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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | 7 | 牝5 | 56.0 | C.ルメー | 栗 斉藤崇史 | 478(--) | 2.10.9 | 1.8 | 1 | 34.4 | ④④③④ | |||
2 | 1 | 1 | 牡5 | 58.0 | 坂井瑠星 | 栗 矢作芳人 | 524(-4) | 2.11.3 | 2 1/2 | 27.8 | 7 | 35.1 | ①①①① | ||
3 | 2 | 2 | 牝4 | 56.0 | 川田将雅 | 栗 高野友和 | 432(+10) | 2.11.4 | クビ | 3.5 | 2 | 35.0 | ②②②② | ||
4 | 7 | 10 | 牝5 | 56.0 | 戸崎圭太 | 美 国枝栄 | 480(0) | 2.11.7 | 2 | 6.7 | 3 | 35.2 | ⑤⑥⑥④ | ||
5 | 8 | 13 | 牡7 | 58.0 | 福永祐一 | 栗 辻野泰之 | 508(+4) | 2.12.1 | 2 1/2 | 16.6 | 5 | 35.7 | ②②③② | ||
6 | 8 | 12 | 牝6 | 56.0 | 岩田望来 | 栗 寺島良 | 460(0) | 2.12.2 | クビ | 79.6 | 9 | 34.9 | ⑫⑫⑪⑫ | ||
7 | 6 | 8 | 牡7 | 58.0 | 浜中俊 | 栗 中竹和也 | 482(+2) | 2.12.2 | クビ | 74.0 | 8 | 34.9 | ⑬⑬⑬⑩ | ||
8 | 7 | 11 | 牡5 | 58.0 | 池添謙一 | 栗 森田直行 | 486(0) | 2.12.2 | ハナ | 23.5 | 6 | 35.7 | ⑧⑨⑥④ | ||
9 | 6 | 9 | 牡4 | 58.0 | 武豊 | 栗 音無秀孝 | 470(-4) | 2.12.4 | 1 1/4 | 9.5 | 4 | 35.7 | ⑦⑥⑥⑧ | ||
10 | 4 | 4 | 牡6 | 58.0 | 和田竜二 | 栗 加用正 | 526(-6) | 2.12.8 | 2 1/2 | 246.8 | 13 | 36.3 | ⑤④③④ | ||
11 | 3 | 3 | 牝5 | 56.0 | 幸英明 | 栗 森田直行 | 344(-2) | 2.12.8 | アタマ | 153.9 | 10 | 35.7 | ⑩⑩⑩⑩ | ||
12 | 4 | 5 | セ6 | 58.0 | 酒井学 | 美 柄崎孝 | 462(-6) | B | 2.13.4 | 3 1/2 | 213.8 | 12 | 36.1 | ⑪⑪⑪⑫ | |
13 | 5 | 6 | 牡7 | 58.0 | 松若風馬 | 栗 池江泰寿 | 510(+8) | B | 2.13.6 | 1 1/4 | 195.3 | 11 | 36.7 | ⑧⑥⑥⑨ |
ラップタイム | 12.3 - 11.2 - 11.6 - 12.4 - 12.5 - 12.4 - 12.3 - 11.5 - 11.5 - 11.5 - 11.7 |
---|---|
前半 | 12.3 - 23.5 - 35.1 - 47.5 - 60.0 |
後半 | 58.5 - 46.2 - 34.7 - 23.2 - 11.7 |
■払戻金
単勝 | 7 | 180円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 7 | 110円 | 1番人気 |
1 | 350円 | 7番人気 | |
2 | 140円 | 2番人気 | |
枠連 | 1-5 | 3,030円 | 10番人気 |
馬連 | 1-7 | 2,780円 | 9番人気 |
ワイド | 1-7 | 920円 | 12番人気 |
---|---|---|---|
2-7 | 200円 | 1番人気 | |
1-2 | 1,170円 | 14番人気 | |
馬単 | 7-1 | 3,930円 | 12番人気 |
3連複 | 1-2-7 | 2,200円 | 8番人気 |
3連単 | 7-1-2 | 13,340円 | 44番人気 |
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土曜日の阪神芝のレース結果、近年の宝塚記念の結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間は火曜日に19.5ミリの雨が降ったものの、その後の雨量はゼロ。土曜日はお湿り程度の雨に見舞われたが、馬場に影響を与えるほどではなく、芝コースは終日良馬場(JRA発表)で開催された。
