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22日に中山競馬場で行われるグランプリ・有馬記念(G1・芝2500m)の枠順が19日、確定した。※ドウデュースは、12/20午後に出走取消が発表された。
菊花賞で最後のクラシック一冠を勝ち取った2枠3番アーバンシック、今年の日本ダービー馬に輝いた1枠1番ダノンデサイル、昨年の当レースで2着健闘の4枠7番スターズオンアース、エリザベス女王杯を快勝した7枠13番スタニングローズ、'23天皇賞(春)優勝馬の6枠11番ジャスティンパレス、コックスPで2着を死守した5枠10番プログノーシス、今年の大阪杯を勝った3枠5番ベラジオオペラ、BCターフで小差2着の3枠6番ローシャムパーク、同3着の8枠16番シャフリヤール、今年の宝塚記念を制した2枠4番ブローザホーン、昨年の2歳中距離王者の4枠8番レガレイラなど、ドリームレースと呼ぶに相応しい顔ぶれがそろう。
ウマニティ重賞攻略では、6つの視点から「有馬記念の予想」を開催週の木曜日以降に随時更新しています。 ①プロ予想(金曜日)②調教予想(木曜日・金曜日)③血統予想(土曜日)④U指数予想(土曜日)⑤データ予想(土曜日)⑥馬場予想(日曜日)レース検討に是非ご活用ください!
枠 番 |
馬 番 |
予想 U指数 |
馬名 性齢・調教師 |
騎手 負担重量 |
予想 オッズ |
前走 |
2走前 |
3走前 |
4走前 |
5走前 |
6走前 |
7走前 |
8走前 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 |
牡3 栗 安田翔伍 |
56.0 |
4.9 ② |
24/10/20 6菊花賞 G1 京都/芝3000m |
24/05/26 1東京優駿 G1 東京/芝2400m |
24/04/14 除外皐月賞 G1 中山/芝2000m |
24/01/14 1京成杯 G3 中山/芝2000m |
23/11/25 4京都2歳S G3 京都/芝2000m |
23/10/28 1京都/芝1800m |
23/10/09 4東京/芝1600m |
||
1 | 2 | 104.1 |
牡5 栗 友道康夫 |
58.0 |
--- ⑯ |
24/11/24 1ジャパンC G1 東京/芝2400m |
24/10/27 1天皇賞(秋 G1 東京/芝2000m |
24/06/23 6宝塚記念 G1 京都/芝2200m |
24/03/30 5ドバイターフ アラ/芝1800m |
23/12/24 1有馬記念 G1 中山/芝2500m |
23/11/26 4ジャパンC G1 東京/芝2400m |
23/10/29 7天皇賞(秋 G1 東京/芝2000m |
23/03/25 取消ドバイターフ アラ/芝1800m |
2 | 3 |
牡3 美 武井亮 |
56.0 |
2.6 ① |
24/10/20 1菊花賞 G1 京都/芝3000m |
24/09/16 1セントライ G2 中山/芝2200m |
24/05/26 11東京優駿 G1 東京/芝2400m |
24/04/14 4皐月賞 G1 中山/芝2000m |
24/01/14 2京成杯 G3 中山/芝2000m |
23/11/05 1百日草特別 1勝 東京/芝2000m |
23/08/13 1札幌/芝1800m |
||
2 | 4 | 97.0 |
牡5 栗 吉岡辰弥 |
58.0 |
24.0 ⑨ |
24/11/24 12ジャパンC G1 東京/芝2400m |
24/10/06 11京都大賞典 G2 京都/芝2400m |
24/06/23 1宝塚記念 G1 京都/芝2200m |
24/04/28 2天皇賞(春 G1 京都/芝3200m |
24/03/17 3阪神大賞典 G2 阪神/芝3000m |
24/01/14 1日経新春杯 G2 京都/芝2400m |
23/10/09 中止京都大賞典 G2 京都/芝2400m |
23/08/05 1札幌日経O L 札幌/芝2600m |
3 | 5 |
牡4 栗 上村洋行 |
