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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | 9 | 牝3 | 55.0 | 松山弘平 | 栗 杉山晴紀 | 466(0) | 1.36.1 | 4.2 | 2 | 36.6 | ⑬⑫ | |||
2 | 8 | 17 | 牝3 | 55.0 | 武豊 | 栗 松下武士 | 482(-6) | 1.36.3 | 1 1/2 | 3.7 | 1 | 38.2 | ②② | ||
3 | 2 | 3 | 牝3 | 55.0 | 柴田大知 | 美 高橋祥泰 | 416(0) | 1.36.6 | 1 3/4 | 35.5 | 9 | 38.6 | ①① | ||
4 | 6 | 11 | 牝3 | 55.0 | M.デムー | 栗 中内田充 | 442(-4) | 1.36.8 | 1 | 8.8 | 6 | 37.1 | ⑦⑬ | ||
5 | 7 | 14 | 牝3 | 55.0 | 福永祐一 | 栗 藤原英昭 | 470(+6) | 1.36.9 | 3/4 | 10.4 | 7 | 37.8 | ③⑧ | ||
6 | 2 | 4 | 牝3 | 55.0 | C.ルメー | 美 藤沢和雄 | 456(+2) | 1.36.9 | ハナ | 6.9 | 3 | 38.1 | ⑦⑤ | ||
7 | 5 | 10 | 牝3 | 55.0 | 藤井勘一 | 栗 清水久詞 | 434(+8) | 1.37.1 | 1 1/4 | 174.4 | 14 | 37.2 | ⑮⑯ | ||
8 | 3 | 5 | 牝3 | 55.0 | 田辺裕信 | 美 手塚貴久 | 440(-4) | 1.37.2 | クビ | 8.1 | 5 | 38.8 | ③③ | ||
9 | 8 | 18 | 牝3 | 55.0 | 岩田康誠 | 栗 北出成人 | 458(+12) | 1.37.3 | 3/4 | 78.2 | 11 | 38.0 | ⑩⑨ | ||
10 | 4 | 8 | 牝3 | 55.0 | 川田将雅 | 栗 中内田充 | 478(-4) | 1.37.3 | クビ | 7.7 | 4 | 38.0 | ⑩⑨ | ||
11 | 1 | 2 | 牝3 | 55.0 | 石橋脩 | 美 小笠倫弘 | 466(+2) | 1.37.5 | 3/4 | 224.3 | 16 | 37.7 | ⑱⑭ | ||
12 | 7 | 13 | 牝3 | 55.0 | 浜中俊 | 美 国枝栄 | 424(-6) | 1.37.6 | 3/4 | 24.4 | 8 | 37.8 | ⑮⑭ | ||
13 | 8 | 16 | 牝3 | 55.0 | 岩田望来 | 美 高柳瑞樹 | 464(-6) | 1.37.7 | 1/2 | 390.6 | 18 | 37.8 | ⑭⑯ | ||
14 | 6 | 12 | 牝3 | 55.0 | 石川裕紀 | 美 手塚貴久 | 406(+6) | 1.37.7 | アタマ | 171.6 | 13 | 38.3 | ⑩⑨ | ||
15 | 4 | 7 | 牝3 | 55.0 | 北村友一 | 栗 北出成人 | 486(+2) | 1.37.8 | クビ | 224.0 | 15 | 37.6 | ⑰⑱ | ||
16 | 3 | 6 | 牝3 | 55.0 | 藤岡康太 | 栗 西浦勝一 | 460(0) | 1.38.2 | 2 1/2 | 42.1 | 10 | 39.4 | ⑦⑤ | ||
17 | 1 | 1 | 牝3 | 55.0 | 松田大作 | 栗 西園正都 | 468(+4) | 1.39.7 | 9 | 249.1 | 17 | 41.0 | ③⑤ | ||
18 | 7 | 15 | 牝3 | 55.0 | 池添謙一 | 栗 池添兼雄 | 476(+4) | 1.39.9 | 1 | 82.8 | 12 | 41.5 | ③③ |
ラップタイム | 12.4 - 11.2 - 11.3 - 11.6 - 11.5 - 11.7 - 12.6 - 13.8 |
