レッドルゼル(競走馬)

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レッドルゼル
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レッドルゼル
写真一覧
現役 牡7 鹿毛 2016年3月25日生
調教師安田隆行(栗東)
馬主株式会社 東京ホースレーシング
生産者社台ファーム
生産地千歳市
戦績24戦[9-8-2-5]
総賞金23,825万円
収得賞金18,590万円
英字表記Red le Zele
血統 ロードカナロア
血統 ][ 産駒 ]
キングカメハメハ
レディブラッサム
フレンチノワール
血統 ][ 産駒 ]
フレンチデピュティ
パープルホワイト
兄弟 フィルムフランセアカノストロング
市場価格
前走 2023/02/19 フェブラリーS G1
次走予定

レッドルゼルの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
23/02/19 東京 11 フェブラリー G1 ダ1600 168159.032** 牡7 58.0 川田将雅安田隆行 488
(0)
1.35.8 0.235.7⑭⑭レモンポップ
22/11/03 盛岡 11 JBCスプリ G1 ダ1200 14--------4** 牡6 57.0 川田将雅安田隆行 488
(--)
1.09.8 0.7----ダンシングプリンス
22/10/05 大井 11 東京盃 G2 ダ1200 8--------1** 牡6 58.0 川田将雅安田隆行 487
(--)
1.10.6 -0.2----テイエムサウスダン
22/03/26 アラ 6 ドバイGS G1 ダ1200 13--------2** 牡6 57.0 川田将雅安田隆行 --0000 ------スイッツァランド
22/02/20 東京 11 フェブラリー G1 ダ1600 16353.916** 牡6 57.0 川田将雅安田隆行 494
(+6)
1.34.6 0.834.9⑧⑥カフェファラオ
21/11/03 金沢 9 JBCスプリ G1 ダ1400 12--------1** 牡5 57.0 川田将雅安田隆行 488
(--)
1.24.6 -0.6----サンライズノヴァ
21/10/06 大井 11 東京盃 G2 ダ1200 13--------3** 牡5 56.0 川田将雅安田隆行 486
(--)
1.10.4 0.1----サクセスエナジー
21/03/27 アラ 6 ドバイGS G1 ダ1200 13--------2** 牡5 57.0 R.ムーア安田隆行 --0000 ------ゼンデン
21/02/21 東京 11 フェブラリー G1 ダ1600 168166.034** 牡5 57.0 川田将雅安田隆行 490
(-4)
1.34.9 0.535.5⑩⑪カフェファラオ
21/01/31 東京 11 根岸S G3 ダ1400 16232.511** 牡5 56.0 川田将雅安田隆行 494
(+2)
1.22.3 -0.035.1⑨⑩ワンダーリーデル
20/12/13 中山 11 カペラS G3 ダ1200 166123.012** 牡4 56.0 川田将雅安田隆行 492
(0)
1.09.8 0.035.4⑩⑩ジャスティン
20/10/24 京都 11 室町S OP ダ1200 16123.621** 牡4 56.0 川田将雅安田隆行 492
(+8)
1.09.4 -0.034.4⑩⑩リュウノユキナ
20/07/12 阪神 11 プロキオンS G3 ダ1400 16353.618** 牡4 56.0 川田将雅安田隆行 484
(-2)
1.22.7 0.936.3④⑤サンライズノヴァ
20/06/13 阪神 11 天保山S OP ダ1400 166122.012** 牡4 57.0 北村友一安田隆行 486
(-4)
1.22.4 0.136.1⑨⑧サヴィ
20/04/04 阪神 11 コーラルS (L) ダ1400 16351.911** 牡4 55.0 川田将雅安田隆行 490
(+6)
1.22.5 -0.136.2サクセスエナジー
20/02/09 京都 9 橿原S 3勝クラス ダ1200 167141.411** 牡4 57.0 川田将雅安田隆行 484
(0)
1.10.9 -0.536.2⑦⑤ロードラズライト
20/01/05 京都 10 門松S 3勝クラス ダ1200 16232.412** 牡4 56.0 北村友一安田隆行 484
(+4)
1.10.1 0.035.0⑥⑤ジャスティン
19/11/23 東京 10 銀嶺S 3勝クラス ダ1400 16113.812** 牡3 55.0 北村友一安田隆行 480
(+8)
1.22.9 0.135.7ブルベアイリーデ
19/10/21 東京 9 三峰山特別 2勝クラス ダ1300 165103.511** 牡3 55.0 北村友一安田隆行 472
(+2)
1.17.2 -0.535.6オリオンパッチ
19/04/28 京都 10 端午S OP ダ1400 15585.127** 牡3 56.0 北村友一安田隆行 470
(+4)
1.24.7 0.636.8⑤⑤ヴァニラアイス

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レッドルゼルの関連ニュース

25日にUAEドバイのメイダン競馬場で行われる国際競走の枠順抽選会が22日(日本時間23日深夜)に行われた。日本馬が4頭出走するドバイゴールデンシャヒーンの枠順は以下の通り。

ドバイゴールデンシャヒーン(GⅠ、ダート1200メートル)

(左から、枠番、馬番、性齢、斤量、騎手)

❶⑩シベリウス セン5歳 57キロ R.ムーア

❷⑬スイッツァランド セン9歳 57キロ T.オシェア

❸⑫スーパーオチョ 牡4歳 57キロ H.ベリオス

❹⑭タズ セン6歳 57キロ J.ダシルヴァ

❺③ホプキンズ 牡5歳 57キロ L.デットーリ

❻⑤レモンポップ 牡5歳 57キロ 坂井 瑠星

❼⑨ロードブロック セン5歳 57キロ O.チャベス

❽④ジャスティン 牡7歳 57キロ B.ムルザバエフ

❾⑧リメイク 牡4歳 57キロ 武 豊

❿⑦レッドルゼル 牡7歳 57キロ 川田 将雅

⓫⑪サウンドマネー 牡5歳 57キロ M.バルザローナ

⓬①シーズィーロケット セン9歳 57キロ A.フレス

⓭②ガナイト 牡4歳 57キロ T.ガファリオン

⓮⑥ムーヒーブ 牡5歳 57キロ J.ドイル

【ドバイゴールデンシャヒーンの注目点】日本馬初の制覇目指してGⅠ馬レモンポップが出走! 2023年3月21日(火) 15:15

★連対率100%のレモンポップが海外初出走 2年連続2着のレッドルゼルも参戦

ドバイゴールデンシャヒーンに出走予定の日本馬は、今年のフェブラリーSを制したレモンポップ(牡5歳、美浦・田中博康厩舎)、同2着のレッドルゼル(牡7歳、栗東・安田隆行厩舎)、サウジアラビアのリヤドダートスプリント3着のリメイク(牡4歳、栗東・新谷功一厩舎)、同4着のジャスティン(牡7歳、栗東・矢作芳人厩舎)の4頭で、日本馬初の同レース制覇を目指す。

