リセエンヌ(競走馬)

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リセエンヌ
写真一覧
抹消  青鹿毛 2013年2月5日生
調教師荒川義之(栗東)
馬主吉田 照哉
生産者社台ファーム
生産地千歳市
戦績22戦[2-1-0-19]
総賞金2,836万円
収得賞金450万円
英字表記Lyceenne
血統 ディープインパクト
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
ラブーム
血統 ][ 産駒 ]
Monsun
La Bouche
兄弟 オーマイダーリンサトノダイレンサ
市場価格
前走 2018/10/13 瓢湖特別
次走予定

リセエンヌの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
18/10/13 新潟 10 瓢湖特別 500万下 芝2200 125622.77** 牝5 55.0 荻野極荒川義之 424
(-2)
-- ----⑤⑤⑪止キューンハイト
18/09/16 阪神 8 3歳以上500万下 芝2000 155824.0613** 牝5 55.0 浜中俊荒川義之 426
(+2)
2.01.1 2.037.1⑨⑨⑥⑥シャンティローザ
18/08/18 小倉 10 英彦山特別 500万下 芝2000 10338.454** 牝5 55.0 浜中俊荒川義之 424
(-2)
1.59.3 0.936.1⑦⑦④メイショウロセツ
18/07/28 小倉 9 国東特別 500万下 芝2000 84465.782** 牝5 55.0 浜中俊荒川義之 426
(-2)
1.59.3 0.234.9ミスディレクション
18/03/04 小倉 8 4歳以上500万下 芝2000 126729.887** 牝5 54☆ 木幡巧也荒川義之 428
(-4)
2.01.3 0.335.6⑥⑥⑦⑧マイネルパンドーロ
18/02/10 小倉 6 4歳以上500万下 芝1800 155973.11111** 牝5 55.0 内田博幸荒川義之 432
(+2)
1.49.4 0.735.0⑩⑩⑪⑫ダンツペンダント
17/10/14 新潟 10 瓢湖特別 500万下 芝2200 1761217.51015** 牝4 55.0 秋山真一荒川義之 430
(+2)
2.14.2 1.937.5プライムセラー
17/09/16 阪神 12 3歳以上500万下 芝2000 152211.975** 牝4 55.0 C.ルメー荒川義之 428
(+10)
2.02.9 0.935.8⑪⑪⑨⑦アロマドゥルセ
17/08/19 小倉 10 英彦山特別 500万下 芝2000 101112.559** 牝4 55.0 荻野極荒川義之 418
(+6)
2.00.6 0.837.3ウォータービルド
17/08/05 小倉 8 3歳以上500万下 芝1800 10788.754** 牝4 55.0 松若風馬荒川義之 412
(0)
1.48.2 0.435.4⑤⑥⑥④スズカディープ
17/07/23 中京 7 3歳以上500万下 芝2000 1561019.488** 牝4 55.0 松若風馬荒川義之 412
(0)
2.02.0 1.435.7④④④⑥ナリタピクシー
17/07/08 中京 8 3歳以上500万下 芝2200 125611.765** 牝4 55.0 松山弘平荒川義之 412
(-4)
2.12.7 0.735.2⑤⑤ダイナミックアロー
17/02/04 京都 9 稲荷特別 1000万下 芝2000 10117.555** 牝4 54.0 松若風馬荒川義之 416
(0)
2.00.9 0.335.7④④④サトノケンシロウ
17/01/14 京都 7 4歳以上500万下 芝2200 163620.291** 牝4 54.0 松若風馬荒川義之 416
(+6)
2.15.5 -0.135.8⑤⑤メイケイレジェンド
16/09/18 阪神 7 3歳以上500万下 芝2200 182333.91014** 牝3 52.0 内田博幸荒川義之 410
(-4)
2.16.6 1.837.7⑱⑱⑱⑫アグリッパーバイオ
16/04/10 阪神 9 忘れな草賞 OP 芝2000 111128.388** 牝3 54.0 蛯名正義荒川義之 414
(0)
2.04.3 1.034.6⑪⑪⑦ロッテンマイヤー
16/02/27 中山 7 3歳500万下 芝1800 13457.934** 牝3 54.0 蛯名正義荒川義之 414
(-2)
1.48.9 0.335.0⑤⑤⑤⑤ゲッカコウ
16/02/06 京都 10 エルフィンS OP 芝1600 114410.457** 牝3 54.0 浜中俊荒川義之 416
(0)
1.36.8 0.634.4レッドアヴァンセ
16/01/11 中山 11 フェアリーS G3 芝1600 166125.717** 牝3 54.0 蛯名正義荒川義之 416
(-2)
1.35.2 0.934.8⑫⑪⑩ビービーバーレル
15/10/10 東京 11 サウジRC G 芝1600 123312.854** 牝2 54.0 蛯名正義荒川義之 418
(+2)
1.34.3 0.134.0⑤⑤ブレイブスマッシュ

