タンタアレグリア(競走馬)

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タンタアレグリア
タンタアレグリア
写真一覧
抹消  栗毛 2012年3月29日生
調教師国枝栄(美浦)
馬主株式会社 G1レーシング
生産者(有)社台コーポレーション白老ファーム
生産地白老町
戦績15戦[3-5-1-6]
総賞金19,817万円
収得賞金4,750万円
英字表記Tanta Alegria
血統 ゼンノロブロイ
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
ローミンレイチェル
タンタスエルテ
血統 ][ 産駒 ]
Stuka
Trapial
兄弟 パララサルータンタグローリア
市場価格
前走 2017/09/24 産経賞オールカマー G2
次走予定

タンタアレグリアの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
17/09/24 中山 11 オールカマー G2 芝2200 17595.433** 牡5 57.0 蛯名正義国枝栄 480
(-8)
2.13.9 0.133.6⑦⑦⑧⑤ルージュバック
17/01/22 中山 11 AJCC G2 芝2200 174814.771** 牡5 56.0 蛯名正義国枝栄 488
(+12)
2.11.9 -0.135.7⑧⑨⑥ゼーヴィント
16/05/01 京都 11 天皇賞(春) G1 芝3200 1861129.1104** 牡4 58.0 蛯名正義国枝栄 476
(-2)
3.15.6 0.334.3⑭⑭⑭⑬キタサンブラック
16/03/20 阪神 11 阪神大賞典 G2 芝3000 11665.142** 牡4 55.0 蛯名正義国枝栄 478
(0)
3.06.2 0.435.5⑥⑥⑤④シュヴァルグラン
16/02/20 東京 11 ダイヤモンド G3 芝3400 16474.214** 牡4 55.0 蛯名正義国枝栄 478
(0)
3.39.5 1.738.4⑦⑦⑥トゥインクル
15/10/25 京都 11 菊花賞 G1 芝3000 182315.064** 牡3 57.0 蛯名正義国枝栄 478
(+6)
3.04.2 0.335.3⑨⑨⑦⑧キタサンブラック
15/09/21 中山 11 セントライト G2 芝2200 1561012.256** 牡3 56.0 蛯名正義国枝栄 472
(+2)
2.14.0 0.234.6⑦⑧⑧⑤キタサンブラック
15/05/31 東京 10 東京優駿 G1 芝2400 181223.477** 牡3 57.0 蛯名正義国枝栄 470
(+2)
2.24.0 0.834.1⑰⑰⑯⑯ドゥラメンテ
15/05/02 東京 11 青葉賞 G2 芝2400 18236.042** 牡3 56.0 蛯名正義国枝栄 468
(-2)
2.27.0 0.134.0⑨⑧⑦⑥レーヴミストラル
15/03/28 中京 10 大寒桜賞 500万下 芝2200 10223.821** 牡3 56.0 吉田隼人国枝栄 470
(-4)
2.14.9 -0.134.8⑥⑥⑥⑥レントラー
15/02/07 東京 9 ゆりかもめ賞 500万下 芝2400 166124.222** 牡3 56.0 蛯名正義国枝栄 474
(-4)
2.30.7 0.033.5⑨⑩⑧⑦ヴェラヴァルスター
14/12/28 中山 9 ホープフルS G2 芝2000 17118.047** 牡2 55.0 三浦皇成国枝栄 478
(+6)
2.02.4 0.535.2⑭⑬⑪⑪シャイニングレイ
14/11/29 東京 3 2歳未勝利 芝2000 166123.421** 牡2 55.0 三浦皇成国枝栄 472
(+14)
2.02.0 -0.234.7⑬⑬⑬ヒアカムズザサン
14/08/02 新潟 2 2歳未勝利 芝1600 188161.612** 牡2 54.0 北村宏司国枝栄 458
(-6)
1.34.7 0.034.3⑦⑦ディアコンチェルト
14/07/06 福島 5 2歳新馬 芝1800 16594.222** 牡2 54.0 北村宏司国枝栄 464
(--)
1.51.4 0.334.4⑫⑩⑨⑦フォワードカフェ

タンタアレグリアの関連ニュース

 2017年のAJCCを制したタンタアレグリア(美・国枝、牡7)が3日、北ダートコースで5ハロンから追い切られ、ゴール直後に異常を発生。「左第1趾関節開放性脱臼」と診断され、予後不良となったことが同日、馬主のG1サラブレッドクラブのホームページで報告された。ゴールを過ぎて約1ハロン地点で異常を感じた調教助手が下馬。診療所での検査で、左後肢の管骨部分や繋部分の粉砕骨折が判明した。

 15年青葉賞賞2着、16年阪神大賞典2着、同年天皇賞・春4着と中長距離路線で活躍した。17年産経賞オールカマー3着のあと、ジャパンカップを目指していたが左トモの不安で回避。左後肢の骨折なども判明し、時間をかけて立て直されていた。6月上旬に1年7カ月ぶりに入厩し、札幌日経OP(8月3日)で23カ月ぶりの実戦復帰を見据えていた矢先の悲劇となった。

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【AJCC】蛯名サクラアンプルール強力4歳勢撃破だ 2019年1月19日() 11:54

 冬の中山で季節外れのサクラが満開! 中山巧者のサクラアンプルールが、強力4歳勢を撃破する。

 過去10年で、前走・有馬記念組が【4・2・1・9】連対率37・5%の好成績をあげている。やはりグランプリ出走の“格”は侮れないだろう。今回のメンバーで昨年暮れの有馬をステップに参戦してきたのは、アンプールただ1頭だ。

 その前走はといえば、枠順抽選でアンラッキーな大外枠に…。1度下げてから、外を回すロスの多い競馬を強いられてしまったが、0秒7差の7着なら大健闘といえるだろう。

 「道中で仕掛けてからの反応も良かったし、状態の良さは感じた。ただ、外枠がアダになった…」と、田辺騎手は天を仰いだ。今回も大外枠になったが、11頭立ての少頭数で外回りなら、それほど気にする必要はない。

 2度のグランプリ挑戦を除けば、中山芝では(3)(1)(1)(1)(2)(4)(3)着と安定感は抜群だ。

 「前走のダメージはなく、状態もいい。中山も得意だし、GIIのここは期待している」と、金成調教師のトーンも自然と高くなる。

 今回の鞍上は、6走ぶりにコンビを組む蛯名騎手。17日の追い切りでは楽に2馬身先着し、「最後はきちっと伸びてくれたね。もともと気性的に難しいところがあったけど、だいぶ(精神面で)大人になったかな。メンバーは強いけど、いい競馬になると思う」と好感触をつかんでいる。

 一昨年にタンタアレグリアでつかんだAJCC優勝など、中山芝2200メートルでは重賞8勝。17年札幌記念を勝っている49歳の大ベテランと8歳馬の、熟練タッグ復活は頼もしい限りだ。4歳馬2騎が菊花賞以来の休み明けなら、十分に付け入る隙はある。

 “究極の3連単”はアンプルールを1着に固定。【3・0・1・0】と中山適性ではヒケを取らないジェネラーレウーノを2、3着に据えた10点で決める。(夕刊フジ)

AJCCの出馬表はこちら

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【古馬次走報】プラチナムバレット、白富士Sで復帰 2017年11月29日(水) 05:02

 ★菊花賞2着クリンチャー(栗・宮本、牡3)は来春の目標を天皇賞・春(2018年4月29日、京都、GI、芝3200メートル)に定めた。レースは未定ながら、1戦した後に阪神大賞典(18年3月18日、阪神、GII、芝3000メートル)をステップにする。

 ★京都新聞杯を勝った後、骨折で戦列を離れているプラチナムバレット(栗・河内、牡3)は白富士S(18年1月27日、東京、OP、芝2000メートル)で復帰する。

 ★体調が整わずジャパンCを回避したタンタアレグリア(美・国枝、牡5)はアメリカジョッキークラブC(18年1月21日、中山、GII、芝2200メートル)に向け、放牧に出て再調整。

 ★福島記念を制したウインブライト(美・畠山、牡3)は中山金杯(18年1月6日、中山、GIII、芝2000メートル)。

 ★キャピタルSを制したダイワキャグニー(美・菊沢、牡3)は東京新聞杯(18年2月4日、東京、GIII、芝1600メートル)が目標だが、中山金杯を挟むプランも。2着サトノアレス(美・藤沢和、牡3)は放牧休養。次走は未定。10着アウトライアーズ(美・小島茂、牡3)はディセンバーS(12月17日、中山、OP、芝1800メートル)。11着ロードクエスト(美・小島茂、牡4)は短距離路線に変更するか検討中で、年内に出走する可能性も。

 ★京阪杯7着セイウンコウセイ(美・上原、牡4)は年内休養。高松宮記念(18年3月25日、中京、GI、芝1200メートル)が目標でその前に一戦する予定。

 ★ウェルカムSを勝ったトーセンマタコイヤ(美・加藤征、牡6)は流動的ながら、中山金杯が視野に。

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【ジャパンC】キタサンブラック2枠4番!枠順確定 2017年11月23日(木) 14:13

 優勝賞金3億円の最強馬決定戦「第37回ジャパンカップ(GI)」(11月26日、東京11R、3歳上オープン、国際、定量、芝2400メートル、1着賞金3億円)の枠順が23日に確定。



 昨年に続く連覇を狙うキタサンブラックは2枠4番、今年の日本ダービーレイデオロは1枠2番、宝塚記念を勝ち、天皇賞・秋2着から雪辱を期すサトノクラウンは6枠12番、今年のオークス馬のソウルスターリングは4枠8番、外国勢では、今年の年間GI最多勝を更新したアイルランドのA.オブライエン調教師が7年ぶりに送り込むアイダホが7枠14番、オーストラリアから14年ぶりに参戦するブームタイムは5枠10番にそれぞれ決まった。