今回が初の海外遠征となるレモンポップは、デビュー以来11戦8勝、2着3回で連対率100%を継続している。レモンポップはレモンドロップキッド(Lemon Drop Kid)産駒の米国産馬で、JRA所属の外国産馬が海外GⅠを勝てば、2003年クイーンエリザベスⅡ世Cを制したエイシンプレストン(父Green Dancer)以来20年ぶりとなるが、海外でも好走することができるか。なお、レモンポップには海外GⅠ初勝利がかかる坂井瑠星騎手が前走に続き騎乗を予定している。また、レッドルゼルは2021、22年と2年続けてドバイゴールデンシャヒーンで2着に入っており、3年連続の参戦となる。過去のドバイゴールデンシャヒーンでは、11年ロケットマン、19年エックスワイジェットが前年2着の雪辱を果たす勝利を挙げているが、レッドルゼルは三度目の正直で同レースを制すことができるか。

★昨年の覇者スイッツァランドは今年初戦を快勝 前哨戦を制したサウンドマネーにも注目

ドバイゴールデンシャヒーン連覇を目指すスイッツァランド(セン9歳、UAE、B・シーマー厩舎)は、昨年の同レース以来の出走となった1月のドバウィSで2着馬に1馬身半差をつけて1着となった。ドバイゴールデンシャヒーンでは、01、02年にコーラーワン、17、18年にマインドユアビスケッツが連覇を遂げているが、スイッツァランドは今年も同レースを制すことができるか。

また、ドバイゴールデンシャヒーンの前哨戦として実施されるマハブアルシマールは、アメリカからの移籍初戦となったUAEのサウンドマネー(牡5歳、B・シーマー厩舎)が制した。ドバイゴールデンシャヒーンでは同年のマハブアルシマール勝ち馬が好成績を挙げており過去10回では3勝、2着1回、3着2回という成績だが、サウンドマネーは本番のドバイゴールデンシャヒーンでも好走することができるか。

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ドバイワールドCデーの出走馬確定 メインのワールドCは過半数が日本馬 2023年3月20日(月) 22:06

2023ドバイワールドカップデー(25日、UAEドバイ・メイダン競馬場)の出走馬が20日、確定した。メインのドバイワールドカップ(GI、ダート2000メートル)は15頭立てとなり、このうち8頭が日本調教馬。実に過半数を日本馬が占める形となった。6~9Rに行われ、日本で馬券発売が実施されるレースの出走馬は次の通り。

●6R ドバイゴールデンシャヒーン(GI、3歳以上、ダート・左1200メートル)

1シーズィーロケット(米) A.フレス

2ガナイト(米) T.ガファリオン

3ホプキンズ(米) L.デットーリ

ジャスティン(日) B.ムルザバエフ

レモンポップ(日) 坂井瑠星

6ムーヒーブ(UAE) J.ドイル

レッドルゼル(日) 川田将雅

リメイク(日) 武豊

9ロードブロック(UAE) O.チャベス

10シベリウス(米) R.ムーア

11サウンドマネー(UAE) M.バルザローナ

12スーパーオチョ(米) H.ベリオス

13スイッツァランド(UAE) T.オシェア

14タズ(UAE) J.ダシルヴァ

●7R ドバイターフ(GI、北半球産馬4歳以上、南半球産馬3歳以上、芝・左1800メートル)

1アルファリーク(UAE) D.オニール

ダノンベルーガ(日) J.モレイラ

ドウデュース(日) 武豊

4エルドラマ(英) D.イーガン

5グロリアスドラゴン(香) N.カラン

6ジュンコ(仏) M.ギュイヨン

7ロードノース(英) L.デットーリ

8マスターオブザシーズ(UAE) J.ドイル

9ネーションズプライド(UAE) W.ビュイック

10オーダーオブオーストラリア(愛) R.ムーア

11リアルワールド(UAE) O.マーフィー

12セリフォス(日) D.レーン

13シリアー(英) J.ワトソン

14シャールズスパイト(加) A.フレス

15サーバスカー(英) B.カーティス

16ヴァンドギャルド(日) M.バルザローナ

●8R ドバイシーマクラシック(GI、北半球産馬4歳以上、南半球産馬3歳以上、芝・左2410メートル)

1ボタニク(仏) M.バルザローナ

2モスターダフ(英) J.クローリー

3レベルスロマンス(UAE) W.ビュイック

4ロシアンエンペラー(香) A.サナ

5セニョールトーバ(香) L.デットーリ

シャフリヤール(日) C.デムーロ

イクイノックス(日) C.ルメール

8ウエストオーバー(英) R.ムーア

9ザグレイ(仏) C.スミヨン

10ウインマリリン(日) D.レーン

●9R ドバイワールドカップ(GI、北半球産馬4歳以上、南半球産馬3歳以上、ダート・左2000メートル)

1アルジールス(英) J.ドイル

2ベンドゥーグ(UAE) C.スミヨン

カフェファラオ(日) J.モレイラ

4カントリーグラマー(米) L.デットーリ

クラウンプライド(日) D.レーン

6エンブレムロード(サウジアラビア) A.アル・ファライディ

ジオグリフ(日) C.ルメール

ジュンライトボルト(日) R.ムーア

パンサラッサ(日) 吉田豊

10リモース(UAE) T.オシェア

11サルートザソルジャー(バーレーン) A.デフリース

12スーパーコリント(米) H.ベリオス

13テーオーケインズ(日) O.マーフィー

14ウシュバテソーロ(日) 川田将雅

15ヴェラアズール(日) C.デムーロ

また、2Rのゴドルフィンマイル(GⅡ、ダート・左1600メートル)は14頭立てで、日本からはバスラットレオンラウダシオンウインカーネリアンが出走。5RのUAEダービー(GⅡ、ダート・左1900メートル)は13頭立てで、日本からはコンティノアールデルマソトガケドゥラエレーデゴライコウペリエールが出走する。

