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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | 14 | 牡3 | 57.0 | 田辺裕信 | 美 田村康仁 | 476(0) | R3.02.4 | 4.1 | 2 | 36.9 | ②②②① | |||
2 | 2 | 4 | 牡3 | 57.0 | 吉田隼人 | 栗 宮本博 | 496(0) | 3.02.4 | ハナ | 11.5 | 7 | 36.3 | ⑫⑬⑩④ | ||
3 | 8 | 17 | 牡3 | 57.0 | 鮫島克駿 | 栗 杉山晴紀 | 452(0) | 3.02.5 | 1/2 | 9.7 | 4 | 36.5 | ⑧⑥⑥④ | ||
4 | 6 | 11 | 牡3 | 57.0 | 横山武史 | 美 宮田敬介 | 490(-4) | 3.03.4 | 5 | 7.0 | 3 | 37.2 | ⑫⑫⑩⑨ | ||
5 | 5 | 9 | 牡3 | 57.0 | 浜中俊 | 栗 寺島良 | 478(0) | 3.03.4 | クビ | 149.4 | 17 | 36.8 | ⑯⑯⑯⑬ | ||
6 | 3 | 5 | 牡3 | 57.0 | 武豊 | 栗 千田輝彦 | 500(+6) | 3.03.6 | 1 1/4 | 33.8 | 10 | 37.1 | ⑭⑮⑭⑬ | ||
7 | 2 | 3 | 牡3 | 57.0 | 池添謙一 | 栗 池添学 | 458(+2) | 3.03.6 | クビ | 10.2 | 5 | 37.2 | ⑨⑨⑩⑫ | ||
8 | 1 | 1 | 牡3 | 57.0 | 松山弘平 | 栗 杉山晴紀 | 494(-4) | 3.04.0 | 2 1/2 | 3.5 | 1 | 38.0 | ⑥⑥⑦④ | ||
9 | 4 | 7 | 牡3 | 57.0 | 岩田望来 | 栗 藤原英昭 | 472(+8) | 3.04.2 | 1 | 98.3 | 14 | 37.6 | ⑭⑭⑭⑮ | ||
10 | 1 | 2 | 牡3 | 57.0 | 松田大作 | 栗 武英智 | 470(+2) | 3.04.4 | 1 | 164.4 | 18 | 38.1 | ⑨⑪⑩⑨ | ||
11 | 8 | 18 | 牡3 | 57.0 | 福永祐一 | 栗 友道康夫 | 464(-10) | B | 3.04.8 | 2 1/2 | 24.6 | 9 | 38.8 | ⑥⑥③④ | |
12 | 6 | 12 | 牡3 | 57.0 | 川田将雅 | 栗 佐々木晶 | 498(0) | 3.05.2 | 2 1/2 | 11.1 | 6 | 38.5 | ⑰⑰⑯⑮ | ||
13 | 3 | 6 | 牡3 | 57.0 | 岩田康誠 | 栗 飯田雄三 | 466(+10) | 3.05.6 | 2 | 123.7 | 15 | 39.8 | ④③③② | ||
14 | 7 | 13 | 牡3 | 57.0 | 横山和生 | 栗 辻野泰之 | 462(+4) | 3.06.1 | 3 | 18.8 | 8 | 40.2 | ③③③④ | ||
15 | 8 | 16 | 牡3 | 57.0 | 松若風馬 | 栗 宮本博 | 472(0) | B | 3.06.2 | 1/2 | 40.1 | 11 | 40.1 | ⑨⑨⑦⑨ | |
16 | 7 | 15 | 牡3 | 57.0 | 坂井瑠星 | 栗 辻野泰之 | 504(-6) | 3.06.8 | 3 1/2 | 144.9 | 16 | 40.2 | ④⑤⑦⑰ | ||
17 | 5 | 10 | 牡3 | 57.0 | 幸英明 | 栗 橋口慎介 | 466(-8) | 初B | 3.07.6 | 5 | 61.1 | 12 | 42.2 | ①①①② | |
18 | 4 | 8 | 牡3 | 57.0 | 丹内祐次 | 美 高木登 | 492(0) | 3.08.9 | 8 | 72.7 | 13 | 41.2 | ⑱⑱⑱⑱ |
ラップタイム | 12.3 - 10.9 - 11.7 - 11.9 - 11.9 - 12.1 - 12.6 - 13.3 - 12.6 - 12.1 - 12.1 - 11.9 - 11.9 - 12.2 - 12.9 |
---|---|