 今年のジャパンCには、史上最多タイのJRA・GI7勝目&史上2頭目の連覇を狙うキタサンブラック、その“王者”と初対戦となる今年の日本ダービーレイデオロ、JRA・GI11戦連続3着以内&年間7勝の新記録達成がかかるミルコ・デムーロ騎手鞍上のサトノクラウンなど見どころ満載の超豪華メンバーがそろった。



 なお、登録馬のうちトーセンバジルは12月10日に行われる香港国際競走(香港ヴァーズ)に出走するため、タンタアレグリアは体調が整わないためそれぞれ出走を回避した。

 勝ち馬投票券は11月24日にウインズ新宿、後楽園、難波、梅田の4カ所で、金曜日発売(午後2時から午後7時)を実施し、25日からは全国のJRA競馬場、ウインズ等で前日発売する。ジャパンCは26日、東京競馬場(11R最終レース)で、午後3時40分にスタートが切られる。



ジャパンCの枠順はこちら 調教タイムも掲載

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タンタアレグリアがジャパンC回避 2017年11月16日(木) 05:01

 産経賞オールカマー3着のタンタアレグリア(美・国枝、牡5)が、登録のあるジャパンC(26日、東京、GI、芝2400メートル)への出走を見送ることが15日、決まった。国枝調教師は「体調が整わないため回避します」と話した。

 所属クラブのホームページでは、左トモ(後肢)に疲れが出て万全の状態で臨むことが難しいため、と理由を発表。放牧で立て直し、来年の天皇賞・春(4月29日、京都、GI、芝3200メートル)を目標にローテーションを組み立てられることになりそうだ。



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【ジャパンC】キタサンブラックなど19頭がエントリー 2017年11月12日() 18:22

 11月26日(日)に東京競馬場で行われる第37回ジャパンカップ(26日、東京競馬場、GI、芝2400メートル)の特別登録馬が12日に発表された。



 国内からは、天皇賞・秋を制しジャパンカップ連覇に挑むキタサンブラック、天皇賞・秋2着からの逆転を狙う宝塚記念サトノクラウン、古馬に初挑戦するダービー馬レイデオロ、天皇賞・秋6着からの巻き返しを図る今年のオークスソウルスターリングなど15頭が、また海外からも今年GI・27勝で年間最多記録を更新したエイダン・オブライエン調教師が7年ぶりに出走させるキングジョージ3着馬のアイダホなど4頭が登録している。



登録馬は以下のとおり

キタサンブラック(牡5歳、栗東・清水久詞厩舎)サウンズオブアース(牡6歳、栗東・藤岡健一サトノクラウン(牡5歳、美浦・堀宣行シャケトラ(牡4歳、栗東・角居勝彦シュヴァルグラン(牡5歳、栗東・友道康夫ソウルスターリング(牝3歳、美浦・藤沢和雄タンタアレグリア(牡5歳、美浦・国枝栄ディサイファ(牡8歳、美浦・小島太トーセンバジル(牡5歳、栗東・藤原英昭マカヒキ(牡4歳、栗東・友道康夫ヤマカツエース(牡5歳、栗東・池添兼雄ラストインパクト(牡7歳、栗東・角居勝彦レイデオロ(牡3歳、美浦・藤沢和雄レインボーライン(牡4歳、栗東・浅見秀一ワンアンドオンリー(牡6歳、栗東・橋口慎介

★外国馬アイダホ(牡4歳、愛・A.オブライエン厩舎)イキートス(牡5歳、独・H.グリューシェル厩舎)ギニョール(牡5歳、独・J.カルヴァロ厩舎)ブームタイム(牡6歳、豪・D.ヘイズ厩舎)

★26日東京11R「ジャパンカップ」の特別登録馬はこちら

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タンタアレグリアの関連コラム

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マイルCS観るとやっぱりG1はミルコを買っていればいいんですね、先週の発言撤回します(笑)ミルコ&ハービンジャー旋風すごいですね。ミルコはサトノクラウンなのか他なのか、嫌でも注目せざるをえないですね。ハービンジャー産駒はトーセンバジルだけです。
昔は外国馬が圧倒的に強くてシンボリルドルフ後の6年間外国馬にやられっぱなしで、日本馬トウカイテイオー(しかもシンボリルドルフの仔)が勝ったら感動したくらいで、この10年くらいは外国馬は瞬発力勝負についてこられず用無しという状況だったが、今年は雨が多く、超高速馬場でないので外国馬もチャンスありそうで馬券的には面白く、かつ難しい。

思い出としては1993年のセン馬の先駆者レガシーワールドが、大学の非公認サークル競馬部の1年目として各学年教室に掲示した競馬新聞でひとりだけ◎打って12.5倍ついたし、1番人気のコタシャーン相手でも馬連34倍もついて(馬単あったらかなりついたはず)、誇らしかったのですが、あれから25年近く経ったのが信じられないし、競馬やめちゃった人が大半で残念な限りです。負けが混むと続けられなくなるだけに、なんとか続けてこられて幸せです。昔(学生時代)は馬連2点とかで、指数が行き渡っていなかっただけに簡単に勝てて、回転寿司とかに行けたんですが、最近は厳しくなりました。時々WIN5で帯封の大勝ちしても住宅ローンの口座に入れるだけで夢がないからかもしれません(笑)

恒例の1週前の全頭診断へ。

キタサンブラック:出遅れた秋の天皇賞はやらかしたかと思ったが、他の騎手が内をぽっかり開けているところを縫って4角でもう先頭に立つ勢い。騎手も巧かったが、馬も悪そうな内をめげずに走って立派(ただあんなに内を避ける他の騎手のボーンヘッドにも思えるが)。距離は、このくらいあった方が、逃げなくても途中先頭など様々な対応可能で当然有力。

サトノクラウン:香港でG1を勝ってからは今年は宝塚記念勝ちと秋の天皇賞2着と結果出しており、適距離のここも当然好勝負。スローからの瞬発力勝負となると分が悪いが、JCはある程度流れるのでやれるのでは。ここを勝って種牡馬入りすれば非SS系だけにSS系繁殖牝馬につけ放題で、明るい未来が待っている。

レイデオロ:ダービー勝ちは多分に恵まれたかなあと思っていたが、神戸新聞杯完勝で6戦5勝とした。しかも倒したキセキ菊花賞を制したことからも実力は本物。あとはレベルが低いと言われている(個人的には特にそうでもないと思っているが)世代だけに、古馬の壁に当たってもおかしくない状況で人気次第か。

シャケトラ:今春の天皇賞・春で3番人気9着、宝塚記念2番人気4着と期待ほど走れていないが、前走15着はマンハッタンカフェ産駒苦手の道悪だっただけに今回適度に人気落としてくれれば。

シュヴァルグラン:瞬発力が無いだけに逃げた福永騎手の判断はそう悪くなかった(ただ福永騎手は滅多に逃げないように逃げ得意ではない)と思うが、大魔神との仲違いの原因ともいわれているとか。そろそろやれてもおかしくないが……。

レインボーライン:昨秋の菊花賞以来、久々に馬券に絡んだ前走の秋の天皇賞3着だが、極端な馬場だっただけに、道悪で再度激走があるかどうか程度では。

ソウルスターリングオークス勝ちの舞台ではあるが、この秋は人気より走れておらず、斤量や距離はいいのだろうがまだ人気先行気味になりそうで妙味はあまりない。

マカヒキ:ダービー馬だが今年は1勝もできていない伸び悩みの近況で、本来得意距離であろう前走の秋の天皇賞は道悪でノーカウントにしても、あまり期待できない。

サウンズオブアース:堅実派が前走で大敗したが、不利があったのも事実。ただ札幌記念にしても迫力が無くなってきた感じがあり、田辺騎手だと思い切った騎乗は楽しみではあるが、難しいか。

トーセンバジル:ほとんど覚えている人は居ないだろうが、実は昨年3連勝した後にJCに参戦していて12番人気11着。どう考えても無茶に思えたが、強い相手にぶつけつつ、阪神大賞典3着、京都大賞典2着などじわじわ力をつけてきている。今秋大旋風のハービンジャー産駒でもありスタミナ向きの流れになったら一発あるか。

ヤマカツエース:昨年有馬記念で4着したように距離をこなせる素地あり、前走の道悪大敗で人気を落とすようなら、得意の左回りで距離さえどうにかこなせば食い込みがあるのでは。

タンタアレグリアオールカマー3着、今年1月のAJCC勝ちと実績は中山寄りだが、青葉賞2着もあり、スタミナを問われた流れになった時の穴候補か。

ディサイファ:8歳秋で前走の天皇賞・秋で7着。と言っても後方から、レースが終わったころに前を交わしたというだけで、7着賞金ゲットは立派だがここで期待できる内容ではない。

ラストインパクト:2年前のJCで2着したが、さすがに7歳秋で衰えてきており厳しい。

ワンアンドオンリー:3年半前にダービーを勝ったのが人生(馬生?)のピークで、その次の神戸新聞杯を勝ったあとは3年間みじめな状態。ハンカチ王子的な状況だが前走惨敗は道悪で気持ちが萎えたか。着順は悪いが指数的にはひどくは衰えてはおらず、今度はダート挑戦などを見てみたい。

ここからは外国馬~今年の雨多めの馬場状態からしても、例年よりやれる可能性十分で無視は禁物。

アイダホ:ガリレオ×デインヒルのいかにもな欧州王道配合で有馬記念ならやれそうだが、JCの東京の長い直線は向かなそう。ただ、オブライエン厩舎&ムーア騎手で世界トップレベルのタッグだけにどうにかしてしまうかも。

イキートス:レベルは高くはないがドイツ国内で好走して凱旋門賞(日本と正反対の適性)で凡走しており、昨年のJCで外国馬最先着の7着でキタサンブラックとは0.6秒差でやれておかしくない。

