【中山牝馬ステークス】重賞データ分析2018年3月10日(土) 10:41
【中山牝馬ステークス全頭考察2】追い切り面から見た出走各馬の見解2018年3月10日(土) 09:09
中山牝馬ステークス出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①エテルナミノル
最終追い切り、1週前と動きは悪くない。一方で、乗り込み量の少ない点が気にかかる。力を要する中山の馬場、トップハンデ(タイ)と不安要素が多いだけに過信は禁物。
②トーセンビクトリー
3週連続でCWラスト1F11秒台をマーク。坂路とCWの併用、3頭併せなどを行い、負荷もしっかりかけられている。動きについても1週前まで迫力の面で併走馬に見劣るところもあったが、今週の追い切りでは追走して煽るぐらいの勢い。ひと追いごとに良くなっている。
③バンゴール
1週前は南Wで6Fから追われ好時計をマーク。今週は上がり中心の追い切りながらも上々の動きを披露した。ひと追いごとの良化が顕著で、気配だけなら久々をまったく感じさせない。
④マキシマムドパリ
栗東坂路で行われた最終追い切りの動きは上々。時計も悪くなく、高いレベルで安定している。長距離輸送さえクリアできれば、といったところか。
⑤キンショーユキヒメ
1週前、今週とCWで6Fから追われて全体、ラストともに好タイムをマーク。気配は確実に上昇している。馬体も良く見えるし好ムード。輸送をこなすようなら、侮れない1頭になるかもしれない。
⑥フロンテアクイーン
今週は南Wで強めの追い切り。併走馬から遅れはしたが、動きそのものは悪くない。気になる点をあげれば、約3カ月ぶりの実戦にもかかわらず、負荷をかけた調教が少ないところ。杞憂に終わるかもしれないが……。
⑦エンジェルフェイス
中2週を考慮されてか、最終追い切りは栗東芝コース単走という内容。とは言え、動きは良く好調キープとみて差し支えない。
⑧ゲッカコウ
1週前に南Wで6Fから追われて機敏な動きを披露。今週も馬なりで素軽い動きを見せた。放牧でひと息入れたことも良かったのか、体調面の不安は少ない。
⑨シャルール
最終追い切りは栗東坂路で行われたが、時計以上にスピード感があり、脚捌きも力強かった。前回の中間気配も良かったが、今回はそれ以上。休養前とは雰囲気が一変している。
⑩レイホーロマンス
最終追い切りは栗東坂路で軽めの調整。ただし、2日にCWで一杯に追われて好時計をマークしている。いい状態をキープしているとみていいだろう。
⑪ワンブレスアウェイ
2週続けて追走同入を果たすなど、この中間は活気があって素軽い動き。気配は悪くなく、前回よりもいい方向であることは確か。
⑫ブラックオニキス
南Wで行われた最終追い切りでは好タイムを計時。負荷もしっかりとかけられている。小柄な馬ゆえに調整の難しい馬。それだけにビッシリと追われている点については好感を持てる。
⑬オートクレール
1週前の追い切りは平凡そのもの。最終追い切りは1週前よりもマシになったが、大きく変わったわけではない。良くも悪くも平行線。
⑭カワキタエンカ
前走後の中間は終始軽めの調整。中3週かつ長距離輸送が控えているとは言え、この内容で今のタフな中山コースを前めで踏ん張ることができるのか、という疑問は少々残る。 |
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【中山牝馬ステークス全頭考察1】馬場・血統バイアスから見た出走各馬の見解2018年3月10日(土) 09:08
先週日曜日に公開した「馬場・血統バイアスチェック!」の内容と、先週の中山芝のレース結果をもとに、中山牝馬ステークスの出走馬について、好走パターンに合致するかどうかを1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①エテルナミノル
キングカメハメハ×グレイソヴリン系の配合は当舞台と好相性。前走は外差し有利の馬場&流れを正攻法の競馬で1着。力の要る馬場を得意としており、うまく立ち回ることができれば再度の好走もありえる。
②トーセンビクトリー
昨年の勝利馬で舞台適性の高さは折り紙付き。前走は前有利の流れで差し切れず。2走前は勝負どころで不利があったうえに内優勢の展開と敗因はハッキリしている。馬群がバラけやすい今の馬場状態は歓迎。スムーズなら上位争いに加わってくるだろう。
③バンゴール
血統背景だけならここでも見劣りしない。しかし、3走前の勝利は軽い馬場での前残り。今回は荒れ馬場の対応など、クリアしなければならない条件が多い。展開に恵まれた場合のヒモ評価までが正解か。
