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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | 18 | 牝5 | 56.0 | C.ルメー | 栗 松永幹夫 | 522(-2) | 2.10.3 | 3.3 | 1 | 33.9 | ⑫⑫⑪③ | |||
2 | 7 | 13 | 牝5 | 56.0 | 北村友一 | 栗 池添学 | 450(-4) | 2.10.4 | クビ | 12.3 | 5 | 33.7 | ⑭⑭⑮⑫ | ||
3 | 6 | 11 | 牝4 | 56.0 | M.デムー | 栗 矢作芳人 | 486(0) | 2.10.4 | クビ | 5.5 | 3 | 33.8 | ⑪⑪⑬⑧ | ||
4 | 6 | 12 | 牝3 | 54.0 | 横山武史 | 美 手塚貴久 | 460(-4) | 2.10.7 | 1 3/4 | 40.8 | 9 | 34.4 | ③③③⑥ | ||
5 | 4 | 8 | 牝5 | 56.0 | 戸崎圭太 | 栗 高野友和 | 476(+4) | 2.10.8 | 3/4 | 6.1 | 4 | 33.9 | ⑯⑯⑯⑭ | ||
6 | 2 | 4 | 牝3 | 54.0 | 福永祐一 | 栗 松田国英 | 472(+2) | 2.10.9 | クビ | 13.5 | 6 | 34.5 | ⑤⑤⑥⑧ | ||
7 | 3 | 5 | 牝3 | 54.0 | 川田将雅 | 栗 中内田充 | 482(-2) | 2.10.9 | クビ | 16.3 | 7 | 34.9 | ②②②② | ||
8 | 1 | 1 | 牝4 | 56.0 | 内田博幸 | 美 斎藤誠 | 478(-4) | 2.11.0 | 1/2 | 115.9 | 14 | 34.3 | ⑦⑦⑨⑭ | ||
9 | 1 | 2 | 牝4 | 56.0 | 松山弘平 | 栗 松田国英 | 516(+2) | 2.11.2 | 3/4 | 138.1 | 15 | 34.7 | ④④⑥⑧ | ||
10 | 8 | 16 | 牝3 | 54.0 | 加藤祥太 | 栗 杉山晴紀 | 462(0) | 2.11.2 | ハナ | 109.9 | 13 | 34.8 | ⑨⑩⑨⑧ | ||
11 | 7 | 14 | 牝5 | 56.0 | 坂井瑠星 | 栗 矢作芳人 | 444(+4) | 2.11.2 | ハナ | 65.9 | 10 | 34.3 | ⑰⑰⑯⑭ | ||
12 | 2 | 3 | 牝5 | 56.0 | 団野大成 | 栗 斉藤崇史 | 478(-2) | 2.11.3 | 1/2 | 192.7 | 16 | 34.7 | ⑨⑨⑪⑫ | ||
13 | 7 | 15 | 牝5 | 56.0 | 斎藤新 | 美 斎藤誠 | 498(-6) | 2.11.3 | ハナ | 67.5 | 11 | 35.1 | ⑭⑭⑥③ | ||
14 | 5 | 9 | 牝3 | 54.0 | 和田竜二 | 栗 五十嵐忠 | 480(0) | 2.11.4 | 1/2 | 73.9 | 12 | 35.1 | ⑦⑦⑤⑥ | ||
15 | 4 | 7 | 牝5 | 56.0 | 幸英明 | 美 尾関知人 | 458(-8) | 初B | 2.11.4 | クビ | 275.0 | 17 | 34.6 | ⑫⑫⑬⑭ | |
16 | 3 | 6 | 牝5 | 56.0 | 横山典弘 | 美 萩原清 | 466(-2) | 2.11.6 | 1 | 3.8 | 2 | 36.1 | ①①①① | ||
17 | 8 | 17 | 牝4 | 56.0 | 武豊 | 栗 角居勝彦 | 486(+6) | 2.11.6 | クビ | 31.4 | 8 | 35.4 | ⑤⑤③③ | ||