前半 | 12.3 - 23.2 - 34.9 - 46.8 - 58.7 |
後半 | 61.0 - 48.9 - 37.0 - 25.1 - 12.9 |
■払戻金
単勝 | 14 | 410円 | 2番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 14 | 160円 | 1番人気 |
4 | 290円 | 4番人気 | |
17 | 330円 | 7番人気 | |
枠連 | 2-7 | 850円 | 2番人気 |
馬連 | 4-14 | 2,030円 | 9番人気 |
ワイド | 4-14 | 790円 | 8番人気 |
---|---|---|---|
14-17 | 770円 | 7番人気 | |
4-17 | 1,920円 | 25番人気 | |
馬単 | 14-4 | 3,370円 | 10番人気 |
3連複 | 4-14-17 | 6,440円 | 23番人気 |
3連単 | 14-4-17 | 30,010円 | 79番人気 |
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土曜日の阪神芝のレース結果、阪神芝で施行された最近の長距離G1競走、ならびに近年の菊花賞の結果をもとに、馬場や血統のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
阪神競馬場はAコース開催の3週目。この中間は月曜日に少量の雨に見舞われたものの、その後に観測された雨量はゼロ。土曜日の芝コースは終日良馬場(JRA発表)でレースが行われた。土曜日早朝におけるJRA測定クッション値は9.6。前週土曜日の朝が9.6、同日曜日の朝が9.5なので、大きな変化は生じていない。
土曜日施行の芝競走5鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は1、1、6、4、7番手。先行勢がいい粘りを見せる一方で、上がり3ハロン1~2位馬も【4.2.2.2】の好成績を収めている。前週と同様、ある程度の位置につけ、なおかつメンバー上位の上がりを出せる馬が優位と捉えるべきだろう。
ちなみに、阪神で代替開催された最近の長距離G1 3競走(天皇賞(春)、菊花賞)における、1~3着馬延べ9頭はいずれも最終4角を9番手以内で通過していた。ホームストレッチの急坂越えが2回あるタフな舞台ゆえ、序盤から中盤にかけての体力の温存は必要不可欠。だが、後方待機の追い込み勢は厳しいレースを強いられている。その点には注意したい。
日曜日午後からの降水確率は10%前後(23日7時の時点)。開催中に雨が降らず高速馬場となれば、速い上がりを武器とする直線一気型の優位性が多少なりとも増す可能性はある。とはいえ、絶対有利の状況にまで様変わりするとも思えない。やはり狙いの中心は、中団より前の位置から我慢強く脚を伸ばすタイプとなろう。
枠順については判断するに悩ましい。「長距離G1=内枠有利」が定説ではあるが、今年の菊花賞は昨年に引き続き阪神内回りを約1周半する特殊な設定。内枠を引いた馬は距離ロスが少ない恩恵を得る一方で、傷み始めた馬場のなか馬群をインから捌くという課題も抱えることになる。ゆえに固執せず、柔軟なスタンスで構えるのが正解ではないか。
血統面に視点を移すと、先述した長距離G1 3競走では、ディープインパクトやキングカメハメハの血を引く馬が主力を形成。この2系統で3着以内馬延べ9頭を独占している。9頭は前走の最終4角通過順位が8番手以内だった点でも共通。位置取りという要素は、先述した馬場傾向にもマッチする。今回も条件を満たす馬には相応の警戒が必要だろう。
ただ、今回の出走メンバーと照らし合わせてみると該当馬が多い印象。もうひとつフィルターをかけて、直近5回の菊花賞(2017~2020年は京都、2021年は阪神で施行)の3着以内全馬に共通する、前走3着以内または過去のG1 で4着以内に入った経験がある馬を重視したい。
今回の出走馬で、要点(血統+前走最終4角通過順位+前走着順orG1実績)を満たしているのは、⑪ドゥラドーレス、⑬ディナースタ、⑭アスクビクターモア、⑰ジャスティンパレス。従って当欄では、これら4頭を注目株として推奨する。
プロ予想MAXが誇る予想神「スガダイ」×日刊競馬「久保木正則」が菊花賞を大展望!トッププロ予想家のハイレベルトークをお届けいたします!