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パンサラッサ、イクイノックス、ドウデュースなど ドバイワールドCデーの招待をJRA所属馬計27頭が受諾 2023年3月13日(月) 15:15

JRAは13日、「2023ドバイワールドカップデー」(3月25日、メイダン)について、ドバイゴールデンシャヒーンドバイターフドバイシーマクラシックドバイワールドカップの4競走で勝馬投票券を発売すると発表した。また、ドバイワールドカップデーに行われる諸競走の招待を受諾したJRA所属馬27頭も合わせて次の通り発表した。

ドバイワールドカップ(GI、ダート2000メートル)=総賞金1200万米ドル(1着賞金696万米ドル)

ヴェラアズール(牡6歳、栗東・渡辺薫彦厩舎)

ウシュバテソーロ(牡6歳、美浦・高木登厩舎)

カフェファラオ(牡6歳、美浦・堀宣行厩舎)

クラウンプライド(牡4歳、栗東・新谷功一厩舎)

ジオグリフ(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎)

ジュンライトボルト(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)

テーオーケインズ(牡6歳、栗東・高柳大輔厩舎)

パンサラッサ(牡6歳、栗東・矢作芳人厩舎)

ドバイシーマクラシック(GI、芝2410メートル)=総賞金600万米ドル(1着賞金348万米ドル)

イクイノックス(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎)

ウインマリリン(牝6歳、美浦・手塚貴久厩舎)

シャフリヤール(牡5歳、栗東・藤原英昭厩舎)

ドバイターフ(GI、芝1800メートル)=総賞金500万米ドル(1着賞金290万米ドル)

ヴァンドギャルド(牡7歳、栗東・藤原英昭厩舎)

セリフォス(牡4歳、栗東・中内田充正厩舎)

ダノンベルーガ(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)

ドウデュース(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)

ドバイゴールデンシャヒーン(GI、ダート1200メートル)=総賞金200万米ドル(1着賞金116万米ドル)

ジャスティン(牡7歳、栗東・矢作芳人厩舎)

リメイク(牡4歳、栗東・新谷功一厩舎)

レッドルゼル(牡7歳、栗東・安田隆行厩舎)

レモンポップ(牡5歳、美浦・田中博康厩舎)

◆UAEダービー(GⅡ、ダート1900メートル)=総賞金100万米ドル(1着賞金58万米ドル)

ゴライコウ(牡3歳、栗東・新谷功一厩舎)

コンティノアール(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)

デルマソトガケ(牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎)

ドゥラエレーデ(牡3歳、栗東・池添学厩舎)

ペリエール(牡3歳、美浦・黒岩陽一厩舎)

◆ゴドルフィンマイル(GⅡ、ダート1600メートル)=総賞金100万米ドル(1着賞金58万米ドル)

ウインカーネリアン(牡6歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)

バスラットレオン(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎)

ラウダシオン(牡6歳、栗東・斉藤崇史厩舎)

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【ドバイゴールデンシャヒーン】2週前追い レッドルゼルは軽快に5F66秒2 2023年3月9日(木) 04:39

フェブラリーSの2着馬レッドルゼル(栗・安田隆、牡7)は、栗東CWコースで単走。軽快な脚取りで馬なりで5ハロン66秒2-11秒6をマークした。「検疫初日で少しエキサイトしていたので、ガス抜きを兼ねてしまいをサッと伸ばしましたが、動きは良かったです。これでリラックスしてくると思います」と安田助手。過去2年はともに2着で、3度目の正直を狙う。

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レッドルゼルはドバイゴールデンシャヒーンで〝三度目の正直〟に挑戦 2023年2月22日(水) 18:22

フェブラリーS2着のレッドルゼル(栗・安田隆、牡7)は、ドバイゴールデンシャヒーン(3月25日、メイダン、GⅠ、ダ1200メートル)への招待を陣営が受諾した。馬主の東京サラブレッドクラブが22日に発表した。鞍上は引き続き川田騎手を予定。同レースでは2年連続で2着に好走しており、〝三度目の正直〟に期待が高まる。

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レッドルゼルの関連コラム

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前回はレースに触れることなく、「ドバイの今」ばかりに終始してしまいました。ドバイに通うようになって十数年、コロナ禍の後の凋落ぶりには驚愕を隠しえず、饒舌に語りすぎてしまいました。ご寛恕下さい。
お待たせしました。日本で発売される4レースの分析に入ります。アタクシの自信あり! 実はこの4レースには入っていないのですが(笑)。

ドバイゴールデンシャヒーン(ダート1200m)
日本勢未勝利のこのレースに昨年、一昨年2着と涙を飲んだレッドルゼル(牡7・安田隆行)が3度目の挑戦。日本勢が勝鬨の声を上げる時がいよいよ到来したようです。レッドルゼルの執念をもちろん無視はできませんが、アタクシの期待、そして自信の一頭はレモンポップ(牡5・田中博康)です。

レモンポップフェブラリーSでG1ホースとなり、堂々とドバイに名乗りを上げてきました。しかし、ここまでには紆余曲折がありました。マイルのフェブラリーSを勝ったものの最適距離は1400m。根岸Sを勝って重賞ウィナーとなった直後、田中博康調教師とドバイ挑戦に関して電話で話をしました。田中調教師はゆったりとしたローテーション求めて根岸Sからドバイに直行したい意向でした。しかし、オーナーサイドの強い意向で1ハロン長いフェブラリーSを使わざるを得なくなってしまったのです。

オーナーサイドとはドバイ首長のシェイク・モハメドが日本に設けた競馬大本営、ダーレージャパン、即ち世界のゴドルフィン日本支店です。ダーレージャパンが開場して既に15年、生産馬からはG1ホ-スを輩出しているものの、自らの服飾で出走させた所有馬からはG1ホースを出すことはありませんでした。昨今は世界の競馬シーンで黄昏を感じさせる成績しか残せていないゴドルフィンとしては何としても日本でのG1の勲章が欲しかったのです。

レモンポップはオーナーサイドの期待に応えて横綱相撲といえるような堂々のG1初勝利をおさめました。レース直後に田中調教師に祝いの電話を入れたのですが、その声は思ったほど弾んではいませんでした。
「まだまだ足りないところがあるんですよ。1ハロン長いフェブラリーSは坂井君の好騎乗に助けられて勝ったようなものです。ローテーションは厳しくなりましたが、最適の1400mから1ハロン短い1200mならマイルほどの心配はありません」