18 | 5 | 10 | 牝5 | 56.0 | 浜中俊 | 美 戸田博文 | 402(-6) | 2.12.5 | 5 | 408.2 | 18 | 35.2 | ⑱⑰⑱⑱ |
ラップタイム | 12.6 - 11.1 - 11.2 - 12.3 - 12.1 - 12.0 - 12.2 - 12.0 - 11.9 - 11.1 - 11.8 |
---|---|
前半 | 12.6 - 23.7 - 34.9 - 47.2 - 59.3 |
後半 | 59.0 - 46.8 - 34.8 - 22.9 - 11.8 |
■払戻金
単勝 | 18 | 330円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 18 | 150円 | 1番人気 |
13 | 280円 | 5番人気 | |
11 | 200円 | 4番人気 | |
枠連 | 7-8 | 1,260円 | 5番人気 |
馬連 | 13-18 | 2,290円 | 7番人気 |
ワイド | 13-18 | 930円 | 10番人気 |
---|---|---|---|
11-18 | 490円 | 2番人気 | |
11-13 | 1,460円 | 16番人気 | |
馬単 | 18-13 | 3,610円 | 13番人気 |
3連複 | 11-13-18 | 4,260円 | 10番人気 |
3連単 | 18-13-11 | 21,050円 | 51番人気 |
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5回阪神第1週ならびに土曜日の阪神芝のレース結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間の降雨はゼロ。土曜日も天候に恵まれ、芝コースは終日良馬場(JRA発表)でレースが行われた。先週同様、時計の出やすい状況であることに変わりはなく、9R・岸和田S(3勝クラス・芝内回り2000m)の勝ち時計は1分58秒4の高水準だった。
さらにメインのデイリー杯2歳S(G2・芝外回り1600m)は、1分32秒4の2歳コースレコードで決着。従来の記録を0秒3更新している。9月の野芝開催を休んだこともあって、芝、路盤ともに状態は良く、かなり走りやすいコンディションになっているようだ。
土曜日の結果を字面だけで見ると、中団より前に位置した馬がやや有利の状況。だが、終始外々を回らされた馬や、速い時計に対応できずに後方追走を余儀なくされた馬を除けば、全体的に枠順の内外および脚質の有利不利は少なかったようにも思えた。
日曜日開催中の降水確率は0%。となれば、脚質については土曜日の傾向を踏襲する可能性が高く、展開や立ち回り次第で差し馬も間に合うとみてよさそう。枠順についても同様で、広いスタンスで構えたほうがいいだろう。
血統面については、5回阪神開催における芝内回りの中距離戦3クラ(すべて2000m)の結果を検証すると、ディープインパクトとキングカメハメハの系統産駒が好調。この2系統で連対馬全6頭を占めるという、いささか極端な偏りが出ている。重要視すべき血脈であることに疑う余地はない。
ただ、今回の出走馬と照らし合わせてみると該当馬が多い印象。ゆえに、コースならびに距離の適性を重視して、阪神芝内回りの中距離重賞または芝2200mの重賞で好走経験(3着以内)のある馬に的を絞りたい。
今回の出走メンバーで、要点を満たしているのは、⑧センテリュオ、⑪ラヴズオンリーユー。よって当欄では、この2頭を狙いどころとして推奨する。
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日曜日に行われるエリザベス女王杯の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①シャドウディーヴァ【B】
