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菊花賞 G1

日程:2020年10月25日()15:40 京都/芝3000m

菊花賞の歴史と概要

2015年の優勝馬キタサンブラック
2015年の優勝馬キタサンブラック

3歳クラシック最後の1冠。春シーズンから活躍を続ける実績馬と、夏に力をつけてきた上がり馬が頂点を争う。これまで皐月賞東京優駿(日本ダービー)とともにこのレースを制し“三冠馬”の称号を獲得したのは、セントライト、シンザン、ミスターシービーシンボリルドルフナリタブライアンディープインパクトオルフェーヴルコントレイルの8頭。第81回(2020年)のコントレイルにおいては、JRA史上初となる「父子無敗のクラシック三冠」という大偉業を果たしている。春は惜敗続きだった馬による待望のクラシック戴冠や、まったく無名だった馬が一躍スターダムに駆け上がるきっかけとなった勝利など、これまで数々のドラマが繰り広げられてきた。なかでも、前者では皐月賞がクビ+ハナ差、東京優駿(日本ダービー)がクビ差だった第60回(1999年)の勝ち馬ナリタトップロード、後者ではのちに「TTG」の1頭として一時代を築く第37回(1976年)の勝ち馬グリーングラス(単勝52.5倍)が最たる例といえるかもしれない。

