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2024年11月16日(土) | 東京スポーツ杯2歳S G2 |
---|---|
2024年11月17日(日) | マイルCS G1 |
着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | 14 | 牡6 | 58.0 | 菱田裕二 | 栗 岡田稲男 | 460(+2) | 3.14.2 | 2.8 | 1 | 35.0 | ④④⑤② | |||
2 | 3 | 5 | 牡5 | 58.0 | 菅原明良 | 栗 吉岡辰弥 | 424(-2) | 3.14.5 | 2 | 8.8 | 5 | 34.6 | ⑫⑬⑫⑫ | ||
3 | 3 | 6 | 牡7 | 58.0 | 幸英明 | 栗 大久保龍 | 508(-2) | 3.14.6 | 1/2 | 27.5 | 6 | 35.6 | ②②②① | ||
4 | 8 | 17 | 牡4 | 58.0 | 岩田望来 | 栗 石橋守 | 468(-2) | 3.14.7 | 1/2 | 185.3 | 14 | 34.7 | ⑭⑭⑭⑭ | ||
5 | 2 | 4 | 牡5 | 58.0 | 三浦皇成 | 美 高木登 | 502(0) | B | 3.14.9 | 1 1/4 | 39.8 | 8 | 35.1 | ⑫⑪⑫⑩ | |
6 | 5 | 10 | 牡4 | 58.0 | 池添謙一 | 栗 中竹和也 | 532(-4) | 3.14.9 | クビ | 45.7 | 10 | 35.8 | ④④③④ | ||
7 | 4 | 7 | 牡4 | 58.0 | J.モレイ | 美 堀宣行 | 488(-6) | 3.15.0 | クビ | 7.9 | 4 | 35.4 | ⑨⑨⑧⑦ | ||
8 | 7 | 15 | 牡5 | 58.0 | 酒井学 | 栗 本田優 | 468(-6) | 3.15.3 | 2 | 238.0 | 16 | 35.1 | ⑯⑯⑯⑮ | ||
9 | 4 | 8 | 牝4 | 56.0 | 田口貫太 | 栗 寺島良 | 482(+4) | 3.15.4 | 3/4 | 178.9 | 13 | 35.6 | ⑩⑪⑩⑫ | ||
10 | 2 | 3 | 牝6 | 56.0 | 和田竜二 | 栗 奥村豊 | 476(+2) | 3.15.8 | 2 | 141.6 | 12 | 36.4 | ⑥⑥⑤⑤ | ||
11 | 7 | 13 | 牡8 | 58.0 | 松若風馬 | 栗 中竹和也 | 464(+2) | 3.16.4 | 3 1/2 | 410.1 | 17 | 36.3 | ⑭⑮⑭⑮ | ||
12 | 1 | 1 | 牝5 | 56.0 | 武豊 | 美 国枝栄 | 424(-8) | 3.17.7 | 8 | 7.5 | 3 | 38.3 | ⑥⑥⑤⑦ | ||
13 | 6 | 11 | 牡5 | 58.0 | 横山典弘 | 栗 昆貢 | 478(-2) | 3.17.8 | 1/2 | 48.7 | 11 | 38.9 | ①①①② | ||
14 | 8 | 16 | セ6 | 58.0 | 鮫島克駿 | 美 堀宣行 | 482(-4) | B | 3.19.0 | 7 | 39.8 | 9 | 39.4 | ⑧⑧⑧⑩ | |
15 | 6 | 12 | 牡4 | 58.0 | 戸崎圭太 | 美 尾関知人 | 464(-8) | 3.19.8 | 5 | 2.8 | 2 | 40.5 | ③③③⑤ | ||
16 | 5 | 9 | 牡8 | 58.0 | M.デムー | 栗 池江泰寿 | 462(+8) | 3.20.0 | 3/4 | 34.6 | 7 | 40.3 | ⑩⑩⑩⑨ | ||
中止 | 8 | 18 | 牡5 | 58.0 | 浜中俊 | 栗 大久保龍 | 486(+2) | -- | -- | 199.1 | 15 | 止 | |||