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リセエンヌの関連ニュース

【若駒ピカイチ】アンバーミニー

2016年6月28日(火) 05:00

 《戦評》まずまずのスタートで中位に控えるかに見えたが、二の脚が速く、1ハロンほど行ったところで2番手まで進出。折り合って進み、直線に入って鞍上が追い出すと、何度も手前を替えるなど若さを見せながらも、鋭く脚を伸ばし、2着に3馬身差をつけて圧勝した。

 《血統》母は仏GIII2勝で、GIジャンロマネ賞3着。半姉にサウジアラビアロイヤルC(重賞)4着のリセエンヌ(父ディープインパクト)がいる。スピードを印象づける勝ち方だったが、モンズン、インザウイングスなど、母系には長距離系種牡馬が配合され、距離の守備範囲は広そう。

 《将来性》「ポテンシャルが高い」とルメール騎手。幼さを感じさせたぶん、のびしろは大きそうで、順調なら桜花賞オークスともに楽しみを持てる。

【エルフィンS】レッドアヴァンセが差し切り勝ち 2016年2月6日() 15:12

 6日の京都10Rエルフィンステークス(3歳牝馬オープン、芝1600メートル)は、武豊騎手騎乗の1番人気レッドアヴァンセ(栗東・音無秀孝厩舎)が後方2番手追走から差し切ってV。オープン初勝利をマークした。タイムは1分36秒2(良)。

 内からエルフィンコーヴが先手を取り、ダイアナヘイローが2番手に続く。リセエンヌクリノラホールが3番手を併走し、人気のレッドアヴァンセは後方2番手からの競馬。道中はかなりのスローペースで流れた。直線に向くと、2番手からダイアナヘイローが抜け出して先頭に立つ。ようやくエンジンがかかったレッドアヴァンセもグイグイと伸びて接近。ワントゥワンもさらに外から末脚を伸ばしてきたが、最後はレッドアヴァンセが力強い決め手で差し切って快勝した。前走の未勝利戦に続く2連勝で、大きな2勝目をマーク。兄4頭が重賞ウイナー(リディルクラレントレッドアリオンサトノルパン)という良血馬が、桜花賞に名乗りを上げた。1馬身1/4差の2着は7番人気のダイアナヘイロー。さらに1/2馬身差の3着が3番人気のワントゥワンだった。

 レッドアヴァンセは、父ディープインパクト、母エリモピクシー、母の父ダンシングブレーヴという血統。通算成績は4戦2勝となった。

 初騎乗できっちりと結果を出した武豊騎手は「期待通りの走りでしたね。調教にまたがって手応えを感じていましたし、後入れだったのでゲートも五分に出てくれました。バネの良い馬なので、きれいな馬場ならもっと動けそうですね」と人気の応える快勝に納得の表情を浮かべていた。

★6日京都10R「エルフィンステークス」の着順&払戻金はこちら

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【エルフィンS】追って一言2016年2月4日(木) 05:01

 ◆アオイプリンセス・高野助手 「先週、坂路ですごい時計(4ハロン50秒8)を出したので、今週は余力残し。能力は高いし、輸送の近い京都もいいですね」

 ◆エルフィンコーブ池添学師 「放牧から早めに帰厩。しっかり乗り込みました。芝を試してみます」

 ◆エールデュレーヴ・須貝師 「併せ馬でいい動き。能力そのものは高い」

 ◆クリノラホール・谷師 「先週、CWコースで長めから追って、今週は坂路でいい動き。競馬も上手なので楽しみはある」

 ◆ダイアナヘイロー・福島師 「目いっぱいじゃなくても坂路で好時計。折り合えばハナにこだわらなくても競馬はできそう」

 ◆ポッドクヒオ・吉村師 「ダートの未勝利でも、前走が強い勝ち方。初の芝になるが、荒れてきて雨模様の京都ならより歓迎ですね」

 ◆リセエンヌ・佐藤助手 「攻めはDPコースでしっかり。前走はいかにも休み明けという感じだったし、1回叩いて末脚の生かせる京都の外回りはいいと思う」

 ◆レッドアヴァンセ・音無師 「今週は坂路の併せ馬でしっかりやって先着。デビューからの2戦は脚を余したが、前走の勝ちっぷりからも、やはり外回りで長く脚を使えるのが合っている」

