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【菊花賞】血統診断

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 過去10年の優勝馬10頭中、9頭の父か母の父がサンデーサイレンス系。スタミナの裏付けが必要なのは当然ながら、近年は長距離戦もスピードアップしており、SSの血を持った馬が優勢だ。

 母の父SSのダービーフィズを最上位にみる。父ジャングルポケットはダービー馬で、2008年の覇者オウケンブルースリや、10年春の天皇賞馬ジャガーメイルを出しており、長距離GIに実績がある。伯父のマンハッタンカフェは3歳夏~秋に急成長して01年の菊花賞を制しており、母系は成長力抜群。広い京都外回りに替わるのもいい。

 ケイアイチョウサンは、一昨年オルフェーヴル、昨年ゴールドシップと2年連続で優勝馬を出しているステイゴールドの産駒。伯父にダート長距離GIIを2勝したアルアランがおり、母系もスタミナがある。

 ディープインパクト産駒のラストインパクトは、母の半兄に1993年の菊花賞を制したビワハヤヒデ、94年の3冠馬ナリタブライアンがいる血統背景で、スタミナと底力の裏付けは十分。さらに母系からは今年のダービー馬キズナが出ており、活力もある。

 エピファネイアは父が有馬記念を連覇したシンボリクリスエス。母はオークスシーザリオで、その父スペシャルウィークは99年春の天皇賞を勝っている。祖母の父に欧州の名種牡馬サドラーズウェルズの名もあり、クラシック向きの血統構成で、長距離にも十分対応できる。

 ヤマイチパートナーは母の父がスタミナと粘り強さを伝えるリアルシャダイ。08年の2着馬フローテーションの母の父で、父として92年の菊花賞ライスシャワーを筆頭に一流ステイヤーを多く出した。祖母の父のシーホークなど、母系には長距離に強い種牡馬が配合されており、持久力勝負は歓迎だ。

 バンデは父オーソライズドがモンジュー産駒の英ダービー馬で、半兄に香港ヴァーズを連覇したドクターディーノがいるなど、父、母系ともにスタミナと底力に優れる。タフな消耗戦で持ち味を発揮するタイプで、距離延長はプラスに働く。 (血統取材班)

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