④マキシマムドパリ
キングカメハメハ×サンデーサイレンスに加え、グレイソヴリン系を内包。血統面での不足はない。前走は1角で不利を受けて位置取りが悪くなってしまった。本来は好位からジワっと流れに乗ると力を発揮できる馬。スムーズに運べるかどうかが好走のカギを握る。
⑤キンショーユキヒメ
中山芝中距離では安定した走りを見せる父サドラーズウェルズ系。4走前のようにタメが利けば鋭い脚を使えるが、前走のように早仕掛けだと案外のタイプ。じっくり構えて前潰れの展開なら出番はある。
⑥フロンテアクイーン
父サドラーズウェルズ系はプラス。展開や馬場に関係なく好走を続けている点も好感できる。半面、とにかく勝ちきれない馬。なんにせよ他勢の破たん待ちとなる。その点を踏まえると、得手不得手の出やすい今の中山の馬場は合うかもしれない。
⑦エンジェルフェイス
血統面および自身の実績から中山1800mの適性は高い。ただし、ベストは2走前のような内かつ先行優勢の馬場&流れ。前めでいいところを選んで走り、後続がゴチャつくようならチャンスはある。
⑧ゲッカコウ
2走前は今回と同じ舞台で内かつ先行有利の流れで外から2着好走。過去の戦績を見てもわかるように舞台適性はかなり高い。最内枠で苦しんだ前走の経験を糧にできれば、巻き返しがあっても驚けない。
⑨シャルール
スタミナ型サンデーサイレンス系×グレイソヴリン系の配合は好印象。前走は外差し馬場を先行して6着。2走前は内かつ先行有利の流れで差しに回り凡走とリズムに乗り切れないが、うまく流れに乗れるようなら上位進出できる力は持っている。
⑩レイホーロマンス
血統面の目立ったマイナス点はなし。2走前は外有利の馬場、前走は外差し優勢の流れを利して連続好走。充実度は認めるが、今の中山の力を要する馬場をこなせるかどうかが今回のポイント。ガサのない馬だけに不安は募る。
⑪ワンブレスアウェイ
父ハーツクライ、母父の系統ともに当舞台と好相性。自身の舞台適性も文句なし。前走は外差し有利の流れを大外枠から先行して6着。勝ち馬からの着差が0秒5なら頑張ったほう。前回より条件は好転するので、うまく脚をタメることができれば面白い。
⑫ブラックオニキス
近3走はすべてイン差しを敢行。足りない競馬が続いている。とにかく、前が開くかどうかで結果が決まる馬。忘れたころの一発には注意を払いたい。
⑬オートクレール
当舞台における母系の成績が低迷している点が気がかり。前走は後手を踏み中団からの競馬で、外差し有利の流れにもかかわらず凡走。スタートを決めたうえで、展開にも恵まれないと苦しいか。
⑭カワキタエンカ
母父は今開催および過去の好走傾向と合致。一方、父の産駒は前走大敗から巻き返すケースが少なく、当レースとの相性も良くない。そのうえ前走は外差し、2走前は内差しに屈している。やや差し優勢の中山では強気になれず、単騎で行けた場合の押さえ評価が妥当な線。 |
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【中山牝馬S】厩舎の話2018年3月9日(金) 05:02
◆エテルナミノル・本田師 「変わりなく順調。1800メートルから2000メートルくらいがいい」
◆エンジェルフェイス・藤原英師 「状態は変わりない。自分でペースを作る形がいいね」
◆オートクレール・中野栄師 「今までで一番の動きといっていい。道悪ならチャンスも」
◆カワキタエンカ・浜田師 「前回は返し馬でテンションが上がった。当日のテンションが鍵」
◆キンショーユキヒメ・中村師 「体に余裕はあるけど、輸送もある。中山の相性も悪くない」
◆ゲッカコウ・高橋博師 「どっしりしている。1800メートルは一番合う」
◆シャルール・松永幹師 「スタートを決めて、スムーズに立ち回れれば」
◆トーセンビクトリー・辻野助手 「体調は安定。コース、距離は合うと思います」
◆バンゴール・尾関師 「休み明けの方がいい馬。1800メートルに替わるのはいい。天気が鍵」
◆ブラックオニキス・加藤和師 「落ち着きが出て雰囲気がいい。力を出せる状態」
◆フロンテアクイーン・国枝師 「動きは十分。充実期に入っている」
◆マキシマムドパリ・金折助手 「ジョッキーの感触がすごく良かった。中間も順調」
◆レイホーロマンス・竹之下助手 「中山コースは問題ないと思う。52キロもいい」
◆ワンブレスアウェイ・古賀慎師 「最近では一番の仕上がり。条件も悪くない」
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【ローレル競馬場賞中山牝馬ステークス】特別登録馬2018年3月4日(日) 17:30