 ◆ワントゥワン・藤岡師 「外を回ってこの速い時計。カイバはしっかり食べているし、調子はいい。前走は負けはしたが、いい瞬発力。外回りのマイルならレースもしやすいだろうし、今度は勝たないとね」

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【フェアリーS】“逃げの中舘”師、バーレルで重賞初V 2016年1月12日(火) 05:03

 第32回フェアリーステークス(11日、中山11R、GIII、3歳牝馬オープン国際(特指)、別定、芝・外1600メートル、1着本賞金3500万円 =出走16頭)1番人気リセエンヌ(7着)でも単勝5・7倍という混戦を制したのは、3番人気ビービーバーレルだった。石橋脩騎手に導かれてハナへ。最後まで脚いろは衰えず、1分34秒3(良)で鮮やかに逃げ切った。騎手時代に逃げ戦法が得意だった中舘英二調教師は、開業2年目で待望の重賞初制覇。1馬身3/4の2着に10番人気ダイワドレッサー、さらに3/4馬身差の3着に7番人気ダイワダッチェスが入った。

 “逃げの中舘”の初重賞Vはやはり逃げ切りだった。3番人気のビービーバーレルが、まるで調教師自身が騎乗しているかのような鮮やかな逃走で、桜花賞への切符を手に入れた。

 「ジョッキー時代はこういうときに『楽勝だよ』って思っていたけど、外から見ていると後ろの馬の伸びがよく見えてしまうんですね」

 JRA通算1823勝(歴代10位)をマークした騎手生活には昨年2月末に別れを告げ、翌3月に厩舎を開業した中舘調教師が、苦笑いで初タイトルを喜んだ。

 逃げ馬不在のメンバーで「逃げてもいいかなと、先生(中舘調教師)とは話していました」と石橋騎手。スタートを決めて、内の馬が控えるとみると先頭へ。後続を引きつけつつも、遅すぎず速すぎずの絶妙のペース配分で、後続を1馬身3/4突き放す完勝だった。

 「いいリズムで最初のコーナーを回れたし、あとはこのリズムを崩さないようにした。4年ぶりの重賞勝ちは、長かったのでうれしいですね」

 ジョッキーにとってはJRA・GI初制覇だった2012年の天皇賞・春(ビートブラック)に次ぐ重賞8勝目。昨年暮れに柴田政人厩舎からフリーとなったばかりだけに、喜びもひとしおだ。

 トレーナーも勝利の味をかみしめる。

 「重賞初勝利というよりも今年の初勝利がうれしい。今後のローテはオーナーと相談しますが、『桜花賞へ行けるね』と言われたので、『ハイっ』と返事しておきました。まだ挑戦者ですけど、強い馬に立ち向かう格好はできたかな」

 クラシックへ夢が広がる中舘師。個性派騎手だったトレーナーが育てる個性派ビービーバーレルが、桜戦線でもアッと驚く快走を見せてくれそうだ。(柴田章利)

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【フェアリーS】レースを終えて…関係者談話2016年1月12日(火) 05:02

 ◆柴田善騎手(ダイワダッチェス3着) 「上手に走れているんだが、ずっと一生懸命なんだ。少し力を抜いて走れるようになればいい。体が柔らかくて素質はあるね」

 ◆田中勝騎手(コパノマリーン5着) 「能力はあるが、少し気負って走っていたし、直線は外に逃げていた」

 ◆武士沢騎手(ラブリーアモン6着) 「しまいはしっかりと伸びていたし、先につながる競馬はできた。伸びしろはあるし、まだこれから」

 ◆蛯名騎手(リセエンヌ7着) 「ゲート内で少しガタガタしていたが、自分の行けるところで折り合えた。(馬群が)団子状態だったので届くかなと思ったが…。枠順の内外の差もあったかな」

 ◆戸崎騎手(アルジャンテ8着) 「道中でぶつけられたり、いろいろあって伸びてこられなかった」

 ◆コントレラス騎手(レッドシルヴィ10着) 「最初の2コーナーで寄られてつまずいて、馬がムキになっていた」

 ◆池上和師(シーブリーズラブ15着) 「2コーナーと直線で2度不利があって競馬にならなかった」

 