田中調教師は謙虚を絵に描いたような誠実な人柄、その控えめな表現からは十分な自信が感じ取られました。中心はレモンポップで不動、さてレモンの前に立ちはだかるのはもちろん日本勢。前出のレッドルゼルは外せず、これに有終の美とまでは行かなかったもののリヤドダートスプリント3着と引退する福永祐一に快心のラストライドを飾らせたリメイク(牡4・新谷功一)、そのリメイクに僅かに及ばぬ4着だったジャスティン(牡7・矢作芳人)も挽回を図ります。

海外勢は昨年の覇者、スイッツァランド(首・セ9・B.シーマー・9‐3‐4‐12)、昨年BCスプリント2着のシーズィーロケット(米・セ9・P.ミラー・12-7-5-12)とも既に9歳、上がり目は期待できず、この2頭よりは格下ながらリヤドダートスプリント2着のガナイト(米・牡4・S.アスムッセン・7‐5‐1‐2)、ホプキンズ(米・牡5・B.バファート・3-3-0-1)、シベリウス(米・セ5・J.オドワイヤー・6-3-3-6)の3頭が前出老齢馬よりは遥かに上位。リメイクジャスティン以上レッドルゼル未満の評価をしたいと思います。特にL.デットーリ騎乗のホプキンズとR.ムーア騎乗のシベリウスからは目が離せません。

日本では日本の4頭が圧倒的な人気を集めること必至ですが、高配当は日本では人気薄の外国勢から。レモンポップから上記3頭の外国勢を買わない訳にはいかないと展望します。

さて、当地22日夕方から注目の枠順抽選。ドバイゴールデンシャヒーンよりも枠の内外が影響するドバイシーマクラシックドバイターフドバイワールドカップは枠順が決まってから展望させて下さい。
※外国馬馬名の後の丸括弧は調教国・性齢・調教師・成績の順。※国名:首=ドバイ


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。


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2023年2月12日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年02月12日号】特選重賞データ分析編(345)~2023年フェブラリーステークス
閲覧 2,179ビュー コメント 0 ナイス 7



次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 フェブラリーステークス 2023年02月19日(日) 東京ダ1600m


<ピックアップデータ>

【“JRA、かつ左回り、かつ1900m未満、かつ重賞のレース”において1着となった経験の有無別成績(2018年以降)】
○あり [5-4-4-31](3着内率29.5%)
×なし [0-1-1-32](3着内率5.9%)

 東京ダ1600mのレースが合いそうな馬を素直に重視したい一戦。2018年以降の3着以内馬15頭中13頭は、左回りのJRA重賞を勝ったことがある馬でした。右回りのレースや地方のダートグレード競走を主戦場としてきた馬は扱いに注意するべきでしょう。

主な「○」該当馬→ソリストサンダーレッドルゼル
主な「×」該当馬→ショウナンナデシコスピーディキックヘリオスメイショウハリオ


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「父がミスタープロスペクター系種牡馬」の馬は2018年以降[4-2-1-15](3着内率31.8%)
主な該当馬→スピーディキックレッドルゼル

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2022年11月2日(水) 16:40 山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~JBCスプリント2022~
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 JBCスプリントは、ダートスプリント路線の頂点を決める一戦。このレースは今年で第22回目を迎えるが、第6回目の川崎開催時にはまさかの『JBCマイル』として行われ、競馬関係者やファンからブーイングを食らったことがあった。それ以降は距離1000m~1400mのスプリント戦で施行されている。

 主なメンバーは、前哨戦の東京盃組やマイルチャンピオンシップ南部杯組。近年は芝のスプリンターズSからの参戦も目立つ。また1400m開催時には、JBCクラシックへの出走が叶わなかった同年の白山大賞典の優勝馬が出走したこともあった。

 本来は前走で同距離か今回と1F前後の距離を使われている馬のほうが有利なはずだが、2.5Fの距離短縮でも白山大賞典の優勝馬が連対してしまうのが、スプリント路線の現状である。2008年にスマートファルコンが、2009年にアドマイヤスバルがともに2着と好走している。近年スプリント路線はレースが充実しているので、それらが出走してくるチャンスはそうないが、前走でスプリント戦に出走している馬よりもマイル~中距離に出走している馬のほうが上という傾向は覚えておきたい。

 つまり、このレースは同年の東京盃に出走していた馬よりも、マイルチャンピオンシップ南部杯に出走していた馬が有力。特に優勝馬が有力で、それらの過去10年の成績は【2・1・1・0】。2013年にエスポワールシチーが1着、2017年にコパノリッキーが2着、2015年にベストウォーリアが3着と、JBCスプリントが1200mで施行された年でも活躍している。

 さらに同年のマイルチャンピオンシップ南部杯に出走していた、同年のフェブラリーS4着以内馬も有力。過去10年のこのレースでの成績は【1・1・2・0】。1着の該当馬は、2013年のエルポワールシチー。2着の該当馬は、2016年のベストウォーリア。3着の該当馬は、2013年のセイクリムズン、2015年のベストウォーリア

 また同年のマイルチャンピオンシップ南部杯に出走していた、同年のかしわ記念3着以内の馬も有力。過去10年のこのレースでの成績は【2・1・1・0】。1着の該当馬は2013年のエルポワールシチー、2017年のコパノリッキー。2着の該当馬は2016年のベストウォーリア、3着の該当馬も2015年のベストウォーリアである。とにかく前走で南部杯に出走していた馬の活躍が目立つので、該当馬が出走していればそれらを本命候補としたい。

 一方、同年の東京盃で連対した馬のこのレースでの成績は、過去10年で【3・1・4・10】と、凡走率が高く、あまり信頼が置けない。特に前半3Fが前半3Fが34秒1より速い年で3角6番手以下を追走して連対した馬は、百発百中で人気を裏切っている。該当馬は、2014年の1番人気馬ノーザンリバー→5着、2016年の5番人気馬ドリームバレンチノ→10着、2021年の3番人気馬リュウノユキナ→5着である。東京盃でいわゆる展開に恵まれて連対した馬は、消してこそ馬券妙味だろう。