栗東CW併走。頭が高く首の動きも硬いが、脚さばきは柔らかく、制御もそれなりに利いている。間隔は詰まるが、デキ落ちや疲れは感じられない。この馬なりに順調だろう。
②サムシングジャスト【C】
栗東CW単走(火曜追い)。行きたがる面を見せて、鞍上は制御にひと苦労。前進気勢というよりは、気負い過ぎの印象を受ける。展開や道悪など、何らかの助けがないと、折り合い面で手こずるかもしれない。
③リュヌルージュ【B】
栗東CW併走。身のこなしが軽く、背中の安定性が高い。鞍上の手応え以上に競る気配を示しているし、脚どりもしっかりしている。持ち前のしぶとさを生かせるようなら、面白い存在になりそうだ。
④ソフトフルート【B】
栗東CW単走(火曜追い)。全体時計は地味だが、ステップは軽快で活気も十分。ブレの少ないフォームで駆ける姿は見映えがする。急上昇とはいかないまでも、前回のデキを下回るということはない。
⑤リアアメリア【B】
栗東CW単走。軽めのメニューながら、気負いや遊ぶ面を見せることなく走れているのは好印象。柔軟性に富んだフットワークも健在だ。あとはレースで最後まで集中力を維持できるかどうか。その1点に尽きよう。
⑥ノームコア【B】
美浦南W単走。トップフォームが長続きせず、伸びを欠いているように映る。それでも、余力残しで合格点レベルのラップを刻んでいるあたり、さすがはG1ウイナーといったところか。判断に悩ましいが、今回は全体時計を評価してB判定とする。
⑦ロサグラウカ【C】
美浦南W併走。体勢有利の形でゴールしたものの、推進力が上に逃げる完歩が多く、そのぶんバタバタした走りに映る。相手強化のG1では、期待よりも不安のほうが先立つ。
⑧センテリュオ【A】
栗東坂路単走。重量がありそうな助手を背に、荒れ馬場をキビキビと登坂。道中の踏み込みの深さと柔らかい身のこなしは目を引くものがあった。ベストを尽くせる仕上がりと判断したい。
⑨ウインマイティー【C】
栗東坂路単走。脚どり自体は力強いのだが、頭の位置が安定せず、手前の切り替えに手間取るところは相変わらず。上位進出には鞍上の巧みなエスコートが不可欠といえよう。
⑩カーロバンビーナ【D】
美浦坂路併走。途中で落鉄した影響もあってか、しまいにかけての伸びは今ひとつ。相手強化のG1に臨むにあたり、予定していたメニューをこなせなかったのは懸念材料。評価は下げざるを得ない。
⑪ラヴズオンリーユー【B】
栗東坂路単走。やや頭が高いが、首はしっかり使えており、走りのリズムは悪くない。春先と比べて、楽に時計を出せるようになっているし、集中力も増している。警戒を怠れない1頭だ。
⑫ウインマリリン【B】
美浦南W併走。強めに追われる僚馬と並んで折り合い、手応えに余裕を残したまま同入した。大きな上積みまではどうかも、この馬なりにいい状態を維持している印象を持つ。
⑬サラキア【B】
栗東坂路単走。四肢の可動域が狭く映るが、この馬とすれば伸びやかに走れているほう。脚の運びは軽く、全体的にテンポ良く動けている。デキは安定しており、力を出せる態勢とみていい。
⑭サトノガーネット【B】
栗東坂路単走。この馬にしてはハミ受けが良く、そのぶん楽に時計が出るようになっている。前膝を効果的に使った、力感ある走りをみるに調子は良さそう。圏内突入があってもおかしくはない。
⑮ウラヌスチャーム【B】
栗東CW併走。手前が安定せず、首の動きも硬いが、それはいつものこと。ストライドは広くとれているし、適度な前進気勢もある。良い意味での平行線だろう。
⑯ミスニューヨーク【B】
栗東坂路単走。道中でノメるところを見せたのは割引材料も、スピードに乗ったあとの走りは至ってスムーズ。上がり2ハロンのタイムも優秀だった。いい仕上がり具合ではないか。
⑰エスポワール【C】
栗東坂路単走。加速ラップを記録したものの、四肢だけで走っているような印象で、時計ほどのスピードは感じられなかった。強豪集うG1で上位争いに加わるには、もう一段階上の変わり身がほしい。
