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★無傷3連勝狙うラストドラフト、弥生賞で京成杯に続き最少キャリアVなるか!
京成杯を制したラストドラフト(牡、美浦・戸田博文厩舎)が、弥生賞に登録している。同馬は父がノヴェリスト、母が2011年の桜花賞馬マルセリーナという血統で、昨年11月25日の新馬戦を勝利で飾ると、続く京成杯も制し、同レース史上初のキャリア1戦での勝利となった。
ラストドラフトには、引き続きC・ルメール騎手が騎乗する予定だが、無傷の3連勝で三冠レースへ向かうことができるだろうか。Vなら、キャリア2戦での弥生賞制覇はレース史上最少キャリアタイとなる。
★ディープ産駒の4連覇なるか!ワグネリアンの全弟カントルなど3頭が弥生賞に登録
弥生賞は、2016年マカヒキ、2017年カデナ、2018年ダノンプレミアムとディープインパクト産駒が3年連続で優勝している。今年の弥生賞には、カントル(牡、栗東・藤原英昭厩舎)、サトノラディウス(牡、美浦・国枝栄厩舎)、メイショウテンゲン(牡、栗東・池添兼雄厩舎)と3頭のディープ産駒が登録しているが、今年も弥生賞を制すことができるだろうか。なお、ディープインパクトは2005年の弥生賞勝ち馬で、同年に無敗で三冠制覇を達成した。
また、カントルの母はミスアンコールで、カントルは昨年のダービー馬ワグネリアンの全弟にあたる。ワグネリアンは弥生賞で2着に入り、皐月賞は7着に敗れたが、ダービーで巻き返し同世代の頂点に立った。
カントルは前走、セントポーリア賞(500万下)を勝ったが、同レースの勝ち馬にはジェニュイン、オフサイドトラップ、ドゥラメンテなどのGI馬を筆頭に後の重賞勝ち馬が数多く出ている。カントルにはM.デムーロ騎手が騎乗する予定だが、兄が2着に敗れた弥生賞で重賞初制覇を遂げることができるだろうか。
★ダノンファンタジー連勝さらに伸ばすか!2年連続で2歳女王がチューリップ賞を勝利
チューリップ賞で、昨年度のJRA賞最優秀2歳牝馬を受賞したダノンファンタジー(栗東・中内田充正厩舎)が今年初戦を迎える。同馬は新馬戦で2着に敗れたが、2戦目の未勝利戦で勝ち上がると、ファンタジーS→阪神JFと連勝を伸ばし、2歳女王に輝いた。
チューリップ賞では、2017年ソウルスターリング、2018年ラッキーライラックと目下2年連続で2歳女王が勝利を挙げているが、ダノンファンタジーもチューリップ賞を制して桜花賞へ向かうことができるだろうか。なお、同馬には川田将雅騎手が騎乗する予定となっている。
また、ダノンファンタジーを所有する(株)ダノックスは、現3歳世代の所有馬が好成績を挙げており、同馬の他にきさらぎ賞を制したダノンチェイサー、共同通信杯を制したダノンキングリーなどを所有している。
★阪神JF4着シェーングランツ、姉ソウルスターリングとの姉妹チューリップ賞制覇なるか!
阪神JF4着のシェーングランツ(美浦・藤沢和雄厩舎)は、父ディープインパクト、母スタセリタという血統で、2017年の優勝馬ソウルスターリングの妹にあたる。ソウルスターリングはチューリップ賞を制した後、オークス馬になったが、シェーングランツも姉と同じようにチューリップ賞を制してクラシックへ向かうことができるだろうか。なお、同馬には武豊騎手が騎乗する予定となっている。
また、近年のチューリップ賞は関東馬の好走が目立っており、過去10年で3勝、2着5回という成績を挙げている。今年は、シェーングランツの他にもアフランシール(美浦・尾関知人厩舎)、ココフィーユ(美浦・斎藤誠厩舎)、シャドゥディーヴァ(美浦・斎藤誠厩舎)と計4頭の関東馬が登録しているが、今回も好成績を挙げることができるだろうか。
★スプリンターズS2着ラブカンプー、オーシャンSで前走最下位からの巻き返しなるか!
昨年のスプリンターズS2着馬ラブカンプー(牝4歳、栗東・森田直行厩舎)が、夕刊フジ賞オーシャンSに登録している。同馬は、重賞での勝利はないが、これまで芝1200メートル以下の重賞で2着4回、3着1回と好成績を残している。
ラブカンプーは、今年初戦となったシルクロードSでは最下位の18着に敗れたが、GIで好走した実力を示し、初の重賞タイトルを手にすることができるだろうか。なお、同馬には三浦皇成騎手が騎乗する予定となっている。
また、ラブカンプーの2歳上の兄にあたるキングハート(牡6歳、美浦・星野忍厩舎)は、オーシャンS連覇を狙う。同馬は昨年のオーシャンSを制した後は未勝利で、現在8連敗中だが、昨年制したレースで1年ぶりの勝利を挙げることができるだろうか。同馬には北村宏司騎手が騎乗する予定となっている。
★今年デビューの新人騎手は7人 海外で活躍の藤井勘一郎騎手はチューリップ賞に騎乗
今年デビューの新人騎手は、岩田望来騎手(栗東)、大塚海渡騎手(美浦)、亀田温心騎手(栗東)、小林凌大騎手(美浦)、斎藤新騎手(栗東)、菅原明良騎手(美浦)、団野大成騎手(栗東)の7人。このうち、岩田望来騎手は、JRA通算1550勝(2月25日現在)を挙げている岩田康誠騎手の次男で、「父・横山典弘騎手=子・横山和生騎手(兄)、横山武史騎手(弟)」以来、現役2組目の親子騎手となる。
また、斎藤新騎手は、斎藤誠調教師(美浦)の長男で、競馬学校において最も騎乗技術が優秀な生徒に贈られる「アイルランド大使特別賞」を受賞した。
上記の7人に加え、藤井勘一郎騎手(栗東)もJRA所属の騎手となる。藤井騎手は、オーストラリアで騎手免許を取得し、同国や日本の地方競馬、韓国などで騎乗してきた。
さて、新たにJRAジョッキーとなった8人はどんな活躍を見せてくれるだろうか。なお、藤井騎手は3月2日のチューリップ賞では、ブランノワール(栗東・須貝尚介厩舎)に騎乗する予定となっている。
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