10R・水無月S(3勝クラス・芝1400m)の決着タイムは1分20秒9。この時季の阪神とすれば、決して遅い水準ではない。マズマズ走りやすいコンディションだったと推察される。
ただし、土曜日の結果を振り返ると、必ずしも内・前有利というわけではない。むしろ、隊列の中~外めからスムーズに進出した馬、あるいは内から中~外めへ上手にスイッチした馬の活躍が目を引いた。
土曜日施行の芝競走6鞍のうち5鞍で4角5番手以内の馬が勝利を収めているものの、2~3着には中団以降に位置した待機勢の食い込みも見られる。ゆえに、ペースひとつで差し馬も間に合う、脚質的な偏りの少ない馬場と捉えたほうがいいだろう。
日曜日開催中の降水確率は30%。雨が降らず馬場の含水率低下が進めば、内・先行の優位性が多少増す可能性はある。とはいえ、一気に状況が様変わりするとも思えない。従って、無理なく加速可能な位置を確保できそうな馬を上手に狙いたいところだ。
枠順については判断するに悩ましいが、揉まれないポジションからスムーズに進出する馬が有利という状況を踏まえると、真ん中より外めの枠が優位に働くことも考えられる。よって、5~8枠に対する意識を強めたほうがいいかもしれない。
血統的には過去5年の宝塚記念を検証すると、父サンデーサイレンス系の2連対に対し、父非サンデーサイレンス系が8連対。出走頭数の違いを考慮すれば、連対率の面でも後者が優位の状況にある。該当馬は今年も要注目といえよう。
また、G1もしくはG2のハイグレード戦で勝利経験のある6歳以下の馬が幅を利かせているのも、近年における宝塚記念の大きな特徴。直近5回、2着連対圏入りを果たした日本調教馬は、例外なくこの条件をクリアしている。血統面と合わせて押さえておきたいポイントだ。
今回の出走メンバーで、血統面と先述した馬場傾向(5~8枠)の要点をともに満たしているのは、⑦クロノジェネシス、⑨アリストテレス。従って当欄では、この2頭を連軸候補として推奨する。
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日曜日に行われる宝塚記念の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ユニコーンライオン【B】
栗東坂路併走。最後まで集中を切らすことなく駆け抜けた。リラックスしているし、鞍上の指示に対する反応も悪くない。この馬としては口向きも安定しており、状態は良さそう。テンションを維持できれば、怖い存在になるかもしれない。
②レイパパレ【B】
栗東坂路単走。やや脚さばきが硬く映るものの、追われてからの反応は素早く、鞍上の手ごたえに見合った動きはできている。初の2200m戦に臨むにしては、反応と前進気勢が過ぎるような気もするが、走りの質は高く、杞憂に終わる可能性もある。ぞんざいには扱えないだろう。
③メロディーレーン【D】
栗東坂路併走。中盤までは淡々と駆け上がっていたが、徐々にペースダウン。最後までひたむきに脚を伸ばそうとしているところは評価できるものの、G1で上位を狙えるほどの上積みがあるとは思えない。今回は様子見が妥当とみる。
④ワイプティアーズ【C】
栗東坂路単走。道中の走りは手前の切り替えも含めてスムーズだったが、しまいにかけての伸びは今ひとつ。鞍上のゲキにこたえるべく、懸命に前へ進もうとする姿は好感が持てるのだが……。この舞台で上位争いを演じるには、もう一段階上の変わり身がほしい。
⑤アドマイヤアルバ【C】
美浦坂路単走。それなりの時計を刻んだものの、首の動きが硬く、四肢だけで走っているように映る。手前の切り替えに手間取っていたのも気になるところ。よくて現状維持の範囲内という印象が強く、大望まではどうか。
⑥シロニイ【C】
栗東坂路併走。右手前1本ながらも、脚いろを乱すことなく、上々の上がりタイムを記録した。その一方、追われて頭が高くなる点は相変わらず。競り合いになった場合の不安は募る。上位争いに加わるには、展開や馬場など何らかの恩恵が必須といえよう。
⑦クロノジェネシス【B】
栗東CW併走。一旦かわした僚馬に再び追いつかれるような形でゴールしたが、先着することに重点を置いた調整ではないので、過度に不安視する必要はない。鞍上の手ごたえ以上に競る気配は示しているし、制御もしっかり利いている。及第点の仕上がりではないか。
⑧カデナ【B】
栗東坂路単走。最後は手前を戻して少し減速したが、単走ではいつもこんな感じ。全体的な動きとしては及第点の部類にある。左手前主導の走りから、右回り・阪神へのコース替わりはプラス。有力どころの動向次第では、浮上の余地があるかもしれない。
⑨アリストテレス【A】
栗東坂路併走。折り合い重視のメニューながら、テンポの良い走りを披露した。持ち前の回転鋭いフットワークで、力強く駆け上がる姿は見映えがする。ここ数走の最終追い時より制御がしっかり利いていることも好印象。いい雰囲気でレースに臨めそうだ。