ギニョールロジユニヴァースの母父として知られるCape Cross産駒で母父モンズンでもあり道悪要員か。60kg背負って2400mを連勝中で激走あってもおかしくないが。

ブームタイム:デインヒル×スニペッツで前走メルボルンCで惨敗しているがコーフィールドC(2400m)を勝っているように、ステイヤーというより中距離馬なのだろう。今年の馬場ならやれてもいいのでは。


<まとめ>
有力馬:キタサンブラックサトノクラウン

穴で:トーセンバジルヤマカツエース、外国馬4頭


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2017年9月28日(木) 17:30 凄馬プロジェクトチーム
『凄馬出馬表&馬券検討』9/24の結果(産経賞オールカマー G2)
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9月24日(日)に行われました中山11Rの「産経賞オールカマー G2」です。

レース結果(着順)の凄馬出馬表(画像)をご覧ください。



1着:総合ポイント【2位】☆ルージュバック(7.8倍)
2着:総合ポイント【1位】○ステファノス(3.8倍)
3着:総合ポイント【6位】△タンタアレグリア(5.4倍)

第2グループ・総合ポイント2位のルージュバックが1着、第1グループ・総合ポイント1位のステファノスが2着、第3グループ・総合ポイント6位のタンタアレグリアが3着という結果でした。

①◎ツクバアズマオーの全く行く気のない、前走よりもさらに後方からの競馬
マイネルミラノの楽々単騎逃げ
③スローから上がり上位馬が33秒台半ばをマークするような展開
......今回の誤算の主なものです(-_-;)。まあ、これだけ誤算が重なれば当たるはずもないですよね。
マイネルミラノ然り、ディサイファ然り、4角でのごちゃつきも相まって、内先行しか来れないレースになってしまい完敗です。 


【3複軸2頭流し】
◎○=印
8,16=1,2,4,6,9,10,12,14,15

計9点 払い戻し0円

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2017年9月28日(木) 17:00 競馬プロ予想MAX
先週の回顧~(9/23~9/24)KOMプロ、おかべプロら計11名がトータルプラスを記録!
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先週は、24(日)に阪神競馬場でG2神戸新聞杯が、中山競馬場でG2産経賞オールカマーがそれぞれ行われました。それでは、いつものようにレース結果と競馬予想の達人・ウマニティプロ予想家陣のスマッシュヒットを振り返っていきたいと思います。
 
G2神戸新聞杯は、アダムバローズを先頭に、レイデオロサトノアーサーといった人気どころを好位に引き連れて向こう正面へ。2番人気に支持されたキセキは中団馬群後方の10番手あたり。比較的縦長にばらけた隊列となって、馬群は淡々とした流れで3コーナーに突入していきます。2番手からダンビュライトが押し上げて徐々にアダムバローズのリードが無くなると、直後からはレイデオロも手応えよく進出を開始して直線勝負に突入。直線半ばを通過して、ダンビュライトを競り落としたレイデオロが単独先頭に立ち、後続からはインを突いてキセキ、外を通ってサトノアーサーの伸び。しかし、抜け出したレイデオロがセーフティーリードを保ったまま2馬身差で堂々ゴール!秋緒戦を好スタートで飾っています。2着キセキ、そこから3/4馬身差の3着サトノアーサーまでが菊花賞の優先出走権を獲得しています。 
公認プロ予想家ではスガダイプロ岡村信将プロほか計12名が的中しています。
 
G2産経賞オールカマーは、好発を決めたルージュバックの外から各馬が押し寄せ、中からマイネルミラノがハナを奪って1コーナーを通過していきます。ゆったりとしたラップを刻み、前半1000m通過1分3秒1(推定)のスローペースを計時。この流れの中、先頭のマイネルミラノのリードは4~5馬身ほど。ここから3コーナーめがけて徐々にペースアップを開始し、後続との差を広げる形で直線入り口へ。ステファノスルージュバックが進出を開始し、外を回ってはタンタアレグリアも脚色良く追撃。前を行くマイネルミラノを目標に迫ります。直線を向くと、単独2番手に浮上したステファノスの内をすくうようにルージュバックが伸びを見せ、そのままマイネルミラノも内から交わして一気に先頭へ。ステファノスとゴール前で目立つ末脚を披露したタンタアレグリアショウナンバッハらも迫りますが、5番人気ルージュバックがこれをねじ伏せ優勝。昨年の毎日王冠以来の重賞4勝目を挙げ、天皇賞(秋)への優先出走券を手中に収めています。1/2馬身の2着には1番人気ステファノス、そこからクビ差の3着には3番人気タンタアレグリアが入っています。
 公認プロ予想家では、伊吹雅也プロ霧プロ導師嵐山プロサウスプロスガダイプロほか計13名が的中しています。
 
 
 
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☆☆☆注目プロ →KOMプロ
23(土)を、勝負レース阪神7Rの的中などで回収率124%で終えると、24(日)は中山3R阪神3Rなどの的中で回収率182%の活躍!週末トータルでは回収率155%、収支14万3,390円プラスをマークしています。
 
☆☆☆注目プロ →おかべプロ
的中率87%(7/8R)の高精度を披露した先週は、2日連続プラス&トータル回収率166%のトップ成績をマークしています!
 
  ☆☆☆注目プロ →西野圭吾プロ
23(土)阪神10Rで、「阪神外回り歓迎」と狙った◎レーヌドブリエから3連複&馬単的中計11万7,980円払戻しのスマッシュヒット!24(日)も中山6R阪神12Rなどで好調予想を披露した先週は、両日プラス&トータル回収率145%を記録しています。
 
 
 
この他にも、伊吹雅也プロ(129%)、dream1002プロ(128%)、岡村信将プロ(122%)、スガダイプロ(116%)、霧プロ(115%)、はははふほほほプロ(113%)、シムーンプロ(107%)、ゼット1号プロ(100%)らが週末トータル回収率100%超の活躍を見せています。
 
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※全レースの結果情報はこちら


いよいよ今週からは秋G1シーズンに突入!この秋も競馬予想の達人・ウマニティ公認プロ予想家陣の予想にご注目下さい。

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2017年9月24日() 14:00 凄馬プロジェクトチーム
第296回『凄馬出馬表分析&馬券検討』~産経賞オールカマー G2
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みなさんこんにちは!

本日は中山11R「産経賞オールカマー G2」の『凄馬出馬表』を分析したいと思います。

今回も「U指数」だけでなく、U指数のポイントに【調教評価】、【厩舎評価】、【斤量補正】を数値化し加算減算しU指数を補正することで「総合ポイント」を算出しました。
★「U指数」について詳しくはこちらをご覧ください→U指数についてページ

U指数1.0ポイントは約1馬身差にあたるので、これを目安に以下のような重み付けをしました。
【調教評価】は競馬エイトの調教評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「5」・・・「-1.0ポイント」
「6」・・・「±0.0ポイント」
「7」・・・「+1.0ポイント」
「8」・・・「+2.0ポイント」
【厩舎評価】競馬エイトの厩舎コメントの評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「△」・・・「-1.0ポイント」
「○」・・・「±0.0ポイント」
「◎」・・・「+1.0ポイント」
【斤量補正】は1.0kg=「0.5ポイント」として以下の基準体重との差分に乗算しました。
「牡馬」・・・「57.0kg」
「牝馬」・・・「55.0kg」


上記の補正を行った『凄馬出馬表』(画像)をご覧ください。




第1グループ(橙)は、ステファノスのみ1頭。
第2グループ(黄)は、ルージュバックから1.0ポイント差(約1馬身差)内のモンドインテロまで2頭。
第3グループ(薄黄)は、ディサイファから1.0ポイント差(約1馬身差)内のデニムアンドルビータンタアレグリアアルバートまで4頭となっていて、以下は第4G(灰)となっています。

凄馬出馬表を見渡すと、第1→第2G間に2.3ポイントと目立つ開きがある以外は大きな差はない状況。頭数も揃った今回、舞台適性や展開などによっては第2G以下は額面以上に横一線の様相といった印象を個人的には抱いています。

さて、そんな今回私の本命は◎ツクバアズマオーとしました。正直、出来は良かった頃には及ばないとは思うのですが、この舞台で56キロなら激走十分とみて一発を期待しました。土曜の芝(稍重)のレースを振り返ると先週ほどではないものの引き続き上りが速く、当日良なら34秒台前半の脚が必要となりそうな状況。去年のここで上り最速をマークし3着している◎ツクバアズマオーには好都合だと思いますし(ちょっと古いですが、2歳時に距離不足だったマイル戦でも、野芝の中山開催で上り最速をマークしています)、リピーター質の高いレース(条件)ということで本命視。この時期の中山2200mでステイゴールド産駒が明らかにパフォーマンスを上げている点も追い風です。また、以前にも当コラムで書いたかもしれませんが、ハイレベル戦だったとみている今年の中山記念組で、当時人気のアンビシャスよりもさらに後方から大外を回して上がり2位の脚で0.5秒差6着した点も、この馬の中山中距離戦でのパフォーマンスに関して個人的に評価しているポイントです。この馬に合う舞台とこの時期の中山芝で、陣営も言うように前走よりもう少し前目で運ぶことが出来れば、レース後半からマイネルミラノが動き出して作る流れ次第ではアタマまで期待できるとみています。
○はステファノス。目標はやはり先(天皇賞・秋)ですし、いくら「勝ちに行く」として仕上げを変えるなどしても元来が叩き良化タイプ。相手関係は確かに楽で地力上位とくれば外せない印象ですが、それでもアタマとなるとどうでしょうか。
以下、▲パリカラノテガミ、☆ルージュバックあたりを上位評価し、今回の私の馬券はおそらく◎の単複になると思いますが当コラムでは、◎○からの3複で勝負とします。


【3複軸2頭流し】
◎○=印
8,16=1,2,4,6,9,10,12,14,15(9点)

計9点

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2017年9月24日() 13:00 競馬プロ予想MAX
「プロ予想MAX四天王の決断!」/産経賞オールカマー G2(スガダイプロ)
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当コラムではもうおなじみ、ウマニティ公認プロ予想家チームのエースで4番・スガダイさんに本日は登場してもらいます。予想レースは産経賞オールカマー先週のセントライト記念を的中させている“常勝のカリスマ”の中山重賞2週連続的中に期待しましょう。
本命は「新潟記念でいったん後退しながらも渋太く盛り返して3着に食い込んだ」⑮カフジプリンスです。「距離延長は間違いなくプラス。追い切りの動きは明らかに前走以上。本質的には広いコース向きだが、今のデキで中山でも外回りなら上位を狙えるはず」と期待を寄せます。対抗は「追い切りの動きから衰えはまだ感じられない」⑥ルージュバック。単穴は「同コースのAJCCを好内容で勝利。久々でも侮れない」⑨タンタアレグリア。以下、②アルバート、⑧ステファノス、⑫デニムアンドルビーの3頭を押さえます。
馬券は単複⑮、馬連・3連複1頭軸流し⑮→②⑥⑧⑨⑫で勝負。本レース以外のスガダイプロの予想は、ウマニティのプロ予想MAXでご確認ください!