 しかし、同年のフェブラリーSで5着以内だった同年の東京盃3着以内馬は、ここでも活躍している。前記したように東京盃の前半3Fが34秒1より速い年で3角6番手以下を追走して連対した馬を除けば、過去10年のこのレースでの成績は【2・0・1・0】。1着の該当馬は、2017年のニシケンモノノフ、2021年のレッドルゼル。3着の該当馬は、2019年のコパノキッキングである。

 その他、前々走でダートグレード、もしくは南関東のアフター5スター賞を優勝した馬で、前走東京盃を逃げた馬も活躍。このレースでの過去10年の成績は、【1・2・0・0】と連対率100%だ。1着の該当馬は、2016年のダノンレジェンド。2着の該当馬は、2014年のサトノタイガー、2018年のマテラスカイだ。遡れば2010年の優勝馬サマーウインドも前記に該当している。

 最後に穴馬を紹介すると、前々走で大井のアフター5スター賞で連対した、前走の東京盃敗退馬だ。このレースは過去10年で地方馬が3度連対しているが、2014年に6番人気で2着と好走したサトノタイガーと2020年に優勝したサブノジュニアが前記に該当している。また遡れば2010年に6番人気で2着と好走したナイキマドリードも前記に該当していることから、南関東のスプリント路線馬は人気以上に手強いと言えるだろう。

 その他、スプリント路線よりもレベルが高いマイルチャンピオンシップ南部杯で4着以下に敗れた馬が穴を開けている。過去10年では2021年の南部杯で7着に敗れたサンライズノヴァが5番人気で2着に好走、2012年の南部杯で5着に敗れたスーニも4番人気で3着と好走している。南部杯の敗退馬は、この後、中央の武蔵野Sを使ってチャンピオンズCを目指すことが多く、滅多に出走してこないが、意外と好走しているので要警戒だ。


 まとめるとこうなる!

 ●本命候補
 ・同年のマイルチャンピオンシップ南部杯で優勝した馬。
 ・同年のマイルチャンピオンシップ南部杯に出走していた、同年のフェブラリーS4着以内馬。
 ・同年のマイルチャンピオンシップ南部杯に出走していた、同年のかしわ記念3着以内馬。
 ・同年のフェブラリーSで5着以内かつ、同年の東京盃で3着以内の馬。
 (前走の東京盃が前半3F34秒1以内のハイペースだった年に、3角6番手以降から連対した馬を除く)
 ・前々走でダートグレードかアフター5スター賞を優勝かつ、前走の東京盃で逃げた馬。
 ・前走の白山大賞典で優勝した馬。

 
 ●穴馬候補
 ・前々走でアフター5スター賞で連対した、前走東京盃凡退馬。
 ・前走のマイルチャンピオンシップ南部杯で4着以下だった馬。

 ●危険な人気馬
 ・前走の東京盃が前半3F34秒1以内のハイペースだった年に、3角6番手以降から連対した馬。

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2022年10月4日(火) 14:10 山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~東京盃2022年~
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 東京盃は11月の大一番、JBCスプリントの前哨戦。このレースはダ1200mでは唯一の「JpnII」だけあって、スプリント路線のダートグレードの上位馬はもちろんのこと、マイル路線馬やアフター5スター賞の上位馬、さらには芝からの路線変更馬など、様々な路線馬が集う。東京盃で5着以内の馬が8年連続でJBCスプリントを優勝しているだけに、とにかく目が離せない一戦だ。

 まず本命候補を紹介すると、昨年もお伝えしたように過去1年以内にダートグレード勝ちの実績がある、前走テレ玉杯オーバルスプリント出走馬が活躍している。それらはテレ玉杯オーバルスプリントの成績に関係なく、過去10年で【2・2・1・0】。1着の該当馬は、2013年のタイセイレジェンド、2021年のサクセスエナジー。2着の該当馬は、2018年のネロ、2019年のブルドッグボス。3着の該当馬は、2019年のサクセスエナジータイセイレジェンドこそ1番人気だったが、昨年のサクセスエナジーは7番人気、ネロは6番人気、ブルドッグボスは7番人気、3年前のサクセスエナジーは4番人気とどれも人気がないのが面白い。

 さらに同年のフェブラリーSで5着以内だった馬も有力。それらの過去10年の成績は【2・0・2・0】。1着の該当馬は、2014年のノーザンリバー、2019年のコパノキッキング。3着の該当馬は、2017年ニシケンモノノフ、2021年のレッドルゼルだ。これらも出走してくれば、人気にはなるが有力である。

 また前記の馬たちの共通項を見ていくと、全ての該当馬が過去1年以内に1400m以下のダートグレードで優勝している実績があった。ノーザンリバーは前年のカペラS、同年の東京スプリントさきたま杯の優勝馬。ニシケンモノノフは前年の兵庫ゴールドトロフィーと同年の北海道スプリントカップの優勝馬。コパノキッキングは前年のカペラS、同年の根岸Sの優勝馬、レッドルゼルは同年の根岸Sの優勝馬だ。

 他では、近5走以内にJRAのオープンやリステッドを勝利実績のある、前走ダートグレード5着以内かつ、今回3番人気以内だった馬も有力。それらの過去10年の成績は【1・2・3・1】。1着の該当馬は、2020年のジャスティン。2着の該当馬は、2012年のタイセイレジェンド、2021年のリュウノユキナ。3着の該当馬は、2013年のアドマイヤサガス、2015年のコーリンベリー、2021年のレッドルゼル。4着以下は、2016年のノボバカラ(9着)だが、まずまず信用できるだろう。

 また、穴馬候補は同年のアフター5スター賞の連対馬である。2016年の3着馬プラチナグロース(7番人気)や2017年の勝ち馬であり、2018年は2着のキタサンミカズキ(2017年・4番人気、2018年は2番人気)も前記に該当している。遡って2008年に7番人気で2着に好走したディープサマーも、2009年に4番人気で2着したヤサカファインもアフター5スター賞の勝ち馬だった。キタサンミカズキは2017年、2018年ともにアフター5スター賞を勝利していたことからも、東京盃で連対圏内まで狙うのであれば、同年のアフター5スター賞の勝ち馬が好ましい。


 まとめるとこうなる!