出演:スガダイ(予想神) 久保木正則(日刊競馬) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
日曜日に行われる菊花賞の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ガイアフォース【B】
栗東坂路単走。集中力が低く、頭の位置が安定しないが、それはいつものこと。そのぶん掛かる面はなく、長距離戦に臨む馬らしく、ゆったりと運ぶことはできている。1週前追い切りで目についた、脚さばきの硬さが薄れてきているのも好感。まずまずの仕上がり具合ではないか。
②シェルビーズアイ【C】
栗東坂路併走。緩い時計でも行きたがる素振りを見せず、しっかり折り合いはついていた。反面、鞍上の仕掛けに対する反応が鈍く、ほぼ馬なりで運ぶパートナーにアオられ通し。最後は突き放される格好になってしまった。折り合い重視の調整とはいえ、物足りなさを感じてしまう。
③プラダリア【A】
栗東坂路単走。体軸がしっかりした安定感のあるフットワークで登坂。リラックスしてテンポ良く走れている。前走の中間時より素軽さが増し、そのぶん楽に坂路を駆け上がれるようになった印象。前哨戦を使って順当に上向いている。
④ボルドグフーシュ【B】
栗東坂路単走。頭の位置こそ高めだが、四肢のさばき自体は悪くなく、馬場をしっかり掴んで走ることができている。スパッと切れる感じはしないものの、ジワジワと脚を伸ばす姿をみるに距離はこなせそう。警戒を怠れない1頭だ。
⑤ヤマニンゼスト【B】
栗東CW単走。少しかき込む感じでストライドは狭め。ただ、四肢のさばき自体は悪くなく、着地にも力感がある。規則正しいラップを無理なく刻めていることから、折り合い面の不安もなさそう。赤マル急上昇とはいかなくても、いいデキをキープしているように思える。
⑥ビーアストニッシド【C】
栗東坂路単走。チップを高々と蹴り上げる力強さはあるのだが、鞍上と息が合わないのか、終始フラつき気味の登坂。先行タイプとあって抑える形が不向きにせよ、もう少し落ち着いて走って欲しいのも確か。今回は期待よりも不安のほうが先立つ。
⑦アスクワイルドモア【C】
栗東CW併走。スラッとした脚の長さが目立つ馬で長距離は向きそう。折り合いにも無理がない。反面、直線での動きがやや硬く、この馬にしては走りが小さく映る。手前替えでスムーズさを欠いているのも気がかり。評価は上げづらい。
⑧マイネルトルファン【B】
美浦南W併走。適度な気合乗りで四肢の回転も滑らか。細かい部分で雑なところはあるが、1週前追い切りに比べると前肢を柔らかく使えているし、集中力も増している。馬体重の割に線が細く、まだ発展途上だろうが、稽古の雰囲気は決して悪くない。現状の力を出せる仕上がりとみる。
⑨シホノスペランツァ【B】
栗東CW単走。力みがちのせいか、首の可動域が狭く映るものの、四肢の運びは軽く、背中の安定性も高い。それなりに制御も利いている。体調自体は悪くなさそうなので、あとは本番までテンションを維持できるかどうか。当日の気配を注視したい1頭だ。
⑩セイウンハーデス【B】
栗東CW単走。1週前にしっかり攻めているので流す程度の内容。派手さはないが、上下動幅の少ないフォームで落ち着いて走れていたのは好感。フットワークも柔らかく、状態は悪くなさそう。あとは他馬を気にする面が強い馬だけに、内回りの多頭数競馬で上手に立ち回れるか否か。それが焦点となる。
⑪ドゥラドーレス【B】