(ウマニティ編集長・岡田大)

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プロ予想MAX四天王の決断!」とは・・・ウマニティが日曜のサンケイスポーツ競馬面にてお届けする連載コラムで、プロ予想MAX最強プロ予想家陣の中でも売上ランキング(前月の月間予想売上)で頂点に君臨する四天王の中から毎週1名の予想家が登場し、重賞予想を掲載しています。
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2017年9月18日(月) 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2017年09月18日号】特選重賞データ分析編(65)~2017年産経賞オールカマー~
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G2 産経賞オールカマー 2017年09月24日(日) 中山芝2200m外


<ピックアップデータ>

【出走数別成績(2011年以降)】
○26戦以下 [6-6-6-33](複勝率35.3%)
×27戦以上 [0-0-0-35](複勝率0.0%)

 産経賞オールカマーはフレッシュな馬を重視したいレース。馬齢が7歳以上だった馬は2011年以降[0-0-1-21](複勝率4.5%)ですし、出走時点でキャリア27戦以上だった馬はすべて4着以下に敗れていました。また、後述するように前走との間隔が詰まっている馬も不振。該当馬は思い切って評価を下げるべきでしょう。

主な「○」該当馬→ステファノスタンタアレグリアモンドインテロ
主な「×」該当馬→ツクバアズマオーディサイファマイネルミラノ


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「前走との間隔が中6週以上」だった馬は2011年以降[6-6-5-41](複勝率29.3%)
主な該当馬→ステファノスタンタアレグリア

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タンタアレグリアの口コミ


口コミ一覧
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 これまでダービーの勝利とは縁のなかった青葉賞。先週のフローラSよりも実績に乏しく、10年間でダービー2着1回、3着1回が精一杯。今年こそダービーに通用する馬が生まれるか?・・・

 昨年同様、無敗の桜花賞馬(ソダシ)と無敗の皐月賞馬(エフフォーリア)が誕生し、2冠目も、この2頭に輝くのではないかと話題になり、青葉賞にとってダービーの壁はますます高くなったと感じられます。

とはいえ、ダービー・トライアルレースの意地?を見せて欲しいものです。

 まず、このレースに出走する馬たちの中で、ダービーにも通用したのはどのような馬なのか心に止めながら、過去10年間の1着~3着の上位入賞馬を中心に分析して予想を進めたいと思います。

1.『青葉賞 G2』過去10年間の成績

2020年 1着 3人気 →2着 4人気 →3着 1人気

新馬戦  2戦目  ホープフルS (弥生賞出走)→前走の成績→出走経験数  次走成績
1着オーソリティ  新馬戦① 芙蓉S1着 ホープフル5着 弥生賞3着 →(直 行)→⑤当該レース→ダービー不出走
2着ヴァルコス   新馬戦② 未勝利④① (な し)  弥生賞なし→ゆきやなぎ1着→⑥当該レース→ダービー14着
3着フィリオアレグロ新馬戦① 共同通信杯3着      弥生賞なし →(直 行)→③当該レース→ダービー不出走


    新馬戦 1着 6頭  2着 5頭  3着以下7頭 
    弥生賞あり1-0-0-2 弥生賞なし0-1-1-13

2019年 1着 5人気 →2着 1人気 →3着 3人気

1着リオンリオン  新馬戦② 未勝利②① (な し)  弥生賞なし →大寒桜1着→⑧当該レース→ダービー15着
2着ランフォザローゼス新馬戦① 葉牡丹賞2着      弥生賞なし →京成杯2着→④当該レース→ダービー7着
3着ピースワンパラディ新馬戦① Fウォーク賞1着    弥生賞なし →(直 行)→③当該レース→ダービー不出走

    新馬戦 1着 5頭  2着 4頭  3着以下7頭 
    弥生賞あり0-0-0-1 弥生賞なし1-1-1-12

2018年 1着 6人気 →2着 7人気 →3着 1人気

1着ゴーフォザサミット新馬戦⑤ 未勝利①(共同通信杯3着) 弥生賞なし→スプリング7着→⑥当該レース→ダービー7着
2着エタリオウ    新馬戦④ 未勝利①(500万下2着)  弥生賞なし→ゆきやなぎ1着→⑥当該レース→ダービー4着
3着スーパーフェザー 新馬戦① 若駒S6着(500万下2着) 弥生賞なし→アザレア賞1着→⑤当該レース→ダービー不出走

    新馬戦 1着 6頭  2着 2頭  3着以下10頭 
    弥生賞あり0-0-0-2 弥生賞なし1-1-1-13


2017年 1着 1人気 →2着 4人気 →3着 8人気

1着アドミラブル   新馬戦⑨ 未勝利①(アザレア賞1着)弥生賞なし →アザレア賞1着→④当該レース→ダービー3着
2着ベストアプローチ 新馬戦① 京都2歳S2着(500万下2着)弥生賞4着→(直 行)→⑥当該レース→ダービー9着
3着アドマイヤウイナー新馬戦① 札幌2歳S3着 ホープフル11着 弥生賞なし→大寒桜1着→④当該レース→ダービー不出走

    新馬戦 1着 7頭  2着 0頭  3着以下5頭 
    弥生賞あり0-1-0-0 弥生賞なし1-0-1-9


2016年 1着 4人気 →2着 5人気 →3着 1人気

1着ヴァンキッシュラン新馬戦② 未勝利③②①   弥生賞なし →アザレア賞1着→⑦当該レース→ダービー13着
2着レッドエルディスト新馬戦⑤ 未勝利①     弥生賞なし →大寒桜賞1着 →④当該レース→ダービー9着
3着レーヴァティン  新馬戦⑥ 未勝利③②①500万下1着 弥生賞なし→(直 行→③当該レース→ 引退

    新馬戦 1着 6頭  2着 3頭  3着以下4頭 
    弥生賞あり0-0-0-0 弥生賞なし1-1-1-10


2015年 1着 1人気 →2着 4人気 →3着 5人気

1着レーヴミストラル 新馬戦④ 未勝利②①着   弥生賞なし →アザレア賞1着→⑤当該レース→ダービー9着
2着タンタアレグリア 新馬戦② 未勝利②①ホープフル7着→弥生賞なし→大寒桜賞1着→当⑦該レース→ダービー7着
3着ヴェラヴェルスター新馬戦⑥ 未勝利②①    弥生賞なし →ゆりかもめ1着→⑤当該レース→ダービー不出走

    新馬戦 1着 5頭  2着 4頭  3着以下9頭 
    弥生賞あり0-0-0-0 弥生賞なし1-1-1-15


2014年 1着 10人気 →2着 1人気 →3着 4人気

1着ショウナンラグーン新馬戦⑦ 未勝利①(京成杯13着)弥生賞なし→山吹賞3着→⑦当該レース→ダービー6着
2着ワールドインパクト新馬戦② 未勝利①(500万下2着)弥生賞なし→大寒桜1着→⑥当該レース→ダービー10着
3着ヤマノウィザード 新馬戦① 梅花賞1着      弥生賞なし→すみれS7着→④当該レース→ダービー未出走

    新馬戦 1着 7頭  2着 2頭  3着以下9頭 
    弥生賞あり0-0-0-1 弥生賞なし1-1-1-14


2013年 1着 7人気 →2着 9人気 →3着 2人気

1着ヒラボクディープ 新馬戦① 葉牡丹賞6着     弥生賞なし →水仙賞1着→⑤当該レース→ダービー13着
2着アポロソニック  新馬戦⑦ 未勝利①(京成杯13着) 弥生賞なし →山吹賞1着→⑥当該レース→ダービー3着
3着ラストインパクト 新馬戦① エリカ賞2着(きさらぎ6着)弥生賞なし→大寒桜1着→⑥当該レース→ダービー不出走

    新馬戦 1着 6頭  2着 2頭  3着以下10頭 
    弥生賞あり0-0-0-1 弥生賞なし1-1-1-14


2012年 1着 1人気 →2着 10人気 →3着 13人気

1着フェノーメノ   新馬戦① ホープフルS7着(500万下1着)弥生賞6着→直行→⑤当該レース→ダービー2着
2着エタンダール   新馬戦① 萩S3着 ラジNIKKEI8着   弥生賞なし→山吹賞1着→⑦当該レース→ダービー8着
3着ステラウインド  新馬戦④ 未勝利②①          弥生賞なし→山吹賞4着→⑤当該レース→ダービー不出走

