ(単勝22.0倍/7番人気)、3番手5番シャドウダンサー(単勝15.7倍/5番人気)で入線しています。

想定オッズは以下の通り。

馬連1-6(61.2倍) 馬単6-1(105.2倍) 3連複1-5-6(171.4倍) 3連単6-1-5(1013.6倍)

更に詳しい情報はこちら→http://umanity.jp/racedata/race_8.php?code=2016120309050111
※着順・払戻金等の確定情報は、レース結果確定後にレース結果ページにてご覧頂けます。

(注=上記は確定前情報を含みます。成績、払戻金など正確な情報につきましては、必ず今後JRA(日本中央競馬会)から発表されるものと照合してください。)

[もっと見る]

【日経新春杯】レースを終えて…関係者談話2016年1月18日(月) 05:01

 ◆小牧騎手(ダコール4着) 「3コーナーで(メイショウウズシオに)こられたのは、目標ができて逆によかった。4コーナーでは勝てると思ったが、最後は太め(プラス22キロ)がこたえたかな。この馬はこんなもんじゃないよ」

 ◆マクドノー騎手(ベルーフ5着) 「スタートの姿勢が定まらず、道中もリラックスできていなかった。それでも全体的にいい競馬はできたし、あと200メートルあればもっと差が詰まった」

 ◆M・デムーロ騎手(プロモントーリオ6着) 「ペースが遅かったので3コーナーから早めに動いた。つまずきそうになり、首が下がったりして、この馬場は走りにくそうだった。それで最後は止まった」

 ◆古川騎手(メイショウカンパク7着) 「よく頑張っています。距離が長いのはゆったり運べて合っている。それほど負けていないしね」

 ◆橋田調教師(アドマイヤフライト8着) 「もう少し前で競馬をしようと思っていたが、もうひとつ動けなかった。状態は悪くなかったと思う」

 ◆秋山騎手(メイショウウズシオ9着) 「長い距離になると折り合いが難しい。外枠で前に壁を作れなかったし、途中から前(ハナ)に行った」

 ◆国分優騎手(コスモロビン10着) 「久々の割には動けていた。もう少し前に行ければ違った結果も…」

 ◆藤岡康騎手(シャドウダンサー11着) 「ダコールに来られたときからずっと力んでいた。そのぶん、伸びなかった」

 ◆浜中騎手(ダービーフィズ12着) 「テンに出してくれとの指示で4番手から。ペースもゆっくりで気を抜かせず走らせたが、京都が合わなかったのかな」

★17日京都11R「日経新春杯」の着順&払戻金はこちら

[もっと見る]

【日経新春杯】レーヴミストラルが直線一気で重賞2勝目 2016年1月17日() 15:57

 17日の京都11Rで行われた第63回日経新春杯(4歳上オープン、GII、芝2400メートル、12頭立て、1着賞金=5700万円)は、川田将雅騎手騎乗の2番人気レーヴミストラル(牡4歳、栗東・松田博資厩舎)が最後方からの追い込みを決めて快勝。2度目の重賞制覇を果たした。タイムは2分25秒9(良)。

 名伯楽にまたひとつ、重賞タイトルが増えた。2月いっぱいで定年を迎える松田博資厩舎のレーヴミストラルが最後方から豪快な追い込みを決めて完勝。昨年の青葉賞に続く2度目の重賞Vを成し遂げた。

 レースはどの馬も先行する姿勢を見せず、最終的には押し出されるようにダコールがハナに立った。サトノノブレスが2番手につけて、さらにシャドウダンサーダービーフィズなども好位に続く。人気のシュヴァルグランは中団のやや後ろ。残り1000メートルあたりで超スローペースにしびれを切らしたメイショウウズシオが一気に外から先手を奪い、大きくリードを広げて直線に向かう。その奇襲が見せ場となったのも直線半ばまで。好位から抜け出したサトノノブレスが先頭に立ったが、これを外からあっという間に差し切ったのがレーヴミストラルだった。道中は最後方に待機していたが、直線では1頭だけ全く違う脚いろ。豪快に前の全馬をのみ込んで、2馬身差をつける完勝劇を演じた。2着は直線でじわじわと伸びた1番人気のシュヴァルグラン。ハナ差3着が4番人気サトノノブレスだった。

 レーヴミストラルは、父キングカメハメハ、母レーヴドスカー、母の父Highest Honorという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、(有)サンデーレーシングの所有馬。通算成績は9戦4勝。重賞はGII青葉賞(2015年)に次いで2勝目。松田博資調教師は08年アドマイヤモナークに次いで日経新春杯2勝目、川田将雅騎手は初勝利。

 川田騎手は「前半は求めても進んでいくタイプではないので、自分のリズムを大事に運びました。4コーナーからの手応えがすごく良かったですし、前回とは違う雰囲気でした。はじけてくれると思いましたし、思った通りのいい脚を使ってくれました。(定年間近の)松田先生、厩舎スタッフとの最後の(重賞勝ちの)チャンスかもしれないので、勝ち切ってくれてよかったです。先生が期待されていた子ですし、これからますます成長してくれると思います」とベテラントレーナーとの残り少ないチャンスで結果を出したことに安堵(あんど)の笑みを浮かべていた。

★17日京都11R「日経新春杯」の着順&払戻金はこちら

[もっと見る]