 ●本命候補
 ・過去1年以内にダートグレード勝ちの実績がある、前走テレ玉杯オーバルスプリント出走馬。
 ・同年のフェブラリーSで5着以内の馬。
 ・近5走以内にJRAのオープンやリステッドを勝利実績のある、前走のダートグレードで5着以内馬。
  (今回3番人気以内が条件)
  

 ●穴馬候補
 ・前走のアフター5スター賞で連対していた馬。
  (連対圏内まで狙うのであれば、同レース優勝が条件)

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2022年3月25日(金) 13:00 甘粕代三
【甘粕代三のドバイWCデーレース展望①】ドバイゴールデンシャヒーン・ドバイターフ
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ウマニティ会員の皆さん、昨年12月香港国際競走以来3ケ月余りの御無沙汰、甘粕代三です。2年ぶりに日本から脱出、22日早朝ドバイに到着致しました。そう、史上最多22頭の日本勢が挑戦するドバイワールドカップデー取材のためです。

2020年3月、出発の前日にコロナ禍のために開催が中止となり、2年間ドバイどころか日本の座敷牢に缶詰となり、悶々とした日々を送ってきました。ドバイ入国にはQRコード付きの陰性証明が必要で、旅立つ前日に大枚3万800円を悪徳医師に毟り取られ、怒髪天を衝くなか出国しましたが、ドバイに一歩足を踏み入れれば怒りも解消、連日メイダン競馬場に朝から出かけては昼過ぎまで日本馬を筆頭に各国出走馬を観察しています。

8レースに22頭が挑戦しながら、日本で発売されるのは第6レース・ドバイゴールデンシャヒーン以降の4レースのみ。海外競馬の馬券発売は日本馬が出走するG1指定競走に限られていますが、エントシャイデンラウダシオンが出走するアルクオーツスプリントはG1ながら発売されません。一体全体どうなってるんでしょうか! JRAのお役所体質は‼

そんなやり場のない怒りはさておいて、今年の日本勢は頭数だけではなく質的にも史上空前です。グランドスラムの可能性を限りなく秘めていることをドバイでの取材で確信しました。今日から発売順に2レースずつ2日にわたって拙い取材の成果をご披露することに致しましょう。


ドバイゴールデンシャヒーン(ダート1200m)
昨年のこのレース2着と涙を飲んだレッドルゼル、重賞未勝利ながら先月のリヤドスプリント3着からドバイに転戦してきたチェーンオブラブの2頭が名乗りを上げました。レッドルゼルの雪辱を大いに期待したいところですが、気になるのは鞍上。昨年のR.ムーアから日本が誇る川田将雅に鞍が戻りました。この二人の間には残念ながら2馬身から3馬身の差があることを認めざるを得ず、頭から狙うのは無謀かもしれません。

短距離ダート戦は米国馬の金城湯池(きんじょうとうち)。メイダン競馬場のダートコースは1年だけタペタトラックを採用しましたが、これを嫌った米国馬の出走が激減したため元のダートに戻した経緯もあります。昨年のBCスプリント2着馬ドクターシーヴェル、ドレインザクロック、今年欧州からドバイに転じG3 3戦2着を続けるアルタリク、リヤドダートスプリント2着のグッドエフォート、今年ドバイでG3 2戦2着のエバーファスト、前哨戦2着のマンジェールを我らがレッドルゼルチェーンオブラブの上位と評価せざるを得ません。

いずれにしても混戦、どんぐりの背比べといえるこのレースは薄く手広く、そして軽めに勝負するに如くはなし、というのが24日現在の状況です。


ドバイターフ(芝1800m)
米国馬の金城湯池であるダートとは打って変わって香港、ドバイの芝コースは日本馬の得意のお座敷。日本のマイル王たるシュネルマイスターが堂々と世界の中距離王者へ狼煙を上げれば、昨年2着のヴァンドギャルドが雪辱を期し、令和のツインターボことパンサラッサも虎視眈々と大魚を狙っています。この3頭中心が中心となり、上位独占も夢ではありません。

シュネルマイスターは昨秋のマイルチャンピオン以来の競馬とはいえ、国内で十分乗り込まれてドバイへ。当地でみたところ万全の状態といえます。不動の中心でしょう。ヴァンドギャルドも昨年の毎日王冠以来、BCマイル、香港マイルと海外遠征続き。温かい陽気が性に合うのか、当地でも元気いっぱい。
しかしながら、日本のマイル王が雪辱の前に立ちはだかっています。気になるのはドバイへの重要なステップレース、中山記念を好時計で逃げ切ったパンサラッサです。

「外枠は全く気にならない。気持ちよく逃げられれば、どこまででも逃げる馬。ハナを切れればひょっとするよ。重の鬼だからヨーロッパ遠征も考えたんだけど、中山記念でパンパンの良馬場にも対抗できることが証明できたし、ドバイの馬場も全く問題なし!」
海外遠征プロ中のプロ、矢作芳人調教師が未明のメイダン競馬場でこっそりと教えてくれました。つかまってしまえば二束三文のパンサラッサ、単勝か1着固定3連単の狙い打ちが勝負馬券、といったところでしょうか。

さて、昨年の覇者、ロードノースは昨年のこのレースの後、11か月の長期休養。先月の復帰戦では得意の芝ではなく初のダートで使い始め。1番人気で2着と面目を施しましたが、見る限り昨年の出来にはありません。カーネルリアムは米国では珍しい芝馬ですが、高賞金で名高いペガサスWCターフを連覇してドバイ直行。ロードノースが復調に手間取るなら、こちらが上位かもしれません。

このほかではホストであるゴドルフィンを中心に7頭が居並びますが、いずれも帯に短したすきに長しと高い評価はできません。上に挙げた5頭の競馬、これをどう組み合わせるか――。これが勝負の分かれ目です。我らがシュネルマイスター1着固定の3連単、どう組み合わせるか、無い頭を悩ませることになりそうです。

さて、明日は日本馬の活躍に期待が更に高まるドバイシーマクラシック、メーンレースのドバイワールドカップの展望をお伝え致します。ご期待下さい。


★”日本と香港を股にかけて活躍する”海外プロ甘粕代三プロが、海外馬券販売レースのドバイワールドカップデー3レースの予想提供をいたします。当日の予想にご期待ください。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。

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2022年2月16日(水) 19:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック フェブラリーS2022 
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



2月20日(日) 東京11R 第39回フェブラリーS(4歳以上G1・ダート1600m)

【登録頭数:24頭】(フルゲートト:16頭)


