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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | 18 | 牡3 | 57.0 | 川田将雅 | 栗 安田隆行 | 460(+2) | 1.32.3 | 7.1 | 4 | 34.3 | ⑦⑥ | |||
2 | 1 | 1 | 牡3 | 57.0 | 横山典弘 | 栗 昆貢 | 484(-2) | 1.32.3 | クビ | 6.8 | 3 | 33.5 | ⑰⑯ | ||
3 | 5 | 10 | 牡3 | 57.0 | 菅原明良 | 栗 杉山佳明 | 420(-12) | 1.32.4 | クビ | 229.1 | 18 | 33.8 | ⑮⑭ | ||
4 | 2 | 4 | 牡3 | 57.0 | 福永祐一 | 栗 中内田充 | 490(+4) | 1.32.6 | 1 1/4 | 3.9 | 1 | 34.6 | ⑤⑥ | ||
5 | 6 | 11 | 牡3 | 57.0 | D.レーン | 美 宮田敬介 | 486(-2) | 1.32.7 | クビ | 4.0 | 2 | 34.6 | ⑩⑧ | ||
6 | 3 | 5 | 牡3 | 57.0 | 坂井瑠星 | 栗 矢作芳人 | 488(+4) | 1.32.8 | 3/4 | 18.4 | 9 | 35.1 | ③③ | ||
7 | 7 | 13 | 牡3 | 57.0 | 武豊 | 栗 森秀行 | 464(+4) | 1.32.9 | 1/2 | 14.5 | 6 | 33.8 | ⑱⑱ | ||
8 | 3 | 6 | 牡3 | 57.0 | 戸崎圭太 | 美 高柳瑞樹 | 448(-4) | 1.33.1 | 1 1/4 | 32.2 | 11 | 35.7 | ①① | ||
9 | 4 | 8 | 牝3 | 55.0 | 藤岡佑介 | 栗 藤岡健一 | 460(+6) | 1.33.3 | 1 1/2 | 14.4 | 5 | 34.7 | ⑭⑭ | ||
10 | 4 | 7 | 牡3 | 57.0 | 松若風馬 | 栗 高野友和 | 514(-2) | 1.33.4 | 1/2 | 29.4 | 10 | 35.6 | ⑤④ | ||
11 | 2 | 3 | 牡3 | 57.0 | 鮫島克駿 | 栗 西村真幸 | 486(+8) | 1.33.5 | クビ | 45.8 | 13 | 35.1 | ⑩⑫ | ||
12 | 5 | 9 | 牡3 | 57.0 | 吉田隼人 | 栗 友道康夫 | 456(0) | 1.33.5 | ハナ | 39.9 | 12 | 35.1 | ⑫⑫ | ||
13 | 8 | 17 | 牝3 | 55.0 | 池添謙一 | 美 木村哲也 | 436(-4) | 1.33.6 | 1 | 53.7 | 14 | 35.4 | ⑨⑨ | ||
14 | 6 | 12 | 牝3 | 55.0 | 菊沢一樹 | 栗 大根田裕 | 450(-2) | 1.33.7 | クビ | 202.7 | 17 | 34.9 | ⑯⑯ | ||
15 | 8 | 16 | 牡3 | 57.0 | M.デムー | 栗 須貝尚介 | 496(+2) | 1.33.9 | 1 1/2 | 17.8 | 8 | 35.6 | ⑫⑪ | ||
16 | 7 | 15 | 牡3 | 57.0 | 横山和生 | 栗 中竹和也 | 480(+10) | 1.34.0 | 1/2 | 87.0 | 15 | 36.4 | ②② | ||
17 | 1 | 2 | 牝3 | 55.0 | 横山武史 | 美 手塚貴久 | 474(+8) | 1.34.6 | 4 | 17.6 | 7 | 36.4 | ⑦⑨ | ||
18 | 7 | 14 | 牝3 | 55.0 | 大野拓弥 | 美 宮田敬介 | 446(+4) | 1.35.7 | 7 | 96.1 | 16 | 37.9 | ③④ |
