中央競馬ニュース

【エリザベス女王杯2024】直撃取材!プロ予想家最速予想 「夢月」「にしのけいご」の狙いは!? 注目馬&妙味ある穴馬候補に迫る!

 0   4   7,172
シェアする  x facebook LINEで送る

にしのけいごー西野圭吾 RETURNS ~2度プロになった男!


一度、プロ予想家から一般予想家へ転落するも、不屈の闘志で復活。“大局観”+独自指数の組み合わせで飛躍的な回収率向上を成し遂げた、にしのけいごプロにエリザベス女王杯についてお聞きしました。

―ちょっと今年は低調ですか。

少し小粒な感じはしますよね。


―狙い馬はお決まりでしょうか。

2頭で悩んでいて、本命候補はシンティレーションシンリョクカです。

シンティレーションは2走前3勝クラスを勝ち、前走は府中牝馬S2着でした。

その2走の指数が上々です。府中牝馬Sは出遅れからラスト1ハロン10秒台あたりで追い込んできて、マスクトディーヴァに先着し、負けた相手もブレイディヴェーグなので。

■注目記事【阪神ジュベナイルF2024】トッププロ厳選の穴馬! マイルもOK!? 距離不安でおいしくなる1頭とは?

■おすすめ【中日新聞杯2024】血統アナリシス ステイゴールドを筆頭に人気薄のノーザンテースト内包馬に要注意

■おすすめ【中日新聞杯2024】U指数的分析の結論! 芝でさらなる飛躍が見込めるU指数トップのデシエルトを推奨!

―府中牝馬Sはレベルが高いですか。

高いと思いますね。そのなかで、シンティレーションブレイディヴェーグより、最後いい脚だったんじゃないかと。

―想定8番人気は魅力です。

そのままならおいしいですよね。左回りのほうがいい気もしますけど、中山の東雲賞とかも悪くないので。2200mはやってみないと……の部分を孕んでいますが、折り合いはつきますし、マーカンド騎手なら出たなりに流れに乗って競馬をしてくるかなと。


―マーカンド騎手はどんな印象ですか。

追えますし、嫌いじゃないですね(笑)。

―同感です(笑)。例年スローなG1ですが、今年はコンクシェルがいますよね。

1800mがギリギリの馬で、距離が長いと思うんですよ。なので、ハナを奪い切ったら緩めたいんじゃないかと。

■人気記事【阪神ジュベナイルF2024】勝ち馬予想の金言録「距離変わりは短縮馬を狙え」

■新着記事【中日新聞杯2024】重賞過去データ分析 ロードデルレイ筆頭に、ほか5項目オールクリアの2頭が上位を形成

■おすすめ【阪神ジュベナイルF2024】ズバリ!調教診断(最終版) 1番手はメイデイレディ!アルマヴェローチェほか2頭も高評価!

―なるほど、そう考えると突いてくる馬もいない気もします。シンリョクカは前走新潟記念を勝ちました。

復活勝利でしたね。レベル的にもG3の水準はありますし、セレシオンキングズパレスなど、相手関係もそこそこ揃っていました。あと、1週前の調教が馬なりで自己ベスト更新の模様で、さらに上積みもありそうです。切れる脚はありませんけど、京都は少し時計のかかる馬場なので、その点も込みで狙いたいです。