【日経新春杯】うまやの話2016年1月17日() 05:06

〔1〕レーヴミストラル・松田博師「昨春に比べれば随分と良くなっている」

〔2〕コスモロビン・清水英師「約1年ぶりになるし、年齢的にもいい頃の覇気が見られないので…」

〔3〕アドマイヤフライト橋田満師「相性のいいレースで、今年も楽しみ」

〔4〕シャドウダンサー・岸本助手「気分良く運べれば、通用してもいい力はある。乗り込みも十分」

〔5〕ダービーフィズ小島太師「体調はいい。うまく流れに乗せて競馬をしてほしい。改めて期待」

〔6〕プロモントーリオ萩原清師「状態は前回より良さそう。GIIとはいえハンデ戦なら、大崩れはしないはず」

〔7〕シュヴァルグラン・友道康師「どんな競馬にも対応できそう。今の充実ぶりで54キロなら楽しみ」

〔8〕ダコール・白倉助手「ここ2走は不利があったりで不完全燃焼。一瞬の脚を生かせる展開なら」

〔9〕ベルーフ・兼武助手「中山金杯は放馬で除外されたが、すぐに乗り出した。スムーズにさばければ」

〔10〕サトノノブレス・兼武助手「少し気ムラな面はあるが、ブリンカーを着けてからは安定。58キロのハンデがどうかだね」

〔11〕メイショウウズシオ・飯田祐師「軽量を生かしてどこまで粘り込めるかだね」

〔12〕メイショウカンパク・佐藤助手「流れが緩まなければ」

[もっと見る]

【日経新春杯】厩舎の話2016年1月15日(金) 05:04

 ◆アドマイヤフライト・橋田師 「調子に波はあるが、今は状態がいい。走っている競走条件で、期待している」

 ◆コスモロビン・清水英師 「しっかり乗り込んだ。体は輸送でちょうどよくなる」

 ◆シャドウダンサー・前川助手 「気を抜く面があるので、3頭併せの真ん中で刺激を与えた。気性面の課題をクリアできれば」

 ◆ダコール・中竹師 「調教の動きはよかった。馬の様子は休む前と変わりない。前回は不利があったから仕方がない。距離は問題ないし、スムーズな競馬なら」

 ◆ダービーフィズ・小島良助手 「動きはいいし、相変わらず元気。57キロも問題ない」

 ◆プロモントーリオ・萩原師 「中間も変わりない状態。前走は道悪が影響した印象」

 ◆ベルーフ・池江師 「ちぐはぐな形になったけど、動きはよかった。外傷は軽くてすぐに乗り出せた。影響はまったくないといっていい。気持ちが鍵になるだろうね」

 ◆メイショウウズシオ・猿橋助手 「ハンデ差を生かし、自分の形に持ち込んでどこまで」

日経新春杯の出馬表はこちら

[もっと見る]

⇒もっと見る

シャドウダンサーの関連コラム

閲覧 669ビュー コメント 0 ナイス 3

第305話 「日経新春杯


10年 34.0-74.6-35.8 =2.24.4 ▼2△2▼3 平坦戦
11年 34.2-75.9-34.5 =2.24.6 ▼8△5△2 瞬発戦
12年 34.6-74.0-35.1 =2.23.7 ▼3△2△2 平坦戦
13年 35.9-73.9-35.2 =2.25.0 ▼2▼3△1 平坦戦
14年 35.9-73.8-34.7 =2.24.4 ▼1▼9△8 瞬発戦

京都外2400mコースの古馬重賞なので基本的にはラスト4Fからのロングスパート戦になりやすいがペースが緩く瞬発戦になる可能性も十分考えられるレースです。
どちらにも対応出来る馬が有利にはなると思われます。
では過去の連対馬のラップギアを見てみましょう。

1着馬
メイショウベルーガ 【瞬3平2消1】
ルーラーシップ   【瞬4平1消0】
トゥザグローリー  【瞬5平3消0】
カポーティスター  【瞬4平1消0】
サトノノブレス   【瞬4平1消0】
2着馬
トップカミング   【瞬6平2消0】
ヒルノダムール   【瞬2平4消0】
ダノンバラード   【瞬2平0消0】
ムスカテール    【瞬5平1消0】
アドマイヤフライト 【瞬8平0消0】

どちらにも対応出来る馬と書きましたが過去の連対馬はどちらかといえば瞬発戦>平坦戦という実績馬になっています。
瞬発戦で多くの連対経験がある馬でロングパート戦は1~2回の連対経験さえあればOKという感じでしょうか。

有馬後の長距離重賞なのでトップホースは参戦しない可能性が高く実績のそれほどない馬でもいきなり通用出来るGⅡ戦といえるでしょう。

【前走クラス別成績】
重賞   4-3-3-30 勝率10.0% 連対率17.5% 複勝率25.0%
OP以下 1-2-2-24 勝率 3.4% 連対率10.3% 複勝率17.2%

【前走着順別成績】
3着以内 4-5-3-13 勝率16.0% 連対率36.0% 複勝率48.0%
4着以下 1-0-2-39 勝率 2.4% 連対率 2.4% 複勝率 7.1%

【年齢別席席】
5歳以下 5-5-4-20 勝率14.7% 連対率29.4% 複勝率41.2%
6歳以上 0-0-1-34 勝率 0.0% 連対率 0.0% 複勝率 2.9%

流石に前走重賞出走組の方が上ですが過去5年で5頭も馬券になっているので軽視出来ない存在です。
「好調の若い馬は買い」とデータ的にはいえそうです。

今年の登録馬で5歳以下&前走3着以内という馬は
トウシンモンステララングレー
の2頭だけとなっています。
トウシンモンステラはラップギア【瞬5平2消0】となっていて何の問題もなく3歳の青葉賞以来の重賞挑戦ですがいきなりもあるでしょう。
ラングレーは今のところ除外対象となっています。

その他では(このレースはハンデ戦なので)前走より斤量が増えた馬の好走率は高くなっています。
過去5年では2-2-2-6(複勝率50.0%)とハイアベレージ。
今年の登録馬では
サトノノブレスダコール
の2頭が今回斤量増の馬となっています。

「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
トウシンモンステラサトノノブレスシャドウダンサー


(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。


登録済みの方はこちらからログイン

2014年2月19日(水) 11:46 伊吹雅也
伊吹雅也のPOG分析室 ~第10回 注目POG馬ランキング上位馬の近況をレポート~
閲覧 1,848ビュー コメント 0 ナイス 6