    新馬戦 1着 6頭  2着 4頭  3着以下7頭 
    弥生賞あり1-0-0-0 弥生賞なし0-1-1-14


2011年 1着 6人気 →2着 4人気 →3着 1人気

1着ウインバリアシオン新馬戦① 野路菊S1着 ラジNIKKEI4着 弥生賞7着 →直行→⑥当該レース→ダービー不出走
2着ショウナンパルフェ新馬戦② 未勝利① いちょうS3着 弥生賞なし→スプリングS6着→⑥当該レース→ダービー6着
3着トーセンレーヴ  新馬戦① アルメリア賞1着    弥生賞なし →毎日杯3着→④当該レース→ダービー9着

    新馬戦 1着 6頭  2着 4頭  3着以下8頭 
    弥生賞あり1-0-0-2 弥生賞なし0-1-1-13

 以上、1年ごとの1着~3着馬について

・新馬戦成績(例:①=1着)。
・2戦目の出走レースと成績(例:未勝利② 例は2着。)
・弥生賞の出走の有無。
・前走のレース成績(青葉賞出走前のレース)
・出走経験数 (例:④当該レース=青葉賞は4戦目)
・次走の成績(ダービー出走の有無と着順)
 6点について示してみました。(先週のフローラSと同じパターンです。)


 また、その年の全出走馬について
・新馬戦の成績分布(新馬戦1着馬の頭数、新馬戦2着馬の頭数、新馬戦3着以下の頭数)
・弥生賞の出走経験の有無(各頭数)

 2点について内訳を示してみました。(これも、先週のフローラSと同じパターンです。)


では、10年間の全データを上記6点及び2点について総合して『青葉賞』の全体像を浮き彫りにしたいと思います。そのため、1部のデータについては先々週の『皐月賞』のデータと比較して特徴を明らかにできるか試みます。

【過去10年間のデータ】

その1:全出走馬の新馬戦での成績

  青葉賞 G2
新馬戦 1着 60頭(35.5%) 2着 33頭(19.5%) 3着以下 76頭(45.0%)  総数頭169頭

  皐月賞G1
新馬戦 1着 87頭(49.7%) 2着 35頭(20.0%) 3着以下 53頭(30.3%)   総数175頭



 青葉賞のレース結果(新馬戦成績別の内訳)
       青葉賞 1着  青葉賞 2着  青葉賞 3着  複勝圏         
新馬戦1着  4頭( 6.7%)  3頭(5.0%)  7頭(11.7%)   14頭(23.3%) 総数60頭
新馬戦2着  2頭( 6.1%)  4頭(12.1%)  0頭( 0.0%)   6頭(18.2%) 総数33頭
新馬戦3着以下4頭( 5.3%)  3頭( 3.9%)  3頭( 3.9%)   10頭(13.2%) 総数76頭


皐月賞のレース結果(新馬戦成績別の内訳)
       皐月賞 1着  皐月賞 2着  皐月賞 3着  複勝圏    
新馬戦1着  7頭(8.1%)   8頭(9.2%)  9頭(10.3%)  24頭(27.6%) 総数87頭
新馬戦2着  2頭(5.7%)   2頭(5.7%)  1頭( 2.9%)  5頭(14.3%) 総数35頭
新馬戦3着以下1頭(1.9%)   0頭(0.0%)  0頭( 0.0%)  1頭( 1.9%) 総数53頭

 全出走馬の新馬戦での成績を皐月賞と比較してみると、皐月賞では新馬戦1着馬が半数近くで、1番多くなっています。一方、青葉賞では新馬戦3着以下の馬の出走割合が最多となっています。

 これは、以下に示したように先週のフローラSと桜花賞の比較で示した数値に非常に似通っています。

青葉賞 G2
新馬戦1着 60頭(35.5%)2着 33頭(19.5%)3着以下 76頭(45.0%)   総数169頭
フローラS G2
新馬戦1着 64頭(36.6%)2着 32頭(18.3%)3着以下 76頭(43.4%) 不出走3頭 総数175頭


皐月賞G1
新馬戦 1着 87頭(49.7%) 2着 35頭(20.0%) 3着以下 53頭(30.3%)   総数175頭

桜花賞G1
新馬戦 1着 56頭(47.1%) 2着 26頭(21.8%) 3着以下 37頭(31.1%)   総数119頭


 これは先週も述べましたが、G1に比べてG2の方が、力が通用するとみて、新馬戦では成長途上で能力を発揮しきれなかった3歳馬たちが、ダービー(オークス)の優先出走権を得ようと本気モードで参戦してくることを示す数値であることが窺われます。

 では、肝心のレース結果と新馬戦の成績を含めた参戦過程との間にどんな関係があるのか分析していきたいと思います。

 参考に、牡馬と牝馬では、3歳クラシックのレース傾向に違いや特徴が見られないか桜花賞と皐月賞のレース結果について、新馬戦成績別の内訳を比較してみます。

【牡馬(皐月賞)と牝馬(桜花賞)の比較】

皐月賞のレース結果(新馬戦成績別の内訳)
       皐月賞 1着   皐月賞 2着  皐月賞 3着  複勝圏    
新馬戦1着  7頭(8.1%)   8頭(9.2%)  9頭(10.3%)  24頭(27.6%) 総数87頭
新馬戦2着  2頭(5.7%)   2頭(5.7%)  1頭( 2.9%)  5頭(14.3%) 総数35頭
新馬戦3着以下1頭(1.9%)   0頭(0.0%)  0頭( 0.0%)  1頭( 1.9%) 総数53頭

桜花賞のレース結果(新馬戦成績別の内訳)
       桜花賞 1着  桜花賞 2着   桜花賞 3着  複勝圏     
新馬戦1着  9頭(9.2%)  6頭(6.1%)   7頭(7.1%)   22頭(22.4%) 総数98頭
新馬戦2着  1頭(2.9%)  3頭(8.6%)   1頭(2.9%)   5頭(14.3%) 総数35頭
新馬戦3着以下0頭(0.0%)  1頭(2.2%)   2頭(4.3%)   3頭( 6.5%) 総数46頭


 牝馬(桜花賞)では、新馬戦から1着になる能力を発揮できる馬でなければ、桜花賞ではほとんど連対できないことを示しています。新馬戦2着であれば連対する可能性は残されていますが、新馬戦3着以下の馬は桜花賞3着の可能性はあっても、連対することはまずあり得ないことを示しています。

 牡馬(皐月賞)でも、新馬戦1着の勝率が70.0%(7/10頭)。連対率が75.0%(15/20頭)。複勝率では80.0%(24/30頭)。というように新馬戦1着の馬が圧倒的な成績をおさめています。ただし、勝馬に限れば、牡馬(皐月賞)の方が新馬戦2着馬の勝利する可能性が倍増?し、3着馬にも可能性が残されているということになります。

 つまり、連対率では牡馬・牝馬共に10年間で新馬戦1着馬が15頭ずつで75.0%とまったく同じではありますが、牡馬(皐月賞)の1着は、やや荒れ気味になるようです。

 反面、複勝率でみると、牡馬の方が新馬戦1着馬で堅く決まる(牡馬80.0%)傾向があると言えそうです。(牝馬73.3%)


 では、ダービーとオークスのトライアルレースに位置づけられているフローラSと青葉賞も同様の傾向があるのでしょうか。

【牡馬(青葉賞)と牝馬(フローラS)の比較】

青葉賞のレース結果(新馬戦成績別の内訳)
       青葉賞 1着  青葉賞 2着 青葉賞 3着 複勝圏         
新馬戦1着   4頭( 6.7%) 3頭( 5.0%) 7頭(11.7%)  14頭(23.3%) 総数60頭(35.5%)
新馬戦2着  2頭( 6.1%) 4頭(12.1%) 0頭( 0.0%)   6頭(18.2%) 総数33頭(19.5%)
新馬戦3着以下4頭( 5.3%) 3頭( 3.9%) 3頭( 3.9%)  10頭(13.2%) 総数76頭(44.9%)


 フローラSのレース結果(新馬戦成績別の内訳)
      フローラS1着  フローラS2着  フローラS3着 複勝圏     
新馬戦1着  4頭( 7.1%) 7頭(12.5%)  7頭(12.5%)  18頭(32.1%) 総数56頭(32.0))
新馬戦2着  4頭(15.4%) 1頭( 3.8%)   1頭( 3.8%)   6頭(23.1%) 総数26頭(14.9%)
新馬戦3着以下2頭( 5.4%) 2頭( 5.4%)   2頭( 5.4%) 6頭(16.2%) 総数37頭(21.1%)

 トライアルレースでは、牡馬(青葉賞)・牝馬(フローラS)共に様相が一変し、新馬戦での成績によって皐月賞や桜花賞のようにレース結果(成績)に優位性があるとはいえないようです。牡馬・牝馬とも、新馬戦1着の勝率が40.0%(4/10頭)と半減していることがデータから読み取れます。

新馬戦1着馬の成績を連対率と複勝率で牡馬・牝馬の比較すると

牡馬(青葉賞)    連対率が35.0%( 7/20頭)。複勝率では46.7%(14/30頭)
牝馬(フローラS)  連対率が52.5%(11/20頭)。複勝率では60.0%(18/30頭)

 新馬戦1着のように早くから結果を出していてもトライアルレースの成績とそれほど強く結びついていないことが認められます。

 皐月賞でみると、牡馬の方が新馬戦1着馬の複勝率が高く、堅く決まる(牡馬80.0%)傾向がありました。ところが、青葉賞とフローラSの牡馬・牝馬の比較では、真逆になっていることをデータが示しています。

 すなわち、トライアルレースは荒れ気味であるとは言いながら、牝馬では新馬戦1着馬の複勝率は5割以上を保っています。一方、牡馬では複勝率が5割を切っていて、牡馬(青葉賞)がより荒れ気味なのです。

 新馬戦1着馬の連対率で牡馬と牝馬の比較をすると、更にそれが顕著になります。牝馬(フローラS)の連対率が52.5%なのに対して、牡馬(青葉賞)の連対率が35.0%と、新馬戦の1着が信頼に足る成績を収めることができていないことが認められます。

