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3日間開催2日目となる13日の京都メインは、新年最初のGII、日経新春杯(芝2400メートル)。ハンデ戦だが、過去10年では1番人気は【3・4・1・2】と上々の成績で、2009年は49キロのテイエムプリキュア、12年は58.5キロのトゥザグローリーが優勝と、軽ハンデの馬から重い重量を背負った馬まで、幅広く活躍している。
グローリーヴェイズ(美浦・尾関知人厩舎、牡4歳)は前走の菊花賞でフィエールマンの5着。長い距離ならGIでも通用する力をアピールした。全6戦中3戦が京都で、未勝利とはいえ、菊花賞以外にもきさらぎ賞2着、京都新聞杯4着と善戦。仕上がりは上々で、ハイレベルな4歳世代という点も強調できる。ハンデ55キロも妥当なところで、ここも好勝負必至だ。
メイショウテッコン(栗東・高橋義忠厩舎、牡4歳)は前走の菊花賞で14着に惨敗したが、京都芝2400メートルは昨年1月の梅花賞でエタリオウ(ダービー4着、菊花賞2着)を破っている。また、3走前には福島のラジオNIKKEI賞を勝ち、神戸新聞杯ではダービー馬ワグネリアンの3着と、世代トップレベルの実力がある。ハンデは56キロも想定内。適距離に戻って、鞍上も梅花賞で手綱を取った武豊騎手なら見直せる。
ムイトオブリガード(栗東・角田晃一厩舎、牡5歳)は昨年、4勝を挙げるなど急成長。前走のアルゼンチン共和国杯でパフォーマプロミスの3/4馬身差の2着と重賞でも通用する力を示した。京都芝は2戦して2、4着だが、芝2400メートルは3戦3勝と得意中の得意。同じハンデ戦だった前回から1キロ増の56キロなら問題ない。先週、京都金杯をパクスアメリカーナで勝って幸先のいいスタートを切った川田将雅騎手との新コンビも魅力だ。
ルックトゥワイス(栗東・藤原英昭厩舎、牡6歳)=55キロ=は重賞初挑戦だった2走前のアルゼンチン共和国杯で8着だったが、1着から0秒5差なら悪くなく、続くグレイトフルSを圧勝。同レースを勝って、日経新春杯へのローテーションは同厩舎で昨年の勝ち馬パフォーマプロミスと同じパターンだ。昨年のリーディングトレーナーの藤原英調教師が満を持して送り出す期待馬だけに軽視は禁物だろう。
トップハンデ馬は57キロのガンコ(栗東・鈴木孝志厩舎、牡6歳)。昨年のこのレースは3着で、その2走後の日経賞で重賞初制覇。以降は精彩を欠いているが、今回は同馬で日経賞を含む3勝を挙げている藤岡佑介騎手が3戦ぶりに騎乗するので、復活があるかもしれない。
ウインテンダネス(栗東・杉山晴紀厩舎、牡6歳)は2走前のアルゼンチン共和国杯(4着)と同じ56キロ。前走のジャパンCは究極の高速決着で10馬身近く離された8着に終わったが、GIIなら巻き返しがあっても不思議ではない。
昨年2着に逃げ粘ったロードヴァンドール(栗東・昆貢厩舎、牡6歳)=56キロ=は展開の鍵を握る点でも注目したい存在。昨秋は不振だったが、宝塚記念3着、目黒記念2着の実績があるノーブルマーズ(栗東・宮本博厩舎、牡6歳)=56キロ=も上位争いが可能だろう。
ほかでは長期休養明け後、2400メートルの準オープンで2着、1着と堅実な走りを見せているシュペルミエール(美浦・木村哲也厩舎、牡6歳)=55キロ、芝2400メートル戦は2戦2勝のアフリカンゴールド(栗東・西園正都厩舎、牡4歳)=52キロ=なども出番がありそうだ。
★日経新春杯の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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