―買いたくなってきますね。新潟記念は離れた番手で「恵まれたかな」と思ったんですが、そんなこともありませんか。

この馬自身、苦しいペースではなかったと思いますよ。ただ、レースレベルと上積みを想定すれば、今回通用してもおかしくないだろうと。


―ありがとうございます。人気馬のスタニングローズホールネスあたりはどうでしょうか。

スタニングローズはレースぶりが悪くなっていますよね。想定を見ると、ホールネスが2番人気なんですね。うーん、前走0.2秒差……、その相手も準オープンですし。

ホールネスに関して、前走は微妙かなと思うんですけど、マーメイドSはどうですか。直線だけでよく来たなと見ていましたが。

そこはいいと思うんですけど、当時52キロなんですよね。2番人気なら少し人気しすぎかな、と。坂井騎手ならいいポジションを取ってくれそうですけど。

■注目記事【阪神ジュベナイルF2024】予想神スガダイの選ぶ3頭「本来脚を溜める競馬が合っている馬で楽しみ」

■新着記事【阪神ジュベナイルF2024】関西エイト ミッキの選ぶ3頭「2歳馬らしからぬ優等生っぷりとポテンシャルを高く評価」

■新着記事【阪神ジュベナイルF2024】ブラウンラチェットは前走比-10キロ 出走馬の「調教後の馬体重」

―たしかに軽斤量でしたね。逆に、スタニングローズは前走クイーンS(6着)57キロでした。

それでも負けすぎという印象がありますね。着差というよりも、そもそもレースレベル自体が微妙なので。ボンドガールとかは、もちろん強いと思いますけど。

―低レベルのなかで6着だったと。おそらく1番人気のレガレイラはどうでしょう。

皐月賞を見たときは、この先ずっと本命なんだろうなと思ったんですけどねえ。前走のローズSがちょっと、直線だけしかやる気がないような、その直線もそれほど差を詰められませんでしたし、「あまりにも」な感じでした。


―出遅れて進んでいかないと怖いですね。

レースのラスト1ハロンが11秒とかになると、来ないんでしょう、という。

―前の組に余力を残されるようだと苦しいですね。わりと抜けた1番人気(想定)が展開待ちとなりそうです。

前走から変わらないようだと、本当に展開待ちになってしまいます。能力は評価していますし、皐月賞だけ走ればいいんですけど、どんどん行きっぷりが悪くなっているので。馬券的に切れると楽なんですけど、穴から買うなら押さえてもいいかなとか、ルメール騎手のコメントも見たいです。

―わりと正直に言いますよね。「勝つ自信がある」とか(笑)。本命候補の2頭も穴っぽいですが、ほかに狙えそうな馬がいればお願いします。

ロスなく回って、上がりのかかる展開に持ち込めるならコスタボニータ。ちゃんとした道悪ならキミノナハマリアですかね。あと、ルージュリナージュは近走展開の向かないなか脚を使っているので押さえておきたいです。


取材後記:サリエラコンクシェルは厳しいだろうとのこと。けっこう買う馬は絞られそうですね。


夢月ー高精度の数値化が生み出す至高のデジタル予想



競馬を含むあらゆるギャンブルでプラス収支を達成。圧倒的博才の裏にある非の打ち所のないロジック。出走各馬の的確な能力比較と希少なデータで回収率を向上させる夢月プロにエリザベス女王杯についてお聞きしました。

―予想のポイントからお願いします。

3歳馬が1頭だけのエリザベス女王杯は初めてで、しかも人気を集めるであろうレガレイラですから、まずはこの馬の取捨選択が大事ですよね。古馬相手にどこまで通用するのか、普段は3歳馬が複数いて能力比較が難しいですけど、今年は例年より考えやすいので予想の取っかかりとして入りやすい印象です。

―この馬の取捨は悩みますね。

馬場がやや荒れているので、直線でバラけやすい分、どの馬も力を発揮しやすいと思いますが、先週は悪天候で特殊な馬場でしたから、馬場の変化にも気を配りたいです。

―臨機応変にという感じですね。早速、レガレイラからお聞きします。今年の上半期は皐月賞6着、ダービー5着、秋始動戦のローズSは5着でした。この3戦をどう総括しますか。

とにかくスローペースに泣かされている印象です。ローズSも、ダービーも、明らかに脚を余していますし、あの位置から掲示板争いができたのはレガレイラだけですから、地力の高さが窺えます。決め手は非凡なものがありますし、しっかり見せ場を作ってくれていますよ。

―末脚はやはり魅力ですね。京都芝2200mという舞台で、今回馬券的にどう扱う予定でしょうか。


まず、加速がつきやすく捌きやすいコースですから向いていると思います。ただ、今回もメンバー的に緩い流れは考えられるので、そのあたりがどうかですね。力はここでは上位なので1番人気でないのならそれなりに重い印を打ちたいところです。

―脚質が脚質だけに流れも重要で、あとはオッズとの相談ですか。府中牝馬Sから7頭出走予定ですが、この組から狙いたい馬がいればお願いします。

レースを振り返ると、コンクシェルは楽に逃げられ、2番手以下は緩い流れになっていましたね。決め手比べで凄い脚を使った上位2頭は素直に強く、シンティレーションは注目していますね。