 降雪の影響で大きくスケジュールが変更されたものの、今週末の“3日間開催”をもって1回東京と2回京都が終了。来月からは2回中山と1回阪神がスタートします。いよいよクラシックトライアルのシーズンですね。桜花賞(3歳GI・阪神芝1600m外回り)や皐月賞(3歳GI・中山芝2000m)への出走を目指すならここがラストチャンスですし、「オークス(3歳GI・東京芝2400m)や日本ダービー(3歳GI・東京芝2400m)に間に合えば……」という馬もそろそろ条件クラスは勝ち上がっておきたい時期。勝負どころのひとつと言っていいでしょう。

 今回は注目POG馬ランキング(2014/02/18 21:00更新分)で20位以内にランクインしている馬たちの近況をまとめてみました。現時点での成績は明暗分かれていますが、どの馬もデビュー前からGI制覇を期待されていたわけですから、今後も引き続き注目しておくべきだと思います。

 現時点でもっとも多くのポイントを獲得しているのは11位のハープスター(ヒストリックスターの2011)。新潟2歳ステークス(2歳GIII・新潟芝1600m外回り)1着、阪神ジュベナイルフィリーズ2着と、順調にポイントを積み重ねてきました。現在は3月8日のチューリップ賞に向けて調整中(→関連記事)。3歳牝馬クラシック戦線の主役と目されているだけに、まずは復帰戦のレースぶりをしっかりと見守りたいところです。

 3歳牡馬クラシック戦線で有力視されているのは5位のトーセンスターダムアドマイヤキラメキの2011)と20位のトゥザワールドトゥザヴィクトリーの2011)。トーセンスターダムは2月9日のきさらぎ賞(3歳GIII・京都芝1800m外回り)で、トゥザワールドは1月25日の若駒ステークス(3歳オープン・京都芝2000m)で3勝目をマークし、GIへの挑戦権をほぼ手中にしました。2012年セレクトセールで2億6250万円の値がついたトーセンスターダム皐月賞へ直行(→関連記事)、おなじみの良血馬トゥザワールドは弥生賞に出走する予定(→関連記事)。無事なら皐月賞でも相応の人気を集めることになるでしょう。

 注目POG馬ランキング1位のレーヴデトワール(レーヴドスカーの2011)は11月24日の白菊賞(2歳500万下・京都芝1600m)を、同2位のラングレー(ラヴズオンリーミーの2011)は2月10日のゆりかもめ賞(3歳500万下・東京芝2400m)を制し、それぞれ既にオープン入りを果たしています。レーヴデトワールは兄姉の驚異的な勝ち馬率で、ラングレーは2013年春に大旋風を巻き起こした父ディープインパクト×母の父Storm Catの血統構成で注目を集めていた馬。いずれもまだ重賞では結果を出せていませんが、この時期までに2勝をマークしたのは地力の証明だと思いますし、今後が楽しみな存在です。

 残る15頭のうち10頭も勝ち上がりを果たしました。
 3位のサングレアルビワハイジの2011)はデビュー2戦目の福寿草特別(3歳500万下・京都芝2000m)で4着に敗れ、現在は休養中。おそらく、オークスを見据えたタイミングで復帰してくるのではないかと思います。過去2戦の馬体重が420kg、418kgとかなり小柄なタイプ。ここからどう成長してくるのでしょうか。

 4位のベルキャニオン(クロウキャニオンの2011)は12月22日のホープフルステークス(2歳オープン・中山芝2000m)で2着に好走。次走は2月23日のセントポーリア賞(3歳500万下・東京芝2000m)か、2月24日に延期された共同通信杯(3歳GIII・東京芝1800m)となりそうです。いずれにしろここで収得賞金を上積みしておきたいところですし、ひとつの試金石になると思います。

 6位のオリハルコン(シルヴァースカヤの2011)は2月2日の東京6R(3歳500万下・東京芝1800m)でロサギガンティアから1馬身半差の2着。現在は放牧に出ていますから、おそらく日本ダービー出走を見据えた形で復帰戦を選ぶことになるでしょう。半兄Sevilleは2011年アイルランドダービーの2着馬で、2013年にはオーストラリアのGⅠメトロポリタンハンデキャップを制覇。まだまだ奥のありそうな血統です。

 7位のサトノアラジン(マジックストームの2011)は12月21日のラジオNIKKEI杯2歳ステークス(2歳GIII・阪神芝2000m)で3着に健闘。共同通信杯への出走を予定していましたが、降雪の影響でレースが延期されました。なお、今週は共同通信杯だけでなくセントポーリア賞(3歳500万下・東京芝2000m)にも特別登録を行っています。ラジオNIKKEI杯2歳ステークスだけでなく11月16日の東京スポーツ杯2歳ステークス(2歳GIII・東京芝1800m)でも単勝1番人気の支持を集めるなど、潜在能力は高く評価されている印象。あとはいかに収得賞金を上積みしていくかでしょう。

 8位のモンドシャルナ(ウインドインハーヘアの2011)はディープインパクトの半弟。ラジオNIKKEI杯2歳ステークスと若駒ステークスで単勝2番人気となったように、こちらもファンやメディアの注目を集めていますね。次走は3月1日の水仙賞(3歳500万下・中山芝2200m)を予定している模様(→関連記事)。皐月賞日本ダービーへの出走を目指すなら落とせない一戦です。

 やや苦戦しているのは13位のエルノルテ(シーズオールエルティッシュの2011)。デビュー戦こそ難なく勝ち上がったものの、その後は4着、9着、9着と結果が出ていません。
 私事ながら、今シーズンの私は『ウマニティPOG』だけでなくプライベートのPOGでもこの馬を重視していました。当初は阪神芝1600m外回りや東京芝2400mに向くタイプではないかと思っていましたけど、陣営は少々異なるイメージを持っているようで、今のところ出走したのは芝1400mのレースばかり。そのうち変わり身を見せてくれると信じていますが、どうなりますかね。

