2021年12月21日(火) 10:08
山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~兵庫ゴールドトロフィー2021~
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兵庫ゴールドトロフィーは、ダートグレードでは数少ないハンデ戦で行われるレース。中央馬と地方馬のハンデ差が大きく、中央のトップハンデ馬は、2011年のスーニや2016年のドリームバレンチノのように、ハンデ59.5㎏を背負わされることもある。対して地方勢のハンデは軽く、同年のダートグレードで連対実績がなければ、51~54kgの軽ハンデで出走することが大半だ。
このためこのレースは、地方勢が穴を開けることが多く、地方馬のこのレースでの成績は、過去10年で1着こそないが、2着5回、3着6回という好成績だ。特に2013年には6番人気のエプソムアーロンが2着と好走し、馬連1万1380円、3連単15万7590円の高配当になったこともあった。
それ以外でも2014年に4番人気のジョーメテオが2着、7番人気のサクラシャイニーが3着、2019年も8番人気のイルティモーネが2着、9番人気のサクラレグナムが3着と好走している。これらが人気薄で好走した地方馬の共通項は、【1】ハンデが51~53㎏だったこと、【2】近2走のどちらかで圧勝か、近2走とも連対していること。
エプソムアーロンは前走で1.5秒差、サクラシャイニーは前々走で2.8秒差の圧勝。ジョーメテオ、イルティモーネ、サクラレグナムは近2走とも連対していた。つまり、ハンデ53kg以下、近2走のどちらかで1.5秒差以上の圧勝か、近2走とも連対している馬が穴メーカーとなる。
逆に中央馬は、前々走のダートグレードで連対した、前走JBCスプリントの出走馬が最有力。その成績は過去10年で【3・4・0・0】。1着の該当馬は、2011年のスーニ、2015年のレーザーバレット、2020年のサクセスエナジー。2着の該当馬は2012年のダイショウジェット、2015年と2016年のドリームバレンチノ、2020年のベストマッチョ。2011年のスーニはハンデ59.5Kgながら、前々走の東京盃2着、前走のJBCスプリント1着の実績馬だけあって、このレースでも優勝している。
また、滅多に出走してこないが前走のカペラSで連対した馬も有力。過去10年のこのレースでの成績は【1・0・1・0】。1着の該当馬は2016年のニシケンモノノフ、2着の該当馬は2016年のノボバカラだ。
さらに同年12月のカペラSに出走していた馬も有力だが、兵庫ゴールドトロフィーの開催時期によっては出走して来ない場合もある。そこで前走で中央のダートグレードに出走していた、前々走で中央のオープン特別、リステッド競走で勝利か、ダートグレードで連対していた馬にフォーカスすると、過去10年のこのレースでの成績は【2・1・0・0】。1着の該当馬は、2012年のティアップワイルド、2017年のグレイスフルリープ。2着の該当馬は、2011年のセイクリムズンだ。
他では、同年のダートグレードで連対実績のある3歳馬も有力。それらの成績は、過去10年で【1・0・0・0】で、該当馬は2019年のデュープロセス(1着)のみだが、2010年にはラブミーチャンが3着、2009年にラヴェリータが3着、2008年にはスマートファルコンが1着と好走している。ダートグレードで連対実績のある3歳馬がこのレースに出走してくることが稀だが、格の高いレースを連対している馬ほど、信頼できるだろう。
まとめるとこうなる!
