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【日本ダービー】2018年生まれの3歳馬7398頭の頂点に立つのは!?競馬の祭典の注目点はこちら!

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【日本ダービー】2018年生まれの3歳馬7398頭の頂点に立つのは!?競馬の祭典の注目点はこちら!

★3歳馬7398頭の頂点に立つのはどの馬? 第88回日本ダービーに18頭が登録



 5月30日、東京競馬場では3歳馬の頂上決戦「第88回日本ダービー」が実施される。2018年に生産されたサラブレッドは7398頭(持込馬、輸入された外国産馬を含む)だが、そのうち一生に一度の大舞台に立つことができるのは、わずか18頭。今年のダービーには、18頭の登録があり、重賞ウイナーは11頭を数える(※特別登録を行ったダノンザキッドは出走を回避)。昨年のダービーでは、出走馬中最多の重賞3勝をマークしていた皐月賞コントレイルが勝ち、無敗での皐月賞&ダービー制覇となったが、今年のダービーを制し3歳馬7398頭の頂点に立つのはどの馬だろうか。注目のスタートは午後3時40分。



★4戦4勝の皐月賞エフフォーリア 史上8頭目の無敗での“2冠”制覇なるか



 皐月賞エフフォーリア(牡、美浦・鹿戸雄一厩舎)は、今年の3歳世代7398頭のうち、唯一“3冠馬”になる資格を有している。同馬は、昨年8月23日の新馬戦(札幌)でのデビューから4連勝で、無敗の皐月賞馬となった。皐月賞&ダービー制覇となれば史上25頭目、無敗での“2冠”制覇となれば、昨年のコントレイルに続く2年連続8頭目となるが、デビューからの連勝を伸ばして3歳馬の頂点に立つことができるかどうか。なお、札幌デビュー馬がダービーを勝てば、2002年のタニノギムレット以来、19年ぶり10頭目となる。



★ダービー親子制覇を目指す横山武史騎手 父・横山典弘騎手はレッドジェネシスに騎乗予定



 4戦4勝の皐月賞エフフォーリア(牡、美浦・鹿戸雄一厩舎)には、デビュー以来すべてのレースで横山武史騎手が騎乗している。同馬は新馬戦以来1戦ごとに2着馬との着差を広げており、皐月賞では2着馬に3馬身差をつける快勝で、騎手、馬ともに初のGIタイトルを手にした。横山武史騎手の父・横山典弘騎手はダービー2勝を挙げており、史上4組目のダービー親子制覇がかかるが、親子2代で“ダービージョッキー”の称号を得ることができるかどうか。なお、父の横山典弘騎手は、今年のダービーでレッドジェネシス(牡、栗東・友道康夫厩舎)に騎乗する予定。また、横山武史騎手のレース当日の年齢は22歳5カ月9日で、Vなら、ダービー史上4位の年少優勝となる。



エピファネイア産駒のエフフォーリア ダービー2着だった父・祖父の無念を晴らせるか



 皐月賞エフフォーリア(牡、美浦・鹿戸雄一厩舎)は父エピファネイア、母ケイティーズハートという血統。エピファネイアは2013年の菊花賞馬だが、皐月賞とダービーはいずれも勝ち馬から半馬身差の2着に敗れた。エフフォーリアは3冠レースの第一関門・皐月賞で父の雪辱を果たし勝利を挙げたが、ダービーでも父の雪辱を果たすことができるかどうか。なお、父の父シンボリクリスエス、母の父ハーツクライもダービーで2着に敗れており、エフフォーリアには父、祖父が果たせなかったダービー制覇がかかる。



 また、エフフォーリアがダービーを勝てば、エピファネイア産駒は2世代目にして早くもクラシック完全制覇に王手がかかる。ちなみに、今年のダービーにはハーツクライ(2004年2着)産駒のグラティアス(牡、美浦・加藤征弘厩舎)、ヴィクティファルス(牡、栗東・池添学厩舎)、ルーラーシップ(2010年5着)産駒のバジオウ(牡、美浦・田中博康厩舎)、ワンダフルタウン(牡、栗東・高橋義忠厩舎)が出走を予定しており、父の雪辱を果たすごとができるか注目される。



★キャリア5戦目にして初の牡馬との対戦 牝馬4頭目のダービー制覇を目指すサトノレイナス



 サトノレイナス(牝、美浦・国枝栄厩舎)が、牝馬としては4頭目のダービー制覇を目指す。同馬は阪神JF桜花賞ではいずれもソダシと接戦を繰り広げた末、2着に敗れているが、通算4戦2勝、2着2回で連対率100%という安定した成績を残している。サトノレイナスは今回がキャリア5戦目にして初めて牡馬との対戦となるが、2007年のウオッカ以来となる牝馬によるダービー制覇を遂げることができるかどうか。