取消 | 1 | 2 | セ8 | 58.0 | 団野大成 | 栗 斉藤崇史 | -- | -- | -- | -- |
ラップタイム | 12.8 - 11.7 - 12.1 - 11.5 - 11.6 - 11.5 - 12.2 - 12.9 - 12.8 - 12.6 - 12.5 - 12.8 - 11.9 - 11.7 - 11.6 - 12.0 |
---|---|
前半 | 12.8 - 24.5 - 36.6 - 48.1 - 59.7 |
後半 | 60.0 - 47.2 - 35.3 - 23.6 - 12.0 |
■払戻金
単勝 | 14 | 280円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 14 | 140円 | 1番人気 |
5 | 250円 | 4番人気 | |
6 | 490円 | 7番人気 | |
枠連 | 3-7 | 1,030円 | 3番人気 |
馬連 | 5-14 | 1,070円 | 2番人気 |
ワイド | 5-14 | 400円 | 2番人気 |
---|---|---|---|
6-14 | 1,290円 | 15番人気 | |
5-6 | 2,470円 | 27番人気 | |
馬単 | 14-5 | 1,450円 | 3番人気 |
3連複 | 5-6-14 | 7,750円 | 20番人気 |
3連単 | 14-5-6 | 23,960円 | 68番人気 |
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土曜日の京都芝のレース結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
京都競馬場はAコース開催の2週目。火曜日から木曜日にかけて、17ミリの降水に見舞われたが、そこはリニューアルオープンしてから1年ほどの排水性の良い馬場。気温の上昇も重なって回復は早く、土曜日の芝コースは終日良馬場(JRA発表)でレースが行われた。
芝コースを見ると、前週日曜日の雨中開催にともなうダメージにより、外回り3~4角の内側に若干の傷みが出てきている。しかしながら、その他の箇所はおおむね良好。コース適性に劣る馬を除けば、比較的走りやすい馬場状態だったように思える。
土曜日施行の芝外回り2000m超のレースは2鞍。逃げ、先行勢がそれなりに頑張ってはいたものの、勝ち馬2頭はともに上がり3Fタイム1位でフィニッシュ。同2位馬も2、3着と崩れていない。外回りの中距離以上に限定すれば、末脚の要求度が高いコンディションと考えるべきだろう。
ちなみに、昨春以降に京都芝外回り2400m以上で施行された重賞4鞍において、上がり3Fタイム1~2位馬は【3.2.1.2】の好成績。JRAの馬場発表が稍重~良だったレースに限れば、同1位馬が【3.0.0.0】と出色のパフォーマンスを示している。含水率低めの馬場の長丁場では、想像以上に差しタイプが優位の様子。その点は頭に入れておいたほうがいい。
日曜日開催中の予報は晴れベース(28日7時の時点)。馬場の乾燥が進めば、内寄りから運ぶ逃げ・先行勢の優位性が多少なりとも増す可能性はある。とはいえ、先に述べた傾向を踏まえると、絶対有利の状況にまで様変わりするとも思えない。やはり狙いの中心は、先団勢を視野に入れつつタメを作り、3角下りからラストまで辛抱強く脚を伸ばす差しタイプとなろう。
枠順は判断するに悩ましい。「淀の長丁場=内寄り有利」がセオリーではあるが、前日の未勝利戦を除いたレースでは中~外枠が優勢。それなりの決め手を求められるためか、馬混みで窮屈な競馬を強いられた馬は、やや劣勢を強いられている。内枠を引いた馬は距離ロスが少ない恩恵を加味しても、イーブンといったところ。ゆえに固執せず、広いスタンスで構えるのが正解ではないか。