<優先出走馬>

スワーヴアラミス(前走492kg(+6kg)、中3週)<D>
前走Vも昨春から使い詰めで、マイル戦も今回が初めて。この中間、2週前1週前とCWを長めから追われているが、1週前の動きを見ると終い脚が上がり気味で、前走時のような勢いがない。

テイエムサウスダン(前走554kg(+10kg)、中2週)<B>
大型馬で前走時(+10kg)のパドックでは腹周りに余裕がある感じだった。この中間は1週前の金曜日に坂路で追われて終い好時計も、切れすぎるところがありマイル実績もなく距離の面で不安は残る。


<賞金上位馬>

テーオーケインズ ※出走回避予定

ソダシ(前走470kg(-4kg)、中10週)<B>
乗り込み豊富も、追い切りでは好時計の出る馬が、1週前追い切りでは仕掛けられてからの反応が遅い印象の動き。物足りなさが残る。

ケイティブレイブ(前走537kg(+11kg)、中2週)<D>
川崎記念から間隔が詰まっており、日曜日に坂路で追われたが併走遅れで時計も平凡。

マルシュロレーヌ ※出走回避予定

アルクトス(前走544kg(-1kg)、4ヵ月半)<C>
休み明け。この中間は、1週前追い切り(南W)では直線でステッキが何度も入りと、反応が良くない。暖かい時期のようには馬体が絞れてきていないのかもしれない。

ミューチャリー(前走466kg(+6kg)、中7週)<C>
この中間は速い時計で3本追い切られている。1週前追い切りでは先着をはたしてきたが、この馬にとしては時計が遅い。

レッドルゼル(前走488kg(+2kg)、3ヶ月半)<A>
今年は休み明けでの参戦となるが、鉄砲駆けするタイプで問題はない。坂路で好時計の出る馬で、1週前追い切りでは重心が低い走りで抜群の伸び脚を披露。出来はかなり良さそうで、昨年以上の走りも期待できそう。

カフェファラオ(前走520kg(-4kg)、中10週)<B>
追い切りの時計は、自動計測になっているので昨年よりもかなり速い今回。その動きからも、昨年の勝ち馬が前走を一度使われて良化してきたという印象を受ける。

エアスピネル(前走486kg(+4kg)、中10週)<B>
乗り込み豊富で坂路で好時計。1週前追い切りでも、デムーロ騎手が騎乗して上々の動きをアピールしている。

サンライズノヴァ(前走527kg(-7kg)、中7週)<A>
この中間は2週前、1週前と併せ馬で先着。動きを見ても終いグッとひと伸びしてみせており、昨年よりは出来は良さそう。

テオレーマ(前走472kg(-4kg)、中3週)<A>
ここ3戦レースを使われるごとに体重が減っている点は気がかりだが、それでも中3週と間隔が詰まっている中で1週前追い切りでは終いしっかり伸びて併せて先着を決めてきた。引き続き調子は良さそう。

ソリストサンダー(前走488kg(+4kg)、中2週)<B>
前走時のパドックでは腹周りに余裕を感じさせていたので、前走を一度使われて馬体が締まってくれば上積みを期待できそう。

インティ(前走516kg(-10kg)、中10週)<B>
この中間も乗り込み豊富。1週前追い切りは武豊騎手が騎乗して気分良さそうに馬なりでの調整となったが、やや硬さはあるものの前走時よりも動きは良い。

ダイワキャグニー(前走500kg(+8kg)、中6週)<C>
この中間、1週前追い切りでは南Bコースで追われ好時計で先着。ただ、内めを回ってのもので時計はそれほど目立つ部類でもない。


<除外対象馬>

サンライズホープ(前走552kg(-2kg)、中3週)<B>
前走時は追い切り内容好感で◎にしたが、ゴール前でのもうひと伸びが足りなかった。大型馬でこの中間も追い切りで好時計が出ているあたりからは上積みが見込めそうだが、距離短縮がポイントになりそう。長めの距離の方が良い印象はぬぐえない。

タイムフライヤー(前走480kg(+4kg)、中2週)<C>
休み明けの前走時は、追い切りでは良い動きを見せていたがレースでは物足りない内容。この中間は軽めの調整となっていて、上積みはありそうだが大きな変わり身まではどうか。

アナザートゥルース(前走479kg(-3kg)、中7週)<C>
この中間の追い切り時計を見ると、いつもよりも時計がかかっていてやや物足りない感じあり。

タガノビューティー(前走518kg(-4kg)、中2週)<C>
この中間は間隔が詰まっていて軽めの調整。そもそも大柄な馬が強めに追われていない点はマイナス材料。

ブルベアイリーデ(前走488kg(+6kg)、中3週)<C>
1週前追い切りでは、走りやすそうな馬場も時計平凡。

カデナ(前走494kg(+16kg)、中3週)<B>
1週前追い切りでは時計は平凡も重心が低い走りで力強さがあり、前走からの上積みがありそう。

クロパラントゥ(前走522kg(-2kg)、連闘)<E>
乗り込み豊富でしっかり乗りこまれ臨んだ先週大敗。

ゲンパチフォルツァ(前走522kg(+8kg)、連闘)<E>
先週出走も見せ場なし。


※今回のこのコラムからの推奨馬は、レッドルゼルテオレーマサンライズノヴァの3頭をあげておきます。


<東京ダート1600mVR動画>



◇今回は、フェブラリーS編でした。
今年最初のJRAでのG1レースが行われます。トップクラスの馬たちがサウジカップやドバイワールドカップに向かうため、やや寂しいメンバー構成となってしまいました。この時期にこの距離となると、チャンピオンズ_Cのように豪華メンバーになることはなかなか難しそうですが、南部杯、武蔵野S、東海Sあたりのステップレースを中心にこの路線の底上げ、充実を図っていけばダートのマイル路線の頂点としてもう少し盛り上がり方も違ってくるのかもしれません。

フェブラリーステークス出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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レッドルゼルの口コミ


口コミ一覧
閲覧 41ビュー コメント 0 ナイス 6

今週の土曜日にドバイのメイダン競馬場ではドバイゴールデンシャヒーンが開催されます。

十色の注目馬は、

●レッドルゼル

●レモンポップ

 大・大・大期待である❗

 LS指数🖍️ 2023年3月9日(木) 07:50
川田騎手が乗ると!
閲覧 93ビュー コメント 0 ナイス 9

馬も変わるのか!
知らないが!