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【フェアリーS】ビービーバーレルV 中舘師重賞初V 2016年1月11日(月) 15:44

 11日の中山11Rで行われた第32回フェアリーステークス(3歳牝馬オープン、GIII、芝1600メートル、16頭立て、1着賞金=3500万円)は、石橋脩騎手騎乗の3番人気ビービーバーレル(美浦・中舘英二厩舎)が逃げ切って重賞初制覇。中舘調教師も開業2年目で重賞初勝利となった。タイムは1分34秒3(良)。

 トレーナーが得意とした逃げ切り劇での重賞V。果敢に先手を取ったビービーバーレルが力強い脚どりで中山のマイルを押し切り、トレーナーともどもうれしい重賞初制覇を果たした。

 レースはダッシュ良く飛び出したビービーバーレルが単騎で逃げ、クードラパンが2番手。さらに外からルミナスティアラが続き、レッドシルヴィダイワダッチェスなどが好位を追走した。人気のリセエンヌは後方4番手あたりからの競馬。直線に入ると、外めで接触した馬も多いレースとなったが、マイペースに持ち込んだビービーバーレルの脚いろは全く鈍ることがなく、そのまま押し切って快勝した。1馬身3/4差の2着は10番人気のダイワドレッサー。さらに3/4馬身差の3着には7番人気のダイワダッチェスが入っている。

 ビービーバーレルは、父パイロ、母ファインディンプル、母の父Silver Hawkという血統。北海道浦河町・絵笛牧場の生産馬で、坂東勝彦氏の所有馬。通算成績は6戦2勝。重賞初勝利。中舘英二調教師はフェアリーS初勝利。石橋脩騎手は2010年コスモネモシンに次いで2勝目。

 2012年の天皇賞・春(ビートブラック)以来となる重賞勝ちを果たした石橋騎手は「逃げてもいいかな、ということは先生(中舘調教師)とも話していました。すごくいいリズムで最初のコーナーを回れたので、そのリズムを切らさないようにと思って乗りました。すごく走りのフットワークが良くなっていることは調教のVTRを見ても感じていましたが、本当に厩舎のスタッフさんが良く仕上げてくれたと思います。この馬の持ち味を生かせれば(クラシックでも)面白いと思います。(4年ぶりの重賞制覇は)本当に長かったので、うれしいです」と会心の逃げ切り勝ちに笑みを浮かべていた。

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リセエンヌの関連コラム

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コラムを開いていただいた皆さん、はじめまして!学生団体「うまカレ」で副代表をやっている金沢ユウダイと申します。「うまカレ」とは、競馬の魅力を同世代を中心に発信していこう、競馬界を若い力で持ち上げようと、関東の競馬を愛する大学生が集まり6年前に結成された学生団体です。テレビ出演や、フリーペーパー制作など様々な活動をしています。詳しくは以下のブログやSNSをご覧ください。

【うまカレBlog】http://umacollege.blog.fc2.com
【Twitter】https://twitter.com/umacolle
【Facebook】https://ja-jp.facebook.com/umacolle

金沢ユウダイ
Twitter  https://twitter.com/derby6_1
ブログ http://derby6-1.hatenablog.com/


さて月曜日にはフェアリーステークスが行われます。3歳牝馬による争い、そしてトリッキーな中山マイルコースということで毎年のように荒れるこのレース。私は血統が大好きなので、簡単に全頭の血統配合をまとめてみます。「とにかく来る馬を教えろ!」という方は1番下の【まとめ】だけ読んでみてください(^^;)



ボーアムルーズ
ダイワチャームは芝1400m~1800mで3勝を挙げた。Vice Regentらが入るからパワーが優っていて、新馬戦では加速力の違いで抜け出した。中山も合うだろうが能力が足りるかどうか。

ポロス
バトルプラン×マヤノトップガンの字面通りのダート馬の筋肉で、芝の重賞では手が出ない。

コパノマリーン
キタサンブラックコパノリッキーらと同じヤナガワ牧場の生産馬で、母ヴォークリンデはダ1200mで1勝を挙げた。父のHaloクロスを継続する形でHalo4・5×4、母母父もウォーニングだし、母系の奥にはMy Busherというパワー血脈もあり父のように中山向きの機動力があるタイプで舞台は抜群に合う。