---|---|
前半 | 12.4 - 23.6 - 34.9 - 46.5 - 58.0 |
後半 | 61.2 - 49.6 - 38.1 - 26.4 - 13.8 |
■払戻金
単勝 | 9 | 420円 | 2番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 9 | 190円 | 2番人気 |
17 | 170円 | 1番人気 | |
3 | 730円 | 9番人気 | |
枠連 | 5-8 | 1,040円 | 2番人気 |
馬連 | 9-17 | 1,110円 | 1番人気 |
ワイド | 9-17 | 490円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
3-9 | 2,880円 | 31番人気 | |
3-17 | 2,480円 | 28番人気 | |
馬単 | 9-17 | 1,930円 | 1番人気 |
3連複 | 3-9-17 | 12,590円 | 45番人気 |
3連単 | 9-17-3 | 47,760円 | 196番人気 |
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土曜日の阪神芝のレース結果、過去の桜花賞の結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
中間の降水量はゼロ。月曜日と火曜日に芝刈り、先週の日曜日から連日のごとく散水作業を実施しているように、芝の生育状況は良好。土曜日の芝コースは内め~中を通った馬の好走が目についた。ただし、内枠有利というわけではなく、むしろ大きめの馬番・枠番の上位入線が多くなってきている。そのあたりには注意が必要だ。
日曜日の天気予報を確認すると、朝方まではなんとかもちそうだが、午前のレース開催中には雨が降り始める見通し。連続開催の後半であることに加え、いまだ馬群が内を回っていることを踏まえると、見た目以上に内めの芝部分と路盤が傷んでいるのは確か。そのうえ降雨となれば、レースが重なるにつれ、内めの劣化が進む可能性は高い。
ゆえに、メインレースあたりでは内ラチ沿いを通りそうな(通らされる)馬や多頭数の内枠(1~3枠)は少し割り引いたほうがいいかもしれない。枠順については、道中スムーズに運ぶことができる中~外に軸足をシフトし、5~8枠あたりに対する意識を強めたほうがベターと思われる。
血統面については、近5年の桜花賞を見直すと、現役時にクラシックレースで連対経験のあるサンデーサイレンス系種牡馬の産駒が優勢。キングカメハメハの系統産駒も堅実に走っている。視点を変えて、近10年の優勝馬の前走馬体重をみると、440キロ割れの馬はゼロ。馬格に乏しい馬の単狙いは避けたいところだ。
ただ、今年の出走馬と照らし合わせてみると、フルゲート18頭の割に条件をクリアしている馬が多い印象。もうひとつフィルターをかけて、近5年の3着以内馬の多くを占める、阪神芝マイルで上がり3ハロン33秒台を記録したことがある馬、もしくは牡馬混合重賞で3着以内の経験がある馬に的を絞りたい。
今回の出走メンバーで、血統面および先述した馬場傾向(5~8枠)の要点を満たしているのは、⑪クラヴァシュドール、⑭ミヤマザクラ。よって当欄では、この2頭を注目株として推奨する。
日曜日に行われる桜花賞の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
① ナイントゥファイブ【D】
栗東坂路単走。首と四肢の連動性に欠け、小手先だけの走りという感じ。鞍上の仕掛けに対する反応も鈍く、モチベーションが不足しているように映る。G1の舞台で対等に戦うには、もう少し時間が必要かもしれない。
② チェーンオブラブ【D】
栗東坂路単走。速い上がりタイムを刻んだものの、進路が右へ左へとブレ気味の安定しない走りで、見映えはイマイチ。鞍上のアクションの割にスピードの乗りが悪い印象を受ける。今回は厳しい戦いになるのではないか。
③ スマイルカナ【C】