58.0 |
7.7 ③ |
24/10/27 6天皇賞(秋 G1 東京/芝2000m |
24/06/23 3宝塚記念 G1 京都/芝2200m |
24/03/31 1大阪杯 G1 阪神/芝2000m |
24/02/11 2京都記念 G2 京都/芝2200m |
23/12/02 1チャレンジ G3 阪神/芝2000m |
23/05/28 4東京優駿 G1 東京/芝2400m |
23/04/16 10皐月賞 G1 中山/芝2000m |
23/03/19 1スプリング G2 中山/芝1800m |
|
3 | 6 | 100.0 |
牡5 美 田中博康 |
58.0 |
17.1 ⑧ |
24/11/02 2BCターフ アメ/芝2400m |
24/10/06 10毎日王冠 G2 東京/芝1800m |
24/06/23 5宝塚記念 G1 京都/芝2200m |
24/03/31 2大阪杯 G1 阪神/芝2000m |
23/12/10 8香港カップ 香港/芝2000m |
23/09/24 1オールカマ G2 中山/芝2200m |
23/07/16 1函館記念 G3 函館/芝2000m |
23/05/28 1むらさき賞 3勝 東京/芝1800m |
4 | 7 | 102.4 |
牝5 美 高柳瑞樹 |
56.0 |
9.0 ④ |
24/11/24 7ジャパンC G1 東京/芝2400m |
24/03/30 8ドバイシーマ アラ/芝2410m |
23/12/24 2有馬記念 G1 中山/芝2500m |
23/11/26 3ジャパンC G1 東京/芝2400m |
23/05/14 3ヴィクトリ G1 東京/芝1600m |
23/04/02 2大阪杯 G1 阪神/芝2000m |
22/10/16 3秋華賞 G1 阪神/芝2000m |
22/05/22 1優駿牝馬 G1 東京/芝2400m |
4 | 8 | 97.9 |
牝3 美 木村哲也 |
54.0 |
16.5 ⑦ |
24/11/10 5エリザベス G1 京都/芝2200m |
24/09/15 5ローズS G2 中京/芝2000m |
24/05/26 5東京優駿 G1 東京/芝2400m |
24/04/14 6皐月賞 G1 中山/芝2000m |
23/12/28 1ホープフル G1 中山/芝2000m |
23/10/21 3アイビーS L 東京/芝1800m |
23/07/09 1函館/芝1800m |
|
5 | 9 | 100.1 |
牡7 栗 大久保龍 |
58.0 |
48.8 ⑫ |
24/10/06 2京都大賞典 G2 京都/芝2400m |
24/06/23 7宝塚記念 G1 京都/芝2200m |
24/04/28 3天皇賞(春 G1 京都/芝3200m |
24/03/17 7阪神大賞典 G2 阪神/芝3000m |
23/12/24 15有馬記念 G1 中山/芝2500m |
23/11/26 10ジャパンC G1 東京/芝2400m |
23/10/09 3京都大賞典 G2 京都/芝2400m |
23/06/25 5宝塚記念 G1 阪神/芝2200m |
5 | 10 | 102.7 |
牡6 栗 中内田充 |
58.0 |
10.6 ⑤ |
24/10/26 2コックスP オー/芝2040m |
24/08/18 4札幌記念 G2 札幌/芝2000m |
24/04/28 2QE2世C 香港/芝2000m |
24/03/10 1金鯱賞 G2 中京/芝2000m |
23/12/10 5香港カップ 香港/芝2000m |
23/10/29 3天皇賞(秋 G1 東京/芝2000m |
23/08/20 1札幌記念 G2 札幌/芝2000m |
23/04/30 2QE2世C 香港/芝2000m |
6 | 11 | 102.0 |
牡5 栗 杉山晴紀 |
58.0 |
12.6 ⑥ |
24/11/24 5ジャパンC G1 東京/芝2400m |
24/10/27 4天皇賞(秋 G1 東京/芝2000m |
24/06/23 10宝塚記念 G1 京都/芝2200m |