 16位のテスタメントブラックエンブレムの2011)は11月24日のベゴニア賞(2歳500万下・東京芝1600m)で単勝1番人気の支持を集めながら4着。その後は休養していましたが、既に帰厩しています。
 18位のガリバルディ(シェンクの2011)はベルキャニオンサトノアラジンと同じく今週末の共同通信杯とセントポーリア賞に特別登録を行いました。
 17位のシャドウダンサーダンスインザムードの2011)は黄菊賞(2歳500万下・芝1800m外)を最後に、19位のダイワレジェンドダイワスカーレットの2011)は11月24日の白菊賞(2歳500万下・京都芝1600m)を最後に休養中です。

 残る5頭は残念ながらまだ勝ち上がりを果たせていません。
 9位のグレンシーラ(ドナブリーニの2011)は、前回も書いた通り昨年7月に左前脚の骨折が判明。デビューに向けて調整されている模様ですが、もう少し時間がかかるのではないかと思います。
 10位のボージェストアドマイヤグルーヴの2011)は11月16日の京都6R(2歳新馬・京都芝1600m)でデビューしたものの8着。その後は休養に入りました。12位のオリエンタルポピートールポピーの2011)も9月22日の阪神5R(2歳新馬・芝1600m外)で9着に敗れ、まだ復帰できていません。
 14位のトレジャーマップ(ポイントフラッグの2011)は年明けの1月26日に京都6R(3歳新馬・京都芝1800m外回り)でデビュー。しかしこのレースで5着に敗れ、続く2月9日の京都5R(3歳未勝利・京都芝2200m外回り)でも5着に敗れてしまいました。全兄のゴールドシップも京都芝外回りをやや苦手としている馬ですが、おそらくコースが変わるであろう3戦目で変わり身を見せられるでしょうか。
 15位のパリーアーク(ムーンライトダンスの2011)は2月17日の東京5R(3歳未勝利・東京芝1800m)で約7カ月ぶりに復帰したものの7着。休養明けを叩いた次走以降が試金石となります。


伊吹雅也さんのPOGマイページはこちら

(伊吹雅也のPOG分析室は毎月10日頃に更新されます)

■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)
 埼玉県桶川市在住のフリーライター、コピーライター、競馬評論家。的確でわかりやすいデータ分析に定評があり、現在は『JRAホームページ』内「今週の注目レース」で“データ分析”のコーナーを担当しているほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている。競走馬への一口出資やペーパーオーナーゲーム(POG)にも造詣が深く、現4歳世代のPOGでは、参加したすべてのドラフト(いずれも参加者20名以上)においてジェンティルドンナの単独1位指名に成功。現3歳世代も“赤本”こと『POGの達人』(光文社)誌上においてカミノタサハラコディーノフラムドグロワールらを推奨し、推奨馬の獲得賞金ランキング皐月賞終了時点)で1位を獲得した。近著に『門外不出! 投票データから分かった! WIN5の鋭い買い方』(東邦出版)、『WIN5(五重勝)ほど儲かる馬券はない!! 少点数で驚愕配当をモノにする絶対的セオリー(競馬王新書)』(白夜書房)。2013年12月に全面監修の新刊『ウルトラ回収率 2014-2015(競馬王新書EX006)』(ガイドワークス)が発売された。

[もっと見る]

2013年11月11日(月) 12:30 伊吹雅也
伊吹雅也のPOG分析室 ~第7回 20位以内にランクインの馬たちの近況をレポート~
閲覧 1,901ビュー コメント 0 ナイス 10

 先週末に京王杯2歳ステークスとファンタジーステークスが施行され、2013年の2歳戦線もいよいよクライマックスが近付いてきました。各ワールドの勢力図も明確になり、重賞ウイナーを所有しているプレイヤーの皆さんは来月のGIを、そうでない方々は年明けの重賞戦線を見据えて、指名馬の近況を見守っているのではないかと思います。

 今回は注目POG馬ランキング(2013/11/10 02:25更新分)で20位以内にランクインしている馬たちの近況をまとめてみました。該当馬の大半は来春のクラシックを目標にしているはずですが、“オーナー”としてはそろそろ素質の片鱗を見せてほしい時期。2歳戦の馬券を買ううえでも、これらの馬は大きなポイントになりそうです。


 現時点でもっとも多くのポイントを獲得しているのは11位のハープスター(ヒストリックスターの2011)。皆さんもよくご存知の通り、8月25日の新潟2歳ステークス(2歳GⅢ・新潟芝1600m外)で重賞制覇を果たしました。日本ダービーの一次登録を行った(→関連記事)ことからも、期待の高さが伺えますね。現在は帰厩して阪神ジュベナイルフィリーズを目標に調整されているようです。

 既に勝ち上がりを果たした馬は他に10頭います。1位のレーヴデトワール(レーヴドスカーの2011)はデビュー戦となった10月5日の京都5R(2歳新馬・芝1600m)で勝利。ただし、10月26日の萩ステークス(2歳オープン・京都芝1800m外)では6着に敗れ、単勝1番人気の支持を裏切ってしまいました。次走は11月24日の白菊賞(2歳500万下・京都芝1600m)を予定しているとのこと(→関連記事)。実績あるコースで変わり身を見せられるでしょうか。

 2位のラングレー(ラヴズオンリーミーの2011)は10月27日の東京4R(2歳新馬・芝2000m)で初勝利をマーク。次走は11月16日の東京スポーツ杯2歳ステークス(2歳GⅢ・東京芝1800m)を予定しています(→関連記事)。距離短縮や乗り替わりの影響が気になるものの、ここをあっさりと突破するようなら3歳クラシック戦線の最有力候補に躍り出そうですね。