美浦南W併走。少し気合が乗り過ぎているようにも映るが、動きに硬さはなく、低重心を保って走ることができている。状態は悪くなさそうなので、あとは実戦に行っての折り合いひとつ。ジョッキーが上手にコントロールできれば、という条件付きの狙いとなろう。
⑫ヴェローナシチー【B】
栗東坂路単走。舌を出しながらの走りではあるが、力みを抜くという点では悪くない。中盤あたりで鞍上に抵抗する仕草を出したのはいただけないものの、随所に見せる後肢の蹴りの力強さは目を引くものがあった。それなりに動ける態勢と判断したい。
⑬ディナースタ【B】
栗東坂路併走。時計は地味だが、普段の稽古ではエンジンのかかりが遅いタイプ。今回の舞台を思えば、深刻に捉える必要はない。トビに高さはないが、四肢のさばきは柔らかく、手前替えもスムーズ。脚どりもしっかりしている。この馬なりに順調だろう。
⑭アスクビクターモア【A】
美浦南W単走。体を大きく使って伸びのある走り。反応が良く、着地も力強い。前回の最終追い切り当時よりも少し時計を要するコンディション下で、朝一番とはいえ前回(当時は右回り)と同等のラップを楽々と計時した点は高く評価できる。上々の仕上がりだろう。
⑮ポッドボレット【B】
栗東坂路単走。派手さはないが、気負いなくキビキビと登坂。春先と比べて後肢の使い方が良くなり、そのぶん力強さが増した印象。もう少し鋭さがあれば言うことなしだが、全体的に見ればバランスのいい走り。穴として一考の余地はある。
⑯フェーングロッテン【C】
栗東坂路単走。ブリンカーを外しての調整。促されてからの反応こそ悪くないが、トビが低く完歩も小さめ。走法的に今回の舞台が合うかは微妙な線。また、本番でブリンカーを着用して集中力を高めすぎると、道中で脚を使ってしまう可能性もある。重い印は打ちづらい。
⑰ジャスティンパレス【C】
栗東CW併走。他厩舎の併せ馬につられる格好となり、直線入って間もなく、本来の相手に併せるため、ブレーキをかけて進路を少し変えるような感じに。その後は力強い脚どりで猛追していたが……。予定通りの内容とは思えず、高評価するには躊躇してしまう。
⑱セレシオン【A】
栗東芝単走。単走表記だが、前を行く僚馬2頭を壁にして進む内容。頭の位置こそ若干高めも、首と脚の連動性が高く、無駄な動きが少ない。鞍上の指示にも従順で、制御がしっかりと利いている。仕上がりの良さが伝わってくる好稽古だった。
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アスクビクターモア・田村調教師「躍動感がある。中山の急坂を走っているので阪神はいい」
アスクワイルドモア・岩田望騎手「動きは良かった。ここへきて体に幅が出てきた」
インプレス・佐々木調教師「動きはこんなもの。前走で行きたがったのは久々のせい」
ヴェローナシチー・佐々木調教師「走法やレースぶりから、長い距離は合っていると思う」
ガイアフォース・松山騎手「パワーアップして、素軽さも出てきた。長くいい脚を使える」
シェルビーズアイ・松田騎手「素直で乗りやすく難しいところがない」
ジェンヌ・安達調教師「(前任の吉田隼騎手は)『距離はもっとあっていい』と言っていた」
シホノスペランツァ・浜中騎手「3000メートルは分からないが、長丁場で勝っているのは強み」
ジャスティンパレス・鮫島駿騎手「全体的にレベルの高い馬。スムーズにリズムのいい競馬を」
セレシオン・友道調教師「気持ちがポイント。ブリンカーなど馬装は勝った前走と同じでいく」
タイムオブフライト・辻野調教師「成長途上で動き切れない。現状の力でどこまでやれるか」
