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秋の最強牝馬決定戦。牝馬三冠路線を戦ってきた3歳世代と、中距離に実績を残す古馬牝馬が鎬を削る。クィーンスプマンテとテイエムプリキュア、大逃げを打った伏兵2頭の「行った行った」で決まり、単勝1.6倍の二冠牝馬ブエナビスタが3着に敗れた第34回(2009年)は伝説として語り継がれる。第35回(2010年)は、同年の英オークス、愛オークスを勝ったスノーフェアリー/Snow Fairyが来日し、次元の違う脚力を披露して圧勝。翌年の第36回(2011年)も再び鬼脚を繰り出して2連覇を果たし、日本の競馬界を震撼させた。第26回(2001年)は1~3着馬の着差がハナ、ハナの大激戦。その接戦を勝ったのはドバイワールドカップ2着以来、7カ月半ぶりの出走となったトゥザヴィクトリー。熱狂的なファンが多かった同馬のG1初制覇に、京都競馬場が沸いた。
1986年以降の優勝馬を掲載しています。優勝馬の馬齢は2000年以前も現行表記と統一しています。
回数 | 開催日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝ち タイム |
騎手 | 調教師 | レース 結果 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第48回 |
2023年11月12日 京都 芝2200m |
ブレイディヴェーグ | 牝3 | 2:12.6 | C.ルメール | 美 | 宮田敬介 | 全着順を 見る | |
第47回 |
2022年11月13日 阪神 芝2200m |
ジェラルディーナ | 牝4 | 2:13.0 | C.デムーロ | 栗 | 斉藤崇史 | 全着順を 見る | |
第46回 |
2021年11月14日 阪神 芝2200m |
アカイイト | 牝4 | 2:12.1 | 幸英明 | 栗 | 中竹和也 | 全着順を 見る | |
第45回 |
2020年11月15日 阪神 芝2200m |
ラッキーライラック | 牝5 | 2:10.3 | C.ルメール | 栗 | 松永幹夫 | 全着順を 見る | |
第44回 |
2019年11月10日 京都 芝2200m |
ラッキーライラック | 牝4 | 2:14.1 | C.スミヨン | 栗 | 松永幹夫 | 全着順を 見る | |
第43回 |
2018年11月11日 京都 芝2200m |
リスグラシュー | 牝4 | 2:13.1 | J.モレイラ | 栗 | 矢作芳人 | 全着順を 見る | |
第42回 |
2017年11月12日 京都 芝2200m |
モズカッチャン | 牝3 | 2:14.3 | M.デムーロ | 栗 | 鮫島一歩 | 全着順を 見る | |
第41回 |
2016年11月13日 京都 芝2200m |
クイーンズリング | 牝4 | 2:12.9 | M.デムーロ | 栗 | 吉村圭司 | 全着順を 見る | |
第40回 |
2015年11月15日 京都 芝2200m |
マリアライト | 牝4 | 2:14.9 | 蛯名正義 | 美 | 久保田貴 | 全着順を 見る | |
第39回 |
2014年11月16日 京都 芝2200m |
ラキシス | 牝4 | 2:12.3 | 川田将雅 | 栗 | 角居勝彦 | 全着順を 見る | |
第38回 |
2013年11月10日 京都 芝2200m |
メイショウマンボ | 牝3 | 2:16.6 | 武幸四郎 | 栗 | 飯田明弘 | 全着順を 見る | |
第37回 |
2012年11月11日 京都 芝2200m |
レインボーダリア | 牝5 | 2:16.3 | 柴田善臣 | 美 | 二ノ宮敬 | 全着順を 見る | |
第36回 |
2011年11月13日 京都 芝2200m |
スノーフェアリー | 牝4 | 2:11.6 | R.ムーア | 外 | ダンロッ | 全着順を 見る | |
第35回 |
2010年11月14日 京都 芝2200m |
スノーフェアリー | 牝3 | 2:12.5 | R.ムーア | 外 | ダンロッ | 全着順を 見る | |
第34回 |
2009年11月15日 京都 芝2200m |
クィーンスプマンテ | 牝5 | 2:13.6 | 田中博康 | 美 | 小島茂之 | 全着順を 見る | |
第33回 |
2008年11月16日 京都 芝2200m |
リトルアマポーラ | 牝3 | 2:12.1 | C.ルメール | 栗 | 長浜博之 | 全着順を 見る | |
第32回 |
2007年11月11日 京都 芝2200m |
ダイワスカーレット | 牝3 | 2:11.9 | 安藤勝己 | 栗 | 松田国英 | 全着順を 見る | |
第31回 |
2006年11月12日 京都 芝2200m |
フサイチパンドラ | 牝3 | 2:11.6 | 福永祐一 | 栗 | 白井寿昭 | 全着順を 見る | |
第30回 |
2005年11月13日 京都 芝2200m |
スイープトウショウ | 牝4 | 2:12.5 | 池添謙一 | 栗 | 鶴留明雄 | 全着順を 見る | |
第29回 |
2004年11月14日 京都 芝2200m |
アドマイヤグルーヴ | 牝4 | 2:13.6 | 武豊 | 栗 | 橋田満 | 全着順を 見る | |
第28回 |
2003年11月16日 京都 芝2200m |
アドマイヤグルーヴ | 牝3 | 2:11.8 | 武豊 | 栗 | 橋田満 | 全着順を 見る | |
第27回 |
2002年11月10日 京都 芝2200m |
ファインモーション | 牝3 | 2:13.2 | 武豊 | 栗 | 伊藤雄二 | 全着順を 見る | |