 青葉賞では新馬戦2着馬よりも3着以下の方が勝率、連対率、複勝率の全てで上回っており、波乱のトライアルレースになっていることに疑いありません。

新馬戦2着    勝率20.0%( 2/10頭) 連対率33.3%( 6/20頭) 複勝率20.0%( 6/30頭)
新馬戦3着以下  勝率40.0%( 4/10頭) 連対率35.0%( 7/20頭) 複勝率33.3%(10/30頭)

 次に、弥生賞出走の有無と青葉賞の成績との関連について、皐月賞の場合と比較してみましょう。

【過去10年間のデータ】

その2:全出走馬の弥生賞への出走の有無と当該レースの成績
青葉賞 G2
弥生賞あり3-1-0-9  弥生賞なし7-9-10-127
皐月賞G1
弥生賞あり0-5-2-39  弥生賞なし10-5-8-107

 皐月賞の場合は、弥生賞出走経験がある馬で、勝利を手に入れた馬は1頭もいないものの、連対率10.9%(5/46頭) 複勝率15.2%(7/46頭)となり、弥生賞不出走馬の連対率11.4%(15/130頭) 複勝率17.7%(23/130頭)とほぼ互角の成績を残しています。

 青葉賞では、弥生賞出走経験がある場合、勝率23.1%(3/13頭) 連対率30.8%(4/13頭) 複勝率30.8%(4/13頭)となり、弥生賞不出走馬の勝率4.6%(7/153頭) 連対率10.5%(16/153頭) 複勝率17.0%(26/153頭)に比較して、複勝率のみ極わずかに低いものの、勝率と連対率ではかなり上回る結果になっています。

 つまり、青葉賞においては弥生賞出走馬の連対の可能性を意識して、本命馬等の選択を考えた予想をする必要があるということです。

 それでは、過去10年間で弥生賞を経由して出走した14頭がどんな臨戦過程で出走し、連対したのはどんな馬たちなのか
詳しく見て、今年の弥生賞出走経験のある唯一頭のワンデイモアと比較検討してみましょう。

【過去10年間の弥生賞経由の成績】

2020年     新馬戦  2戦目  ホープフルS (弥生賞出走)→前走の成績→青葉賞成績  次走成績
オーソリティ  新馬戦① 芙蓉S1着 ホープフル5着 弥生賞3着 →(直 行)→5走目1着→ダービー不出走
メイショウボサツ新馬戦② 未勝利②  (な し) 弥生賞10着→大寒桜賞1着→9走目5着→ダービー不出走
アラタ     新馬戦⑧ 未勝利⑤  (な し)  弥生賞3着 →(直 行)→5走目14着→ダービー不出走
2019年
サトノラディウス新馬戦① 葉牡丹3着 (な し)  弥生賞6着 →(直 行)→5走目5着→ダービー不出走
2018年
トラストケンシン新馬戦⑦ 未勝利③  (な し)  弥生賞6着 →(直 行)→6走目5着→ダービー不出走
オブセッション 新馬戦① シクラメン3着(な し)  弥生賞7着 →(直 行)→4走目11着→引退
2017年
ベストアプローチ新馬戦① 京都2歳S2着(な し)  弥生賞4着→(直 行)→6走目2着→ダービー9着
2016年
該当馬なし
2015年
該当馬なし
2014年
エイシンエルビン新馬戦④ 未勝利③  (な し)  弥生賞8着 →(直 行)→6走目7着→ダービー不出走
2013年
ダービーフィズ 新馬戦② 未勝利①  (な し)  弥生賞7着 →(直 行)→6走目12着→ダービー不出走
2012年
フェノーメノ   新馬戦① ホープフルS7着     弥生賞6着→(直 行)→6走目1着→ダービー2着
2011年
ウインバリアシオン新馬戦① 野路菊S1着       弥生賞7着 →(直 行)→6走目1着→ダービー不出走
ギュスターヴクライ新馬戦⑥ 未勝利⑪  (な し)  弥生賞6着 →(直 行)→7走目4着→ダービー不出走
ショウナンマイティ新馬戦① 萩S1着  (な し)  弥生賞4着 →(直 行)→6走目5着→ダービー不出走


 弥生賞出走後に青葉賞に参戦するのは、弥生賞で4着以下になり、皐月賞の優先出走権を得られず出走が叶わなかったものの、ダービーには是非とも出走させたいと優先出走権を狙ってきたからです。早くから能力を開花させて皐月賞(このトライアルレースも含めて)に出走させることができた馬たちとは別路線で、持てる能力や能力を発揮する精神面・肉体面の成長の違いや個性によって多彩なレース経験を経て挑戦してきたものですから、予想するのも難しいはずです。

 その多様な出走状況の中から有力馬を見極める方法を焦点化する一つの手法として「弥生賞出走経験」の有無によって上位入賞の可能性を探ることができるのではないかと思います。

前述のような青葉賞における弥生賞経由馬の勝率・連対率が他のレースと比べて明らかに高めであるなら、上記の13頭の分析から、今年出走するワンデイモアの取捨を決めることがキーポイントになるかもしれません。

【過去10年間のデータから有力候補になりそうな弥生賞経由馬の条件】
(1)新馬戦の成績    1着から8着までの出走 青葉賞の複勝圏に入ったのは新馬戦1着の4頭のみ
(2)弥生賞までの勝ち鞍 2勝馬が青葉賞1着3頭 1勝馬が青葉賞2着1頭
(3)弥生賞の成績    青葉賞1着←弥生賞3着、6着、7着 青葉賞2着←弥生賞4着
(4)青葉賞出走時の経験 5戦目→2着、1着、1着 6戦目→1着

 かなり強引ですが、これまで青葉賞で連対した4頭を4つの視点から「ワンデイモア」に当てはめてみます。

ワンデイモア   新馬戦⑧ 未勝利① 1勝クラス1着  弥生賞7着 → (直行)   →⑤当該レース

 (1)が当てはまらないものの、他の3項目は当てはまるので、複勝圏内に入ってくる期待を持たせる臨戦過程となっています。ただし、弥生賞経由馬の場合は新馬戦で1着が青葉賞連対の必要条件となり、(1)の条件を最重要視するべきかもしれません。

 確かに、弥生賞不出走を含めた青葉賞出走馬の全体で見たときは、新馬戦1着馬の勝率と連対率、複勝率の全てがフローラSや皐月賞・桜花賞に比べてかなり低いのは事実で、新馬戦8着の「ワンデイモア」にも複勝圏の可能性があるという考え方もありますが、人気が高ければ「切りたい」危険な有力馬に、人気が低ければ穴馬に評価するべきと判断します。


 それでは、過去10年間のデータから今年の有力馬を絞り込んでみたいと思います。


【過去10年間の上位入賞馬】

2020年 1着 3人気 →2着 4人気 →3着 1人気
新馬戦  2戦目  ホープフルS (弥生賞出走)→前走の成績→出走経験数  次走成績
1着オーソリティ  新馬戦① 芙蓉S1着 ホープフル5着 弥生賞3着 →(直 行)→⑤当該レース→ダービー不出走
2着ヴァルコス   新馬戦② 未勝利④① (な し)  弥生賞なし→ゆきやなぎ1着→⑥当該レース→ダービー14着
3着フィリオアレグロ新馬戦① 共同通信杯3着      弥生賞なし →(直 行)→③当該レース→ダービー不出走

2019年 1着 5人気 →2着 1人気 →3着 3人気
1着リオンリオン  新馬戦② 未勝利②① (な し)  弥生賞なし →大寒桜1着→⑧当該レース→ダービー15着
2着ランフォザローゼス新馬戦① 葉牡丹賞2着      弥生賞なし →京成杯2着→④当該レース→ダービー7着
3着ピースワンパラディ新馬戦① Fウォーク賞1着    弥生賞なし →(直 行)→③当該レース→ダービー不出走

2018年 1着 6人気 →2着 7人気 →3着 1人気
1着ゴーフォザサミット新馬戦⑤ 未勝利①(共同通信杯3着) 弥生賞なし→スプリング7着→⑥当該レース→ダービー7着
2着エタリオウ    新馬戦④ 未勝利①(500万下2着)  弥生賞なし→ゆきやなぎ1着→⑥当該レース→ダービー4着
3着スーパーフェザー 新馬戦① 若駒S6着(500万下2着)弥生賞なし→アザレア賞1着→⑤当該レース→ダービー不出走

2017年 1着 1人気 →2着 4人気 →3着 8人気
1着アドミラブル   新馬戦⑨ 未勝利①(アザレア賞1着)弥生賞なし →アザレア賞1着→④当該レース→ダービー3着
2着ベストアプローチ 新馬戦① 京都2歳S2着(500万下2着)弥生賞4着→(直 行)→⑥当該レース→ダービー9着
3着アドマイヤウイナー新馬戦① 札幌2歳S3着 ホープフル11着 弥生賞なし→大寒桜1着→④当該レース→ダービー不出走

2016年 1着 4人気 →2着 5人気 →3着 1人気
1着ヴァンキッシュラン新馬戦② 未勝利③②①   弥生賞なし →アザレア賞1着→⑦当該レース→ダービー13着
2着レッドエルディスト新馬戦⑤ 未勝利①     弥生賞なし →大寒桜賞1着 →④当該レース→ダービー9着
3着レーヴァティン  新馬戦⑥ 未勝利③②①500万下1着 弥生賞なし→(直 行)→③当該レース→ 引退

2015年 1着 1人気 →2着 4人気 →3着 5人気
1着レーヴミストラル 新馬戦④ 未勝利②①着   弥生賞なし →アザレア賞1着→⑤当該レース→ダービー9着
2着タンタアレグリア 新馬戦② 未勝利②①ホープフル7着→弥生賞なし→大寒桜賞1着→当⑦該レース→ダービー7着
3着ヴェラヴェルスター新馬戦⑥ 未勝利②①    弥生賞なし →ゆりかもめ1着→⑤当該レース→ダービー不出走