 また、サトノレイナスの馬主・(株)サトミホースカンパニーにはダービー初制覇がかかる。同馬主はこれまでに8頭の所有馬をダービーに出走させており(※馬主名「里見治氏」も含む)、2015年のサトノラーゼン、2016年のサトノダイヤモンドで2年連続2着になっているが、9頭目の挑戦で悲願のダービー初勝利を挙げることができるかどうか。



★親子3代ダービー制覇の偉業に挑戦 タイトルホルダー&バスラットレオン



 近年のダービーではダービー馬の産駒が多く優勝しており、2015年ドゥラメンテから昨年のコントレイルまで6年連続で親子2代のダービー馬が誕生している。今年のダービーには、 2005年のダービー馬ディープインパクトの産駒が6頭、2011年のダービー馬オルフェーヴルの産駒が1頭、2013年のダービー馬キズナの産駒が1頭、2016年のダービー馬ドゥラメンテの産駒が1頭登録しているが、今年もダービー馬の産駒がダービーを制すだろうか。



 このうち、ドゥラメンテ産駒のタイトルホルダー(牡、美浦・栗田徹厩舎)、キズナ産駒のバスラットレオン(牡、栗東・矢作芳人厩舎)には親子3代ダービー制覇がかかる。タイトルホルダーは前走の皐月賞で2着に好走、バスラットレオンは前走のNHKマイルCで競走中止となっており巻き返しを狙うが、日本ダービー史上初となる親子3代ダービー制覇の偉業を達成することができるかどうか。ちなみに、240回を超える歴史を誇る英ダービーでは、直近例で「祖父Galileo(2001年)→父NewApproach(2008年)→子Masar(2018年)」が親子3代制覇を遂げている。



ディープインパクト産駒は6頭が登録 歴代単独トップのタービー7勝目なるか



 歴代最多タイのダービー6勝を記録しているディープインパクト産駒は、重賞勝ち馬のシャフリヤール(牡、栗東・藤原英昭厩舎)、レッドジェネシス(牡、栗東・友道康夫厩舎)、牝馬4頭目のダービー制覇を目指すサトノレイナス(牝、美浦・国枝栄厩舎)を含む6頭が登録している。同産駒は2018年ワグネリアン、 2019年ロジャーバローズ、2020年コントレイルと3年連続でダービーを制しており、今年もダービーを勝てば、史上初のダービー7勝&ダービー4連覇となる。なお、“ディープ”産駒が6頭出走すれば、2016年以来5年ぶりとなるが、その2016年は1着マカヒキ、2着サトノダイヤモンド、3着ディーマジェスティと同産駒が上位を独占している。



★ダービー連覇を狙う福永祐一騎手 毎日杯を制したシャフリヤールに騎乗予定



 昨年のダービージョッキー福永祐一騎手が、史上3人目のダービー連覇を狙う。同騎手は昨年のダービーをコントレイルとのコンビで制し、自身2度目のダービー制覇を果たした。福永騎手は、今年のダービーでは毎日杯勝ち馬シャフリヤール(牡、栗東・藤原英昭厩舎)に騎乗予定だが、今年もダービーを制すことができるかどうか。Vなら、歴代最多勝の武豊騎手(5勝)に次ぐ単独2位のダービー3勝目となる。なお、シャフリヤールは父ディープインパクト、母ドバイマジェスティという血統で、2017年の皐月賞アルアインの弟にあたる。兄のアルアインはダービーでは5着に敗れているが、シャフリヤールは兄の果たせなかったダービー制覇を遂げることができるかどうか。



★ダービー歴代最多勝の武豊騎手 皐月賞7着のディープモンスターに騎乗予定



 歴代最多のダービー5勝を誇る武豊騎手は、皐月賞7着のディープモンスター(牡、栗東・池江泰寿厩舎)に騎乗する予定。同騎手はダービーの騎乗回数も歴代最多で、今回が通算32回目のダービー騎乗となるが、2013年のキズナ以来、8年ぶり6回目のダービー制覇を遂げることができるかどうか。なお、ディープモンスターを管理する池江泰寿調教師は、2011年から10年連続でダービーに管理馬を出走させており、現役調教師で最多タイの出走回数(21回)を記録している。



★今年初戦の青葉賞を制しての参戦 “青葉賞組”初の勝利目指すワンダフルタウン



 ワンダフルタウン(牡、栗東・高橋義忠厩舎)は、2歳時に京都2歳Sを制したが、その後約5力月の休養があり皐月賞には出走しなかった。同馬は今年初戦となった青葉賞を制して重賞連勝を飾ったが、ダービーを制して3歳馬の頂点に立つことができるかどうか。なお、青葉賞はダービーと同じ東京・芝2400メートルで実施されるトライアル競走だが、同レースに出走してダービーを勝った例は1度もなく、ワンダフルタウンには“青葉賞組”初のダービー制覇がかかる。なお、同馬には和田竜二騎手が騎乗する予定。



