【北九州記念】斬って捨てる!2018年8月19日(日) 10:07
【北九州記念】ズバリ調教診断!2018年8月18日(土) 16:30
日曜日に行われる北九州記念の出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①ゴールドクイーン
1週前に栗東坂路でビッシリと追われ、及第点の時計をマーク。小倉入厩後に行われた今週の追い切りはダートコースで流す程度の内容だったが、マズマズの動きを見せた。少し踏み込みが浅い点は気になるが、許容範囲の部類。順調とみていいだろう。
②ツィンクルソード
栗東CWで行われた1週前追い切りでは長めから上々のラップを計測。同じくCWで実施した最終追い切りは上がり重点の内容でマズマズの時計を記録した。とはいえ、好調時は4F50秒台のラップ刻んでくる馬。その点を鑑みると、まだ本調子にはない印象を受ける。
③ダイアナヘイロー
1週前に栗東坂路で4F51秒4、ラスト1F12秒0の好タイムを計測。小倉入りして行われた今週の本馬場追い切りでは、ラスト1F11秒ソコソコの好ラップをマークしているように、状態面の不足はない。あとは当日の落ち着き具合が好凡走のカギを握る。
④ナインテイルズ
最終追い切りは栗東坂路でビッシリと追われて、2F23秒8、1F11秒9という抜群のラップを計測。パワフルな脚捌きには目を見張るものがある。坂路巧者なので額面以上の評価はしづらいものの、いい状態であることは疑いようがない。
⑤アレスバローズ
少し間隔は開いたが、2週前、1週前と栗東坂路で速い上がり時計をマーク。今週の追い切りでもラスト1F12秒0の好ラップを計測した。頭の高い走りで集中力を欠くシーンも見られるが、同馬にとってはいつものこと。及第点の仕上がりと言えよう。
⑥セカンドテーブル
この中間は栗東CWで入念に乗り込まれ、2週前にはラスト1F11秒ソコソコの好ラップを計測。小倉に移動して行われた最終追い切りは流す程度の軽い内容だったが、前回もCWで似たような調整を施し、3着入りしているのだから、大きな問題ではない。好調キープとみる。
⑦アンヴァル
約3カ月ぶりの実戦となるが、併せ馬を中心に丹念な乗り込み。1週前に栗東坂路でラスト1F12秒0の好ラップをマーク。栗東Pで実施した最終追い切りでもマズマズの時計を記録した。一方で、肝心の動きは今ひとつ。反応が鈍いうえに、最後は併走馬に手応えで大きく見劣る始末。良化途上の感は否めない。
⑧アクティブミノル
この中間は栗東坂路で緩めの調整。とはいえ、この馬にしては全体時計が遅く、終いの伸び脚も物足りない。調教内容を検証する限り、近走と比べて良い意味での変化は見受けられず、大きな変わり身まではどうか。
⑨ラブカンプー
今週の追い切りは、前回の最終追い切り時と同様に栗東坂路でダイメイプリンセスと併せ馬を実施。ここまではいいのだが、かなり行きたがる面が出たうえに、終いは大失速と散々な内容。好調時はもっと踏ん張りが利く馬だけに、物足りない印象を受ける。
⑩グレイトチャーター
栗東坂路で実施した最終追い切りでは、2F24秒5、ラスト1F12秒2の好ラップを計測。少し前進気勢に欠けるところは気がかりだが、最後までしっかりと脚を伸ばしていることについては好感が持てる。マズマズのデキとみていいのではないか。
⑪ダイメイプリンセス
栗東坂路で行われた今週の追い切りは、上がり重点の内容でラスト1F12秒2の好ラップを計時。併走相手のラブカンプーを一蹴した。前回の最終追い切り時よりも全体時計は遅いが、ラップの踏み方を確認する限り、デキ落ちはなさそう。好ムードであることは間違いない。
⑫スカイパッション
中2週ながらも栗東坂路で順調にメニューを消化。とはいえ、内容に目立つものはなく、最終追い切りもラスト1Fこそ12秒1のラップを刻んできたが、メイチで追われたことを勘案すると全体時計は凡庸そのもの。上昇は感じられず、相手強化の重賞では厳しい。
⑬トウショウピスト
この中間は栗東CW主体に調整。2週前、1週前と長めから及第点の時計を記録。最終追い切りでもバランスのとれた好ラップをマークした。いい頃と比べて気勢に欠ける部分は否めないが、少なくともここ数走よりはマシ。気配は着実に上昇している。
⑭アサクサゲンキ
栗東坂路で行われた最終追い切りではアードラーと併せて追走先着。1~2週前にもマズマズの時計を記録しているように、少なくとも状態面についての不安はない。現状の力を発揮できる仕上がりとみていいだろう。
⑮ナガラフラワー
栗東CWで行われた今週の追い切りでは、余力残しで上々の伸び脚を披露。走りやすいコンディションとはいえ、まとまりのあるフォームで駆け抜けるさまはなかなかのもの。馬体も悪くなく、いい状態をキープしているのではないか。
⑯ナリタスターワン
この中間は栗東CWで乗り込み入念。1週前に長めからビッシリと追われ、4F50秒割れ、ラスト1F11秒台の好ラップをマーク。今週の追い切りでも、ほぼ同様のラップを刻んできた。グイグイと脚を伸ばすさまは迫力十分。最終追い切りの動きだけなら、前回以上と判断できる。
⑰フミノムーン
栗東坂路で行われた1週前追い切りではマズマスの時計を記録。しかし、同じく坂路で実施した最終追い切りでは、全体時計こそ51秒6を計測したものの、ラスト1Fは13秒1と失速気味。好調時はもう少しバランスのとれたラップを刻んでくる馬。よって、調教面からの強調材料は少ないと言わざるを得ない。
ウマニティ重賞攻略チーム |
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【北九州記念】厩舎の話2018年8月17日(金) 05:02
◆アクティブミノル・北出師 「先週速い時計を出したので、今週は軽めで。理想は逃げる形」
◆アサクサゲンキ・音無師 「発馬を決めて中団につけてほしい」
◆アレスバローズ・角田師 「装鞍所や返し馬もスムーズになった。精神面の成長が大きい」
◆アンヴァル・助田助手 「体が大きくなっている。距離は一番合う」
◆グレイトチャーター・野田助手 「しまい重点で、いい動き」
◆ゴールドクイーン・坂口助手 「小倉滞在でふっくらして落ち着きもある。ハンデもいい」
◆スカイパッション・中村助手 「動きは良かった。いい意味でのピリピリ感も出てきた」
◆ダイアナヘイロー・大根田師 「早めに小倉に滞在させて体つきはいい。調教も良かった」
◆ダイメイプリンセス・森田師 「前走後に少し疲れはあったが、今はいい状態。この距離でも3勝している」
◆ツィンクルソード・松永昌師 「去勢明けの前走で減っていた体重は戻ってきている」
◆トウショウピスト・角田師 「動きは良かった。体調面はいい」
◆ナインテイルズ・中村師 「坂路で無理せず好時計が出る。今は本当に状態がいい」
◆ナガラフラワー・高橋亮師 「馬なりでサッとやって、動きは良かった。展開ひとつ」
◆ナリタスターワン・高橋亮師 「先週は少し重い感じだったので、しまいをしっかりやった」
◆フミノムーン・国分優騎手 「具合は変わりない。枠次第で一発を狙える力はある」
◆ラブカンプー・森田師 「この馬なりに動いている。先手を取った方がいいのかもしれない」
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