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【高松宮記念】スプリント界の頂点に立つのは?春のGIシリーズ開幕戦の注目点はこちら!

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【高松宮記念】スプリント界の頂点に立つのは?春のGIシリーズ開幕戦の注目点はこちら!

★豪華!GI馬7頭がエントリー 今年の高松宮記念には23頭が登録



 今年の高松宮記念には、香港スプリントを制し、GI初制覇を海外で遂げたダノンスマッシュ(牡6歳、栗東・安田隆行厩舎)、2019年に安田記念マイルCSの“春秋マイルGI”を制したインディチャンプ(牡6歳、栗東・音無秀孝厩舎)、前年の覇者モズスーパーフレア(牝6歳、栗東・音無秀孝厩舎)など7頭のGI馬(JRA+海外)を含む23頭が登録している。高松宮記念がGIとなった1996年以降、GI馬(JRA+海外)が最も多く出走したのは昨年の6頭で、今回のGI馬がすべて出走すれば、レース史上最多となる。さて、豪華メンバーが揃った今年の高松宮記念は、どのような結果となるだろうか。なお、昨年の高松宮記念では、9番人気のモズスーパーフレアが6頭のGI馬などを破り、GI初制覇を遂げている。



 ちなみに、高松宮記念は1番人気馬が苦戦しているGIレースのひとつで、GIに昇格した1996年以降の1番人気馬の勝率は.200にとどまっており、現在実施されているJRA・GIの中で最も低い数字となっている。



香港スプリント父子Vを決めたダノンスマッシュ 高松宮記念でも父子制覇を果たせるか



 香港スプリントを制したダノンスマッシュ(牡6歳、栗東・安田隆行厩舎)は、高松宮記念が帰国初戦となる。同馬はJRAのGIに7回挑戦して2着が最高成績だったが、香港スプリントで初のGIタイトルを獲得し、2012・13年の同レース勝ち馬である父ロードカナロアとの父子制覇を決めた。ロードカナロアは2013年に高松宮記念を制しており、前走に続き父子制覇がかかるが、ダノンスマッシュは海外GIに続いてJRA・GIも制すことができるかどうか。なお、同馬には川田将雅騎手が騎乗予定。



インディチャンプラウダシオンに注目 “スプリント&マイル”双方GI制覇なるか



 インディチャンプ(牡6歳、栗東・音無秀孝厩舎)、ラウダシオン(牡4歳、栗東・斉藤崇史厩舎)には、“スプリント&マイル”双方GI制覇がかかる。インディチャンプは2019年に安田記念マイルCSを制しており、ラウダシオンは昨年のNHKマイルC勝ち馬。インディチャンプは今回が初の芝1200メートル戦出走、ラウダシオンは芝1200メートルで3戦1勝、3着2回という成績を残している。果たして、2頭の“マイルGI”勝ち馬は芝1200メートルでもGIタイトルを手にすることができるかどうか。なお、インディチャンプには福永祐一騎手、ラウダシオンにはM.デムーロ騎手が騎乗する予定。



 また、インディチャンプラウダシオンはどちらも(有)シルクレーシングの所有馬。今年の高松宮記念登録馬では、アストラエンブレム(セン8歳、美浦・小島茂之厩舎)も同馬主の所有馬だが、“3頭出し”で高松宮記念初制覇を遂げることができるかどうか。



高松宮記念連覇を狙うモズスーパーフレア シルクロードS17着からの巻き返しなるか



 モズスーパーフレア(牝6歳、栗東・音無秀孝厩舎)が高松宮記念の連覇に挑む。昨年、同馬は高松宮記念でGI初制覇を遂げ、スプリント路線の頂点に登り詰めたが、その後は4戦して勝ち星がなく、今回は1年ぶりの勝利を目指す。モズスーパーフレアは、前走のシルクロードSでは18頭立ての17着に敗れているが、昨年GIタイトルを掴んだ舞台で再び頂点を極めることができるかどうか。Vなら、高松宮記念の連覇は2010・11年キンシャサノキセキ以来、前走フタ桁着順馬の高松宮記念制覇は2000年キングヘイロー以来で、いずれもGIに昇格した1996年以降で2頭目となる。なお近年の高松宮記念では、前走でシルクロードSに出走していた馬が好成績を挙げており、2016年から5年連続で“シルクロードS組”が連対を果たしている。



阪急杯を逃げ切ったレシステンシア 武豊騎手が右足甲の骨折で浜中俊騎手との新コンビ



 阪急杯を逃げ切ったレシステンシア(牝4歳、栗東・松下武士厩舎)が、2019年の阪神JF以来のGI制覇を狙う。同馬は阪神JFで逃げ切り勝ちを決めて以降、2番手からレースを進めた桜花賞を除く4戦で逃げる形をとっている。今年の高松宮記念には、過去2年でレースの主導権を握っているモズスーパーフレア(牝6歳、栗東・音無秀孝厩舎)も出走を予定しており、レース序盤の先行争いに注目が集まりそうだ。レシステンシアには、桜花賞(2着)以来4戦ぶりに武豊騎手が騎乗する予定だったが、右足甲の骨折が判明し、浜中俊騎手との新コンビが決定。どのような戦法で挑むだろうか。



