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6日は京都新聞杯(GⅡ、芝2200メートル)が3年ぶりに京都競馬場で行われる。日本ダービーへの優先出走権は付与されないが、大舞台への切符をつかむための前哨戦として、例年注目度は高い。京都で行われた直近の10回でも、2013年に勝ったキズナと2019年2着のロジャーバローズの2頭のダービー馬が誕生している。
実績最上位は、ただ一頭オープン特別Vがあるマイネルラウレア(栗東・宮徹厩舎、牡)だろう。皐月賞は道悪の影響をもろに受けて14着大敗。若駒Sで見せたような切れ味で勝負するタイプだけに、馬場悪化は痛かった。祖母に06年北九州記念勝ち馬コスモフォーチュン、半兄に21年アルゼンチン共和国杯2着など、重賞で好走歴のあるマイネルウィルトス(父スクリーンヒーロー)がおり、血統的なスケールも十分。新装された淀のターフで重賞タイトルを獲得し、大舞台へと駒を進めたいところだ。
血統ではマキシ(栗東・辻野泰之厩舎、牡)も負けていない。母はエリザベス女王杯の勝ち馬ラキシスで、父は菊花賞を勝っているエピファネイア。京都での活躍が見込める血統構成だ。前走のフリージア賞の勝ち馬はのちのスプリングS2着馬ホウオウビスケッツで、2着だったサスツルギも次走で1勝クラスを快勝。他馬との比較でも、ここでやれてもおかしくはない。
サトノグランツ(栗東・友道康夫厩舎、牡)は、半兄に19年のホープフルS3着ワーケア(父ハーツクライ)。新馬戦こそ8着に敗れたが、その後は一戦ごとにレースぶりが良化している。距離の融通も利くタイプで舞台設定に不安はなく、3連勝で一気に重賞タイトル獲得を目指す。
他にも、鋭い末脚が武器のドットクルー(栗東・笹田和秀厩舎、牡)や、京成杯、毎日杯と小差の競馬が続くオメガリッチマン(栗東・安田翔伍厩舎、牡)など、楽しみな顔ぶれがそろった。
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