レッドルゼル!
2着に来たのには!
おどろいた!

この馬は!
1400までの馬!
だと思っていたので!

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 ken1 2023年3月5日() 17:30
フェブラリーSは項目Jd最重視で
閲覧 69ビュー コメント 0 ナイス 5

★フェブラリーS

過去10年のデータから

★★A……ZI値13年から9年連続で3位以内が連対、毎年5位以内が連対
⇒〇1位7レモンポップ、2位15レッドルゼル、3位16ケイアイターコイズ

★★B……3着以内馬は、前2走において、aG1で3着以内9/30、
bG2,3で3着以内15/30、cOP以上で3人気以内5/30、
※残り1頭15年ベストウォーリアは
ユニコーンS1や南部杯1など
⇒○a2シャールズスパイト、6メイショウハリオ、11ソリストサンダー、
14ヘリオス
 b7番、9ショウナンナデシコ、15番
 c4ドライスタウト、10テイエムサウスダン、16番
 ※12セキフウ(ユニコーン2)14ヘリオス(南部杯2)

★★C……1人気(4/2/2/2)着外2頭は13年カレンブラックヒル(初ダート)
22年レッドルゼル(前走JBCスプリント勝ちも過去10年3着以内無し=
3着以内馬の前走地方G1組は全て二千M以上)
単オッズ2倍台(3/2/1/0)
6/8頭は4,5才馬
⇒○1人気7番、2倍台、5才

★★D……3着以内馬の前走根岸S組は連対馬、3着以下は消し
⇒○7番
 ×1,3,8,12,10,14番

E……3着以内馬の前走チャンピオンズC組は、当日単オッズ10倍未満(3/2/3/3)
10倍以上(0/1/0/7)2着の21年エアスピネルは芝マイルCS2と富士S1があり
かつプロキオン2と武蔵野3があり)
また上がり3Fが3位以内なら(0/3/1/1)でエアスピネルも該当
⇒なし

★※F……馬体重500K以上(8/7/8/71)500K未満(2/3/2/57)※ただし勝ち時計
1分35秒を切った16,21,22年は、500K未満の馬が3着以内に入っている
ので、スピード馬場では要警戒
⇒○3ケンシンコウ、4番、6番、7番、8アドマイヤルプス、10番、16番

★G……7才以上(0/4/3/60)7頭は全て5人気位以下で近1年以内にダート重賞連対有
⇒5オーヴェルニュ(東海S2)11番(かしわ1)14番(南部杯2)
15番(ドバイG1、2着)

※H……前年6着以下から今年再挑戦(1/0/3/24)1着は18年ノンコノユメで
16年2着あり、
⇒×15番

★I……4才(4/1/1/19)5才(4/4/4/24)6才(2/1/2/25)7才以上(0/4/3/60)
⇒○4才4,12,13番
  5才7番

★J……勝ち馬条件a東京千四〜千六で勝ちか重賞3着以内9/10、b3才時にダート
重賞勝ちあり7/10、cダート戦で0.4差以上勝ち9/10、d過去1年以内にダート
重賞勝ちあり10/10、e馬体重500K以上8/10、f前走JRA出走
⇒○a4、6、7、8、10、11、12、14、15、16番
  b3番(レパード1)4番(全日本2歳)
  c1,3,4,5,7,8,9,10,11,13,14,15,16番
★★◎d6、7、9、10、15番
  e=F参照
  f△2,6,9,11,13,15番

※K……6才以上の3人気以内(1/1/2/7)
⇒△6番(3人気)

★L……1枠(0/0/0/10)16番(0/0/0/9)

連覇中のカフェファラオなど有力馬が回避して、ZI値1位で単オッズ2倍台の7番が有力、
圏内は、4,6,11番と実績から外国馬の2番が加わるが、東京マイルの適性から
相手は6,11番を上位に取るが、3勝級勝ちの6番と昨年3着ソダシに僅差だった
11番は今年8歳になり甲乙つけがたい
4番はマイル勝ちがあるとはいえ地方のコーナー4つのコースを先行したもので
ワンターンの東京で1F伸びてどうか、人気なら評価を下げたい
日本ダートが未知数の2番と同様押さえまで

馬連7→6,11各五百円、7→2,三百円、7→4,六百円、合計4点
三連複7=(6,11)四百円、ー2,4、各二百円、ただし4-6-7,三百円合計五点
三連単7⇔(6,11)→(2,4,6,11)各百円12点
複勝勝負は、問題なければ7番へ
≫≫7-15-6
 22年 
 21年 34.7-46.5-58.5-47.9-35.9(11.9-11.9-12.1)終い2F落差0.2
 20年 34.6-46.4-58.7-48.8-36.5(12.2-11.9-12.4)0.5
 19年 35.8-48.0-60.2-47.6-35.4(11.6-11.4-12.4)1.0
 18年 34.1-45.8-58.3-50.2-37.7(12.6-12.3-12.8)0.5
 17年 34.0-46.2-59.0-48.9-36.1(11.8-12.0-12.3)0.3
7番は好位前目に付けて直線は追い出すとそのまま押し切り完勝
15番は21年僅差4着、22年は内枠で捌けずか、今年は外枠でスムーズに
出走メンバーレベルが落ちた分僅差まで届いたか
6番は出遅れが全てだがそれでも最後尾から際どく追い込む
出遅れ無ければ勝ち馬にもっと迫れたはず
データ的には、項目Jーdが5頭の中の3頭で決着の一方Kは削除で

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コメント一覧
11:
  HELPRO   フォロワー:1人 2023年2月19日() 15:47:06
バ川田と斜行屋のヤオコンビ炸裂。
10:
  HELPRO   フォロワー:1人 2022年2月20日() 23:48:27
もうそろそろ鞍上の化けの皮が剥がれそう。人気馬をあてがってもダメなら「君はまるで三浦皇成のようだね!」と時期に言われるだろう。
だが別に恥ずかしい事ではない。日本人鞍上なら普通の事で全てはあてがわれる馬の能力に左右されるから。
それが人気を裏切る最大の理由。つまりは本人に抜けた実力が無いため右へ習いに成るしかないので。
9:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年7月12日() 12:32:05
マーク、本命、データ◉、乗り替わり

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2023年2月19日フェブラリーS G12着
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