ディナースタ・辻野調教師「先週、先々週と満足のいく動き。今週は坂路でバランスを整えた」
ドゥラドーレス・宮田調教師「輸送もあるので調整程度。リングバミが一番フィットしている」
ビーアストニッシド・飯田雄調教師「変わりなく順調。雰囲気もいい」
フェーングロッテン・松若騎手「スパッと切れる脚がない。前のほうに行く競馬がいいと思う」
プラダリア・池添騎手「先週、今週で本当に良くなった。長くいい脚を使えるところを生かす」
ポッドボレット・辻野調教師「使った効果で体の張り、動きとも明らかに良くなっている」
ボルドグフーシュ・宮本調教師「スタミナが豊富でラストの切れ味が武器。そこを生かして」
ボーンディスウェイ・石橋騎手「調教から懸命に走るタイプ。一度使って良くなっている」
マイネルトルファン・高木調教師「追い切りでチークの効果があった。距離は長いほうがいい」
ヤマニンゼスト・千田調教師「追い切りで楽しそうに走っていた。競馬はユタカさんに任せる」
レッドバリエンテ・福永助手「順調な仕上がり。動きも良かった」(夕刊フジ)
2012年以降(2020年以前は京都芝3000mで施行)の所属別成績は、栗東【8.9.8.102】、美浦【2.1.2.48】。前者が優位の立場にある。なお、重賞で2着以内の経験があった馬を除くと、後者の2着連対圏入りはゼロ。覚えておきたい傾向だ。
(減点対象馬)
⑧マイネルトルファン ⑪ドゥラドーレス
2012年以降の3着以内馬30頭の前走クラス(レース格)を確認すると、3歳以上G2、3歳限定G2、3歳限定G3、2勝クラス(旧1000万下)の4パターン。これ以外のステップで臨んだ馬は好走(3着以内)皆無と、厳しい戦いを強いられている。
(減点対象馬)
⑧マイネルトルファン ⑨シホノスペランツァ ⑮ポッドボレット ⑯フェーングロッテン
2012年以降の1~2着馬20頭中18頭が前走3着以内からの臨戦馬。例外の2頭はともに、G1で4着以内の善戦・好走経験があった。相応の戦歴がない、前走4着以下敗退馬は疑ってかかったほうがいいかもしれない。
(減点対象馬)
②シェルビーズアイ ③プラダリア ⑥ビーアストニッシド ⑦アスクワイルドモア ⑩セイウンハーデス ⑫ヴェローナシチー ⑮ポッドボレット
2012年以降の2着以内20頭全馬に、重賞3着以内またはオープン特別で2着以内の好走経験があった。この条件を満たしていない馬の過大評価は避けたいところだ。
(減点対象馬)
②シェルビーズアイ ⑧マイネルトルファン ⑨シホノスペランツァ ⑬ディナースタ ⑱セレシオン
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長距離戦はメンバーによってペースや展開が大きく変わるため、スピード指数系で上位3頭をズバリと当てるのは難しく、U指数においても低指数馬が1~2頭馬券に絡んでしまうケースはどうしても起こる。しかしその一方、上位総崩れということはほとんどなく、この菊花賞も毎年のように5位以内の馬が3着以内に入っている。相手選びは難解ながら、軸馬は指数上位勢から選ぶのが正解だ。好走例が皆無に等しい、U指数95未満かつ二桁人気の馬を切れば、ある程度点数を絞ることができるだろう。
今年は人気になることが予想される面々がU指数上位を占める格好になったので、大荒れになることはないとみる。軸に関しては、人気サイドから選ぶのが正解と判断したい。皐月賞5着、ダービー3着という随一の実績を誇る1位⑭アスクビクターモア(98.6)、そのアスクビクターモアをセントライト記念で退けた2位①ガイアフォース(97.6)、神戸新聞杯を圧勝した3位⑰ジャスティンパレス(96.7)を軽視するのは危険だ。