★40歳以下の若手調教師に注目 宮田敬介調教師はJRA・GI初挑戦



 今年のダービー登録馬の調教師を見ると、ヴィクティファルス池添学調教師(栗東:40歳)、グレートマジシャン宮田敬介調教師(美浦:40歳)、ラーゴム斉藤崇史調教師(栗東:38歳)、バジオウ田中博康調教師(美浦:35歳)と40歳以下の若手調教師が多く見られる。グレード制が導入された1984年以降のダービー優勝調教師で最も年齢が若かったのは2011年の池江泰寿調教師(42歳4力月17日)で、上記4人が今年のダービーを勝てば、グレード制が導入された1984年以降で最年少優勝となる。なお、バジオウが勝てば、プリンシパルS勝ち馬として初のダービー制覇となり、田中博康調教師(レース当日の年齢:35歳5力月26日)はグレード制導入以前も含めた歴代の年少優勝記録で5位になる。



 また、田中博康調教師、宮田敬介調教師はJRA重賞未勝利で、田中博康調教師は3着、宮田敬介調教師は2着がJRA重賞での最高成績。田中博康調教師はJRA・GI2回目の挑戦、宮田敬介調教師は今回がJRA・GI初挑戦となるが、重賞初勝利をダービーというビッグタイトルで飾ることができるかどうか。



オークスを制したM.デムーロ騎手 ダービーではアドマイヤハダルに騎乗予定



 23日に実施されたオークスは、ユーバーレーベンが制し、同馬に騎乗したM.デムーロ騎手は現在継続中の記録で最長の10年連続JRA・GI制覇を飾った。同騎手は2週連続GI制覇がかかる今週のダービーでは、皐月賞4着のアドマイヤハダル(牡、栗東・大久保龍志厩舎)に騎乗する予定となっている。同一年のオークス&ダービーを勝てば、2017年のC.ルメール騎手以来4年ぶり6人目となるが、デムーロ騎手はダービーも制すことができるかどうか。



 また、アドマイヤハダルを管理する大久保龍志調教師には、調教師として3組目のダービ一親子制覇がかかる。同調教師の父・大久保正陽元調教師はナリタブライアンで1994年のダービーを制しているが、大久保龍志調教師は父に続いてダービーのタイトルを手にするごとができるかどうか。



★ダービー初挑戦の吉田隼人騎手 皐月賞3着のステラヴェローチェに騎乗予定



 皐月賞3着馬ステラヴェローチェ(牡、栗東・須貝尚介厩舎)に騎乗予定の吉田隼人騎手は、今回がダービー初挑戦となる。同騎手はデビュー18年目となる今年、桜花賞ソダシ)でクラシック初制覇、5月8日にはJRA通算1000勝を達成しているが、初のダービーでどのような騎乗を見せてくれるだろうか。



 ステラヴェローチェは父バゴ、母オーマイベイビーという血統で、ノーザンファームの生産馬。バゴはJRAが購入し2005年に輸入された種牡馬で、産駒のダービー出走は今回が初めて。ノーザンファームが生産したバゴ産駒はJRAで出走した4頭中3頭がオープン馬になっており、中でもクロノジェネシスはJRA・GI3勝の活躍を見せているが、ステラヴェローチェもGIタイトルを手にすることができるかどうか。



★ダービー5勝目を狙う金子真人ホールディングス(株) 皐月賞5着のヨーホーレイクが出走予定



 皐月賞5着馬ヨーホーレイク(牡、栗東・友道康夫厩舎)の馬主・金子真人ホールディングス(株)は、歴代最多のダービー4勝を挙げている(馬主名「金子真人氏」含む)。ヨーホーレイクは父ディープインパクト、母クロウキャニオンという血統で、父母も同馬主の所有馬だったが、所縁の血統をもつヨーホーレイクで5度目のダービー制覇を遂げることができるかどうか。同馬には“テン乗り”となる川田将雅騎手が騎乗予定。



 なお、金子真人ホールディングス(株)に次ぐダービー3勝を挙げている(有)サンデーレーシングは、今年のダービーに毎日杯勝ち馬のシャフリヤール(牡、栗東・藤原英昭厩舎)、同2着のグレートマジシャン(牡、美浦・宮田敬介厩舎)と2頭の所有馬が出走する予定。



日本ダービーの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載★【日本ダービー】レース展望

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