美浦南W単走。コーナーを回り馬場の外側に深く入るまでは、しなやかな動きを見せていたが、直線に入ると外に向く素振りを示すなど、気性的に幼い印象。単走では我慢できても、他馬がいる場合はどうか。期待よりも不安のほうが大きい。
④ サンクテュエール【B】
美浦坂路併走。前を走る僚馬の後ろで折り合いをつけ、軽く仕掛けられると楽に抜け出し、先着でゴールした。頭の位置はやや高いが、脚元の動きは悪くなく、適度な前進気勢もある。及第点の仕上がりだろう。
⑤ マルターズディオサ【B】
栗東CW単走。道中バランスを崩すシーンもあったが、全体的に見れば適度に力が抜けて安定した走り。前回の気配が抜群だったため、大きな上積みまではどうかも、雰囲気は決して悪くない。良い意味での平行線ではないか。
⑥ ウーマンズハート【C】
栗東坂路単走。中盤までは折り合いをつけるのにひと苦労。しまいは脚を伸ばしたものの、首と四肢の連動性に乏しく、緩い時計の調整は不得手の印象を受ける。脚元の動き自体は悪くないので、序盤流れてスムーズに運べれば、という条件付きの狙いとなろう。
⑦ ヒルノマリブ【B】
栗東坂路単走。しまいをしっかり追われ、マズマズの伸びを示した。少し推進力が上に逃げ加減の走りではあるが、無駄な力みはなく状態は良さそう。あとは本番まで気持ちの高ぶりを抑えられるかどうか。そのあたりが焦点となる。
⑧ リアアメリア【B】
栗東CW併走。余力残しで及第点以上のタイムをマークした。朝一番の時間帯ということもあり、タイム自体は過度に評価できないものの、混雑した状況下で自身のリズムを維持できたことは好感が持てる。少なくとも前回より気配はいい。
⑨ デアリングタクト【B】
栗東坂路単走。やや頭の位置は高いが、体の向きはまっすぐで四肢の可動域が広く、全体的にバランスがとれている。仕上がり自体は悪くないので、あとは実戦で落ち着いて走れるかどうかが、ポイントとなりそうだ。
⑩ フィオリキアリ【D】
栗東坂路単走。華奢な馬体もあってか走りに余裕がなく非力な印象。順調にメニューを消化している点は評価できるものの、さらなる上積みを感じるまでには至らない。相手が一気に強くなるG1では足りないだろう。
⑪ クラヴァシュドール【B】
栗東CW単走。軽いザ石で本追い切りは木曜日にスライド。半マイルからしまい重点の内容ながら、柔らかいフットワークでリズム良く駆け抜けた。動き、気配ともに上々で、アクシデント自体はあまり気にしなくても良さそう。とはいえ、当初の予定が狂ってしまったのも事実。B判定にとどめておく。
⑫ インターミッション【C】
栗東CW単走。直線半ばから軽く仕掛けられると、最後まで集中を切らすことなく駆け抜けた。反面、首のアクションが悪く、躍動感という点ではイマイチ。この馬なりに順調なのかもしれないが、大きな上積みまではどうか。
⑬ マジックキャッスル【A】
美浦南W併走。反応を確かめる程度の内容ながら、折り合い良く落ち着いた走りを披露した。弾力に富んだ小気味のいいフットワークは目を引くものがある。活気もほどよく、醸し出す雰囲気は上質そのもの。力を出せる状態とみる。
⑭ ミヤマザクラ【A】
栗東坂路併走。併走遅れを喫したものの、相手と馬体を離していたため、実質的には単走の類。遅れ自体を深刻に捉える必要はない。踏み込みの深さと前後の連動性が高いフォームが目につき、追えば追うほど伸びそうな印象を受ける。好仕上がり。
⑮ ヤマカツマーメイド【B】
栗東坂路単走。着地ポイントが安定しないため、時計ほどのキレは感じなかった反面、力強い蹴り込みでしぶとく脚を伸ばしており、自身の長所は出せている印象。決め手勝負だと分が悪そうだが、タフな競馬質になれば面白い存在になるかもしれない。
⑯ ケープコッド【C】
栗東芝単走。しまいのみ伸ばす折り合い重視の調整。この馬にしては落ち着きがあるし、鞍上の指示に対しても従順だった。その一方で、上り目はうかがえず、状態維持が精一杯の印象。ここに入ると強調材料に欠ける。
⑰ レシステンシア【A】
栗東坂路単走。左前肢を体の中心に着地させるクセがあり、速い時計を出すと体の向きが右に流れる傾向が強くなる馬。それでいて4F50秒割れ、ラスト1F12秒1の好タイムを悠々と叩くのだからたいしたもの。状態は高値で安定している。