⑱ラッキーライラック【B】
栗東CW併走。首の上下動幅が安定せず、推進力を上に逃がす完歩が多い。とはいえ、時計に動きが伴っていなかった、前回より雰囲気が良くなっているのも確か。及第点のデキにはある。
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◆ウインマイティー・五十嵐師「前走はゲート、位置取りとも悪かった。阪神は問題ない」
◆ウインマリリン・手塚師「前走のダメージはなくて上積みはある。距離延長もプラス」
◆ウラヌスチャーム・斎藤誠師「早めの栗東入りで態勢も整った。スタミナを生かせれば」
◆エスポワール・小滝助手「動きは悪くなく上積み十分。力が必要な阪神も合うはず」
◆カーロバンビーナ・斎藤助手「今週も動きとしては上々。持ち味のスタミナが生きれば」
◆サトノガーネット・矢作師「カイバ食いが良く、体もふっくら。展開の助けが欲しいね」
◆サムシングジャスト・松田師「前走は馬場の悪いところを走って善戦。後肢に力がついた」
◆サラキア・池添学師「調子は高いレベルで安定。ここでもやれて不思議はない」
◆シャドウディーヴァ・斎藤誠師「早めに栗東へ来て体にも丸みがある。レースが流れれば」
◆センテリュオ・高野師「計画通りの仕上がり。急な坂もある阪神は合うと思います」
◆ソフトフルート・松田師「いきなりの挑戦でGI3着は力がある証拠。いい状態です」
◆ノームコア・萩原師「今週は非常にいい動きを確認。この距離も気にはならない」
◆ミスニューヨーク・杉山晴師「GIで健闘した後も状態は申し分ない。舞台も問題ない」
◆ラヴズオンリーユー・矢作師「良馬場でやりたい。体調が整えばベストの走りも可能です」
◆ラッキーライラック・松永幹師「これまで阪神でもしっかり走れており、力を出せる態勢」
◆リアアメリア・片山助手「前走後は精神面をリフレッシュ。ここでも楽しみですね」
◆リュヌルージュ・斉藤崇師「しっかり調整して状態はいい。自分のレースでどこまで」
◆ロサグラウカ・尾関師「満足のいくデキ。調教で試したブリンカーも装着しますよ」
★エリザベス女王杯の出馬表はこちら 調教タイムも掲載
2010年以降(すべて京都芝外回り2200mで開催)、栗東所属馬の【6.8.8.99】に対し、美浦所属馬は【2.2.2.42】とやや劣勢。美浦所属馬の3着以内延べ6頭には、関西圏のG1で5着以内歴、もしくは関西圏のG2・G3で連対経験があった。この条件を満たしていない美浦所属馬の過信は禁物だ。
2010年以降の日本調教馬3着以内延べ28頭の馬齢をみると、3歳から6歳の範囲。ただし、5歳以上の好走は前年のエリザベス女王杯で5着以内の経験があった馬のみ。3歳の複勝圏入りは前走が3着以内、またはタイム差0秒3以内の馬に限られる。その点には注意したい。
2010年以降の2着以内延べ20頭のうち、17頭に芝2000m以上での勝利歴があった。例外の3頭はすべてG1 3着以内経験馬。芝2000m以上のレースで未勝利、なおかつG1の好走実績がない馬は疑ってかかるべきだろう。
2010年以降の2着以内延べ20頭は、いずれも前走から中3~8週の間隔で臨んでいた。中2週以内や中9週以上の臨戦馬は、例外なく3着以下に敗れている。
U指数は、ウマニティが独自に開発した競走馬の能力値「スピード指数」で、その精度の高さから多くのユーザーに支持されています。ウマニティに会員登録(無料)すると重賞レースの出走予定馬全頭のU指数をご覧いただけますので、是非お試しください。
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このレースを攻略するのは比較的容易だ。U指数上位(目安は5位以内)の古馬と、指数は低いながらも上位人気(目安は5番人気以内)に支持されている3歳馬だけを買っていればいい。6位以下の古馬もしくは6番人気以下の3歳馬のいずれかの条件に該当し、3着以内に入ったのは、過去5年間で2016年2着のシングウィズジョイ(4歳、14位)ただ1頭。とにかく指数上位の古馬と上位人気の3歳馬が強いので、条件を満たす馬だけを買っていれば、的中にグッと近付くことができる。