24/03/30 4ドバイシーマ アラ/芝2410m |
23/12/24 4有馬記念 G1 中山/芝2500m |
23/10/29 2天皇賞(秋 G1 東京/芝2000m |
23/06/25 3宝塚記念 G1 阪神/芝2200m |
23/04/30 1天皇賞(春 G1 京都/芝3200m |
6 | 12 | 98.1 |
セ5 B 美 堀宣行 |
58.0 |
80.4 ⑬ |
24/11/24 10ジャパンC G1 東京/芝2400m |
24/06/23 11宝塚記念 G1 京都/芝2200m |
24/05/26 1目黒記念 G2 東京/芝2500m |
24/03/23 1日経賞 G2 中山/芝2500m |
24/02/03 1ベストR記 3勝 東京/芝2400m |
23/08/19 7日本海S 3勝 新潟/芝2200m |
23/06/10 2ジューンS 3勝 東京/芝2400m |
23/01/29 2美濃S 3勝 中京/芝2200m |
7 | 13 | 98.3 |
牝5 栗 高野友和 |
56.0 |
38.0 ⑩ |
24/11/10 1エリザベス G1 京都/芝2200m |
24/07/28 6クイーンS G3 札幌/芝1800m |
24/05/12 9ヴィクトリ G1 東京/芝1600m |
24/03/31 8大阪杯 G1 阪神/芝2000m |
23/05/14 12ヴィクトリ G1 東京/芝1600m |
23/02/26 5中山記念 G2 中山/芝1800m |
22/11/13 14エリザベス G1 阪神/芝2200m |
22/10/16 1秋華賞 G1 阪神/芝2000m |
7 | 14 | 101.7 |
牡5 美 堀宣行 |
58.0 |
170.7 ⑮ |
24/11/24 9ジャパンC G1 東京/芝2400m |
24/10/27 14天皇賞(秋 G1 東京/芝2000m |
24/03/30 3ドバイターフ アラ/芝1800m |
23/11/26 6ジャパンC G1 東京/芝2400m |
23/10/29 4天皇賞(秋 G1 東京/芝2000m |
23/08/20 4札幌記念 G2 札幌/芝2000m |
23/03/25 2ドバイターフ アラ/芝1800m |
22/11/27 5ジャパンC G1 東京/芝2400m |
8 | 15 | 99.9 |
牡8 B 美 国枝栄 |
58.0 |
124.2 ⑭ |
24/11/03 1アルゼンチ G2 東京/芝2500m |
24/09/01 3タイランド OP 札幌/芝2600m |
24/07/14 12函館記念 G3 函館/芝2000m |
24/03/31 12大阪杯 G1 阪神/芝2000m |
24/03/10 4金鯱賞 G2 中京/芝2000m |
23/12/09 2中日新聞杯 G3 中京/芝2000m |
23/09/24 10オールカマ G2 中山/芝2200m |
23/07/16 5函館記念 G3 函館/芝2000m |
8 | 16 | 98.6 |
牡6 栗 藤原英昭 |
58.0 |
39.1 ⑪ |
24/11/02 3BCターフ アメ/芝2400m |
24/08/18 5札幌記念 G2 札幌/芝2000m |
24/03/30 2ドバイシーマ アラ/芝2410m |
23/12/24 5有馬記念 G1 中山/芝2500m |
23/11/04 3BCターフ アメ/芝2400m |
23/08/20 11札幌記念 G2 札幌/芝2000m |
23/03/25 5ドバイシーマ アラ/芝2410m |
22/11/27 2ジャパンC G1 東京/芝2400m |
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土曜日の中山芝のレース結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
中山競馬場の芝コースは、Aコース開催の4週目。この中間は、木曜日にお湿り程度の雨が降っただけ。それを除けば、おおむね穏やかな天気が続き、土曜日も好天。芝コースは終日良馬場(JRA発表)でレースが行われた。
