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【エリザベス女王杯の注目点】母は同世代のライバル! ジェラルディーナとディヴィーナが初対決

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【エリザベス女王杯の注目点】母は同世代のライバル! ジェラルディーナとディヴィーナが初対決

★1年ぶりの勝利で史上5頭目の連覇なるか 登録馬中、唯一のGI馬ジェラルディーナ

昨年のエリザベス女王杯勝ち馬で、同レース連覇を狙うジェラルディーナ(5歳、栗東・斉藤崇史厩舎)は、今年のエリザベス女王杯登録馬で唯一のGI馬だが、昨年のエリザベス女王杯優勝後は5戦0勝という成績で、前走の産経賞オールカマーでは6着に敗れている。ジェラルディーナが勝てば、1998・99年のメジロドーベル、2003・04年のアドマイヤグルーヴ、2010・11年のスノーフェアリー、2019・20年のラッキーライラックに続く史上5頭目のエリザベス女王杯連覇となるが、GI馬の実力を示して1年ぶりの勝利を挙げることができるだろうか。

府中牝馬Sを逃げ切って重賞初制覇 ディヴィーナの今回の戦法は?

ディヴィーナ(5歳、栗東・友道康夫厩舎)は、昨年3月の豊橋S1着以降、オープンでは苦戦が続いていたが、今年5月のヴィクトリアマイルで勝ち馬から0.2秒差の4着に入ると、その後は中京記念2着、関屋記念2着、府中牝馬S1着と安定した成績を残している。ディヴィーナは前走の府中牝馬Sではデビュー17戦目にして初めてレースの主導権を握り、そのまま逃げ切って重賞初制覇を遂げたが、今回はどのような戦法で挑むのか。


なお、府中牝馬S組は、過去10年のエリザベス女王杯で4勝2着5回、3着3回という成績を挙げている。また、ディヴィーナに騎乗予定のM・デムーロ騎手は、エリザベス女王杯で2勝2着1回、3着4回(勝率.182、3着以内率.636という成績を残しており、Vなら2021年阪神JFサークルオブライフ)以来のJRA・GI制覇となる。

★現役時代は通算7度の対戦ジェンティルドンナヴィルシーナの産駒が初対決

ジェラルディーナ(5歳、栗東・斉藤崇史厩舎)の母ジェンティルドンナと、ディヴィーナ(5歳、栗東・友道康夫厩舎)の母ヴィルシーナはどちらも2009年生まれで、ジェンティルドンナは現役時代に国内外でGI7勝、ヴィルシーナは現役時代にJRA・GI2勝を挙げている。2012年の牝馬三冠レースではジェンティルドンナ桜花賞オークス秋華賞を制して史上4頭目の牝馬三冠馬となったが、3レースとも2着馬はヴィルシーナだった。ジェンティルドンナヴィルシーナは現役時代に7度対戦し、対戦成績はジェンティルドンナの6勝1敗だったが、2頭の産駒による初対決はどちらに軍配があがるのか。

なお、ジェラルディーナディヴィーナともに父はモーリスで、Vなら父子4代のJRA・GI制覇となる。ちなみに、ディヴィーナの母ヴィルシーナは現役時代にエリザベス女王杯に3回出走し、2012年には2着に入っている。

桜花賞4着、オークス2着、秋華賞3着今年の牝馬三冠レースで好走したハーパー

今年の牝馬三冠戦線はリバティアイランドが圧倒的なパフォーマンスを見せ、史上7頭目の牝馬三冠馬となった。エリザベス女王杯には同馬の登録はないが、3歳勢は桜花賞4着、オークス2着、秋華賞3着と牝馬三冠レースで安定した走りを見せたハーパー(栗東・友道康夫厩舎)、桜花賞6着、オークス5着のシンリョクカ(美浦・竹内正洋厩舎)、GI初挑戦となるブレイディヴェーグ(美浦・宮田敬介厩舎)が出走する予定となっており、3頭のうちハーパーは今回が古馬との初対戦となる。同馬には2月のクイーンC1着以来4戦ぶりに川田将雅騎手が騎乗する予定だが、今年の牝馬三冠レースで好走した実力を古馬相手に示すことができるだろうか。

★キャリア4戦でエリザベス女王杯制覇なるか ローズS2着のブレイディヴェーグ

ブレイディヴェーグ(3歳、美浦・宮田敬介厩舎)は、牝馬三冠レースへの出走はなかったが、ここまで4戦2勝、2着2回という成績で、重賞初挑戦となった前走の口ーズSでは2着に入っている。エリザベス女王杯が3歳以上のレースとなった1996年以降では、キャリア5戦で制した2002年のファインモーションが同レースにおける最少キャリア優勝記録となっているが、ブレイディヴェーグはキャリア4戦でエリザベス女王杯を制して同記録を更新することができるだろうか。なお、キャリア4戦でJRA古馬GIを勝てば、昨年の天皇賞・秋をキャリア4戦で制したイクイノックスに並ぶ最少キャリア優勝タイ記録となる。


ブレイディヴェーグを管理する宮田敬介調教師には開業4年目でJRA・GI初制覇がかかる。同調教師はJRA・GIで2度の4着が最高成績だが、初勝利を挙げることができるだろうか。なお、ブレイディヴェーグにはC・ルメール騎手が騎乗予定。

★JRA牝馬限定GI完全制覇なるか 国枝栄調教師、(有)シルクR、キングカメハメハ産駒

新潟記念7着からの巻き返しを狙うサリエラ(4歳)を管理する国枝栄調教師(美浦)はアパパネアーモンドアイと2頭の牝馬三冠馬を管理するなど、牝馬限定GIで11勝をマークしている。同調教師がエリザベス女王杯を勝てば、現在JRAで実施されている牝馬限定GIの完全制覇となるが、史上初の快挙を成し遂げることができるかどうか。なお、サリエラを管理する(有)シルクレーシングもエリザベス女王杯を勝てばJRA牝馬限定GI完全制覇となる。

また、種牡馬キングカメハメハの産駒もエリザベス女王杯を勝てばJRA牝馬限定GI完全制覇となる。同産駒は、今年のエリザベス女王杯ククナ(5歳、美浦・栗田徹厩舎)が出走する予定だが、同レース初勝利を挙げるごとができるかどうか。



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