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【京都記念】レース展望


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【京都記念】レース展望

 残り2週となった京都開催では日曜メインに京都記念(10日、GII、芝2200メートル)が行われる。春のGIシリーズやドバイワールドカップデー諸競走を目指す実力馬たちが始動するレースだが、2012年から1番人気馬が7連敗中。特に前2年はマカヒキレイデオロと前年の日本ダービー馬がともに3着に敗れており、波乱傾向にも注意を払いたい。

 まずは今年の古馬重賞9鞍中5鞍を制しているハイレベルの4歳勢から、ステイフーリッシュ(栗東・矢作芳人厩舎、牡)をピックアップする。前走・中山金杯は向こう正面で後方から一気に押し上げ、直線で坂を上がってからももうひと伸び。ウインブライトの強襲に屈したものの、0秒1差2着と好走した。1月31日には坂路を4ハロン52秒3-12秒6(強め)で駆け上がり、「(短期放牧から)すごくいい雰囲気で帰ってきました。弱々しいところがなくなり、心身ともに成長しています」と藤田俊介調教助手。京都新聞杯を制している得意な舞台で、重賞2勝目を狙う。

 同じ4歳勢では一昨年のホープフルS優勝馬タイムフライヤー(栗東・松田国英厩舎、牡)も復調ムードだ。中山金杯ではゴール前でしぶとく詰め寄って0秒2差5着。ハードに調教を積まれながら自己最高の464キロまで馬体が増え、充実期に入った印象だ。30日もCWコース6ハロン79秒7、3ハロン36秒7-12秒2(一杯に追う)の猛時計を叩き出し、松田国英調教師は「圧巻でした。いい頃のデキに戻りつつあります」と胸を張る。久々の勝利で完全復活を告げるか。

 パフォーマプロミス(栗東・藤原英昭厩舎、牡7歳)は暮れの有馬記念で14着と振るわなかったが、日経新春杯アルゼンチン共和国杯と2勝を挙げるGIIなら話は別。「京都の2200メートルは悪くないし、状態面も変わらずにいい」と田代信行調教助手は巻き返しに意欲を示す。鍵は斤量面で、これまで56キロ以下で【6・2・1・0】に対し、57キロ以上では【1・0・1・5】。57キロの克服がポイントになる。

 3年前の日本ダービーマカヒキ(栗東・友道康夫厩舎、牡6歳)は昨夏の札幌記念ハナ差2着で復活への足がかりをつかんだかに思われたが、その後のGI2戦がひと息。【2・0・1・0】の京都コースで再浮上のきっかけをつかみたい。

 ノーブルマーズ(栗東・宮本博厩舎、牡6歳)は休み明け3戦目の日経新春杯で0秒2差4着と気を吐いた。稍重だった昨年の宝塚記念で3着に好走しているだけに、連続開催後半の荒れ馬場も合うはず。デビューから全32戦で手綱を取っている高倉稜騎手を背に重賞初制覇を狙う。

 コンビ2戦2勝の松若風馬騎手で巻き返しを誓うダンビュライト(栗東・音無秀孝厩舎、牡5歳)は、先週の東京新聞杯を制した僚馬インディチャンプに続きたい。関東勢では久々に順調に使える15年のホープフルS(当時GII)優勝馬ハートレー(美浦・手塚貴久厩舎、セン6歳)に注目だ。



京都記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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