土曜日の平地芝競走5鞍における勝ち馬の最終4角通過順は、2、1、2、8、2番手。経済コース付近を通る先団組の奮闘が目を引いた。その一方、最後の直線で馬場の3~4分あたりに進路を取る待機勢の伸びが増してきている。内寄り主導のコンディションだった、これまでとは様子が変わりつつあるようだ。
事実、内回りで行われた2鞍の1着馬はともに上がり3Fタイム2位以内でフィニッシュ。有馬記念と同じコースで行われたメインRのグレイトフルS(3歳以上3勝クラス)では、単勝10番人気の伏兵が3角10番手→4角8番手の位置取りから差し切り勝ちを決めている。
また、3角先頭馬の馬券(3着以内)絡みは新馬戦の1着馬のみ。その勝ち馬にしても、出走メンバー最速の上がり3Fタイムをマークしている。つまり、先行力に頼っての押し切り勝ちは容易ではない。そのことは頭に入れておくべきだ。
日曜日の天気予報は晴れベース(22日7時の時点)。馬場の乾燥が進み、上がりの要求度がより高くなれば、土曜日の傾向に拍車がかかる可能性もおおいにあり得るだろう。その点を考慮すると、枠順にあまり固執せず、確かな決め脚を備えている馬を優先したほうが正解のように思える。
絞り込みの線引きには悩ましいものがあるが、ここは近走で出走メンバー中上位の末脚を披露している馬に注目。そのなかでも、近2走内に国内のレースにおいて、上がり3Fタイム最速をマークしている馬を重視したい。
今回の有馬記念の出走馬で、要点(近2走の内容)をクリアしているのは、③アーバンシック、⑧レガレイラ、⑩プログノーシス、⑮ハヤヤッコ。よって当欄では、これら4頭を注目株として推奨する。
プロ予想MAXが誇る予想神「スガダイ」×血統ファンタジスタ「霧」×若駒マイスター「柿谷陽介」が有馬記念を大展望!トッププロ予想家のハイレベルトークをお届けいたします!
出演:スガダイ(予想神) 霧(血統ファンタジスタ) 柿谷陽介(若駒マイスター) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
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日曜日に行われる有馬記念の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ダノンデサイル【B】
栗東CW単走(18日)。当該週追い日のCW入りは競走除外となった皐月賞以来。自然体で全身を動かすことに注力したような内容だが、意図した通り比較的リラックスして進み、バネのきいたフットワークで駆け抜けた。1週前にひと息だった、手前変換をきちんとこなしたことも評価できる。前走から状態が劇的に上向いた印象こそないが、走り自体に悪い意味での変化もない。
②ドウデュース【A】(※出走取消)
栗東P併走(18日)。例によって当該週はソフトな調整。無理せずに僚馬と馬体を併せたままのフィニッシュだったが、前膝を高く上げた走りは健在で、馬場に対するアプローチも良好。気負うことなく手前替えを無難にこなし、鞍上からの指示を待てる余裕もある。1週前の内容も良く、調教面からは取り立てて割り引くほどの材料はない。高いレベルで状態は安定している。
③アーバンシック【B】
美浦W併走(18日)。コーナーで少し行きたがる面を見せるも、気負いが目についた1週前と比べれば操縦性は良くなった様子。当時より身のこなしに素軽さが出てきたし、脚さばきの力感も増した。ラストまで手前を戻さず、脚勢を維持していたことも良い傾向。あと少しゴール前の動きにキレがあれば文句なしだが、雰囲気は決して悪くない。ひとまず順調と判断してよさそうだ。
④ブローザホーン【C】
栗東坂路併走(18日)。小柄な馬体だが全体的にバランスが取れており、直線中盤までは非力さをあまり感じさせない登坂。ただ、鞍上の促しに対する反応が渋く、ラストの伸びはひと息。手応えも体勢も不利のかたちで、ゴールを迎えてしまった。どちらかといえば実戦タイプではあるが、物足りなさを覚える内容なのは確か。調教観点的に強調はしづらい。