実績的にも指数的にも有力視せざるを得ないのは、1番人気が確実視されているU指数1位のラッキーライラック(100.5)。そして、そのラッキーライラックを札幌記念で完封した2位のノームコア(100.3)。3位以下とは大きな指数差があるので、この2頭がそろって飛ぶシーンは考えづらい。
今年は古馬勢が強力なため3歳馬がどこまで人気を伸ばしてくるかはわからないが、14位のソフトフルート(92.7)、16位のリアアメリア(91.8)あたりに対しては、5番人気以内に入ってくるようであれば警戒感を強めたほうがいいだろう。
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今年は京都競馬場整備工事に伴う開催日割の変更があり、エリザベス女王杯‐G1は阪神芝2200mで行われる。スイープトウショウ、マリアライト、リスグラシュー、エリザベス女王杯創設以後に宝塚記念‐G1を制した牝馬はいずれも両G1を制しているため、内回りや外回り、競馬場の違いはあれども、まずは芝2200mの適性を重視すべきだろう。
センテリュオは、父ディープインパクト×母アドマイヤキラメキ(母の父エンドスウィープ)。トーセンスターダムの全妹で、トーセンジョーダンやトーセンホマレボシの姪にあたる血統。また、叔父トーセンホマレボシは12年京都新聞杯-G2で当時の芝2200m日本レコードを記録している。総じて非根幹距離を得意とするファミリーで、本馬もオールカマー‐G2で重賞初制覇を飾り、昨年のエリザベス女王杯‐G1においても勝ち馬から0秒3差の4着と距離適性は申し分ない。
ノームコアは、父ハービンジャー×母クロノロジスト(母の父クロフネ)。フサイチリシャールやフサイチエアデールが出たラスティックベルに遡る牝系で、半妹クロノジェネシスは20年宝塚記念-G1など重賞を4勝。今年の宝塚記念‐G1で圧巻のパフォーマンスを披露していた半妹の走りからもぞんざいには扱えないが、本馬に限ればヴィクトリアマイル‐G1レコード勝ちの実績通りに良馬場が理想だろう。小回りや内回りを器用に立ち回れる脚質は評価に値する。
サラキアは、父ディープインパクト×母サロミナ(母の父Lomitas)。半弟サリオスは19年朝日杯フューチュリティS-G1など重賞を3勝、母は12年にハンブルク牝馬賞-独G3、12年独オークス-独G1と芝2200mの重賞を連勝している。本馬は前走アイルランドトロフィー府中牝馬S‐G2で待望の重賞初制覇となったが、非根幹距離は「3‐3‐0‐3」と得意にしており、昨年のエリザベス女王杯‐G1でもスムーズさを欠きながら0秒4差6着と健闘していた。G1制覇を成し遂げるだけのポテンシャルは秘めているので、手の合う北村友一騎手とのコンビであれば。
(文・シンヤカズヒロ)
秋の最強牝馬決定戦。牝馬三冠路線を戦ってきた3歳世代と、中距離に実績を残す古馬牝馬が鎬を削る。クィーンスプマンテとテイエムプリキュア、大逃げを打った伏兵2頭の「行った行った」で決まり、単勝1.6倍の二冠牝馬ブエナビスタが3着に敗れた第34回(2009年)は伝説として語り継がれる。第35回(2010年)は、同年の英オークス、愛オークスを勝ったスノーフェアリー/Snow Fairyが来日し、次元の違う脚力を披露して圧勝。翌年の第36回(2011年)も再び鬼脚を繰り出して2連覇を果たし、日本の競馬界を震撼させた。第26回(2001年)は1~3着馬の着差がハナ、ハナの大激戦。その接戦を勝ったのはドバイワールドカップ2着以来、7カ月半ぶりの出走となったトゥザヴィクトリー。熱狂的なファンが多かった同馬のG1初制覇に、京都競馬場が沸いた。