ラップタイム | 12.2 - 10.5 - 11.4 - 11.5 - 11.8 - 11.1 - 11.5 - 12.3 |
---|---|
前半 | 12.2 - 22.7 - 34.1 - 45.6 - 57.4 |
後半 | 58.2 - 46.7 - 34.9 - 23.8 - 12.3 |
■払戻金
単勝 | 18 | 710円 | 4番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 18 | 260円 | 4番人気 |
1 | 260円 | 3番人気 | |
10 | 4,780円 | 18番人気 | |
枠連 | 1-8 | 1,190円 | 4番人気 |
馬連 | 1-18 | 2,490円 | 6番人気 |
ワイド | 1-18 | 1,110円 | 6番人気 |
---|---|---|---|
10-18 | 48,720円 | 126番人気 | |
1-10 | 40,660円 | 123番人気 | |
馬単 | 18-1 | 4,820円 | 13番人気 |
3連複 | 1-10-18 | 416,750円 | 480番人気 |
3連単 | 18-1-10 | 1,532,370円 | 2,265番人気 |
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2回東京開催1~2週ならびに土曜日の東京芝のレース結果、近年のNHKマイルCの結果をもとに、馬場などのバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
金曜日の夜から土曜日の朝にかけて小雨がパラつく時間帯があった。だが、水曜日から散水作業を連日施しているように、路盤はドライな状態。加えて、気温の上昇も手伝って、3~4角の傷みかけた洋芝部分の見た目とは裏腹に野芝の張りは上々。芝コースは全般的に走りやすいコンディションだった。
土曜日に行われた芝競走5鞍における、勝ち馬の4角通過順位は3、9、3、3、1番手。これだけを捉えると先行優勢のように思えるが、2~3着には4角7番手以降に位置した待機勢の食い込みも少なくない。枠順も1~4枠より5~8枠のほうが馬券に多く絡んでおり、内・前完全有利とは言い難いものがある。
事実、芝競走5鞍の連対馬10頭すべてが上がり3ハロン5位以内。最速馬は【1.3.0.1】の成績を収めている。つまり、最後の直線でどれだけ脚を伸ばすことができるかが肝要。少なくともスピードだけで押し切るのは容易ではない。その点はしっかりと頭に入れておくべきだ。
こうした傾向は今開催の芝マイル戦において顕著に出ている。4月23日から前日までにAコースで施行された芝1600m戦は6鞍。3着以内に入った18頭中17頭が上がり3ハロン5位以内でフィニッシュしている。
また、複勝圏入りした18頭のうち13頭が5枠より外。ようは距離ロスなく走れるメリットよりも、インで揉まれるなどのデメリットのほうが大きいということ。従って、スムーズに加速可能な位置を確保、なおかつ末脚のしっかりしたタイプが狙い目と言えよう。
日曜日の予報は晴れベース。日中の最高気温は25度前後の見通し。馬場の乾燥が進めば、全体時計、上がりタイムともに速くなり、これまでの傾向に拍車がかかる可能性もある。ゆえに引き続き、5~8枠から上位の末脚を使えそうな馬を優先したほうが、好結果につながりやすいのではないか。
なお、近年のNHKマイルCでは、前走が重賞で4着以内もしくは近2走内にオープンクラスで2着以内の経験を持つ、ノーザンファーム生産馬が好調(Northern Farm生産馬を含む)。過去3年の1~3着馬9頭中8頭が該当する。絞り込みの際に押さえておきたいポイントだ。
今回の出走メンバーで、上述した要点(5~8枠+近2走成績+生産者)を満たしているのは、⑨ダンテスヴュー、⑪インダストリア、⑭フォラブリューテ。よって当欄では、この3頭を注目株として推奨する。
プロ予想MAXが誇る予想神「スガダイ」×若駒マイスター「柿谷陽介」がNHKマイルカップを大展望!トッププロ予想家のハイレベルトークをお届けいたします!