枠順よりも重視したいのは、坂の上り下りが二度もある淀の3200mに適した能力の有無だ。展開や走破時計はどうあれ、ラストのスピード持続力のみならず、長丁場を耐えうる持久力も必須の舞台だけに、一定の底力をも問われる争いになることは濃厚。とすれば、京都芝外回りのハイグレード競走で良績を持つ馬が最な狙い目となりそうだ。
絞り込みの線引きには難しいものがあるが、ここは京都芝外回り2400m以上のG1かG2において、上がり3Fタイム上位での好走歴を有する馬に注目。そのなかでも、出走メンバー最速の上がり3Fタイムをマークして、なおかつ勝ったことがある馬を重視したい。
今年の天皇賞(春)の出走メンバーで、要点(京都芝外回り2400m以上のG1かG2において、上がり3Fタイム1位での優勝経験)をクリアしているのは、⑤ブローザホーン、⑫ドゥレッツァ。従って当欄では、この2頭を有力候補として推奨する。
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出演:スガダイ(予想神) 夢月(単勝マイスター) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
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日曜日に行われる天皇賞(春)の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①サリエラ【B】
栗東CW併走(24日)。完歩こそ気持ち小さめだが、脚さばきは素軽く重心も低い。馬場をきちんとつかんで走れているし、フォームも比較的安定している。もう少しラストの鋭さが増せば、といったところだが、決して重苦しい動きではない。ひとまず順調とみてよさそうだ。
②ヒンドゥタイムズ【C】
栗東CW併走(24日)。最近の当該週ではひと息だった、手前替えをこなしていたのは良い傾向。脚さばきも力強い。その一方、耳の向きが安定せず、集中力を欠き気味だったのは心配なところ。良くも悪くも平行線の印象。本番でジョッキーがうまくエスコートできれば、という条件付きの狙いとなろう。
③プリュムドール【B】
栗東CW併走(25日)。息を整える程度の内容。直線入り口から僚馬と馬体を並べて手応え良く進み、最後は余力じゅうぶんに前へ出た。リラックスして走れていたし、四肢の回転も滑らか。鞍上とのコンタクトもうまく取れているようだ。前回時よりデキが劣るという印象はなく、いい意味での平行線だろう。
④ワープスピード【B】
美浦W併走(24日)。ややもっさりとした走りだが、それはいつも同じ。だからこそ、長丁場で折り合いがつくという利点もある。脚さばきには力感があり、手前替えもスムーズ。完歩もそれなりに広い。デキ落ちの様子はなく、この馬なりに順調ととらえてもいいのではないか。
⑤ブローザホーン【B】
栗東坂路併走(24日)。軽めの内容ゆえ派手なアクションこそないが、前回の中間時に見られた硬さが薄れ、そのぶん前肢のさばきが良くなった印象。この馬とすれば、手前替えもスムーズだった。低い重心を維持しつつ、リズム良く登坂するさまから、体調面の不安はなさそう。実戦に向けての下地は整ったように思える。
⑥ディープボンド【B】
栗東CW併走(24日)。ひと頃に比べると、フォームが気持ち小さく、ズブい気配も若干出ているが、それでも四肢の可動域の広さや、トビの大きさは併せた僚馬2頭とは段違いだ。集中力も高く、全体的な走りの雰囲気は決して悪くない。現状の力を出せる態勢とみる。
⑦タスティエーラ【B】
美浦坂路併走(24日)。当該週の坂路追いはデビュー以来初めて。力感と柔らかさを兼ね備えたフットワーク。トビに高さもある。ただ、前回から6ハロン延長のG1に臨むにしては、前進気勢が過ぎるような気も。体調自体は悪くなさそうなので、あとは本番でのテンション次第。当日の気配を注視したい1頭である。
⑧ゴールドプリンセス【B】
栗東CW併走(24日)。水分を多く含んだ馬場も影響したのか、反応はさほど鋭くないが、相手強化の3200m戦に臨むことを思えば、ハミを強くかむよりはいいのかも。脚さばき自体は力強く、完歩もそれなりに広い。スラッと脚を長く見せていたことも好感が持てる。力関係はともかく、稽古の気配はまんざらでもない。