★芝1200メートル未出走馬は3頭のGI馬を含む6頭 芝1200メートル戦初挑戦で戴冠なるか



 今年の高松宮記念には、芝1200メートル未出走馬が多く登録している。GI馬のインディチャンプ(牡6歳、栗東・音無秀孝厩舎)、ダノンファンタジー(牝5歳、栗東・中内田充正厩舎)、レシステンシア(牝4歳、栗東・松下武士厩舎)、重賞3勝馬サウンドキアラ(牝6歳、栗東・安達昭夫厩舎)、前走、重賞で2着に入っているマルターズディオサ(牝4歳、美浦・手塚貴久厩舎)およびミッキーブリランテ(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎)の6頭が初めての芝1200メートル戦挑戦となるが、どのような走りを見せるだろうか。



 なお、6頭のうち4頭は前走で阪急杯に出走しており、レシステンシアが1着、ミッキーブリランテが2着、インディチャンプが4着、ダノンファンタジーが5着という結果だった。ちなみに、芝1200メートル戦初挑戦で高松宮記念を制した馬はGIに昇格した1996年以降で4頭を数えるが、4頭の前走はいずれも阪急杯だった。



高松宮記念初V狙う“ディープ”産駒は3頭登録 JRA芝GI完全制覇なるか



 ディープインパクト産駒は、現在JRAで実施されているGI24レースのうち、21レースを制しており、完全制覇へ残すは「高松宮記念」と、ダートGIの「フェブラリーS」、「チャンピオンズC」となっている。芝GI完全制覇がかかる今年の高松宮記念には、GI馬のダノンファンタジー(牝5歳、栗東・中内田充正厩舎)、GII勝ち馬のカツジ(牡6歳、栗東・池添兼雄厩舎)およびサウンドキアラ(牝6歳、栗東・安達昭夫厩舎)と3頭のディープインパクト産駒が登録しているが、同レース初勝利を挙げることができるかどうか。



 ダノンファンタジーには、2018年の阪神JF以来のGI制覇がかかる。同馬はその後GI勝利こそないが、コンスタントに重賞勝利を積み重ねており、JRA重賞5勝の実績を誇る。今回、ダノンファンタジーには藤岡佑介騎手が騎乗予定だが、久々のGIタイトルを手にすることができるかどうか。なお、同騎手とダノンファンタジーのコンビは昨年12月の阪神Cで1着となっている。同馬が勝てば、阪神JF以来、勝利間隔「2年3力月18日」でのGI勝利となり、グレード制が導入された1984年以降、牝馬のGI勝利間隔としては最長となる。



高松宮記念で2年連続勝利の外国産馬 今年はモズスーパーフレアシヴァージが登録



 高松宮記念は2019年ミスターメロディ、2020年モズスーパーフレアと外国産馬が2年連続勝利を収めている。今年は、連覇を目指すモズスーパーフレア(牝6歳、栗東・音無秀孝厩舎)、シルクロードSで重賞初制覇を遂げたシヴァージ(牡6歳、栗東・野中賢二厩舎)と2頭の外国産馬が登録しているが、今年も勝利を挙げることができるかどうか。モズスーパーフレアが勝てば、6歳以上牝馬のJRA・GI制覇は2016年ヴィクトリアMを勝ったストレイトガール(7歳)以来、5年ぶりとなる。なお、モズスーパーフレアはSpeightstown産駒、シヴァージはFirst Samurai産駒でどちらも米国産馬。



★芝短距離GI完全制覇を狙う横山典弘騎手 シルクロードS2着ライトオンキューに騎乗予定



 2歳戦の阪神JF朝日杯FS、クラシック競走の桜花賞を除くと、現在、芝の短距離(1200~1600メートル)を舞台に争われるJRA・GIは高松宮記念NHKマイルC、ヴィクトリアM、安田記念スプリンターズSマイルCSの6つ。6レースすべてを勝っている騎手は武豊騎手だけだが、横山典弘騎手は高松宮記念を除く5レースを制しており、2人目の完全制覇がかかる。同騎手は、シルクロードS2着のライトオンキュー(牡6歳、栗東・昆貢厩舎)とのコンビで今年の高松宮記念に参戦する予定だが、同レース初勝利を挙げることができるかどうか。なお、同騎手のレース当日の年齢は53歳1力月6日で、Vなら、2002年天皇賞・秋で岡部幸雄元騎手が記録した「53歳11力月27日」に次ぐ、グレード制が導入された1984年以降で2番目のJRA・GI年長優勝となる。



フェブラリーSを制した関東馬 開幕2連勝狙う高松宮記念には3頭が登録



 今年最初のJRA・GIとなった2月21日のフェブラリーSでは、関東馬のカフェファラオ堀宣行厩舎)が勝った。高松宮記念には、2017年の覇者で4年ぶりの高松宮記念制覇を目指すセイウンコウセイ(牡8歳、美浦・上原博之厩舎)、阪神C2着のマルターズディオサ(牝4歳、美浦・手塚貴久厩舎)、GI初挑戦となるアストラエンブレム(セン8歳、美浦・小島茂之厩舎)と3頭の関東馬が登録しているが、GI開幕2連勝を決めることができるかどうか。高松宮記念が3月に移設された2000年以降、フェブラリーS高松宮記念を関東馬が連勝すれば、初めてのこととなる。なお、セイウンコウセイアストラエンブレムが勝てば、2011年のキンシャサノキセキ以来、10年ぶり2頭目の8歳馬による高松宮記念制覇となる。



高松宮記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載



★【高松宮記念】レース展望

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