⑱ エーポス【C】
栗東坂路単走。中盤までは速いラップで駆け上がっていたものの、次第に力強さを失くしペースダウン。混雑した時間帯で前にいる馬が邪魔になった点を考慮しても、消化不良の感が強く残るのは確か。高い評価は与えづらい。
インターミッション・大村助手「冬毛が抜けて体幹がしっかりした。滞在の効果はありそう」
ウーマンズハート・藤岡康騎手「反応が良く時計もちょうどいい。外回りで決め手が生きれば」
エーポス・北出調教師「4F53~54秒の予定が速くなった。動きは悪くないが、反動が心配」
ケープコッド・鈴木助手「前走の1400メートルは長かった。マイルはもっと長いから…」
サンクテュエール・藤沢和調教師「輸送もあるので速い時計じゃないけど、動きはいい。久々でも順調に仕上がった」
スマイルカナ・柴田大騎手「リラックスしたなかにやる気もある。スピードを生かす形が合うし、阪神マイルもいい」
チェーンオブラブ・小笠調教師「滞在でたくましくなってきた。イチかバチかの競馬をする」
デアリングアクト・松山騎手「先週モタれたので、確認したくて今週も乗った。折り合いはついたし、いい内容だった」
ナイントゥファイブ・西園調教師「上がり重点でしっかり動けた。距離延長にも対応できる」
ヒルノマリブ・北出調教師「先週しっかりやっているし、上がり重点。満足のいく内容だ」
フィオリキアリ・清水久調教師「追い切りは指示どおりの内容。状態は良さそうだし、プラス体重で出せそう」
マジックキャッスル・国枝調教師「折り合ってスムーズな脚さばき。ここでもやれると思う。しまいの脚を生かせれば」
マルターズディオサ・大村助手「前走のデキをキープ。滞在しても馬体重は増えていないが、カイバは食べている」
ミヤマザクラ・藤原英調教師「いつものパターンで、前に馬を置いて最後1Fだけやってもらった。動きは上々だ」
ヤマカツマーメイド・池添騎手「先週しっかりやっているので、しまいを伸ばす感じ。前走に比べ、上積みはありそう」
リアアメリア・片山助手「やるべきことはやってきた。馬の後ろでチップをかぶらせたし、今なら馬ごみでも問題ない」
レシステンシア・松下調教師「ジョッキーの感触で乗ってもらった。無理して出した時計ではないし、動きも良かった」(夕刊フジ)
★桜花賞の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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2010年以降の連対馬20頭のうち13頭が前走2着以内。前走3着以下から連対した7頭は前走でチューリップ賞あるいは2歳G1に出走していた。前走がチューリップ賞または2歳G1以外のレースで3着以下に敗れていた馬は2着連対圏に届いていない。
2010年以降の連対馬20頭の前走人気はいずれも5番人気以内。人気薄激走後の馬が勝ち負け争いに加わるのは難しい。
2010年以降の連対馬20頭の戦績を検証すると、2013年2着のレッドオーヴァルを除く、19頭に芝1600mで1着、あるいは同距離の重賞で3着以内の経験があった。マイル実績に乏しい馬に手を出すのはリスクが高い。
2010年以降の3着以内30頭のうち29頭には、東京か京都か阪神、かつ芝のオープンクラスにおける連対経験があった。例外は2010年2着馬のオウケンサクラ(前走フラワーC1着)1頭のみ。中山やローカル場に良績が集中している馬は苦戦が続いている。
【同年2月以降未出走馬】
2010年以降の3着以内30頭のうち27頭が前走で同年2月以降のレースに出走していた。例外3頭の前走は牡馬混合マイル重賞1着とG1 3着以内。同年の2月以降未出走で、前走が4着以下、または非重賞戦を使用していた馬の好走例はみられない。
馬券絡みの勝負ラインは指数89。これを下回っている馬の好走は難しい。ただし、高指数の出にくいキャリア3戦以下の馬はその限りではない。指数89未満かつキャリア4戦以上の馬の成績は【0 0 1 69】
指数1~4位のなかから2頭以上が馬券に絡むケースが多い。指数1~4位のワイドをボックス買いした際の回収率は147.5%