最後に1頭、馬柱の内容が地味ゆえに人気妙味が生まれそうな5位⑩セイウンハーデス(94.5)を押さえておく。
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今年も京都競馬場整備工事に伴う開催日割の変更があり、昨年に続いて菊花賞は阪神芝3000m・内に舞台を移して施行される。なお、昨年はドゥラメンテ産駒の4番人気タイトルホルダーが後続に5馬身差を付ける逃げ切り勝ちを披露。同産駒としても初めてのG1制覇を飾ることになった。
また、2年前にコントレイルが父ディープインパクトとの父子無敗クラシック三冠の偉業を達成したことは記憶に新しいが、16~20年は父または母の父にディープインパクトの血を引く馬が5連覇しており、すっかり菊花賞血統として定着してきた節がある。代替開催された昨年においても、2着オーソクレース、3着ディヴァインラヴ、そして3着馬とはハナ差の4着だったステラヴェローチェの3頭が、いずれも母の父にディープインパクトを配された馬として上位入線を果たしてみせた。
ドゥラドーレスは、父ドゥラメンテ×母ロカ(母の父ハービンジャー)。同種牡馬は昨年の勝ち馬を出した勢いがあり、本馬においては母がディープインパクトの姪にあたる血統背景も興味深いところ。また、2代母の父には96年の勝ち馬ダンスインザダークが配されていることも評価しやすく、同馬は種牡馬としても3勝と好相性を示している。粗削りで春先は才能を持て余していたところを鑑みると、まだまだ伸びしろに期待できる逸材だろう。
アスクビクターモアは、父ディープインパクト×母カルティカ(母の父Rainbow Quest)。同種牡馬の産駒は菊花賞で最多勝タイ記録となる4勝。一方、母の父は4歳秋に凱旋門賞を制した成長力が売りとなる血脈で、その父Blushing Groomの系統も菊花賞では直系が2勝、母の父として1勝を挙げるなど活躍ぶりが目に留まる。弥生賞勝ちの実績は昨年の勝ち馬と共通するが、本馬も持ち前のしぶとさを活かせる長丁場でこそ真価を発揮しそうだ。
ガイアフォースは、父キタサンブラック×母ナターレ(母の父クロフネ)。同産駒は現3歳世代が初年度産駒となるが、皐月賞と日本ダービーではイクイノックスが2着に好走するなどクラシック戦線を賑わせてきた。本馬はドウデュースと鎬を削った新馬の内容からも真打登場と目されていたが、セントライト記念を父仔制覇したことで俄然色めき立っている。馬場やコースを問わずに正攻法の立ち回りができる強みはG1でも武器となるだろう。
編集部(以下、編) さぁ、クラシック最終戦の菊花賞です。
新良(以下、新) 先週の秋華賞は、春の既成勢力が優勢という下馬評で、実際にその通りの結果になりましたが、今週は……。
編 なんと、皐月賞・ダービーの上位2頭が不在というメンバー構成になりましね。
新 春二冠の不出走組のなかにも面白そうな存在がけっこういて、予想もレースを見るのも、非常に楽しみな一戦になりました。
編 チャンスのありそうな馬も多く、予想は難解だと思いますが、そのぶんやりがいがあるのではないでしょうか。
新 そうなんですけど、意外にも乗り替わりは18頭中4頭しかおらず、選択肢が限られちゃうんですよね(苦笑)。
編 確かに、選択肢が少ないとかえって難易度は増すかもしれないですね。ただ、そんななかでも最もチャンスのある馬を指名するのが新良さんの使命です!
