【オーシャンS】データ分析2018年3月3日(土) 13:40
【オーシャンS全頭考察】馬場・血統バイアスから見た出走各馬の見解2018年3月3日(土) 12:40
先週日曜日に公開した「馬場・血統バイアスチェック!」の内容と、先週土~日曜日の中山芝のレース結果をもとに、オーシャンSの出走馬について、好走パターンに合致するかどうかを1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①フミノムーン
父アドマイヤムーンは当舞台および当レースと好相性。多頭数の最内枠は大きな課題だが、ロスなく追走して前が開くようなことがあれば、再度の上位進出があってもおかしくない。
②ラインミーティア
血統面でのマイナス材料はゼロ。重賞実績もあるので、能力だけなら十分に足りるはずだが、前走シンガリ負けは気になるところ。今回は見送りが妥当かも。
③アルティマブラッド
母父は当舞台と好相性。父についてはキレはなくとも、ひと踏ん張り利くパワータイプだけに今の中山の馬場なら減点には及ばない。内めの悪いところを我慢して走れるようであれば、面白い1頭と言えよう。
④ビップライブリー
血統面については父は問題なし。母父の系統も芝1200m巧者を多数輩出しているので不足はない。あとは、初の中山芝1200mで多頭数の内枠を捌けるかどうか。その1点につきる。
⑤ジューヌエコール
父の血筋は開幕週で大活躍。今の中山の馬場についても血統面だけを見れば対応可能。後手に回ると力を発揮できないタイプ。好発を切って好位~前めを取れるかどうかですべてが決まる。
⑥ブレイズアトレイル
父ダイワメジャーは好印象。母父の系統も開幕週で大暴れしているように、血統面の不安は少ない。だが、地方で勝ち切れないうえに、前走大敗。劣勢は否めない。
⑦キングハート
父、母父ともに短距離G1勝ち馬で適性に関しては不足はない。だが、直線平坦コースに良績が集中しているうえに近走不振。今回については苦しいかもしれない。
⑧リエノテソーロ
父、母父ともに適性面の不足はない。しかし、多種多様のクロスが存在しているように、爆発力がある一方で、まったくアテにならないタイプ。人気があれば疑ってかかる、人気がなければ買い、みたいな逆張り戦術が最も適しているのではないだろうか。
⑨ネロ
父の活躍産駒はどちらかと言えば平坦巧者。ただし、同馬は上がりがかかる競馬のほうが向くタイプ。このアンバランスが中山芝1200mでひと押し足りない成績につながっているのかもしれない。単騎ですんなり行けるようなら……の狙いにとどまる。
⑩ダイメイフジ
血統的には可もなく不可もなく。しかし、こうした馬の好走例が多いのもオーシャンSの特徴。無理なく好位~中団から追走できるようなら上位進出もありえる。
⑪スノードラゴン
スプリンターズSを勝っているように、中山芝1200mはベストの舞台。上がりがかかる今の芝コースも歓迎のクチ。展開ひとつで見せ場以上があっても不思議はない。
⑫ラインスピリット
父の舞台適性は文句なし。ただし、あくまでも後続勢の動静次第で結果が左右するタイプ。前半が緩流になれば侮れないが……。
⑬ナックビーナス
成績が示すように、中山芝1200mはベストの舞台。体調さえまともで高速決着にならなければ、勝てずとも大敗はないタイプ。今回は多頭数の外枠が大きな課題。脚をあまり使わずに好位を取れるようなら上位争い可能。
⑭エポワス
中山芝1200mの重賞ということを鑑みると、父が若干弱い印象。年齢的に大望は期待できないかも知れないが、混戦には滅法強いタイプ。3着争いが紛れるようであれば食い込みも。
⑮レーヌミノル
父、母父ともに血統的には文句なし。久々の1200m戦で戸惑いさえしなければ、それなりに走れそう。半面、前走のように追走に四苦八苦するようだと、案外の結果になることも十分に考えられる。
⑯ロードクエスト
父の産駒は古馬になるとパフォーマンスが落ちる傾向。配合的にも現在の中山芝の好走傾向からズレている。末脚の鋭さは認めても、前崩れ&外差しになった場合の押さえまでという評価が妥当かもしれない。 |
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