ダイワドレッサー
母リバティープリントは芝1200mで新馬勝ち、続くダ1200mの呉竹賞も制した。母母エアリバティージャングルポケットと同じトニービン×Nureyevという配合で、Hyperionの血が濃い。父ネオユニヴァースの母ポインテッドパスもHyperionが濃い配合だから、血統表の半分がHyperionが凝縮されていることになる。Hyperionは持続力が武器だが、その持続力はダイワメジャークラレント、直近の例だとダイワリベラルがマイルに短縮して勝利したように短い距離で活かされることが多い。本馬は母父がフォーティナイナー系スウェプトオーヴァーボードなのでパワーが優って肩が立ったピッチ走法で走るからコーナリングも巧いはずだし、前走の葉牡丹賞は前が詰まってほとんど追えずの競馬で参考外。思えば昨年も距離短縮のノットフォーマルローデッドで決まり、今年の距離短縮馬(芝限定)はこの馬のみだ。

ダイワダッチェス
母ファルネーゼはダ1200m~1400mで3勝を挙げた。母母ユーキャンドゥイットはMr.Prospector≒Native Royalty2×2(Raise a NativeとNasrullahが共通)という強いクロスを持ちアメリカのGIIIを2勝した。本質はダート短距離血統というべきだが、3代母→母母→母とNasrullahを継続して取り組んでいるから芝のスピード決着に対応できているのだろう。とはいえパワーが優りピッチ走法で走る馬だから中山替わりはプラスだ。

ビービーバーレル
父パイロは中央ではシゲルカガワディなど短距離馬もいるが、他にもエンキンドルブルーボサノヴァや地方で活躍しているパーティメーカーなどがおり、Pulpit×Wild Againらしく持続力のある中距離血統。本馬がパイロ×Silver Hawkの字面以上にスピードがあるのは4代母のFlaming Page≒Dinner Partner2×2(Menow、Bull Dog、Blue Larkspurが共通)というクロスの影響のように思える。このスピードをパイロ×Silver Hawkで持続させているというイメージだ。母父の代表産駒であるグラスワンダーを彷彿とさせるような掻き込み走法だから中山は合うはずで、ここを狙い澄ましたローテションにも好感が持てる。

ラシーム
母は最近アンビシャスを輩出したカーニバルソングの姉で、父がブラックタイドだからアンビシャスとは3/4同血(父ブラックタイドディープインパクト、母母カルニオラが共通)ということになる。母父がCaerleonだからか、筋肉量は豊富で同じ母父を持つダノンシャークのような外回り向きのマイラーのように思える。前走はドーヴァー→アーバンキットというハイレベルな1戦の6着は好内容といえ、人気以上に実力のある馬だとは思うが先述したように外回りが合うタイプだろう。

フジマサアクトレス
ステファニーチャンは1200m時代のフェアリーSで3着、報知杯4歳牝馬特別で2着、4歳の夏にOPのバーデンバーデンカップを制するなど活躍した。血統的にも魅力があり、Nothern Dancer3×3、Buckpasser4×3、Nasrullah5×5という父母相似配合をしている。新潟2歳S2着のツクバホクトオーが代表産駒だが、他にも地方6勝馬なども輩出しており優秀な繁殖牝馬といえる。前走の京王杯はスローペースを追い込んでの9着で内容的には評価できるが、父母ともに流れるフランス血統の影響か、どちらかというとストライドで走るので外回り向きで中山替わりはどうか。

レッドシルヴィ
母父Highest Honorはその父KenmareがNasrullah4×4、母がRiverman×Sir GaylordとNasrullah血脈を強く持っているのでレーヴドスカーの産駒に代表されるように斬れ味が魅力。本馬もヴィクトワールピサ産駒にしては体質が柔らかいが、前走のようにマイルだとやや置いて行かれて俊敏な反応が出来ないのがどうか。

ラブリーアモン
遡ればライスシャワーと同じユートピア牧場の牝系で、3代母クリヤングがNearctic≒Hell’s Fury2×3の3/4同血クロス、そこにバイアモンを配された母母クリアモンはNearctic5×4・6、更にメジロライアンを配された母ミスアモンはNothern Dancer=ノーザンネイティヴ4×3という興味深い配合をしている。父ソングオブウインドは血統好きなら誰もが唸る「あの」エルコンドルパサー産駒で、牝系は社台の名門ファンシミン、母父はメジロライアンという実に日本らしい血統だ。血統だけでなく、前走は2着ウムブルフがいなければ3着馬を6馬身離した圧勝で、現にウムブルフは次走未勝利戦を楽勝している。エルコンドルパサーらしいピッチ走法だから中山替わりは歓迎で、これといった先行馬がいなければ逃げても良い。ちなみに昨年もエルコンドルパサーの仔、ヴァーミリアン産駒のノットフォーマルが逃げ切っている。穴ならこれだろう。