2014年 1着 10人気 →2着 1人気 →3着 4人気
1着ショウナンラグーン新馬戦⑦ 未勝利①(京成杯13着)弥生賞なし→山吹賞3着→⑦当該レース→ダービー6着
2着ワールドインパクト新馬戦② 未勝利①(500万下2着)弥生賞なし→大寒桜1着→⑥当該レース→ダービー10着
3着ヤマノウィザード 新馬戦① 梅花賞1着      弥生賞なし→すみれS7着→④当該レース→ダービー未出走

2013年 1着 7人気 →2着 9人気 →3着 2人気
1着ヒラボクディープ 新馬戦① 葉牡丹賞6着     弥生賞なし →水仙賞1着→⑤当該レース→ダービー13着
2着アポロソニック  新馬戦⑦ 未勝利①(京成杯13着) 弥生賞なし →山吹賞1着→⑥当該レース→ダービー3着
3着ラストインパクト 新馬戦① エリカ賞2着(きさらぎ6着)弥生賞なし→大寒桜1着→⑥当該レース→ダービー不出走

2012年 1着 1人気 →2着 10人気 →3着 13人気
1着フェノーメノ   新馬戦① ホープフルS7着(500万下1着)弥生賞6着→直行→⑤当該レース→ダービー2着
2着エタンダール   新馬戦① 萩S3着 ラジNIKKEI8着   弥生賞なし→山吹賞1着→⑦当該レース→ダービー8着
3着ステラウインド  新馬戦④ 未勝利②①          弥生賞なし→山吹賞4着→⑤当該レース→ダービー不出走

2011年 1着 6人気 →2着 4人気 →3着 1人気
1着ウインバリアシオン新馬戦① 野路菊S1着 ラジNIKKEI4着 弥生賞7着 →直行→⑥当該レース→ダービー不出走
2着ショウナンパルフェ新馬戦② 未勝利① いちょうS3着 弥生賞なし→スプリングS6着→⑥当該レース→ダービー6着
3着トーセンレーヴ  新馬戦① アルメリア賞1着    弥生賞なし →毎日杯3着→④当該レース→ダービー9着


 過去10年間データから、次の観点を有力馬候補選択の考慮事項に入れたいと考えます。
(1)新馬戦の成績よりも青葉賞の前走で1着になっていること(30頭中18頭が1着=青葉賞で複勝率60.0%)
  ※弥生賞経由で複勝圏の4頭を除くと69.2%(18/26頭) ただし、前走未勝利1着は前例がないので除外。

(2)前走までに重賞経験があり、掲示板に載った実績があること(30頭中5頭が該当=(1)と合わせて複勝率76.7%)
  ※前走がスプリングSでは、掲示板に準じた6着・7着の2頭も複勝圏に入り、(1)(2) と合わせて複勝率83.3%

(3)弥生賞経由「ワンデイモア」を別途検討することにすれば、上記の複勝率は88.5%(23/26頭)とする見方も可能


 以上、これまでのデータと考察を踏まえて青葉賞出走馬18頭の検討をしてみます。


【青葉賞G2 出走馬】
1.アランデル     新馬戦① 芙蓉S OP2着        弥生賞なし →きさらぎ賞5着→④当該レース
2.ワンダフルタウン  新馬戦② 未勝利① 萩S3着     弥生賞なし →京都2歳S1着→⑤当該レース
3.ノースブリッジ   新馬戦① 葉牡丹賞1着        弥生賞なし →葉牡丹賞1着 →③当該レース
4.バーボンハイボール 新馬戦⑩ 未勝利⑪ 摩耶山特別1着  弥生賞なし →1勝クラス5着→⑥当該レース
5.ワンデイモア    新馬戦⑧ 未勝利① 1勝クラス1着  弥生賞7着 → (直行)   →⑤当該レース
6.アオイショー    新馬戦① ホープフルS7着      弥生賞なし →山吹賞1着  →④当該レース
7.レッドヴェロシティ 新馬戦⑦ 未勝利③① 1勝クラス5着 弥生賞なし →水仙賞1着  →⑥当該レース
8.マテンロウエール  新馬戦② 未勝利①          弥生賞なし →大寒桜賞11着→④当該レース
9.テンカハル     新馬戦② 未勝利① ホープフルS6着 弥生賞なし →アザレア賞3着→④当該レース
10.キングストーンボーイ新馬戦① サウジRC5着       弥生賞なし →共同通信杯4着→⑤当該レース
11.テーオーロイヤル  新馬戦③ 未勝利⑨④①        弥生賞なし →未勝利1着  →⑤当該レース
12.スワーヴエルメ   新馬戦② 未勝利①          弥生賞なし →未勝利1着  →③当該レース
13.アウスヴァール   新馬戦④ 未勝利⑧①         弥生賞なし →若葉S4着  →⑤当該レース
14グレアリングアイ  新馬戦③ 未勝利①          弥生賞なし →大寒桜賞2着 →⑤当該レース
15.リーブルミノル   新馬戦⑦ 未勝利③③⑪②③⑤①    弥生賞なし →アザレア賞1着→⑪当該レース
16.レインフロムヘヴン 新馬戦① 百日草2着 東スポ8着   弥生賞なし →スプリングS13着→⑥当該レース
17.タガノカイ     新馬戦⑩ 未勝利⑦① きさらぎ賞4着 弥生賞なし →若葉S7着  →⑧当該レース
18.モンテディオ    新馬戦③ 未勝利②②②① すみれS3着 弥生賞なし →アザレア賞2着→⑧当該レース
(抽選漏れ・除外)
ゲヴィナー     新馬戦なし 未勝利①         弥生賞なし →未勝利1着  →②当該レース
トーホウバロン   新馬戦⑨ 未勝利③⑤①        弥生賞なし →若葉S8着  →⑥当該レース
レンツシュピッツェ 新馬戦⑤ 未勝利⑩① 1勝クラス7着 弥生賞なし →ゆきやなぎ賞3着→⑦当該レース
ヴェローチェオロ  新馬戦① 札幌2歳S5着 東スポ2歳S5着 弥生賞なし →ひめさゆり1着→⑩当該レース


これまでのデータを(1)から(3)の観点で今年の出走馬に照らし合わせて、印を回す候補を絞ってみます。

△1.アランデル     新馬戦① 芙蓉S OP2着        弥生賞なし →きさらぎ賞5着→④当該レース
◎2.ワンダフルタウン  新馬戦② 未勝利① 萩S3着     弥生賞なし →京都2歳S1着→⑤当該レース
▲3.ノースブリッジ   新馬戦① 葉牡丹賞1着        弥生賞なし →葉牡丹賞1着 →③当該レース
△6.アオイショー    新馬戦① ホープフルS7着      弥生賞なし →山吹賞1着  →④当該レース
△7.レッドヴェロシティ 新馬戦⑦ 未勝利③① 1勝クラス5着 弥生賞なし →水仙賞1着  →⑥当該レース
△9.テンカハル     新馬戦② 未勝利① ホープフルS6着 弥生賞なし →アザレア賞3着→④当該レース
○10.キングストーンボーイ新馬戦① サウジRC5着       弥生賞なし →共同通信杯4着→⑤当該レース
×15.リーブルミノル   新馬戦⑦ 未勝利③③⑪②③⑤①    弥生賞なし →アザレア賞1着→⑪当該レース
×17.タガノカイ     新馬戦⑩ 未勝利⑦① きさらぎ賞4着 弥生賞なし →若葉S7着  →⑧当該レース

【弥生賞経由】
×5.ワンデイモア    新馬戦⑧ 未勝利① 1勝クラス1着  弥生賞7着 → (直行)   →⑤当該レース


データにとらわれ過ぎてはいけませんが、軽視することもできないので、総合的に判断するとこんな感じの予想になってしまいました。

 データを信じるか信じないかは自分次第!

これでなんとか的中しますよう 幸運を祈ります。

 ちなみに、弥生賞を経由して青葉賞で上位入賞した馬は、ダービーでは全て4着以下に敗れています。ですから、ワンデイモアが仮に青葉賞で上位入賞してもダービーには通用しないと思われます。

 ビター ティー 2021年1月22日(金) 13:58
今年初の東のG2レースAJCCの位置付けは?! G2は、や...
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 先週は今年最初のG2レース「日経新春杯」について出走馬たちが次のレースにどんなレースを選択しているのかを分析して予想してみましたが、それは西で行われる初G2の話です。

 今週、東で行われるG2「AJCC」はどんなレースなのでしょうか。過去10年間の1着~3着の上位入賞馬を列挙して、先週行われた『日経新春杯』の出走馬と比べてAJCCの予想を進めたいと思います。