出演:スガダイ(予想神) 柿谷陽介(若駒マイスター) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
日曜日に行われるNHKマイルカップの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①マテンロウオリオン【B】
栗東坂路単走。テンションが高くなりすぎないように軽めの調整。そのため伸びやかさこそ欠くも、落ち着いて走れている姿を見るに体調はいいのだろう。時計が緩すぎて判断に悩ましいが、好内容だった1週前追い切りを評価したうえでのB判定としておきたい。
②ソネットフレーズ【C】
美浦南W併走。脚元の動きに力感があるし、1週前追い切りと比べれば首の使い方も良くなった。ただ、掛かる気配は消えておらず、直線を向いてから手前も替えていない。まだ良化の余地を残している印象。評価を上げるには躊躇してしまう。
③ソリタリオ【B】
栗東坂路単走。首がさほど長くないため、コンパクトな走りに見えるが、この馬とすれば伸びやかに動けているほう。鞍上の仕掛けに対する反応も悪くない。低い重心を保ってキビキビと登れているし、重いチップでも失速感はない。及第点の仕上がりではないか。
④セリフォス【B】
栗東CW単走。仕掛けに対する反応が鋭く、鞍上の手ごたえに見合った走りは十分にできている。その一方で、ハミを強く噛んでいるせいか、口元の泡が目立つのは気になるところ。動き自体の質は高く、杞憂に終わる可能性もあるが、当日の気配を再確認したい1頭ではある。
⑤キングエルメス【B】
栗東坂路併走。上体高めで首の可動が狭いフォームながらも、鞍上の指示に対しては比較的従順。脚どりもしっかりしている。もう少し重心が沈めば言うことはないが、生真面目に前へ進もうとする姿は好感が持てる。軽くは扱えない。
⑥トウシンマカオ【C】
美浦南W併走。コーナーでは気負って制御にひと苦労。直線に入ると、外に逃げるような素振りを見せるなど、とにかくコントロールの難しさが目につく。前回から距離延長かつ府中のG1へ臨むにあたり、不安が募る内容なのは確か。積極的には手が出ない。
⑦タイセイディバイン【B】
栗東坂路単走。しまい重点の調整。後肢が外を回る癖のあるフォームだが、この馬なりにストライドを広げてパワフルに動けていた。ラストの加速も悪くなく、デキ落ちはなさそう。現状の力を出せる態勢とみたい。
⑧アルーリングウェイ【B】
栗東CW併走。重心こそ高めも、四肢のさばきは素軽く、可動域もそれなりに広い。やや単調ではあるが、全体的に見ればキビキビと動けている。右手前のほうが走りは力強く、右回り→左回りのコース替わりは悪くないはず。要警戒の存在だ。
⑨ダンテスヴュー【B】
栗東坂路併走。派手さはないが、落ち着いているし、馬場に対するアプローチもいい。完歩こそ小さめだが、もとよりピッチ走法の馬。深刻に捉える必要はない。しっかり折り合いをつけて、僚馬と抜きつ抜かれつの良い併せ馬を消化している印象。穴候補として一考の余地はある。
⑩カワキタレブリー【D】
栗東坂路併走。首と前肢の動きが少し硬く、こぢんまりと映る。時計を要する馬場もあってか、最後は顎があがって苦しくなってしまった。本来はもっと爽やかな走りをする馬。それだけに、大きな変わり身まではどうか。
⑪インダストリア【A】
美浦南W単走。コーナーで行きたがる素振りを見せるも、抑えは利いているし、1週前追い切りと比べて、手前の切り替えもスムーズ。四肢の運びに淀みはなく、力感も十分。首の使い方が良く、軸のブレも少ない。上々の仕上がりだろう。
⑫セイクリッド【D】
栗東CW併走。気合乗りは悪くないが、直線を向いても手前を替えず、頭の位置も高め。前肢の動きも硬く映る。そのせいか、ワンペースのジリ脚気味。軽い芝のスピード競馬に対応できるか否かは微妙なところ。一気の相手強化で大望まではどうか。
⑬ジャングロ【B】
栗東坂路併走。開門直後の馬場とはいえ、力強い脚さばきでキビキビと登坂。序盤に攻めたこともあって、ラストは勢いが衰えたが、この馬なりにスピードを維持して踏ん張っていた。順調とみていいのではないか。
⑭フォラブリューテ【C】
美浦南W併走。左回りの追い切りで手前の切り替えをスムーズにこなせなかったのは割引材料。最後までフォームを崩さず走れていた点は評価できるも、スピードに乗るまでに時間を要しているのは相変わらず。上位争いに食い込むには、展開や馬場など何らかの助けが欲しい。
⑮オタルエバー【C】
栗東坂路単走。序盤はチップを力強く蹴り上げて登坂していた。だが、しまいにかけては脚勢が衰え、今ひとつ推進力のない走りに。重いチップも影響したとはいえ、ジョッキー騎乗でステッキまで入れたことを考えると、心許ない内容だった。
⑯プルパレイ【B】