―フロックではないと。

勝ち馬のブレイディヴェーグは、昨年のエリザベス女王杯の勝ち馬ですから、斤量差があったとはいえ遜色ない脚を使ったことは評価できます。前々走の新潟日報賞は、10着,11着の馬でさえ、次走勝ち上がるようなハイレベルな一戦だったので、単純に能力が高いのだと思います。距離はこなせるタイプですから、充実している今なら怖い一頭です。

―なるほど、2走前も相手が強いんですね。

差しが届く馬場のままなら軸候補ですね。2戦連続ハイレベルな相手に好走しており力は本物だと思いますし、距離延長で追走が楽になればさらにパフォーマンスを上げてくれそうです。

―これは楽しみです。今年のメンバーなら非重賞組にもチャンスが出そうですが、狙えそうな馬はいますか。


シランケドを評価していましたが、回避なんですよね。ほかは人気なら嫌いたいと思うので、オープン以下からは現状ナシで。

ホールネスも厳しいでしょうか。

マーメイドS組は、次走期待されているほど走れておらずレースレベルに疑問で、前走の新潟牝馬Sも相手関係は楽でしたし、そこまで強くない可能性があります。想定どおり2番人気なら買いづらいです。

―この馬を切れると大きいですね。穴っぽいところではどうでしょう。

シンリョクカがいいかなと思います。昨年のエリザベス女王杯は、外々を回す競馬でロスが大きかったですし、直線も捌きづらい状況が続き不完全燃焼の競馬でした。怪我を乗り越えて力を付けた今なら、前目で競馬ができれば面白そうです。

―ありがとうございます。最後に挙がった馬以外に注目馬がいましたらお願いします。

サリエラを挙げます。2戦連続で末脚不発ですが、前々走の天皇賞(春)は折り合いに苦労していて、前走のオールカマーは状態面が微妙ななか、外からのプレッシャ―が大きく嫌気が差した模様で、それぞれ敗因があります。今回は、時計重視の追い切りで前に行きそうな感じがあるので、展開がハマれば大幅に巻き返してきても不思議ないはずです。


取材後記:最後にサリエラの名前が挙がって嬉しいです。なんとかなりませんかね、この馬は……。



以上、プロ予想家2名のエリザベス女王杯の見解と注目馬を紹介しました。お二方共通して、シンティレーションシンリョクカを高評価でしたね。反対に、人気サイドのホールネスは微妙と、一致するところの多い回でした。それでは、また来週お会いしましょう。


■人気記事【阪神ジュベナイルF2024ほか】伊吹雅也のピックアップ競馬データ~メイン「1点」分析編

■新着記事【阪神ジュベナイルF2024】あの人気馬はココが不安 ブラウンラチェットについて、"最後にもう1つよろしいでしょうか"

■おすすめ【カペラS2024】あの人気馬はココが不安 チカッパは58キロを克服して勝利できるのか?

この記事はいかがでしたか?
ナイス (4)

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

12月8日()
阪神JF G1
カペラS G3
12月7日()
中日新聞杯 G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

12月1日()
チャンピオン G1
11月30日()
ステイヤーズ G2
チャレンジC G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
175,348万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 ディープボンド 牡7
75,845万円
4 リバティアイランド 牝4
74,444万円
5 ジャスティンパレス 牡5
73,688万円
6 タスティエーラ 牡4
65,898万円
7 ソウルラッシュ 牡6
60,586万円
8 シャフリヤール 牡6
60,385万円
9 ソールオリエンス 牡4
57,546万円
10 レモンポップ 牡6
53,520万円
» もっと見る

3歳
1 チェルヴィニア 牝3
40,342万円
2 ダノンデサイル 牡3
38,200万円
3 シンエンペラー 牡3
35,604万円
4 アーバンシック 牡3
35,045万円
5 ジャンタルマンタル 牡3
32,053万円
6 ステレンボッシュ 牝3
31,177万円
7 アスコリピチェーノ 牝3
26,322万円
8 コスモキュランダ 牡3
17,620万円
9 シックスペンス 牡3
14,087万円
10 ヘデントール 牡3
13,937万円
» もっと見る