 5位のトーセンスターダムアドマイヤキラメキの2011)は2012年のセレクトセールで2億6250万円の値がついた馬。10月20日の京都5R(2歳新馬・芝1800m外)でデビューし、単勝オッズ1.6倍の断然人気に応えて勝ち上がりを果たしました。次走は11月23日の京都2歳ステークス(2歳オープン・京都芝2000m)となる模様(→関連記事)。前走の内容や京都2歳ステークスのレース傾向を考えると、出走頭数と枠順がひとつのポイントになりそうです。

 6位のオリハルコン(シルヴァースカヤの2011)はデビュー3戦目となった11月9日の京都2R(2歳未勝利・芝1600m)で優勝。まだまだ奥のある馬だと思いますが、昇級緒戦となる次走が試金石でしょう。

 7位のモンドシャルナ(ウインドインハーヘアの2011)はディープインパクトの半弟。単勝オッズ1.3倍の支持を集めた10月26日の京都5R(2歳新馬・芝2000m)で初勝利をマークしています。次走は少し間隔を空けて12月21日のラジオNIKKEI杯2歳ステークス(2歳GⅢ・阪神芝2000m)になりそう(→関連記事)。ディープインパクトの初勝利は2歳時の12月19日、2勝目は3歳時の1月22日でしたから、偉大な兄よりも早いペースでクラシック戦線の主役に躍り出る可能性すらありますね。

 8月10日の新潟5R(2歳新馬・芝1600m外)を圧勝した8位のサトノアラジン(マジックストームの2011)は、11月16日の東京スポーツ杯2歳ステークス(2歳GⅢ・東京芝1800m)に出走予定。『ウマニティ』公認プロのサラマッポさんも「ダービー最有力」と太鼓判を押している好素材です(→関連記事)。私も血統背景に惹かれてデビュー前から注目していましたし、復帰戦が楽しみで仕方ありません。

 13位のエルノルテ(シーズオールエルティッシュの2011)は6月29日の中京5R(2歳新馬・芝1400m)で初陣を飾ったものの、10月12日のりんどう賞(2歳500万下・京都芝1400m)で4着に、11月9日のファンタジーステークス(2歳GⅢ・京都芝1400m外)で9着に敗れてしまいました。もっとも、私自身が馬券を買ううえで軽視していたように、ここ2戦のレース条件がこの馬に向いていたとはとても思えません。指名した人間としての贔屓目はあるかもしれませんが、京都芝1600m外や阪神芝1600m外のレースを使えば変わってくるはず。次走以降の馬券で鬱憤を晴らしたいところです。

 16位のテスタメントブラックエンブレムの2011)は10月12日の東京5R(2歳新馬・芝2000m)で優勝。現在は帰厩しており、11月24日のベゴニア賞(2歳500万下・東京芝1600m)に出走を予定しています(→関連記事)。2ハロンの距離短縮を難なくこなすようなら、来春のクラシック戦線だけでなく年末の朝日杯フューチュリティステークス(2歳GⅠ・中山芝1600m)でも注目を集めることになるでしょう。

 17位のシャドウダンサーダンスインザムードの2011)は9月15日の阪神5R(2歳新馬・芝1800m外)で初勝利を挙げた後、11月9日の黄菊賞(2歳500万下・芝1800m外)に出走。レース序盤の位置取りが災いして2着に敗れたものの、終盤の脚色は際立っていました。デビュー戦が単勝2番人気、黄菊賞も単勝4番人気止まりだったように、派手な血統背景のわりにはそれほど人気が沸騰しないタイプ。来春のクラシック戦線でも好配当をもたらしてくれるのではないかと見ています。

 18位のダイワレジェンドダイワスカーレットの2011)は10月27日の東京2R(2歳未勝利・芝1600m)で優勝。次走は11月24日のベゴニア賞(2歳500万下・東京芝1600m)を予定しているとのことでした。母の父にアグネスタキオンを持つ馬は全体的に苦戦していて、今のところJRA重賞やオープン特別で連対を果たした馬は皆無。2歳限定の500万下で連対を果たしたのも、2012年12月24日の冬桜賞(2歳500万下・中山ダート1200m)を勝ったルミナスウイングだけです。アグネスタキオンの代表産駒を母に持つこの馬がどこまでやれるのか、今後も注意深く見守っていこうと思います。

 デビューを果たしながらまだ勝ち上がっていない馬は5頭。3位のベルキャニオン(クロウキャニオンの2011)は10月27日の東京4R(2歳新馬・芝2000m)でラングレーの2着に敗れてしまいました。もっとも、上がり3ハロンタイムではラングレーを上回っていましたし、3着だったゼウスバローズが11月9日の京都4R(2歳未勝利・芝2000m)を勝ち上がっていますから、“順番”はすぐに回ってくるでしょう。

 12位のオリエンタルポピートールポピーの2011)は単勝1番人気に支持された9月22日の阪神5R(2歳新馬・芝1600m外)で9着に敗退。ただ、入厩後に一頓挫あった馬なので、これから変わり身を見せる可能性は十分にあると思います。

 15位のパリーアーク(ムーンライトダンスの2011)は7月28日の函館5R(2歳新馬・芝1800m)で3着。10月に復帰予定だったものの、直前で一頓挫あり、現在は放牧に出ているとのことです。まだまだ焦る時期ではありませんが、復帰の時期がひとつのポイントになるでしょう。

 19位のガリバルディ(シェンクの2011)は8月3日の新潟5Rで2着。現在は帰厩しており、早ければ11月16日の京都3R(2歳未勝利・芝1800m外)で復帰するとのことでした。前走で敗れたクラリティシチーは、10月19日のいちょうステークス(2歳オープン・東京芝1800m)で2着馬とクビ差の3着に好走。順当ならこの馬もすぐに勝ち上がれると思います。

 20位のロザリンドシーザリオの2011)は単勝オッズ1.4倍の支持を集めた11月3日の京都3R(2歳新馬・芝1600m)で11着に敗退。コース適性に疑問が残る一戦だったとはいえ、兄のトゥエルフスナイトやエピファネイアはデビュー戦を難なく勝ったわけですし、さすがにちょっと心配です。