●本命候補
・前々走のダートグレードで連対した、前走JBCスプリント出走馬。
・前走のカペラS連対馬。
・前々走で中央のオープン特別、リステッド競走で勝利か、ダートグレードで連対していた、前走中央のダートグレード出走馬。
・同年のダートグレードで連対実績のある3歳馬。
●穴馬候補
・ハンデ53kg以下、近2走のどちらかで1.5秒差以上の圧勝か、近2走とも連対の地方馬。 |
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2021年3月15日(月) 15:00
山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~黒船賞2021~
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黒船賞は、高知競馬で唯一のダートグレード競走。2008年には経営逼迫で休止したこともあったが、そこから見事に盛り返し、今では盛大に開催されている。また、別定戦のダートグレードは、前年のJBCスプリント以来ということもあり、前年のJBCスプリントの上位馬やフェブラリーS出走の実績馬が出走してくることも少なくない。
実績馬の中でも、最有力は前年のJBCスプリントの連対馬だ。過去10年(2011年は開催中止)のこのレースでの成績は【3・2・0・1】。1着の該当馬は、2010年のスーニ、2012年と2013年のセイクリムズン、2016年のダノンレジェンド。2着の該当馬は、2014年と2015年のドリームバレンチノ。唯一、4着以下に敗れたのは、2012年のスーニ(4着)だが、この年は斤量59㎏を背負っていた。つまり、斤量59㎏未満の前年のJBCスプリントの連対馬ならば、本命馬として信頼できることになる。
次いで同年のJRAオープン特別を勝利している勢いある馬も、ダートグレード勝ちの実績がある馬と比べると斤量が軽いため、活躍している。過去10年のこのレースでの成績は、【2・2・0・0】と、連対率100%である。1着の該当馬は、2015年のダノンレジェンド、2019年のサクセスエナジー。2着の該当馬は、2016年のニシケンモノノフ、2019年のヤマニンアンプリメ。特に近年はスプリント路線の王者不在なだけに、このタイプは要注意だろう。
さらに有力なのは、前走・フェブラリーS組だ。フェブラリーS組は出走権利を得ている時点で実績馬ということもあって、過去10年のこのレースでの成績は【4・5・1・3】。1着の該当馬は、2010年のスーニ、2012年と2013年セイクリムズン。2019年のサクセスエナジー。2着の該当馬は、2010年のトーセンブライト、2012年のトウショウカズン、2014年のドリームバレンチノ、2017年と2018年のキングズガード。3着の該当馬は、2010年のミリオンディスク。
4着以下だった馬は、2015年のワイルドバッハ(6着)、2017年のニシケンモノノフ(6着)、2020年のワンダーリーデル(5着)。前記該当馬には、フェブラリーSで0.6秒差以内に善戦していた馬たちだった。ニシケンモノノフは前年にダ1400mのダートグレードで1勝、2着2回(内1回は前年の黒船賞)だから、けっしてこの距離が苦手だったわけではない。ワイルドバッハも同年の根岸Sで2着の実績がある。
一方、このレースで3着以内だったフェブラリーS出走馬は、過去1年の距離の長短に関係なく、ダートグレードで3着以内の実績と、2013年のセイクリムズンを除く、8頭中7頭がフェブラリーSで0.7秒以下に敗れているという共通項があった。それだけG1で好走した後は、ダメージが大きいということだ。
最後にこのレースの穴パターンを紹介すると、前年の兵庫ゴールドトロフィーの5着以内馬だ。2018年に9番人気で優勝したエイシンヴァラーも、2015年に5番人気で3着したタガノジンガロも、前記の条件を満たしていた。エイシンヴァラーは前走で高知重賞の黒潮スプリンターズCを使われ、そこで6着に敗れたことで人気の盲点となったが、もともと実力があったので巻き返すことができた。
まとめるとこうなる!
