伊吹雅也の週末メイン「1点」分析 2016年01月12日号
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▼2016年01月16日(土) 中京11R 愛知杯
【馬齢別成績(2009~2014年)】
●3歳 [0-1-0-24](複勝率4.0%)
●4歳 [4-3-5-24](複勝率33.3%)
●5歳以上 [2-2-1-40](複勝率11.1%)
→今回から施行時期が1月に移動。12月に施行されていた2009~2014年は3歳馬が苦戦していたので、今回も明け4歳馬は強調できません。また、同じく2009~2014年は、馬齢が5歳以上、かつ同年にJRAの重賞で連対経験がなかった馬も[0-0-0-28](複勝率0.0%)。今回の場合、明け6歳以上、かつ2015年にJRAの重賞で連対経験がない馬は割り引くべきだと思います。
▼2016年01月17日(日) 中山10R ジャニュアリーステークス
【前年か同年、かつ中央場所、かつダート、かつ1600万下から上のクラスのレースにおける優勝経験の有無別成績(2011年以降)】
●あり [5-5-4-29](複勝率32.6%)
●なし [0-0-1-36](複勝率2.7%)
→しばらく勝ち切れていない馬、ローカル場を主戦場としてきた馬は評価を下げたいところ。特別登録を行った馬のうち、2015年以降、かつ中央場所、かつダート、かつ1600万下から上のクラスのレースにおいて優勝経験があるのは、アンズチャン、ブルドッグボス、マキャヴィティの3頭だけです。
▼2016年01月17日(日) 京都10R 紅梅ステークス
【JRA、かつ芝1400~1600mのレースにおける連対経験の有無別成績(2012年以降)】
●あり [4-4-3-23](複勝率32.4%)
●なし [0-0-1-21](複勝率4.5%)
→芝1200m以下や芝1800m以上のレースでしか好走経験のない馬は過信禁物。また、前走がJRA、かつ芝1400~1600mのレースではなかった馬も2012年以降[0-0-1-17](複勝率5.6%)と苦戦していました。
▼2016年01月17日(日) 中山11R 京成杯
【中央場所、かつ芝1800m以上のレースにおける連対経験の有無別成績(2012年以降)】
●あり [4-4-4-29](複勝率29.3%)
●なし [0-0-0-20](複勝率0.0%)
→距離適性がポイント。短距離やダート、ローカル場のレースにしか実績がない馬までマークする必要はないでしょう。
▼2016年01月17日(日) 京都11R 日経新春杯
【馬齢別成績(2009年以降)】
●6歳以下 [7-7-7-48](複勝率30.4%)
●7歳以上 [0-0-0-34](複勝率0.0%)
→7歳以上の高齢馬は割り引きが必要。また、馬齢が6歳だった馬のうち、前年か同年、かつJRA、かつ芝2400~2500mのGⅠかGⅡにおいて3着以内となった経験のない馬は2009年以降[0-0-0-15](複勝率0.0%)と好走例がありません。
■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)
埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』で「データ分析」のコーナーを担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラムなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『コース別 本当に儲かる騎手大全』(ガイドワークス)、『現在(いま)の勝負気配が分かる 騎手×調教師 黄金タッグ』(ガイドワークス)、『一口馬主の愉しみ(競馬道OnLine新書)』(スタンダードマガジン)、『本当に儲かる騎手データブック 馬券の勝ち組は騎手を野次らない(競馬王新書EX008)』(ガイドワークス)、『門外不出! 投票データから分かった! WIN5の鋭い買い方』(東邦出版)、『WIN5(五重勝)ほど儲かる馬券はない!! 少点数で驚愕配当をモノにする絶対的セオリー(競馬王新書)』(白夜書房)。昨年12月4日には制作総指揮を務めている人気シリーズの最新刊『ウルトラ回収率 2016-2017』(ガイドワークス)が発売された。 |
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伊吹雅也のPOG分析室 ~第5回 上位ランカーに学べ!夏季競馬終了時の成績を紹介~
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先々週で夏季競馬が終了し、先週からは秋季競馬がスタート。既に函館2歳ステークス(2歳GIII・函館芝1200m)、新潟2歳ステークス(2歳GIII・新潟芝1600m外回り)、札幌2歳ステークス(2歳GIII・函館芝1800m)、小倉2歳ステークス(2歳GIII・小倉芝1200m)の4重賞が施行され、各ワールドのランキングも大きく変動しました。
今回は優秀なプレイヤーたちに学ぶべく、スペシャルクラス、スーパーミリオネアクラス、ミリオネアクラス、スーパーリッチクラス、リッチクラス、ブルジョアクラスで首位に立っている皆さんの指名馬を分析してみたいと思います。なお、各馬の成績ならびに各プレイヤーの指名馬は、いずれも2013年09月09日現在のものです。