 残る4頭のうち、4位のサングレアルビワハイジの2011)と10位のボージェストアドマイヤグルーヴの2011)は既に入厩済み。サングレアルはゲート試験に合格しており、ボージェストは11月16日の京都6R(2歳新馬・芝1600m)に出走を予定しています。
 14位のトレジャーマップ(ポイントフラッグの2011)はゴールドシップの全弟。馬名は決まりましたが、デビューまでにはもう少し時間がかかるかもしれません。
 9位のグレンシーラ(ドナブリーニの2011)は7月に左前脚の骨折が判明し、現在もノーザンファーム空港で調整中。ジェンティルドンナの半弟という世代屈指の良血馬だけに、長い目で見守りたいところです。


伊吹雅也さんのPOGマイページはこちら

(次回は12/19に更新の予定です)

■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)
 埼玉県桶川市在住のフリーライター、コピーライター、競馬評論家。的確でわかりやすいデータ分析に定評があり、現在は『JRAホームページ』内「今週の注目レース」で“データ分析”のコーナーを担当しているほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている。競走馬への一口出資やペーパーオーナーゲーム(POG)にも造詣が深く、現4歳世代のPOGでは、参加したすべてのドラフト(いずれも参加者20名以上)においてジェンティルドンナの単独1位指名に成功。現3歳世代も“赤本”こと『POGの達人』(光文社)誌上においてカミノタサハラコディーノフラムドグロワールらを推奨し、推奨馬の獲得賞金ランキング皐月賞終了時点)で1位を獲得した。近著に『門外不出! 投票データから分かった! WIN5の鋭い買い方』(東邦出版)、『WIN5(五重勝)ほど儲かる馬券はない!! 少点数で驚愕配当をモノにする絶対的セオリー(競馬王新書)』(白夜書房)。

[もっと見る]

2013年9月10日(火) 17:45 伊吹雅也
伊吹雅也のPOG分析室 ~第5回 上位ランカーに学べ!夏季競馬終了時の成績を紹介~
閲覧 2,255ビュー コメント 0 ナイス 6

 先々週で夏季競馬が終了し、先週からは秋季競馬がスタート。既に函館2歳ステークス(2歳GIII・函館芝1200m)、新潟2歳ステークス(2歳GIII・新潟芝1600m外回り)、札幌2歳ステークス(2歳GIII・函館芝1800m)、小倉2歳ステークス(2歳GIII・小倉芝1200m)の4重賞が施行され、各ワールドのランキングも大きく変動しました。
 今回は優秀なプレイヤーたちに学ぶべく、スペシャルクラス、スーパーミリオネアクラス、ミリオネアクラス、スーパーリッチクラス、リッチクラス、ブルジョアクラスで首位に立っている皆さんの指名馬を分析してみたいと思います。なお、各馬の成績ならびに各プレイヤーの指名馬は、いずれも2013年09月09日現在のものです。

 私も所属しているスペシャルクラスでスタートダッシュを決めたのは、「『青本』の頭脳」としておなじみの柿谷陽介さん。レッドリヴェールグランシェリー、ウインマーレライと、既に指名馬から3頭の2勝馬が出ています。また、デビューした9頭のうち8頭が勝ち上がっている“打率”の高さも特筆モノ。決して前評判の高かった馬ばかりではないだけに、この戦績はお見事というほかありません。
 ちなみに、まだデビューしていない指名馬はアンヴェイルド(ヴァイオレットラブの2011)、サングレアル(ビワハイジの2011)、Vodkaの2011。いずれも母や姉がJRA GIを勝っている良血馬です。これらの馬が柿谷さんのお見立て通りに活躍するようなら、早い段階で独走態勢に入られてしまうかもしれませんね。

 スーパーミリオネアクラスは藤沢雄二さんがトップ。ダリア賞を制したマキャヴィティのほか、小倉2歳ステークスで3着に食い込んだラブリープラネットを指名されています。全体的に混戦模様のクラスなので、シャドウダンサーダンスインザムードの2011)をはじめとする未デビュー組や、これから追加指名する馬たちがポイントになりそうです。

 ミリオネアクラスで首位に立っているのはさぎ太さん。新馬の後に指名したクリスマスモズハツコイがそれぞれ次走で優勝しています。また、前評判が高かったうえに早々と勝ち上がりを果たしているアトム、エイシンオルドス、レヴアップスピンあたりを押さえている点もさすが。今後もしばらくは首位争いを牽引していくでしょう。

 スーパーリッチクラスはゆぅとぉみさんが一歩リード。2~4位のプレイヤーはレッドリヴェールの札幌2歳ステークス優勝で獲得ポイントを伸ばしましたが、ゆぅとぉみさんは既に9頭の指名馬が勝ち上がっているうえ、クリスマスやウインマーレライといった2勝馬も押さえていました。夏季競馬に照準を絞った指名というわけではなく、まだサングレアル(ビワハイジの2011)、ラヴズオンリーミーの2011といった良血馬もデビューを控えていますから、どこまでポイントが伸びるのか楽しみです。

 リッチクラスのトップはスズカアサカオーさん。レッドリヴェールハープスターの2頭が既に重賞を勝っています。また、その他の指名馬を見ても、エイシンアロンジー(Ice Mintの2011)、エルノルテ、ガリバルディシャドウダンサーダンスインザムードの2011)、ドラゴンストリート(フィラストリートの2011)、ラヴィーネといった良血馬や評判馬がズラリ。このワールドはもちろん、全ワールドを通じての最高獲得ポイントも狙えそうな、重厚感あふれるラインナップですよね。いわゆる“POG本”の制作に携わっている者として、「今のうちに指名理由をインタビューしておいた方がいいのかもしれない」とすら思いました。