▼1995年マヤノトップガン。直線では後続を寄せつけずレースレコード(当時)で優勝。

歴代優勝馬

1986年以降の優勝馬を掲載しています。優勝馬の馬齢は2000年以前も現行表記と統一しています。

回数 開催日 優勝馬 性齢 勝ち
タイム
騎手 調教師 レース
結果
第84回
動画
2023年10月22日
京都 芝3000m
菊花賞2023
ドゥレッツァ 牡3 3:03.1 C.ルメール 尾関知人 全着順を
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第83回
動画
2022年10月23日
阪神 芝3000m
菊花賞2022
アスクビクターモア 牡3 3:02.4 田辺裕信 田村康仁 全着順を
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第82回
動画
2021年10月24日
阪神 芝3000m
菊花賞2021
タイトルホルダー 牡3 3:04.6 横山武史 栗田徹 全着順を
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第81回
動画
2020年10月25日
京都 芝3000m
菊花賞2020
コントレイル 牡3 3:05.5 福永祐一 矢作芳人 全着順を
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第80回
動画
2019年10月20日
京都 芝3000m
菊花賞2019
ワールドプレミア 牡3 3:06.0 武豊 友道康夫 全着順を
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第79回
動画
2018年10月21日
京都 芝3000m
菊花賞2018
フィエールマン 牡3 3:06.1 C.ルメール 手塚貴久 全着順を
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第78回
動画
2017年10月22日
京都 芝3000m
菊花賞2017
キセキ 牡3 3:18.9 M.デムーロ 角居勝彦 全着順を
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第77回
動画
2016年10月23日
京都 芝3000m
菊花賞2016
サトノダイヤモンド 牡3 3:03.3 C.ルメール 池江泰寿 全着順を
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第76回
動画
2015年10月25日
京都 芝3000m
菊花賞2015
キタサンブラック 牡3 3:03.9 北村宏司 清水久詞 全着順を
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第75回
動画
2014年10月26日
京都 芝3000m
菊花賞2014
トーホウジャッカル 牡3 3:01.0 酒井学 谷潔 全着順を
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第74回
動画
2013年10月20日
京都 芝3000m
菊花賞2013
エピファネイア 牡3 3:05.2 福永祐一 角居勝彦 全着順を
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第73回
動画
2012年10月21日
京都 芝3000m
菊花賞2012
ゴールドシップ 牡3 3:02.9 内田博幸 須貝尚介 全着順を
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第72回
動画
2011年10月23日
京都 芝3000m
菊花賞2011
オルフェーヴル 牡3 3:02.8 池添謙一 池江泰寿 全着順を
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第71回
動画
2010年10月24日
京都 芝3000m
菊花賞2010
ビッグウィーク 牡3 3:06.1 川田将雅 長浜博之 全着順を
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第70回
動画
2009年10月25日
京都 芝3000m
菊花賞2009
スリーロールス 牡3 3:03.5 浜中俊 武宏平 全着順を
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第69回
動画
2008年10月26日
京都 芝3000m
菊花賞2008
オウケンブルースリ 牡3 3:05.7 内田博幸 音無秀孝 全着順を
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第68回
動画
2007年10月21日
京都 芝3000m
菊花賞2007
アサクサキングス 牡3 3:05.1 四位洋文 大久保龍 全着順を
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第67回
動画
2006年10月22日
京都 芝3000m
菊花賞2006
ソングオブウインド 牡3 3:02.7 武幸四郎 浅見秀一 全着順を
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第66回
動画
2005年10月23日
京都 芝3000m
菊花賞2005
ディープインパクト 牡3 3:04.6 武豊 池江泰郎 全着順を
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第65回
動画
2004年10月24日
京都 芝3000m
菊花賞2004
デルタブルース 牡3 3:05.7 岩田康誠 角居勝彦 全着順を
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第64回
動画
2003年10月26日
京都 芝3000m
菊花賞2003
ザッツザプレンティ 牡3 3:04.8 安藤勝己 橋口弘次 全着順を
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第63回
動画
2002年10月20日
京都 芝3000m
菊花賞2002
ヒシミラクル 牡3 3:05.9 角田晃一 佐山優 全着順を
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第62回
動画
2001年10月21日
京都 芝3000m
菊花賞2001
マンハッタンカフェ 牡3 3:07.2 蛯名正義 小島太 全着順を
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第61回
動画
2000年10月22日
京都 芝3000m
菊花賞2000
エアシャカール 牡3 3:04.7 武豊 森秀行 全着順を
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第60回
動画無し
1999年11月7日
京都 芝3000m
菊花賞1999
ナリタトップロード 牡3 3:07.6 渡辺薫彦 沖芳夫 全着順を
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第59回
動画無し
1998年11月8日
京都 芝3000m
菊花賞1998
セイウンスカイ 牡3 3:03.2 横山典弘 保田一隆 全着順を
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第58回
動画無し
1997年11月2日
京都 芝3000m
菊花賞1997
マチカネフクキタル 牡3 3:07.7 南井克巳 二分久男 全着順を
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第57回
動画無し
1996年11月3日
京都 芝3000m
菊花賞1996
ダンスインザダーク 牡3 3:05.1 武豊 橋口弘次 全着順を
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第56回
動画無し
1995年11月5日
京都 芝3000m
菊花賞1995
マヤノトップガン 牡3 3:04.4 田原成貴 坂口正大 全着順を
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第55回
動画無し
1994年11月6日
京都 芝3000m
菊花賞1994
ナリタブライアン 牡3 3:04.6 南井克巳 大久保正 全着順を
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第54回
動画無し
1993年11月7日
京都 芝3000m
菊花賞1993
ビワハヤヒデ 牡3 3:04.7 岡部幸雄 浜田光正 全着順を
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第53回
動画無し
1992年11月8日
京都 芝3000m
菊花賞1992
ライスシャワー 牡3 3:05.0 的場均 飯塚好次 全着順を
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第52回
動画無し
1991年11月3日
京都 芝3000m
菊花賞1991
レオダーバン 牡3 3:09.5 岡部幸雄 奥平真治 全着順を
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第51回
動画無し
1990年11月4日
京都 芝3000m
菊花賞1990
メジロマックイーン 牡3 3:06.2 内田浩一 池江泰郎 全着順を
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第50回
動画無し
1989年11月5日
京都 芝3000m
菊花賞1989
バンブービギン 牡3 3:07.7 南井克巳 布施正 全着順を
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第49回
動画無し
1988年11月6日
京都 芝3000m
菊花賞1988
スーパークリーク 牡3 3:07.3 武豊 伊藤修司 全着順を
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第48回
動画無し
1987年11月8日
京都 芝3000m
菊花賞1987
サクラスターオー 牡3 3:08.0 東信二 平井雄二 全着順を
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第47回
動画無し
1986年11月9日
京都 芝3000m
菊花賞1986
メジロデュレン 牡3 3:09.2 村本善之 池江泰郎 全着順を
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歴史と位置付け