私も所属しているスペシャルクラスでスタートダッシュを決めたのは、「『青本』の頭脳」としておなじみの柿谷陽介さん。レッドリヴェール、グランシェリー、ウインマーレライと、既に指名馬から3頭の2勝馬が出ています。また、デビューした9頭のうち8頭が勝ち上がっている“打率”の高さも特筆モノ。決して前評判の高かった馬ばかりではないだけに、この戦績はお見事というほかありません。
ちなみに、まだデビューしていない指名馬はアンヴェイルド(ヴァイオレットラブの2011)、サングレアル(ビワハイジの2011)、Vodkaの2011。いずれも母や姉がJRA GIを勝っている良血馬です。これらの馬が柿谷さんのお見立て通りに活躍するようなら、早い段階で独走態勢に入られてしまうかもしれませんね。
スーパーミリオネアクラスは藤沢雄二さんがトップ。ダリア賞を制したマキャヴィティのほか、小倉2歳ステークスで3着に食い込んだラブリープラネットを指名されています。全体的に混戦模様のクラスなので、シャドウダンサー(ダンスインザムードの2011)をはじめとする未デビュー組や、これから追加指名する馬たちがポイントになりそうです。
ミリオネアクラスで首位に立っているのはさぎ太さん。新馬の後に指名したクリスマス、モズハツコイがそれぞれ次走で優勝しています。また、前評判が高かったうえに早々と勝ち上がりを果たしているアトム、エイシンオルドス、レヴアップスピンあたりを押さえている点もさすが。今後もしばらくは首位争いを牽引していくでしょう。
スーパーリッチクラスはゆぅとぉみさんが一歩リード。2~4位のプレイヤーはレッドリヴェールの札幌2歳ステークス優勝で獲得ポイントを伸ばしましたが、ゆぅとぉみさんは既に9頭の指名馬が勝ち上がっているうえ、クリスマスやウインマーレライといった2勝馬も押さえていました。夏季競馬に照準を絞った指名というわけではなく、まだサングレアル(ビワハイジの2011)、ラヴズオンリーミーの2011といった良血馬もデビューを控えていますから、どこまでポイントが伸びるのか楽しみです。
リッチクラスのトップはスズカアサカオーさん。レッドリヴェールとハープスターの2頭が既に重賞を勝っています。また、その他の指名馬を見ても、エイシンアロンジー(Ice Mintの2011)、エルノルテ、ガリバルディ、シャドウダンサー(ダンスインザムードの2011)、ドラゴンストリート(フィラストリートの2011)、ラヴィーネといった良血馬や評判馬がズラリ。このワールドはもちろん、全ワールドを通じての最高獲得ポイントも狙えそうな、重厚感あふれるラインナップですよね。いわゆる“POG本”の制作に携わっている者として、「今のうちに指名理由をインタビューしておいた方がいいのかもしれない」とすら思いました。
ブルジョアクラスは今のところ混戦模様ですが、原稿執筆時点で首位に立っているのはうまんですよさん。コスモス賞を制したマイネルフロストや、札幌2歳ステークス3着のハイアーレート、小倉2歳ステークス2着のベルカント、同3着のラブリープラネットらを指名されています。しかも、マイネルフロストやハイアーレートはデビュー前に指名済み。私の指名する馬は3歳春にようやく開花する晩成型が多く、この時期にJRA重賞で好走するような馬をなかなか指名できないので、大変勉強になるラインナップです。
ちなみに、アベレージクラス(1~7)を含む各ワールドで首位をキープしている13名のプレイヤーを対象とした、各馬ごとの指名者数ランキングは下記の通り。
大半の馬は既にある程度のポイントを獲得していますが、 サングレアル( ビワハイジの2011)、 シャドウダンサー( ダンスインザムードの2011)、 ベルキャニオン(クロウキャニオンの2011)、 レーヴデトワール(レーヴドスカーの2011)あたりがデビューするのは今週以降。これらの馬はPOG名人たちがその素質を高く評価しているわけで、馬券的にも要注目の存在と言えるでしょう。
伊吹雅也さんのPOGマイページは こちら
(伊吹雅也のPOG分析室は毎月10日頃に更新されます)
■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)
埼玉県桶川市在住のフリーライター、 コピーライター、競馬評論家。的確でわかりやすいデータ分析に定評があり、現在は 『JRAホームページ』内「今週の注目レース」で“データ分析”のコーナーを担当しているほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている。競走馬への一口出資やペーパーオーナーゲーム(POG)にも造詣が深く、現4歳世代のPOGでは、参加したすべてのドラフト(いずれも参加者20名以上)において ジェンティルドンナの単独1位指名に成功。現3歳世代も“赤本”こと 『POGの達人』(光文社)誌上において カミノタサハラ、 コディーノ、 フラムドグロワールらを推奨し、推奨馬の獲得賞金 ランキング( 皐月賞終了時点)で1位を獲得した。近著に 『門外不出! 投票データから分かった! WIN5の鋭い買い方』(東邦出版)、 『WIN5(五重勝)ほど儲かる馬券はない!! 少点数で驚愕配当をモノにする絶対的セオリー(競馬王新書)』(白夜書房)。 |
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