⑨シルヴァーソニック【A】
栗東坂路単走(24日)。実戦を一度叩いた効果もあってか、前回の中間時より脚さばきが軽くなった印象。前を進む別の馬のキックバックを受けても、リズムやフォームを崩すことなく、力強い脚どりで登坂していたあたり、精神面はいい状況のよう。逆襲の場面があっても不思議はない。
⑩サヴォーナ【B】
栗東CW併走(24日)。手前をコロコロ替えていた点はいただけないが、折り合い的には無理がなく、フットワークも柔らかい。大型馬らしく完歩を広くとれているし、体もしっかり動かすことができている。あと少しキレがほしいところだが、走りの雰囲気は決して悪くない。それなりに整えてきた感を受ける。
⑪マテンロウレオ【B】
栗東CW単走(24日)。整える程度の内容。この馬としては我慢がきいて、ゆったりと運べている。ハミを強くかむ面もなく、首を使ってリズミカルな走り。脚元の動きも悪くなかった。昨年5着時の状態を大きく上回るとはいかないまでも、劣るという印象はまったくない。穴候補として一考の余地はある。
⑫ドゥレッツァ【A】
栗東CW単走(24日)。1週前にしっかり攻めたことが功を奏したのか、当時より仕掛けに対する反応が良くなり、ゴール付近の体の使い方も良化している。前走の中間時に見られた力みが薄れつつあるのもいい傾向。春緒戦の前走時から、一段階状態を上げてきた印象を持つ。
⑬スカーフェイス【C】
栗東CW併走(24日)。低い姿勢を保ち、バランスの良いフットワーク。その一方、折り合い的に難しい面を出し、手前替えがぎこちなく、鞍上の仕掛けに対する反応や伸びも今ひとつ。元来が攻め駆けするタイプゆえ、もう少ししっかりとした動きを見せてほしかった。それを思うと評価は上げにくい。
⑭テーオーロイヤル【A】
栗東CW併走(24日)。オーバーワークを避けた軽めの内容。前を行く2頭を見ながら、鞍上と息を合わせて折り合いはバッチリ。気負わずリラックスして走れているし、バネを感じるフットワーク。前後のバランスもいい。状態は良く映る。ベストを尽くせる仕上がりと判断したい。
⑮メイショウブレゲ【B】
栗東坂路単走(24日)。やや頭の位置が高く、完歩も小さめだが、それは実戦でも同じ。深刻にとらえる必要はない。四肢の回転力自体は高く、フォームも比較的安定している。この馬自身のパフォーマンスはきちんと示している印象。及第点の仕上がりだろう。
⑯チャックネイト【A】
美浦W併走(24日)。直線入り口で僚馬に寄られたが、臆することなく真っすぐ前を向いて進む。スピードを維持しつつ、最後は手応えに余力を残した状態で同入。鞍上からの指示を待てる精神的な余裕を感じるし、フットワークの安定性も高い。好調だろう。デキの良さを活かせるようなら、ここでも出番があっていい。
⑰スマートファントム【C】
栗東CW単走(24日)。コーナーから直線に向くまでは、比較的リズム良く走れていた。だが、その後は前方への推進力を削ぐような完歩がしばしば。ラストの反応と伸びも渋い。1週前の併せ馬でも、格下相手にやや劣勢。相手強化のG1で、好勝負に持ち込める態勢にあるかといえば疑問符が付く。
⑱ハピ【C】
栗東坂路単走(24日)。ダートで良績を残してきた馬とすればスレンダーな馬体。それゆえ、芝もこなせるのだろう。ただ、今回はトビが低く動きも硬め。ふらふらと体幹が安定しない場面が目立つのも気がかり。ラストはそれなりに脚を伸ばしたものの、評価を上げるには躊躇してしまう内容だった。
◆ゴールドプリンセス・寺島調教師「動きは良かった。ベストの条件でどこまでやれるか」
◆サヴォーナ・中竹調教師「前走は道悪が敗因。2週続けてCWで負荷をかけた。操縦性は高い」
◆サリエラ・国枝調教師「ビッシリやらず、かつ軽すぎずにしまい重点で。距離適性はある」
◆シルヴァーソニック・池本助手「日曜にプレッシャーをかけて良化。スイッチが入った」
◆スカーフェイス・中竹調教師「年齢的に体調の変動はない。時計がかかってくれたほうがいい」