栗東坂路併走。いつもは右前肢の上に頭を置くような走りが目につく馬だが、それが随分と解消されている。首の使い方も悪くなく、それにつれて前肢がきれいに前へ出ている印象。もう少し鋭さがあれば文句なしだが、ひと追いごとに状態が上向いているのも事実。動ける仕上がりとみたい。
⑰ステルナティーア【C】
美浦南W併走。柔らかい脚さばきで、僚馬に並びかけて行く際の反応も悪くない。反面、併せてからの競る気配が薄い点は相変わらず。前回の中間と同様、強い攻めが少ないのも気がかり。左回りとの相性の良さで、どこまでカバーできるかが焦点になりそうだ。
⑱ダノンスコーピオン【B】
栗東坂路単走。輸送を考慮して軽めの調整。汗取りを着用しているあたりに、本当は強い攻めを施したかったのでは?と勘繰りたくなる面はある。とはいえ、緩い時計でも、落ち着いてキビキビと走れている点は好感が持てるし、脚元の弾力性も高い。いい意味での平行線だろう。
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◆アルーリングウェイ・藤岡師「レースセンスがいい馬。スムーズなら楽しみ」
◆インダストリア・宮田師「状態はこれまでで一番ではないかという仕上がり。マイルのほうが気分よく走れる」
◆オタルエバー・中竹師「前走も(折り合いがついて)上手に走ってくれたので、それが生きてくれば」
◆カワキタレブリー・杉山佳師「1回使った方がいいタイプ。全然、動きが違います」
◆キングエルメス・矢作師「前走は7分の状態で3着。能力を再認識した。最初からマイルが合うと思っていた」
◆ジャングロ・森師「小さい馬でしたが、腰回りに筋肉がついて、いい形になってきた」
◆ステルナティーア・木村師「レースの1カ月前に帰厩して毎週1回、強い調教を重ねながら来ている。いい走りができるように頑張りたい」
◆セイクリッド・大根田師「気難しい部分があるが、走る気になったら爆発力はあるかも」
◆セリフォス・福永助手「4月初めの帰厩から、質、量ともに十分な調教を消化」
◆ソネットフレーズ・横山武騎手「テンションは上がらないが、折り合いが難しいのでスムーズな競馬を」
◆タイセイディバイン・高野師「いろいろな競馬場、レースを経験しているし、初めての場所もこなしてくれると思う」
◆ダノンスコーピオン・安田助手「数字よりも体を大きくみせて、上積みの方が大きそうです」
◆ダンテスヴュー・友道師「キングカメハメハ産駒らしくムキッとして、現状はマイルぐらいの方がいいのでは」
◆トウシンマカオ・高柳瑞師「前走は他馬より斤量も重く、直線もスムーズさを欠いた。距離はベストではないが正攻法で持ち味を生かす」
◆フォラブリューテ・大野騎手「稽古は乗りやすくていい動き。駐立で少しうるさいので、ゲートは気を付けたい」
◆プルパレイ・須貝師「距離を短くするか長くするか、今後を考えるうえでの試金石」
◆マテンロウオリオン・昆師「詰めて使ったときはテンションが良くなかったけど、休養を挟んでリラックス」
2012年以降の3着以内馬のキャリアをみると、3戦から9戦までの範囲で収まっている。ただし、キャリア4戦以下で4着以下敗退が複数回ある馬の複勝圏入りは皆無。キャリア8戦以上の馬券絡みはオープンクラスで1着歴がある馬に限られる。その点には注意したい。
(減点対象馬)
⑦タイセイディバイン ⑭フォラブリューテ ⑰ステルナティーア
2012年以降の1~2着馬20頭のうち16頭が前走5着以内。6着以下敗退の4頭は、2走前にG1・G2のハイグレード戦で3着以内歴、もしくはオープンクラスでの1着経験があった。頭に入れておきたい傾向のひとつといえよう。
(減点対象馬)
③ソリタリオ ⑨ダンテスヴュー ⑩カワキタレブリー ⑰ステルナティーア
前走の単勝人気に関しては、2000m戦なら10番人気以内、1800・1600m戦は7番人気以内、1400m戦の場合は2番人気以内が目安。2012年以降の1~2着馬は例外なくこの条件を満たしていた。
(減点対象馬)
⑨ダンテスヴュー ⑩カワキタレブリー ⑫セイクリッド ⑭フォラブリューテ ⑮オタルエバー
2012年以降の1~2着全馬が、同年の3月以降に1戦以上を消化していた。前走が同年の2月以前だった馬は、連対ゼロと低調な結果に終わっている。
(減点対象馬)
②ソネットフレーズ ④セリフォス
2012年以降、1600m戦未勝利馬が2頭優勝しているように、マイルにおける勝ち鞍の有無はあまり問われないレース。一方で、芝1600mでの4着以下敗退が複数回ある馬が2着連対圏に入ったケースは皆無。芝マイルで底を見せつつある馬は疑ってかかりたい。
(減点対象馬)
⑩カワキタレブリー ⑭フォラブリューテ ⑯プルパレイ ⑰ステルナティーア