●本命候補
・今回が斤量58kg以下が条件前年のJBCスプリントの連対馬。
・同年のJRAオープン特別を勝利している馬。
・前走のフェブラリーSで勝ち馬と0.6秒差以下に敗れた馬。
(過去1年以内にダートグレード競走で3着以内の実績があることが条件)
●穴馬候補
・前年の兵庫ゴールドトロフィーで5着以内の地方馬。
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2020年12月22日(火) 14:19
山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~兵庫ゴールドトロフィー2020~
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兵庫ゴールドトロフィーは、ダートグレードでは数少ないハンデ戦で行われるレース。中央馬と地方馬のハンデ差が大きく、中央のトップハンデ馬は、2011年のスーニや2016年のドリームバレンチノのように、ハンデ59.5㎏を背負わされることもある。対して地方勢のハンデは軽く、同年のダートグレードで連対実績がなければ、51~54kgの軽ハンデで出走することが大半だ。
このためこのレースは、地方勢が穴を開けることが多く、地方馬のこのレースでの成績は、過去10年で1着こそないが、2着4回、3着7回という良績だ。確かに過去1年以内にダートグレードで3着以内の実績があった2010年のラブミーチャン(3着)、2012年のオオエライジン(3着)、2015年のポアゾンブラック(3着)、2015年のポアゾンブラック(3着)、2017年のラブバレット(2着)の活躍は当然かもしれない。デビューから無敗のオオエライジンの一度目の挑戦も3着だったが、この辺りも。まあ順当。
しかし、2013年は6番人気のエプソムアーロンが2着と好走し、馬連1万1380円、3連単15万7590円の高配当になったこともあった。それ以外でも2014年に4番人気のジョーメテオが2着、7番人気のサクラシャイニーが3着、昨年も8番人気のイルティモーネが2着、サクラレグナムが3着と好走している。これらが人気薄で好走した地方馬の共通項は、【1】ハンデが51~53㎏だったこと、【2】近2走のどちらかで圧勝か、近2走とも連対していることだ。
エプソムアーロンは前走で1.5秒差、サクラシャイニーは前々走で2.8秒差の圧勝。ジョーメテオ、イルティモーネ、サクラレグナムは近2走とも連対していた。つまり、ハンデ53kg以下、近2走のどちらかで1.5秒差以上の圧勝か、近2走とも連対している馬が穴メーカーとなる。
逆に中央馬は、前々走のダートグレードで連対した、前走JBCスプリントの出走馬が最有力。その成績は過去10年で【2・3・0・0】。1着の該当馬は、2011年のスーニ、2015年のレーザーバレット。2着の該当馬は2012年のダイショウジェット、2015年、2016年のドリームバレンチノ。2011年のスーニーのように、前々走の東京盃2着、前走のJBCスプリント1着なら、シンプルに強いと言えるし、疲れもなくハンデが見込まれないのがここに繋がる理由だろう。
さらに同年12月のカペラSに出走していた馬も有力。過去10年のこのレースでの成績は【4・2・1・3】。1着の該当馬は、2012年のティアップワイルド、2016年のニシケンモノノフ、2017年のグレイスフルリープ、2018年のウインムート。2着の該当馬は 2010年のスーニ、2011年のセイクリムズン。3着の該当馬は、2017年のサイタスリーレッドだ。
4着以下だった馬は、2012年のセイクリムズン(5着)、2013年ティアップワイルド(4着)、2016年のグレープブランデー(6着)。しかし、これらにはハンデ58Kg以上という共通項があった。カペラSは、中央では翌年の根岸Sまで短距離重賞がないために、GⅢとしては好メンバーが集う。だから、通用しているのだろう。ハンデ57.5Kgの馬は、積極的に狙っても良さそうだ。
他では、同年のダートグレードで連対実績のある3歳馬も有力。それらの成績は、過去10年で【1・0・1・0】。該当馬は、2019年のデュープロセス(1着)と2010年のラブミーチャン(3着)だが、遡れば2009年にラヴェリータが3着、2008年にはスマートファルコンが1着と好走。ダートグレードで連対実績のある3歳馬がこのレースに出走してくることが稀だが、格の高いレースを連対している馬ほど、信頼できるだろう。
まとめるとこうなる!