⑤ベラジオオペラ【B】
栗東CW併走(18日)。1週前はしっかり攻めて、外の僚馬2頭を突き放しての最先着。今回は前向きな面を我慢させて、僚馬と馬体を併せたままフィニッシュ。ゴールまで闘志をかきたてることを意図した内容だったが、おおむね目的を果たせたのではないか。あと少し脚さばきに柔軟性があれば言うことなしだが、大きく減点するほどではない。実戦に向けての下地は整ったように思える。
⑥ローシャムパーク【B】
美浦W併走(19日)。旺盛な前進気勢を見せるも、折り合いを欠いている様子はなく、やや鈍さが目についた1週前と比べれば体の使い方も良くなっている。低い重心で僚馬と歩調を合わせつつ、手応えに余力を残した状態で同入。ゴール後も気合をつけて、しっかりと負荷をかけた。この1本でさらに上向くようであれば、怖い存在になりそうだ。
⑦スターズオンアース【B】
美浦W併走(18日)。コーナーを回り切らない段階で手前を早々に替えてしまったため、直線序盤は鞍上がなだめつつ、上体を起こすような感じの走り。ただ、直線中盤以降は、この馬らしいバネのきいたフットワークに。ゴール標識通過後も集中を切らすことなく、しっかりと脚を伸ばしていた。順調ととらえてもいいのではないか。
⑧レガレイラ【B】
美浦W併走(18日)。1週前にウッドで強めの負荷をかけたうえ、さきの日曜日も坂路でしまいをしっかり伸ばした効果もあってか、前週より脚元の力強さが増し、そのぶん馬場に対するアプローチも良くなった。やや硬さを感じる走りではあるが、僚馬2頭の間のタイトなスペースから進んでいたことを加味すれば、致し方ない面はある。まずまずの仕上がりではないか。
⑨ディープボンド【B】
栗東CW単走(18日)。1週前に3頭併せでしっかり追われたことが功を奏したのか、当時より脚さばきが素軽くなった印象。若い頃に比べると、ズブさが目につくようになってきたが、それでも四肢の可動域の広さや、トビの大きさはここに入っても上位級。今春の天皇賞3着時の状態を上回るまでには至らないかもしれないが、大きく劣るという感じもない。及第点の仕上がり。
⑩プログノーシス【B】
栗東CW単走(18日)。外ラチ寄りを回って負荷を強くかけた内容。鞍上の指示に従順で、手前変換もスムーズ。フォームのブレも少なく、推進力を感じる走り。海外遠征明けということもあって、攻め量の不足が懸念されていたが、このひと追いで仕上げは間に合いそう。課題はかなり攻めたため、このあとの長距離輸送をうまくクリアできるかどうか。本番当日の気配を注視したい1頭ではある。
⑪ジャスティンパレス【B】
栗東坂路単走(18日)。息を整えつつ疲れを残さないことに主眼を置いたような内容。少し行きたがる面を見せるも、折り合いを欠くことはなく、鞍上の指示に従って登坂。脚さばき自体は素軽く、それなりに完歩も広い。手応えに余力をじゅうぶん残したまま、ゴールを迎えた。前走から大幅に上向いた感じこそないが、劣るという印象もない。悪くない仕上がり。
⑫シュトルーヴェ【C】
美浦W併走(18日)。1週前はダノンベルーガを追走して同入に持ち込んだが、取り付いてからの気合い乗りやエンジンのかかりが遅く、ゴール前の伸びもひと息だった。当時より脚元の力感こそ増したが、やはり促しに対する反応が渋く、ラストの鋭さはもうひとつ。ダノンベルーガに対して手応え優勢のかたちで終えたものの、好調だった今春の状態には及ばないように思える。
⑬スタニングローズ【B】
栗東坂路単走(18日)。前走の当該週と比べて、右→左の手前変換が若干遅かったものの、前走の直前は本番騎乗予定騎手がまたがり、今回はスタッフ騎乗。その点を考慮すれば、過度に気にする必要はないだろう。手前を替えてからの脚取りはしっかりしており、体の軸も安定。最後まで集中して駆けることができていた。デキ落ちという印象はなく、いい意味での平行線だろう。
⑭ダノンベルーガ【C】
美浦W併走(18日)。コーナーから鞍上の手応えが悪く、ステッキを入れられても誘導馬に取り付くのが精一杯という感じ。直線に入ってからは、この馬なりに体を使ってじわじわと加速。最後は体勢五分のかたちに持ち込んだが……。近2走の当該週より動くようになってはきたものの、まだ良化余地を残している印象。このひと追いでどこまで上向いてくるか。
