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古馬長距離のチャンピオンを決める天皇賞・春の追い切りが27日、東西トレーニングセンターで行われた。美浦トレセンでは昨年の菊花賞馬タイトルホルダー(美浦・栗田徹厩舎、牡4歳)が豪快な動きを披露。手綱を取る横山和生騎手(29)=美浦・フリー=も、勝った前走の日経賞以上の手応えを感じていて、祖父・富雄騎手、父・典弘騎手に続く、史上初の天皇賞・春親子3代制覇に期待が高まっている。
菊花賞馬として、長距離戦のタイトルは譲れない。その名の通り、メンバー中ただ一頭のGⅠ馬タイトルホルダーが美浦のWコースでさすがの脚力を誇示した。
小雨が交じる空のもとで、横山和騎手を背にダルムシュタット(2勝クラス)を4馬身追いかけてスタート。道中はあえてパートナーとの差を縮めずにコーナーを通過すると、直線も手応えは馬なりのままだったが、GⅠホースの桁違いのエンジンがうなりを上げた。内から瞬時に馬体を並びかけて、6ハロン81秒4、ラスト1ハロン12秒1で併入した。
「1週前にある程度動かしてあるので、きょうは確認する意味の調教でしたが、またがったときのしぐさや雰囲気が良かったです。100点かといわれるとあれですけど、高いレベルで来ていると思います」
引き揚げてきた直後の会見で横山和騎手が穏やかな口調で切り出した。休み明けの前走の日経賞(1着)時は手前の変換など、フォームの細かい部分で改善の余地を口にしていたが、今回は「不安点がなかったということで(解消したと)とらえていただいていいと思います」と力強い。
コンビを結成して3戦目。昨年の有馬記念では大外⑯番枠の不利もあり5着に敗れた。だが、日経賞では内外からライバルが迫る包囲網をかいくぐってクビ差の勝利。貫禄を示す走りがジョッキーに自信を植え付けた。
「いろいろと不安材料も多い競馬で、次に春の天皇賞という目標もあるなかで結果を残せた。僕にとって自信につながるレースでした。3200メートルを踏まえてのあの競馬だったので、今回は自信を持って乗ることができます」
春の天皇賞は2004年に横山典弘騎手が10番人気のイングランディーレで逃げ切り。父の雄姿を目に焼き付けた横山和騎手は、当時まだ11歳だった。「物心がついてしっかり競馬を見たのが、あのイングランディーレのレース。すごく印象に残っています」と振り返りつつも、同じ先行タイプのタイトルホルダーでの〝再現〟については「馬も違うしシチュエーションも違う」と話すにとどめた。「(自身の)初GⅠも意識しないといえば噓になるけど、今回はタイトルホルダーと(GⅠの)この舞台にまた来られたことがすごく楽しみ。僕とこの馬の競馬ができれば」と、ジョッキーは逃げにこだわらず無心で人馬一体を追求する。
阪神の芝3200メートルは距離だけでなく、直線の急坂を2度も越えなくてはならないが、同じ阪神で行われた菊花賞を5馬身差で制した実績は文句なしのアドバンテージ。過酷なレースも、このコンビなら乗り切ってみせる。
◆栗田師TALK
──前走の日経賞は貫禄のV
「有馬記念のあとに少しアクシデントがあり、まずは競馬を使うことを大目標に進めてきた。(横山和)騎手も馬を信じて勝ち切ることができてよかった」
--そのあとは短期放牧を挟んで調整
「ガス抜きができたというか、いいリフレッシュができた。前走時は力みの修正に苦労したが、日経賞を挟んでそれも取れて、馬体の張りも出てきた」
--27日の追い切りは美浦Wコース6ハロン81秒4
「先週、この馬のいい頃の小気味いい走りができていたので、今週は良くなると思っていたがイメージ通りだった。不安はありません」
--重賞3勝はいずれも逃げ切り
「(2番手で運んだ)有馬記念はいろんな不利が重なった中、際どい競馬をしてくれたと思う。極端な競馬をしたほうが持ち味は生きるとも思うが、そこは決めつけずに騎手との信頼関係でやってもらいたい」
◆逃げ馬Vは2頭だけ 例年は京都競馬場(現在は改修工事中)で行われる天皇賞・春。3200メートルの長丁場で、逃げ切るのは至難の業だ。グレード制導入の1984年以降、スタートから先手を奪って逃げ切ったのは2004年のイングランディーレと16年のキタサンブラックの2頭だけ。前半は好位で運んで、逃げ馬がバテたところで早め先頭で押し切ったケースは92年のメジロマックイーン、95年ライスシャワー、12年ビートブラックなどがいる。他に逃げ馬が見当たらないメンバー構成だけに、タイトルホルダーの出方には注目が集まる。
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