◆スマートファントム・石橋調教師「オーナーと相談してGⅠへ。競馬ですごく乗りやすい馬」
◆タスティエーラ・堀調教師「余力があったし、息も良かった。菊花賞当時よりいい印象」
◆チャックネイト・堀調教師「晩成の長距離タイプ。息づかいが良く、心肺機能も整っている」
◆ディープボンド・幸騎手「すごく乗りやすい。折り合いに心配がなく、有利な舞台だと思う」
◆テーオーロイヤル・岡田調教師「状態面は復帰後で一番。今週もこれ以上ない動きだった」
◆ドゥレッツァ・戸崎騎手「この距離だと折り合いがポイント。どうアプローチできるか」
◆ハピ・大久保調教師「いい意味でいつもどおりの雰囲気。状態は前走と変わらない」
◆ヒンドゥタイムズ・斉藤崇調教師「追った分だけ脚を伸ばしていた。状態は良くなっている」
◆プリュムドール・和田竜騎手「息を整える感じ。前走とは全然違うし、展開次第で一発も」
◆ブローザホーン・菅原明騎手「調子は上向き。折り合いばかりを気にして乗ることはしない」
◆マテンロウレオ・昆調教師「追い切りは馬なりで整える程度。変わりなく順調にきている」
◆メイショウブレゲ・飯村助手「下り坂がいいのか、京都では内容のある走り。流れが向けば」
◆ワープスピード・三浦騎手「距離が延びるほどいいと思っていた。また跨って戦えてうれしい」(夕刊フジ)
京都で施行された直近10回(2012~2020、2023年)の1~3着馬延べ30頭の馬齢を確認すると、4歳から8歳まで幅広い。ただし、4歳の好走(3着以内)は、前走でも複勝圏を確保していた馬に限られる。その点には注意が必要だろう。
(減点対象馬)
⑦タスティエーラ ⑩サヴォーナ
京都で行われた直近10回の性別成績は、牡・せん馬【10.10.10.130】、牝馬【0.0.0.7】。サンプル数の違いがあるとはいえ、傾向的に牝馬は強調しづらい。
(減点対象馬)
①サリエラ ③プリュムドール ⑧ゴールドプリンセス
京都で施行された直近10回の1~3着馬延べ30頭のうち、28頭が前走でG1かG2のレースに出走していた。例外の2頭はともに、前走G3 1着馬。G3敗退からの臨戦馬や、非重賞経由の馬は評価を控えめにしたほうがよさそうだ。
(減点対象馬)
①サリエラ ⑧ゴールドプリンセス ⑬スカーフェイス ⑰スマートファントム ⑱ハピ
京都で行われた直近10回の3着以内馬延べ30頭のうち、27頭は前走5着以内からの臨戦馬。残る3頭はいずれも、京都芝3000m以上のG1で3着以内の好走歴があった。順調な馬ならびに、京都長距離G1で良績を持つ馬を重視すべきレースといえる。
(減点対象馬)
⑩サヴォーナ ⑮メイショウブレゲ ⑱ハピ
京都で施行された直近10回の1~3着馬延べ30頭はいずれも、芝重賞での連対(2着以内)経験があった。芝重賞の最高着順が3着以下にとどまっている馬や、天皇賞(春)が芝重賞初挑戦となる馬の過信は禁物だ。
(減点対象馬)
⑧ゴールドプリンセス ⑮メイショウブレゲ ⑰スマートファントム ⑱ハピ
京都で行われた直近10回の3着以内馬延べ30頭のうち、28頭が父サンデーサイレンス系。例外の2頭はともに、G1ウィナーだった。G1未勝利馬を狙う際は、サンデーサイレンス系種牡馬の産駒を優先したい。
(減点対象馬)
④ワープスピード ⑤ブローザホーン ⑧ゴールドプリンセス ⑭テーオーロイヤル ⑰スマートファントム
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U指数100以上の馬が複数頭いる年は、指数の高い馬から評価すべきレースで、直近5年で該当する年はすべて1位か2位が勝利している。100以上の馬が1頭しかいなかった2019年は5位が勝利したものの、2位が3着に入って意地を見せた。すなわち、馬券を組み立てる際に1位と2位は必ず買い目に入れるべきということだ。確たる軸候補から、2019年3着のパフォーマプロミス(2位、8番人気)のような「U指数で狙えるヒモ穴」を絡めつつ勝負するのが最善策となる。