⑮ハヤヤッコ【B】
美浦W併走(18日)。僚馬に後れをとったが、もとより稽古では競る意欲を強く見せない馬。深刻に考える必要はないだろう。最後までトビの高さを保ち、着地および蹴りもパワフル。この馬とすれば手前替えもスムーズだった。1週前追い切りの気配も悪くなく、デキ落ちという印象はまったくない。それなりに動ける態勢にある。
⑯シャフリヤール【A】
栗東芝単走(18日)。1週前にびっしり追われた効果もあってか、当時の前肢周りの硬さが薄れ、走りに素軽さと弾力性が出てきた印象。促しに対する反応、直後の伸びもいい。ラストまでしっかりとした脚取りで、フォームも安定している。急きょの帰国で中山競馬場での調整を余儀なくされた、昨年5着時より順調度の面でも上かもしれない。高く評価したい1頭だ。
2014年以降(過去10年)の1~3着馬延べ30頭の馬齢を確認すると、3~6歳の範囲となっている。ただし、6歳の複勝圏入りは、過去の有馬記念において3着以内に入った経験がある馬のみ。3歳の好走(3着以内)は、牡牝混合クラシックレースでの連対(2着以内)歴がある馬、もしくは牡牝混合クラシックレースで単勝1番人気に支持されたことのある馬に限られる。気にとめておきたい傾向といえよう。
(減点対象馬)
⑨ディープボンド ⑩プログノーシス ⑮ハヤヤッコ ⑯シャフリヤール
2014年以降の3着以内馬延べ30頭の前走をレース別で分けると、ジャパンカップ、菊花賞、凱旋門賞、アルゼンチン共和国杯、エリザベス女王杯、天皇賞(秋)、コックスプレートの7競走に絞られる。これ以外のステップで臨んだ馬は、いずれも複勝圏に達していない。
(減点対象馬)
⑥ローシャムパーク ⑨ディープボンド ⑯シャフリヤール
前走の着順については、菊花賞・凱旋門賞であれば不問。菊花賞・凱旋門賞組以外の場合は、エリザベス女王杯が7着以内、天皇賞(秋)は6着以内、ジャパンカップは5着以内、コックスプレート・アルゼンチン共和国杯なら1着が理想。2014年以降、この条件を満たしていなかった馬は、みな複勝圏外に敗れている。
(減点対象馬)
④ブローザホーン ⑥ローシャムパーク ⑦スターズオンアース ⑨ディープボンド ⑩プログノーシス ⑫シュトルーヴェ ⑭ダノンベルーガ ⑯シャフリヤール
前走の単勝人気に関しては、エリザベス女王杯なら8番人気以内、菊花賞が7番人気以内、凱旋門賞は6番人気以内、天皇賞(秋)・ジャパンカップは5番人気以内、コックスプレート・アルゼンチン共和国杯の場合は1番人気がひとつの目安(海外のレースについては、JRAの勝馬投票券発売分における単勝人気順が対象)。2014年以降の1~3着全馬が、この条件をクリアしていた。
(減点対象馬)
④ブローザホーン ⑥ローシャムパーク ⑨ディープボンド ⑫シュトルーヴェ ⑭ダノンベルーガ ⑮ハヤヤッコ ⑯シャフリヤール
近走の成績も重視すべきポイントのひとつ。2014年以降、近2走とも5着以下敗退を喫していた馬が、有馬記念で馬券(3着以内)に絡んだ事例は皆無となっている。該当馬は疑ってかかるべきだろう。
(減点対象馬)
④ブローザホーン ⑦スターズオンアース ⑧レガレイラ ⑫シュトルーヴェ ⑭ダノンベルーガ
2014年以降、近2走内に国内のレースにおいて、単勝9番人気以下の低評価を受けたことのある馬が、当レースで複勝圏を確保したケースはゼロとなっている。上位候補を検討する際には、近走の単勝人気順もしっかりチェックしておきたい。
(減点対象馬)
①ダノンデサイル ④ブローザホーン ⑫シュトルーヴェ ⑬スタニングローズ ⑭ダノンベルーガ ⑮ハヤヤッコ
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まず、高いU指数の出にくい3歳馬については、古馬と分けて考える必要がある。2019年2着のサートゥルナーリア(9位、3番人気)、2021年1着のエフフォーリア(2位、1番人気)、2022年1着のイクイノックス(2位、1番人気)など、直近5年で馬券に絡んだ3歳馬5頭のうち、4頭は4番人気以内となっている。3歳馬は指数順位にかかわらず、上位人気だけを押さえておくという方針でOKだ。