2012年以降の3着以内馬は、そのほとんどが指数9位以内で、指数10位以下の馬券絡みは少ない。指数1~4位のなかから2頭以上が馬券に絡みやすい傾向を踏まえ、指数1~4位+指数1~4位+指数1~9位という組み立ての3連複フォーメーションを購入すると回収率466.1%
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過去10年の血統傾向としてはディープインパクト産駒が5勝、キングカメハメハ系が3勝と日本競馬を牽引してきた2大種牡馬が双璧。世代限定戦ということもあり、繁殖事情を踏まえれば順当とも言えそうで、ヴィクトワールピサ産駒として勝利した2016年ジュエラーも初年度産駒であったことはポイントに思える。ロードカナロアもディープインパクトも種牡馬としての初G1制覇は桜花賞で、期待の新種牡馬が箔を付けるレースと言えるかもしれない。
デアリングタクトは、父エピファネイア×母デアリングバード(母の父キングカメハメハ)。重賞3勝の活躍をみせた2代母デアリングハートは、旧阪神コースで行われた2005年桜花賞でも10人気ながら3着に好走しており、その時の2着馬はエピファネイアの母シーザリオ。つまり、祖母2頭が桜花賞で鎬を削った浪漫派受けする血統だ。エルフィンSの勝ち時計はウオッカやマルセリーナを上回るだけに、エピファネイア産駒の重賞初制覇がG1となっても何ら不思議はないだろう。
レシステンシアは、父ダイワメジャー×母マラコスタムブラダ(母の父Lizard Island)。母は2014年フィルベルトレレナ大賞典-亜G1の勝ち馬。ダイワメジャー産駒は2017年にレーヌミノルが8人気で勝利しており、その時のラップは「46.5-48.0」。前傾ラップで強さを発揮することはレシステンシアにも当て嵌まり、前走の轍を踏まなければ巻き返しは十分に可能なはず。
マジックキャッスルは、父ディープインパクト×母ソーマジック(母の父シンボリクリスエス)。母は2008年桜花賞の3着馬で、2代母スーアも2000年伊1000ギニー-伊G2を勝利しており、1000ギニー(=日本の桜花賞)レースに所縁のある牝系。相手なりに走るイメージでもあり、馬券の相手には押さえておきたいタイプ。
クラヴァシュドールは、父ハーツクライ×母パスオブドリームズ(母の父Giant’s Causeway)。2代母Path of Thunderは、2000年BCディスタフ-米G1など重賞を7勝したSpainの全妹。チューリップ賞で3着以内に好走したハーツクライ産駒は、2017年2着リスグラシュー、2014年3着ヌーヴォレコルト、と桜花賞でも好走するが勝ちあぐねてもいる。その2頭が後にG1馬となっていることから、先々まで追いかけてみたいタイプではあるが……。
(文・シンヤカズヒロ)
皐月賞、東京優駿(日本ダービー)、菊花賞、優駿牝馬(オークス)とともに“3歳クラシック”の一角を成すレースであり、牝馬三冠の一冠目に数えられる。仕上がりの早さとスピード能力が問われる一戦で、過去に多くの快速牝馬たちが栄冠を勝ち取ってきた。この桜花賞だけでなく、約1カ月半後に開催される優駿牝馬(オークス)、秋に行われる秋華賞(1995年以前はエリザベス女王杯)の3タイトルをものにし、これまでに“牝馬三冠”の称号を手にしたのは、1986年メジロラモーヌ、2003年スティルインラブ、2010年アパパネ、2012年ジェンティルドンナ、2018年アーモンドアイ、2020年デアリングタクト、2023年リバティアイランドの7頭。ほか、第35回(1975年)は単勝1.1倍の断然人気を集めたテスコガビーが2着馬に1秒7秒という大差をつけて勝利。第50回(1990年)の勝ち馬アグネスフローラ、第53回(1993年)の勝ち馬ベガは、繁殖にあがってからも優秀な成績を残し、母として複数頭のG1ホースを出した。阪神競馬場が改修されて直線距離が延びてからは鮮烈な追い込み勝ちも見られるようになり、第69回(2009年)のブエナビスタ、第74回(2014年)のハープスター、第76回(2016年)のジュエラーらが、目の覚めるような直線一気を決めて先頭でゴール板を駆け抜けている。