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真っ先に押さえておきたいポイントは、このレースの1着馬欄にはU指数上位勢がズラリと並んでいるということ。2021年こそ2番人気ながらU指数は8位にとどまっていたシュネルマイスターが勝利したが、2014~2020年は7年連続して3位以内の馬が勝っている。しかも、2018年のケイアイノーテックは6番人気、2020年のラウダシオンは9番人気と、人気の盲点になっている馬の激走も少なくない。高配当を狙いやすいレースなので、指数上位、とくに人気薄は忘れずに買っておきたい。
今年の面白い狙い目になりそうなのは、1位の⑤キングエルメス(96.3)と3位の⑧アルーリングウェイ(94.8)の2頭。U指数上位にランクされながらも人気は中位グループに落ち着く公算が大きいので、馬券に絡めば配当アップに貢献してくれることは確実だ。いずれも前走は負けているものの、2走前に見せたパフォーマンスは優秀なので、一発の魅力は十分に秘めている。
人気サイドからは、トライアルのアーリントンCを快勝した2位の⑱ダノンスコーピオン(95.8)と、同じくトライアルのニュージーランドTを制した4位の⑬ジャングロ(93.8)をピックアップしたい。
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現行コースで施行されるようになった2003年以降、種牡馬として複数回勝利実績のある馬は、ダイワメジャー(3勝)、ディープインパクト(2勝)、クロフネ(2勝)、アグネスタキオン(2勝)の4頭。なお、ディープインパクトは直仔リアルインパクトが20年1着ラウダシオンを、クロフネは父フレンチデピュティが07年1着ピンクカメオを出しているため、今後も同系統に属する種牡馬の産駒には注意を払いたい。
ほか、近年は14年2着タガノブルグ(17番人気)、17年2着リエノテソーロ(13番人気)、19年2着ケイデンスコール(14番人気)、20年1着ラウダシオン(9番人気)、21年2着ソングライン(7番人気)とStorm Catの血脈を持つ馬の大駆けが目立つ。
セリフォスは、父ダイワメジャー×母シーフロント(母の父Le Havre)。デイリー杯2歳S勝ちの実績を持つダイワメジャー産駒といえば、19年の勝ち馬アドマイヤマーズを挙げられるが、同馬とは母系にGlorious Songの血を引く点でも共通する。本馬は約5か月ぶりとなる臨戦過程が焦点となるものの、テンションが高くなりやすく、気性面に課題を残すタイプでもあるので、ゆとりのあるローテーションのほうが能力を発揮しやすいのだろう。
マテンロウオリオンは、父ダイワメジャー×母パルテノン(母の父キングカメハメハ)。近親にテーオーケインズがいる勢いのあるファミリーで、2代母レディパステルは01年優駿牝馬(オークス)など重賞3勝。本馬はダイワメジャー産駒であることはもちろん、母の父キングカメハメハが04年NHKマイルカップの勝ち馬であることも強調しやすい。自在性のある戦法は驚嘆に値するもので、展開を問わない立ち回りの巧さはG1でも武器となる。
カワキタレブリーは、父ドレフォン×母カフジビーナス(母の父ディープインパクト)。父ドレフォンはStorm Catの直系となるが、その母Eltimaasもフレンチデピュティと同じDeputy Ministerの直系となるため、NHKマイルカップでの動向を注視したい種牡馬といえるだろう。また、ディープインパクトとStorm Catを併せ持つ馬は2年連続で勝ち負けとなっており、Storm Cat内包馬は二桁人気になるような穴馬にこそ気を配る必要がある。
編集部(以下、編) 桜花賞、皐月賞と続いていたG1連勝記録は、天皇賞(春)で途切れてしまいました。
新良(以下、新) そううまくはいきませんね。
編 推奨したのが18頭立て最低人気のトーセンカンビーナですから、これはやむを得ないでしょう。
新 ちょっと狙いすぎましたかね。10着と人気以上に頑張ってくれましたが、やはり馬券に絡まないと意味がないので反省しています。
編 では、気持ちを切り替えて今週のNHKマイルCに臨んでいただきたいと思います。G1連勝は途切れましたが、3歳限定G1という括りならば、3連勝を狙えるわけですから。
新 なるほど、それは前向きなとらえ方ですね(笑)。そうなったら、3歳限定G1の3連勝を目指すしかないでしょう。
編 よろしくお願いします。NHKマイルCの新良さんの狙い目を教えてください。
新 私はルメール騎手から横山武史騎手に乗り替わる②ソネットフレーズに注目しています。
編 ルメール騎手はアメリカ遠征で不在ですので、これは既定路線の乗り替わりですね。
新 はい。だいぶ前から決まっていたと思います。
編 そして、代打を務めるのが横山武騎手なら申し分なしと、そういうことでしょうか?