⑩カレンブーケドール【B】
美浦坂路単走。前を行く僚馬の併せ馬を見る形で進める調整。手前の変換時にフォームが乱れる場面があったものの、立て直したあとの走りは至ってスムーズ。概ね自身のパフォーマンスは示している。順調とみていいだろう。
⑪モズベッロ【B】
栗東坂路併走。最後までしぶとく脚を伸ばし、体勢有利の形でゴールした。時計は地味だが、そもそも稽古駆けしないタイプ。いかにも体重がありそうな助手を背に、気勢を失うことなく走り抜いた点は評価できる。現状の力を出せる態勢とみたい。
⑫ミスマンマミーア【C】
栗東CW単走。リズム良く運んでいたものの、追われてからのハミ取りが悪く、伸びそうで伸びきれない。道中の体を大きく使った走りに能力を感じる一方で、操縦性の難しさも垣間見えた内容だった。得意の阪神でどこまでカバーできるかが焦点となろう。
⑬キセキ【B】
栗東坂路単走。やや重心が高く見えるが、活気は十分。大きなストライドで駆け上がる姿は目を引くものがあった。稽古映えする馬なので過度の評価はできないものの、雰囲気は決して悪くない。あとは本番で集中力を維持できるかどうか。そのあたりがポイントになりそうだ。
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アドマイヤアルバ・柄崎調教師「前走はブリンカーを着用し、ハンデも軽かった。今回は相手も強くなるので」
カデナ・中竹調教師「距離経験はあるし、折り合いもつく。湿った馬場でも頑張っているが、できれば良がいい」
カレンブーケドール・国枝調教師「ディープ産駒はあまり追い込まないことが大事。もう戦闘モードに入っている」
キセキ・辻野調教師「2年連続2着が示すように舞台適性は高い。スタートを決めて自分の力を出してくれれば」
クロノジェネシス・斉藤崇調教師「前走は強い競馬だった。海外遠征を経験して精神面でドッシリと成長してきた」
シロニイ・池江調教師「追い切りは集中して走れていた。いい状態をキープ。雨が降ってスタミナが生きるようなら」
ミスマンマミーア・寺島調教師「直線の脚を生かす自分の競馬をするだけ。相手は強いが、いい着順を目指したい」
メロディーレーン・森田調教師「中1週だが、疲労も取れて追い切りの動きは良かった。前めで粘るような形が合う」
モズベッロ・森田調教師「状態は戻った。上位の牝馬は道悪が得意なので、差を縮めるためには良馬場のほうがいい」
ユニコーンライオン・矢作調教師「しまいをしっかりやった。状態は落ちていないし、秋につながるレースを」
レイパパレ・高野調教師「最高のコンディション。馬の能力を信じて、乗りやすい状態にしてジョッキーに託したい」
ワイプティアーズ・和田竜騎手「距離は少し長いが、馬場は問わない。ビュッとした脚がないので消耗戦になれば」
(夕刊フジ)
★宝塚記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
2011年以降の3着以内30頭の馬齢をみると、4歳から7歳の間で収まっている。ただし、7歳の好走は香港から参戦したワーザー(2018年2着)の1例だけ。高齢の日本調教馬に手を出すのはリスクが高い。
(減点対象馬)
⑥シロニイ ⑧カデナ ⑬キセキ
前走(前走が未計量の場合は2走前)の馬体重については、牡・せん馬なら450キロ以上、牝馬であれば430キロ以上がひとつの目安。2011年以降の3着以内全馬がこの条件を満たしていた。
(減点対象馬)
②レイパパレ ③メロディーレーン
2011年以降、近4走とも国内の1600~2400m戦に出走し、いずれも敗れていた馬の連対例は皆無。加えて、近3走とも同年の2400m以上戦を使用していた馬は、その3走内にG1 2着内歴がある馬を除くと連対ゼロ。該当馬は評価を控えめにしたい。
(減点対象馬)
③メロディーレーン ④ワイプティアーズ ⑤アドマイヤアルバ ⑥シロニイ ⑧カデナ ⑫ミスマンマミーア
2011年以降、近2走続けて国内戦に出走し、ともに8番人気以下だった馬の好走例はなし。また、前走が国内戦で2ケタ人気だった馬も連対ゼロと、今ひとつの結果に終わっている。
(減点対象馬)
④ワイプティアーズ ⑤アドマイヤアルバ ⑥シロニイ ⑧カデナ
2011年以降の2着以内全馬にG1もしくはG2での優勝経験があった。G3より下のクラスに勝ち星が偏っている馬は苦戦が続いている。
(減点対象馬)
①ユニコーンライオン ③メロディーレーン ④ワイプティアーズ ⑤アドマイヤアルバ ⑥シロニイ ⑩カレンブーケドール ⑫ミスマンマミーア