 ブルジョアクラスは今のところ混戦模様ですが、原稿執筆時点で首位に立っているのはうまんですよさん。コスモス賞を制したマイネルフロストや、札幌2歳ステークス3着のハイアーレート、小倉2歳ステークス2着のベルカント、同3着のラブリープラネットらを指名されています。しかも、マイネルフロストハイアーレートはデビュー前に指名済み。私の指名する馬は3歳春にようやく開花する晩成型が多く、この時期にJRA重賞で好走するような馬をなかなか指名できないので、大変勉強になるラインナップです。

 ちなみに、アベレージクラス(1~7)を含む各ワールドで首位をキープしている13名のプレイヤーを対象とした、各馬ごとの指名者数ランキングは下記の通り。

1位クリスマス8名
2位サングレアル5名
2位ファイトバック5名
2位レッドリヴェール5名
5位ウインマーレライ4名
5位シャドウダンサー4名
5位パリーアーク4名
5位マイネルフロスト4名
5位レヴアップスピン4名
10位イスラボニータ3名
10位エイシンオルドス3名
10位エルノルテ3名
10位ガリバルディ3名
10位グランシェリー3名
10位ハープスター3名
10位ベルカント3名
10位ベルキャニオン3名
10位マイネルギャルソン3名
10位マイネルメリエンダ3名
10位ラブリープラネット3名
10位レーヴデトワール3名

 大半の馬は既にある程度のポイントを獲得していますが、サングレアルビワハイジの2011)、シャドウダンサーダンスインザムードの2011)、ベルキャニオン(クロウキャニオンの2011)、レーヴデトワール(レーヴドスカーの2011)あたりがデビューするのは今週以降。これらの馬はPOG名人たちがその素質を高く評価しているわけで、馬券的にも要注目の存在と言えるでしょう。


伊吹雅也さんのPOGマイページはこちら

(伊吹雅也のPOG分析室は毎月10日頃に更新されます)

■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)
 埼玉県桶川市在住のフリーライター、コピーライター、競馬評論家。的確でわかりやすいデータ分析に定評があり、現在は『JRAホームページ』内「今週の注目レース」で“データ分析”のコーナーを担当しているほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている。競走馬への一口出資やペーパーオーナーゲーム(POG)にも造詣が深く、現4歳世代のPOGでは、参加したすべてのドラフト(いずれも参加者20名以上)においてジェンティルドンナの単独1位指名に成功。現3歳世代も“赤本”こと『POGの達人』(光文社)誌上においてカミノタサハラコディーノフラムドグロワールらを推奨し、推奨馬の獲得賞金ランキング皐月賞終了時点)で1位を獲得した。近著に『門外不出! 投票データから分かった! WIN5の鋭い買い方』(東邦出版)、『WIN5(五重勝)ほど儲かる馬券はない!! 少点数で驚愕配当をモノにする絶対的セオリー(競馬王新書)』(白夜書房)。

[もっと見る]

2013年8月13日(火) 13:20 伊吹雅也
伊吹雅也のPOG分析室 ~第4回 注目POG馬ランキング上位馬の近況をレポート~
閲覧 1,941ビュー コメント 0 ナイス 1

 夏季競馬が終盤に差し掛かり、各ワールドのランキングも少しずつ明暗が分かれてきました。私の所属しているスペシャルクラスは先月に引き続き柿谷陽介さんが首位を快走中。グランシェリーが7月21日の中京2歳ステークス(2歳オープン・中京芝1400m)を制したほか、既に6頭の指名馬が勝ち上がっています。8月25日の新潟2歳ステークス(2歳GⅢ・新潟芝1600m外回り)、8月31日の札幌2歳ステークス(2歳GⅢ・函館芝1800m)、9月1日の小倉2歳ステークス(2歳GⅢ・小倉芝1200m)あたりが終了すれば、さらに勢力図がハッキリしてくるでしょう。

 もっとも、2歳時の夏季競馬で動く賞金の総額は、POG期間全体における賞金総額の1割程度。好スタートを決めるに越したことはありませんが、出遅れたからと言って焦るような時期でもありません。そもそも、ドラフトシーズンに注目を集めた良血馬や評判馬の大半はまだデビューしていないわけですからね。

 今回は注目POG馬ランキング(2013/08/12 00:00更新分)で上位にランクインしている馬たちの近況をまとめてみました。ここで取り上げた馬の多くは来春の3歳クラシックを目標にしているはず。優勝争いの趨勢を大きく左右する存在ですし、今後も注意深く見守っていきたいところです。

 既にデビューを果たした馬のうち、注目POG馬ランキングの順位がもっとも高いのは6位のオリハルコン(シルヴァースカヤの2011)。初陣となった8月3日の新潟5R(2歳新馬・芝1800m外回り)は残念ながら4着止まりでした。しかし、先着を許した3頭はいずれもこの馬より後ろの位置取りでレースを進めていた馬。ポテンシャルの高さは感じましたし、レースに慣れれば変わってくるでしょう。
 11位のエルノルテ(シーズオールエルティッシュの2011)は6月29日の中京5R(2歳新馬・芝1400m)を快勝(→関連記事)。このレースは2着のモズハツコイが既に勝ち上がっているほか、3~6着馬もそれぞれ次走で3着、2着、2着、2着と健闘しています。自分の指名馬である贔屓目を差し引いても(笑)、今後が非常に楽しみです。現在はノーザンファームしがらきに放牧中。夏場は休養に充てる見込みとのことでした。
 14位のハープスター(ヒストリックスターの2011)も7月14日の中京5R(2歳新馬・芝1400m)を勝利(→関連記事)。1馬身3/4差の2着だったオウノミチが既に勝ち上がっていますから、レースレベルにも不安はありません。今後は新潟2歳ステークスを目指すとのこと。結果次第では牝馬クラシック戦線の主役に躍り出そうです。
 15位のパリーアーク(ムーンライトダンスの2011)は7月28日の函館5R(2歳新馬・芝1800m)で3着。先行した上位2頭を捕らえきれず、単勝1番人気の支持を裏切ってしまいました。もっとも、全兄のムーンリットレイクが勝ち上がったのは3歳の4月になってからですし、まだまだ成長の余地はあるはず。現在はノーザンファーム早来に放牧されているそうで、一息入れたことが吉と出れば楽しみな存在だと思います。
 先週8月10日の新潟5R(2歳新馬・芝1600m外回り)では12位のサトノアラジン(マジックストームの2011)がデビュー。余裕たっぷりのレース運びで完勝し話題となりました(→関連記事)。もともと血統や前評判から大きな期待を背負っていた馬とはいえ、緒戦からこれほどのパフォーマンスを披露してくるとは……。狙っていたけれども指名できなかった私としては複雑なところですが、現時点においてはアタマひとつ抜けた存在と言えそうです。