新 心得ております。乗り替わり馬が馬券に絡んでくれることを願いつつ、最先着馬を指名できるように頑張ります。
編 よろしくお願いします。で、結論はどの馬に?
新 結論を発表する前に、ちょっとお伝えしておきたいことがあります。昨日の富士Sの狙い目に触れた際に、ポイントとして挙げたことを覚えていますか?
編 はい。トップジョッキーが揃って非ノーザンの馬に乗っているから、混戦模様であると。要するに、ノーザン以外の馬にもチャンスは大いにあるということでした。
新 その通りです。実は菊花賞にも同じようなことが言えるんですよ。
編 そうなんですね。確かに、ノーザンファーム勢が上位人気を占めるという構図にはなっていませんね。
新 混戦を象徴しているのが、ルメール騎手の不在です。ルメール騎手は、抽選対象のインプレスにテン乗りで騎乗する予定でしたが、除外されてしまいました。出走を確定させているノーザン陣営に有力馬がいれば、なんらかの馬にルメール騎手があてがわれるのが常ですので、これはある種の異常事態と考えてもいいでしょう。
編 異常事態。だからこそ、なんでもありといったところでしょうか。
新 はい。だから私は、G1でノーザンかダノン以外に乗るのが珍しい、川田将雅騎手がテン乗りで手綱をとる⑫ヴェローナシチーに白羽の矢を立てました。
編 団野大成騎手からの乗り替わり。確かに、シチーの馬に川田騎手というのは珍しいですね。
新 これもまた、ノーザンに有力馬がいないことの証明ですよね。ダノンキングリーの安田記念しかり、スターズオンアースの桜花賞しかり、川田騎手がG1でノーザン以外の馬に騎乗した際は本当に怖い。ここも当然、侮ることはできないでしょう。
編 おっしゃる通り、怖いですね。ただで終わる気はしません。
新 川田騎手は阪神内回りマイスターで、2019年以降、勝率25.4%という驚異的な勝率をマークしています。2位の武豊騎手に約10ポイントの差を付けているほどですからね。この舞台では断然の存在です。
編 リーディング順位に関係なく、シンプルにこの条件ではいちばん上手いジョッキーというわけですね。
新 そういうことです。ヴェローナシチーも阪神芝ではオール馬券圏内。相手なりに走れるタイプですので、G1だからと気後れすることはないでしょう。前走は、いかにも叩き台というレースぶりでしたしね。
編 馬のキャラ的に、2着、3着はありそうですが、ここはもしかすると……。
新 長距離戦は騎手の力量差が出やすしですし、自身が菊花賞を勝っているエピファネイアの産駒という点も魅力です。
編 条件は完璧に揃った感があります。
新 川田騎手を確保した陣営は、鞍上の期待に応えるために究極の仕上げで臨んでくるはずです。ここは大仕事を成し遂げてもらいましょう。
3歳クラシック最後の1冠。春シーズンから活躍を続ける実績馬と、夏に力をつけてきた上がり馬が頂点を争う。これまで皐月賞、東京優駿(日本ダービー)とともにこのレースを制し“三冠馬”の称号を獲得したのは、セントライト、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴル、コントレイルの8頭。第81回(2020年)のコントレイルにおいては、JRA史上初となる「父子無敗のクラシック三冠」という大偉業を果たしている。春は惜敗続きだった馬による待望のクラシック戴冠や、まったく無名だった馬が一躍スターダムに駆け上がるきっかけとなった勝利など、これまで数々のドラマが繰り広げられてきた。なかでも、前者では皐月賞がクビ+ハナ差、東京優駿(日本ダービー)がクビ差だった第60回(1999年)の勝ち馬ナリタトップロード、後者ではのちに「TTG」の1頭として一時代を築く第37回(1976年)の勝ち馬グリーングラス(単勝52.5倍)が最たる例といえるかもしれない。
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