●本命候補
・前々走のダートグレードで連対した、前走JBCスプリント出走馬。
・同年のカペラS出走のハンデ57.5kg以下馬。
・同年のダートグレードで連対実績のある3歳馬。
●穴馬候補
・ハンデ53kg以下、近2走のどちらかで1.5秒差以上の圧勝か、近2走ともに連対の地方馬。
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2020年11月2日(月) 14:36
山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~JBCスプリント2020~
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JBCスプリントは、日本で唯一のダートスプリントのGⅠ競走。このレースは今年で第20回目を迎えるが、第6回目の川崎開催時にはまさかの『JBCマイル』として行われ、競馬関係者やファンからブーイングを食らったことがあった。それ以降は、距離1000m~1400mで施行されている。
主なメンバーは、前哨戦の東京盃組やマイルチャンピオンシップ南部杯組。近年は芝のスプリンターズS組からの参戦も目立つ。また1400m開催時には、JBCクラシックへの出走が叶わなかった同年の白山大賞典の優勝馬が出走してくることもある。本来は前走で同距離、もしくは1F前後の距離を使われているほうが有利なはずだが、2.5Fの距離短縮でも白山大賞典の優勝馬が連対してしまうのが、スプリント路線の現状だ。
またマイルチャンピオンシップ南部杯の優勝馬も、このレースが1200mで施行された年でも活躍している。マイルチャンピオンシップ南部杯の優勝馬のこのレースでの成績は、過去10年で【1・1・1・0】。1400m開催時の2013年にエスポワールシチーが1着、11200m開催時の2017年にコパノリッキーが2着、200m開催時の2015年にベストウォーリアが3着と好走している。
さらに同年の白山大賞典を優勝した馬の参戦は、過去10年ではゼロだが、2008年にスマートファルコン、2009年にアドマイヤスバルともに2着と好走している。出走してくることは稀だが、出走してくれば素直に飛びつけるので、覚えておいて損はない。
一方、同年の東京盃で連対した馬のこのレースでの成績は、過去10年で【5・1・3・8】と、好凡走が激しく、あまり信頼が置けない。特にレースの前半3Fが前半3Fが34秒1より速い年で3コーナー6番手以内で競馬を進めて連対した馬は、百発百中で人気を裏切っている。該当馬は、2014年の1番人気馬ノーザンリバー→5着、2016年の5番人気馬ドリームバレンチノ→10着である。東京盃でいわゆる展開に恵まれて連対した馬は、消してこそ馬券妙味だろう。
逆に、レースの前半3Fが34秒1以内と前半ペースの速い東京盃で、3コーナー4番手以内から連対した馬のこのレースでの過去10年の成績は、【2・0・1・0】ととても優秀。1着の該当馬は、2010年のサマーウインド、2014年のドリームバレンチノ。3着の該当馬は、2016年のコーリンベリー。これは本命にしていいレベルだ。
他に、前々走でダートグレード、もしくは南関東のアフター5スター賞を優勝した馬で、前走東京盃を逃げた馬も活躍。このレースでの過去10年の成績は、【2・2・0・0】と連対率100%だ。1着の該当馬は2010年のサマーウインド、2016年のダノンレジェンド。2着の該当馬は、2014年のサトノタイガー、2018年のマテラスカイだ。2014年のサトノタイガーは浦和所属馬で6番人気。南関東限定のアフター5スター賞の優勝馬が、東京盃で逃げてここに出走してきてくれた場合には人気薄になる。
最後に穴馬を紹介すると、前走の東京盃で2番手以内でレースを進めて2~6着だった地方馬だ。このレースは過去10年で地方馬は連対は3度連対しているが、そのうち2頭が前記パターンを満たしていた。該当馬は2010年のナイキマドリードと2014年のサトノタイガーで、ともにこのレースでは6番人気で2着と好走していた。穴馬の資格としては十分だろう。また前々走で大井の重賞。アフター5スター賞を連対している共通項もあった。
まとめるとこうなる!