シーブリーズラブ
フルーキーの半妹。母サンデースマイルⅡはBuckpasserの母として有名なBusandaで、父カジノドライヴはStriking=Busher=Mr. Busher7・7×5だから、Striking=Busher=Mr. Busher≒Busanda8・8・6×6とLa Troienne+War Admiral血脈を4本持つことになる。体質はサンデーサイレンスが入ることなどにより柔らかいが、やはり肩が立った強烈なピッチ走法で東京の未勝利を加速力の違いで勝ち上がってきた。中山替わりは歓迎だが、内枠で脚を貯めて一瞬の脚で抜け出したいタイプなのでこの枠はマイナスだろう。

リセエンヌ
母父Monsunを1/4異系に使っているが、母母がIn The Wingsなど重厚な血脈が続き、全兄サトノダイレンサほどではないが、やはりエンジンの掛かりが遅いタイプ。こういうタイプでもローデッドのように能力があれば来れるが果たしでどこまで。緩いストライドで走るから、このコースでも外枠は歓迎だろう。

クードラパン
グランシルクの3/4妹で、叔父にブレイクランアウトがいる血統。母母キューはNothern Dancer4×4、Bold Ruler4×4、Prince John5×5など相似配合になっていて切れを伝える繁殖といえる。本馬の場合は母父に重厚なDynaformerが入るため、体質は柔らかいが、追ってもストライドが伸びず、どこの競馬場でも器用に走れるタイプ。とはいえ外回りでディープ産駒と瞬発力勝負では厳しいから中山替わりはプラス。内枠が欲しかった。

アルジャンテ
ナイキフェイバーは芝1200mで2勝を挙げたスプリンター。産駒はPromised Landのクロスになるから筋肉量は多いものの、3/4兄ナイフリッジのように柔らかく外回りで斬れる馬になりやすい。距離延長は問題なく、柔らかく斬れるから外枠も歓迎で、騎手も含め昨年のローデッドのようなイメージだ。

ルミナスティアラ
ルミナスウォリアーの全妹だが、兄より脚が短くピッチ走法で走るから距離短縮は歓迎。ただこの枠だと手が出ない。

ハマヒルガオ
テンダリーヴォイスの半妹で、その姉は昨年のフェアリーSで3着。姉のようにディープインパクト×キングカメハメハだとAlzao≒ラストタイクーンというニアリークロスになるので、ダニムアンドルビーに代表されるように斬れが増幅される。本馬は母母ブロードアピールクロフネだから姉以上にパワー型。芝の重賞で勝ち負けとなるともう少し柔らかさがほしいところだ。


【まとめ】
陸上の短距離選手とマラソン選手を見れば分かるように、パワー型の方が瞬間的な加速力に優れます。トリッキーな中山コース、特に1600mとなればそんな瞬間的な脚を使えるタイプを選びたいですが、重賞レベルになってくると一定の持続力も問われます。その中で今回穴として推したいのはラブリーアモン。父父エルコンドルパサーらしいピッチ走法で器用さもあり、ユートピア牧場の牝系にメジロライアンと配され持続力もあるタイプです。フェアリーステークスノットフォーマル(父ヴァーミリアン)、ニシノアカツキ(父オペラハウス)、ウキヨノカゼ(父オンファイア)のように地味目の血統が好走するレースでもあります。

ビービーバーレルは母父Silver Hawkの代表産駒グラスワンダーを彷彿とさせる掻き込み走法で走るため中山は間違いなく合うタイプ、ダイワダッチェスシーブリーズラブもピッチ走法で走るので中山は問題ありません。

今回のディープインパクト産駒2頭(リセエンヌアルジャンテ)は、緩いストライド(一歩が大きい)で走るので、教科書的な「内で脚を貯めて抜け出す」という競馬には向きません。エンジンの掛かりが遅いので、距離ロスがあったとしても、昨年のローデッドのように外から惰性を付けて上がっていく形がベストです。2頭の外枠はプラスでしょう。

最後に大穴でダイワドレッサーラシームを挙げておきます。

【参考】
日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html



執筆者:うまカレ(MYコロシアム>最新予想にリンク)

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2018年10月13日瓢湖特別0着
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2018年8月18日 英彦山特別 4着
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