第26回 |
2001年11月11日 京都 芝2200m |
トゥザヴィクトリー | 牝5 | 2:11.2 | 武豊 | 栗 | 池江泰郎 | 全着順を 見る | |
第25回 |
2000年11月12日 京都 芝2200m |
ファレノプシス | 牝5 | 2:12.8 | 松永幹夫 | 栗 | 浜田光正 | 全着順を 見る | |
第24回 |
1999年11月14日 京都 芝2200m |
メジロドーベル | 牝5 | 2:13.5 | 吉田豊 | 美 | 大久保洋 | 全着順を 見る | |
第23回 |
1998年11月15日 京都 芝2200m |
メジロドーベル | 牝4 | 2:12.8 | 吉田豊 | 美 | 大久保洋 | 全着順を 見る | |
第22回 |
1997年11月9日 京都 芝2200m |
エリモシック | 牝4 | 2:12.5 | 的場均 | 栗 | 沖芳夫 | 全着順を 見る | |
第21回 |
1996年11月10日 京都 芝2200m |
ダンスパートナー | 牝4 | 2:14.3 | 四位洋文 | 栗 | 白井寿昭 | 全着順を 見る | |
第20回 |
1995年11月12日 京都 芝2400m |
サクラキャンドル | 牝3 | 2:27.2 | 小島太 | 美 | 境勝太郎 | 全着順を 見る | |
第19回 |
1994年11月13日 京都 芝2400m |
ヒシアマゾン | 牝3 | 2:24.3 | 中舘英二 | 美 | 中野隆良 | 全着順を 見る | |
第18回 |
1993年11月14日 京都 芝2400m |
ホクトベガ | 牝3 | 2:24.9 | 加藤和宏 | 美 | 中野隆良 | 全着順を 見る | |
第17回 |
1992年11月15日 京都 芝2400m |
タケノベルベット | 牝3 | 2:27.1 | 藤田伸二 | 栗 | 小林稔 | 全着順を 見る | |
第16回 |
1991年11月10日 京都 芝2400m |
リンデンリリー | 牝3 | 2:29.6 | 岡潤一郎 | 栗 | 野元昭 | 全着順を 見る | |
第15回 |
1990年11月11日 京都 芝2400m |
キョウエイタップ | 牝3 | 2:25.5 | 横山典弘 | 美 | 稗田研二 | 全着順を 見る | |
第14回 |
1989年11月12日 京都 芝2400m |
サンドピアリス | 牝3 | 2:28.8 | 岸滋彦 | 栗 | 吉永忍 | 全着順を 見る | |
第13回 |
1988年11月13日 京都 芝2400m |
ミヤマポピー | 牝3 | 2:27.2 | 松田幸春 | 栗 | 松田由太 | 全着順を 見る | |
第12回 |
1987年11月15日 京都 芝2400m |
タレンティドガール | 牝3 | 2:29.3 | 蛯沢誠治 | 美 | 栗田博憲 | 全着順を 見る | |
第11回 |
1986年11月2日 京都 芝2400m |
メジロラモーヌ | 牝3 | 2:29.1 | 河内洋 | 美 | 奥平真治 | 全着順を 見る |
4歳(現在の3歳)牝馬三冠競走の最終戦として、1970年に創設されたビクトリアカップを前身とする。1975年にエリザベス女王が来日したことを記念し、翌1976年に競走名をエリザベス女王杯へと改称。ただし、ビクトリアカップの回次は引き継がず、同年を第1回として開催している(競走条件はビクトリアカップを踏襲)。以後長らく、牝馬三冠の最終関門に位置付けられていたが、1996年に牝馬競走体系が整備され、本競走も競走条件を「4歳牝馬」から「4歳(現在の3歳)以上牝馬」に変更。当時としては国内初の“古馬が出走可能な牝馬限定G1”となり、その役割は活気ある3歳牝馬と強豪古馬牝馬とのガチンコ勝負へと大きく変わった。また、この大幅な出走条件の変更を機に、施行距離も芝2400mから芝2200mへと短縮されている。
第1~8回(1976~1983年)は11月中旬~下旬。第9回(1984年)以降は11月上旬~中旬に開催されている。
施行場所:京都芝2200m(右・外回り) 出走資格:3歳以上牝馬 1着賞金:1億3000万円 負担重量:定量
2012年は「エリザベス女王即位60年記念」の冠名をつけて施行。
1976年 | 京都芝2400m(外)、4歳(現在の3歳)牝馬、定量、混合競走戦として創設競走名は「エリザベス女王杯」 |
---|---|
1979年 | 阪神芝2400mで施行 |
1984年 | グレード制導入にともないG1(国内独自)に格付け |
1995年 | 指定交流競走に指定 |
1996年 | 施行距離を芝2200m(外)、施行条件を4歳(現在の3歳)以上牝馬に変更2位入線のヒシアマゾンは7着に降着 |
1999年 | 国際競走に指定メジロドーベルがレース史上初の2連覇を達成 |
2004年 | アドマイヤグルーヴがレース史上2頭目の2連覇を達成 |
2006年 | 1位入線のカワカミプリンセスは12着に降着 |
2007年 | 国際G1に格付け |
2008年 | ジャパン・オータムインターナショナルに指定 |
2011年 | スノーフェアリー/Snow Fairyがレース史上3頭目の2連覇を達成 |
2012年 | 「エリザベス女王即位60年記念」の副題を付して実施 |
2020年 | 阪神芝2200mで施行ラッキーライラックがレース史上4頭目の2連覇を達成 |
2021年 | 阪神芝2200mで施行 |
2022年 | 阪神芝2200mで施行ウインマリリン、ライラックが2着同着 |
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