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【先取り!重賞出走馬最速診断】日本ダービー2023 ソールオリエンス二冠達成なるか! コース替わりで待ったをかける馬は?

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【先取り!重賞出走馬最速診断】日本ダービー2023 ソールオリエンス二冠達成なるか! コース替わりで待ったをかける馬は?

週末の的中へ向け、いち早く重賞の出走予定馬を先取り! 今回は日本ダービーに出走予定の13頭を診断します。

サトノグランツ
サトノダイヤモンドは、菊花賞有馬記念の勝ち馬。すらっとしていて、長い距離は良さそう。実際、1勝クラスは阪神芝2400mで突破。京都新聞杯は、1000m通過63秒2と緩い流れ。4角5番手から、前の馬を交わす脚にも見どころがあった。相手関係的には苦しくなるが、楽しみな一頭。

ショウナンバシット
キャリア5戦【3-1-1-1】の堅実派。唯一着外に終わった皐月賞も、12番人気5着と健闘。2枠4番から、道中は中団のインで脚を溜め、勝負どころの加速はスムーズ。最後は止まったが、内回りコースの立ち回りは上手い。相手なりに走るので、手広く買うなら押さえたいところ。

スキルヴィング
新馬戦2着から、3連勝で青葉賞を制覇。1000m通過60秒4の緩い流れを、道中は後方も、極端に後ろではない。直線は外に進路を取り、 ラスト3ハロン11.4 - 11.7 - 11.7の流れを差し切り。G1へ期待を抱かせる走りだった。ルメール騎手は、皐月賞3着のファントムシーフではなくこちらへ。課題はやはりローテか。


ソールオリエンス
京成杯は4角で膨れるなど、随所に幼さを見せる競馬ながら、際立つ末脚を使い完勝。皐月賞は最内に加え、道悪、多頭数、ハイペースと、クリアすべき課題の多いなか、スタート一息から道中は後方待機。直線では大外に進路を取り、レース全体を1秒7上回る上がりで差し切った。大箱の東京に替わるのは歓迎で、無敗の二冠へ期待が高まる。

タスティエーラ
皐月賞は、道悪のハイペースで、後方待機勢が上位を独占するなか、ただ一頭先行しての2着。直線は一旦抜け出したが、勝ち馬の決め手に屈した。東京は新馬戦を好時計で勝ち、2戦目の共同通信杯でも4着と善戦。ただ、父サトノクラウン、母父マンハッタンカフェと、血統構成は重め。東京より中山向きでは。

ドゥラエレーデ
デビューから2戦は芝で5着、2着、3戦目ダートで初勝利を挙げると、再び芝へ。東スポ杯2歳Sは、瞬発力勝負に対応できず4着。次走のホープフルSは、スローペースを番手につけ、しぶとさを活かし11番人気1着。再びダートへ転じ、UAEダービー2着の目まぐるしい戦歴。キレないので、東京はきつい。

トップナイフ
京都2歳S、ホープフルS、弥生賞、3戦連続2着からステップした皐月賞は、痛恨の出遅れが響き7着。地力はあるが、持続力を活かしたい脚質。東京より中山、外回りより内回りだろう。

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パクスオトマニカ
前走プリンシパルSはハナに立ち、1番人気アヴニードルブリエの追撃を振り切って優先出走権を獲得。ただ、少頭数らしく1000m通過62秒4のスロー。逃げた自身の上がりが33秒6と、展開利は大きかった。一気の相手強化ではさすがに厳しいだろう。

ハーツコンチェルト
中京芝2000mの新馬戦を8馬身差圧勝。次走、東スポ杯2歳Sは出遅れが響き3着。しかし、上がり3ハロンは最速33秒8と伸び脚上々。ホープフルSと若葉S、内回りコースで苦戦し、前走東京の青葉賞で巻き返し。やはり大箱向きで、距離延長も吉と出た。相手は強くなるが、条件はばっちり。

ファントムシーフ
皐月賞は1番人気3着も、向こう正面の落鉄に加え、道悪も応えた印象。今回は、ダービー6勝武豊騎手とのコンビで巻き返しを狙う。中山のホープフルS4着から、東京の共同通信杯勝利の戦歴どおり、フットワークは大箱向き。大崩れはなさそうだが、ハービンジャー産駒がダービーを勝つイメージは…。

フリームファクシ
新馬戦2着から、3連勝できさらぎ賞を制覇。キレにキレる感じではなく、どちらかとえいば持続力のタイプ。となると、東京は微妙か。前走、レーン騎手テン乗りの皐月賞は、4番人気9着。課題の折り合いはついたものの、道悪が堪えた印象。前々で運んでどこまで。


メタルスピード
未勝利突破に5戦を要したものの、1勝クラスを連勝で勝ち上がると、重賞初挑戦のスプリングS3着で、皐月賞へ駒を進めた。その皐月賞では、中団を追走すると、レース後の調教師コメントのとおり、坂下で「おっ」と思わせる場面も。敗れはするも、4着は立派。ただ、東京で瞬発力勝負になると苦しい。

ベラジオオペラ
負けなしの3連勝で重馬場のスプリングSを制覇。緩みない流れを、中団に待機し、4角は外を回り楽に差し切った。母父ハービンジャーで渋った馬場も味方した印象。前走皐月賞は10着も、重馬場で1000m通過58秒5を番手追走なら苦しい。まだ見限れないが、ベストは3戦3勝の1800m付近ではないか。

(文・垣本大樹)
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