新 おおむね、そういう認識で問題ありません。例えばルメール騎手が主戦を務めるシュネルマイスターの場合、グランアレグリアなどほかの有力馬を優先した際は、横山武騎手が代打騎乗しています。ルメールのバックアップをタケシが務める、というケースは多いんですよ。
編 シュネルマイスターの場合、昨年の安田記念、マイルCSがそれに該当するわけですね。
新 はい。安田記念が4番人気3着、マイルCSが2番人気2着と、いずれも人気以上の結果を出していますので、横山武騎手へのスイッチをマイナスにとらえる必要はないでしょう。ルメール騎手も彼には信頼を置いていると思います。
編 ただ、この春のG1シリーズにおける横山武騎手の成績を振り返ると、あまり強気になれない気もします。しかも、ソネットフレーズはこれまでことごとく人気を裏切ってきたキャロットの馬ですし……。
新 そう考えるのも無理はないでしょうね。でも、私はそろそろ攻勢に転じるとみているんです。そもそも腕は確かなジョッキーですし、G1のポカが目立つだけで、全体の成績は昨年以上の数字で推移していますから。若くても肝は据わっていますし、このまま低迷を続けるとは思えません。
編 確かに、なんやかんやでリーディングは全国3位につけていますもんね。
新 東京コースの勝率も、昨年同時期の9.6%に対し、今年は14.4%と大幅に上昇させています。印象が悪いだけで、乗れているんです。
編 G1ではいいところを見せられていませんが、気持ち的にもそろそろ吹っ切れていいころかもしれませんね。
新 先週はお兄さんの横山和生騎手がG1を勝ちましたから、いい意味で刺激を受けているはずです。「G1のタケシ」の株は落ちまくっていますから、名前で過剰に売れることはなさそうですし、馬券的には今が狙いなのではないでしょうか。
編 そうやって取り巻く状況を考慮すると、がぜん買いたくなってきます。
新 ソネットフレーズはデビュー前から注目されていた素質馬で、新馬戦のときはルメール騎手がわざわざ新潟まで足を運んだほど。その日はもう1頭、イクイノックスのデビュー戦も組まれていて、この2頭に騎乗することが目的だったと思いますが、ソネットフレーズは単勝1.4倍の1番人気、イクイノックスは2番人気でした。
編 つまり、ルメール騎手にとってのメインは、ソネットフレーズのほうだった可能性が高いと。
新 そう考えていいと思います。2戦目は強気にデイリー杯2歳Sに出走し、2着に好走しました。このローテに、陣営の期待の大きさが表れていますよね。その後は順調さを欠いて桜花賞は回避しましたが、目標をこのレースに切り替えてからは、しっかり調整されてきています。
編 休み明けでも、状態面に不安はなしと。
新 管理するのは、昨年のシュネルマイスターと同じ手塚貴久厩舎ですからね。今年も馬券圏内の好走に期待できますので、必ず押さえておくべきでしょう。
3歳馬によるマイル王決定戦。かつては、マイル以下に適性のある短距離馬や、クラシックに出走できなかった外国産馬にとって、4歳(現在の3歳)春シーズンにG1ホースになるチャンスはなきに等しかったが、このレースができたことによりクラシックに縁のない馬たちが輝きを放つことになった。第2回(1997年)は、その後フランスのG1を制すシーキングザパールが完勝。第3回(1998年)は、1年半後の凱旋門賞で歴史に残るあと一歩の接戦を演じることになるエルコンドルパサーが圧勝。第6回(2001年)は、秋にダートでもG1タイトルを獲得するクロフネが順当勝ち――このように“マル外の大物”たちがNHKマイルカップの歴史を築き上げてきた。第9回(2004年)の勝ち馬キングカメハメハは、次走の東京優駿(日本ダービー)も制し、史上初のパターンとなる“変則二冠”を達成。第13回(2008年)の覇者ディープスカイも、ここと東京優駿(日本ダービー)を連勝し、キングカメハメハに続いた。ほか、第10回(2005年)のラインクラフト、第12回(2007年)のピンクカメオ、第21回(2016年)のメジャーエンブレム、第22回(2017年)のアエロリットと桜花賞から臨む牝馬の活躍ぶりも目にとまる。
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