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U指数二桁順位の激走も定期的に見られ、指数順にシンプルに買って攻略できるレースではないが、糸口がまったくないわけではない。低指数の馬が何頭も上位に来るケースはほとんどなく、日本初出走の香港のワーザーが2着に入った2018年を除き、過去5年はU指数100以上の馬が2頭以上馬券に絡んでいる点で共通するからだ。指数100以上のなかから軸馬を選んで馬券を組み立てていくのがセオリーとなる。
今年の出走馬で100以上の指数をマークしているのは4頭。4位と5位の間には2.5という大きな指数差が発生しているので、今年のトップ4は能力的に抜けていると評価することができる。例年の傾向通り、このなかから2頭以上が3着以内に入る可能性は相当高そうだ。2019年のようにU指数100以上の馬が1~3着を独占するかもしれない。
よってここは素直に、1位の⑦クロノジェネシス(104.1)、2位の②レイパパレ(102.6)、3位の⑬キセキ(101.8)、4位の⑩カレンブーケドール(100.9)の名前を挙げておく。牝馬3頭は人気サイドなので、点数はできるだけ絞りたいところだ。
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現行コースで施行されるようになった2007年以降、ステイゴールドが種牡馬として5勝を挙げる活躍をみせているが、これは宝塚記念の歴史のなかでも最多となる記録(次点はヒンドスタンの4勝)。また、ステイゴールド産駒のゴールドシップが宝塚記念史上初となる2連覇(2013・2014年)を達成している。
近年の宝塚記念はMill ReefやRiverman(どちらも父がNever Bend、母がPrincequilloの直系)を内包する馬が顕著な活躍を見せており、昨年も父ディープブリランテを介してRivermanの血を引くモズベッロが12番人気3着と大駆けしていた。なお、広義的に見ればNever Bendの血脈を抱える馬が6連覇中で、昨年の勝ち馬クロノジェネシスにおいても母の父クロフネで条件を満たす。
クロノジェネシスは、父バゴ×母クロノロジスト(母の父クロフネ)。半姉ノームコアは20年香港カップなど重賞5勝(うちG1を2勝)。本馬はバゴ産駒にもかかわらず32秒台の上がりが使えたり、高速馬場にも道悪にも対応できたり、若駒のときから平均点の高い万能型として活躍してきたが、悪く言えば器用貧乏になりがちなタイプは総じて非根幹距離を得意とする。デビュー時から馬体重は30kg近く増え、近走のレースぶりからもバゴ産駒らしい充実した成長曲線を描いているだけに、史上2頭目の宝塚記念2連覇にも期待が持てそうだ。
ユニコーンライオンは、父No Nay Never×母Muravka(母の父High Chaparral)。半兄The Wow Signalは14年モルニ賞-仏G1[芝1200m]の勝ち馬で、近親には96年プールデッセデプーリッシュ-仏G1[芝1600m]を勝ったTa Ribがいる血統。父系や牝系はスピード優位な印象となるが、本馬は欧米の中長距離で活躍した母の父High Chaparralの影響を感じさせるところがあり、前走鳴尾記念も後半のロングスパートには目を見張るものがあった。なお、そのHigh Chaparralの血統構成もSadler’s Wells×Darshaan(Mill Reef系)とレース傾向に合致する。
モズベッロは、父ディープブリランテ×母ハーランズルビー(母の父Harlan's Holiday)。冒頭でも述べたとおり、本馬は昨年の宝塚記念で12番人気3着と波乱を演出しており、ディープブリランテの母ラヴアンドバブルズがRivermanの直系となる。本馬は前走大阪杯でも上がり3F最速タイの末脚を駆使して6番人気2着と好走していたが、やはり道悪のG1ではノーマークにできない存在にほかならない。今回も台風5号の影響で馬場の悪化が見込めるのであれば、上位人気馬の一角を崩す可能性は十分にありそうだ。
編集部(以下、編) さぁ、上半期の中央競馬を締めくくる大一番の宝塚記念です。
新良(以下、新) 今年は強い牝馬が揃って楽しみな一戦になりましたね。
編 しかも、有力馬の乗り替わりがいくつかあります。新良さんとしても、予想のしがいがあるでしょう。
新 継続騎乗の馬が上位3着を独占というのはなさそうな雰囲気ですので、馬券に絡んでくる乗り替わり馬をしっかりチョイスできるように全力を尽くします。
編 このレースの乗り替わりで、おおいに注目されているのは……。
新 1番人気確実のクロノジェネシスですよね。
編 はい。主戦の北村友一騎手のケガによる長期戦線離脱で、ルメール騎手が跨ることになりました。
新 北村友騎手は残念なことになりましたが、クロノジェネシスの実績とノーザンファーム陣営における騎手の序列を考えたら、ルメール騎手に手綱が回ってくるのは当然といえるでしょうね。
編 では、やはりこの馬が狙い目になりますか?