イギリスのクラシックレースのひとつ「セントレジャー」に範をとり、1938年に「京都農林省賞典四歳呼馬」の名称で創設された歴史ある一戦。その後、「京都農商省賞典四歳呼馬」「農林省賞典四歳馬」と呼び名が変わり、1948年に現行の「菊花賞」に改称された。皐月賞東京優駿(日本ダービー)に続く3歳クラシックの最終関門に設定されており、芝3000mの長丁場でしのぎを削ることから「最も強い馬が勝つレース」と言われている。優秀な繁殖馬選定の役割を持つレースでもあるため、出走資格は牡馬と牝馬に限られ、せん馬が出走することはできない。既述のとおり、皐月賞東京優駿(日本ダービー)、菊花賞をすべて制した“三冠馬”は過去に8頭誕生している。なお、かつては3歳(旧4歳)のトップホースたちが秋の最大目標とするレースとして不動の地位を築いていたが、近年は距離別の競走体系が整備されたこともあり、皐月賞馬やダービー馬であっても距離適性を考慮して出走を回避するケースが増えてきた。

開催時期

第1~12回(1938~1951年)は10~12月で転々と開催。第13~34回(1952~1973年)は11月中旬~下旬。第35~60回(1974~1999年)は11月上旬~中旬。第61回(2000年)以降は10月中旬~下旬に開催されている。

競走条件

施行場所:京都芝3000m(右・外回り)
出走資格:3歳牡馬・牝馬
1着賞金:2億円
負担重量:馬齢重量

その他

戦時中の1944(昭和19)年は能力検定競走として施行されるも、出走馬がコースを間違えたため不成立に。続く1945(昭和20年)はレース自体が行われなかった。

年表

1938年京都芝3000m(外)、4歳(現在の3歳)牡馬・牝馬、馬齢重量戦として創設
競走名は「京都農林省賞典四歳呼馬」
1943年競走名を「京都農商省賞典四歳呼馬」に改称
1944年能力検定競走として施行(全馬コースを間違えてレースは不成立)
1945年第二次世界大戦にともない開催中止
1946年競走名を「農林省賞典四歳馬」に改称
1948年競走名を「菊花賞」に改称
1979年阪神芝3000mで施行
1984年G1(国内独自)に格付け
1992年ライスシャワーが芝3000mの日本レコードを更新
1993年ビワハヤヒデが芝3000mの日本レコードを更新
1995年指定交流競走に指定
1998年セイウンスカイが芝3000mの日本レコードを更新
2004年「日本中央競馬会創立50周年記念」の副題を付して実施
2006年ソングオブウインドが京都芝3000m(外)のコースレコードを更新
2007年格付け表記をJpn1に変更
2010年国際競走に指定、国際G1に格付け
2014年トーホウジャッカルが芝3000mの日本レコードを更新
2021年阪神芝3000mで施行
2022年阪神芝3000mで施行
アスクビクターモアが阪神芝3000mのコースレコードを更新
会員登録(無料)でできること

今週の重賞レース

2024年6月23日()
宝塚記念  G1
総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
73,123万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 テーオーロイヤル 牡6
51,827万円
9 セリフォス 牡5
51,113万円
10 ナミュール 牝5
50,963万円
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3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
40,307万円
2 ダノンデサイル 牡3
38,200万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
32,053万円
4 ステレンボッシュ 牝3
28,331万円
5 アスコリピチェーノ 牝3
22,165万円
6 チェルヴィニア 牝3
21,519万円
7 シンエンペラー 牡3
19,041万円
8 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
9 レガレイラ 牝3
11,278万円
10 ライトバック 牝3
11,256万円
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