●本命候補
・前々走でダートグレードかアフター5スター賞を優勝かつ前走の東京盃で逃げた馬。
・前走の東京盃が前半3F34秒1以内のハイペースだった年に、3コーナー4番手以内から連対した馬。
・前走のマイルチャンピオンシップ南部杯で優勝した馬。
・前走の白山大賞典で優勝した馬
●穴馬候補
・前走の東京盃で2番手以内でレースを進めて2~6着だった地方馬。
(前々走で大井の重賞・アフター5スター賞を使われ、連対していることが共通項)
●危険な人気馬
・前走の東京盃が前半3F34秒1以内のハイペースだった年に、3コーナー6番手以降から連対した馬。
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【山崎エリカのダートグレード攻略】~黒船賞2020~
閲覧 1,554ビュー コメント 0 ナイス 4
黒船賞は、高知競馬で唯一のダートグレード競走。2008年には経営逼迫で休止したこともありましたが、そこから見事に盛り返し、今では盛大に開催されています。また、別定戦のダートグレードは、前年のJBCスプリント以来ということもあり、案外と前年のJBCスプリントの上位馬やフェブラリーS出走の実績馬が出走してくることも少なくありません。
その実績馬の中でも、最有力は前年のJBCスプリントの連対馬。過去10年(2008年、2011年は開催中止)のこのレースでの成績は【4・2・0・1】。1着の該当馬は、2010年のスーニ、2012-2013年のセイクリムズン、2016年のダノンレジェンド。2着の該当馬は、2014-2015年のドリームバレンチノ。唯一、4着以下に敗れたのは、2012年のスーニ(4着)ですが、同馬は斤量59㎏を背負っていました。つまり、斤量59㎏未満の前年のJBCスプリントの連対馬ならば、本命馬として信頼できることになります。
次いで有力なのは、前走・フェブラリーS組。フェブラリーSに出走していること時点で実績馬ということもあり、過去10年のこのレースでの成績は【5・6・1・3】。1着の該当馬は、2009年のトーセンブライト、2010年のスーニ、2012年と2013年セイクリムズン、2019年のサクセスエナジー。2着の該当馬は、2009年のフェラーリピサ、2010年のトーセンブライト、2012年のトウショウカズン、2014年のドリームバレンチノ、2017-2018年のキングズガード。3着の該当馬は、2010年のミリオンディスク。
4着以下だった馬は、2008年のメイショウバトラー(5着)、2015年のワイルドバッハ(6着)、2017年のニシケンモノノフ(6着)ですが、メイショウバトラーは、近3走とも5着以下に負けていた調子落ちの馬。逆にワイルドバッハ、ニシケンモノノフはフェブラリーSで0.5秒差以内と善戦していた馬たちでした。
このレースはフェブラリーSの好走馬よりも、2017-2018年の2着馬キングズガードのように、フェブラリーSで0.6秒差以下に凡退していた馬たちの巻き返しが目立ちます。2010年にスーニーがフェブラリーSで2.5秒差の9着大敗から、このレースで1着に巻き返したこともあるほどです。それだけG1で好走した後はダメージが大きいということなのでしょう。
メイショウバトラーのようなスランプのような馬でも勝ち負けできませんが、フェブラリーSで好走した馬も危険なので、フェブラリーSで0.6秒以下に凡退していることと、近3走で一度は4着以内の実績がある馬を狙いましょう。
最後にこのレースの穴パターンを紹介すると、当然、地方馬です。どのような地方馬が有力なのかというと、前年の兵庫ゴールドTの5着以内馬です。2018年に9番人気で優勝したエイシンヴァラーも、2015年に5番人気で3着したタガノジンガロも、前記の条件を満たしていました。エイシンヴァラーは前走で高知の重賞・黒潮スプリンターズCを使われて、6着に敗れたことで人気の盲点となりましたが、もともと実力があったので巻き返すことができました。
また、他にも9番人気で3着入線し、3連単の払い戻し10万越えのアドバルーンを打ち上げた地方馬が1頭います。2009年のフサイチバルドルです。さて、フサイチバルドルはどのような馬だったかというと、JRA所属時代は長らく芝のレースを使われて結果を出せず、高知に移籍と同時に再びダートを使われ、前走A1クラスの特別戦で圧勝していました。このパターンは他の地方交流重賞でもしばしば穴を開けているので要注意でしょう。
まとめるとこうなります!
●本命候補
・前年のJBCスプリントの連対馬。
(斤量58kg以下が条件)
・前走のフェブラリーSで勝ち馬と0.6秒差以下に敗れた馬。
(近3走とも5着以下の馬を除く)
●穴馬候補
・前年の兵庫ゴールドTで5着以内の地方馬。
・長らく中央の芝のレースを使われていた馬が、地方移籍と同時にダート戦を使われて上昇した馬。
(前走で0.9秒差以上、圧勝していることが条件)
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