今年はダービー馬の8位タイ①ダノンデサイル(100.0)と、菊花賞馬の11位③アーバンシック(99.4)が4番人気以内に支持されそうな状況。馬券妙味は薄くなってしまうが、過去の傾向に則り、この2頭はしっかり押さえておくべきだろう。
古馬に関しては、時に低指数の人気薄が台頭するケースはあるものの、基本的に指数上位馬を評価するスタンスで問題ない。1位②ドウデュース(104.1)は残念ながら出走取り消しとなってしまったため、国内外で高値安定の走りを披露し続けている2位⑩プログノーシス(102.7)と、昨年2着の3位⑦スターズオンアース(102.4)の2頭を、注目馬として取り上げたい。
中山競馬場は起伏の激しいトリッキーな小回りコースということもあり、自然の地形を活かした欧州の競馬場で実績を残してきた血統を評価しやすい。とくに2012年2着オーシャンブルー・10番人気、2017年2着クイーンズリング・8番人気、2020年2着サラキア・11番人気、2023年2着スターズオンアース・7番人気など、ドイツをルーツとする牝系血脈を持つ人気薄の激走が目立つ。なお、昨年においてはトニービン(1988年凱旋門賞などに勝利)の血を引く馬で1~3着を独占していた。
ほか、近年は勝ち馬の多くが母系からスピードを補う配合のかたちをしていることも特徴的。そのなかでも、サクラバクシンオー(2017年キタサンブラック)、キングカメハメハ(2018年ブラストワンピース)、American Post(2019年リスグラシュー)、クロフネ(2020年クロノジェネシス)、キングヘイロー(2022年イクイノックス)など、マイル以下のG1で勝利実績のある種牡馬を母の父に持つ馬が有力だ。
ローシャムパークは、父ハービンジャー×母レネットグルーヴ(母の父キングカメハメハ)。同産駒には18年の勝ち馬ブラストワンピースが挙げられるが、同馬とは「母の父キングカメハメハ」という配合にも共通点を見いだせる。なお、近年の勝ち馬に倣えば「父が中・長距離×母の父が短距離・マイル」となる血統構成も評価しやすい。本馬において3代母エアグルーヴ、近親ルーラーシップと有馬記念で好走歴のある牝系の血筋も申し分ない。
スターズオンアースは、父ドゥラメンテ×母サザンスターズ(母の父Smart Strike)。昨年は7番人気の低評価を覆して2着と健闘。なお、その昨年はタイトルホルダーも3着となり、出走した同産駒2頭が揃って好走していた。一方、本馬はドイツの名牝Schwarzgoldに遡る牝系であることも見逃せず、同一族からは01年1着マンハッタンカフェ、09~10年2着ブエナビスタ、20年2着サラキアが出ている。今年も人気不問で要注意だろう。
ブローザホーンは、父エピファネイア×母オートクレール(母の父デュランダル)。同産駒の馬券圏内好走は21年1着エフフォーリアに限られるが、22年にはイズジョーノキセキが13番人気4着と大健闘。父系祖父シンボリクリスエスが02~03年に連覇しているため、有馬記念に所縁ある血筋ともいえるだろう。本馬においては中山芝2500mで2戦2勝。春のグランプリホースであることを考えても、年末の大舞台で巻き返す余地はありそうだ。
古馬王道路線を歩んできた猛者と3歳の一流どころが一堂に会す、一年の総決算。テンポイントが宿敵・トウショウボーイとの死闘を制した第22回(1977年)、競走馬としての衰えを隠せず精彩を欠いていたオグリキャップが、最後の闘志を燃やして新興勢力をねじ伏せた第35回(1990年)、その絶対的な強さで人々に勇気を与え続けた英雄・ディープインパクトの完璧なラストラン(第51回・2006年)など、競馬史に残る名場面は数えきれない。第58回(2013年)は、引退レースとして臨んだ三冠馬オルフェーヴルが4コーナーで他馬をひとまくりすると、最後は2着馬に8馬身の差をつけてゴール。鞍上・池添謙一騎手による思いのこもった勝利騎手インタビューとともに、オルフェーヴルの雄姿は熱い記憶として競馬ファンの心に刻み込まれた。