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【ズバリ!調教診断(水曜追い切りチェック)】有馬記念2021 反応抜群のエフフォーリアを単独A評価!

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【ズバリ!調教診断(水曜追い切りチェック)】有馬記念2021 反応抜群のエフフォーリアを単独A評価!

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は有馬記念・調教予想(水曜版) をお届けします!


日曜日に行われる有馬記念の登録馬の水曜追い切りについて、1頭ずつシンプルに考察していきます。予想の際にお役立てください。なお、出走馬確定後に最終版記事を改めて掲載します。

※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階

アカイイト【B】
栗東坂路単走。舌を出しながらの走りだが、気負いが過ぎる面のある同馬にとっては適度に力が抜けていいのかも。実際、鞍上の指示に応えて手前をきっちり替えているし、四肢のさばきも滑らか。踏み込みも力強い。しまいのラップもある程度のところでまとめており、この馬なりに順調と判断したい。


アサマノイタズラ【B】
美浦南W併走。前走の菊花賞は制御に苦労。それを思えば僚馬が前に出ても気負わず、やり過ごせていた点は好感。走り自体に硬さは見られず、この馬とすれば四肢の可動域が広くトビも高い。折り合い面の不安は少し残るが、調子自体は良さそう。本番でも落ち着いて追走できれば、浮上の余地は十分にある。

アリストテレス【B】
栗東坂路併走。緩めの内容ながら、行きたがる素振りを出さず落ち着いて登れている。ここ数回のG1では稽古でしっかり動くも、本番は折り合いを欠いて不発というパターンが続いているので、むしろこうした調整のほうがいいのかも。回転力が勝る脚さばきになっていることも中山のG1へ臨むにあたり悪くはない。軽くは扱えない1頭だ。

ウインキートス【C】
美浦坂路併走。テンション面を考慮して、全体時計を控えたソフトな内容。少し重心の高い走りは相変わらずだが、身のこなしは柔らかく、四肢のさばきも力強い。ただ、これくらいの動きは常に見せる馬だし、抑え込んで気分良く走らせなかったことが好結果につながるかどうかは疑問。今回は期待よりも不安のほうが大きい。

エフフォーリア【A】
美浦南W併走。最後まで右手前のままだったものの、3頭併せの真ん中でもムキにならずに落ち着いていた点は好感。ゴーサインに対する反応も抜群だった。ストライドは天皇賞(秋)当時のほうが広かったかもしれないが、脚元の力強さとグリップ力、走り全体の重厚感は明らかに今回のほうが上。中山仕様の形にきっちりつくってきた印象を持つ。

エブリワンブラック【D】
栗東CW単走。重心がやや高く、頭の振り幅も狭い。そのため、前肢の出がゴトゴトしているように映る。折り合いの感じは良さそうなので、距離自体はこなせそうだが、稽古の姿からグランプリの舞台で通用するかどうかについては疑問符が付く。周りに惑わされず、自身のペースで運んで一つでも上の着順を、といったところか。

キセキ【C】
栗東CW単走。この馬とすれば適度に力が抜けて、ゆったりと運べている。ただ、胸前と首が上ずっているような感じで全体的に重心が高め。そのぶん、いつもよりストライドが縮まっているように映る。ゴール後も追って負荷をかけるなど、意欲的に攻めている点は評価できるも、大きな変わり身まではどうか。

クロノジェネシス【B】
栗東CW併走。重心を低く保ち、四肢のさばきも素軽い。ギアが上がってからの脚どりもしっかりしていた。僚馬に並ぶまでに時間を要しているのは気になるが、抜かせない調整を多く施してきた馬なので、致し方ない面はある。雰囲気は決して悪くなく、及第点の仕上がりではないか。

シャドウディーヴァ【C】
美浦南W単走。コーナーを軽快なステップで回り、直線に入ってからもキビキビと動けている。ただ、右手前主導の走りで、この馬とすれば完歩も小さめ。キャリアを重ねるにつれ、そうした傾向が強まってきているように思える。その点を踏まえると、右回りの長丁場がフィットするかどうか。積極的には手が出ない。


ステラヴェローチェ【B】
栗東CW併走。重心を低く保ち、四肢の運びも滑らか。1週前追い切りと比べて、手前の切り替えも大分マシになった。しまい重点の調整とはいえ、それなりに我慢は利いているし、追えば伸びそうな余力も残している。仕上がり自体は悪くないので、あとは実戦で集中力を維持して走り切れるか否か。その1点に尽きよう。

タイトルホルダー【B】
美浦南W併走。春先までは完歩の大きさが目立つ馬だったが、前走の中間あたりから四肢をかき込むような走りに変わりつつあった。それが阪神内回りで行われた菊花賞制覇の一因になったものと考えられる。ムキになる面を出すなど、操縦性が難しい部分はあるものの、動きの質は前回と似たような感じ。中山の内回りが舞台のここは、引き続き警戒が必要だろう。

ディープボンド【B】
栗東CW単走。ハミの取り方が浅く、若干ズブい気配は出ているが、元来そういう馬だし、これでも素軽く走れているほう。持ち前の大きなストライドは健在で、推進力も前方にしっかりと伝わっている。上がりの速い競馬になった時に置かれる懸念は残るものの、底力を要する展開、馬場になれば、台頭の余地はおおいにある。

パンサラッサ【B】
栗東坂路単走。後肢が少し甘く、急坂のある中山で競る競馬になると心配。一方、前肢の出はしっかりしており、回転力が高く力感も十分。その点を踏まえると、内回りコース自体は向きそうな走りではある。楽に好時計を刻んでいるあたり、状態は良さそうなので、あとは単騎で消耗少なく運べるかどうか。それが焦点となろう。

ペルシアンナイト【C】
栗東CW単走。頭の位置こそ高めだが、前肢を効果的に使い、力強く馬場を掴んで進む道中の姿は年齢的な衰えを感じさせない。ただ、ひと頃と比べると走りが小さくなったような気も。そのぶん、迫力も薄れてきている印象を持つ。それなりのパフォーマンスを示すかもしれないが、善戦の域を超えるイメージまでは浮かんでこない。

メロディーレーン【C】
栗東坂路単走。中盤あたりまでは淡々と登っていたが、体重のありそうな鞍上が負担なのか、徐々にペースダウン。小柄な身体を精一杯使い、最後まで懸命に脚を伸ばそうとするところは評価できるも、G1で勝ち負けに持ち込めるほどの上積みがあるとは思えない。過度の期待まではどうか。

モズベッロ【B】
栗東坂路単走。しまいが甘くなるところは変わらないものの、ここ数走の中間時に見られたモッサリとした面がなくなり、行きっぷりが随分と良くなった。手前の切り替えにモタつくなど、まだ良化の余地は残しているが、使いつつ状態が上向いているのも確か。展開や馬場が向けば出番があってもいい。

ユーキャンスマイル【C】
栗東芝併走。前回の中間時よりは素軽さが増し、それなりに速い時計を刻んできた。反面、いい時に比べると後肢の甘さが目立ち、力強さが足りないように思える。右手前主導の走りも相変わらずで、今回の舞台が適しているとは言い難い。歴戦のキャリアでどこまでカバーできるか。



【調教予想からの注目馬】
エフフォーリア

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