新 いえ、私はクロノジェネシスではなく、スコフィールド騎手から福永祐一騎手に乗り替わる⑬キセキに注目しています。
編 おお、なかなか渋いチョイスですね。推奨根拠をお聞かせください。
新 まず、クロノジェネシスを選ばなかった理由は、ルメール騎手のレース相性の悪さにあります。宝塚記念で活躍しているイメージはありますか?
編 言われてみれば、全然ないです。
新 もともと阪神芝2200mはルメール騎手にしてみれば乗れていないコースで、宝塚記念に至っては一度も馬券に絡んだことがありません。
編 そうなんですね! 驚きです。
新 しかも近年は、サトノダイヤモンド、レイデオロ、サートゥルナーリアと、1~2番人気の馬を飛ばしまくっています。苦手意識もあるでしょうし、間違いなく過信はできない状況です。
編 なるほど。対する福永騎手は?
新 福永騎手も宝塚記念ではイマイチなんですが、近年騎乗してきたのは、ワグネリアン、ヴィブロス、シュヴァルグラン、ヴィルシーナなど、非根幹距離を苦手とする友道厩舎の馬ばかりで、1~2番人気になったことはありません。
編 完全に取りこぼしている感のあるルメール騎手に対し、福永騎手はまだ酌量の余地があると。
新 そういうことです。阪神芝2200mのコース勝率は、2017~2019年が22.2%、2020年以降が20.0%と優秀ですので、苦手意識は持っていないと思います。
編 そこに、2年連続2着のキセキが回ってきて、新良さんはチャンス十分と判断されたわけですね。
新 はい。テン乗りではなく今回が2回目で、前回騎乗時は勝利しています。そこも加点材料のひとつですね。
編 馬は7歳になりましたが、上がり目はあるでしょうか?
新 以前所属していた角居勝彦厩舎が解散し、辻野泰之厩舎に転厩して3戦目になりますが、馬の仕上がり的にもレース内容的にも、質は上がってきている印象を受けます。終わったと見せかけて、突如激走するタイプの馬ですしね。警戒は必要でしょう。
編 確かに、人気を落としての再好走を繰り返していますからね。
新 過去10年で7勝を挙げている8枠に入った点も好感が持てます。先週は同門(角居厩舎出身)の吉岡辰弥調教師が、スマッシャーでユニコーンSを制しました。辻野調教師も「負けていられない」という気持ちが強いでしょう。
編 2度あることは3度ある、になるでしょうか。キセキの走りに注目したいと思います。
上半期の中央競馬を締めくくるグランプリレースで、長距離路線、マイル中距離路線を戦ってきたトップホースが一堂に会す。古くはシンザン、スピードシンボリ、ハイセイコー、トウショウボーイなど、優勝馬の欄には往年の名馬の名前がズラリ。第29回(1988年)は昭和から平成にかけてオグリキャップとともに“芦毛対決”で競馬シーンを盛り上げたタマモクロスが勝ち、第31回(1990年)にはそのライバルだったオグリキャップが単勝1.2倍の断然人気を背負いながらまさかの2着に敗れる“事件”が起きた。また、第32~34回(1991~1993年)にかけては、メジロライアン、メジロパーマー、メジロマックイーンと異なるメジロ勢が3連覇するという珍しい記録が生まれている。第39回(1998年)は絶頂期のサイレンススズカが逃げきって待望のG1タイトルを獲得。第42回(2001年)は、ずっと後塵を拝してきた宿敵テイエムオペラオーをメイショウドトウが初めて撃破したことで、おおいに盛り上がった。第47回(2006年)はディープインパクト、第53回(2012年)はオルフェーヴルと、3冠馬が貫禄の勝利。そしてゴールドシップが、第54~55回(2013~2014年)と史上初の連覇を達成。第61~62回(2020~2021年)はクロノジェネシスが史上2頭目の連覇を達成した。
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