2020年
 ブラストワンピース1着→大阪杯7着・宝塚記念16着
 ステイフーリッシュ2着→京都記念3着→大阪杯9着
 ラストドラフト  3着→金鯱賞5着→休養G1不出走
2019年
 シャケトラ    1着→阪神大賞典1着→(G1故障不出走)
 フィエールマン  2着→天皇賞(春)1着 (G1:3-1-1-0)
 メートルダール  3着→金鯱賞13着→G1不出走
2018年
 ダンビュライト  1着→大阪杯G1 6着・QEC7着・宝塚記念5着
 ミッキースワロー 2着→大阪杯G1 5着
 マイネルミラノ  3着→エプソムカップ11着→G1不出走
2017年
 タンタアレグリア 1着→休養
 ゼーヴィント   2着→七夕賞1着 G1不出走
 ミライヘノツバサ 3着→日経賞2着→G1不出走
2016年
 ディサイファ   1着→日経賞5着→安田記念6着
 スーパームーン  2着→目黒記念7着→G1不出走
 ショウナンバッハ 3着→京都記念14着・中日新聞杯11着→G1不出走
2015年
 クリールカイザー 1着→日経賞10着→天皇賞(春)16着
 ミトラ      2着→中日新聞杯5着→G1不出走
 エアソミュール  3着→大阪杯3着・鳴尾記念4着→G1不出走
2014年
 ヴェルデグリーン 1着→中山記念5着→宝塚記念12着(引退)
 サクラアルディート2着→日経賞11着→G1不出走
 フェイムゲーム  3着→ダイヤモンドS1着→天皇賞(春)6着
2013年
 ダノンバラード  1着→中山記念6着・日経賞7着・鳴尾記念3着→宝塚記念2着 
 トランスワープ  2着→日経賞11着→休養
 アドマイヤラクティ3着→ダイヤモンドS1着→天皇賞(春)4着
2012年
 ルーラーシップ  1着→日経賞3着→QEC1着→宝塚記念2着
 ナカヤマナイト  2着→大阪杯G2 5着・鳴尾記念4着→宝塚記念8着
 ゲシュタルト   3着→京都記念9着→休養
2011年
 トーセンジョーダン1着→阪神大賞典 取り消し→宝塚記念9着
 ミヤビランベリ  2着→ダイヤモンドカップ12着・日経賞9着→引退
 ネヴブション   3着→中山金杯12着→休養

 まず、過去10年間、このレースで複勝圏に入った30頭の内15頭が春のG1レース(6月まで)に出走しています。

  天皇賞(春)3頭、大阪杯G1 4頭、安田記念1頭、宝塚記念7頭

 これは、日経新春杯の30頭の内22頭に比べ、頭数は少ないですが、G1の成績で比較すると

  日経新春杯(G1:1-1-1-19)
   天皇賞(春)1着 ヒルノダムール   2011年
   天皇賞(春)2着 グローリーヴェイス 2019年
   天皇賞(春)3着 シュヴァルグラン  2017年

   連対率6.7% 複勝率10%


  AJCC (G1:2-2-0-11)
   天皇賞(春)1着 フィエールマン   2019年
   QE2世C1着 ルーラーシップ   2012年
   宝塚記念 2着 ルーラーシップ   2012年
   宝塚記念 2着 ダノンバラード   2013年

   連対率25% 複勝率25%

 AJCCに出走する馬たちの方がG1の壁が低い(能力が高い)ように感じられます。

 古馬になった4歳馬にとって、G1に挑戦するだけの成長力が備わったかを確かめるためのレースが『日経新春杯』だとするなら、『AJCC』はある程度G1でも通用するだけの力があると考えられる4歳馬が腕試しをするためのレースの役割(位置付け)になっていると言えます。

 言い換えれば、4歳馬にとって『日経新春杯』はG1の挑戦権を獲るため登竜門。力試しのG2レース。
 一方、『AJCC』は、すでにG2やG1を経験した5歳以上の馬たちと力関係を図る、腕試しのG2レース。

 その根拠は、『日経新春杯』に参戦する5歳以上の格が古馬G3経験馬とOP馬なのに対して、『AJCC』の出走馬は古馬G2と古馬G1経験馬や、そのレースで好走した馬も含まれているからです。

 5歳以上馬の能力(質)の違いは、次のデータで確かめられます。

  (先週の日記から)
『日経新春杯における4歳馬VS5歳以上の成績は、1着馬について4歳馬8勝、5歳馬1勝(トゥザグローリー)、6歳馬1勝(パフォーマプロミス)・・・と4歳馬に軍配が上がります。圧倒的に4歳馬が1着馬になっています。』

 では、AJCCにおける4歳馬VS5歳以上の成績は、どうなっているのでしょう。
1着馬について4歳馬1勝(ダンビュライト)、5歳馬5勝、6歳馬3勝、7歳馬1勝(ディサイファ)・・・と、真逆の結果で5歳以上馬がほぼ完勝しています。

 参戦する4歳馬の質が日経新春杯より低かったのでは?・・・と疑う方がいるかもしれませんが、それを否定できるデータを示してみます。

AJCCにおける4歳馬VS5歳以上の成績(2着馬)

 4歳馬4頭、5歳馬1頭、6歳馬1頭、7歳馬2頭、8歳馬2頭


如何でしょう、2着にフォーカスすると、4歳馬が一番多く連対しています。


さらに、4歳古馬のG2初戦を『日経新春杯』に選んだ馬とそれ以外のG2などに出走した馬で、AJCCの上位(1~3着)に来た馬の頭数を過去10年(延べ30頭)で比較すると

 日経新春杯 4頭 :それ以外26頭

 このデータも、出走する4歳馬だけでなく、5歳以上の馬で4歳時に『日経新春杯』に出走していた場合は、思い切って『消し』にするのもアリだと思います。


 このレースが、G1でタイトル争いができる能力があるか、実力を確かめるレースとして各陣営が出走させているG2だと考えれば、再度出走してくるのは、連覇を狙うリピーターというより、年齢による能力の低下の懸念を払拭できるか確かめたい馬であり、上位入賞した翌年以降このレースで成績が上がる馬は『日経新春杯』と同じく珍しいようです。

リピーター?的な馬の成績を示してみるとそのことがよく分かると思います。

2018年
 ダンビュライト  1着→6着 
 ミッキースワロー 2着→4着 
 マイネルミラノ  3着→10着 
2017年
 ミライヘノツバサ 3着→10着 
2016年
 ディサイファ   5着→1着→不出走→6着 
 ショウナンバッハ 3着→8着→8着→7着 
2015年
 クリールカイザー 1着→12着 
2014年
 フェイムゲーム  3着→12着 
2013年
 ダノンバラード  1着→12着 
2012年
 ゲシュタルト   3着→9着 
2011年 
 ネヴブション   1着→1着→3着→(7着) 

 こんな感じで、ネヴブションのように連覇したのは例外中の例外。一度上位入賞した馬は複勝圏外に敗れるリピーターばかりで、着順が上がるのは皆無ようです。

 予想のポイントは、G2なら勝ち負けになるだけの能力を見極めなければなりません。先週同様AJCCを単独で考えるのではなく、G1でもタイトル争いに参加できる器(うつわ)として有望であるかどうかを含めて、春のG1(6月まで)に向かう可能性についても踏まえて予想を組み立てる必要があります。

 5歳以上ならG3ウイナーか重賞で連対経験のある馬で、G2かG1に出走経験がある馬の中から、AJCCに初挑戦する馬が、年齢によらず(5~8歳)、本命候補の条件になります。

 4歳馬なら、3歳クラシックで首位争いに加わり複勝圏に入った実績のある馬か、3歳までに重賞のタイトルホルダーになった馬で、古馬G1でもタイトル争いのできる可能性を持って挑戦してきたと認められる馬を候補として絞ることになります。

 さて、今年の出走馬でデータの上で、少しでも可能性が残されているのは
 1.サトノフラッグ    菊花賞3着
 2.サンアップルトン   アルゼンチン共和国杯3着
 4.ヴェルトライゼンデ  ダービー3着、
 7.タガノディアマンテ  ステイヤーズS2着
 8.ラストドラフト    AJCC3着※ アルゼンチン共和国杯2着
 9.アリストテレス    菊花賞2着
 10.モズベッロ      日経新春杯1着※ 宝塚記念3着
 12.ステイフーリッシュ  AJCC2着※
 14.ランフォローゼス   京成杯2着
 15.ウインマリリン    オークス2着
 16.ジェネラーレウーノ  AJCC4着
 17.ジャコマル      中山競馬場2-0-0-1

この中から、今年の出走馬でG1に出走できそうなのは
 1.サトノフラッグ    菊花賞3着
 2.サンアップルトン   アルゼンチン共和国杯3着
 4.ヴェルトライゼンデ  ダービー3着、
 7.タガノディアマンテ  ステイヤーズS2着
 8.ラストドラフト    AJCC3着※ アルゼンチン共和国杯2着
 9.アリストテレス    菊花賞2着
 10.モズベッロ      日経新春杯1着※ 宝塚記念3着
 12.ステイフーリッシュ  AJCC2着※
 15.ウインマリリン    オークス2着

 この9頭の中にAJCCの連対馬としてG1でタイトル争いに加わるのは、※印のついた懸念のあるデータの馬を思い切ってヒモまで評価を落としてみると

 1.サトノフラッグ    菊花賞3着
 2.サンアップルトン   アルゼンチン共和国杯3着
 4.ヴェルトライゼンデ  ダービー3着、
 7.タガノディアマンテ  ステイヤーズS2着
 9.アリストテレス    菊花賞2着
 15.ウインマリリン    オークス2着

 この6頭まで絞り込むことになります。さらに、4歳馬が2着にはくるけれど1着になる確率が10%、5歳以上で1着になる確率が90%のデータを信じるとすると

◎2.サンアップルトン   アルゼンチン共和国杯3着
○9.アリストテレス    菊花賞2着
▲1.サトノフラッグ    菊花賞3着
△4.ヴェルトライゼンデ  ダービー3着、
△7.タガノディアマンテ  ステイヤーズS2着
△15.ウインマリリン    オークス2着

 3着には穴馬(6番人気~11番人気)も来るレースなので、初めてAJCCに出走する馬もヒモ穴に加えて

×10.モズベッロ      日経新春杯1着※ 宝塚記念3着
注14.ランフォローゼス   京成杯2着
注17.ジャコマル      中山競馬場2-0-0-1

 データを信じるか信じないかは自分次第!

これでなんとか的中しますよう 幸運を祈ります。


 なお、このレースで1着になった過去10年間で10頭の内、タンタアレグリア以外の9頭は春のG1に出走していることも覚えておきたいです。

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 ネアルコとハイペリオ 2019年7月3日(水) 20:27
タンタアレグリア予後不良
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タンタアレグリア蛯名あああ!のイメージしか無いんだよな

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2017年9月24日産経賞オールカマー G23着
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2017年9月24日 産経賞オールカマー G2 3着
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