 続いて、デビューはしていないもののJRAへの登録が済んでいる馬たちを見ていきましょう。
 注目POG馬ランキング1位のレーヴデトワール(レーヴドスカーの2011)、4位のサングレアルビワハイジの2011)、7位のボージェストアドマイヤグルーヴの2011)は、それぞれ秋のデビューを目指しノーザンファーム早来で調整中(→関連記事)。いずれも牝馬クラシック戦線の中心となり得る評判馬ですし、初陣が待ち遠しいですね。
 3位のベルキャニオン(クロウキャニオンの2011)は7月7日に入厩しましたが、もともと秋にデビューということもあって、現在は放牧中。既にゲート試験をクリアするなど、順調に調整が進んでいます(→関連記事)。5位のトーセンスターダムアドマイヤキラメキの2011)もほぼ同様。こちらは6月29日に函館競馬場へ入厩し、7月12日のゲート試験に合格しました(→関連記事)。さらに、7位のモンドシャルナ(ウインドインハーヘアの2011)は7月5日に栗東トレーニングセンターで行われたゲート試験をパス(→関連記事)。来春の日本ダービーを見据えた2歳牡馬たちの争いも水面下で着々と進行しています。
 残念ながら順調さを欠いているのは9位のグレンシーラ(ドナブリーニの2011)。ノーザンファーム空港で調整されていましたが、7月上旬に左前脚の骨折が判明したそうです。現在も軽い運動に止めているとのことで、デビューには少し時間がかかってしまうかもしれません。一方、入厩後に一頓挫あって放牧された10位のオリエンタルポピートールポピーの2011)は既に帰厩済み。指名した皆さんも胸をなでおろしていることでしょう。
 16位のトゥザワールドトゥザヴィクトリーの2011)は函館競馬場で行われた6月20日のゲート試験に合格(→関連記事)。17位のテスタメントブラックエンブレムの2011)も美浦トレーニングセンターで行われた5月9日のゲート試験に合格しています(→関連記事)。18位のシャドウダンサーダンスインザムードの2011)を含め、デビューは秋以降になる模様です。そして、20位のダイワレジェンドダイワスカーレットの2011)は8月2日に放牧から帰厩。秋の4回中山でデビュー予定とのコメントが出ました(→関連記事)。

 まだJRAに登録されていない馬のうち、注目POG馬ランキング2位のラングレー(ラヴズオンリーミーの2011)はノーザンファームしがらきで調整中(→関連記事)。早めに入厩してゲート試験を受験するプランもあったそうですが、秋の入厩を目指してじっくり調整されています。19位のロザリンドシーザリオの2011)も順調とのこと。13位のポイントフラッグの2011は馬名すら登録されていませんが、こちらも初陣が楽しみな一頭です。

伊吹雅也さんのPOGマイページはこちら

(伊吹雅也のPOG分析室は毎月10日頃に更新されます)

■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)
 埼玉県桶川市在住のフリーライター、コピーライター、競馬評論家。的確でわかりやすいデータ分析に定評があり、現在は『JRAホームページ』内「今週の注目レース」で“データ分析”のコーナーを担当しているほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている。競走馬への一口出資やペーパーオーナーゲーム(POG)にも造詣が深く、現4歳世代のPOGでは、参加したすべてのドラフト(いずれも参加者20名以上)においてジェンティルドンナの単独1位指名に成功。現3歳世代も“赤本”こと『POGの達人』(光文社)誌上においてカミノタサハラコディーノフラムドグロワールらを推奨し、推奨馬の獲得賞金ランキング皐月賞終了時点)で1位を獲得した。近著に『門外不出! 投票データから分かった! WIN5の鋭い買い方』(東邦出版)、『WIN5(五重勝)ほど儲かる馬券はない!! 少点数で驚愕配当をモノにする絶対的セオリー(競馬王新書)』(白夜書房)。

[もっと見る]

シャドウダンサーの口コミ


口コミ一覧
口コミ情報はありません。

シャドウダンサーの掲示板

コメント投稿
コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。

コメント一覧
1:
  藤沢雄二   フォロワー:44人 2013年5月24日(金) 22:05:02
スーパーミリオネアクラスの入札者4名の中から落札することができて嬉しいです。
まずは順調にデビューできることを願います。

シャドウダンサーの写真

投稿写真はありません。

シャドウダンサーの厩舎情報 VIP

2018年8月11日新潟日報賞10着
厩舎の
自信
厩舎の
コメント
こちらのコンテンツはウマニティVIP会員になるとご覧いただけます。

ウマニティVIP会員のご入会はこちらから。

シャドウダンサーの取材メモ VIP

2018年2月3日 節分ステークス 6着
レース短評 こちらのコンテンツはウマニティVIP会員になるとご覧いただけます。
レース後
コメント
こちらのコンテンツはウマニティVIP会員になるとご覧いただけます。

ウマニティVIP会員のご入会はこちらから。


レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者(JRA)発行のものと照合してください。