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★昨年の菊花賞馬タイトルホルダーが登録 蛯名正義調教師はJRA重賞初挑戦/日経賞
昨年の菊花賞馬タイトルホルダー(牡4歳、美浦・栗田徹厩舎)が、日経賞に登録している。同馬は菊花賞を5馬身差の圧勝で制した後は、有馬記念に出走して5着に入っている。菊花賞馬の4歳初戦の成績を見ると、過去10年で勝利を挙げたのは、2012年の菊花賞馬ゴールドシップと2016年の菊花賞馬サトノダイヤモンドの2頭だけだが、タイトルホルダーは今年初戦でどのような走りを見せるだろうか。なお、タイトルホルダーには前走の有馬記念に続き横山和生騎手が騎乗予定だが、日経賞では2020年が同騎手の父・横山典弘騎手、2021年が同騎手の弟・横山武史騎手が勝っており、“横山ファミリー”の同レース3連覇なるか注目される。ちなみに、日経賞連覇を狙う横山武史騎手はアサマノイタズラ(牡4歳、美浦・手塚貴久厩舎)に騎乗予定。
また、日経賞に出走予定のランフォザローゼス(セン6歳)を管理する蛯名正義調教師は、JRA重賞初挑戦となる。同調教師は騎手時代に日経賞で5勝を挙げているが、調教師としても勝利を挙げることができるかどうか。なお、蛯名正義調教師は3月1日に厩舎を開業したばかりで、日経賞当日が開業26日目となるが、同レースを勝てば開業からJRA重賞初勝利までの所要日数で歴代3位のスピード記録となる。
★久々の中山ダート戦出走となる2頭に注目 アイオライト&アナザートゥルース/マーチS
マーチSに登録しているアイオライト(牡5歳、美浦・武藤善則厩舎)は、デビュー以来1600メートル以下の距離に出走を続けていたが、昨年11月にダート1700メートル戦の福島民友Cに出走して2着に好走すると、続くダート1800メートル戦のべテルギウスSを逃げ切ってオープン初勝利を挙げた。アイオライトは前走の東海Sでは13着に敗れたが、フタ桁着順から巻き返すことができるかどうか。なお、同馬は2019年12月以来の中山ダート戦への出走となるが、中山ダートでは2戦2勝という成績を挙げている。ちなみに、アイオライトは2018年の北海道サマーセールで250万円(税抜)で落札されたが、同馬のJRA獲得賞金は落札価格の約27倍となる6772万9000円(付加賞含む)で、マーチSを勝てばJRA獲得賞金は1億円を突破する。
また、アナザートゥルース(セン8歳、美浦・高木登厩舎)は、中山ダート戦への出走は2019年1月以来3年2カ月ぶりとなるが、中山ダート1800メートル戦で10戦5勝、2着3回という好成績を挙げている。同馬はトップハンデタイの57.5キロを背負うが、久々の中山ダート戦出走となる今回、どのような走りを見せるだろうか。
★昨年Vのシャフリヤールはダービーを制覇 “出世レース”に14頭が登録/毎日杯
26日に実施される毎日杯の歴代優勝馬には、その後ダービーを制したキングカメハメハ(2004年)、ディープスカイ(2008年)、キズナ(2013年)、シャフリヤール(2021年)や、その後年度代表馬となったオグリキャップ(1988年)、テイエムオペラオー(1999年)など後にGIを制した馬が数多く名を連ねている。今年の登録馬は、サウジアラビアRC勝ち馬のコマンドライン(牡3歳、美浦・国枝栄厩舎)、つばき賞を制したテンダンス(牡3歳、栗東・中竹和也厩舎)、新馬戦→セントポーリア賞を連勝したドゥラドーレス(牡3歳、美浦・宮田敬介厩舎)、新馬戦→アルメリア賞を連勝したピースオブエイト(牡3歳、栗東・奥村豊厩舎)など14頭だが、“出世レース”の毎日杯を制すのはどの馬だろうか。
★障害通算1000回騎乗目前の平沢健治騎手 特別戦で初勝利目指す小牧加矢太騎手にも注目
26日の中山では、中山グランドJへのステップレースのぺガサスジャンプSが実施される。同レースでマイサンシャイン(牡6歳、栗東・五十嵐忠男厩舎)に騎乗予定の平沢健治騎手は、3月24日現在、JRA障害競走で999戦101勝という成績を挙げており、ペガサスジャンプSに騎乗すれば、史上15人目のJRA障害通算1000回騎乗達成となる。平沢騎手とマイサンシャインのコンビは前走の障害オープンで1着となっているが、節目の騎乗を勝利で飾ることができるかどうか。
また、昨年の小倉サマーJ勝ち馬で、ペガサスジャンプS登録馬中唯一の障害重賞勝ち馬アサクサゲンキ(セン7歳、栗東・音無秀孝厩舎)には、新人の小牧加矢太騎手が騎乗予定。同騎手はJRA初騎乗となった19日の障害末勝利戦では4着という結果だったが、デビュー2戦目のぺガサスジャンプSで初勝利を挙げることができるかどうか。なお、デビュー2戦目で特別戦を勝てば史上最速記録となる。
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