今年は昨年同様レベルが高く、上位5頭がU指数100以上をマーク。上位人気想定の馬が多数含まれているので、順当に収まる公算が大きいとみる。
昨年の菊花賞馬で、休み明けとなった前走の金鯱賞を2着にまとめた1位⑫ドゥレッツァ(100.9)。3年連続2着と抜群のレース相性を誇る2位⑥ディープボンド(100.6)。昨年の日本ダービー馬で、菊花賞でも2着に好走した3位⑦タスティエーラ(100.3)。3000m以上の重賞を連勝中の4位タイ⑭テーオーロイヤル(100.2)。この上位4頭でしっかり当てにいきたい。
京都開催時はディープインパクト(その全兄ブラックタイド)、ステイゴールド、ハーツクライの三つ巴状態が続いており、これらの系統に属さない馬の連対例は2012年まで遡らなければならないほど。なお、京都競馬場改修直後の2023年も、1着ジャスティンパレス(父ディープインパクト)、2着ディープボンド(父キズナ)、3着シルヴァーソニック(父オルフェーヴル)と条件を満たす馬たちで上位を占めていた。ちなみに、種牡馬としてステイゴールドとディープインパクトは4勝を挙げており、これはサンデーサイレンスと並ぶ天皇賞(春)の最多勝タイ記録でもある。
サリエラは、父ディープインパクト×母サロミナ(母の父Lomitas)。父は06年天皇賞(春)の勝ち馬で、前述のとおり種牡馬としても最多勝タイとなる4勝を記録。本馬と同じ「父サンデーサイレンス系×母の父Nijinsky系」の組み合わせも延べ4頭の勝ち馬を出しており、そのうち2019~20年に連覇したフィエールマンは同産駒でもある。また、近親にはG1馬が並ぶドイツの名牝系だが、同一族からは02年の勝ち馬マンハッタンカフェも出た。
プリュムドールは、父ゴールドシップ×母シュヴァリエ(母の父フレンチデピュティ)。好相性を示すステイゴールドの直系で、父は15年天皇賞(春)の勝ち馬。一方、母の父も種牡馬として08年1着アドマイヤジュピタ、母の父として18年1着レインボーラインを出しており、後者はステイゴールドの産駒であることも強調しやすい。また、本馬は14年に13番人気ながら5着と健闘したタニノエポレットの姪であることも念頭に置くべきだろう。
スカーフェイスは、父ハーツクライ×母スプリングサンダー(母の父クロフネ)。同産駒は勝ち馬こそ出せていないものの、京都開催時には【0.5.3.16】と存在感を放ち、5回ある2着のうち4回は勝ち馬とタイムがなく、16年カレンミロティックにおいては13番人気でハナ差だった。一方、本馬は伯父に05年天皇賞(春)を13番人気で制したスズカマンボがいる血統背景も興味深く、低評価であったとしても一発があって不思議ない魅力がある。
日本の競馬史のなかでも屈指の長い歴史と伝統を誇る、権威ある一戦。年に春と秋の2回開催され、2000mで行われる中距離王決定戦の秋に対し、3200mを舞台に争われる春は最強ステイヤー決定戦として認識されている。歴代優勝馬はいずれ劣らぬ名馬ばかりで、このレースを勝ってその年の年度代表馬に輝いた馬は数知れない。グレード制導入後だけを見ても、前年の三冠馬として臨んで鮮やかに勝利を収めた第91回(1985年)のシンボリルドルフ、第133回(2006年)のディープインパクト、このレースの連覇を含め7つのG1タイトルを獲得した第121~123回(2000~2001年)のテイエムオペラオー、第153・155回(2016~2017年)のキタサンブラックをはじめ、メジロマックイーン、ビワハヤヒデ、マヤノトップガン、メイショウサムソン、ゴールドシップなど、G1を複数回制した実績を持つ強豪の名前がズラリと並ぶ。ただし、かつては人気の実力馬が勝つ堅いレースとして有名だったものの、長距離レースを敬遠する世界的な風潮によってもたらされた近年のレベル低下は否めず、第129回(2004年)のイングランディーレは10番人気、第131回(2005年)のスズカマンボは13番人気、第139回(2009年)のマイネルキッツは12番人気、第145回(2012年)のビートブラックは14番人気といった具合に2桁人気の伏兵が番狂わせを演じ、大荒れになる年も増えつつある。